JPS6347990B2 - - Google Patents
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- JPS6347990B2 JPS6347990B2 JP19373286A JP19373286A JPS6347990B2 JP S6347990 B2 JPS6347990 B2 JP S6347990B2 JP 19373286 A JP19373286 A JP 19373286A JP 19373286 A JP19373286 A JP 19373286A JP S6347990 B2 JPS6347990 B2 JP S6347990B2
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Landscapes
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
- Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は、溶融金属収納鍋(以下単に鍋という
ことがある)におけるワーク煉瓦の残厚を、正確
に推定することができることによつていわゆる鍋
下しまでの処理回数(実質的な鍋寿命)を延長す
ることができるワーク煉瓦の残厚推定方法に関す
るものである。 尚上記「処理」としては、溶銑予備処理、精
錬、脱ガス、介在物の形態制御、一時的貯留等の
様に広範な意味で用いられるものであり、従つて
溶融金属収納器についても、予備処理炉、転炉、
VOD炉、AOD炉、RH又はDH脱ガス容器、混銑
車、取鍋、装入鍋等を包含するものである。 [従来の技術] 鍋のワーク煉瓦残厚を測定する方法としては、
遠赤外レーザーを用いる方法が汎用されている。
これは、ワーク煉瓦装着直後(新品段階)におけ
る鍋の内径Dpを遠赤外レーザーによつて予め求
めておき、一方何回か(n回とする)使用した後
における内径Doを遠赤外によつて求め、上記Dp
とDoとの差に基づいてワーク煉瓦の損耗進行状
況を把握し残厚を計算するものである。 [発明が解決しようとする問題点] 遠赤外レーザーによつて内径Doを正確に求め
る為には、鍋の温度を下げることによつて空気の
ゆらぎ(かげろう現象)を少なくしてやることが
必要である。ところが、上記鍋温度を低下させる
にはかなりの長時間を要するから、遠赤外レーザ
ー装置を用いて測定する場合は鍋操業の連続性を
妨げて生産性に重大な悪影響を与えると共に、せ
つかく高熱に高められている鍋をいつたん冷やし
た場合には、たとえ残厚が十分であつて未だ寿命
がきていないと判断されたとしても鍋の再予熱の
為に膨大な熱源を必要とし、熱経済的に見て採算
ベースに合わなくなる。この様な状況であるから
遠赤外によつて残厚を測定することはできれば回
避したいという気持になり、測定時期が先延ばし
になることが多く、残厚が少なくなつているのに
気付くのが遅れて大変危険であつたり、或いは残
厚測定を行なつた結果、残厚が残り少ないと分か
つたときは、再予熱して頑張るよりも新しい耐火
壁に張り換えた方が却つて得であるという風に判
断されることもあり、鍋の寿命がまだ終つていな
いのにその段階で寿命と判断し、実効寿命を短く
してしまつているといつた問題があつた。 従つて、殊更遠赤外レーザー法を用いなくて
も、鍋操業上支障のない精度の測定を可能とする
様な方法の開発が望まれる様になつてきている。
尚耐火壁の損耗が進んで来ると鍋内容積が拡大さ
れるので、湯面の低下程度を目視推測し、これに
よつておおよその残厚を推定するという方法もな
いではないが、各チヤージ毎の注湯量自体が一定
でない以上、湯面の低下原因を直ちに耐火壁の損
耗に結びつけることの誤りは容易に理解されると
ころである。 本発明はこうした事情を憂慮してなされたもの
であつて、目視であつても鍋のワーク煉瓦残厚を
正確に推定でき、これによつて鍋下しまでの処理
回数を実質的に増やすことのできる方法を提供し
ようとするものである。 [問題点を解決する為の手段] 本発明に係るワーク煉瓦残厚の推定方方法と
は、溶融金属収納鍋におけるワーク煉瓦の残厚を
推定する方法であつて、ワーク煉瓦の配列途中
に、該ワーク煉瓦よりも溶損速度の小さい標識煉
瓦を設け、標識煉瓦のワーク煉瓦からの突出量を
目視測定することによつて、ワーク煉瓦の残厚を
推定するところにその要旨が存在するものであ
る。 [作用] 本発明においては、第1図に示す如くワーク煉
瓦1の配列途中に該ワーク煉瓦1よりも溶損速度
の小さい標識煉瓦2が設けられる。この標識煉瓦
2の溶損速度は上記の如くワーク煉瓦1のそれよ
りも遅いので、例えば精錬回数を重ねているうち
にワーク煉瓦1の方が優先的に損耗し、上記標識
煉瓦2がワーク煉瓦1から突出した第2図の様な
状態になる。尚3はフリーボード、4はスラグラ
イン、5は底煉瓦、6は鉄皮である。本発明方法
は、この突出量ΔYを目視測定することによつて
ワーク煉瓦残厚を推定するところに特徴を有する
ものである。 但し上記推定に当たつては、標識煉瓦とワーク
煉瓦の損耗挙動差を正しく承知することが必要と
なる。即ち標識煉瓦が実質上損耗しないものなら
ば、上記ΔYがワーク煉瓦の損耗量をそのまま表
わしていることになるが、標識煉瓦も損耗してい
くことが避けられない場合は、予め単位チヤージ
数(例えば5回とか10回)当たりの標識煉瓦の平
均損耗量を承知しておき、ΔYにその損耗量をプ
ラスすればワーク煉瓦の損耗量が与えられる。ま
た標識煉瓦とワーク煉瓦の損耗量挙動差を予め承
知しておけば、ΔYをその挙動差によつて補正す
ることによりワーク煉瓦の損耗量を知ることがで
きる。こうしてワーク煉瓦の損耗量からワーク煉
瓦の残厚を推定するのである。 この様に残厚の正確な推定が可能となつたこと
によつて下記の如き利点が発揮される。 従来であれば鍋の寿命がくるかなり前であると
予想される鍋であつても、安全を見て即ち残厚に
かなりの余裕をもたせて、鍋下しをしていた。と
ころが、本発明の如く正確な残厚推定ができる様
になると、残厚に余裕をもたせる必要はないか
ら、残厚の限界近くまで鍋を使用することがで
き、結局鍋下しまでの精錬回数を増すことができ
る。 尚上記標識煉瓦の取り付け位置や個数について
は、特段の制限を受ける訳ではないが、下記の如
き様式を挙げることができる。 (1) 第3図aに示す様に、鍋7の円周方向に沿つ
て連続的に標識煉瓦2を配列する。尚標識煉瓦
2の設けられる高さについては特に制限はな
い。しかし上部に設ける方が目視し易いという
点で好ましい。 (2) 第3図bの如く標識煉瓦2とワーク煉瓦1を
交互に配列する。但しこれらの煉瓦は熱膨張係
数が互いに異なるので、精錬中にいわゆる目地
開きが生じ、場合によつては煉瓦が抜け落ちる
こともある。従つて第3図bの如く交互に配列
する場合にはこのことに注意しなければならな
い。 (3) 第3図cの如く2個の標識煉瓦2が互いに対
向する様に配列されていても良く、この場合は
標識煉瓦2が少なくてすむ。 (4) 第3図dの如く1箇所だけに設ける。この様
に1箇所であつても十分に目視測定の目安とな
る。 (5) 以上は標識煉瓦2の高さが一定である場合で
あつたが、高さを種々変化させて上記(1)〜(4)の
配列を行なうことを排除する訳ではない。 ところで上記標識煉瓦2及びワーク煉瓦1の材
質については特に制限はないが、標識煉瓦として
MgO−C、ワーク煉瓦としてAl2O3−Cを例示す
ることができる。 以上の様に本発明方法は、鍋下し時期判断の目
安として標識煉瓦を導入すると共に、該標識煉瓦
の突出長さを目視することによつて鍋下し時期判
断の正確化を達成したものである。ここに該鍋下
し時期判断の目安となる標識煉瓦突出量の求め方
及び鍋下し時期判断方法についてその一例を示す
と次の通りである。 (1) まず所望の精錬条件(精錬温度、精錬量、精
錬時間)におけるワーク煉瓦及び標識煉瓦の溶
損速度を夫々求めておく。尚ここではその値
を、ワーク煉瓦:a1〜a2mm/回、標識煉瓦:b1
〜b2mm/回とする。尚a1,b1は最小と考えられ
る値、a2,b2は最大と考えられる値である。但
しa2>a1>b2>b1とする。 (2) ワーク煉瓦及び標識煉瓦の精錬前における厚
みを夫々A及びB(但しB≧A)とすると、ワ
ーク煉瓦の残厚y1及び標識煉瓦の残厚y2は夫々
次の式で表わされる。 y1=A−(a1〜a2)n …… y2=B−(b1〜b2)n …… 但しnは精錬回数を示す。 尚第4図はこれらの関係を図示したものであ
る。 (3) ここでワーク煉瓦と標識煉瓦との残厚差ΔY
[ΔY=y2−y1=(B−A)+{(a1〜a2)−(b1〜
b2)}n]を計算してみると、これは、 [(B−A)+(a2−b1)n] 〜[(B−A)+(a1−b2)n] …… の範囲内の値であることが分かつた(なぜなら
y2=B−b1nとy1=A−a2nとの差が最小値、y2
=B−b2nとy1=A−a1nとの差が最大値である
から)。 (4) ところで鍋は、ワーク煉瓦の残厚が大略Cmm
に及んだときにその寿命に達し鍋下しの必要性
があるものと判断される。上記Cは経験上知得
されている値である。 (5) このCを、y1=A−a2n及びy1=A−a1nのy1
に代入すると、夫々 n=A−C/a2及びn=A−C/a1が得られる。 そしてこれらのnを前記式に代入すると、
残厚差ΔYの範囲として [(B−A)+a2−b1/a2(A−C)] 〜[(B−A)+a1−b2/a1(A−C)] …… が得られる。 (6) 即ち、残厚差ΔYが上記の範囲内となつた
時点で、ワーク煉瓦残厚はCmmとなるのであ
る。 従つて作業者としては、目視測定による残厚
差ΔYが上記の範囲内に達する迄は精錬作業
を続行しても良いとの判断を下すことができ
る。 以下実施例を挙げることによつて本発明方法を
具体的に説明するが、本発明方法は該実施例に限
定される性質のものではなく前・後の記載趣旨に
徴して適宜変更することができる。 [実施例] フリーボート:アルミナ煉瓦,スラグライン:
MgO−C,ワーク煉瓦:Al2O3−C,標識煉瓦:
MgO−C,底煉瓦:アルミナ煉瓦、使用前にお
けるワーク煉瓦の厚み:80mm,使用前における標
識煉瓦の厚み:90mmとして操業を行なつた。過去
の操業実積よりAl2O3及びMgO−Cの溶損速度は
夫々0.4〜0.6mm/回及び0.1〜0.3mm/回であるこ
とが分かつている。 上記操業において突出量が30〜35mm(鍋煉瓦は
残厚40〜50mm以下になると脱落する可能性があ
る。そこで煉瓦の使用限界が決まる。MgO−C
とAl2O3−C煉瓦の突出量差が30〜35mmになる
と、Al2O3−Cの残厚は50mmとなる)になる時点
を目安に操業を行なつたところ、従来ではせいぜ
い60回程度しか使用できないとされていた鍋を、
75回程度まで安全に使用することができ、鍋下し
までの精錬回数増加が達成された。結果の一例を
第1表に示す。
ことがある)におけるワーク煉瓦の残厚を、正確
に推定することができることによつていわゆる鍋
下しまでの処理回数(実質的な鍋寿命)を延長す
ることができるワーク煉瓦の残厚推定方法に関す
るものである。 尚上記「処理」としては、溶銑予備処理、精
錬、脱ガス、介在物の形態制御、一時的貯留等の
様に広範な意味で用いられるものであり、従つて
溶融金属収納器についても、予備処理炉、転炉、
VOD炉、AOD炉、RH又はDH脱ガス容器、混銑
車、取鍋、装入鍋等を包含するものである。 [従来の技術] 鍋のワーク煉瓦残厚を測定する方法としては、
遠赤外レーザーを用いる方法が汎用されている。
これは、ワーク煉瓦装着直後(新品段階)におけ
る鍋の内径Dpを遠赤外レーザーによつて予め求
めておき、一方何回か(n回とする)使用した後
における内径Doを遠赤外によつて求め、上記Dp
とDoとの差に基づいてワーク煉瓦の損耗進行状
況を把握し残厚を計算するものである。 [発明が解決しようとする問題点] 遠赤外レーザーによつて内径Doを正確に求め
る為には、鍋の温度を下げることによつて空気の
ゆらぎ(かげろう現象)を少なくしてやることが
必要である。ところが、上記鍋温度を低下させる
にはかなりの長時間を要するから、遠赤外レーザ
ー装置を用いて測定する場合は鍋操業の連続性を
妨げて生産性に重大な悪影響を与えると共に、せ
つかく高熱に高められている鍋をいつたん冷やし
た場合には、たとえ残厚が十分であつて未だ寿命
がきていないと判断されたとしても鍋の再予熱の
為に膨大な熱源を必要とし、熱経済的に見て採算
ベースに合わなくなる。この様な状況であるから
遠赤外によつて残厚を測定することはできれば回
避したいという気持になり、測定時期が先延ばし
になることが多く、残厚が少なくなつているのに
気付くのが遅れて大変危険であつたり、或いは残
厚測定を行なつた結果、残厚が残り少ないと分か
つたときは、再予熱して頑張るよりも新しい耐火
壁に張り換えた方が却つて得であるという風に判
断されることもあり、鍋の寿命がまだ終つていな
いのにその段階で寿命と判断し、実効寿命を短く
してしまつているといつた問題があつた。 従つて、殊更遠赤外レーザー法を用いなくて
も、鍋操業上支障のない精度の測定を可能とする
様な方法の開発が望まれる様になつてきている。
尚耐火壁の損耗が進んで来ると鍋内容積が拡大さ
れるので、湯面の低下程度を目視推測し、これに
よつておおよその残厚を推定するという方法もな
いではないが、各チヤージ毎の注湯量自体が一定
でない以上、湯面の低下原因を直ちに耐火壁の損
耗に結びつけることの誤りは容易に理解されると
ころである。 本発明はこうした事情を憂慮してなされたもの
であつて、目視であつても鍋のワーク煉瓦残厚を
正確に推定でき、これによつて鍋下しまでの処理
回数を実質的に増やすことのできる方法を提供し
ようとするものである。 [問題点を解決する為の手段] 本発明に係るワーク煉瓦残厚の推定方方法と
は、溶融金属収納鍋におけるワーク煉瓦の残厚を
推定する方法であつて、ワーク煉瓦の配列途中
に、該ワーク煉瓦よりも溶損速度の小さい標識煉
瓦を設け、標識煉瓦のワーク煉瓦からの突出量を
目視測定することによつて、ワーク煉瓦の残厚を
推定するところにその要旨が存在するものであ
る。 [作用] 本発明においては、第1図に示す如くワーク煉
瓦1の配列途中に該ワーク煉瓦1よりも溶損速度
の小さい標識煉瓦2が設けられる。この標識煉瓦
2の溶損速度は上記の如くワーク煉瓦1のそれよ
りも遅いので、例えば精錬回数を重ねているうち
にワーク煉瓦1の方が優先的に損耗し、上記標識
煉瓦2がワーク煉瓦1から突出した第2図の様な
状態になる。尚3はフリーボード、4はスラグラ
イン、5は底煉瓦、6は鉄皮である。本発明方法
は、この突出量ΔYを目視測定することによつて
ワーク煉瓦残厚を推定するところに特徴を有する
ものである。 但し上記推定に当たつては、標識煉瓦とワーク
煉瓦の損耗挙動差を正しく承知することが必要と
なる。即ち標識煉瓦が実質上損耗しないものなら
ば、上記ΔYがワーク煉瓦の損耗量をそのまま表
わしていることになるが、標識煉瓦も損耗してい
くことが避けられない場合は、予め単位チヤージ
数(例えば5回とか10回)当たりの標識煉瓦の平
均損耗量を承知しておき、ΔYにその損耗量をプ
ラスすればワーク煉瓦の損耗量が与えられる。ま
た標識煉瓦とワーク煉瓦の損耗量挙動差を予め承
知しておけば、ΔYをその挙動差によつて補正す
ることによりワーク煉瓦の損耗量を知ることがで
きる。こうしてワーク煉瓦の損耗量からワーク煉
瓦の残厚を推定するのである。 この様に残厚の正確な推定が可能となつたこと
によつて下記の如き利点が発揮される。 従来であれば鍋の寿命がくるかなり前であると
予想される鍋であつても、安全を見て即ち残厚に
かなりの余裕をもたせて、鍋下しをしていた。と
ころが、本発明の如く正確な残厚推定ができる様
になると、残厚に余裕をもたせる必要はないか
ら、残厚の限界近くまで鍋を使用することがで
き、結局鍋下しまでの精錬回数を増すことができ
る。 尚上記標識煉瓦の取り付け位置や個数について
は、特段の制限を受ける訳ではないが、下記の如
き様式を挙げることができる。 (1) 第3図aに示す様に、鍋7の円周方向に沿つ
て連続的に標識煉瓦2を配列する。尚標識煉瓦
2の設けられる高さについては特に制限はな
い。しかし上部に設ける方が目視し易いという
点で好ましい。 (2) 第3図bの如く標識煉瓦2とワーク煉瓦1を
交互に配列する。但しこれらの煉瓦は熱膨張係
数が互いに異なるので、精錬中にいわゆる目地
開きが生じ、場合によつては煉瓦が抜け落ちる
こともある。従つて第3図bの如く交互に配列
する場合にはこのことに注意しなければならな
い。 (3) 第3図cの如く2個の標識煉瓦2が互いに対
向する様に配列されていても良く、この場合は
標識煉瓦2が少なくてすむ。 (4) 第3図dの如く1箇所だけに設ける。この様
に1箇所であつても十分に目視測定の目安とな
る。 (5) 以上は標識煉瓦2の高さが一定である場合で
あつたが、高さを種々変化させて上記(1)〜(4)の
配列を行なうことを排除する訳ではない。 ところで上記標識煉瓦2及びワーク煉瓦1の材
質については特に制限はないが、標識煉瓦として
MgO−C、ワーク煉瓦としてAl2O3−Cを例示す
ることができる。 以上の様に本発明方法は、鍋下し時期判断の目
安として標識煉瓦を導入すると共に、該標識煉瓦
の突出長さを目視することによつて鍋下し時期判
断の正確化を達成したものである。ここに該鍋下
し時期判断の目安となる標識煉瓦突出量の求め方
及び鍋下し時期判断方法についてその一例を示す
と次の通りである。 (1) まず所望の精錬条件(精錬温度、精錬量、精
錬時間)におけるワーク煉瓦及び標識煉瓦の溶
損速度を夫々求めておく。尚ここではその値
を、ワーク煉瓦:a1〜a2mm/回、標識煉瓦:b1
〜b2mm/回とする。尚a1,b1は最小と考えられ
る値、a2,b2は最大と考えられる値である。但
しa2>a1>b2>b1とする。 (2) ワーク煉瓦及び標識煉瓦の精錬前における厚
みを夫々A及びB(但しB≧A)とすると、ワ
ーク煉瓦の残厚y1及び標識煉瓦の残厚y2は夫々
次の式で表わされる。 y1=A−(a1〜a2)n …… y2=B−(b1〜b2)n …… 但しnは精錬回数を示す。 尚第4図はこれらの関係を図示したものであ
る。 (3) ここでワーク煉瓦と標識煉瓦との残厚差ΔY
[ΔY=y2−y1=(B−A)+{(a1〜a2)−(b1〜
b2)}n]を計算してみると、これは、 [(B−A)+(a2−b1)n] 〜[(B−A)+(a1−b2)n] …… の範囲内の値であることが分かつた(なぜなら
y2=B−b1nとy1=A−a2nとの差が最小値、y2
=B−b2nとy1=A−a1nとの差が最大値である
から)。 (4) ところで鍋は、ワーク煉瓦の残厚が大略Cmm
に及んだときにその寿命に達し鍋下しの必要性
があるものと判断される。上記Cは経験上知得
されている値である。 (5) このCを、y1=A−a2n及びy1=A−a1nのy1
に代入すると、夫々 n=A−C/a2及びn=A−C/a1が得られる。 そしてこれらのnを前記式に代入すると、
残厚差ΔYの範囲として [(B−A)+a2−b1/a2(A−C)] 〜[(B−A)+a1−b2/a1(A−C)] …… が得られる。 (6) 即ち、残厚差ΔYが上記の範囲内となつた
時点で、ワーク煉瓦残厚はCmmとなるのであ
る。 従つて作業者としては、目視測定による残厚
差ΔYが上記の範囲内に達する迄は精錬作業
を続行しても良いとの判断を下すことができ
る。 以下実施例を挙げることによつて本発明方法を
具体的に説明するが、本発明方法は該実施例に限
定される性質のものではなく前・後の記載趣旨に
徴して適宜変更することができる。 [実施例] フリーボート:アルミナ煉瓦,スラグライン:
MgO−C,ワーク煉瓦:Al2O3−C,標識煉瓦:
MgO−C,底煉瓦:アルミナ煉瓦、使用前にお
けるワーク煉瓦の厚み:80mm,使用前における標
識煉瓦の厚み:90mmとして操業を行なつた。過去
の操業実積よりAl2O3及びMgO−Cの溶損速度は
夫々0.4〜0.6mm/回及び0.1〜0.3mm/回であるこ
とが分かつている。 上記操業において突出量が30〜35mm(鍋煉瓦は
残厚40〜50mm以下になると脱落する可能性があ
る。そこで煉瓦の使用限界が決まる。MgO−C
とAl2O3−C煉瓦の突出量差が30〜35mmになる
と、Al2O3−Cの残厚は50mmとなる)になる時点
を目安に操業を行なつたところ、従来ではせいぜ
い60回程度しか使用できないとされていた鍋を、
75回程度まで安全に使用することができ、鍋下し
までの精錬回数増加が達成された。結果の一例を
第1表に示す。
【表】
[発明の効果]
本発明は上述の如く構成されているので、目視
であつても鍋のワーク煉瓦残厚を正確に推定する
ことができ、これによつて鍋下しまでの処理回数
を増やすことのできるワーク煉瓦の残厚推定方法
を提供することができた。
であつても鍋のワーク煉瓦残厚を正確に推定する
ことができ、これによつて鍋下しまでの処理回数
を増やすことのできるワーク煉瓦の残厚推定方法
を提供することができた。
第1図は本発明方法の実施に用いられる鍋の断
面説明図、第2図はワーク煉瓦及び標識煉瓦の溶
損状態を示す断面説明図、第3図は鍋の水平方向
断面説明図であつて標識煉瓦の配列状態を示す
図、第4図は残厚と精錬回数の関係を示す図であ
る。 1……ワーク煉瓦、2……標識煉瓦、ΔY……
突出量。
面説明図、第2図はワーク煉瓦及び標識煉瓦の溶
損状態を示す断面説明図、第3図は鍋の水平方向
断面説明図であつて標識煉瓦の配列状態を示す
図、第4図は残厚と精錬回数の関係を示す図であ
る。 1……ワーク煉瓦、2……標識煉瓦、ΔY……
突出量。
Claims (1)
- 1 溶融金属収納鍋におけるワーク煉瓦の残厚を
推定する方法であつて、ワーク煉瓦の配列途中
に、該ワーク煉瓦よりも溶損速度の小さい標識煉
瓦を設け、標識煉瓦のワーク煉瓦からの突出量を
目視測定することによつて、ワーク煉瓦の残厚を
推定することを特徴とする、溶融金属収納鍋にお
けるワーク煉瓦の残厚推定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19373286A JPS6349696A (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 溶融金属収納鍋におけるワ−ク煉瓦の残厚推定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19373286A JPS6349696A (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 溶融金属収納鍋におけるワ−ク煉瓦の残厚推定方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6349696A JPS6349696A (ja) | 1988-03-02 |
| JPS6347990B2 true JPS6347990B2 (ja) | 1988-09-27 |
Family
ID=16312886
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19373286A Granted JPS6349696A (ja) | 1986-08-19 | 1986-08-19 | 溶融金属収納鍋におけるワ−ク煉瓦の残厚推定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6349696A (ja) |
-
1986
- 1986-08-19 JP JP19373286A patent/JPS6349696A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6349696A (ja) | 1988-03-02 |
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