JPS6359241B2 - - Google Patents
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- JPS6359241B2 JPS6359241B2 JP54080382A JP8038279A JPS6359241B2 JP S6359241 B2 JPS6359241 B2 JP S6359241B2 JP 54080382 A JP54080382 A JP 54080382A JP 8038279 A JP8038279 A JP 8038279A JP S6359241 B2 JPS6359241 B2 JP S6359241B2
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高温度域(例えば150℃以上)で使用
するフエライト磁心に関するものであり、具体的
な目的としては、螢光放電灯の光源として用いる
低電力損失のフエライトに係るものである。
するフエライト磁心に関するものであり、具体的
な目的としては、螢光放電灯の光源として用いる
低電力損失のフエライトに係るものである。
さらに本発明は、磁束密度が500ガウス以上の
如き高磁心に於て使用され、かつ従来の酸化物磁
性材料では、問題にされなかつたような極めて過
酷な高温度域(例えば150℃以上)における電力
損失を改良せしめたものである。
如き高磁心に於て使用され、かつ従来の酸化物磁
性材料では、問題にされなかつたような極めて過
酷な高温度域(例えば150℃以上)における電力
損失を改良せしめたものである。
従来の酸化物磁性材料は、第1図のA及びBに
示すごとく、その高磁場における電力損失の極小
を示す温度が常温付近から、高くてもせいぜい
100℃までに存在し、150℃を越えるような、過酷
な高温度領域では電力損失が増大し、使用に耐え
得ないものであつた。
示すごとく、その高磁場における電力損失の極小
を示す温度が常温付近から、高くてもせいぜい
100℃までに存在し、150℃を越えるような、過酷
な高温度領域では電力損失が増大し、使用に耐え
得ないものであつた。
しかしながら近年の磁性材料以外の周辺技術
(例えばトランジスタ技術)の進歩並びに用途開
発の進歩により150℃を越えるような高温度域で
の使用に耐え得るような酸化物磁性材料の開発
が、時代的要請として生じて来た。
(例えばトランジスタ技術)の進歩並びに用途開
発の進歩により150℃を越えるような高温度域で
の使用に耐え得るような酸化物磁性材料の開発
が、時代的要請として生じて来た。
その具体的実例として螢光放電灯の光源として
用いるフエライトがある。このフエライトに所望
される特性は第1図Cに示すものであるが、この
ように電力損失が150℃以上の高温度域で低損失
を示すフエライトは、従来技術ではまつたく要求
の対称となつていなかつた為に具体的実現が困難
であつた。
用いるフエライトがある。このフエライトに所望
される特性は第1図Cに示すものであるが、この
ように電力損失が150℃以上の高温度域で低損失
を示すフエライトは、従来技術ではまつたく要求
の対称となつていなかつた為に具体的実現が困難
であつた。
又、従来から感温フエライトとして、ある程度
高温で動作するフエライトが知られているが、し
かしこれは、単なるインダクタンスの温度特性、
あるいは飽和磁束密度の温度特性を利用したもの
であり、前記第1図Cに示すような特性は到底得
られないものであつた。
高温で動作するフエライトが知られているが、し
かしこれは、単なるインダクタンスの温度特性、
あるいは飽和磁束密度の温度特性を利用したもの
であり、前記第1図Cに示すような特性は到底得
られないものであつた。
本発明は、前述した従来の酸化物磁性材料の高
温度域での電力損失増大の欠点を除去する為、電
力損失の極小を示す温度を、要求用途に応じて
150℃以上の高温度域に任意に移動せしめ、酸化
マンガン(MnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ニツ
ケル(NiO)、及び酸化ニツケルの代替としての
酸化マグネシウム(MgO)、酸化リチウム
(LiO)と残部分の三二酸化鉄(Fe2O3)の基本組
成を精選することにより、高温度域の電力損失を
改善せしめる技術を提供するものである。
温度域での電力損失増大の欠点を除去する為、電
力損失の極小を示す温度を、要求用途に応じて
150℃以上の高温度域に任意に移動せしめ、酸化
マンガン(MnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ニツ
ケル(NiO)、及び酸化ニツケルの代替としての
酸化マグネシウム(MgO)、酸化リチウム
(LiO)と残部分の三二酸化鉄(Fe2O3)の基本組
成を精選することにより、高温度域の電力損失を
改善せしめる技術を提供するものである。
すなわち本発明は、500G以上の磁界中にて高
温下駆動されるフエライト磁心であつて、酸化マ
ンガン(MnO)13〜50モル%、酸化亜鉛(ZnO)
0〜20モル%(但し0を含まず)、酸化ニツケル
(NiO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化リチウ
ム(LiO)のうち少なくとも一種を0〜26モル%
(但し0は含まず)、残部は三二酸化鉄(Fe2O3)
45モル%以上からなる基本組成を有すると共に、
キユリー温度および700Gの磁界中での電力損失
が極小値を示す温度が、それぞれ250℃以上およ
び150℃以上であることを特徴とするフエライト
磁心に関するものである。
温下駆動されるフエライト磁心であつて、酸化マ
ンガン(MnO)13〜50モル%、酸化亜鉛(ZnO)
0〜20モル%(但し0を含まず)、酸化ニツケル
(NiO)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化リチウ
ム(LiO)のうち少なくとも一種を0〜26モル%
(但し0は含まず)、残部は三二酸化鉄(Fe2O3)
45モル%以上からなる基本組成を有すると共に、
キユリー温度および700Gの磁界中での電力損失
が極小値を示す温度が、それぞれ250℃以上およ
び150℃以上であることを特徴とするフエライト
磁心に関するものである。
即ち要求用途に応じて、Ni−Mn−Zn系、ある
いはMn−Mg−Zn系、Li−Mn−Zn系の基本組
成比を精選し、これに損失改善の少量の添加物を
適量添加し、これを充分混合してから700℃以上
の温度で仮焼成を行い、微粉砕成型後1250℃以上
の温度で少量の酸素を含む窒素ガス中で焼成して
得られる酸化物磁性材料に係るものである。
いはMn−Mg−Zn系、Li−Mn−Zn系の基本組
成比を精選し、これに損失改善の少量の添加物を
適量添加し、これを充分混合してから700℃以上
の温度で仮焼成を行い、微粉砕成型後1250℃以上
の温度で少量の酸素を含む窒素ガス中で焼成して
得られる酸化物磁性材料に係るものである。
以下本発明の実施例について説明する。
第2図にNi−Mn−Zn系フエライトにおいて、
三二酸化鉄(Fe2O3)54モル%一定とした場合の
他の三成分の総計46モル%を示すものである。す
なわち酸化マンガン(MnO)、酸化亜鉛(ZnO)、
酸化ニツケル(NiO)と、電力損失Pcの極少値
を示す温度(以後簡素化の為Tpcminと呼称す
る)との関係を示す。第2図においてTpcminは
矢印T方向に移動する。
三二酸化鉄(Fe2O3)54モル%一定とした場合の
他の三成分の総計46モル%を示すものである。す
なわち酸化マンガン(MnO)、酸化亜鉛(ZnO)、
酸化ニツケル(NiO)と、電力損失Pcの極少値
を示す温度(以後簡素化の為Tpcminと呼称す
る)との関係を示す。第2図においてTpcminは
矢印T方向に移動する。
なおこの第2図は100キロヘルツ700ガウスの測
定条件のものである。以下測定条件はすべて100
キロヘルツで700ガウスでおこなつたものを示す。
第2図のごとく組成に対するTpcminは明確な関
係があり、本発明では、この関係を実用全組成域
について詳細に調査した。その結果、三二酸化鉄
(Fe2O3)を可変した場合も、その増減に従つて、
酸化ニツケル(NiO)を減増すれば、つまり
Fe2O3+NiO=一定とするならばキユリー点は変
化せず、三二酸化鉄(Fe2O3)量に反比例して
Tpcminが低温側に移動するが、他成分組成に対
する傾向には変化の無いことを発見した。これを
実例で示すと、第3図、第4図のごとくになる。
定条件のものである。以下測定条件はすべて100
キロヘルツで700ガウスでおこなつたものを示す。
第2図のごとく組成に対するTpcminは明確な関
係があり、本発明では、この関係を実用全組成域
について詳細に調査した。その結果、三二酸化鉄
(Fe2O3)を可変した場合も、その増減に従つて、
酸化ニツケル(NiO)を減増すれば、つまり
Fe2O3+NiO=一定とするならばキユリー点は変
化せず、三二酸化鉄(Fe2O3)量に反比例して
Tpcminが低温側に移動するが、他成分組成に対
する傾向には変化の無いことを発見した。これを
実例で示すと、第3図、第4図のごとくになる。
第3図は、三二酸化鉄(Fe2O3)52モル%一定
とした場合の他の三成分即ち、酸化マンガン
(MnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ニツケル
(NiO)と、Tpcminとの関係を示す。第4図は、
同様に三二酸化鉄(Fe2O3)56モル%一定とした
場合の図である。第2図、第3図、第4図の比較
により、前述のごとく三二酸化鉄(Fe2O3)量に
反比例してTpcminが低温側に異動するが、他成
分組成に対する傾向には変化が見られないことを
示している。
とした場合の他の三成分即ち、酸化マンガン
(MnO)、酸化亜鉛(ZnO)、酸化ニツケル
(NiO)と、Tpcminとの関係を示す。第4図は、
同様に三二酸化鉄(Fe2O3)56モル%一定とした
場合の図である。第2図、第3図、第4図の比較
により、前述のごとく三二酸化鉄(Fe2O3)量に
反比例してTpcminが低温側に異動するが、他成
分組成に対する傾向には変化が見られないことを
示している。
又、この関係は酸化ニツケル(NiO)の代り
に、酸化マグネシウム(MgO)、あるいは酸化リ
チウム(LiO)に置換しても全く変化のないこと
も認められた。
に、酸化マグネシウム(MgO)、あるいは酸化リ
チウム(LiO)に置換しても全く変化のないこと
も認められた。
ただし、酸化マグネシウム(MgO)の場合に
は、酸化ニツケル(NiO)と同モルだけ置換する
と、酸化ニツケル(NiO)の場合よりもTpcmin
は約40℃低く並行移動することが認められた。
は、酸化ニツケル(NiO)と同モルだけ置換する
と、酸化ニツケル(NiO)の場合よりもTpcmin
は約40℃低く並行移動することが認められた。
第5図にその状況を示す。
又、酸化リチウムで置換すると、酸化ニツケル
の場合よりもTpcminは約10℃高く並行移動する
ことが認められた。
の場合よりもTpcminは約10℃高く並行移動する
ことが認められた。
第6図にその状況を示す。
しかしながら、いずれも電力損失の温度特性
は、同じ傾向を示すことを合せて認められた。さ
らに成分系を変えた場合の電力損失の温度特性の
実例を第7図に示す。
は、同じ傾向を示すことを合せて認められた。さ
らに成分系を変えた場合の電力損失の温度特性の
実例を第7図に示す。
酸化マグネシウム(MgO)で置換した場合は、
酸化ニツケル(NiO)に較べ、キユリー点は15℃
低下し、酸化リチウム(LiO)で置換した場合
は、キユリー点が5℃高くなつている、この傾向
も広範囲な組成で並行移動していることが認めら
れた。
酸化ニツケル(NiO)に較べ、キユリー点は15℃
低下し、酸化リチウム(LiO)で置換した場合
は、キユリー点が5℃高くなつている、この傾向
も広範囲な組成で並行移動していることが認めら
れた。
そこで以後の実施例はNi−Mn−Zn系で代表
し、その詳細を説明する。
し、その詳細を説明する。
具体例として、仮にTpcminが240℃近辺(実
使用温度域180℃〜300℃程度)及びTpcminが
290℃近辺(実使用温度域230℃〜350℃程度)の
2通りの素材要求に対処し、指定温度域で電力損
失Pcが極小となるような素材を製造する場合を
考える。
使用温度域180℃〜300℃程度)及びTpcminが
290℃近辺(実使用温度域230℃〜350℃程度)の
2通りの素材要求に対処し、指定温度域で電力損
失Pcが極小となるような素材を製造する場合を
考える。
Tpcminが240℃の要求をDとし、Tpcmin290
℃の要求をEとする。第2図の関係からDは
Tpcmin=240℃線上に、EはTpcmin=290℃線
上に選定すれば良いことは明白である。各線の線
上及び、三二酸化鉄(Fe2O3)組成の決定は、そ
の要求素材の使用周波数帯域等の条件と、経済性
を合せて検討の上で決定するが、周波数帯域が高
い程、酸化ニツケル比の多い方向に選定する。
℃の要求をEとする。第2図の関係からDは
Tpcmin=240℃線上に、EはTpcmin=290℃線
上に選定すれば良いことは明白である。各線の線
上及び、三二酸化鉄(Fe2O3)組成の決定は、そ
の要求素材の使用周波数帯域等の条件と、経済性
を合せて検討の上で決定するが、周波数帯域が高
い程、酸化ニツケル比の多い方向に選定する。
要求周波数帯域及び経済性の条件からTpcmin
線上にD、E両点を第2図により選定したとす
る。
線上にD、E両点を第2図により選定したとす
る。
即ちDは三二酸化鉄(Fe2O3)54モル%、酸化
マンガン(MnO)25モル%、酸化ニツケル
(NiO)10モル%、酸化亜鉛(ZnO)11モル%、
Eは同様に、三二酸化鉄(Fe2O3)54モル%、酸
化マンガン(MnO)33モル%、酸化ニツケル
(NiO)12モル%、酸化亜鉛(ZnO)1モル%、
である。
マンガン(MnO)25モル%、酸化ニツケル
(NiO)10モル%、酸化亜鉛(ZnO)11モル%、
Eは同様に、三二酸化鉄(Fe2O3)54モル%、酸
化マンガン(MnO)33モル%、酸化ニツケル
(NiO)12モル%、酸化亜鉛(ZnO)1モル%、
である。
上述のD及びEの組成になるように計算秤量さ
れた原料化合物は、ボールミル又、それに類する
混合機により充分混和し、900℃3時間空気中仮
焼成を行い、その後にボールミル又はそれに類す
る粉砕操置により充分微粉砕を行う。
れた原料化合物は、ボールミル又、それに類する
混合機により充分混和し、900℃3時間空気中仮
焼成を行い、その後にボールミル又はそれに類す
る粉砕操置により充分微粉砕を行う。
この際に損失改善の為の添加物を適量添加す
る。
る。
以上の工程を経たD,EのNi−Mn−Zn系フエ
ライトをバインダーを混練し、成型後、1350℃で
3時間2%の酸素を含む窒素ガス中で焼成した場
合に得られた試料の100キロヘルツ、700ガウスに
おける電力損失Pcの温度特性を第8図に示す。
ライトをバインダーを混練し、成型後、1350℃で
3時間2%の酸素を含む窒素ガス中で焼成した場
合に得られた試料の100キロヘルツ、700ガウスに
おける電力損失Pcの温度特性を第8図に示す。
第8図のごとく目標とした温度域で全電力損失
Pcが極小値を示し、Tpcminがシフトしている様
子が明確である。このように本発明は、従来の酸
化物磁性材料では考えられなかつたような過酷な
高温度域で電力損失が改善されたことを示してい
る。
Pcが極小値を示し、Tpcminがシフトしている様
子が明確である。このように本発明は、従来の酸
化物磁性材料では考えられなかつたような過酷な
高温度域で電力損失が改善されたことを示してい
る。
第9図は、酸化マンガン(MnO)23モル%、
酸化亜鉛(ZnO)10モル%、一定とし、三二酸化
鉄(Fe2O3)と、酸化ニツケル(NiO)の比を変
化させ、前述の例と同一方法で製造して得られた
試料の電力損失Pcの温度特性を示す。なお、第
9図中の数値はFe2O3のモル%を示す。このよう
に第9図は三二酸化鉄の増加(酸化ニツケルの減
少)にともない電力損失、特に低温度領域の電力
損失が良好となることを示す。
酸化亜鉛(ZnO)10モル%、一定とし、三二酸化
鉄(Fe2O3)と、酸化ニツケル(NiO)の比を変
化させ、前述の例と同一方法で製造して得られた
試料の電力損失Pcの温度特性を示す。なお、第
9図中の数値はFe2O3のモル%を示す。このよう
に第9図は三二酸化鉄の増加(酸化ニツケルの減
少)にともない電力損失、特に低温度領域の電力
損失が良好となることを示す。
第9図は、又、本発明の具体的用途である螢光
放電灯光源用フエライト素材の三二酸化鉄
(Fe2O3)組成の下限を示すものである。即ちこ
の用途に於ては、室温付近の電力損失の許容限界
は約1000ミリワツト/cm3であるところからこの用
途には、三二酸化鉄(Fe2O3)は45モル%以上必
要であることを示すものである。
放電灯光源用フエライト素材の三二酸化鉄
(Fe2O3)組成の下限を示すものである。即ちこ
の用途に於ては、室温付近の電力損失の許容限界
は約1000ミリワツト/cm3であるところからこの用
途には、三二酸化鉄(Fe2O3)は45モル%以上必
要であることを示すものである。
第10図は三二酸化鉄(Fe2O3)52モル%、酸
化ニツケル(NiO)15モル%一定とし、前述の例
と同一方法で製造して得られた試料の電力損失
Pcの温度特性を示す。なお第10図中の数値は
酸化亜鉛(ZnO)のモル%を示す。第10図に示
すように酸化亜鉛の減少(酸化マンガンの増加)
にともない電力損失が良好となり、なおかつ、キ
ユリー点が高温にのび、又Tpcminも高温にシフ
トしていることを示す。
化ニツケル(NiO)15モル%一定とし、前述の例
と同一方法で製造して得られた試料の電力損失
Pcの温度特性を示す。なお第10図中の数値は
酸化亜鉛(ZnO)のモル%を示す。第10図に示
すように酸化亜鉛の減少(酸化マンガンの増加)
にともない電力損失が良好となり、なおかつ、キ
ユリー点が高温にのび、又Tpcminも高温にシフ
トしていることを示す。
第10図は又、第9図と同様に本発明の具体的
用途である螢光放電灯光源用フエライト素材の酸
化亜鉛(ZnO)の組成の上限を示すものであり、
かつ又、本発明のキユリー点についての理由も同
時に示すものある。
用途である螢光放電灯光源用フエライト素材の酸
化亜鉛(ZnO)の組成の上限を示すものであり、
かつ又、本発明のキユリー点についての理由も同
時に示すものある。
即ち第10図によれば酸化亜鉛は20モル%以上
となると1000mw/cm3を越え、酸化亜鉛22モル%
ではキユリー点が265℃に低下しているばかりで
なく、キユリー点近辺では電力損失が急激に劣化
している様子も合せ示している。このことから酸
化亜鉛の上限は20モル%であることが明瞭であ
り、さらにキユリー点近辺での電力損失劣化の現
象から、仮にTpcminが150℃程度の要求素材で
あつても素材としての実用使用温度域の安全性を
考慮し、キユリー点を250℃以上とした理由は明
白である。
となると1000mw/cm3を越え、酸化亜鉛22モル%
ではキユリー点が265℃に低下しているばかりで
なく、キユリー点近辺では電力損失が急激に劣化
している様子も合せ示している。このことから酸
化亜鉛の上限は20モル%であることが明瞭であ
り、さらにキユリー点近辺での電力損失劣化の現
象から、仮にTpcminが150℃程度の要求素材で
あつても素材としての実用使用温度域の安全性を
考慮し、キユリー点を250℃以上とした理由は明
白である。
以上述べたように、本発明によつて得られる作
用効果は、酸化マンガン(MnO)13〜50モル%、
酸化亜鉛(ZnO)0〜20モル%(但し0を含ま
ず)、酸化ニツケル(NiO)、酸化マグネシウム
(MgO)、酸化リチウム(LiO)のうち少なくと
も一種を0〜26モル%(但し0は含まず)、残部
は三二酸化鉄(Fe2O3)45モル%以上からなる基
本組成を有すると共に、キユリー温度および
700Gの磁界中での電力損失が極小値を示す温度
が、それぞれ250℃以上および150℃以上であるフ
エライト磁心が得られる。このため、任意の高温
度域で高出力のトランスが実現可能となつたこ
と、換言すれば出力一定とした場合、トランス自
体小型化が可能になることは言を待たない。
用効果は、酸化マンガン(MnO)13〜50モル%、
酸化亜鉛(ZnO)0〜20モル%(但し0を含ま
ず)、酸化ニツケル(NiO)、酸化マグネシウム
(MgO)、酸化リチウム(LiO)のうち少なくと
も一種を0〜26モル%(但し0は含まず)、残部
は三二酸化鉄(Fe2O3)45モル%以上からなる基
本組成を有すると共に、キユリー温度および
700Gの磁界中での電力損失が極小値を示す温度
が、それぞれ250℃以上および150℃以上であるフ
エライト磁心が得られる。このため、任意の高温
度域で高出力のトランスが実現可能となつたこ
と、換言すれば出力一定とした場合、トランス自
体小型化が可能になることは言を待たない。
かつ副次的効果としてNi−Mn−Zn系、Mn−
Mg−Zn系、Li−Mn−Zn系各フエライトの広範
な組成域の詳細な調査結果より、従来市販の感温
フエライトの温度域を越えた250℃以上の高温用
感温フエライトの製造をも可能ならしめるもので
ある等電子材料業界に貢献するところ大なる発明
である。
Mg−Zn系、Li−Mn−Zn系各フエライトの広範
な組成域の詳細な調査結果より、従来市販の感温
フエライトの温度域を越えた250℃以上の高温用
感温フエライトの製造をも可能ならしめるもので
ある等電子材料業界に貢献するところ大なる発明
である。
第1図は、従来の酸化物磁性材料の特性を示す
とともに本発明のフエライト磁心の電力損失Pc
の温度特性を示すものである。第2図は本発明の
中より三二酸化鉄(Fe2O3)を54モル%一定のも
とでのNi−Mn−Zn系フエライトの組成と電力損
失の極小値を示す温度Tpcminとの関係を示すも
のである。第3図は三二酸化鉄(Fe2O3)を52モ
ル%一定にした時のNi−Mn−Zn系フエライトの
組成と電力損失の極小値を示す温度Tpcminとの
関係を示すものである。第4図は三二酸化鉄
(Fe2O3)を56モル%一定にした時のNi−Mn−
Zn系フエライトの組成と電力損失の極小値を示
す温度Tpcminとの関係を示すものである。第5
図、第6図は三二酸化鉄(Fe2O3)を54モル%一
定のもとでの酸化ニツケル(NiO)の代替とし
て、各々酸化マグネシウム(MgO)、酸化リチウ
ム(LiO)を用いた場合のMn−Mg−Znフエラ
イト、Li−Mn−Znフエライトの組成と、電力損
失の極小値を示す温度Tpcminとの関係を示して
いる。第2図との対比において組成系が替つた場
合にTpcminがズレることを示すものである。第
7図は成分系を変えた場合の電力損失の温度特性
の代表例を示すものである。成分系が変つても、
特性の傾向は何ら変らず、Tpcminとキユリー点
がズレることを示している。第8図は本発明の中
よりNi−Mn−Znフエライトの場合に、使用温度
域の異る素材を得る実施例の電力損失の温度特性
を示す。第9図、第10図は本発明の中よりNi
−Mn−Znフエライトの場合に組成比を変化させ
た場合の電力損失の温度特性を示すものである。
とともに本発明のフエライト磁心の電力損失Pc
の温度特性を示すものである。第2図は本発明の
中より三二酸化鉄(Fe2O3)を54モル%一定のも
とでのNi−Mn−Zn系フエライトの組成と電力損
失の極小値を示す温度Tpcminとの関係を示すも
のである。第3図は三二酸化鉄(Fe2O3)を52モ
ル%一定にした時のNi−Mn−Zn系フエライトの
組成と電力損失の極小値を示す温度Tpcminとの
関係を示すものである。第4図は三二酸化鉄
(Fe2O3)を56モル%一定にした時のNi−Mn−
Zn系フエライトの組成と電力損失の極小値を示
す温度Tpcminとの関係を示すものである。第5
図、第6図は三二酸化鉄(Fe2O3)を54モル%一
定のもとでの酸化ニツケル(NiO)の代替とし
て、各々酸化マグネシウム(MgO)、酸化リチウ
ム(LiO)を用いた場合のMn−Mg−Znフエラ
イト、Li−Mn−Znフエライトの組成と、電力損
失の極小値を示す温度Tpcminとの関係を示して
いる。第2図との対比において組成系が替つた場
合にTpcminがズレることを示すものである。第
7図は成分系を変えた場合の電力損失の温度特性
の代表例を示すものである。成分系が変つても、
特性の傾向は何ら変らず、Tpcminとキユリー点
がズレることを示している。第8図は本発明の中
よりNi−Mn−Znフエライトの場合に、使用温度
域の異る素材を得る実施例の電力損失の温度特性
を示す。第9図、第10図は本発明の中よりNi
−Mn−Znフエライトの場合に組成比を変化させ
た場合の電力損失の温度特性を示すものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 500G以上の磁界中にて高温下駆動されるフ
エライト磁心であつて、 酸化マンガン(MnO)13〜50モル%、酸化亜
鉛(ZnO)0〜20モル%(但し0を含まず)、酸
化ニツケル(NiO)、酸化マグネシウム(MgO)、
酸化リチウム(LiO)のうち少なくとも一種を0
〜26モル%(但し0は含まず)、残部は三二酸化
鉄(Fe2O3)45モル%以上からなる基本組成を有
すると共に、 キユリー温度および700Gの磁界中での電力損
失が極小値を示す温度が、それぞれ250℃以上お
よび150℃以上であることを特徴とするフエライ
ト磁心。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8038279A JPS565331A (en) | 1979-06-26 | 1979-06-26 | Oxide type magnetic material of low electric power loss for use in high temperature range |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8038279A JPS565331A (en) | 1979-06-26 | 1979-06-26 | Oxide type magnetic material of low electric power loss for use in high temperature range |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS565331A JPS565331A (en) | 1981-01-20 |
| JPS6359241B2 true JPS6359241B2 (ja) | 1988-11-18 |
Family
ID=13716726
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8038279A Granted JPS565331A (en) | 1979-06-26 | 1979-06-26 | Oxide type magnetic material of low electric power loss for use in high temperature range |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS565331A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011162366A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Jfe Chemical Corp | MnZnNi系フェライト |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58115027A (ja) * | 1981-12-28 | 1983-07-08 | Tadayoshi Karasawa | 酸化物磁性体及製造法 |
| JPS59232965A (ja) * | 1983-06-11 | 1984-12-27 | 株式会社トーキン | 低損失酸化物磁性材料 |
| US20060118756A1 (en) * | 2002-09-26 | 2006-06-08 | Kenya Takagawa | Ferrite material |
| JP4244193B2 (ja) | 2004-01-30 | 2009-03-25 | Tdk株式会社 | MnZnフェライトの製造方法及びMnZnフェライト |
| JP5660698B2 (ja) * | 2009-01-15 | 2015-01-28 | Fdk株式会社 | 酸化物磁性材料 |
-
1979
- 1979-06-26 JP JP8038279A patent/JPS565331A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011162366A (ja) * | 2010-02-05 | 2011-08-25 | Jfe Chemical Corp | MnZnNi系フェライト |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS565331A (en) | 1981-01-20 |
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