JPS6367668B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6367668B2 JPS6367668B2 JP54091527A JP9152779A JPS6367668B2 JP S6367668 B2 JPS6367668 B2 JP S6367668B2 JP 54091527 A JP54091527 A JP 54091527A JP 9152779 A JP9152779 A JP 9152779A JP S6367668 B2 JPS6367668 B2 JP S6367668B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resistor
- voltage
- lead wire
- differential amplifier
- input terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 54
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims description 21
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims description 13
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 9
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 claims description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 9
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 4
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 3
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000009529 body temperature measurement Methods 0.000 description 1
- 230000015556 catabolic process Effects 0.000 description 1
- 239000002131 composite material Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000004886 process control Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Arrangements For Transmission Of Measured Signals (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Description
本発明は、4線式被測定抵抗体を使用した抵
抗・電気信号変換器のバーンアウト回路に係り、
特に被測定抵抗体が断線したとき、出力をバーン
アウト・ダウンスケールになるようにしたバーン
アウト回路に関する。 一般のプロセス自動制御系においては、被測定
抵抗体が疲労または損傷などにより断線した場
合、それを検出して何等かの処置をこうじて制御
系が安全側に動作するようにしなければならな
い。 このため、変換器には被測定抵抗体の断線を検
出するために、出力信号を上限または下限のいず
れかの標準信号範囲外に振切らせる動作をする回
路を備えることが望ましい。これを一般に、バー
ンアウト回路と称している。 第1図は被測定抵抗体として4線式測温抵抗体
と差動増巾器で構成された温度変換器の実施例で
ある。第1図において、1は一端に第1の電流供
給用リード線A1と第1の電圧検出用リード線B
1とを分岐して有し、他端に第2の電流供給用リ
ード線A2と第2の電圧検出用リード線B2とを
分岐して有する4線式の測温抵抗体で、抵抗r1
〜r4は遠隔の測定点に設置された測温抵抗体1
から変換器までの各々の前記リード線A1,B1
およびB2,A2の等価導線抵抗である。定電流
源2とバイアス抵抗Rbの直列回路からは電流供
給用リード線A1,A2を介して測温抵抗体1に
図示矢印で示す如く一定電流iが供給されてい
る。そして定電流源2とバイアス抵抗Rbの交点
を基準電位COMとして、電圧検出用リード線B
1を介して得られる測温抵抗体1の抵抗変化に応
じて変化する発生電圧e1は差動増巾器3の正相
入力端に接続されている。また、電圧検出用リー
ド線B2を介して得られた電流供給用リード線A
2の等価導線抵抗r4の値に対応した発生電圧は
抵抗R1と抵抗R2から成る分圧回路で分圧さ
れ、この電圧とバイアス抵抗Rbの両端に発生し
た電圧との加算電圧e2は差動増巾器3の逆相入
力端に接続されている。 ここに差動増巾器3の出力電圧e0は(1)式の演算
式に示す如く、逆相入力端の入力電圧e2に対す
る入出力変換利得は、正相入力端の入力電圧e1
に対する入出力変換利得の2倍の変換利得を有す
るように構成されている。 e0=K|e1−2e2| ……(1) (1)式において、Kは差動増巾器3の変換利得で
ある。また、ZDは定電流源2の両端に接続され
たゼナーダイオードで、測温抵抗体1が断線した
場合に定電流源2の負荷が開放になり、差動増巾
器3の入力端に過大電圧が印加されるのを防止す
ると共に定電流源2自身の保護を行なうためのも
のである。なお、ゼナーダイオードZDのゼナー
電圧Vzは定常時に測定回路に影響を与えないよ
うにVz≫(r1+Rt+r4+Rb)iに選定されてい
る。ここに、Rtは測温抵抗体1の抵抗値である。 なお、測温抵抗体1の抵抗値Rtは(2)式の如く
示される。 Rt=Rtb+ΔRt ……(2) ここに、Rtbは測温抵抗体の種類と測定温度範
囲の下限値によつて定まる一定バイアス抵抗値、
ΔRtは測温抵抗体の種類と測定温度範囲によつて
定まる測定温度範囲の下限値からの温度変化に対
応した抵抗変化分である。 また、差動増巾器3の正相入力端の入力インピ
ーダンスをZ1、逆相入力端の入力インピーダン
スをZ2としたとき、 (r2+Rt+r4+Rb)≪Z1 (r3+r4)≪(R1+R2) 〔R1・R2/(R1+R2)+Rb〕≪Z2 の条件を満足するように差動増巾器3の入力イン
ピーダンスZ1,Z2は十分大きく選定されてい
る。 このように構成された第1図の温度変換器にお
いて、まず定常状態においてはゼナーダイオード
ZDは遮断状態にあるから定電流源2からの一定
電流iは図示矢印の如く、r1→Rt→r4→Rbと流
れて一巡し、差動増巾器3の入力端に加わるそれ
ぞれの電圧e1,e2は次式で与えられる。 e1=(Rt+r4+Rb)i =(Rtb+ΔRt+r4+Rb)i ……(3) e2=r4・i・R2/(R1+R2)+Rb・i
……(4) ここで、分圧回路の抵抗R1,R2の値を共に
等しくR1=R2に選定すれば、発生電圧r4・i
は1/2に分圧されるから(4)式は(5)式で示される。 e2=(1/2・r4+Rb)i ……(5) (3)、(5)式で示される発生電圧e1,e2は差動
増巾器3によつて(1)式の如き演算が行なわれるか
ら、 e0=K(Rtb+ΔRt−Rb)i ……(6) (6)式において、バイアス抵抗Rbの値を測温抵抗
体1に含まれる一定バイアス抵抗分Rtbの値と等
しく、 Rtb=Rb ……(7) に選定すれば、 e0=K・ΔRt・i ……(8) となる。すなわち、定常時においては(8)式で表わ
される如く差動増巾器3の出力として、リード線
抵抗の影響を受けない測温抵抗体の任意の範囲の
抵抗変化ΔRtを所望の範囲の電気信号に変換した
出力e0を得ることができる。 次に、第1図の実施例において、測温抵抗体1
の各種の異常状態における動作について第2図a
〜eを用いて説明する。なお、第1図に示した
各々のリード線の等価導線抵抗r1〜r4の値は
回路抵抗R1,R2,Rbの値および差動増巾器
3の入力インピーダンスZ1,Z2の値に比べて
十分小さい値であり、異常状態における動作を説
明するに当つて支障が無いので、第2図において
はリード線の抵抗r1〜r4は省略して示した。 まず、測温抵抗体1の第1の電流供給用リード
線A1が断線した場合には、第1図に示した回路
は第2図aのように表わされる。このときの定電
流源2からの一定電流iはゼナーダイオードZD
のみに流れ、定常時に差動増巾器3の入力端に印
加されていた(3)式および(5)式で示される電圧e
1,e2は共に零となる。このため、差動増巾器
3の出力e0も零となる。 次に、測温抵抗体1の第1の電圧検出用リード
線B1が断線した場合には、第1図に示した回路
は第2図bのように表わされる。このときの定電
流源2からの一定電流iは図示矢印の如く定常状
態のときと同様の経路で流れ、差動増巾器3の逆
相入力端には(5)式で示される定常時と同様の発生
電圧e2が印加される。しかしながら、高入力イ
ンピーダンスを有する差動増巾器3の正相入力端
は開放状態となり、線路のノイズ等により、差動
増巾器3の出力e0は不定となる。 また、測温抵抗体1の第2の電圧検出用リード
線B2が断線した場合には、第1図に示した回路
は第2図cのように表わされる。この場合もリー
ド線B1が断線したときと同様に、定電流源2か
らの一定電流iは図示矢印の如く定常状態のとき
と同じ経路で一巡し、差動増巾器3の正相入力端
には(3)式で示される定常時と同様の発生電圧e1
が印加されている。一方、差動増巾器3の逆相入
力端には、e2=Rb・i・Z2/(R2+Z2)の電圧
が印加される。これにより、差動増巾器3の出力
e0はこれらe1,e2の値を(1)式に代入して e0=K〔Rtb+ΔRt+r4+Rb −2Rb・Z2/(R2+Z2)〕i ……(9) となる。ここに、抵抗R2の値に比べて逆相入力
端の入力インピーダンスZ2は十分大きい値であ
り、R2の値は無視できる。また、Rtb=Rbに選
定されているから(9)式は(10)式で表わされる。 e0=K(ΔRt+r4)i ……(10) (10)式において、リード線抵抗r4による発生電
圧r4・iは測温抵抗体の抵抗変化ΔRtに対応し
て発生する電圧ΔRt・iに比べて小さい値である
から差動増巾器3の出力e0は、(8)式で示した定常
状態における出力電圧とほぼ等しい値となる。 また、測温抵抗体1の第2の電流供給用リード
線A2が断線した場合には、第1図に示した回路
は第2図dのように表わされる。差動増巾器3の
入力インピーダンスZ1,Z2は十分大きい値で
あり、また(Rt+R1+R2+Rb)i≫Vzなるよう
にゼナーダイオードZDのゼナー電圧Vzが選定さ
れているから、このときの定電流源2からの一定
電流iは図示矢印の如くゼナーダイオードZDの
みに流れ、ゼナー電圧Vzを発生する。このゼナ
ー電圧Vzはリード線A1およびB1を介して差
動増巾器3の正相入力端に直接印加されると共
に、測温抵抗体1と抵抗R1,R2から成る分圧
回路を介して差動増巾器3の逆相入力端に印加さ
れる。すなわち、差動増巾器3の入力端に印加さ
れるそれぞれの電圧は(11)、(12)式で表わされる。 e1=Vz ……(11) e2=Vz・(R2+Rb)/(Rt+R1+R2+Rb)
…(12) (12)式において、測温抵抗体の抵抗Rtの値およ
びバイアス抵抗Rbの値は分圧抵抗R1,R2の
値に比べて十分小さい値であり、Rt,Rbを無視
する。また、抵抗R1,R2の値はR1=R2に選
定されているから、(12)式は(13)式で表わすこと
ができる。 e2≒1/2・Vz ……(13) (11)式および(13)式の関係を(1)式に代入するこ
とにより明らかな如く、このときの差動増巾器3
の出力電圧e0はほぼ零となる。 最後に、測温抵抗体1の抵抗素線Rtが断線し
た場合には、第1図に示した回路は第2図eのよ
うに表わされる。この場合もリード線A2が断線
した場合と同様、定電流源2からの一定電流iは
図示矢印の如くゼナーダイオードZDのみに流れ
ゼナー電圧Vzを発生する。このゼナー電圧Vzは
リード線A1およびB1を介して差動増巾器3の
正相入力端に印加され、e1=Vzとなる。 一方、差動増巾器3の逆相入力端の電圧e2は
零になる。ここに、ゼナー電圧Vzは(3)式で示し
た定常状態の発生電圧e1に比べて十分大きく選
定されているから、これらe1,e2の値を(1)式
に代入することにより明らかな如く、差動増巾器
3の出力e0はプラス側(上限側)に振切れる。こ
れを一般にバーンアウト・アツプスケールとい
う。 このように従来の4線式測温抵抗体を用いた温
度変換器においては、測温抵抗体断線による各種
の異常状態が発生したとき、その出力の方向が定
まらず、異常時に制御系を安全側に動作させる方
向を選択できない欠点があつた。特に、前述の如
く電圧検出用リード線B2が断線した場合には定
常時の出力の値とほぼ等しい値を出力するため、
異常状態であることに気が付かない可能性があつ
た。また、電流供給用リード線A1またはA2が
断線した場合は、いずれも出力は零となり、定常
時の入力抵抗ΔRt=0(温度測定範囲の下限値)
のときの出力との判別ができないなど、はなはだ
不都合であつた。 本発明の目的は、上記のような従来回路の欠点
を無くし、4線式被測定抵抗体断線による各種の
異常状態が発生した場合に、変換器の出力を確実
に標準信号範囲外の下限(マイナス側)に振切ら
せる動作をするいわゆるバーンアウト・ダウンス
ケールになるようにしたバーンアウト回路を簡単
な構成で実現することである。 本発明の要点は、4線式被測定抵抗体と変換器
とを結ぶ測定回路間において、前記被測定抵抗体
と並列にトランジスタを接続し、前記被測定抵抗
体断線による各種の異常状態が発生したとき、前
記被測定抵抗体に一定電流を供給するための定電
流源からの電流を、一方向性の半導体素子を介し
て前記トランジスタのベース電極に流し、該トラ
ンジスタを導通せしめて、前記変換器を構成する
差動増巾器の入力端を閉路させ、よつて出力をバ
ーンアウト・ダウンスケールになるようにした点
にある。 以下、本発明によるバーンアウト回路について
第3図の実施例を用いて詳しく説明する。なお、
第3図において第1図と同一部分は同一符号を用
いて示す。第3図において第1図と異なる点は次
の通りである。第1の電圧検出用リード線B1と
差動増巾器3の正相入力端との間に抵抗R3が挿
入され、リード線B1と抵抗R3の交点と、第2
の電流供給用リード線A2とバイアス抵抗Rbの
交点との間に高インピーダンスの抵抗R4が新た
に接続されている。そして、抵抗R3と抵抗R4
の直列回路の両端には抵抗R3側にコレクタ電極
が接続されるようにトランジスタQ1のコレクタ
電極、エミツタ電極がそれぞれ接続され、トラン
ジスタQ1のベース電極と、第1の電流供給用リ
ード線A1と定電流源2の交点との間には一方向
性の半導体素子たとえばダイオードD1が図示極
性で接続されている。また、第2の電圧検出用リ
ード線B2と分圧回路を構成する抵抗R1の交点
と、共通電位COM間には高インピーダンスの抵
抗R5と電圧値Vbなる電圧源4との直列回路が
図示極性で接続されている。また、ゼナーダイオ
ードZDは不要のため取除かれている。その他は
第1図の回路構成と同一である。 ここに、ダイオードD1の順方向降伏電圧を
VD、トランジスタQ1のベース・エミツタ間の
電圧をVbeとしたとき、VD+Vbe>(r1+Rt+r4)
iに選ばれる。この条件を満たすためにダイオー
ドD1として複数個直列接続にして用いてもよ
い。また、抵抗R4の値は、R4≫(r2+Rt+r4)
に選定されている。また、抵抗R5の値は、(r3
+r4+Rb)≪(R1+R2)≪R5に選ばれると共
に、定常時にVb/R5の電流がr3→r4→Rbに流れ
て測定誤差を生じないようにVb/R5≪iなるよ
うに抵抗R5、電圧Vbの値を選定している。 このように構成された第3図の実施例におい
て、定常状態ではダイオードD1、トランジスタ
Q1はいずれも遮断状態であり、抵抗R4,R5
の値も高インピーダンスで、Vb/R5の電流も無
視できる。したがつて、定常時にはダイオードD
1、トランジスタQ1、抵抗R4,R5および電
圧源4はいずれも回路から取除いた状態と等価で
ある。また抵抗R3の値も1kΩ前後で、差動増
巾器3の正相入力端の入力インピーダンスZ1の
値に対して無視できる値に選ばれている。したが
つて、第1図の実施例と同様に定電流源2からの
一定電流iは図示矢印の如く、r1→Rt→r4→Rb
と流れて一巡し、その動作、作用も第1図の実施
例で詳しく述べたことと同一である。すなわち、
定常状態においては差動増巾器3の正相入力端お
よび逆相入力端にそれぞれ加わる発生電圧e1,
e2は前述(3)式および(5)式で示した値と同一であ
り、その出力e0も(8)式で与えられ、リード線の抵
抗による影響を受けない正確な測定変換が行なわ
れる。 次に、第3図の実施例において測温抵抗体の各
種の異常状態における動作について、第4図a〜
eを用いて説明する。ここに、第3図に示した
各々のリード線の等価導線抵抗r1〜r4の値は、回
路抵抗R1〜R5,Rbの値に比べて小さい値で
あり、異常状態における動作を説明するに当つて
支障が無いので、第4図においてはリード線抵抗
r1〜r4は省略して示した。 なお、差動増巾器3の出力e0を確実にバーンア
ウト・ダウンスケールにするための条件は、(1)式
のe0の値が(8)式のΔRt=0のときのe0の値よりも
小さい値であればよいから、(14)式で与えられ
る。 e1−2・e2<0→e1<2・e2 ……(14) まず、測温抵抗体1の第1の電流供給用リード
線A1が断線した場合には、第3図に示した回路
は第4図aのように表わされる。この場合の定電
流源2からの一定電流iは、図示矢印の如くダイ
オードD1を介してトランジスタQ1のベースお
よびエミツタに流れ、バイアス抵抗Rbを通つて
一巡する。このため、トランジスタQ1は導通
し、コレクタ・エミツタ間は短絡状態となり、差
動増巾器3の正相入力端に加わる電圧e1は、ト
ランジスタQ1のコレクタ・エミツタ間飽和電圧
を無視すれば、e1=Rb・iとなる。一方、バイ
アス抵抗Rbの両端の発生電圧Rb・iは分圧抵抗
R1とR2の並列合成抵抗を介して差動増巾器3
の逆相入力端にも加わる。ここに、逆相入力端の
入力インピーダンスZ2は並列合成抵抗の値に比
べて非常に大きいから、リード線抵抗を無視すれ
ば逆相入力端に加わる電圧e2も同様にe2=
Rb・iとなる。したがつて、バーンアウト・ダ
ウンスケールの条件式である(14)式を満足し、
差動増巾器3の出力は瞬時にマイナス側に振切れ
て、バーンアウト・ダウンスケールとなる。 次に、測温抵抗体1の第1の電圧検出用リード
線B1が断線した場合は、第3図に示した回路は
第4図bのように表わされる。このときの定電流
源からの一定電流iは定常時のときと同様に図示
矢印の如く、測温抵抗体1の抵抗Rt、バイアス
抵抗Rbに流れる。なお、ダイオードD1、トラ
ンジスタQ1は遮断状態である。このため、バイ
アス抵抗Rbの両端に発生した電圧Rb・iは抵抗
R4、抵抗R3を介して差動増巾器3の正相入力
端に加わる。ここにR3≪R4に抵抗の値が選定さ
れているから、抵抗R3を無視すれば、e1=
Rb・i・Z1/(R4+Z1)となる。一方、差動増
巾器3の逆相入力端に加わる電圧e2はリード線A
1が断線した場合と同様の電圧e2=Rb・iとな
る。この場合も(14)式を明らかに満足し、差動
増巾器3の出力は速やかにバーンアウト・ダウン
スケールとなる。 なお、抵抗R4の存在はリード線B1が断線し
たときに差動増巾器3の正相入力端が開放になる
のを防止する目的のものである。したがつて、抵
抗R4は差動増巾器3の正相入力端と共通電位
COM間に接続するようにしてもよい。ただし、
このときの抵抗R4の値は定常時測定回路に影響
を与えないように、R4≫(R3+r2+Rt+r4+
Rb)に選定する必要がある。この場合、e1=0
となり、実施例と同様バーンアウト・ダウンスケ
ールとなる。 また、測温抵抗体1の第2の電圧検出用リード
線B2が断線した場合には、第3図に示した回路
は第4図cのように表わされる。この場合もリー
ド線B1断線のときと同様に、ダイオードD1、
トランジスタQ1は遮断状態であり、定電流源2
からの一定電流iは図示矢印の如く、定常状態と
同様の経路で流れる。したがつて、差動増巾器3
の正相入力端に加わる電圧e1は、リード線の抵
抗を無視すれば、 e1=(Rt+Rb)i ……(15) となる。一方、差動増巾器3の逆相入力端に加わ
る電圧e2は、抵抗R5,R1,R2の値に比べ
てバイアス抵抗Rbの値は非常に小さいので、こ
れを無視すれば、 e2=Vb・R2/(R1+R2+
R5)+Rb・i ……(16) となる。(2)式、(7)式の関係と(15)式、(16)式を(14)
式に代入し、整理すれば(17)式を得る。 2・Vb・R2/(R1+R2+R5)>ΔRt・i
……(17) (17)式を満足するように抵抗R5、電圧源4の
電圧Vbを選定することにより、バーンアウト・
ダウンスケールにすることができる。 たとえば、測温抵抗体1として白金測温抵抗体
JIS Pt100Ω、測定温度範囲0〜500℃とすれば、
その抵抗変化は100Ω〜284.02Ωであるから
ΔRtnax=184.02Ωとなる。また、定電流源2の一
定電流をi=2mAとすれば、(17)式の右辺は、
ΔRt・i=184.02Ω×2mA≒0.37Vとなる。ここ
で、分圧回路の抵抗の値をR1=R2=50kΩに選
定し、抵抗R5の値を2.2MΩ、電圧Vbの値を
10Vにすれば(17)式左辺は、2・Vb・R2/(R1
+R2+R5)=2×10V×50kΩ/(50kΩ+50kΩ
+2.2MΩ)≒0.43Vとなり、(17)式の条件を満足
し、差動増巾器3の出力は速やかにマイナス側に
振切れて、バーンアウト・ダウンスケールとな
る。 また、測温抵抗体1の第2の電流供給用リード
線A2が断線した場合には、第3図に示した回路
は第4図dのように表わされる。差動増巾器3の
正相入力端の入力インピーダンスおよび抵抗R
4,R5,R1,R2の値は非常に大きいので、
このときの定電流源2からの電流はダイオードD
1を介してトランジスタQ1のベースに流れてト
ランジスタQ1のコレクタ・エミツタ間を導通す
るため、定電流源2からの電流iは図示矢印の如
く、抵抗R3にも分流する。抵抗RbとR2の交
点を基準にしたリード線A1,B1点の電圧は共
に等しくその電圧VABは、トランジスタQ1のコ
レクタ・エミツタ間飽和電圧およびリード線の抵
抗を無視すれば、VAB=R3・i=VD+Vbeとな
る。ここに、i′は抵抗R3側に分流した電流であ
る。この電圧VABは、抵抗Rtを介して抵抗R1,
R2から成る分圧回路で1/2に分圧された後、バ
イアス抵抗Rbの両端に発生した電圧Rb・iと加
算されて差動増巾器3の逆相入力端に加わる。す
なわち、 e2=(VD+Vbe)/2+Rb・i ……(18) となる。一方、トランジスタQ1のコレクタ・エ
ミツタ間は導通状態であるから、コレクタ・エミ
ツタ飽和電圧を無視すれば、差動増巾器3の正相
入力端に加わる電圧e1は、 e1=Rb・i ……(19) となる。これらe1,e2の値から明らかなよう
に、(14)式の条件を十分満足し、差動増巾器3の
出力は瞬時にバーンアウト・ダウンスケールとな
る。 最後に、測温抵抗体1の抵抗素線Rtが断線し
た場合には、第3図に示した回路は第4図eのよ
うに表わされる。この場合も定電流源2からの一
定電流iは図示矢印の如く、上記リード線A2断
線のときと同様の経路で流れる。したがつて、前
述の説明から十分理解できるように、e1=e2=
Rb・iとなり、(14)式の条件を満足し、差動増巾
器3の出力は瞬時にバーンアウト・ダウンスケー
ルとなる。 なお、第3図の実施例ではトランジスタQ1の
エミツタ電極リード線A2とバイアス抵抗Rbの
交点に接続したが、基準電位COM側に接続して
もよい。ただし、この場合はVD+Vbe>(r1+Rt
+r4+Rb)iなるようにVDの値を選定し、定常
時に測定回路に影響を与えないようにする。リー
ド線A1,A2および抵抗素線Rtが各々断線し
たとき、第3図の実施例では差動増巾器3の正相
入力端に加わる電圧e1はそれぞれRb・iとな
つたが、このようにすれば正相入力端に加わる電
圧e1は零となり、より確実にバーンアウト・ダ
ウンスケールする。 また、第3図の実施例では電圧源4の一端を基
準電位COMに接続したが、リード線A2とバイ
アス抵抗Rbとの交点に接続するようにした方が
より好適である。ただ、基準電位COM側に接続
すれば、電圧源4として図示しない差動増巾器3
を駆動するための電源電圧を共用できるので便利
である。 また、第3図の実施例では抵抗R3をリード線
B1と差動増巾器3の正相入力端との間に接続し
たが、抵抗R3はトランジスタQ1の単なるコレ
ククタ負荷抵抗であるから、抵抗R3をリード線
A1と、定電流源2とダイオードD1の交点との
間に接続してもよい。 また、第3図の実施例では、差動増巾器3の入
力端の極性として、第1の電圧検出用リード線B
1を介して得られた発生電圧e1が加わる側を正
相入力端(+)、第2の電圧検出用リード線B2
を介して得られた発生電圧e2が加わる側を逆相
入力端(−)としたが、第3図面( )内に示す
如く、まつたく逆極性にした場合も適用できるも
のである。この場合の差動増巾器3の演算式は、
e0=K(2e2−e1)で表わされる。 このため、定常時に測温抵抗体の抵抗入力ΔRt
が増加すれば出力e0はマイナス側に増加する。ま
た、断線による各種の異常状態のときのバーンア
ウト動作も第3図の実施例とは逆にすべて出力
は、プラス側に振切れるが、入力ΔRtが増加した
ときの出力の方向と反対側に振切れるので、やは
り、バーンアウト・ダウンスケールである。 また、第3図の実施例では定電流源2の極性と
して、マイナス側を基準電位COMに接続したが、
図示と逆極性に接続した場合も適用できるもので
ある。ただし、このときはダイオードD1、電圧
源4の極性も図示と逆極性にし、トランジスタ
QQ1もPNP形を使用すればよい。 また、第1図および第3図の実施例では被測定
抵抗体として測温抵抗体を用いた場合について説
明してきたが、すべり抵抗入力など抵抗変化を測
定する場合であれば適用できるものである。 なお、第3図の実施例において、注意を要する
ことは、本発明によるバーンアウト回路を付加し
たことにより、定常時に測定誤差を生じないよう
に、かつバーンアウト動作をより確実にするため
には、差動増巾器3の入力インピーダンスは数M
Ω以上の高インピーダンスを有する必要がある。
それには、たとえば第5図に示す如き差動増巾器
3の具体的回路例が好適である。第5図の回路構
成によれば2つの演算増巾器6,7の非反転入力
端子をいずれも入力電圧e1,e2の入力端とし
ているから、非常に大きな入力インピーダンスが
得られる。なお、第5図において抵抗R7〜R1
0の値をそれぞれ、R8=R9、R7=R9・R10/
(2R9+R10)に選定すれば、演算増巾器6の出
力e0は、e0=(1+R10/R9)(e1−2e2)となり、
(1)式と一致し、差動増巾器3として、第5図の具
体的回路例をそのまま適用できる。 かくの如く、本発明によるバーンアウト回路に
よれば、被測定抵抗体断線による各種の異常状態
が発生したとき、出力を常にバーンアウト・ダウ
ンスケールにすることができ、制御系を安全側に
動作させる方向を決めることができる。しかも定
電圧源4は差動増巾器3駆動用の電源電圧と共用
できるから、高精度の要求されない一般の抵抗数
個、トランジスタ1ケおよびダイオード1〜2ケ
付加するのみであり、回路構成が簡単かつ安価に
実現でき、工業計測上有益である。
抗・電気信号変換器のバーンアウト回路に係り、
特に被測定抵抗体が断線したとき、出力をバーン
アウト・ダウンスケールになるようにしたバーン
アウト回路に関する。 一般のプロセス自動制御系においては、被測定
抵抗体が疲労または損傷などにより断線した場
合、それを検出して何等かの処置をこうじて制御
系が安全側に動作するようにしなければならな
い。 このため、変換器には被測定抵抗体の断線を検
出するために、出力信号を上限または下限のいず
れかの標準信号範囲外に振切らせる動作をする回
路を備えることが望ましい。これを一般に、バー
ンアウト回路と称している。 第1図は被測定抵抗体として4線式測温抵抗体
と差動増巾器で構成された温度変換器の実施例で
ある。第1図において、1は一端に第1の電流供
給用リード線A1と第1の電圧検出用リード線B
1とを分岐して有し、他端に第2の電流供給用リ
ード線A2と第2の電圧検出用リード線B2とを
分岐して有する4線式の測温抵抗体で、抵抗r1
〜r4は遠隔の測定点に設置された測温抵抗体1
から変換器までの各々の前記リード線A1,B1
およびB2,A2の等価導線抵抗である。定電流
源2とバイアス抵抗Rbの直列回路からは電流供
給用リード線A1,A2を介して測温抵抗体1に
図示矢印で示す如く一定電流iが供給されてい
る。そして定電流源2とバイアス抵抗Rbの交点
を基準電位COMとして、電圧検出用リード線B
1を介して得られる測温抵抗体1の抵抗変化に応
じて変化する発生電圧e1は差動増巾器3の正相
入力端に接続されている。また、電圧検出用リー
ド線B2を介して得られた電流供給用リード線A
2の等価導線抵抗r4の値に対応した発生電圧は
抵抗R1と抵抗R2から成る分圧回路で分圧さ
れ、この電圧とバイアス抵抗Rbの両端に発生し
た電圧との加算電圧e2は差動増巾器3の逆相入
力端に接続されている。 ここに差動増巾器3の出力電圧e0は(1)式の演算
式に示す如く、逆相入力端の入力電圧e2に対す
る入出力変換利得は、正相入力端の入力電圧e1
に対する入出力変換利得の2倍の変換利得を有す
るように構成されている。 e0=K|e1−2e2| ……(1) (1)式において、Kは差動増巾器3の変換利得で
ある。また、ZDは定電流源2の両端に接続され
たゼナーダイオードで、測温抵抗体1が断線した
場合に定電流源2の負荷が開放になり、差動増巾
器3の入力端に過大電圧が印加されるのを防止す
ると共に定電流源2自身の保護を行なうためのも
のである。なお、ゼナーダイオードZDのゼナー
電圧Vzは定常時に測定回路に影響を与えないよ
うにVz≫(r1+Rt+r4+Rb)iに選定されてい
る。ここに、Rtは測温抵抗体1の抵抗値である。 なお、測温抵抗体1の抵抗値Rtは(2)式の如く
示される。 Rt=Rtb+ΔRt ……(2) ここに、Rtbは測温抵抗体の種類と測定温度範
囲の下限値によつて定まる一定バイアス抵抗値、
ΔRtは測温抵抗体の種類と測定温度範囲によつて
定まる測定温度範囲の下限値からの温度変化に対
応した抵抗変化分である。 また、差動増巾器3の正相入力端の入力インピ
ーダンスをZ1、逆相入力端の入力インピーダン
スをZ2としたとき、 (r2+Rt+r4+Rb)≪Z1 (r3+r4)≪(R1+R2) 〔R1・R2/(R1+R2)+Rb〕≪Z2 の条件を満足するように差動増巾器3の入力イン
ピーダンスZ1,Z2は十分大きく選定されてい
る。 このように構成された第1図の温度変換器にお
いて、まず定常状態においてはゼナーダイオード
ZDは遮断状態にあるから定電流源2からの一定
電流iは図示矢印の如く、r1→Rt→r4→Rbと流
れて一巡し、差動増巾器3の入力端に加わるそれ
ぞれの電圧e1,e2は次式で与えられる。 e1=(Rt+r4+Rb)i =(Rtb+ΔRt+r4+Rb)i ……(3) e2=r4・i・R2/(R1+R2)+Rb・i
……(4) ここで、分圧回路の抵抗R1,R2の値を共に
等しくR1=R2に選定すれば、発生電圧r4・i
は1/2に分圧されるから(4)式は(5)式で示される。 e2=(1/2・r4+Rb)i ……(5) (3)、(5)式で示される発生電圧e1,e2は差動
増巾器3によつて(1)式の如き演算が行なわれるか
ら、 e0=K(Rtb+ΔRt−Rb)i ……(6) (6)式において、バイアス抵抗Rbの値を測温抵抗
体1に含まれる一定バイアス抵抗分Rtbの値と等
しく、 Rtb=Rb ……(7) に選定すれば、 e0=K・ΔRt・i ……(8) となる。すなわち、定常時においては(8)式で表わ
される如く差動増巾器3の出力として、リード線
抵抗の影響を受けない測温抵抗体の任意の範囲の
抵抗変化ΔRtを所望の範囲の電気信号に変換した
出力e0を得ることができる。 次に、第1図の実施例において、測温抵抗体1
の各種の異常状態における動作について第2図a
〜eを用いて説明する。なお、第1図に示した
各々のリード線の等価導線抵抗r1〜r4の値は
回路抵抗R1,R2,Rbの値および差動増巾器
3の入力インピーダンスZ1,Z2の値に比べて
十分小さい値であり、異常状態における動作を説
明するに当つて支障が無いので、第2図において
はリード線の抵抗r1〜r4は省略して示した。 まず、測温抵抗体1の第1の電流供給用リード
線A1が断線した場合には、第1図に示した回路
は第2図aのように表わされる。このときの定電
流源2からの一定電流iはゼナーダイオードZD
のみに流れ、定常時に差動増巾器3の入力端に印
加されていた(3)式および(5)式で示される電圧e
1,e2は共に零となる。このため、差動増巾器
3の出力e0も零となる。 次に、測温抵抗体1の第1の電圧検出用リード
線B1が断線した場合には、第1図に示した回路
は第2図bのように表わされる。このときの定電
流源2からの一定電流iは図示矢印の如く定常状
態のときと同様の経路で流れ、差動増巾器3の逆
相入力端には(5)式で示される定常時と同様の発生
電圧e2が印加される。しかしながら、高入力イ
ンピーダンスを有する差動増巾器3の正相入力端
は開放状態となり、線路のノイズ等により、差動
増巾器3の出力e0は不定となる。 また、測温抵抗体1の第2の電圧検出用リード
線B2が断線した場合には、第1図に示した回路
は第2図cのように表わされる。この場合もリー
ド線B1が断線したときと同様に、定電流源2か
らの一定電流iは図示矢印の如く定常状態のとき
と同じ経路で一巡し、差動増巾器3の正相入力端
には(3)式で示される定常時と同様の発生電圧e1
が印加されている。一方、差動増巾器3の逆相入
力端には、e2=Rb・i・Z2/(R2+Z2)の電圧
が印加される。これにより、差動増巾器3の出力
e0はこれらe1,e2の値を(1)式に代入して e0=K〔Rtb+ΔRt+r4+Rb −2Rb・Z2/(R2+Z2)〕i ……(9) となる。ここに、抵抗R2の値に比べて逆相入力
端の入力インピーダンスZ2は十分大きい値であ
り、R2の値は無視できる。また、Rtb=Rbに選
定されているから(9)式は(10)式で表わされる。 e0=K(ΔRt+r4)i ……(10) (10)式において、リード線抵抗r4による発生電
圧r4・iは測温抵抗体の抵抗変化ΔRtに対応し
て発生する電圧ΔRt・iに比べて小さい値である
から差動増巾器3の出力e0は、(8)式で示した定常
状態における出力電圧とほぼ等しい値となる。 また、測温抵抗体1の第2の電流供給用リード
線A2が断線した場合には、第1図に示した回路
は第2図dのように表わされる。差動増巾器3の
入力インピーダンスZ1,Z2は十分大きい値で
あり、また(Rt+R1+R2+Rb)i≫Vzなるよう
にゼナーダイオードZDのゼナー電圧Vzが選定さ
れているから、このときの定電流源2からの一定
電流iは図示矢印の如くゼナーダイオードZDの
みに流れ、ゼナー電圧Vzを発生する。このゼナ
ー電圧Vzはリード線A1およびB1を介して差
動増巾器3の正相入力端に直接印加されると共
に、測温抵抗体1と抵抗R1,R2から成る分圧
回路を介して差動増巾器3の逆相入力端に印加さ
れる。すなわち、差動増巾器3の入力端に印加さ
れるそれぞれの電圧は(11)、(12)式で表わされる。 e1=Vz ……(11) e2=Vz・(R2+Rb)/(Rt+R1+R2+Rb)
…(12) (12)式において、測温抵抗体の抵抗Rtの値およ
びバイアス抵抗Rbの値は分圧抵抗R1,R2の
値に比べて十分小さい値であり、Rt,Rbを無視
する。また、抵抗R1,R2の値はR1=R2に選
定されているから、(12)式は(13)式で表わすこと
ができる。 e2≒1/2・Vz ……(13) (11)式および(13)式の関係を(1)式に代入するこ
とにより明らかな如く、このときの差動増巾器3
の出力電圧e0はほぼ零となる。 最後に、測温抵抗体1の抵抗素線Rtが断線し
た場合には、第1図に示した回路は第2図eのよ
うに表わされる。この場合もリード線A2が断線
した場合と同様、定電流源2からの一定電流iは
図示矢印の如くゼナーダイオードZDのみに流れ
ゼナー電圧Vzを発生する。このゼナー電圧Vzは
リード線A1およびB1を介して差動増巾器3の
正相入力端に印加され、e1=Vzとなる。 一方、差動増巾器3の逆相入力端の電圧e2は
零になる。ここに、ゼナー電圧Vzは(3)式で示し
た定常状態の発生電圧e1に比べて十分大きく選
定されているから、これらe1,e2の値を(1)式
に代入することにより明らかな如く、差動増巾器
3の出力e0はプラス側(上限側)に振切れる。こ
れを一般にバーンアウト・アツプスケールとい
う。 このように従来の4線式測温抵抗体を用いた温
度変換器においては、測温抵抗体断線による各種
の異常状態が発生したとき、その出力の方向が定
まらず、異常時に制御系を安全側に動作させる方
向を選択できない欠点があつた。特に、前述の如
く電圧検出用リード線B2が断線した場合には定
常時の出力の値とほぼ等しい値を出力するため、
異常状態であることに気が付かない可能性があつ
た。また、電流供給用リード線A1またはA2が
断線した場合は、いずれも出力は零となり、定常
時の入力抵抗ΔRt=0(温度測定範囲の下限値)
のときの出力との判別ができないなど、はなはだ
不都合であつた。 本発明の目的は、上記のような従来回路の欠点
を無くし、4線式被測定抵抗体断線による各種の
異常状態が発生した場合に、変換器の出力を確実
に標準信号範囲外の下限(マイナス側)に振切ら
せる動作をするいわゆるバーンアウト・ダウンス
ケールになるようにしたバーンアウト回路を簡単
な構成で実現することである。 本発明の要点は、4線式被測定抵抗体と変換器
とを結ぶ測定回路間において、前記被測定抵抗体
と並列にトランジスタを接続し、前記被測定抵抗
体断線による各種の異常状態が発生したとき、前
記被測定抵抗体に一定電流を供給するための定電
流源からの電流を、一方向性の半導体素子を介し
て前記トランジスタのベース電極に流し、該トラ
ンジスタを導通せしめて、前記変換器を構成する
差動増巾器の入力端を閉路させ、よつて出力をバ
ーンアウト・ダウンスケールになるようにした点
にある。 以下、本発明によるバーンアウト回路について
第3図の実施例を用いて詳しく説明する。なお、
第3図において第1図と同一部分は同一符号を用
いて示す。第3図において第1図と異なる点は次
の通りである。第1の電圧検出用リード線B1と
差動増巾器3の正相入力端との間に抵抗R3が挿
入され、リード線B1と抵抗R3の交点と、第2
の電流供給用リード線A2とバイアス抵抗Rbの
交点との間に高インピーダンスの抵抗R4が新た
に接続されている。そして、抵抗R3と抵抗R4
の直列回路の両端には抵抗R3側にコレクタ電極
が接続されるようにトランジスタQ1のコレクタ
電極、エミツタ電極がそれぞれ接続され、トラン
ジスタQ1のベース電極と、第1の電流供給用リ
ード線A1と定電流源2の交点との間には一方向
性の半導体素子たとえばダイオードD1が図示極
性で接続されている。また、第2の電圧検出用リ
ード線B2と分圧回路を構成する抵抗R1の交点
と、共通電位COM間には高インピーダンスの抵
抗R5と電圧値Vbなる電圧源4との直列回路が
図示極性で接続されている。また、ゼナーダイオ
ードZDは不要のため取除かれている。その他は
第1図の回路構成と同一である。 ここに、ダイオードD1の順方向降伏電圧を
VD、トランジスタQ1のベース・エミツタ間の
電圧をVbeとしたとき、VD+Vbe>(r1+Rt+r4)
iに選ばれる。この条件を満たすためにダイオー
ドD1として複数個直列接続にして用いてもよ
い。また、抵抗R4の値は、R4≫(r2+Rt+r4)
に選定されている。また、抵抗R5の値は、(r3
+r4+Rb)≪(R1+R2)≪R5に選ばれると共
に、定常時にVb/R5の電流がr3→r4→Rbに流れ
て測定誤差を生じないようにVb/R5≪iなるよ
うに抵抗R5、電圧Vbの値を選定している。 このように構成された第3図の実施例におい
て、定常状態ではダイオードD1、トランジスタ
Q1はいずれも遮断状態であり、抵抗R4,R5
の値も高インピーダンスで、Vb/R5の電流も無
視できる。したがつて、定常時にはダイオードD
1、トランジスタQ1、抵抗R4,R5および電
圧源4はいずれも回路から取除いた状態と等価で
ある。また抵抗R3の値も1kΩ前後で、差動増
巾器3の正相入力端の入力インピーダンスZ1の
値に対して無視できる値に選ばれている。したが
つて、第1図の実施例と同様に定電流源2からの
一定電流iは図示矢印の如く、r1→Rt→r4→Rb
と流れて一巡し、その動作、作用も第1図の実施
例で詳しく述べたことと同一である。すなわち、
定常状態においては差動増巾器3の正相入力端お
よび逆相入力端にそれぞれ加わる発生電圧e1,
e2は前述(3)式および(5)式で示した値と同一であ
り、その出力e0も(8)式で与えられ、リード線の抵
抗による影響を受けない正確な測定変換が行なわ
れる。 次に、第3図の実施例において測温抵抗体の各
種の異常状態における動作について、第4図a〜
eを用いて説明する。ここに、第3図に示した
各々のリード線の等価導線抵抗r1〜r4の値は、回
路抵抗R1〜R5,Rbの値に比べて小さい値で
あり、異常状態における動作を説明するに当つて
支障が無いので、第4図においてはリード線抵抗
r1〜r4は省略して示した。 なお、差動増巾器3の出力e0を確実にバーンア
ウト・ダウンスケールにするための条件は、(1)式
のe0の値が(8)式のΔRt=0のときのe0の値よりも
小さい値であればよいから、(14)式で与えられ
る。 e1−2・e2<0→e1<2・e2 ……(14) まず、測温抵抗体1の第1の電流供給用リード
線A1が断線した場合には、第3図に示した回路
は第4図aのように表わされる。この場合の定電
流源2からの一定電流iは、図示矢印の如くダイ
オードD1を介してトランジスタQ1のベースお
よびエミツタに流れ、バイアス抵抗Rbを通つて
一巡する。このため、トランジスタQ1は導通
し、コレクタ・エミツタ間は短絡状態となり、差
動増巾器3の正相入力端に加わる電圧e1は、ト
ランジスタQ1のコレクタ・エミツタ間飽和電圧
を無視すれば、e1=Rb・iとなる。一方、バイ
アス抵抗Rbの両端の発生電圧Rb・iは分圧抵抗
R1とR2の並列合成抵抗を介して差動増巾器3
の逆相入力端にも加わる。ここに、逆相入力端の
入力インピーダンスZ2は並列合成抵抗の値に比
べて非常に大きいから、リード線抵抗を無視すれ
ば逆相入力端に加わる電圧e2も同様にe2=
Rb・iとなる。したがつて、バーンアウト・ダ
ウンスケールの条件式である(14)式を満足し、
差動増巾器3の出力は瞬時にマイナス側に振切れ
て、バーンアウト・ダウンスケールとなる。 次に、測温抵抗体1の第1の電圧検出用リード
線B1が断線した場合は、第3図に示した回路は
第4図bのように表わされる。このときの定電流
源からの一定電流iは定常時のときと同様に図示
矢印の如く、測温抵抗体1の抵抗Rt、バイアス
抵抗Rbに流れる。なお、ダイオードD1、トラ
ンジスタQ1は遮断状態である。このため、バイ
アス抵抗Rbの両端に発生した電圧Rb・iは抵抗
R4、抵抗R3を介して差動増巾器3の正相入力
端に加わる。ここにR3≪R4に抵抗の値が選定さ
れているから、抵抗R3を無視すれば、e1=
Rb・i・Z1/(R4+Z1)となる。一方、差動増
巾器3の逆相入力端に加わる電圧e2はリード線A
1が断線した場合と同様の電圧e2=Rb・iとな
る。この場合も(14)式を明らかに満足し、差動
増巾器3の出力は速やかにバーンアウト・ダウン
スケールとなる。 なお、抵抗R4の存在はリード線B1が断線し
たときに差動増巾器3の正相入力端が開放になる
のを防止する目的のものである。したがつて、抵
抗R4は差動増巾器3の正相入力端と共通電位
COM間に接続するようにしてもよい。ただし、
このときの抵抗R4の値は定常時測定回路に影響
を与えないように、R4≫(R3+r2+Rt+r4+
Rb)に選定する必要がある。この場合、e1=0
となり、実施例と同様バーンアウト・ダウンスケ
ールとなる。 また、測温抵抗体1の第2の電圧検出用リード
線B2が断線した場合には、第3図に示した回路
は第4図cのように表わされる。この場合もリー
ド線B1断線のときと同様に、ダイオードD1、
トランジスタQ1は遮断状態であり、定電流源2
からの一定電流iは図示矢印の如く、定常状態と
同様の経路で流れる。したがつて、差動増巾器3
の正相入力端に加わる電圧e1は、リード線の抵
抗を無視すれば、 e1=(Rt+Rb)i ……(15) となる。一方、差動増巾器3の逆相入力端に加わ
る電圧e2は、抵抗R5,R1,R2の値に比べ
てバイアス抵抗Rbの値は非常に小さいので、こ
れを無視すれば、 e2=Vb・R2/(R1+R2+
R5)+Rb・i ……(16) となる。(2)式、(7)式の関係と(15)式、(16)式を(14)
式に代入し、整理すれば(17)式を得る。 2・Vb・R2/(R1+R2+R5)>ΔRt・i
……(17) (17)式を満足するように抵抗R5、電圧源4の
電圧Vbを選定することにより、バーンアウト・
ダウンスケールにすることができる。 たとえば、測温抵抗体1として白金測温抵抗体
JIS Pt100Ω、測定温度範囲0〜500℃とすれば、
その抵抗変化は100Ω〜284.02Ωであるから
ΔRtnax=184.02Ωとなる。また、定電流源2の一
定電流をi=2mAとすれば、(17)式の右辺は、
ΔRt・i=184.02Ω×2mA≒0.37Vとなる。ここ
で、分圧回路の抵抗の値をR1=R2=50kΩに選
定し、抵抗R5の値を2.2MΩ、電圧Vbの値を
10Vにすれば(17)式左辺は、2・Vb・R2/(R1
+R2+R5)=2×10V×50kΩ/(50kΩ+50kΩ
+2.2MΩ)≒0.43Vとなり、(17)式の条件を満足
し、差動増巾器3の出力は速やかにマイナス側に
振切れて、バーンアウト・ダウンスケールとな
る。 また、測温抵抗体1の第2の電流供給用リード
線A2が断線した場合には、第3図に示した回路
は第4図dのように表わされる。差動増巾器3の
正相入力端の入力インピーダンスおよび抵抗R
4,R5,R1,R2の値は非常に大きいので、
このときの定電流源2からの電流はダイオードD
1を介してトランジスタQ1のベースに流れてト
ランジスタQ1のコレクタ・エミツタ間を導通す
るため、定電流源2からの電流iは図示矢印の如
く、抵抗R3にも分流する。抵抗RbとR2の交
点を基準にしたリード線A1,B1点の電圧は共
に等しくその電圧VABは、トランジスタQ1のコ
レクタ・エミツタ間飽和電圧およびリード線の抵
抗を無視すれば、VAB=R3・i=VD+Vbeとな
る。ここに、i′は抵抗R3側に分流した電流であ
る。この電圧VABは、抵抗Rtを介して抵抗R1,
R2から成る分圧回路で1/2に分圧された後、バ
イアス抵抗Rbの両端に発生した電圧Rb・iと加
算されて差動増巾器3の逆相入力端に加わる。す
なわち、 e2=(VD+Vbe)/2+Rb・i ……(18) となる。一方、トランジスタQ1のコレクタ・エ
ミツタ間は導通状態であるから、コレクタ・エミ
ツタ飽和電圧を無視すれば、差動増巾器3の正相
入力端に加わる電圧e1は、 e1=Rb・i ……(19) となる。これらe1,e2の値から明らかなよう
に、(14)式の条件を十分満足し、差動増巾器3の
出力は瞬時にバーンアウト・ダウンスケールとな
る。 最後に、測温抵抗体1の抵抗素線Rtが断線し
た場合には、第3図に示した回路は第4図eのよ
うに表わされる。この場合も定電流源2からの一
定電流iは図示矢印の如く、上記リード線A2断
線のときと同様の経路で流れる。したがつて、前
述の説明から十分理解できるように、e1=e2=
Rb・iとなり、(14)式の条件を満足し、差動増巾
器3の出力は瞬時にバーンアウト・ダウンスケー
ルとなる。 なお、第3図の実施例ではトランジスタQ1の
エミツタ電極リード線A2とバイアス抵抗Rbの
交点に接続したが、基準電位COM側に接続して
もよい。ただし、この場合はVD+Vbe>(r1+Rt
+r4+Rb)iなるようにVDの値を選定し、定常
時に測定回路に影響を与えないようにする。リー
ド線A1,A2および抵抗素線Rtが各々断線し
たとき、第3図の実施例では差動増巾器3の正相
入力端に加わる電圧e1はそれぞれRb・iとな
つたが、このようにすれば正相入力端に加わる電
圧e1は零となり、より確実にバーンアウト・ダ
ウンスケールする。 また、第3図の実施例では電圧源4の一端を基
準電位COMに接続したが、リード線A2とバイ
アス抵抗Rbとの交点に接続するようにした方が
より好適である。ただ、基準電位COM側に接続
すれば、電圧源4として図示しない差動増巾器3
を駆動するための電源電圧を共用できるので便利
である。 また、第3図の実施例では抵抗R3をリード線
B1と差動増巾器3の正相入力端との間に接続し
たが、抵抗R3はトランジスタQ1の単なるコレ
ククタ負荷抵抗であるから、抵抗R3をリード線
A1と、定電流源2とダイオードD1の交点との
間に接続してもよい。 また、第3図の実施例では、差動増巾器3の入
力端の極性として、第1の電圧検出用リード線B
1を介して得られた発生電圧e1が加わる側を正
相入力端(+)、第2の電圧検出用リード線B2
を介して得られた発生電圧e2が加わる側を逆相
入力端(−)としたが、第3図面( )内に示す
如く、まつたく逆極性にした場合も適用できるも
のである。この場合の差動増巾器3の演算式は、
e0=K(2e2−e1)で表わされる。 このため、定常時に測温抵抗体の抵抗入力ΔRt
が増加すれば出力e0はマイナス側に増加する。ま
た、断線による各種の異常状態のときのバーンア
ウト動作も第3図の実施例とは逆にすべて出力
は、プラス側に振切れるが、入力ΔRtが増加した
ときの出力の方向と反対側に振切れるので、やは
り、バーンアウト・ダウンスケールである。 また、第3図の実施例では定電流源2の極性と
して、マイナス側を基準電位COMに接続したが、
図示と逆極性に接続した場合も適用できるもので
ある。ただし、このときはダイオードD1、電圧
源4の極性も図示と逆極性にし、トランジスタ
QQ1もPNP形を使用すればよい。 また、第1図および第3図の実施例では被測定
抵抗体として測温抵抗体を用いた場合について説
明してきたが、すべり抵抗入力など抵抗変化を測
定する場合であれば適用できるものである。 なお、第3図の実施例において、注意を要する
ことは、本発明によるバーンアウト回路を付加し
たことにより、定常時に測定誤差を生じないよう
に、かつバーンアウト動作をより確実にするため
には、差動増巾器3の入力インピーダンスは数M
Ω以上の高インピーダンスを有する必要がある。
それには、たとえば第5図に示す如き差動増巾器
3の具体的回路例が好適である。第5図の回路構
成によれば2つの演算増巾器6,7の非反転入力
端子をいずれも入力電圧e1,e2の入力端とし
ているから、非常に大きな入力インピーダンスが
得られる。なお、第5図において抵抗R7〜R1
0の値をそれぞれ、R8=R9、R7=R9・R10/
(2R9+R10)に選定すれば、演算増巾器6の出
力e0は、e0=(1+R10/R9)(e1−2e2)となり、
(1)式と一致し、差動増巾器3として、第5図の具
体的回路例をそのまま適用できる。 かくの如く、本発明によるバーンアウト回路に
よれば、被測定抵抗体断線による各種の異常状態
が発生したとき、出力を常にバーンアウト・ダウ
ンスケールにすることができ、制御系を安全側に
動作させる方向を決めることができる。しかも定
電圧源4は差動増巾器3駆動用の電源電圧と共用
できるから、高精度の要求されない一般の抵抗数
個、トランジスタ1ケおよびダイオード1〜2ケ
付加するのみであり、回路構成が簡単かつ安価に
実現でき、工業計測上有益である。
第1図はバーンアウト回路を有しない従来の測
定抵抗体式温度変換器の一実施例図、第2図a〜
eは第1図に示す実施例の異常時における等価回
路図、第3図は本発明に係るバーンアウト回路を
備えた測温抵抗体式温度変換器の一実施例図、第
4図a〜eは第3図に示す実施例の異常時におけ
る等価回路図、第5図は差動増巾器の具体的回路
例図である。 1…測温抵抗体、2…定電流源、3…差動増巾
器、4…電圧源、6,7…演算増巾器。
定抵抗体式温度変換器の一実施例図、第2図a〜
eは第1図に示す実施例の異常時における等価回
路図、第3図は本発明に係るバーンアウト回路を
備えた測温抵抗体式温度変換器の一実施例図、第
4図a〜eは第3図に示す実施例の異常時におけ
る等価回路図、第5図は差動増巾器の具体的回路
例図である。 1…測温抵抗体、2…定電流源、3…差動増巾
器、4…電圧源、6,7…演算増巾器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一端に第1の電流供給用リード線と第1の電
圧検出用リード線とを分岐して有し、他端に第2
の電流供給用リード線と第2の電圧検出用リード
線とを分岐して有する4線式の被測定抵抗体と、
第1、第2の入力端子を備え、この第2の入力端
子からの入出力変換利得は前記第1の入力端子か
らの入出力変換利得に対して2倍の変換利得を有
する高入力インピーダンスの差動増巾器と、定電
流源と、1/2の分圧回路とバイアス抵抗とを具備
し、前記定電流源と前記バイアス抵抗との直列回
路から前記第1、第2の電流供給用リードを介し
て前記被測定抵抗体に電流を流し、前記直列回路
の交点を前記差動増巾器の基準電位として、前記
第1の電圧検出用リード線を介して得られた前記
被測定抵抗体の抵抗変化に応じて変化する発生電
圧を前記第1の入力端子に加えると共に、前記第
2の電圧検出用リード線を介して得られた前記第
2の電流供給用リード線の抵抗の値に対応した発
生電圧を前記分圧回路によつて1/2に分圧した電
圧と前記バイアス抵抗両端の発生電圧との加算電
圧を前記第2の入力端子に加えるように成した抵
抗・電気信号変換器において、前記被測定抵抗体
の前記第1、第2の電流供給用リード線および前
記被測定抵抗体の抵抗素線がそれぞれ断線した場
合に、いずれの場合も前記定電流源からの電流を
一方向性半導体素子を介してトランジスタのベー
スに流し、このトランジスタの導通によつて、前
記差動増巾器の第1の入力端子を閉路せしめ、前
記差動増巾器の出力信号を下限に振切らせるよう
に、前記被測定抵抗体と前記変換器とを結ぶ測定
回路間に前記一方向性半導体素子および前記トラ
ンジスタを接続したことを特徴とする4線式被測
定抵抗体のバーンアウト回路。 2 特許請求範囲第1項記載において、前記トラ
ンジスタのコレクタ電極は、前記差動増巾器の第
1の入力端子へ、エミツタ電極は前記バイアス抵
抗の一端へ、ベース電極は前記一方向性半導体素
子を介して前記定電流源の出力端へそれぞれ接続
すると共に、高インピーダンスを有する第1の抵
抗と電圧源との直列回路の一端を前記第2の電圧
検出用リード線と前記分圧回路の入力端との交点
へ、他端を前記バイアス抵抗の一端へそれぞれ接
続すると共に、高インピーダンスを有する第2の
抵抗の一端は前記第1の電圧検出用リード線と前
記差動増巾器の第1の入力端子とを結ぶ測定回路
間へ、他端は前記バイアス抵抗の一端へ接続する
と共に、前記定電流源と前記一方向性半導体素子
の交点から前記第1の電流供給用リード線および
前記第1の電圧検出用リード線を介して前記差動
増巾器の第1の入力端子に至る回路間に第3の抵
抗を接続するように成し、前記被測定抵抗体断線
による各種の異常状態が発生したとき、前記差動
増巾器の出力信号を常に下限に振切らせるように
したことを特徴とする4線式被測定抵抗体のバー
ンアウト回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9152779A JPS5616831A (en) | 1979-07-20 | 1979-07-20 | Burnout circuit of four-wire measured resistor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9152779A JPS5616831A (en) | 1979-07-20 | 1979-07-20 | Burnout circuit of four-wire measured resistor |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5616831A JPS5616831A (en) | 1981-02-18 |
| JPS6367668B2 true JPS6367668B2 (ja) | 1988-12-27 |
Family
ID=14028895
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9152779A Granted JPS5616831A (en) | 1979-07-20 | 1979-07-20 | Burnout circuit of four-wire measured resistor |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5616831A (ja) |
-
1979
- 1979-07-20 JP JP9152779A patent/JPS5616831A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5616831A (en) | 1981-02-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9726705B2 (en) | Sensor interface circuits | |
| CN205262632U (zh) | 一种多功能差分输入rtd温度检测电路 | |
| US3805616A (en) | Temperature measuring apparatus | |
| JPH0450772A (ja) | 電流検出装置 | |
| JPS6367668B2 (ja) | ||
| JPH07286910A (ja) | 温度変換器 | |
| US5096303A (en) | Electronic circuit arrangement for temperature measurement based on a platinum resistor as a temperature sensing resistor | |
| JPS6356953B2 (ja) | ||
| JPS59775B2 (ja) | 温度変換器 | |
| JPS5816073Y2 (ja) | 抵抗・電気信号変換装置 | |
| JPH0625701B2 (ja) | 3線式抵抗温度センサの温度検出回路 | |
| RU2024831C1 (ru) | Устройство для измерения давления | |
| JPS6221958Y2 (ja) | ||
| JP2512934B2 (ja) | 温度測定回路 | |
| JPH0236365A (ja) | 4線式被測定抵抗体のバーンアウト回路 | |
| JPH063463B2 (ja) | 信号源の電気量検出装置 | |
| SU838416A1 (ru) | Устройство дл измерени температуры | |
| JPS5925029Y2 (ja) | 3線抵抗式測温回路の断線検知回路 | |
| JPS5937711Y2 (ja) | 温度測定回路 | |
| JPS5858012B2 (ja) | 温度変換器 | |
| JP3158862B2 (ja) | 測温抵抗体回路 | |
| JPS5825353Y2 (ja) | 微小抵抗変化量測定装置 | |
| JPS59212008A (ja) | 入力装置 | |
| SU911368A1 (ru) | Устройство дл измерени приращени сопротивлени | |
| JPH0271164A (ja) | 4線式被測定抵抗体のバーンアウト回路 |