JPH0258908B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0258908B2 JPH0258908B2 JP57091955A JP9195582A JPH0258908B2 JP H0258908 B2 JPH0258908 B2 JP H0258908B2 JP 57091955 A JP57091955 A JP 57091955A JP 9195582 A JP9195582 A JP 9195582A JP H0258908 B2 JPH0258908 B2 JP H0258908B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- residue
- extraction
- soybean
- dehydrated
- Prior art date
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- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
Description
この発明は、大豆抽出残渣の処理法に関するも
のである。 大豆や脱脂大豆を水抽出する工程から分離され
た大豆抽出残渣(湿潤オカラ)は、単なる圧搾や
遠心分離によつて水分を80%以下にまで脱水する
のは一般に困難であり、菌の繁殖がおこりやすい
性質が有つて保存性に問題がある。 このような抽出残渣の脱水効率を高めようとし
て従来、大豆抽出残渣に酸性の廃水、具体的には
醗酵させた大豆ホエイを加えることが提案されて
いる。しかしこの提案された方法は、機械的脱水
効率が向上するので乾燥コストが低下する利点が
ある反面、残渣中にもともと含まれていた水分は
ホエイと合一して脱水されることになるので廃水
処理量が増え廃水処理コストが増大するという欠
点がある。このため、所謂生オカラの製造のよう
に、乾燥コスト低減の利点を必ずしも生かせない
場合には、上記方法は、採用し難い。 本発明者は、必ずしも乾燥工程を伴わない生オ
カラ等の製造にも適した効率的な脱水方法の開発
について種々検討する中で、酸性廃液すなわち大
豆ホエイを使用するのではなく、酸性の新鮮水を
使うと廃液を使用するよりも脱水効率が向上する
こと及び、酸性水中の固形分濃度と脱水効率とは
負の相関関係があることを見出し、更に、このよ
うな低負荷水を用いて脱水した液部は抽出工程の
液部として使用できること、従い廃水量の増大は
皆無にすることができること等を見出すに至つ
た。 この発明は、大豆や脱脂大豆を水抽出する第一
工程、該抽出工程から分離された大豆抽出残渣に
水を加える第二工程、及び酸性下に脱水する第三
工程からなる大豆抽出残渣の処理法において、第
二工程で加える水の固形物含量を0.5%以下とし、
第三工程で脱水分離した酸性水は、要すればPH調
整して第一工程に循環することを特徴とする大豆
抽出残渣の処理法である。 この発明における処理の対象は、抽出工程から
分離される大豆抽出残渣であるが、多くの大豆製
品、例えば豆腐、豆乳飲料、分離大豆蛋白等の製
造中に行なわれる水性媒体による抽出工程で、水
可溶性部分を大まかに分離した後の残渣として得
られ、残渣中通常80%台の水を含んでいる。 この残渣には、清澄性のある水を加え、酸性下
に脱水する。後記実施例及び図に示すように、残
査に加える水は清澄度の高い程、すなわち固形物
含量の低い程、つまり浄水を用いる場合において
最も、脱水効率が高い。この発明においては、少
くとも加える水の固形物含量が0.5重量%以下、
好ましくは0.2重量%以下のものであるようにし、
大豆の酸性廃液(大豆ホエイ)を用いる場合に
は、浄水で希釈するか、又はUF乃至RO等の膜
透過液を使用するのがよい。 加える水の量は湿潤残渣の重量に対して2倍以
上にしないと脱水率の向上に乏しい。また加水後
のスラリーをポンプ移送したり脱水機にかけて連
続処理するためには2.5倍以上の加水がよい。ま
た、後述するように加水後加熱を施す場合には、
加水量が多すぎると熱エネルギーの消費が多いの
で、そのような場合には加水量を4.5倍以下に抑
えるのが望ましい。 生オカラの製造を行なう場合、すなわち、脱水
後特に乾燥処理を施さない場合は、加水後、脱水
前に加熱処理を施すと、一段と保存性が向上す
る。この場合、望ましい加熱の程度は80℃以上に
おいて10分以上加熱するのがよい。 脱水効率を高めるための脱水時のPHは3.5〜5
がよく、好ましくは4〜4.5の範囲がよい。PHが
低すぎると使用機器の耐酸性を向上させるための
対策が必要であり、高すぎると脱水効率が低い。
使用する酸は有機酸、無機酸の別を特に問わず、
各種のものが使用できる。機械的脱水は、遠心分
離機、フイルタープレス、スクリユープレス等公
知のものを使用でき、斯くして脱水残渣が得られ
る。この脱水残渣は、乾燥処理して乾燥品にして
もよいが、そのままでも充分に保存性ある製品で
ある。 この発明において上記脱水分離した酸性水を、
抽出工程に循環する。残渣へ加える水は通常大豆
ホエーそのものではなく、清澄度の高いものであ
るから、上記脱水分離した酸性水は、大豆や脱脂
大豆等の一次乃至二次抽出水の一部または全部と
して使用することができ、その分、抽出に元来要
した清澄水の量を減らすことができ、廃水量の増
大を抑制できるのである。 以下この発明を実験例や実施例で説明する。 実施例 1 分離大豆蛋白の製造過程から固形分含量2%の
大豆ホエー(PH4.5)を調製し、これと水道水と
の各種混合比とし、塩酸でPHを4.5に調節した酸
性水を調製した。 同じく分離大豆蛋白の製造工程から2回の水抽
出工程を経て遠心分離後得られた水分84%の湿潤
抽出残渣について、その3重量倍に相当する上記
各種の酸性水を加えた後、遠心脱水(1000×g10
分)を行つた場合の、脱水残渣中の水分は図の通
りであり、酸性水中の大豆ホエーの固形物含量が
0.2%以下において、脱水効率が特に優れていた。 実施例 2 実施例1と同様にして得られる水分84%の湿潤
抽出残渣に、その3重量倍の水を加えてPH4.5と
し、容器中に導入して、蒸気を吹き込み80℃で10
分間加熱処理した後、フイルタープレスまたはス
クリユープレスで脱水した後の水分を測定した。
実施例1と同様に調製した固形分含量2%の大豆
ホエーを酸水として使用した場合を対照に、結果
を次表に示す。
のである。 大豆や脱脂大豆を水抽出する工程から分離され
た大豆抽出残渣(湿潤オカラ)は、単なる圧搾や
遠心分離によつて水分を80%以下にまで脱水する
のは一般に困難であり、菌の繁殖がおこりやすい
性質が有つて保存性に問題がある。 このような抽出残渣の脱水効率を高めようとし
て従来、大豆抽出残渣に酸性の廃水、具体的には
醗酵させた大豆ホエイを加えることが提案されて
いる。しかしこの提案された方法は、機械的脱水
効率が向上するので乾燥コストが低下する利点が
ある反面、残渣中にもともと含まれていた水分は
ホエイと合一して脱水されることになるので廃水
処理量が増え廃水処理コストが増大するという欠
点がある。このため、所謂生オカラの製造のよう
に、乾燥コスト低減の利点を必ずしも生かせない
場合には、上記方法は、採用し難い。 本発明者は、必ずしも乾燥工程を伴わない生オ
カラ等の製造にも適した効率的な脱水方法の開発
について種々検討する中で、酸性廃液すなわち大
豆ホエイを使用するのではなく、酸性の新鮮水を
使うと廃液を使用するよりも脱水効率が向上する
こと及び、酸性水中の固形分濃度と脱水効率とは
負の相関関係があることを見出し、更に、このよ
うな低負荷水を用いて脱水した液部は抽出工程の
液部として使用できること、従い廃水量の増大は
皆無にすることができること等を見出すに至つ
た。 この発明は、大豆や脱脂大豆を水抽出する第一
工程、該抽出工程から分離された大豆抽出残渣に
水を加える第二工程、及び酸性下に脱水する第三
工程からなる大豆抽出残渣の処理法において、第
二工程で加える水の固形物含量を0.5%以下とし、
第三工程で脱水分離した酸性水は、要すればPH調
整して第一工程に循環することを特徴とする大豆
抽出残渣の処理法である。 この発明における処理の対象は、抽出工程から
分離される大豆抽出残渣であるが、多くの大豆製
品、例えば豆腐、豆乳飲料、分離大豆蛋白等の製
造中に行なわれる水性媒体による抽出工程で、水
可溶性部分を大まかに分離した後の残渣として得
られ、残渣中通常80%台の水を含んでいる。 この残渣には、清澄性のある水を加え、酸性下
に脱水する。後記実施例及び図に示すように、残
査に加える水は清澄度の高い程、すなわち固形物
含量の低い程、つまり浄水を用いる場合において
最も、脱水効率が高い。この発明においては、少
くとも加える水の固形物含量が0.5重量%以下、
好ましくは0.2重量%以下のものであるようにし、
大豆の酸性廃液(大豆ホエイ)を用いる場合に
は、浄水で希釈するか、又はUF乃至RO等の膜
透過液を使用するのがよい。 加える水の量は湿潤残渣の重量に対して2倍以
上にしないと脱水率の向上に乏しい。また加水後
のスラリーをポンプ移送したり脱水機にかけて連
続処理するためには2.5倍以上の加水がよい。ま
た、後述するように加水後加熱を施す場合には、
加水量が多すぎると熱エネルギーの消費が多いの
で、そのような場合には加水量を4.5倍以下に抑
えるのが望ましい。 生オカラの製造を行なう場合、すなわち、脱水
後特に乾燥処理を施さない場合は、加水後、脱水
前に加熱処理を施すと、一段と保存性が向上す
る。この場合、望ましい加熱の程度は80℃以上に
おいて10分以上加熱するのがよい。 脱水効率を高めるための脱水時のPHは3.5〜5
がよく、好ましくは4〜4.5の範囲がよい。PHが
低すぎると使用機器の耐酸性を向上させるための
対策が必要であり、高すぎると脱水効率が低い。
使用する酸は有機酸、無機酸の別を特に問わず、
各種のものが使用できる。機械的脱水は、遠心分
離機、フイルタープレス、スクリユープレス等公
知のものを使用でき、斯くして脱水残渣が得られ
る。この脱水残渣は、乾燥処理して乾燥品にして
もよいが、そのままでも充分に保存性ある製品で
ある。 この発明において上記脱水分離した酸性水を、
抽出工程に循環する。残渣へ加える水は通常大豆
ホエーそのものではなく、清澄度の高いものであ
るから、上記脱水分離した酸性水は、大豆や脱脂
大豆等の一次乃至二次抽出水の一部または全部と
して使用することができ、その分、抽出に元来要
した清澄水の量を減らすことができ、廃水量の増
大を抑制できるのである。 以下この発明を実験例や実施例で説明する。 実施例 1 分離大豆蛋白の製造過程から固形分含量2%の
大豆ホエー(PH4.5)を調製し、これと水道水と
の各種混合比とし、塩酸でPHを4.5に調節した酸
性水を調製した。 同じく分離大豆蛋白の製造工程から2回の水抽
出工程を経て遠心分離後得られた水分84%の湿潤
抽出残渣について、その3重量倍に相当する上記
各種の酸性水を加えた後、遠心脱水(1000×g10
分)を行つた場合の、脱水残渣中の水分は図の通
りであり、酸性水中の大豆ホエーの固形物含量が
0.2%以下において、脱水効率が特に優れていた。 実施例 2 実施例1と同様にして得られる水分84%の湿潤
抽出残渣に、その3重量倍の水を加えてPH4.5と
し、容器中に導入して、蒸気を吹き込み80℃で10
分間加熱処理した後、フイルタープレスまたはス
クリユープレスで脱水した後の水分を測定した。
実施例1と同様に調製した固形分含量2%の大豆
ホエーを酸水として使用した場合を対照に、結果
を次表に示す。
【表】
参考例
上記実施例において言及した、水分84%の湿潤
抽出残渣(PH7.0)、水分76.5%の脱水残渣(PH
4.5)(実施例1)、及び加熱処理後水分75%に脱
水された残渣(PH4.5)(実施例2)について、各
50gを100ml容シヤーレ中に入れ、蓋をしたもの
を30℃のフラン器中で保持して、1日毎に臭味を
チエツクしたところ、非加熱非脱水品は1日経過
時点、非加熱・脱水品は4日経過時点で腐敗臭が
感じられたのに対して、加熱脱水品は、10日経過
時点でも腐敗臭が感じられなかつた。 実施例 3 実施例2において脱水分離された酸性水を、水
酸化ナトリウムでPH7.0に中和し、これを、分離
大豆蛋白製造における脱脂大豆の2回目の抽出工
程に循環し、等量の水道水と混合して、5倍量の
抽出液として用い、抽出した。全量水道水で、PH
を7.0に調節したものを抽出水とする対照実験も
行つた。抽出後、残渣と分離した液側の固形物含
量はともに2.1%で本例、対照例に差がなく、ま
た、液側の臭味に優劣も認められなかつた。
抽出残渣(PH7.0)、水分76.5%の脱水残渣(PH
4.5)(実施例1)、及び加熱処理後水分75%に脱
水された残渣(PH4.5)(実施例2)について、各
50gを100ml容シヤーレ中に入れ、蓋をしたもの
を30℃のフラン器中で保持して、1日毎に臭味を
チエツクしたところ、非加熱非脱水品は1日経過
時点、非加熱・脱水品は4日経過時点で腐敗臭が
感じられたのに対して、加熱脱水品は、10日経過
時点でも腐敗臭が感じられなかつた。 実施例 3 実施例2において脱水分離された酸性水を、水
酸化ナトリウムでPH7.0に中和し、これを、分離
大豆蛋白製造における脱脂大豆の2回目の抽出工
程に循環し、等量の水道水と混合して、5倍量の
抽出液として用い、抽出した。全量水道水で、PH
を7.0に調節したものを抽出水とする対照実験も
行つた。抽出後、残渣と分離した液側の固形物含
量はともに2.1%で本例、対照例に差がなく、ま
た、液側の臭味に優劣も認められなかつた。
図は、実施例1における結果を示すもので、た
て軸は脱水残渣中の水分(%)、横軸は酸性水中
の固形物含量(%)を示す。
て軸は脱水残渣中の水分(%)、横軸は酸性水中
の固形物含量(%)を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 大豆や脱脂大豆を水抽出する第一工程、該抽
出工程から分離された大豆抽出残渣に水を加える
第二工程、及び酸性下に脱水する第三工程からな
る大豆抽出残渣の処理法において、第二工程で加
える水の固形物含量を0.5%以下とし、第三工程
で脱水分離した酸性水は、要すればPH調整して第
一工程に循環することを特徴とする大豆抽出残渣
の処理法。 2 脱水前加熱処理する特許請求の範囲第1項記
載の処理法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57091955A JPS58209948A (ja) | 1982-05-29 | 1982-05-29 | 大豆抽出残渣の処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57091955A JPS58209948A (ja) | 1982-05-29 | 1982-05-29 | 大豆抽出残渣の処理法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58209948A JPS58209948A (ja) | 1983-12-07 |
| JPH0258908B2 true JPH0258908B2 (ja) | 1990-12-11 |
Family
ID=14040993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57091955A Granted JPS58209948A (ja) | 1982-05-29 | 1982-05-29 | 大豆抽出残渣の処理法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58209948A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002360185A (ja) * | 2001-06-11 | 2002-12-17 | Hokkai Can Co Ltd | 飼料原体 |
| WO2004104036A1 (ja) * | 2003-05-21 | 2004-12-02 | Fuji Oil Company, Limited | 大豆ホエー蛋白及び大豆ホエー蛋白分解物の製造法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5856618B2 (ja) * | 1980-04-14 | 1983-12-15 | 旭松食品株式会社 | 豆腐粕の脱水方法 |
-
1982
- 1982-05-29 JP JP57091955A patent/JPS58209948A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58209948A (ja) | 1983-12-07 |
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