JPH0322374B2 - - Google Patents
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- JPH0322374B2 JPH0322374B2 JP1746182A JP1746182A JPH0322374B2 JP H0322374 B2 JPH0322374 B2 JP H0322374B2 JP 1746182 A JP1746182 A JP 1746182A JP 1746182 A JP1746182 A JP 1746182A JP H0322374 B2 JPH0322374 B2 JP H0322374B2
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Description
本発明は、低級アルキル基を側鎖として有する
芳香族化合物、例えばトルエン、クロルトルエ
ン、エチルベンゼン、キシレンなどの側鎖を、塩
素を用い光照射下で塩素化する方法の改良に関す
るものである。 この種の塩素化反応は、ガラス製反応容器中の
液相反応系に光を照射しながら塩素を導入するこ
とによつて通常行なわれている。しかしながら、
この際しばしば反応液が着色して光の透過を悪く
したり、あるいは気相部分で爆燃が発生したりす
ることがある。光の透過性が悪化すると副反応の
進行が優先して核塩素化物や脱塩化水素縮合物な
どが副生し、目的生成物である側鎖塩素化物の純
度や収率を低下させることになる。 このような望ましくない現象が生ずる主な原因
は、反応系中に不純物として鉄などの金属成分が
存在するためであることが判明しており、したが
つて不純物金属成分の影響をできるだけ減少もし
くは除去する技術の開発が従来から種々なされて
いる。この目的のために有効な従来技術として
は、金属成分を捕捉する作用を有する物質、即ち
光塩素化反応の安定剤として尿素、酸アミド(米
国特許第2695872号)やヘキサメチレンテトラミ
ン(米国特許第2817632号)などを反応液中に添
加する方法や、あるいはN−低級アルキル置換酸
アミド例えばジメチルホルムアミドの存在下で塩
素化を行なわせる方法(特開昭48−76825号)な
どが知られている。しかしながら尿素は反応液に
離溶または不溶であつて、塩素化反応中に反応容
器壁に付着してしまい光線の透過を妨げるため好
ましくない。一方、ヘキサメチレンテトラミン、
酸アミド、ジメチルホルムアミドなどは反応液に
可溶であるが、精製品を使用しても塩素化反応中
に結晶と思われる粒子が反応液中に発生して激し
いときには反応液が白濁し、そのため反応系内へ
の光線透過の妨げとなる。 本発明は、上述のような従来法における欠点を
除去した、新規で改良された側鎖塩素化法を提供
することを目的としてなされたものであり、反応
系中に存在する不純物金属成分を有効に捕捉し、
しかも塩素化反応に悪影響を及ぼすことのない金
属成分捕捉剤、即ち光塩素化反応の安定剤を新た
に見出したことに基くものである。 すなわち本発明は、側鎖として低級アルキル基
を有する芳香族化合物の側鎖を光塩素化するに際
し、安定剤として反応系に以下の一般式(),
()、または()で表わされるカルバミン酸エ
ステル誘導体の1種以上を使用することを特徴と
する芳香族化合物の側鎖塩素化方法である。 一般式() (式中、R1は非置換もしくはアルコキシ、ア
ルキルチオで置換されたアルキル基または非置換
もしくはアルキル、ハロゲン、アルコキシで置換
されたフエニル基であり、R2,R3は非置換であ
るアルキル基であり、Xは酸素原子または硫黄原
子である。) 一般式() (式中、R1は非置換もしくはアルコキシ、フ
エニル基で置換されたアルキル基であり、Xは一
般式()で定義した通りであり、R4は水素原
子または低級アルキル基であり、nは4〜6の整
数である。) 一般式() (式中、R1は非置換もしくはアルコキシ、、フ
エニル基、ハロゲンもしくはアルキルを有するフ
エニル基で置換されたアルキル基であり、Yは非
置換もしくはアルキル置換のモルホリン、ピペラ
ジンまたはフタルイミド残基であり、Xは一般式
()で定義した通りである。) 本発明による側鎖塩素化の対象となる芳香族化
合物には、例えばトルエン、キシレン、エチルベ
ンゼンなどの芳香族化合物炭化水素、さらにはこ
れらの芳香族化合物の核又は側鎖にハロゲン基を
導入した。o−クロロトルエン、p−クロロトル
エン、2,4−ジクロロトルエン、3,4−ジク
ロロトルエン、o−ジクロロメチルベンゾトリフ
ルオライドなどの芳香族ハロゲン化炭化水素化合
物があげられる。 本発明は反応溶媒の存在下、不存在下のいずれ
でも実施することができるが、被塩素化物が常温
で液体である場合は、特に溶媒を必要とすること
なくそのまま反応液として使用できる。また、常
温で固体である化合物の場合、あるいは溶媒の存
在下に実施する必要がある場合には、溶媒として
は塩素化反応に不活性のものであれば特に制限は
なく、通常、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロ
ロベンゼン等の多塩素化化合物が使用され、特に
四塩化炭素が好ましい。 さらに本発明によれば、副反応を抑制して副生
不純物を減ずることができる。これにより、得ら
れた反応終了液から目的物を回収、精製する工程
を経ずして、反応終了液をそのまま次の反応工程
における出発物質として使用することも可能であ
る。 本発明におけるカルバミン酸エステル誘導体は
カルバミン酸エステル類のほかチオールカルバミ
ン酸エステル、ジチオカルバミン酸エステルおよ
びチオンカルバミン酸エステルの各誘導体が含ま
れる。 R1,R2およびR3で示す非解離性置換基を有し
ていてもよいアルキル基は炭素原子数1〜8個を
持つものであり、シクロアルキル基を含む。この
非解離性置換基としては、ハロゲノ、アルコキ
シ、アルキルチオおよびアルコキシカルボニル基
等をあげることができる。 非解離性置換基を有していてもよいフエニル基
の置換基はアルキル、ハロゲノ、ハロゲノアルキ
ル、およびアルコキシ基等があげられる。またこ
の置換フエニル基として、ベンジル、および置換
ベンジル基等があげられる。この置換ベンジル基
の置換基としてはアルキル、ハロゲノ、ハロゲノ
アルキル、およびアルコキシ基等が含まれる。 フタルイミド、ピペラジン、およびモルホリン
残基はそれぞれ低級アルキル基を置換基として有
していてもよい。 このようなカルバミン酸エステル類としては、
第表、−a、−b、−cのような例をあ
げることができる。
芳香族化合物、例えばトルエン、クロルトルエ
ン、エチルベンゼン、キシレンなどの側鎖を、塩
素を用い光照射下で塩素化する方法の改良に関す
るものである。 この種の塩素化反応は、ガラス製反応容器中の
液相反応系に光を照射しながら塩素を導入するこ
とによつて通常行なわれている。しかしながら、
この際しばしば反応液が着色して光の透過を悪く
したり、あるいは気相部分で爆燃が発生したりす
ることがある。光の透過性が悪化すると副反応の
進行が優先して核塩素化物や脱塩化水素縮合物な
どが副生し、目的生成物である側鎖塩素化物の純
度や収率を低下させることになる。 このような望ましくない現象が生ずる主な原因
は、反応系中に不純物として鉄などの金属成分が
存在するためであることが判明しており、したが
つて不純物金属成分の影響をできるだけ減少もし
くは除去する技術の開発が従来から種々なされて
いる。この目的のために有効な従来技術として
は、金属成分を捕捉する作用を有する物質、即ち
光塩素化反応の安定剤として尿素、酸アミド(米
国特許第2695872号)やヘキサメチレンテトラミ
ン(米国特許第2817632号)などを反応液中に添
加する方法や、あるいはN−低級アルキル置換酸
アミド例えばジメチルホルムアミドの存在下で塩
素化を行なわせる方法(特開昭48−76825号)な
どが知られている。しかしながら尿素は反応液に
離溶または不溶であつて、塩素化反応中に反応容
器壁に付着してしまい光線の透過を妨げるため好
ましくない。一方、ヘキサメチレンテトラミン、
酸アミド、ジメチルホルムアミドなどは反応液に
可溶であるが、精製品を使用しても塩素化反応中
に結晶と思われる粒子が反応液中に発生して激し
いときには反応液が白濁し、そのため反応系内へ
の光線透過の妨げとなる。 本発明は、上述のような従来法における欠点を
除去した、新規で改良された側鎖塩素化法を提供
することを目的としてなされたものであり、反応
系中に存在する不純物金属成分を有効に捕捉し、
しかも塩素化反応に悪影響を及ぼすことのない金
属成分捕捉剤、即ち光塩素化反応の安定剤を新た
に見出したことに基くものである。 すなわち本発明は、側鎖として低級アルキル基
を有する芳香族化合物の側鎖を光塩素化するに際
し、安定剤として反応系に以下の一般式(),
()、または()で表わされるカルバミン酸エ
ステル誘導体の1種以上を使用することを特徴と
する芳香族化合物の側鎖塩素化方法である。 一般式() (式中、R1は非置換もしくはアルコキシ、ア
ルキルチオで置換されたアルキル基または非置換
もしくはアルキル、ハロゲン、アルコキシで置換
されたフエニル基であり、R2,R3は非置換であ
るアルキル基であり、Xは酸素原子または硫黄原
子である。) 一般式() (式中、R1は非置換もしくはアルコキシ、フ
エニル基で置換されたアルキル基であり、Xは一
般式()で定義した通りであり、R4は水素原
子または低級アルキル基であり、nは4〜6の整
数である。) 一般式() (式中、R1は非置換もしくはアルコキシ、、フ
エニル基、ハロゲンもしくはアルキルを有するフ
エニル基で置換されたアルキル基であり、Yは非
置換もしくはアルキル置換のモルホリン、ピペラ
ジンまたはフタルイミド残基であり、Xは一般式
()で定義した通りである。) 本発明による側鎖塩素化の対象となる芳香族化
合物には、例えばトルエン、キシレン、エチルベ
ンゼンなどの芳香族化合物炭化水素、さらにはこ
れらの芳香族化合物の核又は側鎖にハロゲン基を
導入した。o−クロロトルエン、p−クロロトル
エン、2,4−ジクロロトルエン、3,4−ジク
ロロトルエン、o−ジクロロメチルベンゾトリフ
ルオライドなどの芳香族ハロゲン化炭化水素化合
物があげられる。 本発明は反応溶媒の存在下、不存在下のいずれ
でも実施することができるが、被塩素化物が常温
で液体である場合は、特に溶媒を必要とすること
なくそのまま反応液として使用できる。また、常
温で固体である化合物の場合、あるいは溶媒の存
在下に実施する必要がある場合には、溶媒として
は塩素化反応に不活性のものであれば特に制限は
なく、通常、四塩化炭素、クロロホルム、ジクロ
ロベンゼン等の多塩素化化合物が使用され、特に
四塩化炭素が好ましい。 さらに本発明によれば、副反応を抑制して副生
不純物を減ずることができる。これにより、得ら
れた反応終了液から目的物を回収、精製する工程
を経ずして、反応終了液をそのまま次の反応工程
における出発物質として使用することも可能であ
る。 本発明におけるカルバミン酸エステル誘導体は
カルバミン酸エステル類のほかチオールカルバミ
ン酸エステル、ジチオカルバミン酸エステルおよ
びチオンカルバミン酸エステルの各誘導体が含ま
れる。 R1,R2およびR3で示す非解離性置換基を有し
ていてもよいアルキル基は炭素原子数1〜8個を
持つものであり、シクロアルキル基を含む。この
非解離性置換基としては、ハロゲノ、アルコキ
シ、アルキルチオおよびアルコキシカルボニル基
等をあげることができる。 非解離性置換基を有していてもよいフエニル基
の置換基はアルキル、ハロゲノ、ハロゲノアルキ
ル、およびアルコキシ基等があげられる。またこ
の置換フエニル基として、ベンジル、および置換
ベンジル基等があげられる。この置換ベンジル基
の置換基としてはアルキル、ハロゲノ、ハロゲノ
アルキル、およびアルコキシ基等が含まれる。 フタルイミド、ピペラジン、およびモルホリン
残基はそれぞれ低級アルキル基を置換基として有
していてもよい。 このようなカルバミン酸エステル類としては、
第表、−a、−b、−cのような例をあ
げることができる。
【表】
【表】
【表】
【表】
また、チオールカルバミン酸エステル誘導体と
しては、第表、−d、−e、−fのよう
な例をあげることができる。
しては、第表、−d、−e、−fのよう
な例をあげることができる。
【表】
【表】
【表】
【表】
ジチオカルバミン酸エステル誘導体としては、
第表、−g、−h、−iのような例をあ
げることができる。
第表、−g、−h、−iのような例をあ
げることができる。
【表】
【表】
チオンカルバミン酸エステル誘導体としては、
第表のような例をあげることができる。
第表のような例をあげることができる。
【表】
【表】
これらカルバミン酸エステル誘導体の添加量
は、反応系に存在する不純物金属成分の含有量や
使用するカルバミン酸エステル誘導体の種類によ
つて適宜変化させることができるが、通常反応液
重量の1ppm〜1%、好適には2ppm〜1000ppm、
さらに好適には100〜1000ppmの添加で有効であ
る。 本発明を実施するに際しては、ガラス製のごと
き透明な反応容器に側鎖塩素化すべき芳香族化合
物と上記のカルバミン酸エステル誘導体を仕込
み、光を照射しながら反応容器中に塩素を導入し
て側鎖塩素化反応を進行させる。塩素は電解槽よ
り発生する粗塩素ガスまたは脱水塩素ガス、ある
いは液体塩素などいずれも使用できる。光源とし
ては、日光、放電灯、白熱灯などが使用でき、特
にインジウム灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯など
は工業的に有利である。塩素化反応の温度は、反
応液が液状で存在しうるいかなる温度でもよい
が、工業的には50℃以上が好ましい。反応時間は
塩素化度によつて異なるが通常は10分〜100時間
程度である。得られた反応終了液から常法により
溶存塩素、塩化水素などを追い出したのち、必要
に応じて蒸留、晶析して目的物を回収、精製す
る。あるいはまた前述したように反応終了液から
目的物を回収、精製することなく、そのまま次反
応工程に使用してもよい。 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、反応系に不純物金属成分が存在してもその影
響を阻止することができ、しかも反応系への光の
透過を妨げるような現象が塩素化反応中に発生す
ることがなく、したがつて副反応の進行を抑制し
て副生成物の量を低減することができるため、高
収率、高純度で目的生成物を得ることができる。 以下に実施例をあげ本発明を説明する。 実施例 1〜48 塩素導入管、還流冷却器および温度計を備えた
内径3cm、高さ40cmのガラス製の竪型反応器に
5ppmの塩化第二鉄を含むトルエン174g(約200
ml)と、光反応安定剤として以下の第表にあげ
たカルバミン酸エステル誘導体85mgを仕込み、反
応器の側面15cmの距離から400Wのインジウム灯
で照射しながら、反応液を90℃に保ち、塩素ガス
を0.60g/minの速度で導入した。トルエンの塩
素化度が1.1付近に達するまで約4時間反応した
後、窒素ガスを通じ未反応の溶存塩素および生成
塩酸ガスを追い出して冷却し、光反応安定剤の効
果をみるため反応液の色数APHA値(JIS
K4101−1980、13色数測定方法による)を測定し
た。その結果を第表に示した。 なお、比較のために、上記と同じ反応器と反応
条件で安定剤を添加しないで塩素化反応を行つた
が反応液は著しく着色し、そのまゝでの色数測定
は不可能なため、トルエンで稀釈倍率を乗じた値
を算出し、比較例1とした。
は、反応系に存在する不純物金属成分の含有量や
使用するカルバミン酸エステル誘導体の種類によ
つて適宜変化させることができるが、通常反応液
重量の1ppm〜1%、好適には2ppm〜1000ppm、
さらに好適には100〜1000ppmの添加で有効であ
る。 本発明を実施するに際しては、ガラス製のごと
き透明な反応容器に側鎖塩素化すべき芳香族化合
物と上記のカルバミン酸エステル誘導体を仕込
み、光を照射しながら反応容器中に塩素を導入し
て側鎖塩素化反応を進行させる。塩素は電解槽よ
り発生する粗塩素ガスまたは脱水塩素ガス、ある
いは液体塩素などいずれも使用できる。光源とし
ては、日光、放電灯、白熱灯などが使用でき、特
にインジウム灯、高圧水銀灯、超高圧水銀灯など
は工業的に有利である。塩素化反応の温度は、反
応液が液状で存在しうるいかなる温度でもよい
が、工業的には50℃以上が好ましい。反応時間は
塩素化度によつて異なるが通常は10分〜100時間
程度である。得られた反応終了液から常法により
溶存塩素、塩化水素などを追い出したのち、必要
に応じて蒸留、晶析して目的物を回収、精製す
る。あるいはまた前述したように反応終了液から
目的物を回収、精製することなく、そのまま次反
応工程に使用してもよい。 以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば、反応系に不純物金属成分が存在してもその影
響を阻止することができ、しかも反応系への光の
透過を妨げるような現象が塩素化反応中に発生す
ることがなく、したがつて副反応の進行を抑制し
て副生成物の量を低減することができるため、高
収率、高純度で目的生成物を得ることができる。 以下に実施例をあげ本発明を説明する。 実施例 1〜48 塩素導入管、還流冷却器および温度計を備えた
内径3cm、高さ40cmのガラス製の竪型反応器に
5ppmの塩化第二鉄を含むトルエン174g(約200
ml)と、光反応安定剤として以下の第表にあげ
たカルバミン酸エステル誘導体85mgを仕込み、反
応器の側面15cmの距離から400Wのインジウム灯
で照射しながら、反応液を90℃に保ち、塩素ガス
を0.60g/minの速度で導入した。トルエンの塩
素化度が1.1付近に達するまで約4時間反応した
後、窒素ガスを通じ未反応の溶存塩素および生成
塩酸ガスを追い出して冷却し、光反応安定剤の効
果をみるため反応液の色数APHA値(JIS
K4101−1980、13色数測定方法による)を測定し
た。その結果を第表に示した。 なお、比較のために、上記と同じ反応器と反応
条件で安定剤を添加しないで塩素化反応を行つた
が反応液は著しく着色し、そのまゝでの色数測定
は不可能なため、トルエンで稀釈倍率を乗じた値
を算出し、比較例1とした。
【表】
【表】
【表】
【表】
比較例1と、上記実施例との対比から本願発明
のカルバミン酸エステル誘導体の添加効果は顕著
であり、光反応安定剤として極めてすぐれたもの
であることがわかる。実施例 49 塩素導入管、還流冷却器および温度計を備えた
内径4.5cm、高さ60cmのガラス製竪型反応器に
10ppmの塩化第二鉄を含むp−キシレン430g
(500ml)とN,N−ジメチルカルバミン酸ベンジ
ル215mgを仕込んだ。400Wのインジウム灯で照射
しながら反応温度を100〜130℃に保ち、塩素ガス
を2.5g/minの速度で14時間導入した。p−キ
シレンの塩素化度は5.98であつた。しかし反応液
は反応の終点まで濁りや沈澱物を生成することな
く透明で反応の阻害は全くなかつた。反応液の曝
気後のAPHA値は135℃で150であつた。また反
応液をガスクロマトグラフイーにより分析した結
果、純度98.2%の1,4−ジトリクロロメチルベ
ンゼンを理論収率98.0%で得た。 なお比較のために、上記と同じ反応器と反応条
件で、N,N−ジメチルカルバミン酸ベンジルの
代りに尿素を430mg添加して塩素化反応を行つた
結果、尿素は反応開始時は不溶のまゝで懸濁して
いたが反応の進行と共に融解し反応器壁に付着し
て光の透過が妨げられた。この時の反応は17時間
を要し、同様にして測定したAPHA値は500であ
つた。得られた目的の1,4−ジトリクロロメチ
ルベンゼンの純度はガスクロマトグラフイーによ
る分析では93.8%であつた。 実施例 50 実施例49と同じ反応器を用い、2ppmの塩化第
二鉄を含むo−キシレン530g(約600ml)とN,
N−ジエチルチオールカルバミン酸ベンジル110
mgを実施例59と同じ反応器に仕込み、かつ同様に
して塩素を2.5g/minで導入し13時間光塩素化
した。o−キシレンの塩素化度は4.98であつた。
反応液は濁りや沈澱を生成することもなく反応は
進行し反応終了時も微黄色透明で、前記実施例と
同様にして60℃で測定したAPHA値は80であつ
た。また反応液をガスクロマトグラフイーにより
分析したところ目的生成物のo−ジクロロメチル
ベンゾトリクロライドの純度は98.7%で、収率
97.9%の結果を得た。 実施例 51 内径3.5cm、高さ45cmのガラス製竪型反応器に
Fe分として0.9mg/を含む純度99.2%の3,4
−ジクロロトルエン313g(250ml)とN,N−ジ
エチルチオールカルバミン酸メチル35mgを仕込ん
だ。反応器側面15cmの距離から400Wのインジウ
ム灯で照射し、反応温度120℃下に、塩素を前半
1.15g/minで、後半は0.45g/minで6時間導
入した。この時の4−ジクロロトルエンの塩素化
度は4.95であつた。反応終了液の色数はAPHA90
であり、反応中に濁りや不溶物の生成はなく、
3,4−ジクロロベンゾトリクロライドの純度は
98.3%、収率は98.0%の結果を得た。
のカルバミン酸エステル誘導体の添加効果は顕著
であり、光反応安定剤として極めてすぐれたもの
であることがわかる。実施例 49 塩素導入管、還流冷却器および温度計を備えた
内径4.5cm、高さ60cmのガラス製竪型反応器に
10ppmの塩化第二鉄を含むp−キシレン430g
(500ml)とN,N−ジメチルカルバミン酸ベンジ
ル215mgを仕込んだ。400Wのインジウム灯で照射
しながら反応温度を100〜130℃に保ち、塩素ガス
を2.5g/minの速度で14時間導入した。p−キ
シレンの塩素化度は5.98であつた。しかし反応液
は反応の終点まで濁りや沈澱物を生成することな
く透明で反応の阻害は全くなかつた。反応液の曝
気後のAPHA値は135℃で150であつた。また反
応液をガスクロマトグラフイーにより分析した結
果、純度98.2%の1,4−ジトリクロロメチルベ
ンゼンを理論収率98.0%で得た。 なお比較のために、上記と同じ反応器と反応条
件で、N,N−ジメチルカルバミン酸ベンジルの
代りに尿素を430mg添加して塩素化反応を行つた
結果、尿素は反応開始時は不溶のまゝで懸濁して
いたが反応の進行と共に融解し反応器壁に付着し
て光の透過が妨げられた。この時の反応は17時間
を要し、同様にして測定したAPHA値は500であ
つた。得られた目的の1,4−ジトリクロロメチ
ルベンゼンの純度はガスクロマトグラフイーによ
る分析では93.8%であつた。 実施例 50 実施例49と同じ反応器を用い、2ppmの塩化第
二鉄を含むo−キシレン530g(約600ml)とN,
N−ジエチルチオールカルバミン酸ベンジル110
mgを実施例59と同じ反応器に仕込み、かつ同様に
して塩素を2.5g/minで導入し13時間光塩素化
した。o−キシレンの塩素化度は4.98であつた。
反応液は濁りや沈澱を生成することもなく反応は
進行し反応終了時も微黄色透明で、前記実施例と
同様にして60℃で測定したAPHA値は80であつ
た。また反応液をガスクロマトグラフイーにより
分析したところ目的生成物のo−ジクロロメチル
ベンゾトリクロライドの純度は98.7%で、収率
97.9%の結果を得た。 実施例 51 内径3.5cm、高さ45cmのガラス製竪型反応器に
Fe分として0.9mg/を含む純度99.2%の3,4
−ジクロロトルエン313g(250ml)とN,N−ジ
エチルチオールカルバミン酸メチル35mgを仕込ん
だ。反応器側面15cmの距離から400Wのインジウ
ム灯で照射し、反応温度120℃下に、塩素を前半
1.15g/minで、後半は0.45g/minで6時間導
入した。この時の4−ジクロロトルエンの塩素化
度は4.95であつた。反応終了液の色数はAPHA90
であり、反応中に濁りや不溶物の生成はなく、
3,4−ジクロロベンゾトリクロライドの純度は
98.3%、収率は98.0%の結果を得た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 側鎖として低級アルキル基を有する芳香族化
合物の側鎖を光塩素化するに際し、安定剤として
反応系に以下の一般式()、()、または()
で表わされるカルバミン酸エステル誘導体の1種
以上を使用することを特徴とする芳香族化合物の
側鎖塩素化方法。 一般式() (式中、R1は非置換もしくはアルコキシ、ア
ルキルチオで置換されたアルキル基または非置換
もしくはアルキル、ハロゲン、アルコキシで置換
されたフエニル基であり、R2,R3は非置換であ
るアルキル基であり、Xは酸素原子または硫黄原
子である。) 一般式() (式中、R1は非置換もしくはアルコキシ、フ
エニル基で置換されたアルキル基であり、Xは一
般式()で定義した通りであり、R4は水素原
子または低級アルキル基であり、nは4〜6の整
数である。) 一般式() (式中、R1は非置換もしくはアルコキシ、フ
エニル基、ハロゲンもしくはアルキルを有するフ
エニル基で置換されたアルキル基であり、Yは非
置換もしくはアルキル置換のモルホリン、ピペラ
ジンまたはフタルイミド残基であり、Xは、一般
式()で定義した通りである。)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1746182A JPS58135826A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | 芳香族化合物の側鎖塩素化方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1746182A JPS58135826A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | 芳香族化合物の側鎖塩素化方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58135826A JPS58135826A (ja) | 1983-08-12 |
| JPH0322374B2 true JPH0322374B2 (ja) | 1991-03-26 |
Family
ID=11944657
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1746182A Granted JPS58135826A (ja) | 1982-02-08 | 1982-02-08 | 芳香族化合物の側鎖塩素化方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58135826A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103896728A (zh) * | 2014-02-21 | 2014-07-02 | 江苏丰华化学工业有限公司 | 一种3,4-二氯三氟甲苯的制备方法 |
| CN110317150A (zh) * | 2019-07-30 | 2019-10-11 | 江苏超跃化学有限公司 | 一种制备3,4-二氯苯腈的方法 |
-
1982
- 1982-02-08 JP JP1746182A patent/JPS58135826A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58135826A (ja) | 1983-08-12 |
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