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JPH0349586B2 - - Google Patents
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JPH0349586B2 - - Google Patents

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JPH0349586B2
JPH0349586B2 JP58074603A JP7460383A JPH0349586B2 JP H0349586 B2 JPH0349586 B2 JP H0349586B2 JP 58074603 A JP58074603 A JP 58074603A JP 7460383 A JP7460383 A JP 7460383A JP H0349586 B2 JPH0349586 B2 JP H0349586B2
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Keiichi Usami
Hiroshi Kamogawa
Akira Maruyama
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Description

【発明の詳細な説明】 (I) 発明の背景 <技術分野> 本発明はバルーンカテーテルの製造方法および
その製造方法に使用される装置に関する。
<先行技術とその問題点> バルーンカテーテルは、導尿用留置カテーテ
ル、心臓カテーテル、あるいは気管内カテーテル
等に用いられている。
従来より、この種のバルーンカテーテルの製造
方法としては、種々のものが考えられている。そ
して、特に本出願人による特公昭52−43032号に
開示されている製造方法では副通路にパンチング
等により穴をあける作業が不要であり、生産効率
が高く、かつ、バルーン部を形成するラテツクス
ゴム外層と導尿路を形成するラテツクスゴム内層
とが剥離しにくいバルーンカテーテルを製造でき
優れている。しかし、特公昭52−43032号に記載
されている発明では、ラテツクスゴム内層を形成
した棒状金型にラテツクスゴム用凝固剤を被着し
た副通路形成用の細棒状金型を棒状金型よりやや
後退させて並設した後、そして上記金型を回転さ
せながらその上方からバルーン部を形成させるた
めの間隙形成物質を棒状金型に付着させるもので
ある。しかしこの方法によると間隙形成物質がス
プレー容器の壁面より棒状金型に形成されたラテ
ツクスゴム内層上に滴下した場合、また、スプレ
ー機の変調等により間隙形成物質が完全に霧状と
ならずかなり大粒のものが棒状金型に形成された
ラテツクスゴム内層上に付着することがある。こ
のような多量の間隙形成物質が付着した棒状金型
は次にラテツクスゴム槽に浸漬しても、ラテツク
スゴムが部分的に付着されずバルーン部が形成で
きない場合があり、また付着したとしても十分な
量のラテツクスゴムが付着せず、強度の弱いバル
ーン部しか形成されない場合があつた。また、ラ
テツクスゴム内層に付着される間隙形成物質の付
着境界線を明確なものとすることができず、傾斜
したりして、形成されたバルーン部が放射方向に
均一に膨張しない場合があつた。さらに、特公昭
52−43032号に開示されているスプレー装置も上
記公報に開示された製造方法に実施されるための
ものであつて、その装置を用いても上記と同様の
問題点を有する場合があつた。
() 発明の目的 そこで、本発明は放射方向に均一に膨張し、か
つ十分な強度のバルーン部を有するバルーンカテ
ーテルを効率よく製造することができるバルーン
カテーテルの製造方法を提供することにある。さ
らに本願第2の発明は、上記バルーンカテーテル
の製造方法の実施に直接使用するスプレー装置を
提供するものである。
上記目的を達成するものは、導通路と該導通路
を形成するカテーテル壁内に少なくとも1つの副
通路を有し、該副通路と連通するバルーン部を有
するバルーンカテーテルの製造方法において、ラ
テツクスゴム内層および該ラテツクスゴム内層の
上にラテツクスゴム凝固剤が付着した導通路形成
用棒状金型に、ラテツクスゴム凝固剤が付着した
副通路形成用細棒状金型を前記導通路形成用棒状
金型に平行かつ、その先端を該導通路形成用棒状
金型の先端よりやや後退させて配設した後、前記
導通路形成用棒状金型と前記副通路形成用細棒状
金型とを一体的に回転させながら前記副通路形成
用細棒状金型の先端およびその付近の位置の前記
導通路形成用棒状金型の下方側面からバルーン部
形成用間〓形成物質を霧状にして噴霧すると同時
に上方側面から吸引させて該間〓形成物質を付着
させ、次いで、前記導通路形成用棒状金型および
前記副通路形成用細棒状金型にラテツクスゴム外
層を形成させた後、前記棒状金型および前記細棒
状金型を抜去するバルーンカテーテルの製造方法
である。
そして、前記間〓形成物質は、シリコーン揮発
性溶液と2価または3価の金属塩のアルコール溶
液とを混合したものであることが好ましい。
また、上記目的を達成するものは、導通路と該
導通路を形成するカテーテル壁内に少なくとも1
つの副通路を有し、該副通路と連通するバルーン
部を有するバルーンカテーテルの製造方法に使用
されるスプレー装置であつて、該スプレー装置
は、導通路形成用棒状金型と該導通路形成用棒状
金型と平行に配設された副通路形成用細棒状金型
とを一体的に回転させる回転機構と、前記副通路
形成用細棒状金型の先端およびその付近の位置の
前記導通路形成用棒状金型を収容する導通路形成
用棒状金型挿通口部を有する上下に伸びる風洞
と、該風洞の下方に取り付けられた霧状の間〓形
成物質をスプレーするスプレー機と、前記風洞の
上方に取り付けられ、前記スプレー機からスプレ
ーされた霧状の間〓形成物質を吸引する吸引機構
とを有するバルーンカテーテル製造用スプレー装
置である。そして、前記スプレー機は、前記風洞
に着脱自在に取り付けられているものであること
が好ましい。さらに、前記回転機構は、複数の前
記導通路形成用棒状金型を接続し、回転させるこ
とができるものであることが好ましい。さらに、
前記回転機構は、複数の前記導通路形成用棒状金
型を接続し、回転させることができるものであ
り、かつ、複数の前記導通路形成用棒状金型を同
一方向かつ同一速度で回転させることができるも
のであることが好ましい。
() 発明の具体的説明 以下、この発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。
本発明のバルーンカテーテルの製造方法は、導
通路とこの導通路を形成するカテーテル壁内に少
なくとも1つの副通路を有し、この副通路と連通
するバルーン部を有するバルーンカテーテルの製
造方法であつて、ラテツクスゴム内層およびラテ
ツクスゴム内層2の上にラテツクスゴム凝固剤が
付着した導通路形成用棒状金型1に、ラテツクス
ゴム凝固剤4が付着した副通路成形用細棒状金型
3を導通路形成用棒状金型1に平行かつ、その先
端を導通路形成用棒状金型1の先端よりやや後退
させて配設した後、導通路形成用棒状金型1と副
通路形成用細棒状金型3とを一体的に回転させな
がら副通路形成用細棒状金型3の先端およびその
付近の位置の導通路形成用棒状金型1の下方側面
からバルーン部形成用間〓形成物質6を霧状にし
て噴霧すると同時に上方側面から吸引させて間〓
形成物質6を付着させ、次いで、導通路形成用棒
状金型1および副通路形成用細棒状金型3にラテ
ツクスゴム外層7を形成させた後、棒状金型1お
よび細棒状金型3を抜去するものである。
第1図ないし第5図は本発明に係わる方法を工
程順に示したものである。第1図に示すように、
まず排液あるいは薬液の導通路を形成するための
導通路形成用棒状金型1をラテツクスゴム用凝固
剤で被覆してラテツクスゴム槽に浸漬することに
よつて、棒状金型1の周面にラテツクスゴム内層
2を被着させる。本発明に用いられるラテツクス
ゴムとしては、液状のものであつて天然ラテツク
スゴムさらに合成ゴム、たとえばスチレン−ブタ
ジエンゴム、アクリロニトリルブタジエンゴム、
再成ゴム、イソプレンゴム等の種々のラテツクス
ゴムを用いることができる。さらに、このラテツ
クスゴムには、加硫剤として粉末硫黄、コロイド
硫黄等、加硫促進剤としてジエチルジチオカルバ
ミン酸塩等さらに増粘剤としてミルクカゼイン等
が適宜添加されている。さらに必要に応じ界面活
性剤、乳化剤等も添加される。またラテツクスゴ
ム用凝固剤としては、二価または三価の金属塩例
えば塩化バリウム、塩化カルシウム、硝酸バリウ
ム、硫酸アルミニウム、硝酸カルシウムの低級ア
ルコール溶液が好適である。
導通路形成用棒状金型1に、ラテツクスゴム内
層2を形成させた後に、さらにラテツクスゴム用
凝固剤5を被着させる。そしてバルーンを膨張あ
るいは収縮させるための副通路を形成するための
副通路形成用細棒状金型3にラテツクスゴム用凝
固剤4を被着させる。ここで用いられるラテツク
スゴム用凝固剤4は、上述のラテツクスゴム用凝
固剤も使用できるが、バルーンカテーテル成形後
の細棒状金型3の抜去性を容易にするためには、
2価または3価の金属塩の低級アルコール溶液に
シリコーンの揮発性溶液を適宜混合したものが好
適である。
そして、ラテツクスゴム用凝固剤4を被着させ
た細棒状金型3を第2図に示すように、ラテツク
スゴム内層2およびラテツクスゴム用凝固剤5を
被着した棒状金型1の長手方向に沿つて配設す
る。細棒状金型3が容易にずれないようにするた
め棒状金型1に、細棒状金型固定具22を設ける
ことが好ましい。そして細棒状金型はその先端が
棒状金型1の先端より所定距離後退した位置に設
置される。そして、この細棒状金型3の先端部お
よびその近傍がバルーン形成部分となる。つぎに
バルーン部を形成するために、第3図に示すよう
に、細棒状金型3の先端部およびその付近の位置
の棒状金型1の所定巾に、間〓形成物質5を塗布
し、この間〓形成物質5が塗布された部分に、後
述するラテツクスゴム外層7がラテツクスゴム内
層2と接着しないようにする。
間隙形成物質5としてはシリコーンの揮発性溶
液および2価または3価の金属塩の低級アルコー
ル溶液が好適に使用され、これらは混合溶液とし
て、あるいは個々に順次使用する。シリコーンの
揮発性溶剤としてはテトラヒドロフラン、アセト
ン等公知のものを通常シリコーン7〜20容量部に
対し、100容量部の割合で使用し得る。2または
3価の金属塩はゴムラテツクスの凝固剤として使
用するものであり、具体的には、塩化カルシウ
ム、塩化バリウム、硝酸カルシウム、硝酸バリウ
ム、硫酸アルミニウム、硝酸カルシウム等が好適
である。
低級アルコールとしては炭素原子数4以下のも
のが多価金属塩との相溶性の点で好ましい。通
常、上記多価金属塩は上記低級アルコールを溶媒
として5〜10%溶液として使用される。また、シ
リコーンの揮発性溶液に対する多価金属塩のアル
コール溶液の容量比は好ましくは3:1ないし
4:1である。3:1を越えるほど多価金属塩の
アルコール溶液の量が多いと次に被着させるラテ
ツクスゴム外層7とラテツクスゴム内層2との間
に間隙が形成されず、よつてバルーン部が形成さ
れないことがあるからである。また、4:1を越
えるほどシリコーンの揮発性溶液の量が多いと、
次にラテツクスゴム外層を形成するためにラテツ
クスゴム槽に棒状金型1を浸漬しても間〓形成物
質を付着した部分にラテツクスゴム液が付着しな
い場合があるからである。そして、間隙形成物質
5を第4図のように棒状金型1および細棒状金型
3に塗布する場合、塗布端部の輪郭が直線状に明
確になるように塗布されなければならない。さら
に、塗布量は塗布面において均一でなければなら
ない。そこで、棒状金型1および細棒状金型3を
一体的に回転させ、回転時に細棒状金型の先端部
およびその近傍に、棒状金型1の下方から間隙形
成物質5を霧状にして被着させるとともに上方か
らこれを吸引する。これにより、間隙形成物質の
滴下を防止でき、または必要以上の大粒の間〓形
成物質は、大粒のため自重により落下するので、
棒状金型1に到達せず、比較的均一の径のものが
付着し、塗布面において均一な塗布を行うことが
できる。さらに、塗布端部の輪郭が直線状かつ明
確となる。そして、間隙形成物質を塗布したの
ち、これら全体を再びラテツクスゴム槽中に浸漬
し、引き上げ、そして乾燥させることにより第5
図に示すようにラテツクスゴム外層7が形成され
ると同時に、バルーン部も形成される。形成され
るラテツクスゴム内層および外層の肉厚は浸漬の
繰返し回数等によつて調整する。そして、ラテツ
クスゴム形成物より棒状金型1および細棒状金型
3を抜去し、必要に応じた加硫塩素化などの工程
を経て、バルーンカテーテルの製造が完了する。
次に、上記発明の実施に直接用いられる装置と
して、特に棒状金型1を回転させながら、その下
方から間隙形成物質5を霧状にしてスプレーし、
棒状金型1に被着させるためのスプレー装置であ
り本願発明のスプレー装置を好適実施例を用いて
説明する。
第6図は、本願発明のスプレー装置の一実施例
を示す概略断面図である。
この実施例のスプレー装置は、導通路形成用棒
状金型1と導通路形成用棒状金型1と平行に配設
された副通路形成用細棒状金型3とを一体的に回
転させる回転機構21と、副通路形成用細棒状金
型3の先端およびその付近の位置の導通路形成用
棒状金型1を収容する導通路形成用棒状金型挿通
口部24を有する上下に伸びる風洞8a,8b
と、風洞8bの下方に取り付けられた霧状の間〓
形成物質をスプレーするスプレー機20と、風洞
8aの上方に取り付けられ、スプレー機20から
スプレーされた霧状の間〓形成物質5を吸引する
吸引機構11とを有している。まず、棒状金型1
と細棒状金型3を一体的に回転するためには、第
7図に示すように細棒状金型3を把持して棒状金
型1に固定する細棒状金型固定具22を設けるこ
とが好ましい。次に、棒状金型1を回転させる機
構は従来より公知の回転手段たとえばモーターと
直接的に連結させてもいいが、モーターの回転軸
に歯車を用いるか、また、ベルトを用いれば1台
のモーターで複数の棒状金型1を同時に回転させ
ることができる。具体例としては第7図に示すよ
うに、モーターの回転軸に歯車aを固着し、この
歯車aと連動し、かつ、歯車の中心に棒状金型1
を着脱自在に把持するチヤツク23を有する歯車
bを有し、この歯車bと連動し、上記歯車aと同
一の歯車cを設ける。歯車bとcと組合せを必要
組数設けることにより、そして、それぞれの歯車
bのチヤツク23に棒状金型1を連結させること
により、一台のモーターで複数の棒状金型1を同
一速度でかつ同一回転する回転機構となり好適で
ある。同一方向に回転させるのは、同一方向に回
転させないと間隙形成物質の霧状物の気流が、隣
接する棒状金型間で偏流となり、塗布が不均一に
なることを防ぐためである。同一速度で回転させ
るのは、間隙形成物質の塗布量を均一にするため
である。
次に、第6図に示す本願発明のスプレー装置
は、上端及び下端が開口部となつており、それぞ
れ吸引機構11およびスプレー機20とに着脱可
能に取り付けられる風洞8a,8bを設けてい
る。この風洞8a,8bには、棒状金型1を間隙
をもつて挿通できる棒状金型挿通口部24を有し
ている。また風洞8a,8bは、一体に形成され
てもいいが、スプレー機に取付けられるスプレー
機側風洞8bと吸引機に取付けられる吸引機側風
洞8aとの2つから構成し、両者の間隙を棒状金
型挿通口部24とするのが着脱作業が容易であり
好ましい。そして、風洞8a,8bの横巾は、同
時に挿通される棒状金型の数によつて相違し、ま
た風洞の厚さも製造されるバルーンカテーテルの
太さに応じて変更される。つまり、太いバルーン
カテーテルにあつては、バルーン部の幅も大きく
なることより、間隙形成物質5の被着面積も大き
くする必要があるからである。よつて、風洞は、
一台のスプレー機において他品種のバルーンカテ
ーテルを製造するためには、大きさを変換できる
こと、つまり着脱自在であることが好ましい。次
に、風洞8bの下端と気密に接続されているスプ
レー機20は、スプレー室17に設けられた間隙
形成物質スプレーノズル16とこのノズルに連通
する間隙形成物質貯留タンク15と、このタンク
に高圧エアーを送りこみ、上記スプレーノズルよ
り、間隙形成物質をスプレーさせるための高圧エ
アー供給機13が設けられている。また、上記高
圧エアー供給機のみではスプレーが充分できない
場合には、スプレー室の下方から搬送用エアーを
供給する搬送用エアー供給機19を設けることが
好ましい。そして、風洞8aの上端にはスプレー
機によりスプレーされ風洞を通過した間隙形成物
質を吸引するために気密状態で接続された通気路
25とこの通路と連通するトラツプ10と吸引機
9とからなる吸引機構11が設けられている。
() 発明の具体的作用 本願発明のバルーンカテーテル製造方法につい
ての作用は上述の通りである。そして、本願発明
のスプレー装置の作用について説明する。
棒状金型1に、ラテツクスゴム内層2およびラ
テツクスゴム凝固液5を被着させ、そして細棒状
金型3にラテツクスゴム凝固剤を被着したものを
上記棒状金型に細棒状金型固定具22により並設
する。そして上記棒状金型1を適宜な数回転機構
21に設けられているそれぞれのチヤツク23に
取付ける。次に、上記棒状金型1の先端部であつ
て、細棒状金型3の先端前後が風洞8a,8bの
棒状金型挿通口部24に位置するよう設置する。
そして、モーター12を作動させ棒状金型1およ
び細棒状金型3を一体的に回転させる。そして、
スプレー機の高圧エアー供給装置13を作動させ
スプレーノズル16から、間隙形成物質をスプレ
ーする。必要に応じこれと同時に搬送用エアー供
給機も作動させ、間隙形成物質を風洞内へ送入す
る。
そして、上記スプレー機の作動に合せて吸引機
9を作動させ風洞8bを通つて下方から送付され
る間隙形成物質を風洞8aを介して吸引する。ラ
テツクスゴム内層2を被着した棒状金型1のバル
ーン形成部に、所定量の間隙形成物質を被着させ
た後、スプレー装置の作動を停止させる。そし
て、間隙形成物質がラテツクスゴム内層及び細棒
状金型の先端部近傍に被着した棒状金型を、風洞
の挿通口部から抜き、浸漬機(図示しない)等を
用いラテツクスゴム槽に浸漬し、乾燥させラテツ
クスゴム外層を形成させる。
() 発明の具体的効果 本発明のバルーンカテーテルの製造方法は、導
通路とは該導通路を形成するカテーテル壁内に少
なくとも1つの副通路を有し、該副通路と連通す
るバルーン部を有するバルーンカテーテルの製造
方法において、ラテツクスゴム内層および該ラテ
ツクスゴム内層の上にラテツクスゴム凝固剤が付
着した導通路形成用棒状金型に、ラテツクスゴム
凝固剤が付着した副通路形成用細棒状金型を前記
導通路形成用棒状金型に平行かつ、その先端を該
導通路形成用棒状金型の先端よりやや後退させて
配設した後、前記導通路形成用棒状金型と前記副
通路形成用細棒状金型とを一体的に回転させなが
ら前記副通路形成用細棒状金型の先端およびその
付近の位置の前記導通路形成用棒状金型の下方側
面からバルーン部形成用間〓形成物質を霧状にし
て噴霧すると同時に上方側面から吸引させて該間
〓形成物質を付着させ、次いで、前記導通路形成
用棒状金型および前記副通路形成用細棒状金型に
ラテツクスゴム外層を形成させた後、前記棒状金
型および前記細棒状金型を抜去するものであるの
でラテツクスゴム内層の表面および細棒状金型先
端およびその近傍に、空気中を浮遊するような細
径の粒子の間隙形成物質が被着し、大径の粒子は
自重により落下するためその付着を防止できるの
で被着量が均一となり、また間隙形成物質が滴下
するのを防止できるので次に形成するラテツクス
ゴム液がラテツクスゴム内層表面に付着しなかつ
たり、また、付着量が少なく強度の弱いバルーン
部が形成されることなく、十分な強度を有しかつ
均一な厚みを有するバルーン部を備えたバルーン
カテーテルを容易かつ効率よく製造することがで
きる。さらに、間隙形成物質をスプレーするとと
もに上方から吸引しているので、間隙形成物質の
付着面の境界を明確かつ棒状金型に対し直線状に
することができるので、放射方向に均一に膨張す
るバルーン部を有するバルーンカテーテルを容易
に製造できるものである。
また、本発明のスプレー装置は、導通路と該導
通路を形成するカテーテル壁内に少なくとも1つ
の副通路を有し、該副通路と連通するバルーン部
を有するバルーンカテーテルの製造方法に使用さ
れるスプレー装置であつて、該スプレー装置は、
導通路形成用棒状金型と該導通路形成用棒状金型
と平行に配設された副通路形成用細棒状金型とを
一体的に回転させる回転機構と、前記副通路形成
用細棒状金型の先端およびその付近の位置の前記
導通路形成用棒状金型を収容する導通路形成用棒
状金型挿通口部を有する上下に伸びる風洞と、該
風洞の下方に取り付けられた霧状の間〓形成物質
をスプレーするスプレー機と、前記風洞の上方に
取り付けられ、前記スプレー機からスプレーされ
た霧状の間〓形成物質を吸引する吸引機構とを有
するものであるので、間隙形成物質がスプレー室
の内壁をつたつて滴下したり、スプレー機の不調
により大粒の間隙形成物質が発生したとしても、
下方から上方に向けてスプレーするものであるか
ら、自重により落下し棒状金型に付着することを
防止し、空気中に浮遊するような小径のものを付
着させるので均一な間〓形成物質の付着を可能と
する。さらに、風洞を着脱自在のものとすれば風
洞を交換することにより、間隙形成物質の塗布巾
を変えることができ、太さの異なるバルーンカテ
ーテルの製造に対応するのが容易となる。
さらに前記回転機構は、同時に複数の棒状金型
を接続し回転させることが可能であつて、かつ、
複数の棒状金型を同一方向かつ同一速度で回転さ
せるものであれば、複数の棒状金型に同時にそし
て均一の量の間隙形成物質を付着させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明のバルーンカテー
テルの製造方法を工程順に示す要部断面図、第6
図は、本発明の方法を実施するために使用するス
プレー装置の断面図である。第7図は、本発明の
スプレー装置の回転機構の斜視図である。 図中、1……棒状金型、2……ラテツクス内
層、3……細棒状金型、4……ラテツクスゴム用
凝固剤、5……ラテツクスゴム用凝固剤、6……
間隙形成物質、7……ラテツクスゴム外層、8
a,8b……風洞、9……吸引機、10……トラ
ツプ、11……吸引機構、12……モーター、1
3……高圧エアー供給機、14……間隙形成物
質、15……貯留タンク、16……スプレーノズ
ル、17……スプレー室、18……ホース、19
……搬送用エアー供給機、20……スプレー機、
21……回転機構、22……細棒状金型固定具、
23……チヤツク、24……棒状金型挿通口部、
25……通気路、a,b,c……歯車。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導通路と該導通路を形成するカテーテル壁内
    に少なくとも1つの副通路を有し、該副通路と連
    通するバルーン部を有するバルーンカテーテルの
    製造方法において、ラテツクスゴム内層および該
    ラテツクスゴム内層の上にラテツクスゴム凝固剤
    が付着した導通路形成用棒状金型に、ラテツクス
    ゴム凝固剤が付着した副通路形成用細棒状金型を
    前記導通路形成用棒状金型に平行かつ、その先端
    を該導通路形成用棒状金型の先端よりやや後退さ
    せて配設した後、前記導通路形成用棒状金型と前
    記副通路形成用細棒状金型とを一体的に回転させ
    ながら前記副通路形成用細棒状金型の先端および
    その付近の位置の前記導通路形成用棒状金型の下
    方側面からバルーン部形成用間〓形成物質を霧状
    にして噴霧すると同時に上方側面から吸引させて
    該間〓形成物質を付着させ、次いで、前記導通路
    形成用棒状金型および前記副通路形成用細棒状金
    型にラテツクスゴム外層を形成させた後、前記棒
    状金型および前記細棒状金型を抜去することを特
    徴とするバルーンカテーテルの製造方法。 2 前記間〓形成物質は、シリコーン揮発性溶液
    と2価または3価の金属塩のアルコール溶液とを
    混合したものである特許請求の範囲第1項に記載
    のバルーンカテーテルの製造方法。 3 導通路と該導通路を形成するカテーテル壁内
    に少なくとも1つの副通路を有し、該副通路と連
    通するバルーン部を有するバルーンカテーテルの
    製造方法に使用されるスプレー装置であつて、該
    スプレー装置は、導通路形成用棒状金型と該導通
    路形成用棒状金型と平行に配設された副通路形成
    用細棒状金型とを一体的に回転させる回転機構
    と、前記副通路形成用細棒状金型の先端およびそ
    の付近の位置の前記導通路形成用棒状金型を収容
    する導通路形成用棒状金型挿通口部を有する上下
    に伸びる風洞と、該風洞の下方に取り付けられた
    霧状の間〓形成物質をスプレーするスプレー機
    と、前記風洞の上方に取り付けられ、前記スプレ
    ー機からスプレーされた霧状の間〓形成物質を吸
    引する吸引機構とを有することを特徴とするバル
    ーンカテーテル製造用スプレー装置。 4 前記スプレー機は、前記風洞に着脱自在に取
    り付けられているものである特許請求の範囲第3
    項に記載のスプレー装置。 5 前記回転機構は、複数の前記導通路形成用棒
    状金型を接続し、回転させることができるもので
    ある特許請求の範囲第3項または第4項に記載の
    スプレー装置。 6 前記回転機構は、複数の前記導通路形成用棒
    状金型を接続し、回転させることができるもので
    あり、かつ、複数の前記導通路形成用棒状金型を
    同一方向かつ同一速度で回転させることができる
    ものである特許請求の範囲第5項に記載のスプレ
    ー装置。
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