JPH046240B2 - - Google Patents
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- JPH046240B2 JPH046240B2 JP60136846A JP13684685A JPH046240B2 JP H046240 B2 JPH046240 B2 JP H046240B2 JP 60136846 A JP60136846 A JP 60136846A JP 13684685 A JP13684685 A JP 13684685A JP H046240 B2 JPH046240 B2 JP H046240B2
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Description
〈産業上の利用分野〉
本発明は、例えば硬表面に付着している強い油
性の汚れも容易に洗浄することができる固体洗浄
剤に関する。 〈従来の技術〉 グリコールエーテル類と苛性アルカリ類とを水
に溶かし、これにハイドロトロープ及び界面活性
剤を配合した液体洗浄剤は油類及び油類の重合し
た汚れに対して極めて優れた洗浄力を有する洗浄
剤として知られている。 〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、この液体洗浄剤は均一な液体状態で効
果を発揮し、グリコールエーテルと苛性アルカリ
水溶液とに分離していれば最早優れた洗浄力を発
揮させることができない。 ところが、元来グリコールエーテルと苛性アル
カリ水溶液とは相容し難く、両者を均一水溶液と
するために各種のハイドロトロープが加えられて
いる。 しかし、上述のようにハイドロトロープを加え
たとしても水分量を約70%以上に保たなければ均
一な水溶液にならず、通常は90%程度の水分を有
しており、したがつて有効な洗浄成分に対して多
量の洗浄作用を有しない水分が存在することにな
る。 また、上述の洗浄剤はアルカリ性水溶液である
ため、消泡剤を加えても溶解せず消泡剤としての
機能を発揮させることができず、したがつて泡の
発生を嫌う用途ではその場で消泡剤を添加しなけ
ればならないという煩雑な操作を必要とする。 一方、油や排気カーボンや塵埃で汚れたプラス
チツクコンテナ等の洗浄はグリコールエーテル界
面活性剤苛性ソーダ及びハイドロトロープを水溶
液とした液体洗浄剤や、高温高濃度の苛性ソーダ
水溶液中に長時間浸漬した後、人力で擦り洗いし
なければならず、自動洗浄機の噴射圧による自動
洗浄によつて洗浄することができなかつた。 本発明は、上記実情に鑑み、100%有効成分か
らなる固体洗浄剤を提供することを目的とする。 更に、本発明はプラスチツクコンテナ等の硬表
面に付着している強い油性の汚れを容易に洗い落
すことができる洗浄剤を提供することを目的とす
る。 〈問題点を解決するために手段〉 以上の問題点を解決するために、本願発明者等
は鋭意研究の結果、苛性アルカリと水溶性アルカ
ノールアミンとを、或いは苛性アルカリを水溶性
アルカノールアミンと水溶性グリコールエーテル
との混合溶媒に、15:1〜1:5の重量比で混合
することにより目的とする固体洗浄剤が得られる
ことを見出したものである。 固体の苛性アルカリと液体の水溶性アルカノー
ルアミン或いは水溶性アルカノールアミン、水溶
性グリコールエーテルとを混合すると、発熱して
ペースト状になるとしても例えば一定時間放置す
ると、苛性アルカリと水溶性アルカノールアミン
或いは水溶性アルカノールアミン、水溶性グリコ
ールエーテルとが一体となつて存在している粉
状、粒状、小塊状、大塊状等があつて、表面が乾
いた状態の固体となる。 即ち、長時間放置しても液体やペースト状であ
つたり、或いは表面にグリコールエーテルが付着
して濡れている状態でなく、苛性アルカリと水溶
性アルカノールアミン或いは水溶性アルカノール
アミン、水溶性グリコールエーテルルとが一体と
なつた表面が乾いた固体となるのである。 ここで、苛性アルカリとは水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等であり、この
うち最も使用されるのは水酸化ナトリウムであ
る。苛性アルカリの形状は粉末、ビーズ、フレー
ク状等いずれでもよい。 また、水溶性アルカノールアミンとはモノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイ
ソプロパノールアミン、トリイソプロパノールア
ミン等を挙げることができる。 苛性アルカリと水溶性アルカノールアミンとを
混合することによつて固体となる割合は、苛性ア
ルカリと水溶性アルカノールアミンとの重量比で
15:1〜1:5、好ましくは10:1〜1:4であ
る。 更に、水溶性グリコールエーテルとは一価アル
コールにアルキレンオキサイドを付加重合したも
の及びアルキレンオキサイドを付加しないが、同
一分子内にエーテル結合と水酸基の両者を有する
ものである。 一価アルコールにエチレンオキサイドを付加重
合したものとしてはジエチレングリコールメチル
エーテル、ポリエチレングリコールメチルエーテ
ル(n=3〜5)、モノエチレングリコールエチ
ルエーテル、ポリエチレングリコールエチルエー
テル(n=3〜5)、モノエチレングリコールプ
ロピルエーテル、ポリエチレングリコールプロピ
ルエーテル(n=2〜5)、モノエチレングリコ
ールブチルエーテル、ポリエチレングリコールブ
チルエーテル(n=2〜5)、モノエチレングリ
コールアミルエーテル、ポリエチレングリコール
アミルエーテル(n=2〜5)、ポリエチレング
リコールヘキシルエーテル(n=2〜5)等を挙
げることができる。 一価アルコールにプロピレンオキサイドを付加
重合したものとしては、モノプロピレングリコー
ルメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチ
ルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエ
ーテル、テトラプロピレングリコールメチルエー
テル、モノプロピレングリコールエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ト
リプロピレングリコールエチルエーテル、テトラ
プロピレングリコールエチルエーテル、モノプロ
ピレングリコールプロピルエーテル、ジプロピレ
ングリコールプロピルエーテル、トリプロピレン
グリコールプロピルエーテル、モノプロピレング
リコールブチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルブチルエーテル、モノブチレングリコールメチ
ルエーテル、モノブチレングリコールエチルエー
テル、モノブチレングリコールプロピルエーテ
ル、モノアミレングリコールメチルエーテル、モ
ノアミレングリコールエチルエーテル、モノアミ
レングリコールピロピルエーテル等を挙げること
ができ、最も多用されるものはモノエチレングリ
コールブチルエーテル、ジエチレングリコールブ
チルエーテル、イソアミレングリコールメチルエ
ーテル及び3−メチル−3−メトキシブタノール
等である。 水溶性アルカノールアミンと水溶性グリコール
エーテルとの混合重量比は1:9〜9:1の範囲
が適当であり、この範囲内で用途によつて混合割
合を変えるようにする。 また、苛性アルカリを水溶性アルカノールアミ
ンと水溶性グリコールエーテルとの混合溶媒に混
合することによつて固体となる割合は、混合溶媒
の種類によつても異なるが、苛性アルカリと混合
溶媒の重量比が15:1〜1:5であり、好ましく
は10:1〜1:4である。 苛性アルカリと水溶性アルカノールアミン又は
水溶性アルカノールアミンと水溶性グリコールエ
ーテルとの混合溶媒とを混合することにより得ら
れる固体の形態は、水溶性アルカノールアミン又
は混合溶媒の種類及び配合割合によつて異なる。
水溶性アルカノールアミンや混合溶媒の配合率が
小である場合は苛性アルカリの原型に近いものが
得られるが、大になるにしたがつて膨張したよう
な粒状形又は小塊状形となり、更に大となると混
合系は一旦スラリー又はペースト状になるが放置
しておくと、堅い塑性の混合容器と同形の大塊状
となる。 上記第一及び第二の場合は、そのままの形状で
包装容器に詰めて商品とすることができる。 第三の場合は、スラリー又はペースト状態のも
のを予め商品とするに相応しい形状の容器内で放
置固化せしめて商品としたり、或いは大塊状のも
のを粉砕して包装容器に詰めて商品とすることが
できる。 また、本発明の固体洗浄剤は、広範囲の用途を
有し、それぞれの用途に応じて金属イオン封鎖
剤、ハイドロトロープ、消泡剤、界面活性剤等の
他の物質一種又は二種以上を配合することができ
る。 この場合、苛性アルカリの90重量%までを上記
した他の物質に置換しても良い。即ち、苛性アル
カリと他の物質との重量比は100:0〜10:90と
なる。そして、苛性アルカリと水溶性アルカノー
ルアミン、または水溶性アルカノールアミン及び
水溶性グリコールエーテルからなる混合溶媒との
重量比は、前記したように15:1〜1:5であ
る。 ここで、金属イオン封鎖剤としては次のものを
挙げることができる。 縮合リン酸塩;アルカリ金属ピロリン酸、アル
カリ金属トリポリリン酸塩、アルカリ金属ヘキサ
メタリン酸塩、アルカリ金属ポリリン酸塩等であ
る。 ヒドロキシカルボン酸塩;アルカリ金属グリコ
ール酸塩、アルカリ金属グルコン酸塩、アルカリ
金属クエン酸塩、アルカリ金属酒石酸塩等であ
る。 カルボン酸塩;アルカリ金属オキシジ酢酸塩、
アルカリ金属カルボキシメチルオキシコハク酸塩
等である。 アミノカルボン酸塩;アルカリ金属エチレンジ
アミン4酢酸塩、アルカリ金属ニトリロ3酢酸
塩、アルカリ金属ヒドロオキシエチルエチレンジ
アミン5酢酸塩、アルカリ金属ジエチレントリア
ミン6酢酸塩、アルカリ金属ヒドロキシイミノ2
酢酸、アルカリ金属グリシン、アルカリ金属ジヒ
ドロキシエチルグリシン等である。 水溶性合成樹脂;カルボキシメチルセルロー
ス、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、アク
リル酸とビニル化合物との共重合体、無水マレイ
ン酸とビニル化合物との共重合体、無水マレイン
酸とエチレンとの共重合体、マレイン酸重合体等
のアルカリ金属塩である。その他イミドビス硫酸
ナトリウム等も使用することができる。 金属イオン封鎖剤の配合割合は、苛性アルカリ
の90重量%までを置換することができるが、洗浄
力の良いものを得るためには75重量%までの置換
にとどめた方がよい。 また上述の消泡剤としてはシリコンオイル及び
その乳化剤、パラフイン、ペトロリウム酸化物、
アルキルリン酸エステル、脂肪酸、高級アルコー
ル及びアルキルフエニルノエチレンオキサイドプ
ロピレンオキサイド付加重合体、高級アルコール
エチレンオキサイドプロピレンオキサイドブロツ
クコポリマー等である。 消泡剤の配合率は0〜5重量%である。この消
泡剤は噴射式自動洗浄機用洗剤として使用する場
合には絶対的に必要な成分であるが、浸漬洗浄等
においては加える必要はない。 また、ハイドロトロープとしてはキシレンスル
フオン酸塩、トルエンスルフオン酸塩、リグニン
スルフオン酸、炭素数6〜12の高級アルコール硫
酸えすてる塩等である。 ハイドロトロープの配合率は、0〜15重量%で
あり、固形洗浄剤を50倍以上水で希釈して使用す
る場合には不必要である。また、15重量%以上配
合すると洗浄に必要な成分の配合率が低くなるの
で好ましくない。 更に、界面活性剤は苛性アルカリで加水分解さ
れるカルボン酸エステル系、アマイド系界面活性
剤は対象外であり、ここで使用できるものは次の
通りである。 アニオン界面活性剤;アルキルベンゼンスルフ
オン酸塩、ナフタリンスルフオン酸塩、アルキル
ナフタリンスルフオン酸塩、ペトロリウムスルフ
オン酸塩、ナフタリンフオルマリン縮合体スルフ
オン酸塩、高級アルコール硫酸塩、高級アルコー
ルエトキシスルフオン酸塩、アルキルフエニルエ
トキシレート硫酸塩、アルキルリン酸エステル
塩、石鹸等である。 非イオン界面活性剤高級アルコールエトキシレ
ート、アルキルフエニルエトキシレート、高級ア
ルコールエチレンオキサイドプロピレンオキサイ
ド付加体、アルキルフエニルエチレンオキサイド
プロピレンオキサイド付加体、エチレンオキサイ
ドプロピレンオキサイドブロツクポリマー、アミ
ンオキサイド等である。 カチオン界面活性剤;アルキル第4級アンモニ
ウム化合物、アルキルピリジニウム化合物、アル
キルベンジルアンモニウム化合物、アルキルアミ
ン化合物、アルキルポリオキシエチレンアミン化
合物、アミンオキサイド化合物等である。 両性界面活性剤;アルカリベタイン化合物、ス
ルフオベタイン化合物、アルキルイミダゾリニウ
ム化合物、アルキルアミノプロピオン酸化合物等
である。 界面活性剤の配合率は0〜10重量%であり、噴
射式自動洗浄機用洗剤として使用する場合界面活
性剤は、泡が立つため、むしろ有害であるが、超
音波洗浄機用として使用する場合、或いは浸漬洗
浄の場合は界面活性剤の配合率は有効である。 上記の各成分の他に任意成分としてアルカリ金
属けい酸塩、アルカリ金属塩酸塩、アルカリ金属
硫酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属リン
酸塩等、洗剤中に一般的に配合されている物質を
配合することもできる。 〈発明の効果〉 以上のように、本発明の洗浄剤は、苛性アルカ
リと水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカ
ノールアミン、水溶性グリコールエーテルとを混
合してなる100%有効成分の固体洗浄剤であつて、
極めて洗浄力が優れている。 例えば、他の洗浄剤ではこすり洗いをしなけれ
ば洗浄することができない程に油や排気カーボ
ン、塵埃等で汚れたプラスチツクコンテナについ
ても本発明の洗浄剤の水溶液を使用すれば手でこ
すり洗いすることなく自動洗浄機の噴射圧で簡単
に洗い落すことができる。 更に、本発明の洗浄剤の洗浄力が優れている点
を例示すれば、食品工場、医薬品工場等では1日
の作業終了後に機械を分解して溶剤中に浸漬し、
更にブラシで潤滑油やグリース等をこすり落した
後再組立てしており、安全性の面で問題を抱えて
いた。 このような汚れも本発明による洗浄剤水溶液を
使用して噴射式自動洗浄機により洗浄を行えば容
易に洗い落すことができ、洗浄時間を大幅に短縮
することができる。 さらに、本発明における水溶性アルカノールア
ミン又は水溶性アルカノールアミンと水溶性グリ
コールエーテルとの混合溶媒は、水溶性グリコー
ルエーテル単独の場合に比べて苛性アルカリに対
してより多くの量を加えても固体状態の洗浄剤が
得られる。 例えば、苛性ソーダ10部に対してブチルテトラ
エチレングリコールエーテル30部を加えると、最
早固体状の洗浄剤は得られず、ペースト状になる
が、ブチルテトラエチレングリコールエーテルと
トリエタノールアミンとの当量混合物30部を混合
しても依然として固体の洗浄剤が得られ、またト
リエタノールアミン40部を加えても固体の洗浄剤
が得られる。 このように水溶性アルカノールアミン又は水溶
性アルカノールアミンと水溶性グリコールエーテ
ルとの混合溶媒を多量に配合しても固体状態が維
持されるため、本発明では洗浄剤の洗浄能力に
種々の特徴をもたらせることができる。 また、本発明の他の優れた特徴は苛性アルカリ
と水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカノ
ールアミンと水溶性グリコールエーテルの混合溶
媒とが一体となつて存在している表面の乾いた固
体洗浄剤が得られることにある。 即ち、本発明の混合割合の範囲を越えて過剰に
水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカノー
ルアミンと水溶性グリコールエーテルの混合溶媒
を混合した洗浄剤は、スラリー状またはペースト
状になるが、これ等の状態は不安定であり、気温
が上昇すると苛性アルカリと水溶性アルカノール
アミン又は水溶性アルカノールアミンと水溶性グ
リコールエーテルの混合溶媒とが分離し、上層の
水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカノー
ルアミンと水溶性グリコールエーテルの混合溶媒
リツチの部分、下層の苛性アルカリリツチの部分
いずれを採取しても十分な洗浄力を得ることがで
きない。 しかし、本発明の洗浄剤のように苛性アルカリ
と水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカノ
ールアミンと水溶性グリコールエーテルの混合溶
媒とが一体となつた固体状態であれば、これを洗
浄に際して水溶液とした場合に充分な洗浄力が得
られる。 また、前記したように本発明の混合割合の範囲
を越えてスラリー状になる洗浄剤は、気温が低下
した場合、容器内で固結して取り出しが困難にな
り、危険を伴うものとなるが、本発明の洗浄剤
は、粉状、粒状、小塊状、大塊状のいずれの形状
とてもよいので、極めて多種の包装容器或いは形
態を採ることができ、この取扱いも容易で、危険
を招くことがない。 さらに、本発明の混合割合の範囲を越えてペー
スト状になるは洗浄剤は、苛性アルカリの表面に
水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカノー
ルアミンと水溶性グリコールエーテルの混合溶媒
が付着して濡れた状態であり、例えばポリエチレ
ン製などの袋に入れた場合、袋の内部に付着して
取り出しが困難となり、これを叩いて強制的に取
り出そうとすると飛散して危険な状態を招く。こ
れに対して本発明の洗浄剤は、その表面が乾いた
固体状態であるので、ポリエチレン製などの袋の
内部に付着することなく簡単に取り出すことがで
きる。 また、本発明の洗浄剤は、洗浄における有効成
分だけで構成されているので、使用量が少なく、
運搬や保管に際しても場所をとることがない。 〈実施例〉 以下、本発明の実施例を示す。 実施例1〜12、対照例1、2 ソルベイ社製のパール状苛性ソーダ(平均粒径
0.4mm)100gに対して下記のアルカノールアミン
又はアルカノールアミンとグリコールエーテルの
混合溶媒を加えて撹拌混合し、下記表−1に示す
ような状態の洗浄剤を得た。
性の汚れも容易に洗浄することができる固体洗浄
剤に関する。 〈従来の技術〉 グリコールエーテル類と苛性アルカリ類とを水
に溶かし、これにハイドロトロープ及び界面活性
剤を配合した液体洗浄剤は油類及び油類の重合し
た汚れに対して極めて優れた洗浄力を有する洗浄
剤として知られている。 〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、この液体洗浄剤は均一な液体状態で効
果を発揮し、グリコールエーテルと苛性アルカリ
水溶液とに分離していれば最早優れた洗浄力を発
揮させることができない。 ところが、元来グリコールエーテルと苛性アル
カリ水溶液とは相容し難く、両者を均一水溶液と
するために各種のハイドロトロープが加えられて
いる。 しかし、上述のようにハイドロトロープを加え
たとしても水分量を約70%以上に保たなければ均
一な水溶液にならず、通常は90%程度の水分を有
しており、したがつて有効な洗浄成分に対して多
量の洗浄作用を有しない水分が存在することにな
る。 また、上述の洗浄剤はアルカリ性水溶液である
ため、消泡剤を加えても溶解せず消泡剤としての
機能を発揮させることができず、したがつて泡の
発生を嫌う用途ではその場で消泡剤を添加しなけ
ればならないという煩雑な操作を必要とする。 一方、油や排気カーボンや塵埃で汚れたプラス
チツクコンテナ等の洗浄はグリコールエーテル界
面活性剤苛性ソーダ及びハイドロトロープを水溶
液とした液体洗浄剤や、高温高濃度の苛性ソーダ
水溶液中に長時間浸漬した後、人力で擦り洗いし
なければならず、自動洗浄機の噴射圧による自動
洗浄によつて洗浄することができなかつた。 本発明は、上記実情に鑑み、100%有効成分か
らなる固体洗浄剤を提供することを目的とする。 更に、本発明はプラスチツクコンテナ等の硬表
面に付着している強い油性の汚れを容易に洗い落
すことができる洗浄剤を提供することを目的とす
る。 〈問題点を解決するために手段〉 以上の問題点を解決するために、本願発明者等
は鋭意研究の結果、苛性アルカリと水溶性アルカ
ノールアミンとを、或いは苛性アルカリを水溶性
アルカノールアミンと水溶性グリコールエーテル
との混合溶媒に、15:1〜1:5の重量比で混合
することにより目的とする固体洗浄剤が得られる
ことを見出したものである。 固体の苛性アルカリと液体の水溶性アルカノー
ルアミン或いは水溶性アルカノールアミン、水溶
性グリコールエーテルとを混合すると、発熱して
ペースト状になるとしても例えば一定時間放置す
ると、苛性アルカリと水溶性アルカノールアミン
或いは水溶性アルカノールアミン、水溶性グリコ
ールエーテルとが一体となつて存在している粉
状、粒状、小塊状、大塊状等があつて、表面が乾
いた状態の固体となる。 即ち、長時間放置しても液体やペースト状であ
つたり、或いは表面にグリコールエーテルが付着
して濡れている状態でなく、苛性アルカリと水溶
性アルカノールアミン或いは水溶性アルカノール
アミン、水溶性グリコールエーテルルとが一体と
なつた表面が乾いた固体となるのである。 ここで、苛性アルカリとは水酸化リチウム、水
酸化ナトリウム、水酸化カリウム等であり、この
うち最も使用されるのは水酸化ナトリウムであ
る。苛性アルカリの形状は粉末、ビーズ、フレー
ク状等いずれでもよい。 また、水溶性アルカノールアミンとはモノエタ
ノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノ
ールアミン、モノイソプロパノールアミン、ジイ
ソプロパノールアミン、トリイソプロパノールア
ミン等を挙げることができる。 苛性アルカリと水溶性アルカノールアミンとを
混合することによつて固体となる割合は、苛性ア
ルカリと水溶性アルカノールアミンとの重量比で
15:1〜1:5、好ましくは10:1〜1:4であ
る。 更に、水溶性グリコールエーテルとは一価アル
コールにアルキレンオキサイドを付加重合したも
の及びアルキレンオキサイドを付加しないが、同
一分子内にエーテル結合と水酸基の両者を有する
ものである。 一価アルコールにエチレンオキサイドを付加重
合したものとしてはジエチレングリコールメチル
エーテル、ポリエチレングリコールメチルエーテ
ル(n=3〜5)、モノエチレングリコールエチ
ルエーテル、ポリエチレングリコールエチルエー
テル(n=3〜5)、モノエチレングリコールプ
ロピルエーテル、ポリエチレングリコールプロピ
ルエーテル(n=2〜5)、モノエチレングリコ
ールブチルエーテル、ポリエチレングリコールブ
チルエーテル(n=2〜5)、モノエチレングリ
コールアミルエーテル、ポリエチレングリコール
アミルエーテル(n=2〜5)、ポリエチレング
リコールヘキシルエーテル(n=2〜5)等を挙
げることができる。 一価アルコールにプロピレンオキサイドを付加
重合したものとしては、モノプロピレングリコー
ルメチルエーテル、ジプロピレングリコールメチ
ルエーテル、トリプロピレングリコールメチルエ
ーテル、テトラプロピレングリコールメチルエー
テル、モノプロピレングリコールエチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールエチルエーテル、ト
リプロピレングリコールエチルエーテル、テトラ
プロピレングリコールエチルエーテル、モノプロ
ピレングリコールプロピルエーテル、ジプロピレ
ングリコールプロピルエーテル、トリプロピレン
グリコールプロピルエーテル、モノプロピレング
リコールブチルエーテル、ジプロピレングリコー
ルブチルエーテル、モノブチレングリコールメチ
ルエーテル、モノブチレングリコールエチルエー
テル、モノブチレングリコールプロピルエーテ
ル、モノアミレングリコールメチルエーテル、モ
ノアミレングリコールエチルエーテル、モノアミ
レングリコールピロピルエーテル等を挙げること
ができ、最も多用されるものはモノエチレングリ
コールブチルエーテル、ジエチレングリコールブ
チルエーテル、イソアミレングリコールメチルエ
ーテル及び3−メチル−3−メトキシブタノール
等である。 水溶性アルカノールアミンと水溶性グリコール
エーテルとの混合重量比は1:9〜9:1の範囲
が適当であり、この範囲内で用途によつて混合割
合を変えるようにする。 また、苛性アルカリを水溶性アルカノールアミ
ンと水溶性グリコールエーテルとの混合溶媒に混
合することによつて固体となる割合は、混合溶媒
の種類によつても異なるが、苛性アルカリと混合
溶媒の重量比が15:1〜1:5であり、好ましく
は10:1〜1:4である。 苛性アルカリと水溶性アルカノールアミン又は
水溶性アルカノールアミンと水溶性グリコールエ
ーテルとの混合溶媒とを混合することにより得ら
れる固体の形態は、水溶性アルカノールアミン又
は混合溶媒の種類及び配合割合によつて異なる。
水溶性アルカノールアミンや混合溶媒の配合率が
小である場合は苛性アルカリの原型に近いものが
得られるが、大になるにしたがつて膨張したよう
な粒状形又は小塊状形となり、更に大となると混
合系は一旦スラリー又はペースト状になるが放置
しておくと、堅い塑性の混合容器と同形の大塊状
となる。 上記第一及び第二の場合は、そのままの形状で
包装容器に詰めて商品とすることができる。 第三の場合は、スラリー又はペースト状態のも
のを予め商品とするに相応しい形状の容器内で放
置固化せしめて商品としたり、或いは大塊状のも
のを粉砕して包装容器に詰めて商品とすることが
できる。 また、本発明の固体洗浄剤は、広範囲の用途を
有し、それぞれの用途に応じて金属イオン封鎖
剤、ハイドロトロープ、消泡剤、界面活性剤等の
他の物質一種又は二種以上を配合することができ
る。 この場合、苛性アルカリの90重量%までを上記
した他の物質に置換しても良い。即ち、苛性アル
カリと他の物質との重量比は100:0〜10:90と
なる。そして、苛性アルカリと水溶性アルカノー
ルアミン、または水溶性アルカノールアミン及び
水溶性グリコールエーテルからなる混合溶媒との
重量比は、前記したように15:1〜1:5であ
る。 ここで、金属イオン封鎖剤としては次のものを
挙げることができる。 縮合リン酸塩;アルカリ金属ピロリン酸、アル
カリ金属トリポリリン酸塩、アルカリ金属ヘキサ
メタリン酸塩、アルカリ金属ポリリン酸塩等であ
る。 ヒドロキシカルボン酸塩;アルカリ金属グリコ
ール酸塩、アルカリ金属グルコン酸塩、アルカリ
金属クエン酸塩、アルカリ金属酒石酸塩等であ
る。 カルボン酸塩;アルカリ金属オキシジ酢酸塩、
アルカリ金属カルボキシメチルオキシコハク酸塩
等である。 アミノカルボン酸塩;アルカリ金属エチレンジ
アミン4酢酸塩、アルカリ金属ニトリロ3酢酸
塩、アルカリ金属ヒドロオキシエチルエチレンジ
アミン5酢酸塩、アルカリ金属ジエチレントリア
ミン6酢酸塩、アルカリ金属ヒドロキシイミノ2
酢酸、アルカリ金属グリシン、アルカリ金属ジヒ
ドロキシエチルグリシン等である。 水溶性合成樹脂;カルボキシメチルセルロー
ス、ポリアクリル酸、ポリメタアクリル酸、アク
リル酸とビニル化合物との共重合体、無水マレイ
ン酸とビニル化合物との共重合体、無水マレイン
酸とエチレンとの共重合体、マレイン酸重合体等
のアルカリ金属塩である。その他イミドビス硫酸
ナトリウム等も使用することができる。 金属イオン封鎖剤の配合割合は、苛性アルカリ
の90重量%までを置換することができるが、洗浄
力の良いものを得るためには75重量%までの置換
にとどめた方がよい。 また上述の消泡剤としてはシリコンオイル及び
その乳化剤、パラフイン、ペトロリウム酸化物、
アルキルリン酸エステル、脂肪酸、高級アルコー
ル及びアルキルフエニルノエチレンオキサイドプ
ロピレンオキサイド付加重合体、高級アルコール
エチレンオキサイドプロピレンオキサイドブロツ
クコポリマー等である。 消泡剤の配合率は0〜5重量%である。この消
泡剤は噴射式自動洗浄機用洗剤として使用する場
合には絶対的に必要な成分であるが、浸漬洗浄等
においては加える必要はない。 また、ハイドロトロープとしてはキシレンスル
フオン酸塩、トルエンスルフオン酸塩、リグニン
スルフオン酸、炭素数6〜12の高級アルコール硫
酸えすてる塩等である。 ハイドロトロープの配合率は、0〜15重量%で
あり、固形洗浄剤を50倍以上水で希釈して使用す
る場合には不必要である。また、15重量%以上配
合すると洗浄に必要な成分の配合率が低くなるの
で好ましくない。 更に、界面活性剤は苛性アルカリで加水分解さ
れるカルボン酸エステル系、アマイド系界面活性
剤は対象外であり、ここで使用できるものは次の
通りである。 アニオン界面活性剤;アルキルベンゼンスルフ
オン酸塩、ナフタリンスルフオン酸塩、アルキル
ナフタリンスルフオン酸塩、ペトロリウムスルフ
オン酸塩、ナフタリンフオルマリン縮合体スルフ
オン酸塩、高級アルコール硫酸塩、高級アルコー
ルエトキシスルフオン酸塩、アルキルフエニルエ
トキシレート硫酸塩、アルキルリン酸エステル
塩、石鹸等である。 非イオン界面活性剤高級アルコールエトキシレ
ート、アルキルフエニルエトキシレート、高級ア
ルコールエチレンオキサイドプロピレンオキサイ
ド付加体、アルキルフエニルエチレンオキサイド
プロピレンオキサイド付加体、エチレンオキサイ
ドプロピレンオキサイドブロツクポリマー、アミ
ンオキサイド等である。 カチオン界面活性剤;アルキル第4級アンモニ
ウム化合物、アルキルピリジニウム化合物、アル
キルベンジルアンモニウム化合物、アルキルアミ
ン化合物、アルキルポリオキシエチレンアミン化
合物、アミンオキサイド化合物等である。 両性界面活性剤;アルカリベタイン化合物、ス
ルフオベタイン化合物、アルキルイミダゾリニウ
ム化合物、アルキルアミノプロピオン酸化合物等
である。 界面活性剤の配合率は0〜10重量%であり、噴
射式自動洗浄機用洗剤として使用する場合界面活
性剤は、泡が立つため、むしろ有害であるが、超
音波洗浄機用として使用する場合、或いは浸漬洗
浄の場合は界面活性剤の配合率は有効である。 上記の各成分の他に任意成分としてアルカリ金
属けい酸塩、アルカリ金属塩酸塩、アルカリ金属
硫酸塩、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属リン
酸塩等、洗剤中に一般的に配合されている物質を
配合することもできる。 〈発明の効果〉 以上のように、本発明の洗浄剤は、苛性アルカ
リと水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカ
ノールアミン、水溶性グリコールエーテルとを混
合してなる100%有効成分の固体洗浄剤であつて、
極めて洗浄力が優れている。 例えば、他の洗浄剤ではこすり洗いをしなけれ
ば洗浄することができない程に油や排気カーボ
ン、塵埃等で汚れたプラスチツクコンテナについ
ても本発明の洗浄剤の水溶液を使用すれば手でこ
すり洗いすることなく自動洗浄機の噴射圧で簡単
に洗い落すことができる。 更に、本発明の洗浄剤の洗浄力が優れている点
を例示すれば、食品工場、医薬品工場等では1日
の作業終了後に機械を分解して溶剤中に浸漬し、
更にブラシで潤滑油やグリース等をこすり落した
後再組立てしており、安全性の面で問題を抱えて
いた。 このような汚れも本発明による洗浄剤水溶液を
使用して噴射式自動洗浄機により洗浄を行えば容
易に洗い落すことができ、洗浄時間を大幅に短縮
することができる。 さらに、本発明における水溶性アルカノールア
ミン又は水溶性アルカノールアミンと水溶性グリ
コールエーテルとの混合溶媒は、水溶性グリコー
ルエーテル単独の場合に比べて苛性アルカリに対
してより多くの量を加えても固体状態の洗浄剤が
得られる。 例えば、苛性ソーダ10部に対してブチルテトラ
エチレングリコールエーテル30部を加えると、最
早固体状の洗浄剤は得られず、ペースト状になる
が、ブチルテトラエチレングリコールエーテルと
トリエタノールアミンとの当量混合物30部を混合
しても依然として固体の洗浄剤が得られ、またト
リエタノールアミン40部を加えても固体の洗浄剤
が得られる。 このように水溶性アルカノールアミン又は水溶
性アルカノールアミンと水溶性グリコールエーテ
ルとの混合溶媒を多量に配合しても固体状態が維
持されるため、本発明では洗浄剤の洗浄能力に
種々の特徴をもたらせることができる。 また、本発明の他の優れた特徴は苛性アルカリ
と水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカノ
ールアミンと水溶性グリコールエーテルの混合溶
媒とが一体となつて存在している表面の乾いた固
体洗浄剤が得られることにある。 即ち、本発明の混合割合の範囲を越えて過剰に
水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカノー
ルアミンと水溶性グリコールエーテルの混合溶媒
を混合した洗浄剤は、スラリー状またはペースト
状になるが、これ等の状態は不安定であり、気温
が上昇すると苛性アルカリと水溶性アルカノール
アミン又は水溶性アルカノールアミンと水溶性グ
リコールエーテルの混合溶媒とが分離し、上層の
水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカノー
ルアミンと水溶性グリコールエーテルの混合溶媒
リツチの部分、下層の苛性アルカリリツチの部分
いずれを採取しても十分な洗浄力を得ることがで
きない。 しかし、本発明の洗浄剤のように苛性アルカリ
と水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカノ
ールアミンと水溶性グリコールエーテルの混合溶
媒とが一体となつた固体状態であれば、これを洗
浄に際して水溶液とした場合に充分な洗浄力が得
られる。 また、前記したように本発明の混合割合の範囲
を越えてスラリー状になる洗浄剤は、気温が低下
した場合、容器内で固結して取り出しが困難にな
り、危険を伴うものとなるが、本発明の洗浄剤
は、粉状、粒状、小塊状、大塊状のいずれの形状
とてもよいので、極めて多種の包装容器或いは形
態を採ることができ、この取扱いも容易で、危険
を招くことがない。 さらに、本発明の混合割合の範囲を越えてペー
スト状になるは洗浄剤は、苛性アルカリの表面に
水溶性アルカノールアミン又は水溶性アルカノー
ルアミンと水溶性グリコールエーテルの混合溶媒
が付着して濡れた状態であり、例えばポリエチレ
ン製などの袋に入れた場合、袋の内部に付着して
取り出しが困難となり、これを叩いて強制的に取
り出そうとすると飛散して危険な状態を招く。こ
れに対して本発明の洗浄剤は、その表面が乾いた
固体状態であるので、ポリエチレン製などの袋の
内部に付着することなく簡単に取り出すことがで
きる。 また、本発明の洗浄剤は、洗浄における有効成
分だけで構成されているので、使用量が少なく、
運搬や保管に際しても場所をとることがない。 〈実施例〉 以下、本発明の実施例を示す。 実施例1〜12、対照例1、2 ソルベイ社製のパール状苛性ソーダ(平均粒径
0.4mm)100gに対して下記のアルカノールアミン
又はアルカノールアミンとグリコールエーテルの
混合溶媒を加えて撹拌混合し、下記表−1に示す
ような状態の洗浄剤を得た。
【表】
【表】
実施例1〜8はソルベイ社のパール状苛性ソー
ダ100gに水溶性アルカノールアミン類7〜500g
を加えて固体になつた例である。 なお、対照例1は、トリイソプロパノールアミ
ン600gを添加したが、これはペーストであるの
に対し、実施例8のトリイソプロパノールアミン
500gを添加したものは固体となつた。 また、実施例9〜13は、ソルベイ社のパール状
苛性ソーダ100gに水溶性アルカノールアミンと
水溶性グリコールエーテルとの混合溶媒10〜400
gを加えて固体になつた例であり、これに対して
対照例2は、ジイソプロパノールアミン:3−メ
チル−3−メトキシブタノールが1:9である混
合溶媒600gを添加した場合であり、ペースト状
となつた。 実施例 14,15 上記実施例と同様にして下記表−2の配合組成
を混合撹拌して洗浄剤を得た。
ダ100gに水溶性アルカノールアミン類7〜500g
を加えて固体になつた例である。 なお、対照例1は、トリイソプロパノールアミ
ン600gを添加したが、これはペーストであるの
に対し、実施例8のトリイソプロパノールアミン
500gを添加したものは固体となつた。 また、実施例9〜13は、ソルベイ社のパール状
苛性ソーダ100gに水溶性アルカノールアミンと
水溶性グリコールエーテルとの混合溶媒10〜400
gを加えて固体になつた例であり、これに対して
対照例2は、ジイソプロパノールアミン:3−メ
チル−3−メトキシブタノールが1:9である混
合溶媒600gを添加した場合であり、ペースト状
となつた。 実施例 14,15 上記実施例と同様にして下記表−2の配合組成
を混合撹拌して洗浄剤を得た。
【表】
実施例14を3倍の水で希釈して60〜100℃の焦
げ付きが激しい焼肉鉄板上に塗り、1〜2分後に
ブラシでこすつて水で洗い落すことができた。 実施例15を6倍の水で希釈して上記同様中華料
理店の調理鍋の洗浄を行つたところ、ブラシで擦
るだけで汚れを水で簡単に洗い落すことができ
た。 実施例16〜20、対照例3 上記実施例と同様にして下記表−3の配合組成
を混合撹拌して洗浄剤を得た。
げ付きが激しい焼肉鉄板上に塗り、1〜2分後に
ブラシでこすつて水で洗い落すことができた。 実施例15を6倍の水で希釈して上記同様中華料
理店の調理鍋の洗浄を行つたところ、ブラシで擦
るだけで汚れを水で簡単に洗い落すことができ
た。 実施例16〜20、対照例3 上記実施例と同様にして下記表−3の配合組成
を混合撹拌して洗浄剤を得た。
【表】
表中、* アルキルリン酸エステル、ペトロ
リウム酸化物、高級アルコールエチ
レンオキサイド付加物の混合物
実施例16を5倍の水で希釈し、泡スプレー洗浄
器でA重油タンク内部壁面に吹きかけた後、水を
吹きかけた。1回の洗浄で油が壁面より除去され
た。 実施例19を5倍の水で希釈して泡スプレー洗浄
器でA重油タンク内部壁面に吹きかけて洗浄した
ところ、3回の繰返し洗浄で洗い落すことができ
た。これにより、ジイソプロパノールアミンの高
率配合は洗浄困難なA重油の洗浄に有効であるこ
とが明らかとなつた。 従来は分解した機械の部品を溶剤中に浸漬して
ブラシでこすり洗いをしていた医薬品工場におい
て作業後機械を分解し、これに実施例17の1〜3
%水溶液を60℃で高圧噴射したところ、グリース
を容易に洗い落すことができた。 油汚れ、排気ガス汚れのひどいプラスチツクコ
ンテナは、従来5%濃度の苛性ソーダ水溶液80〜
90%中に浸漬した後、引上げてナイロンタワシで
こすつていたが、十分に汚れが落ちなかつた。ま
た、対照例3の3%水溶液60℃で3分間高圧噴射
自動洗浄機で洗つても汚れは落ちなかつた。 これに対して実施例18の2%水溶液60℃で、高
圧噴射自動洗浄機を使用し、上記同一の高圧条件
で1分間洗浄を行つたところ洗い落すことができ
た。 実施例19を適宜水で薄め工作機械工場の床に撒
き、ブラシでこすり洗いしたところ、容易に汚れ
を洗い落すことができた。 実施例20を水で10倍に希釈して、厨房の重合固
化した油汚れに吹き付けたところ、容易に洗い落
すことができた。
リウム酸化物、高級アルコールエチ
レンオキサイド付加物の混合物
実施例16を5倍の水で希釈し、泡スプレー洗浄
器でA重油タンク内部壁面に吹きかけた後、水を
吹きかけた。1回の洗浄で油が壁面より除去され
た。 実施例19を5倍の水で希釈して泡スプレー洗浄
器でA重油タンク内部壁面に吹きかけて洗浄した
ところ、3回の繰返し洗浄で洗い落すことができ
た。これにより、ジイソプロパノールアミンの高
率配合は洗浄困難なA重油の洗浄に有効であるこ
とが明らかとなつた。 従来は分解した機械の部品を溶剤中に浸漬して
ブラシでこすり洗いをしていた医薬品工場におい
て作業後機械を分解し、これに実施例17の1〜3
%水溶液を60℃で高圧噴射したところ、グリース
を容易に洗い落すことができた。 油汚れ、排気ガス汚れのひどいプラスチツクコ
ンテナは、従来5%濃度の苛性ソーダ水溶液80〜
90%中に浸漬した後、引上げてナイロンタワシで
こすつていたが、十分に汚れが落ちなかつた。ま
た、対照例3の3%水溶液60℃で3分間高圧噴射
自動洗浄機で洗つても汚れは落ちなかつた。 これに対して実施例18の2%水溶液60℃で、高
圧噴射自動洗浄機を使用し、上記同一の高圧条件
で1分間洗浄を行つたところ洗い落すことができ
た。 実施例19を適宜水で薄め工作機械工場の床に撒
き、ブラシでこすり洗いしたところ、容易に汚れ
を洗い落すことができた。 実施例20を水で10倍に希釈して、厨房の重合固
化した油汚れに吹き付けたところ、容易に洗い落
すことができた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 苛性アルカリと水溶性アルカノールアミンと
を15:1〜1:5の重量比で混合してなる固体洗
浄剤。 2 苛性アルカリと、 金属イオン封鎖剤、消泡剤、ハイドロトロー
プ、界面活性剤の一種または二種以上とを100:
0〜10:90の重量比で混合してなり、 上記した苛性アルカリと水溶性アルカノールア
ミンとの重量比が15:1〜1:5である固体洗浄
剤。 3 苛性アルカリを水溶性アルカノールアミン及
び水溶性グリコールエーテルからなる混合溶媒に
15:1〜1:5の重量比で混合してなる固体洗浄
剤。 4 苛性アルカリと、 金属イオン封鎖剤、消泡剤、ハイドロトロー
プ、界面活性剤の一種または二種以上とを100:
0〜10:90の重量比で混合してなり、 上記した苛性アルカリと水溶性アルカノールア
ミン及び水溶性グリコールエーテルからなる混合
溶媒との重量比が15:1〜1:5である固体洗浄
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13684685A JPS61296098A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 固体洗浄剤 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13684685A JPS61296098A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 固体洗浄剤 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61296098A JPS61296098A (ja) | 1986-12-26 |
| JPH046240B2 true JPH046240B2 (ja) | 1992-02-05 |
Family
ID=15184866
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13684685A Granted JPS61296098A (ja) | 1985-06-25 | 1985-06-25 | 固体洗浄剤 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61296098A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19507532C2 (de) * | 1995-03-03 | 2000-01-05 | Henkel Ecolab Gmbh & Co Ohg | Pastenförmiges Reinigungsmittel |
| DE19617215A1 (de) * | 1996-04-30 | 1997-11-06 | Henkel Ecolab Gmbh & Co Ohg | Kompaktreiniger für gewerbliche Geschirrspülmaschinen |
| WO1998013466A1 (de) | 1996-09-24 | 1998-04-02 | Henkel-Ecolab Gmbh & Co. Ohg | Tensidhaltiger kompaktreiniger |
| DE19741874A1 (de) | 1997-09-23 | 1999-04-01 | Henkel Ecolab Gmbh & Co Ohg | Alkoholathaltiger Reiniger |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS619500A (ja) * | 1984-06-22 | 1986-01-17 | 旭電化工業株式会社 | 洗浄剤組成物 |
-
1985
- 1985-06-25 JP JP13684685A patent/JPS61296098A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61296098A (ja) | 1986-12-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |