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JPH0466874B2 - - Google Patents
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JPH0466874B2 - - Google Patents

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JPH0466874B2
JPH0466874B2 JP21587590A JP21587590A JPH0466874B2 JP H0466874 B2 JPH0466874 B2 JP H0466874B2 JP 21587590 A JP21587590 A JP 21587590A JP 21587590 A JP21587590 A JP 21587590A JP H0466874 B2 JPH0466874 B2 JP H0466874B2
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Hiroshi Sumitomo
Masakatsu Hasegawa
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Meito Sangyo KK
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  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)
  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば、人工臓器、それらの部材、
その他類似物の如き成形品を形成する用途に有用
な、側鎖に還元糖残基を有する従来文献未記載の
下記式(1)′ 但し式中、R1
【式】を示し; R2は水素原子及びCH3から成る群よりえらば
れる基を示し;そして Xは還元糖残基、その硫酸エステル残基及び該
エステル残基のアルカリ塩より成る群からえらば
る基を示す; で表わされる構成単位と下記式(2)′ 但し式中、 R3、R4及びR5はそれぞれ水素原子及びCH3
ら成る群よりえらばれる基を示し、R6は、
【式】[ここで、R7は水素原子、C1〜 C18のアルキル基、C1〜C5のハイドロキシアルキ
ル基、シクロヘキシル基、C1〜C5のアミノアル
キル基、ジ(C1〜C2アルキル)アミノ(C1〜C5
アルキル)基、グリシジル基、テトラヒドロフラ
ン基、ベンジル基及び(−CH2CH2O−)y
CH2CH2OH基(ただし、y=1〜10の正数)か
らなる群よりえらばれる基を示す];
【式】[ここで、R8は水素原子もしく はC1〜C4アルキル基を示し、二つのR8は同一で
も異なつていてもよい]、 −CH、−OH、
【式】[ここで、R9はC1 〜C8のアルキル基を示す]、
【式】
【式】
【式】及び
【式】 [ここで、R10はC1〜C5のアルキル基を示す]よ
り成る群からえらばれる基を示す、で表わされる
構成単位とを有してなるN−グリコシド・オレフ
イン系化合物共重合体の製造中間体として有用な
従来文献未記載N−グリコシドビニル化合物及び
その製法に関する。 上記式(1)′において、好ましいR1
【式】であり、また、好ましいXの還元 糖残基は、キシロース、リボース、グルコース、
ガラクトース及びマンノースよりなる群からえら
ばれる還元性単糖類の残基;マルトース、イソマ
ルトース、セロビオース、ラクトース、イソマル
トトリオース、マンニノトリオース、セロトリオ
ース、イソマルトテトラオース及びセロテトロー
スよりなる群からえらばれる還元性少糖類の残
基;及びデンプン、セルロース、デキストラン、
プルラン、カードラン及びこれらの部分加水分解
物よりなる群からえらばれる還元性多糖類の残基
である。 さらに詳しくは、本発明は、上記共重合体の製
造中間体として利用できる下記式(1) 但し式中、 R1
【式】を示し; R2は水素原子及びCH3から成る群よりえらば
れる基を示し;そして Xは還元糖残基、その硫酸エステル残基及び該
エステル残基のアルカリ塩より成る群からえらば
れる基を示す; で表わされるN−グリコシドビニル化合物及びそ
の製法に関する。 上記式(1)において、R1及びXは還元糖残基の
好ましい例は式(1)′についてのべたと同様である。 従来、多糖の幹ポリマーにビニルモノマーをグ
ラフト共重合させた高分子化合物については既に
非常に多く開示されている。一方、ビニルモノマ
ーの幹ポリマーに単糖を側鎖として持たせた高分
子化合物についてはあまり開示されていない。特
に、オリゴ糖又は多糖を側鎖に持つたビニル系高
分子化合物については該高分子化合物を得るに
は、より繁雑な方法でしか合成できないこともあ
り、従来、ほとんど開示されていない。 本発明は容易に合成可能であつて、オレフイン
系幹ポリマーに単糖、オリゴ糖又は多糖を側鎖に
有する従来文献未記載の高分子化合物に関する。 本発明者等は、N−グリコシド・オレフイン系
化合物共重合体の開発に関して研究を行つてき
た。その結果、還元糖とアミノ基を有するビニル
モノマーと反応させて、糖還元末端のアノマー炭
素原子とアミノ基の窒素原子がN−グルコシド結
合した前記式(1)で示される従来文献未記載のマク
ロマーが、容易に合成できることを発見した。 更に、このようにして得ることのできるN−グ
リコシドビニル化合物と重合性オレフイン系化合
物とを重合用触媒の存在下もしくは不存在下に反
応させることによつて、前記式(1)′構成単位と式
(2)′構成単位とを有してなる従来文献未記載の側
鎖に還元糖残基を有するN−グリコシド・オレフ
イン系化合物共重合体が形成できること、及び斯
くして得られるN−グリコシド・オレフイン系化
合物共重合体は、キヤスト法フイルム形成性物質
であり、更に該フイルムはすぐれた抗凝血性能を
有し、人工臓器、それらの部材、その他類似物の
如き成形品を形成する用途に優れた有用性の期待
できる物質であることを知つた。 従つて、本発明の目的は、従来文献未記載のN
−グリコシド・オレフイン系化合物共重合体及び
その製法を提供するにある。 本発明の他の目的は、上記共重合体製造中間体
として有用な従来文献未記載のN−グリコシドビ
ニル化合物及びその製法を提供するにある。 本発明の上記目的及び更に多くの他の目的なら
びに利点は、以下の記載から一層明らかとなるで
あろう。 前記N−グリコシド・オレフイン系化合物共重
合体の製造中間体として利用できる下記式(1)、 但し式中、 R1
【式】を示し; R2は水素原子及びCH3から成る群よりえらば
れる基を示し;そして Xは還元糖残基、その硫酸エステル残基及び該
エステル残基のアルカリ塩より成る群からえらば
れた基を示す; で表わされるN−グリコシドビニル化合物は、例
えば、還元糖と下記式(3)、 但し式中、 R1
【式】(−CH2−)n[ここで、mは 1〜5の整数]及び
【式】[ここ で、nは1〜10の整数]から成る群よりえらばれ
た基を示し; R2は水素原子及びCH3から成る群よりえらば
れた基を示す、 で表わされるアミノ基を有するビニル化合物を、
極性有機溶媒又はその含水溶媒中で反応せしめる
ことにより製造することができる。 上記極性有機溶媒の例としては、メタノール、
エタノール等の如き極性アルコール溶媒、ジメチ
ルホルムアミド、ホルムアミド等の如き極性アミ
ド溶媒、ジメチルスルホキシド、これらの混合物
などが例示でき、更に、これらと水との含水溶媒
たとえば約50V/V%以下の水を含有するこれら
極性有機溶媒、等をあげることができる。これら
溶媒は、還元糖及びビニル化合物の種類や形成さ
れる式(1)化合物の性質などによつても適宜に選択
して利用するのがよい。通常、原料および生成物
の溶解する溶媒でかつ精製に有利な溶媒が選ばれ
る。たとえば、グルコースやマルトースの如き少
糖類とp−アミノスチレンとを反応させる時に
は、メタノール、エタノール、ホルムアミド、ジ
メチルホルムアミド、ジメチルスルホオキシド、
これらの混合物又はこれらの約50V/V%以下の
含水溶媒を、好ましくはメタノール又はエタノー
ルを、特に好ましくは約3V/V%〜約10V/V
%含水エタノールを用いるのがよい。又、デンプ
ンやデキストランとp−アミノスチレンとを反応
わせる時には、ホルムアミド、ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホオキシド、これらの混合物
又はこれら含水(約50V/V%以下)溶媒を、好
ましくは水又はホルムアミドを約20〜約50V/V
%含有するジメチルホルムアミドを用いるのがよ
い。 反応は、例えば、上記例示の如き極性有機溶媒
又はその含水溶媒中、還元糖を、該溶媒100mlに
対して還元糖約1〜約50g、より好ましくは約5
〜約20gの如き量で含有する溶液もしくは分散液
を形成し、該還元糖1モル当り、例えば約1〜約
20モル、より好ましくは約1〜約10モルの前記式
(3)アミノ基含有ビニル化合物を添加し、反応せし
めることにより行うことができる。 反応温度は適宜に選択でき、例えば約0°〜約
100℃の如き温度を例示でき、より好ましくは約
30°〜約70℃の温度が採用できる。反応は撹拌条
件下で行うのがよく、例えば約2〜約5時間程度
の反応時間で行うことができる。 反応に際して、所望により、触媒の存在下に反
応を行うことができ且つ好ましい。又、所望によ
り重合防止剤の共存下に反応を行うことができ且
つ好ましい。このような触媒の例としては、硫
酸、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム等を例
示でき、その使用量としては、反応系中約5〜約
100ppmの如き使用量を例示できる。又、上記重
合防止剤と例としては、ハイドロキノンを例示で
き、その使用量としては、反応系中約100〜約
5000ppmの如き使用量を例示することができる。 上述のようにして形成できる式(1)中、Xが還元
糖残基であるN−グリコシドビニル化合物は、例
えば、下記のようにして分離、精製することがで
きる。 例えば、比較的低沸点の溶媒を用いた場合に
は、減圧下に溶媒を留去し、上記式(1)反応目的物
を溶解しない溶媒、たとえば、エチルエーテル、
アセトン又はこれらの混合物の如き溶媒を洗浄
し、減圧乾燥することができる。又、例えばジメ
チルホルムアミドの様な比較的高沸点溶媒を用い
た場合には、貧溶媒、たとえば、エチルアルコー
ル、アセトン、エタノール又はこれらの混合物好
ましくはエチルエーテルとアセトンの10対約3〜
約10(V/V)の如き混合溶媒を、半反応溶媒の
約3〜約10倍量(V/V)添加して、上記式(1)反
応目的物を析出させ、これを分離することができ
る。更に、必要に応じ、ジメチルスルホオキシド
に析出物を溶解し、同様のエチルエーテルとアセ
トンの混合溶媒を添加し、目的物を再析出させ、
これを分離する操作を繰返すことにより、更に精
製することができる。次いで、たとえばエーテ
ル、アセトン又はエタノールで洗浄した後減圧乾
燥して、上記式(1)化合物を分離、精製することが
できる。 たとえば上述のようにして得ることのできる式
(1)中、Xが還元糖残基であるN−グリコシドビニ
ル化合物は、通常、白色ないし淡黄色の室温で固
体の化合物であつて、その一例として、実施例1
の化合物(マクロマー)についての13C核磁気共
鳴スペクトル図(溶媒DMSO−d6;濃度16%;
室温;25MHz)を添付図面の図1に示した。 該図1に示されているように、13C核磁気共鳴ス
ペクトルによれば、該マクロマーのN−グルコシ
ド結合にあずかるアノマー炭素原子のケミカルシ
フト値は遊離糖のそれに比較して高磁場側に移動
する。たとえば、マルトースとp−アミノスチレ
ンのN−グルコシドであるスチリルアミノ化アル
トースの還元末端アノマー炭素のケミカルシフト
値はβ型が約85ppm又α型が約82ppmである。一
方、遊離マルトースの還元末端アノマー炭素のそ
れは、β型が約97ppm又α型が92ppmである。又
デキストランとp−アミノスチレンとのN−グル
コシド化合物にも同様の関係があてはまる。 更に、上記図1に示したマクロマーについての
赤外線吸収スペクトル図を、添付図面の図2に示
した。 該図2に示されているように、赤外線吸収スペ
クトル測定によれば、該マクロマーは原料の還元
糖および式(3)アミノ基含有ビニルモノマー両者の
吸収スペクトルを合せ示し、新なピークは特には
認められない。たとえば、p−アミノスチレンと
マルトースから成る該マクロマーであるスチリル
アミノ化マルトースの特徴的な赤外線吸収スペク
トルは3400cm-1付近(O−H伸縮振動)、1615cm
-1付近および1520cm-1付近(パラ2置換ベンゼン
環)および1030cm-1付近(O−O伸縮振動)のピ
ークである。 又更に、薄層クロマトグラフイーによつても、
式(1)中、Xが還元糖残基である該マクロマーの確
認ができる。たとえば、シリカゲル薄層板および
展開液として1−ブタノール−エタノール−
0.1N酢酸水溶液(1:1:2)を用いて展開す
ると、p−アミノスチレン−N−マルトシドは
Rf=約0.76、マルトースはRf=約0.68であり、
又、p−アミノスチレンと平均8量体のデキスト
ランからなる該マクロマーRf=約0.76、平均8量
体のデキストランはRf=約0.58である。 本発明の式(1)N−グリコシドビニル化合物中、
Xが還元糖残基の硫酸エステル残基もしくは該エ
ステル残基のアルカリ塩である式(1)N−グリコシ
ドビニル化合物は、上述の如きXが還元糖残基で
ある式(1)化合物のエステル化、更には慣用のその
塩形成反応によつて容易に形成することができ
る。 上記エステル化は、均一系で反応できる様な溶
媒、たとえば、ホルムアミド、ジメチルホルムア
ミド又はこれらの混合物の如き溶媒を用い、その
100mlに、上記式(1)中、Xが還元糖残基であるマ
クロマーを、例えば約1g〜約30g、より好まし
くは約3g〜約10gの如き量で溶解し、例えば、
約−5℃〜約20℃、より好ましくは約0℃〜約10
℃の如き比較的低温条件に於いて、硫酸エステル
化剤、たとえば、クロロ硫酸又は無水硫酸の如き
硫酸エステル化剤を添加することにより行うこと
ができる。この際、反応系に中和剤としてアミン
化合物、たとえば、トリエチルアミン、トリブチ
ルアミン又はピリジンなどの如き塩基性アミン化
合物を加えておくことは、加水分解を防ぐ意味で
好ましい。さらに、好ましくは硫酸エステル化剤
と上記例示の如きアミン化合物の複合体、たとえ
ば無水硫酸−トリエチルアミン複合体を該エステ
ル化剤として用いることができる。該エステル化
剤の使用量は適宜に選択でき、たとえば、高置換
度の式(1)硫酸エステル化マクロマーを望むなら
ば、式(1)中、Xが還元糖残基であるマクロマーの
OH基1モルに対して、例えば、硫酸エステル化
剤を約2〜約6モル加えるのがよい。こうして約
5〜約48時間攪拌して硫酸エステル化することが
できる。次いで、貧溶媒たとえばエチルエーテ
ル、アセトン又はこれらの混合溶媒の如き溶媒
を、反応溶媒の2〜10倍(V/V)量、反応系に
添加して硫酸エステル化物を析出させることがで
きる。必要ならば、再溶解再沈殿をして更に精製
し、次いでエチルエーテル、アセトン又はこれら
の混合溶媒の如き溶媒で十分に洗浄した後、減圧
乾燥することにより、分離、精製することができ
る。 上述のようにして得られる式(1)硫酸エステル化
マクロマーは、前記塩基性アミン化合物の存在下
に反応を行つた場合には、該アミン塩と形で得ら
れるが、たとえば、炭酸ナトリウム水溶液に溶解
させることによりナトリウム塩にできる様に、簡
単に他の1価カチオンの塩に転化させて得ること
もできる。 上記の式(1)中、Xが還元糖残基の硫酸エステル
残基もしくはそのアルカリ塩である式(1)N−グリ
コシドビニル化合物は、通常、淡黄色ないし黄褐
色の室温で固体の化合物であつて、その硫酸エス
テルの置換度は、無水単糖単位あたり、一般に、
約0.1から約2.5程度である。 一例として、実施例5の硫酸エステル化マクロ
マーについての赤外線吸収スペクトル図を添付図
面の図8に示した。 赤外線吸収スペクトルによれば該硫酸エステル
化マクロマーは次の特徴的なスペクトルを示す。
たとえば、該図8に示されているように、式(1)
中、Xが還元糖残基であるマクロマーの示す該ス
ペクトル(図7参照)の内、O−H基の伸縮振動
に基づく3400cm-1付近の吸収スペクトルが縮小
し、新にSO2の伸縮振動に基づく1250cm-1付近に
吸収スペクトルが表われる。 又、該硫酸エステル化マクロマーの硫黄含量
は、硫酸基の対イオンの種類や該硫酸エステル化
マクロマーを形成するアミノ基を持つたビニル化
合物(3)の種類、等によつて変つてくるので、S含
量を数量的には示しにくいが、一般に20%以下
で、無水単糖単位あたり硫酸エステル基が約2.5
個以下に相当する硫黄を含有するのが普通であ
る。なお、硫黄含量の測定は、日本薬局方(第9
改正)、一般試験法、酸素フラスコ燃焼法に従つ
た。 本発明の前記式(1)′で表わされる構成単位と前
記式(2)′で表わされる構成単位を有するN−グリ
コシド・オレフイン系化合物共重合体は、例えば
上述のようにして得ることができる下記式(1)、 但し式中、 R1
【式】[ここで、mは 1〜5の整数]及び
【式】[ここ で、nは1〜10の整数]から成る群よりえらばれ
た基を示し; R2は水素原子及びCH3から成る群よりえらば
れた基を示し;そして Xは還元糖残基、その硫酸エステル残基及び該
エステル残基のアルカリ塩より成る群からえらば
れた基を示す; で表わされるN−グリコシドビニル化合物と下記
式(2) 但し式中、 R3、R4及びR5は夫々、水素原子及びCH3から
成る群よりえらばれた基を示し、R6
【式】[ここで、R7は水素原子、C1〜 C18のアルキル基、C1〜C5のハイドロキシアルキ
ル基、シクロヘキシル基、C1〜C5のアミノアル
キル基、ジ(C1〜C2アルキル)アミノ(C1〜C5
アルキル)基、グリシジル基、テトラヒドロフラ
ン基、ベンジル基及び(−CH2CH2O−)y
CH2CH2OH基(ただし、y=1〜10の正数)か
ら成る群よりえらばれた基];
【式】 [ここで、R8は水素原子もしくはC1〜C4アルキル
基を示し、二つのR8は同一でも異なつていても
よい]、−CN;−OH;
【式】 [ここで、R9はC1〜C8のアルキル基を示す];
【式】
【式】
【式】
【式】及び
【式】 [ここで、R10はC1〜C5のアルキル基を示す] より成る群からえらばれる基を示す、 で表わされる重合性オレフイン系化合物とを、重
合開始剤の存在下もしくは不存在下に反応させる
ことにより形成することができる。 反応は、好ましくは、式(1)N−グリコシドビニ
ル化合物可溶性の極性溶媒を用い、式(1)化合物と
式(2)重合性オレフイン系化合物とを共重合させる
ことにより行うことができる。該共重合は溶液
(もしくは均一)重合、懸濁重合、乳化重合など
任意の重合形式で行うことができ、これら重合形
式の種々の組み合わせ形式も採用することができ
る。 例えば、式(1)N−グリコシドビニル化合物可溶
性の極性溶媒、たとえばジメチルホルムアミド、
ホルムアミド、ジメチルスルホオキシド、水、こ
れらの少なくとも二種の混合溶媒などを利用し、
溶媒100mlに該式(1)化合物を、例えば約1〜約50
gより好ましくは約5〜約30g程度の量で溶解
し、所望により適当な重合開始剤を添加し、さら
に、式(2)重合性オレフイン系化合物を加えて行う
ことができる。 この際、重合溶媒が有機溶媒の場合には、重合
開始剤としてたとえば過酸化ベンゾイル、マゾビ
スイソブチロニトリル、過硫酸アンモニウムな
ど、好ましくはアゾビスイソブチロニトリルを用
いるのがよく、その使用量としては、重合溶媒に
対して例えば約0.005モル/〜約0.5モル/、
より好ましくは約0.01モル/〜約0.05モル/
の如き使用量を例示できる。又、重合溶媒に水を
用いた場合には重合開始剤として過硫酸アンモニ
ア、過硫酸カリウムなどを用いるのがよく、その
使用量としては、水に対して例えば約0.001モ
ル/〜約0.5モル/、より好ましくは約0.005
モル/〜約0.05モル/の如き使用量を例示で
きる。 式(1)化合物及び式(2)重合性オレフイン系化合物
は一種でも複数でも利用できる。該式(2)化合物の
添加量は適宜に選択でき、たとえば、式(1)化合物
中の還元糖残基Xの鎖長に応じて、適宜にえらぶ
ことができる。数例をあげると、たとえば、式(1)
中、X部分が2糖であるマルトースの場合には、
該式(2)化合物100モルに対して該式(1)化合物を約
400モル以下、好ましくは約3モル〜約100モル程
度の割合がよい。又たとえば、該式(1)中、X部分
が8糖のデキストランの場合には、該式(2)化合物
100モルに対して該式(1)化合物を約100モル以下、
好ましくは約1モル〜約10モル程度の割合がよ
い。又この際、重合溶媒に水を用いる場合で且つ
水に不溶性の式(2)化合物を用いる時には、乳化剤
たとえばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム
などをあらかじめ重合系に添加しておくことが好
ましい。その添加割合は、適宜に選択でき、例え
ば水に対して約10W/W%以下、好ましくは約
1W/W%〜約5W/W%の使用量を例示できる。 反応は、実質的に酸素の不存在下で行うのがよ
く、例えば、重合系を脱気及び/又は窒素置換な
どの手段で、実質的に酸素不存在の雰囲気として
行うのが好ましい。反応は攪拌条件下もしくは静
置条件下に、例えば、約20°〜約100℃、より好ま
しくは約40°〜約70℃の如き温度条件で行うこと
ができる。重合時間は、例えば約10分乃至約5時
間程度でよい。 この共重合反応を実施するにあたり、目的に応
じて広い範囲の重合条件を選択できるが、たとえ
ば比較的に高極限粘度で、比較的に親水性の共重
合物を望む場合には、該式(2)化合物としてアクリ
ロニトリルを用いることが好ましく、さらに重合
溶媒としては連鎖移動定数の小さいジメチルスル
ホオキシドを用いることが好ましい。この様な好
ましい条件で共重合を行なうことにより、極限粘
度[η]25DMSOが2以上の該共重合化合物も比較的
容易に得ることができる。又たとえば、極限粘度
が比較的高くかつ疎水性も付与したい場合には、
該式(2)化合物としてアクリロニトリルの一部、た
とえば約10モル%〜約30モル%をスチレンに置き
換えて用いることが好ましい。さらにたとえば、
より疎水性を付与したい場合には該式(2)化合物と
してスチレンを用いることが好ましく、さらに重
合溶媒としてはジメチルホルムアミド又はジメチ
ルホルムアミドとジメチルスルホオキシドの混合
液(1:0.5〜2W/V)を用いることが好まし
い。 上述のようにして共重合反応を行つたのち、例
えば、重合生成物系を氷水などで冷却し、たとえ
ばメタノール、エタノール又はアセトンなどの貧
溶媒を、重合溶媒の約2〜約5倍(V/V)量程
度添加し、共重合体である不溶物を分離採取する
ことができる。必要ならば、例えば、ジメチルス
ルホオキシド又はジメチルホルムアミドに再溶解
又は再分散させ、次いでメタノール、エタノール
又はアセトンを溶解又は分散させた溶媒の約2倍
〜約5倍(V/V)量添加し、不溶物を分離する
操作を繰返えして、精製することができる。次い
で、例えば、不溶物をメタノール又はエタノール
で洗い、減圧乾燥することができる。 たとえば上述するようにして、式(1)化合物中、
Xが還元糖残基である式(1)化合物と式(2)化合物か
ら得ることができる本発明のN−グリコシド・オ
レフイン系化合物共重合体は、通常、白色ないし
黄色の室温で固体の化合物であつて、水性媒体中
で共重合した場合には茶色ないし褐色を呈するこ
とが多い。 上述のようにして得られるN−グリコシド・オ
レフイン系化合物共重合体の一例として、実施例
6で得られたN−グリコシド・オレフイン系化合
物共重合体の赤外線吸収スペクトル図を添付図面
の図10に示した。 該図10に示されているように、該N−グリコ
シド・オレフイン系化合物共重合体は、式(1)化合
物(Xが還元糖残基)の吸収スペクトルと共重合
させた重合性オレフイン系化合物(2)の吸収スペク
トルの両方を合せ示す。たとえば該式(1)マクロマ
ーの一種であるマルトースとp−アミノスチレン
から成るスチリルアミノ化マルトースとアクリロ
ニトリルの共重合化合物は、スチリルアミノ化マ
ルトースの特徴的なスペクトルである3400cm-1
近および1030cm-1付近とアクリロニトリルの特徴
的なスペクトル2250cm-1付近(−C≡N)との吸
収を合せ示す。さらにたとえば、該式(1)マクロマ
ーの一種であるデキストランとp−アミノスチレ
ンから成るスチリルアミノ化デキストランとスチ
レンとの共重合化合物はスチリルアミノ化デキス
トランの特徴的なスペクトルである3400cm-1付近
および1030cm-1付近とスチレンの特徴的なスペク
トルである1500cm-1付近
【式】および 700cm-1付近
【式】の吸収とを合せ示す。 さらに該共重合体が実際に共重合しているかど
うかは、得られた共重合体の溶解性でも知ること
ができる。たとえば、スチリルアミノ化デキスト
ランとアクリロニトリルとの共重合体でスチリル
アミノ化デキストラン部分が多いものは水に溶解
し、一方、ポリアクリロニトリルは水に溶解しな
い。さらにたとえば、スチリルアミノ化マルトー
スとスチレンとの共重合体でスチリルアミノ化マ
ルトース部分の多いものはジメチルスルホオキシ
ドに溶解するがポリスチレンは該溶解に溶解しな
い。 更に、上記図10に示した化合物についての
13C核磁気共鳴スペクトル図(溶媒DMSO−d6
度15%;室温;25MHz)を添付図面の図9に示し
た。 該図9に示されているように、式(1)化合物(X
が還元糖残基)を有するビニル基や重合性オレフ
イン化合物(2)の>C=C<基に帰属されるシグナ
ルは認められず、メチン炭素およびメチレン炭素
に帰属されるシグナルが認められる。一方、該式
(1)マクロマーと該式(2)化合物とのビニル基以外の
炭素原子のケミカルシフト値は、それらが共重合
してもそれほど変化しない。 さらに該共重合体中の糖含量は、用いた重合条
件によつて大きく変化させることができ、一般
に、約80W/W%以下である。この場合の糖定量
法は次に示す手法によつた。すなわち、該共重合
体10mg〜50mgを2N塩酸水溶液約10mlに溶解又は
分散させ、攪拌下95〜100℃に約5時間保ち、不
溶物があれば濾別し、濾液は50mlに調整し、必要
なら希釈して糖定量用検液とする。次いで、水25
mlと硫酸75mlとの混液にアンソロン200mgを溶解
した発色試液5mlに検液1mlを混合し、100℃の
水浴中で10分間加熱し、発色させる。別に、試料
と同じ糖の濃度既知の標準検液についても同様に
発色させる。これらについて、波長620nmで吸
光度を測定し、ランバートーベア(Lambert−
Beer)の法則に従つて該共重合化合物中の糖含
量を求める。 以上、式(1)化合物中、Xが還元糖残元である式
(1)化合物と式(2)重合性オレフイン系化合物との共
重合態様及び生成物に関して述べたが、式(1)化合
物中、Xが該還元糖の硫酸エステル残基もしくは
そのアルカリ塩である式(1)化合物と該式(2)化合物
との共重合体の形成も、上述したとほぼ同様にし
て行うことができる。 例えば、該式(1)エステル化もしくはそのアルカ
リ塩マクロマー可溶性の溶媒、たとえば、ジメチ
ルスルホオキシド、ジメチルホルムアミド、ホル
ムアミド、メタノール、エタノール、水及びこれ
らの組み合わせ、好ましくはジメチルスルホオキ
シド又はジメチルホルムアミドを用い、該溶媒
100mlに、該式(1)エステル化マクロマー好ましく
はそのN+H(C2H53塩さらに好ましくはエステル
置換度が無水単糖単位あたり平均約1以上の該式
(1)エステル化マクロマーを、例えば約50g以下、
より好ましくは約5g〜約30g程度溶解させる。
次いで、重合開始剤として、たとえばアゾビスイ
ソブチロニトリル、過酸化ベンゾイル、過酸化ア
ンモニウム、過酸化カリウムなどを添加する。こ
の際、共重合媒体として有機溶媒を用いる時には
アゾビスイソブチロニトリルが好ましく、溶媒に
対して例えば約0.005モル/〜約0.5モル/、
より好ましくは約0.01モル/〜約0.05モル/
程度を添加し又、共重合媒体として水を用いる時
には過酸化アンモニウム又は過酸化カリウムが好
ましく、溶媒に対して例えば約0.001モル/〜
約0.5モル/、より好ましくは約0.005モル/
〜約0.05モル/程度添加する。次いで該式(2)重
合性オレフイン系化合物を加えて反応を行うこと
ができる。この際、該式(1)エステル化マクロマー
と該式(2)化合物の添加割合は、目的に応じて広く
選べるが、該式(1)エステル化マクロマーの糖部分
の鎖長により添加割合の範囲を適宜に選択変更す
るのがよい。たとえば、該式(1)エステル化マクロ
マーの糖部分がマルトースの場合には、該式(2)化
合物の合計モル数100モルに対して該式(1)エステ
ル化マクロマーを例えば約200モル以下、より好
ましくは約2モル〜約50モルの割合で用いるのが
よい。又、たとえば、該式(1)エステル化マクロマ
ーの糖部分が8量体のデキストランの場合には、
該式(2)化合物の合計モル数100モルに対して該エ
ステル化マクロマーを例えば約50モル以下、より
好ましくは約0.2モル〜約10モルの割合で用いる
のがよい。次いで、前記同様な実質的に酸素不存
在下の雰囲気で、例えば約20℃〜約100℃、より
好ましくは約40℃〜約70℃の如き温度条件下に共
重合させることができる。重合時間は条件、目的
によつても適宜に変更でき、一般に、約30分〜約
7時間である。次いで、重合系を冷却し、貧溶媒
たとえばエチルエーテル、メタノール、エタノー
ル、又はアセトンなど、好ましくはエチルエーテ
ル又はエチルエーテル−メタノール混合液(4:
1〜2)を重合溶媒の約3〜約6倍量(V/V)
程度添加し、不溶物として、目的とする共重合体
を分離採取することができる。必要ならば、採取
した不溶物を例えばジメチルホルムアミドやジメ
チルスルホオキシドなどに再溶解又は分散させ、
同様に貧溶媒を加え、不溶物として再析出させる
操作を繰返えすことにより、精製することができ
る。次いで、この不溶物をアセトン−メタノール
混合液(1:1〜2)で洗浄した後、減圧乾燥す
ることができる。 たとえば上述のようにして、式(1)化合物中、X
が還元糖の硫酸エステル残基もしくはそのアルカ
リ塩である式(1)化合物と式(2)化合物から得ること
のできる本発明のN−グリコシド・オレフイン系
化合物共重合体は、通常、濃黄色ないし黄色の室
温で固体の化合物であつて、水性媒体中で共重合
した場合には茶色ないし褐色を呈することがあ
る。 上述のようにして得られるN−グリコシド・オ
レフイン系化合物共重合体の一例として実施例9
で得たN−グリコシド・オレフイン系化合物共重
合体の赤外吸収スペクトル図を添付図面を図11に
示した。 該図11に示されているように、該共重合体は、
式(1)エステル化マクロマーの特徴的な吸収スペク
トルと、共重合させた式(2)化合物の特徴的な吸収
スペクトルとを合せ示す。たとえば該式(1)エステ
ル化マクロマーであるスチリルアミノ化デキスト
ランの硫酸エステル・トリエチルアミン塩とアク
リロニトリルとの共重合化合物は、スチリルアミ
ノ化デキストランの硫酸エステル・トリエチルア
ミン塩の特徴的なスペクトルである1250cm-1
(SO2)および1030cm-1付近(O−O)の吸収ピ
ークおよびアクリロニトリルの特徴的な吸収スペ
クトルである2250cm-1付近(C≡N)の吸収ピー
クとを合せ示す。 さらに該共重合体が、実際に共重合しているか
どうかは、得られた共重合体の溶解性でも知るこ
とができる。たとえば、スチリルアミノ化デキス
トランの硫酸エステル・トリエチルアミン塩とア
クリロニトリルとの共重合体でアクリロニトリル
の割合が少ないものは水に溶解するが、ポリアク
リロニトリルは水に溶解しない。さらに、たとえ
ばスチリルアミノ化デキストランの硫酸エステ
ル・トリエチルアミン塩とスチレンとの共重合体
でスチレンの割合の多くないものはジメチルスル
ホオキシドに溶解するが、ポリスチレンはジメチ
ルスルホオキシドに溶解しない。このことから単
なる混合物でなく、共重合していることが理解さ
れる。 さらに該共重合体中の糖硫酸エステル含量は、
重合条件によつて大きく変化させることができ、
一般に、約70W/W%以下である。この場合糖硫
酸エステルの定量は、前述の糖定量法に従つて求
めた糖含量から換算して求めた。 本発明のN−グリコシド・オレフイン系化合物
共重合体は、フイルム形成性であつて、その溶液
から、例えばフイルム、シート、その他の流涎法
成形可能な任意の形状に成形することができる。 例えば、N−グリコシド・オレフイン系化合物
共重合体、好ましくは、該共重合体の糖含量が約
10W/W%〜約70W/W%で、かつ該共重合体の
極限粘度[η]25DMSOが約1以上の該共重合体、さ
らに好ましくは該共重合体を形成する式(1)マクロ
マー中の糖部分が4糖以上である該共重合体を、
好ましくは約20g以下、より好ましくは約2g〜
約10g程度、例えばジメチルホルムアミド、ジメ
チルスルホオキシドなどの100mlに溶解し、次い
で、清浄な平面たとえばガラス板上に該溶液を流
延し、減圧下又は常圧下に、たとえば赤外線ラン
プで好ましくは50℃以下で乾燥し、次いで、たと
えば水中に浸漬して膜をはがし、さらに水洗した
後、メタノール又はエタノール中にこの膜を浸漬
し、乾燥して製膜することができる。こうして得
られた膜は、通常、淡黄色ないし黄褐色で透明で
あり、この膜の赤外線吸収スペクトルは、その原
料である該共重合体のそれと同じパターンを示
す。 更に、本発明に於て、式(1)′中のXが還元糖の
硫酸エステル残基もしくはそのアルカリ塩である
N−グリコシド・オレフイン系化合物共重合体
も、フイルム形成性物質であつて、同様に流涎成
形可能である。すなわち該共重合高分子化合物好
ましくは該共重合高分子化合物の硫酸エステル化
糖の含量が約10W/W%〜約50W/W%でかつ該
共重合高分子化合物の極限粘度数[η]25DMSOが約
0.5以上の該共重合高分子化合物さらに好ましく
は該共重合高分子化合物を形成する式(1)のエステ
ル化マクロマーの糖部分が4糖以上でかつ硫酸エ
ステル基の置換度が無水単糖単位あたり約1以上
の該共重合高分子化合物特に好ましくは該共重合
高分子化合物のトリエチルアミン塩を約20g以下
好ましくは約2g〜約10gをジメチルホルムアミ
ド又はジメチルスルホオキシド100mlに溶解し、
次いで清浄な平面たとえばガラス板上に該溶液を
流延し、減圧下又は常圧下にたとえば赤外線ラン
プで好ましくは50℃以下に加熱する。乾燥後水中
に浸漬して膜をはがし、さらに水洗した後、メタ
ノール又はエタノール中に膜を浸漬し、乾燥す
る。こうして得られた膜は淡黄色ないし黄褐色で
透明であり、この膜の赤外線吸収スペクトルはこ
の原料である該共重合高分子化合物のそれと同じ
パターンを示す。又該共重合高分子化合物の有機
アミン塩たとえばトリエチルアミン塩から得られ
た膜はたとえば炭酸ソーダ水溶液に浸漬すること
により容易にナトリウム塩に変換できる。 こうして得られた膜特に硫酸エステル基を有し
た共重合体高分子化合物から調整した膜はすぐれ
た抗血液凝固性を有する。たとえば実施例10で調
製した膜はガラスの凝固時間に比較してm−1は
3.2倍、m−2は4.4倍、m−3は6.0倍の血液凝固
時間を示した。なお血液凝固時間はウサギ血漿を
用いて部分トロンボプラステイン時間法によつて
測定した。すなわち37℃に保つた試験膜にウサギ
血漿50μおよびプラテリン(General
Liagnostic,Livision of Warner−Lambert社
製)50μを滴下し、軽くゆり動かし、2液を混
合する。3分後0.025MCaCl2水溶液50μを滴下
し、軽くゆり動かし、同時に時計を開始する。最
初にフイブリン繊維を認めた時間を血液凝固時間
とする。 以下、実施例により本発明の数態様について更
に詳しく説明する。 実施例 1 グルコース3.6g(20ミリモル)、ハイドロキノ
ン80mg、水を5V/V%含むエタノール40mlおよ
びp−アミノスチレンを混合し、攪拌下約4時間
還流加熱する。冷後ロ過し、減圧下に濃縮し、さ
らに乾固する。次いで残留物をエチルエーテル−
アセトン(2:1V/V)混合液60mlで約1時間
攪拌し、グラスフイルターで濾過する操作を4回
繰返えした後減圧乾燥する。収量5.4g。 元素分析 C H N 計算値 59.77% 6.81% 4.98% 分析値 59.60% 6.95% 4.88% 13C−NMRスペクトル:図1に示した。 IRスペクトル:図2に示した。 実施例 2 含水マルトース(C12H22O11・H2O)3.6g(10
ミリモル)、ハイドロキノン180mg、メタノール36
ml、2MH2SO436μおよびp−アミノスチレン
2.4g(20ミリモル)を混合し、攪拌下約2時間
還流加熱する。冷後不溶物があればロ過し、減圧
下に濃縮し、さらに乾固する。次いで固形分はエ
チルエーテル−アセトンの2:1(V/V)混合
液60mlで約1時間攪拌し、グラスフイルターで濾
過する操作を4回繰返した後減圧乾燥する。収量
4.2g。 元素分析 C H N 計算値 54.17% 6.59% 3.16% 分析値 54.23% 6.67% 3.11% 13C−NMRスペクトル:図3に示した。 IRスペクトル:図4に示した。 実施例 3 平均分子量649のデキストラン4.54g(7ミリ
モル)とハイドロキノン60mgをDMF30mlに分散
させ、次いで2MH2SO4を30μとp−アミノス
チレン3.36g(28ミリモル)を添加し、攪拌下45
℃〜50℃に3時間保つ。冷後エタノール−エチル
エーテルの1:3(V/V)混媒160mlを添加し、
析出物は遠心分離する。得られた析出物はジメチ
ルスルホオキシド15mlに溶解し、次いでエタノー
ル−エチルエーテルの1:3(V/V)混媒160ml
を添加し、析出物は遠心分離する。析出物はエタ
ノール−エチルエーテルの1:3(V/V)混媒
60ml中に約30分攪拌し、ロ別する操作を3回繰返
えした後減圧乾燥する。収量5.2g。 元素分析 N 計算値 1.86% 分析値 1.90% 13C−NMRスペクトル:図5に示した。 IRスペクトル:図6に示した。 実施例 4 平均分子量1285のデキストラン4.1g(3.2ミリ
モル)、ハイドロキノン70mlをジメチルホルムア
ミド21mlと水14mlの混合溶媒に溶解し、次いで
2MH2SO4水溶液70μおよびp−アミノスチレ
ン2.3g(19.2ミリモル)を添加し、撹拌下41〜
45℃に5時間保つ。冷後メタノール−エチルエー
テルの1:2(V/V)混媒170mlを添加し、析出
物は遠心分離し、得られた沈殿物はジメチルスル
ホオキシド20mlに溶解し、次いでメタノール−エ
チルエーテルの1:2(V/V)混媒100mlを添加
し、析出物は遠心分離する。得られた沈殿物はメ
タノール−エチルエーテル等量混媒(60ml)中に
約30分攪拌し、ロ別する操作を3回繰返えした
後、減圧乾燥する。収量4.4g。 元素分析 N、1.01%(計算値)、0.93%
(分析値) IRスペクトル:図7に示した。 実施例 5 無水硫酸トリエチルアミン複合体10.9gをジメ
チルホルムアミド15mlとホルムアミド28mlの混合
溶媒に溶解し、氷水で約0℃に保つたまま実施例
4で得た特許請求の範囲の(1)式の化合物1.7g添
加し、約0℃で24時間攪拌する。次いでアセトン
−エチルエーテルの等量混媒400mlを加え、析出
物は分離する。析出物はジメチルホルムアミド10
mlに溶解し、アセトン−エチルエーテルの3:1
(V/V)混合溶媒100mlを添加し、析出物を分離
する操作を3回繰返えす。次いでこの析出物をエ
チルエーテル60mlで1時間攪拌し、ロ別する操作
を3回繰返えした後減圧乾燥する。収量4.4g。
S含量、11.7W/W%(無水単糖単位あたりの平
均置換度、1.86)。IRスペクトル:図8に示した。 実施例 6 表1に示す一連の共重合実験を行なつた。すな
わち重合管中に所定量の実施例2で合成した特許
請求の範囲(1)式の化合物(SAMと略称)と合計
モノマー量の0.5モル%に相当するアゾビスイソ
ブチロニトリルとを所定量のジメチルスルホオキ
シド(DMSOと略称)に溶解し、次いで所定量
のアクリロニトリル(ANと略称)を添加し、約
−78℃に冷却し、数回脱気し、溶封する。60±
0.5℃で所定時間重合させる。氷水中で冷却後開
封し、必要ならばジメチルスルホオキシドで重合
系を希釈し、次いでメタノールをジメチルスルホ
オキシドの4倍量加え、析出物は分離する。得ら
れた析出物はジメチルスルホオキシド5〜15mlに
再溶解し、飽和食塩水を0.05〜0.1ml添加し、次
いでジメチルスルホオキシドの4倍量のメタノー
ルを添加し、析出物を分離する操作を3回繰返え
す。この分離操作はグラスフイルター等による濾
過又は遠心分離法で十分である。次いで析出物を
メタノール60ml中で撹拌し、次いでロ別の操作を
3回繰返えした後減圧乾燥する。
【表】 ここで糖含量とは得られた共重合体中の糖の含
量のことである。又[η]はジメチルスルホオキ
サイド中25℃での極限粘度数である。 13C−NMRスペクトル(溶媒DMSO−D6;濃
度6%;室温;2 5MHz):図9に示した。 IRスペクトル:図10に示した。 実施例 7 表2に示す一連の共重合実験を行なつた。すな
わち重合管中に実施例3で合成した特許請求の範
囲(1)式の化合物(SAD[4]と略称)の所定量と
合計モノマー量の0.5モル%に相当するアゾビス
イソブチロニトリルとを秤取し、所定量のジメチ
ルスルホオキシド(DMSOと略称)に溶解する。
次いで所定量のアクリロニトリル(ANと略称)
を添加し、約−78℃に冷却し、数回脱気し、溶封
する。60±0.5℃で所定時間重合させる。氷水中
で冷却後開封し、必要ならジメチルスルホオキシ
ドで重合系を希釈し、次いでメタノールをジメチ
ルスルホオキシドの3倍量加え、析出物を分離す
る。得られた析出物はジメチルスルホオキシド5
〜15mlに再溶解し、飽和食塩水を0.05〜0.1ml添
加し、次いでジメチルスルホオキシドの3倍量の
メタノールを添加し、析出物を分離する操作を3
回繰返す。次いで析出物をメタノール60ml中で攪
拌後、ロ別する操作を3回繰返し、減圧乾燥す
る。
【表】 ここで糖含量とは得られた共重合体中の糖の含
量のことである。[η]はジメチルスルホオキサ
イド中25℃での極限粘度数である。 実施例 8 表3に示す一連の共重合実験を行なつた。すな
わち重合管に実施例4で合成した特許請求の範囲
(1)式の化合物(SAD[8]と略称)の所定量と合
計モノマー量の0.5モル%に相当するアゾビスイ
ソブチロニトリルと秤取し、所定量のジメチルス
ルホオキシド(DMSOと略称)に溶解する。次
いで所定量のアクリロニトリル(ANと略称)を
添加し、約−78℃に冷却し、数回脱気し、溶封す
る。60±0.5℃で所定時間重合させる。氷水中で
冷却後開封し、必要ならジメチルスルホオキシド
で重合系を希釈し、次いでメタノールをジメチル
スルホオキシドの2.5倍量加え、析出物は分離す
る。得られた析出物はジメチルスルホオキシド5
〜15mlに再溶解し、飽和食塩水を0.05〜0.1ml添
加し、次いでジメチルスルホオキシドの2.5倍量
のメタノールを添加し、析出物を分離する操作を
3回操返えす。次いで析出物をメタノール60ml中
で攪拌後、ロ別する操作を3回繰返し、減圧乾燥
する。
【表】 ここで糖含量とは得られた共重合体中の糖の含
量のことである。[η]はジメチルスルホオキシ
ド中25℃での極限粘度数である。 実施例 9 表4に示す一連の共重合実験を行なつた。すな
わち重合管に実施例5で合成した特許請求の範囲
(2)式の化合物(SAD−Sと略称)の所定量と合
計モノマー量の0.5モル%に相当するアゾビスイ
ソブチロニトリルと秤取し、所定量のジメチルス
ルホオキシド(DMSOと略称)に溶解する。次
いでアクリロニトリル(ANと略称)およびスチ
レン(Stと略称)を添加し、約−78℃に冷却し、
数回脱気し、溶封する。60±0.5℃で所定時間重
合させる。氷水中で冷却後開封し、必要ならジメ
チルスルホオキシドで重合系を希釈し、次いでジ
メチルスルホオキシドの5倍量のエーテルメタノ
ール混合(4:1V/V)溶媒を加え、析出物を
分離する。次いでC−31の場合析出物をメタノー
ル−アセトンの2:1(V/V)混合液50ml中で
2時間攪拌し、不溶物はロ別する操作を3回繰返
した後減圧乾燥する。又他のロツトはメタノール
50ml中で2時間攪拌し、不溶物はロ別する操作を
3回繰返した後減圧乾燥する。
【表】 含有率
IRスペクトル(C−32):図11に示した。 〃 〃 (C−34):図12に示した。 実施例 10 次のDMSO溶液を調整する。 n−1:実施例9のC−32のコポリマー0.33gを
DMSO3.6mlに溶解する。 m−2:実施例9のC−32のコポリマー0.3gと
DMSO中25℃における極限粘度数2.18のポリア
クリロニトリル0.15gとをDMSO5.0mlに溶解
する。 m−3:実施例9のC−33のコポリマー0.45gを
DMSO4.0mlに溶解する。 これらのDMSO溶液の各々1.5mlをガラス板上
に薄く流延し、45℃以下で赤外ランプを照射す
る。完全に乾固した後、2.5%炭酸ナトリウム水
溶液に15分間浸漬し、次いで水で3回洗浄し、さ
らにメタノールで3回洗浄し、減圧乾燥する。直
径約10cmの透明な膜をうる。 IRスペクトル:図13に示した。
【図面の簡単な説明】
添付図面中、第1図は実施例1で得た化合物の
13C−NMRスペクトル図、第2図はそのIRスペ
クトル図、第3図は実施例2で得た化合物の13C
−NMRスペクトル図、第4図はそのIRスペクト
ル図、第5図は実施例3で得た化合物の13C−
NMRスペクトル図、第6図はそのIRスペクトル
図、第7図は実施例4で得た化合物のIRスペク
トル図、第8図は実施例5で得た化合物のIRス
ペクトル図、第9図は実施例6で得た化合物の
13C−NMRスペクトル図、第10図はそのIRス
ペクトル図、第11図及び第12図は実施例9で
得た化合物のIRスペクトル図、そして第13図
は実施例10で得た化合物のIRスペクトル図であ
る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記式(1) 式中、 R1は【式】を示し、 R2は水素原子及びCH3から成る群よりえらば
    れる基を示し、そして Xはキシロース、リボース、グルコース、ガラ
    クトース及びマンノースよりなる群からえらばれ
    る還元性単糖類の残基;マルトース、イソマルト
    ース、セロビオース、ラクトース、イソマルトト
    リオース、マンニノトリオース、セロトリオー
    ス、イソマルトテトラオース及びセロテトロース
    よりなる群からえらばれる還元性少糖類の残基;
    又はデンプン、セルロース、デキストラン、プル
    ラン、カードラン及びこれらの部分加水分解物よ
    りなる群からえらばれる還元性多糖類の残基;或
    いは上記還元糖残基の硫酸エステル残基又は該エ
    ステル残基のアルカリ塩を示す、 で表わされるN−グリコシドビニル化合物。 2 上記式(1)において、R1が【式】であ る特許請求の範囲第1項記載のN−グリコシドビ
    ニル化合物。 3 還元糖と下記式(3) 式中、 R1は【式】を示し、 R2は水素原子及びCH3から成る群よりえらば
    れる基を示す、 で表わされるアミノ基を有するビニル化合物を、
    極性有機溶媒又はその含水溶媒中で反応せしめる
    ことを特徴とする下記式(1) 式中、 R1及びR2は前記の意味を有し;そして Xはキシロース、リボース、グルコース、ガラ
    クトース及びマンノースよりなる群からえらばれ
    る還元性単糖類の残基;マルトース、イソマルト
    ース、セロビオース、ラクトース、イソマルトト
    リオース、マンニノトリオース、セロトリオー
    ス、イソマルトテトラオース及びセロテトロース
    よりなる群からえらばれる還元性少糖類の残基;
    又はデンプン、セルロース、デキストラン、プル
    ラン、カードラン及びこれらの部分加水分解物よ
    りなる群からえらばれる還元性多糖類の残基;或
    いは上記還元糖残基の硫酸エステル残基又は該エ
    ステル残基のアルカリ塩を示す、 で表わされるN−グリコシドビニル化合物の製
    法。
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