JPH0639636B2 - A▲l▼及びSi含有の鋼又は合金のエレクトロスラグ再溶解用フラツクス - Google Patents
A▲l▼及びSi含有の鋼又は合金のエレクトロスラグ再溶解用フラツクスInfo
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- JPH0639636B2 JPH0639636B2 JP61042362A JP4236286A JPH0639636B2 JP H0639636 B2 JPH0639636 B2 JP H0639636B2 JP 61042362 A JP61042362 A JP 61042362A JP 4236286 A JP4236286 A JP 4236286A JP H0639636 B2 JPH0639636 B2 JP H0639636B2
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- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はエレクトロスラグ再溶解法に係り、より詳細に
は、所定の範囲内のAl及びSiを含有する消耗電極材
を用いてエレクトロスラグ再溶解する際に用いるフラッ
クスであって、製造される鋳塊の高さ方向におけるAl
及びSiの成分変動を惹き起こすことなく、メタル中の
脱酸、脱硫が可能なエレクトロスラグ再溶解用フラック
スに関する。
は、所定の範囲内のAl及びSiを含有する消耗電極材
を用いてエレクトロスラグ再溶解する際に用いるフラッ
クスであって、製造される鋳塊の高さ方向におけるAl
及びSiの成分変動を惹き起こすことなく、メタル中の
脱酸、脱硫が可能なエレクトロスラグ再溶解用フラック
スに関する。
(従来の技術及び解決しようとする問題点) エレクトロスラグ再溶解用のフラックスに関しては、通
常のSiO0.5%、Al0.04%程度を含有する
鋼、合金などのエレクトロスラグ再溶解法においては、
CaF2−Al2O3系、CaF2−CaO−Al2O
3系或いはCaO−Al2O3系など、Al2O3を主
成分とするフラックスが用いられており、Al、Si等
の成分変動は問題となっていない。
常のSiO0.5%、Al0.04%程度を含有する
鋼、合金などのエレクトロスラグ再溶解法においては、
CaF2−Al2O3系、CaF2−CaO−Al2O
3系或いはCaO−Al2O3系など、Al2O3を主
成分とするフラックスが用いられており、Al、Si等
の成分変動は問題となっていない。
一方、先に本出願人が提案したように(特願昭60−8
1926号)、低Al材(Al≦0.01%、Si:
0.3〜1.0%)或いは高Si材(Si:1.0〜
4.0%、Al:0.02〜0.05%)などのエレク
トロスラグ再溶解法においては、CaF2−CaO−S
iO2系フラックスの如く、SiO2を主成分として、
Al2O3含有量を低く抑えたフラックスを用いること
により、Al、Siなどの成分変動を防止することがで
きる。
1926号)、低Al材(Al≦0.01%、Si:
0.3〜1.0%)或いは高Si材(Si:1.0〜
4.0%、Al:0.02〜0.05%)などのエレク
トロスラグ再溶解法においては、CaF2−CaO−S
iO2系フラックスの如く、SiO2を主成分として、
Al2O3含有量を低く抑えたフラックスを用いること
により、Al、Siなどの成分変動を防止することがで
きる。
ところが、Al、Si含有量に関して、上記成分の中間
領域をなす鋼及び合金のエレクトロスラグ再溶解におい
ては、いずれの系統のフラックスを用いても、鋳塊高さ
方向に成分変動が生じる。例えば、Al2O3を主成分
とするフラックス系を用いた場合は、メタル中のSiに
よってAl2O3が還元され、鋳塊底部において、著し
いSiの減少、Alピックアップを招くことになる。ま
た逆に、SiO2を主成分とするフラックス系を用いた
場合には、SiO2がメタル中のAlによって還元さ
れ、Alの低下、Siピックアップの現象が生じること
となる。したがって、このようなAl、Siの成分変動
を防止するには、メタル中のAl、Si含有量に応じ
て、適切な組成のAl2O3、SiO2を含有するフラ
ックスを選定する必要がある。しかしながら、従来、そ
のような組成のエレクトロスラグ再溶解用フラックスの
開発をみるに至っていないのが現状である。
領域をなす鋼及び合金のエレクトロスラグ再溶解におい
ては、いずれの系統のフラックスを用いても、鋳塊高さ
方向に成分変動が生じる。例えば、Al2O3を主成分
とするフラックス系を用いた場合は、メタル中のSiに
よってAl2O3が還元され、鋳塊底部において、著し
いSiの減少、Alピックアップを招くことになる。ま
た逆に、SiO2を主成分とするフラックス系を用いた
場合には、SiO2がメタル中のAlによって還元さ
れ、Alの低下、Siピックアップの現象が生じること
となる。したがって、このようなAl、Siの成分変動
を防止するには、メタル中のAl、Si含有量に応じ
て、適切な組成のAl2O3、SiO2を含有するフラ
ックスを選定する必要がある。しかしながら、従来、そ
のような組成のエレクトロスラグ再溶解用フラックスの
開発をみるに至っていないのが現状である。
本発明は、かゝる要請に応えるべくなされたものであっ
て、Al、Si含有量に関して上記中間領域に属する成
分の鋼或いはFe基、Ni基、Co基及びNi−Cu基
等の合金をエレクトロスラグ再溶解するに際し、鋳塊高
さ方向のAl、Siの成分変動を惹き起こすことのない
ようなフラックスを提供することを目的とするものであ
る。
て、Al、Si含有量に関して上記中間領域に属する成
分の鋼或いはFe基、Ni基、Co基及びNi−Cu基
等の合金をエレクトロスラグ再溶解するに際し、鋳塊高
さ方向のAl、Siの成分変動を惹き起こすことのない
ようなフラックスを提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明者は、上記鋼又は合金
のエレクトロスラグ再溶解に際して容易にAl、Siの
成分変動を避けつつ、脱酸及び脱硫が可能なフラックス
組成を見い出すべく鋭意努めたところ、エレクトロスラ
グ再溶解プロセスにおいては、一般に、メタル中の[A
l]、[Si]とフラックス中の(Al2O3)、(S
iO2)との間には次式(1)の平衡関係が成り立つも
のであるが、 4[Al]+3[SiO2]→ 3[Si]+2(Al2O3)……(1) この反応式に基づいて、上記目的に合致した適切な成分
系で、かつ組成範囲のフラックスを選定可能な規範を発
見できるならば、高歩留りで高品質の鋳塊を容易に製造
できることに着目し、更に実験研究を重ねた結果、ここ
に、メタル中の[Al]、[Si]比と平衡するフラッ
クス中の(Al2O3)、(SiO2)比との間の定量
的な関係を把握するに至り、この関係を利用するなら
ば、メタル中のAl、Siの成分変動を惹き起こさない
フラックスが選定できることを見い出したものである。
のエレクトロスラグ再溶解に際して容易にAl、Siの
成分変動を避けつつ、脱酸及び脱硫が可能なフラックス
組成を見い出すべく鋭意努めたところ、エレクトロスラ
グ再溶解プロセスにおいては、一般に、メタル中の[A
l]、[Si]とフラックス中の(Al2O3)、(S
iO2)との間には次式(1)の平衡関係が成り立つも
のであるが、 4[Al]+3[SiO2]→ 3[Si]+2(Al2O3)……(1) この反応式に基づいて、上記目的に合致した適切な成分
系で、かつ組成範囲のフラックスを選定可能な規範を発
見できるならば、高歩留りで高品質の鋳塊を容易に製造
できることに着目し、更に実験研究を重ねた結果、ここ
に、メタル中の[Al]、[Si]比と平衡するフラッ
クス中の(Al2O3)、(SiO2)比との間の定量
的な関係を把握するに至り、この関係を利用するなら
ば、メタル中のAl、Siの成分変動を惹き起こさない
フラックスが選定できることを見い出したものである。
すなわち、本発明に係るエレクトロスラグ再溶解用フラ
ックスは、鋳塊中のAl及びSi含有量が次の式 5.0≦log[Si]3/[Al]4≦10.0 を満足する範囲内の[Al]及び[Si]を含有する鋼
又はFe基、Ni基、Co基及びNi−Cu基の合金の
エレクトロスラグ再溶解法に用いるフラックスであっ
て、(CaO−Al2O3−SiO2)+(CaF2−
MgF2)系を基本成分とする組成のものにおいて、下
記下記〜の条件を満足する成分範囲内で、かつ、得
られる鋳塊中のAl及びSi含有量に応じて下記を満
足する成分範囲内の組成を有することを特徴とするエレ
クトロスラグ再溶解用フラックス、を要旨とするもので
ある。
ックスは、鋳塊中のAl及びSi含有量が次の式 5.0≦log[Si]3/[Al]4≦10.0 を満足する範囲内の[Al]及び[Si]を含有する鋼
又はFe基、Ni基、Co基及びNi−Cu基の合金の
エレクトロスラグ再溶解法に用いるフラックスであっ
て、(CaO−Al2O3−SiO2)+(CaF2−
MgF2)系を基本成分とする組成のものにおいて、下
記下記〜の条件を満足する成分範囲内で、かつ、得
られる鋳塊中のAl及びSi含有量に応じて下記を満
足する成分範囲内の組成を有することを特徴とするエレ
クトロスラグ再溶解用フラックス、を要旨とするもので
ある。
記 0.5≦(CaO)/((Al2O3)+(SiO2))≦
3.0 (CaF2)+(MgF2)≦70重量% フラックス中に不純物として含有され得るFe及び
Mnはそれぞれ1重量%以内であること ここで、 [Si]、[Al]:メタル中のSi、Alの重量%濃
度 (CaO)、(Al2O3)、(SiO2)、(CaF
2)、(MgF2):フラックス中のCaO、Al2O
3、SiO2、CaF2、MgF2の重量%濃度 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
3.0 (CaF2)+(MgF2)≦70重量% フラックス中に不純物として含有され得るFe及び
Mnはそれぞれ1重量%以内であること ここで、 [Si]、[Al]:メタル中のSi、Alの重量%濃
度 (CaO)、(Al2O3)、(SiO2)、(CaF
2)、(MgF2):フラックス中のCaO、Al2O
3、SiO2、CaF2、MgF2の重量%濃度 以下に本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
上記の如く、換言するならば、本発明の特徴は、Al、
Siを含有する鋼、Fe基合金、Ni基合金、Co基合
金、Ni−Cu基合金のエレクトロスラグ再溶解を行う
場合、メタル中のAl、Si量と平衡するフラックス中
の(Al2O3)、(SiO2)量を選定して、ESR
(エレクトロスラグ再溶解)用フラックスとしてこの組
成を用いることにより、Al、Siなどの鋳塊高さ方向
の成分変動を惹き起こすことなく、良好な脱酸、脱硫効
果の得られるフラックス組成範囲(第1図参照)を明ら
かにした点にある。以下にこの詳細を説明する。
Siを含有する鋼、Fe基合金、Ni基合金、Co基合
金、Ni−Cu基合金のエレクトロスラグ再溶解を行う
場合、メタル中のAl、Si量と平衡するフラックス中
の(Al2O3)、(SiO2)量を選定して、ESR
(エレクトロスラグ再溶解)用フラックスとしてこの組
成を用いることにより、Al、Siなどの鋳塊高さ方向
の成分変動を惹き起こすことなく、良好な脱酸、脱硫効
果の得られるフラックス組成範囲(第1図参照)を明ら
かにした点にある。以下にこの詳細を説明する。
メタル中Al、Siとフラックス中(Al2O3)、
(SiO2)との間には、前記(1)式の平衡関係があ
り、この平衡定数をKとおくと、(2)式の関係で表わ
される。
(SiO2)との間には、前記(1)式の平衡関係があ
り、この平衡定数をKとおくと、(2)式の関係で表わ
される。
ここで、 のヘンリー基準の活量 のラウル基準の活量 の活量係数 の活量係数 (2)式の両辺対数をとり、 log(SiO2)3/(Al2O3)2 について整理すると(3)式が導かれる。
そこで、これまでに実施した多数の実験データから、l
og(SiO2)3/(Al2O3)2とlog[S
i]3/[Al]4との関係をプロットすると、第2図に
示すとおりであり、鋼種及び合金の種類によらず、良好
な直線関係のあることがわかった。
og(SiO2)3/(Al2O3)2とlog[S
i]3/[Al]4との関係をプロットすると、第2図に
示すとおりであり、鋼種及び合金の種類によらず、良好
な直線関係のあることがわかった。
第2図において、log([Si]3/[Al]4)<
5.0の領域では、例えば、[Si]=0.3、[A
l]=0.03%程度の炭素鋼(log[Si]3/
[Al]4=4.5)などをESRする場合、フラック
スは従来から用いられているCaF2−Al2O3系、
CaF2−CaO−Al2O3系、CaO−Al2O3
系で十分であり、特にAl、Siの鋳塊高さ方向の成分
変動が問題となることはない。
5.0の領域では、例えば、[Si]=0.3、[A
l]=0.03%程度の炭素鋼(log[Si]3/
[Al]4=4.5)などをESRする場合、フラック
スは従来から用いられているCaF2−Al2O3系、
CaF2−CaO−Al2O3系、CaO−Al2O3
系で十分であり、特にAl、Siの鋳塊高さ方向の成分
変動が問題となることはない。
一方、log([Si]3/[Al]4)>10.0の領
域では、低Al含有材或いは高Si含有材などに相当
し、これらを対象にしてESRを実施する場合は、先に
本出願人が提案したところのCaF2−CaO−SiO
2系フラックスを用いることにより、成分変動の問題は
回避できる。
域では、低Al含有材或いは高Si含有材などに相当
し、これらを対象にしてESRを実施する場合は、先に
本出願人が提案したところのCaF2−CaO−SiO
2系フラックスを用いることにより、成分変動の問題は
回避できる。
ところが、5.0≦log[Si]3/[Al]4≦1
0.0の範囲内の[Al]、[Si]含有量を有する金
属材料のESRを実施する場合には、適切な(Al2O
3)、(SiO2)含有量を有するフラックスを用いな
いとESR鋳塊高さ方向の成分変動が発生し、著しい場
合は、Al、Siなどが成分規格外れとなることがあ
る。例えば、適正な量以上の(Al2O3)を含有する
フラックスを用いると、メタル中[Si]により、Al
2O3が還元されるため、Alのピックアップ、Siの
減少を招く。一方、逆に(SiO2)を適正量以上に含
有するフラックスを用いる場合は、メタル中Alによ
り、SiO2が還元され、Alの減少、Siのピックア
ップを招く。したがって、このようなAl、Siの成分
変動の発生を防止するためには、メタル中[Al]、
[Si]量と対応するフラックス中(Al2O3)、
(SiO2)量を選定することが肝要である。
0.0の範囲内の[Al]、[Si]含有量を有する金
属材料のESRを実施する場合には、適切な(Al2O
3)、(SiO2)含有量を有するフラックスを用いな
いとESR鋳塊高さ方向の成分変動が発生し、著しい場
合は、Al、Siなどが成分規格外れとなることがあ
る。例えば、適正な量以上の(Al2O3)を含有する
フラックスを用いると、メタル中[Si]により、Al
2O3が還元されるため、Alのピックアップ、Siの
減少を招く。一方、逆に(SiO2)を適正量以上に含
有するフラックスを用いる場合は、メタル中Alによ
り、SiO2が還元され、Alの減少、Siのピックア
ップを招く。したがって、このようなAl、Siの成分
変動の発生を防止するためには、メタル中[Al]、
[Si]量と対応するフラックス中(Al2O3)、
(SiO2)量を選定することが肝要である。
第2図はこれまでに実施した多数の実験データよりlo
g[Si]3/[Al]4とlog(SiO2)3/(A
l2O3)2との関係を示したものであり、これらの関
係は、本発明範囲内の金属種類に依存せず、実験式とし
て、(4)式により表わされる。
g[Si]3/[Al]4とlog(SiO2)3/(A
l2O3)2との関係を示したものであり、これらの関
係は、本発明範囲内の金属種類に依存せず、実験式とし
て、(4)式により表わされる。
そして、メタル中[Si]3/[Al]4比と対応するフ
ラックス中(SiO2)3/(Al2O3)2比は±2σ
の精度で表わすことができ、第2図に示す範囲内を式化
した次の(5)式を満たすフラックスを用いるならば、
(1)式の反応に基づくAl、Siの成分変動を極めて
小さくすることができる。
ラックス中(SiO2)3/(Al2O3)2比は±2σ
の精度で表わすことができ、第2図に示す範囲内を式化
した次の(5)式を満たすフラックスを用いるならば、
(1)式の反応に基づくAl、Siの成分変動を極めて
小さくすることができる。
次に、本発明において、 0.5≦(CaO)/((Al2O3)+(SiO2)) としたのは、これ以下ではフラックスの脱硫能力が著し
く低下するためであり、一方、 (CaO)/((Al2O3)+(SiO2)≦3.0 としたのは、これ以上ではフラックスの融点が高くなり
すぎて、安定なESR操業が困難なためである。
く低下するためであり、一方、 (CaO)/((Al2O3)+(SiO2)≦3.0 としたのは、これ以上ではフラックスの融点が高くなり
すぎて、安定なESR操業が困難なためである。
本フラックスでは、(CaF2)、(MgF2)等は融
点、粘性を低下させ、ESRに適した電導度を得るため
に添加するものであるが、(CaF2)+(MgF2)
が70重量%を超えるとフラックスの電導度が著しく増
加し、ESR操業に大電流が必要となるため、実用的と
は言えない。そいため、(CaF2)+(MgF2)≦
70重量%とした。
点、粘性を低下させ、ESRに適した電導度を得るため
に添加するものであるが、(CaF2)+(MgF2)
が70重量%を超えるとフラックスの電導度が著しく増
加し、ESR操業に大電流が必要となるため、実用的と
は言えない。そいため、(CaF2)+(MgF2)≦
70重量%とした。
フラックス中のFe、Mn等の酸化物は不安定なため、
溶解初期に消耗電極中のAl、Siなどの活性元素を酸
化し、Al、Siの減少、Mnのピックアップなどの原
因となるが、これらのFe、Mn含有量がそれぞれ1重
量%以内であれば、大きな問題とはならないことが経験
的にわかっているので、Fe、Mn含有量はそれぞれ1
重量%以内とした。
溶解初期に消耗電極中のAl、Siなどの活性元素を酸
化し、Al、Siの減少、Mnのピックアップなどの原
因となるが、これらのFe、Mn含有量がそれぞれ1重
量%以内であれば、大きな問題とはならないことが経験
的にわかっているので、Fe、Mn含有量はそれぞれ1
重量%以内とした。
なお、フラックス中の(CaO)の一部を(MgO)に
置換してもAl、Siの成分変動には何ら影響を及ぼさ
ない。但し、MgOが10%を超えると、フラックスの
融点が著しく高くなる場合があり、ESR用フラックス
としては不適当である。勿論、(CaO)/((Al2
O3)+(SiO2))比が上記条件を満たす必要があ
ることは云うまでもない。
置換してもAl、Siの成分変動には何ら影響を及ぼさ
ない。但し、MgOが10%を超えると、フラックスの
融点が著しく高くなる場合があり、ESR用フラックス
としては不適当である。勿論、(CaO)/((Al2
O3)+(SiO2))比が上記条件を満たす必要があ
ることは云うまでもない。
(実施例) 80φESR炉を用い、種々の鋼種の消耗電極材と、フ
ラックスを用いてエレクトロスラグ再溶解を実施した結
果の鋼塊及びフラックス組成を第1表に示す。
ラックスを用いてエレクトロスラグ再溶解を実施した結
果の鋼塊及びフラックス組成を第1表に示す。
また第3図は、第1表中のNo.5のESR鋼塊高さ方向
の[Al]、[Si]、[Mn]の成分変動状況を示し
たものである。但し、溶解前のフラックス組成はCaF
270%、CaO15%、Al2O39%、SiO26
%、T.Fe<1.0%であった。同図より、本発明範
囲内のフラックスを用いると成分変動が小さいことは明
らかである。
の[Al]、[Si]、[Mn]の成分変動状況を示し
たものである。但し、溶解前のフラックス組成はCaF
270%、CaO15%、Al2O39%、SiO26
%、T.Fe<1.0%であった。同図より、本発明範
囲内のフラックスを用いると成分変動が小さいことは明
らかである。
(比較例) 80φESR炉を使用し、第2表に示す組成の電極材と
第3表に示す組成のフラックスを用いてエレクトロスラ
グ再溶解を実施した。得られた鋳塊の高さ方向のAl、
Siの成分変動状況を調べたところ、第4図に示すとう
りの結果を得た。なお、Mnについても併記した。
第3表に示す組成のフラックスを用いてエレクトロスラ
グ再溶解を実施した。得られた鋳塊の高さ方向のAl、
Siの成分変動状況を調べたところ、第4図に示すとう
りの結果を得た。なお、Mnについても併記した。
第4図より、log(SiO2)3/(Al2O3)2値
が適正範囲外である場合には、図示の如くAl、Siの
成分変動が起こることは明らかである。
が適正範囲外である場合には、図示の如くAl、Siの
成分変動が起こることは明らかである。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、Al、Siを特
定量含有する鋼又はFe基、Ni基、Co基及びCu−
Ni基の各合金のエレクトロスラグ再溶解を行う場合、
上記Al、Siの含有量と関係する特定成分組成範囲の
フラックスを使用するので、鋳塊中Al、Siの成分変
動を効果的に防止でき、したがって、成分規格外れが少
ない高品質の鋳塊を歩留りよく製造することができる。
定量含有する鋼又はFe基、Ni基、Co基及びCu−
Ni基の各合金のエレクトロスラグ再溶解を行う場合、
上記Al、Siの含有量と関係する特定成分組成範囲の
フラックスを使用するので、鋳塊中Al、Siの成分変
動を効果的に防止でき、したがって、成分規格外れが少
ない高品質の鋳塊を歩留りよく製造することができる。
第1図は本発明に係るエレクトロスラグ再溶解用フラッ
クスの成分組成範囲を示す図、 第2図は種々の成分系におけるlog(SiO2)3/
(Al2O3)2とlog([Si]3/[Al]4)と
の関係を示す図、 第3図は本発明に係る適正な組成のエレクトロスラグ再
溶解用フラックスを用いた場合のESR鋳塊高さ方向の
〔Al〕、〔Si〕、〔Mn〕の成分変動を示す図、 第4図は比較例のフラックスを使用した場合の鋳塊中
[Al]、[Si]、[Mn]含有量の変動状況を示す
図である。
クスの成分組成範囲を示す図、 第2図は種々の成分系におけるlog(SiO2)3/
(Al2O3)2とlog([Si]3/[Al]4)と
の関係を示す図、 第3図は本発明に係る適正な組成のエレクトロスラグ再
溶解用フラックスを用いた場合のESR鋳塊高さ方向の
〔Al〕、〔Si〕、〔Mn〕の成分変動を示す図、 第4図は比較例のフラックスを使用した場合の鋳塊中
[Al]、[Si]、[Mn]含有量の変動状況を示す
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】鋳塊中のAl及びSi含有量が次の式 5.0≦log[Si]3/[Al]4≦10.0 を満足する範囲内の[Al]及び[Si]を含有する鋼
又はFe基、Ni基、Co基及びNi−Cu基の合金の
エレクトロスラグ再溶解法に用いるフラックスであっ
て、(CaO−Al2O3−SiO2)+(CaF2−
MgF2)系を基本成分とする組成のものにおいて、下
記〜の条件を満足する成分範囲内で、かつ、得られ
る鋳塊中のAl及びSi含有量に応じて下記を満足す
る成分範囲内の組成を有することを特徴とするエレクト
ロスラグ再溶解用フラックス。 記 0.5≦(CaO)/((Al2O3)+(SiO2)) ≦3.0 (CaF2)+(MgF2)≦70重量% フラックス中に不純物として含有され得るFe及び
Mnはそれぞれ1重量%以内であること ここで、 [Si]、[Al]:メタル中のSi、Alの重量%濃
度 (CaO)、(Al2O3)、(SiO2)、(CaF
2)、(MgF2):フラックス中のCaO、Al2O
3、SiO2、CaF2、MgF2の重量%濃度 - 【請求項2】前記フラックス中の(CaO)の一部を次
の式 0.5≦(CaO)+(MgO)/((Al2O3)+(Si
O2))≦3.0 ここで、(MgO):フラックス中のMgOの重量%濃
度 を満足する範囲内で、(MgO)に10重量%以内で置
換した特許請求の範囲第(1)項記載のエレクトロスラ
グ再溶解用フラックス。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61042362A JPH0639636B2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | A▲l▼及びSi含有の鋼又は合金のエレクトロスラグ再溶解用フラツクス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61042362A JPH0639636B2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | A▲l▼及びSi含有の鋼又は合金のエレクトロスラグ再溶解用フラツクス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62199736A JPS62199736A (ja) | 1987-09-03 |
| JPH0639636B2 true JPH0639636B2 (ja) | 1994-05-25 |
Family
ID=12633925
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61042362A Expired - Lifetime JPH0639636B2 (ja) | 1986-02-27 | 1986-02-27 | A▲l▼及びSi含有の鋼又は合金のエレクトロスラグ再溶解用フラツクス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0639636B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009008131A1 (ja) * | 2007-07-09 | 2009-01-15 | Sumitomo Bakelite Co., Ltd. | 回路基板用の樹脂シートおよびその製造方法 |
| CN104451035A (zh) * | 2013-09-13 | 2015-03-25 | 宝钢特钢有限公司 | 一种高效去除合金钢非金属夹杂物的电渣重熔渣系 |
| CN114854993B (zh) * | 2022-03-30 | 2024-09-24 | 重庆材料研究院有限公司 | 一种耐海水腐蚀高强度不锈钢电渣重熔渣系 |
| CN116287743B (zh) * | 2023-02-20 | 2025-06-24 | 河钢股份有限公司 | 一种电渣重熔铬钼系热作模具钢的方法 |
-
1986
- 1986-02-27 JP JP61042362A patent/JPH0639636B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62199736A (ja) | 1987-09-03 |
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