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JPH0667746B2 - 不整地走行用鞍乗型四輪車のフロントカバー装置 - Google Patents
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JPH0667746B2 - 不整地走行用鞍乗型四輪車のフロントカバー装置 - Google Patents

不整地走行用鞍乗型四輪車のフロントカバー装置

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JPH0667746B2
JPH0667746B2 JP61296336A JP29633686A JPH0667746B2 JP H0667746 B2 JPH0667746 B2 JP H0667746B2 JP 61296336 A JP61296336 A JP 61296336A JP 29633686 A JP29633686 A JP 29633686A JP H0667746 B2 JPH0667746 B2 JP H0667746B2
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frame
fender
wheels
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wheel
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忍 堤腰
後藤  晃
剛 村上
政男 高坂
芳樹 篠原
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、エンジンの冷却効率の向上を図り、不整地走
行に際してフロントカバー装置が障害物に接触して破損
する恐れが少なく、かつ走行時に障害物に脚部が接触す
ることがない不整地走行用鞍乗型四輪車のフロントカバ
ー装置に関する。
b.従来の技術 不整地走行用として用いられる車両は、運転者が塔乗し
て走行するときにバランスがとりやすく、操縦性の良い
ことが要求される。そこで、従来では二輪車を改良した
三輪車が広く用いられていたが、構造的には、二輪車の
フレームに後車輪を2個設けるようにしたもので、二輪
車の領域に入るものであった。
そこで、三輪車のステアリングシャフトに、2個の前車
輪を設けて四輪車とした先行技術を開発した(実開昭56
−73694号)。
この先行技術に記載の四輪車は、前輪の支持にシャフト
の下端部を二股に分岐したフォークを用いて、分岐した
フォークの外側にそれぞれ前車輪を設けたものである。
しかも前車輪には、それぞれ後車輪と同径のタイヤを装
着し、こられタイヤの上部を覆うフロントフェンダ部が
リヤフェンダ部はフレーム中央部を覆うカバー部と一体
に成形されたものであった。
したがって、かかる先行技術のものは前車輪が二輪とい
っても、フォークに直結していたため、一輪同様の機能
しか持たず、特に、後車輪側と同径のタイヤを2個装着
するためハンドルが極端に重くなり、操縦性能の低下を
来たしていた。
同様の関連する先行技術として、特開昭55−102714号公
報、実開昭55−138123号公報、意匠登録第538800号公報
がある。
c.発明が解決しようとする課題 このような、不整地走行車両にあっては、雪上、泥寧
地、林道等の不整地をバーハンドルを操舵し、前後輪に
バルーンタイヤを設けた四輪車で走行するので、つかれ
ないような軽い操舵力を必要とする。また、走行時に障
害物がステップ上の脚に接触することを防止し、前車輪
の側面が石あるいは木に接触する機会が増大するので車
体部品(フロントフェンダ部)の損傷を防がなければな
らない。
とくに、この種の不整地走行車両は高速で走るものでは
ないので、オーバーヒートに神経を使わなければならな
いことから、エンジンの冷却効率を考慮しなければなら
ない。
本発明は、上記の課題を解決し、エンジンの冷却効率の
向上を図り、不整地走行に際してフロントカバー装置が
障害物に接触して破損する恐れが少なく、かつ走行時に
障害物に脚部が接触することがない不整地走行用鞍乗型
四輪車のフロントカバー装置を提供することを目的とす
る。
d.課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するため、フレームの前部左右
と後部左右に、バルーンタイヤを装着した前車輪と後車
輪を各二輪備え、フレームに対してステアリングシャフ
トを回転自在に軸支する軸支部後部からフレーム後方に
向けてフレームの略中央に縦長にシートを載置し、上記
ステアリングシャフトの上端に設けたバーハンドルでス
テアリングシャフト下端とリンク結合した前車輪側のナ
ックルアームを介して前二輪を操舵するとともに、バー
ステップを前後輪の間で上記シート下方のフレーム左右
に配置し、前後輪間のフレーム上に搭載したエンジンで
車輪を駆動し不整地を走行する鞍乗型四輪車であって、
上記前車輪のタイヤ幅Wを後車輪のタイヤ幅Wよりも
小さく(W<W)設定し、上記左右のバーステップの
外側縁幅lを前車輪の幅lより内側に配置(l
)し、上記左右の前輪バルーンタイヤ上方を覆う上
壁と、該タイヤ後方を覆う後壁とを一体成形し、かつ、
外側縁を前輪バルーンタイヤ外側より内側に位置させた
左右のフロントフェンダ部と、これら左右のフロントフ
ェンダ部相互間のフレーム中央上部を覆うセンターフェ
ンダ部と、このセンターフェンダ部から斜め後方に向け
て立ち上がらせ、前記ステアリングシャフト前方を覆う
前壁と、該左右のフロントフェンダ部の内側に該ステア
リングシャフト左右両側方を覆うように上方に向かう側
壁とから成る頂部カバー部と、該フロントフェンダ部の
内側縁から後方に延び、略垂直方向のサイドカバー部と
をそれぞれ備えてフロントカバー装置を構成するととも
に、前記エンジンのシリンダ部を車両側面視、前方は前
記フロントフェンダ部後壁より後方であって、上方は前
記サイドカバー部より下方の位置に配置し、少なくとも
該エンジンのシリンダ部側方を露出状態でフレームに搭
載し、該左右のフロントフェンダ部およびセンターフェ
ンダ部の前縁を左右の前輪バルーンタイヤ前縁より後方
に位置するように該フロントカバー装置をそれぞれフレ
ーム前部に着脱自在に固定したことにある。
e.作 用 本発明の不整地走行用鞍乗型四輪車のフロントカバー装
置は、シートに跨がり、ステップに足を掛け、バーハン
ドルを握って塔乗する。塔乗姿勢は自動二輪車と同様で
ある。そして、エンジンを作動して走行を開始する。バ
ルーンタイヤは低圧幅広タイヤなどの石等の障害物に接
触したり、乗り上げると、自在に変形してある程度衝撃
を吸収する。左右のステップの外側縁幅lは前車輪の
幅lより内側に配置(l<l)されているので、
走行時に障害物が脚に接触する事がない。
カーブに際してバーハンドルを操作すると、ステアリン
グシャフトからリンク機構およびアームを介して左右の
前車輪を転舵する。この時、運転者はステップで足をふ
んばり体重移動によりカーブでの操舵を助ける。前車輪
のタイヤ幅Wを後車輪のタイヤ幅Wよりも小さく設定
(W<W)しているので、操舵が容易である。
左右の前輪バルーンタイヤ上方を覆う上壁と、該タイヤ
後方を覆う後壁とを一体成形し、かつ、外側縁を前輪バ
ルーンタイヤ外側より内側に位置させた左右のフロント
フェンダ部と、こられ左右のフロントフェンダ部相互間
のフレーム中央上部を覆うセンターフェンダ部と、この
センターフェンダ部から斜め後方に向けて立ち上がら
せ、前記ステアリングシャフト前方を覆う前壁と、該左
右のフロントフェンダ部の内側に該ステアリングシャフ
ト左右両側方を覆うように上方に向かう側壁とから成る
頂部カバー部と、該フロントフェンダ部の内側縁から後
方に延び、略垂直方向のサイドカバー部とをそれぞれ備
えてフロントカバー装置を構成したので、エンジンのシ
リンダ側面を外部に開放することができることから、エ
ンジンの冷却効率が向上する。エンジンのシリンダ部を
車両側面視、前方は前記フロントフェンダ部後壁より後
方であって、上方は前記サイドカバー部より下方の位置
に配置し、少なくとも該エンジンのシリンダ部側方を露
出状態でフレームに搭載しているので、エンジンの放熱
効果が大きい。とくに、不整地走行車両は高速で走る車
両ではないので、オーバーヒートに神経を使っており、
効率的に冷却効果を得られるように勘案したものであ
る。
またさらに、左右のフロントフェンダ部およびセンター
フェンダ部の前縁を左右の前輪バルーンタイヤ前縁より
後方に位置するように該フロントカバー装置をそれぞれ
フレーム前部に着脱自在に固定したので、走行時に、岩
あるいは、立木等がフロントカバー前端に接触してフロ
ントカバー装置を破損する事がない。
f.実施例 以下本発明の一実施例を図面を参照しながら詳細に説明
する。
第1図は本発明の不整地走行用鞍乗型四輪車のフロント
カバー装置の一実施例を示す側面図、第2図は第1図の
平面図、第3図は第1図のフレーム構造を示す斜視図、
第4図は第2図のカバーおよびシートなどを除いて示す
平面図である。
第1図および第2図において、1は鞍乗型に構成された
ボディであり、これは第3図のように構成されたフレー
ム2の前部左右と後部左右に、前車輪3と後車輪4を各
二輪設け、これら前車輪3および後車輪4には、内部の
圧力が低く、地面との接触面が広いタイヤ、いわゆるバ
ルーンタイヤ5を配装してある。上記前車輪3を操舵す
る操舵機構には、第4図のようなリンク機構6および、
このリンク機構6を操作するハンドルには、両端部にグ
リップ701を装着したバーハンドル7が用いられてい
る。
上記フレーム2の構造を、第3図により説明する。該フ
レーム2は、それぞれ一対の上部フレーム8,8およ
び下部フレーム9,9と、これら上部フレーム8,8
相互間、および下部フレーム9,9相互間を所定の
間隔に保つ複数のスペーサ用フレーム10とで構成されて
いる。上記上部フレーム8,8は、先端部801を前
方、斜め下方向に折曲げ、該折曲げ部802後方に、緩い
角度で下方向に傾斜する傾斜部803を所定長さ形成し、
傾斜部803後方の後端部804を水平、もしくは、わずかに
上方に折曲げてある。この上部フレーム8,8は、先
端は、前車輪3を支持する車軸11に連結され、かつ先端
部801相互間には、フロントカバー装置12をネジ止めす
るためのコ字型の固定用フレーム13が装着されている。
上部フレーム8,8の折曲げ部802には、上記バーハ
ンドル7のステアリングシャフト14を支持するステアリ
ング軸支部15が設けられている。
一方、上記下部フレーム9,9は、先端を車軸11に連
結され、後端部901を折曲げて、立上らせ、上記上部フ
レーム8,8の後端部804にそれぞれ連結されてい
る。
該下部フレーム9,9の途中には、運転者用のバース
テップ16が装着されている。このバーステップ16外側縁
相互間の幅lは、左右の前車輪3,3相互間の幅l
対してl<lとなるように設定し、前車輪3,3相互
間の幅lは後車輪4,4相互間の幅lに対して、l
<lとなるように設定されている。
なお、前車輪3,3の径dおよびタイヤ幅Wは後車輪
4,4の径Dおよびタイヤ幅Wに対しd<D,W<Wに設
定し、前車輪3,3の操航を容易にしている。
下部フレーム9,9の折曲げ部902には、後車輪4の
駆動軸17を支持する支持部903が設けられている。
これら、上部フレーム8,8と下部フレーム9,9
とで形成される空間部Aには、シリンダ部18aおよびク
ランクケース部18bから成るエンジン18と、燃料タンク1
9などが搭載される。
次に、上記前車輪3を操舵する操舵機構を第4図により
説明する。
前車輪3は、第5図および第6図のように車軸11の両端
部に装着されたコ字状のフレーム20に、転舵可能に取付
けられており、この取付構造はキングピン21によって、
車輪支持軸22に一体に設けられた支持パイプ22aを、フ
レーム20に軸支することによって行われる。この支持パ
イプ22aとキングピン21との間には、スペーサ221、およ
びブッシュ222が遊嵌されている。
ステアリングシャフト14は上記ステアリング軸支部15に
第7図および第8図のように、樹脂スペーサ151を介し
てボルト締めされて上端部を回動可能に支持されるとと
もに、その下端を車軸11の中間位置に設けられた支持部
23に回動可能に支持されている。このステアリングシャ
フト14の下端部にはアーム24が装着されており、このア
ーム24には左右のタイロッド25の一端部が、ピン26を介
して回動自在に支持されている。該タイロッド25の他端
部はピン27によって車輪支持軸22に装着されたアーム28
に回転自在に支持されている。これによって、ステアリ
ングシャフト14と前車輪3は、リンク機構6によって結
合され、バーハンドル7の操作によって前車輪3が操舵
される。
一方、上記後車輪4は、エンジン18からの動力を図示し
ない動力伝達機構を介して伝達される駆動軸17に支持さ
れている。
次に、第1図および第2図に戻って、ボディ1の外装と
して配設されるカバーは、上記フロントカバー装置12
と、これと組合わされるリヤカバー装置29とで二分割に
構成されており、これらフロントカバー装置12およびリ
ヤカバー装置29は、左右に、それぞれフロントフェンダ
部121およびリヤフェンダ部291を備えている。
フロントカバー装置12は、上記左右の前輪バルーンタイ
ヤ5上方を覆う後壁121bと、該前輪バルーンタイヤ5後
方を覆う後壁121cとを一体成形したフロントフェンダ部
121と、これらフロントフェンダ部121相互間のフレーム
中央上部を覆うセンターフェンダ部122と、このセンタ
ーフェンダ部122から斜め後方に向けて立上らせ、上記
ステアリングシャフト14上部前方を覆う前壁123aと、左
右のフロントフェンダ部121の内側に該ステアリングシ
ャフト14の左右両側方を覆うように上方に向かう側壁12
3bとからなる頂部カバー部123と、フロントフェンダ部1
21の内側縁から後方に延び、該略垂直方向のサイドカバ
ー部124とをそれぞれ備えてフロントカバー装置を構成
している。このサイドカバー部124の後端縁にネジ孔32
を穿設した突出片33が設けられている。この突出片33を
上記上部フレーム8,8の傾斜部803に設けられたネ
ジ孔34aを穿設した突出片34にネジ止めして取り付けて
いる。
また、エンジン18のシリンダ部18aを車両側面視、前方
は前記フロントフェンダ部後壁121cより後方であって、
上方は前記サイドカバー部124より下方の位置に配置
し、少なくとも該エンジン18のシリンダ部18a側方を露
出状態でフレーム2に搭載し、左右のフロントフェンダ
部121およびセンターフェンダ部122の前縁を左右の前輪
バルーンタイヤ5前縁より後方に位置するように該フロ
ントカバー装置12をそれぞれフレーム2前部に着脱自在
に固定している。
上記左右のフロントフェンダ部121は外側縁121aを前車
輪3のバルーンタイヤ5の外側より内側で、かつ、外側
縁121aの最外側部Oから前部fに向けて徐々に細くなる
テーパに形成して竹藪あるいは山林等の走行に際して草
等を掻き分ける作用を持たせている。
上記センターフェンダ部122は上面をフロントフェンダ
部121に対し凹部に形成されており、このセンターフェ
ンダ部122の前縁はフロントフェンダ部121の前縁より後
方で、かつ下方に位置させている。
上記前壁123aには、エンジン18のシリンダ部18a等を冷
却する冷却風を取り入れる空気取入口30およびフロント
カバー装置12取付用のネジ孔31が設けられている。
また、上記リヤカバー装置29は、上面を開口して、開口
部292を形成し、この開口部292の下方にエンジン18およ
び燃料タンク19が配設される。このリヤカバー装置29
は、上記上部フレーム8,8に数ヵ所でネジ留めさ
れ、該リヤカバー装置29の上部にシート35が載置され
る。
一方、上記車軸11には、ボディ1の前面を保護するため
のバンパー36が装着されており、このバンパー36は、逆
U字状に折曲げた主パイプ37と、この主パイプ37の対向
部分に掛け渡された複数本の補助パイプ38とで構成され
ている。上記主パイプ37は、車体を持を上げる際の持ち
上げ用ハンドルとして用いることもできる。なお、該バ
ンパー36の下部側に保護プレート39を装着すれば、より
一層、エンジン部分の保護を図ることができる。
フロントフェンダ部121およびリヤフェンダ部291はバル
ーンタイヤ5の外側5aより内側に位置するように配設さ
れており、岩あるいは障害物への接触を防止している。
このフロントフェンダ部121およびリヤフェンダ部291に
は、少なくとも、後端部から外側にかけて外側に張り出
したゴムあるいは塩化ビニール等の軟質材で形成したフ
ラップ40,41が設けられている。フラップ40,41はフロン
トフェンダ部121およびリヤフェンダ部291より外側に張
り出して設けられているが、軟質材で形成していること
から、自由に撓むので障害物に接触しても破損すること
はない。
なお、フロントフェンダ部121およびリヤフェンダ部291
には外側全域あるいは前側に帯状のゴムあるいは塩化ビ
ニール等の軟質材で形成した、いわゆるオーバーフェン
ダあるいは補助フェンダを装着することにより、湿地帯
あるいは泥寧地の走行に際して泥除けの機能を増大させ
ることができるのは言うまでもない。この場合、オーバ
ーフェンダあるいは補助フェンダはクリップ等を用いて
着脱自在にフロントフェンダ部121およびリヤフェンダ
部291に装着しておき、竹藪あるいは山林走行に際して
はオーバーフェンダあるいは補助フェンダを外して竹藪
等による傷付きを防ぐことができる。
次に、上記本発明による不整地走行用鞍乗型四輪車を運
転する場合について説明する。
まず、運転者は、シート35に跨がって足をバーステップ
16に置き、バーハンドル7のグリップ701を両手に握っ
て走行する。そして、左折あるいは右折、旋回等を行な
うには、普通の二輪車のように、バーハンドル7を所望
の進行方向に回動させる。これに応じて、ステアリング
シャフト14が所定角度回動し、アーム24の回動に伴っ
て、リンク機構6を作動する。
これによって、通常タイヤよりタイヤの接地面積が大き
いバルーンタイヤにもかかわらず、後車輪4より小径で
小幅の前車輪3は、容易に必要な角度だけ、転舵され、
車体の進行方向が変えられる。急旋回などを行なう場合
には、バーハンドル7の向きを変えると同時に、体重の
移動を行なうと、内輪側のバルーンタイヤ5が凹み、こ
れが、通常の四輪車の差動歯車と同様の機能を果たし
て、急旋回などが行われる。
そして、前車輪3のバルーンタイヤ5は不整地走行が主
なので障害物の岩,石,木等に乗り上げたり、接触しな
がら走行する。このとき、フロントフェンダ部121の外
側縁121aはバルーンタイヤ外側5aより内側に位置するの
で、フロントフェンダ部121の外側縁121aが障害物に接
触、損傷する機会が少ない。フラップ40,41は自由に撓
むので障害物に接触しても破損することはない。
とくに、フロントフェンダ部121の外側縁121aは最外側
部Oから前部fに向けて徐々に細くなるテーパに形成さ
れているので、けもの道等のヤブの中での走行に際して
は立木を掻き分ける作用をする。
走行時、ボディ1の前面に衝突する石などの障害物は、
バンパー36によって保護される。このバンパー36は、ボ
ディ1の向きを変える際には、ボディ1を持ち上げるハ
ンドルとして用いることができる。
g.発明の効果 以上述べたように本発明の不整地走行用鞍乗型四輪車の
フロントカバー装置によれば、各構成要件を単一車輪に
備えることにより次のような効果を有する。
前車輪のタイヤ幅Wを後車輪のタイヤ幅Wよりも小さ
く設定したので、前車輪を後車輪と同幅としたものに比
べ前車輪の接地面積が少なくなり、ハンドル操舵力を軽
くして操縦性能の向上を図ることができる。
また、左右のステップの外側縁幅lを前車輪の幅l
より内側に配置(l<l)したので、前車輪が草,
木等を踏みつけて走行した後ではそれらが足(ステッ
プ)に当たることがない。また、左右のフロントフェン
ダ部を左右の前輪バルーンタイヤの上方を覆い、かつ外
側縁を前輪バルーンタイヤ外側より内側に位置させたの
で、狭い不整地、とくに、けもの道等を走行する際に
は、岩あるいは木等の障害物との接触によってフロント
フェンダ部が破損する機会が少ない。
左右の前輪バルーンタイヤ上方を覆う上壁と、該タイヤ
後方を覆う後壁とを一体成形し、かつ、外側縁を前輪バ
ルーンタイヤ外側より内側に位置させた左右のフロント
フェンダ部と、これら左右のフロントフェンダ部相互間
のフレーム中央上部を覆うセンターフェンダ部と、この
センターフェンダ部から斜め後方に向けて立ち上がら
せ、前記ステアリングシャフト前方を覆う前壁と、該左
右のフロントフェンダ部の内側に該ステアリングシャフ
ト左右両側方を覆うように上方に向かう側壁とから成る
頂部カバー部と、該フロントフェンダ部の内側縁から後
方に延び、略垂直方向のサイドカバー部とをそれぞれ備
えてフロントカバー装置を構成したので、エンジンのシ
リンダ側面を外部に開放することができることから、エ
ンジンの冷却効率が向上する。エンジンのシリンダ部を
車両側面視、前方は前記フロントフェンダ部後壁より後
方であって、上方は前記サイドカバー部より下方の位置
に配置し、少なくとも該エンジンのシリンダ部側方を露
出状態でフレームに搭載しているので、エンジンの放熱
効果が大きい。とくに、不整地走行車両は高速で走る車
両ではないので、オーバーヒートに神経を使っており、
効率的に冷却効果を得られるように勘案したものであ
る。
またさらに、左右のフロントフェンダ部およびセンター
フェンダ部の前縁を左右の前輪バルーンタイヤ前縁より
後方に位置するように該フロントカバー装置をそれぞれ
フレーム前部に着脱自在に固定したので、走行時に、岩
あるいは、立木等がフロントカバー装置前端に接触して
フロントカバー装置を破損する事がない。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の不整地走行用鞍乗型四輪
車のフロントカバー装置の一実施例を示し、第1図は側
面図、第2図は平面図である。第3図は第1図のフレー
ム構造を示す斜視図、第4図は第2図のカバーおよびシ
ートなどを取り除いて示す平面図、第5図は車軸と前車
輪との結合部を示す断面図、第6図は第5図のA−A線
断面図、第7図はステアリングシャフトの支持構造を示
す部分断面図、第8図は第7図のA−A線断面図であ
る。 1……ボディ、 2……フレーム、 3……前車輪、 4……後車輪、 5……バルーンタイヤ、 6……リンク機構、 7……バーハンドル、 11……車軸、 12……フロントカバー装置、 14……ステアリングシャフト、 16……ステップ、 24,28……アーム、 29……リヤカバー装置、 30……空気取入口、 36……バンパー、 121……フロントフェンダ部、 122……センターフェンダ部、 123……頂部カバー部、 124……サイドカバー部、 121b……上壁、 121c……後壁。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 芳樹 静岡県浜松市富塚町1299−54 (56)参考文献 実開 昭55−138123(JP,U) 実開 昭56−73694(JP,U) 米国特許4082155(US,A) 意匠公報538800の類似1(JP,S) 意匠公報422304の類似1(JP,S) 意匠公報365488(JP,S)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレームの前部左右と後部左右に、バルー
    ンタイヤを装着した前車輪と後車輪を各二輪備え、フレ
    ームに対してステアリングシャフトを回転自在に軸支す
    る軸支部後部からフレーム後方に向けてフレームの略中
    央に縦長にシートを載置し、上記ステアリングシャフト
    の上端に設けたバーハンドルでステアリングシャフト下
    端とリンク結合した前車輪側のナックルアームを介して
    前二輪を操舵するとともに、バーステップを前後輪の間
    で上記シート下方のフレーム左右に配置し、前後輪間の
    フレーム上に搭載したエンジンで車輪を駆動し不整地を
    走行する鞍乗型四輪車であって、上記前車輪のタイヤ幅
    を後車輪のタイヤ幅Wよりも小さく(W<W)設
    定し、上記左右のバーステップの外側縁幅lを前車輪
    の幅lより内側に配置(l<l)し、上記左右の
    前輪バルーンタイヤ上方を覆う上壁と、該タイヤ後方を
    覆う後壁とを一体成形し、かつ、外側縁を前輪バルーン
    タイヤ外側より内側に位置させた左右のフロントフェン
    ダ部と、これら左右のフロントフェンダ部相互間のフレ
    ーム中央上部を覆うセンターフェンダ部と、このセンタ
    ーフェンダ部から斜め後方に向けて立ち上がらせ、前記
    ステアリングシャフト前方を覆う前壁と、該左右のフロ
    ントフェンダ部の内側に該ステアリングシャフト左右両
    側方を覆うように上方に向かう側壁とから成る頂部カバ
    ー部と、該フロントフェンダ部の内側縁から後方に延
    び、略垂直方向のサイドカバー部とをそれぞれ備えてフ
    ロントカバー装置を構成するとともに、前記エンジンの
    シリンダ部を車両側面視、前方は前記フロントフェンダ
    部後壁より後方であって、上方は前記サイドカバー部よ
    り下方の位置に配置し、少なくとも該エンジンのシリン
    ダ部側方を露出状態でフレームに搭載し、該左右のフロ
    ントフェンダ部およびセンターフェンダ部の前縁を左右
    の前輪バルーンタイヤ前縁より後方に位置するように該
    フロントカバー装置をそれぞれフレーム前部に着脱自在
    に固定したことを特徴とする不整地走行用鞍乗型四輪車
    のフロントカバー装置。
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