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JPH0673929B2 - 和紙風化粧材とその製造方法 - Google Patents
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JPH0673929B2 - 和紙風化粧材とその製造方法 - Google Patents

和紙風化粧材とその製造方法

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JPH0673929B2
JPH0673929B2 JP12478489A JP12478489A JPH0673929B2 JP H0673929 B2 JPH0673929 B2 JP H0673929B2 JP 12478489 A JP12478489 A JP 12478489A JP 12478489 A JP12478489 A JP 12478489A JP H0673929 B2 JPH0673929 B2 JP H0673929B2
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japanese paper
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陽一郎 奥村
満 中河原
修 丸山
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は和紙風化粧材とその製造方法に関する。
更に詳しくは、本発明は、和紙の風合と、例えば布目な
どの絵柄を有する高級感ある化粧材とその製造方法に関
し、かかる化粧材は例えば天井材として使用できる。
(従来技術) 和紙はその柔らかな独特な風合のため、襖材などに多用
されている。
この和紙は、印刷絵柄として布目絵柄を施すとき、その
絵柄と和紙の風合が調和し、両者が生かされて一層高級
感が引き立つのである。
ところで、布地は、もともと、糸を編織してなるもの
で、表面に極めて細かな凹凸を有するものである。この
凹凸の結果、見る角度により陰影の相違や光の反射角度
により、極めて微妙な変化を生じ、また糸による立体感
のため、高級感を生じる。
かかる布目絵柄を、端に縦横に線を引いた格子柄で印刷
した場合には、布地の立体感を再現できず、また陰影や
光の反射角度による布地の部分的なかすれなどを表現す
ることができない。
(発明が解決しようとする課題) そこで、本発明は、布地の持つ微細な立体感、部分的な
かすれなどを印刷によって良好に再現でき、布地に酷似
した高級感ある印刷化粧材を製造できる方法と得られる
化粧材を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この課題を解決するための、請求項(1)の発明は、化
粧材基材上に和紙及び坪量10〜50g/m2のレーヨン不織布
がこの順に積層されて成り、レーヨン不織布面側から印
刷絵柄が施されていることを特徴とする和紙風化粧材を
提供する。
また、請求項(3)の発明は、和紙と坪量10〜50g/m2
レーヨン不織布を積層した後、レーヨン不織布面側から
印刷絵柄を施し、次いで化粧材基材に積層することを特
徴とする和紙風化粧材の製造方法を提供する。
なお、本発明の目的に従い、印刷絵柄が布目絵柄である
場合、特に化粧材の高級感が生かされる。
(作用) 本発明に係るレーヨン不織布は、レーヨン繊維を抄紙し
てなるもので、極めて薄く、部分的かつランダムな部分
に抜け(繊維のない部分)を有するものである。従っ
て、かかる不織布面側から施された印刷絵柄は部分的に
不織布上に形成され、また部分的に不織布の下に設けら
れた和紙又は接着剤層上に形成される。両者はランダム
かつ極めて微細に配置される。
不織布面及びこの下の和紙又は接着剤層の面は同一平面
ではなく、高低差を有するから、両者に施された絵柄に
より立体感が表現できる。
また、印刷時にかかる印圧は、その高低差により、不織
布面と和紙又は接着剤面との間で異なるから、不織布面
には鮮明な絵柄が形成され、和紙又は接着剤層面にはか
すれた絵柄が形成される。かかる絵柄の相違により、布
地の持つ陰影の光の反射角度による微妙な味わいが表現
できる。
上述のように、レーヨン不織布は極めて薄く、抄紙して
得られたものなので、和紙風の風合を有すると共に、不
織布を透かして見えるのも和紙である。このため、全体
として和紙の風合を持つ。
この結果、和紙の風合と、立体感あるかすれた印刷絵柄
とが調和し、高級感ある興趣あふれる化粧材が得られ
る。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。図面
の第1図は本発明の化粧材の例を示す説明断面図であ
る。
第1図において(1)は化粧材基材を示している。化粧
材基材(1)は化粧材全体の構造的支持体となるもの
で、化粧材の用途に応じた剛性を有していることが必要
である。化粧材を天井材として用いる場合は軽量な合板
が望ましい。用途に応じてダンボール、ハニカムコア又
は発泡シート上に別のシートを張り合わせたもの、パー
ティクルボードなども使用できる。
(2)は和紙である。和紙(2)は不織布(3)と共に
化粧材に和紙風の風合を付与すると共に、印刷時に不織
布(3)の支持体となるものである。かかる理由から坪
量30〜60g/m2の和紙が望ましい。
なお、和紙(2)は、こうぞ、みつまたなどから抄紙し
た和紙のほか、N材、L材に古紙を10〜50重量%混合し
て抄紙したものも用いることができる。古紙は化粧材基
材(1)を隠蔽して化粧材表面から透視できないように
する目的で混合される。
(3)は不織布である。部分的、ランダム、かつ微細な
抜けを有する必要から、目の粗い坪量10〜50g/m2の不織
布を使用する必要がある。
また、印刷絵柄(4)を鮮明に形成するため、レーヨン
不織布をランダムに配列して混抄した不織布を使用す
る。レーヨン繊維は、ランダムに配列したものの外、レ
ーヨン繊維を束ねたものを部分的に混合しても良い。混
合されたレーヨン繊維の束は不織布(3)表面に配列
し、高級感を向上することができる。レーヨン繊維の束
の代りに、金糸又は銀糸などを使用することもできる。
和紙(2)と不織布(3)は接着剤(2a)を介して積層
することができる。接着剤(2a)は和紙(2)を目止め
する目的を兼ねるもので、5〜20g/m2(dry)和紙
(2)上に塗布し、不織布(3)を重ねて一体化する方
法が好ましい。
印刷絵柄(4)は、この接着剤(2a)上にも形成される
から、接着剤(2a)は疎水性のものが好ましい。また塗
布接着を容易とするため、水を溶剤とするものが好まし
い。このような接着剤はエマルジョンタイプのもので、
例えばエチレン−酢酸ビニル共重合体のエマルジョン接
着剤を用いることができる。
印刷絵柄(4)は、和紙(2)と不織布(3)を積層し
た後に施される。不織布(3)単体では印刷機のテンシ
ョンに耐えられず、また接着剤(2a)と不織布(3)に
同時に印刷絵柄(4)を施す必要があるからである。
また、印刷絵柄(4)は、不織布(3)面側から施す。
接着剤(2a)と不織布(3)に同時に印刷して、その高
低差に基づき、不織布(3)上に鮮明に、また接着剤
(2a)上にかすれた調子に印刷するためである。
この理由から、印刷は、印圧によってインキを転移する
印刷方法によることが望ましい。すなわち、グラビア印
刷、フレキソ印刷等である。
また、印刷絵柄(4)は布目であることが望ましい。不
織布(3)による立体感や印刷絵柄(4)のかすれた調
子と和紙(2)の風合が調和して、興趣あふれる化粧材
が得られるからである。
印刷絵柄(4)を形成した後、和紙(2)面を化粧材基
材(1)に積層する。積層は接着剤(1a)を介して行う
ことができる。接着剤(1a)は任意のもので良いが、取
り扱いの便から水を溶剤とするものが好ましい。例えば
エチレン−酢酸ビニル共重合体などのエマルジョンタイ
プの接着剤、デンプン等の水溶性接着剤、あるいはその
混合物などである。接着剤(1a)は化粧材基材(1)に
塗布した後、和紙(2)面を重ねて一体化する。
化粧材表面には、耐磨耗性の優れた透明塗料(5)を塗
布することができる。例えば一液又は二液硬化型のウレ
タン系塗料である。
透明塗料(5)の塗布量は8g/m2(dry)を越えないこと
が望ましい。不織布(3)表面の凹凸が失われ、意匠性
を損なうからである。また、天井材などの内装材に用い
る場合は、表面高度向上のため、3g/m2(dry)以上塗布
することが望ましい。
(効果) 以上のように、本発明によれば、印刷柄が立体感を有
し、その凹部はかすれ調、凸部は鮮明で、和紙の風合と
調和して美麗な和紙風の化粧材を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示し、第1図は化粧材の例を示
す説明断面図である。 (1)……化粧材基材、(2)……和紙 (3)……不織布、(4)……印刷絵柄 (5)……透明塗料 (1a)(2a)……接着剤

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧材基材上に和紙及び坪量10〜50g/m2
    レーヨン不織布がこの順に積層されて成り、レーヨン不
    織布面側から印刷絵柄が施されていることを特徴とする
    和紙風化粧材。
  2. 【請求項2】印刷絵柄が布目であることを特徴とする請
    求項(1)記載の和紙風化粧材。
  3. 【請求項3】和紙と坪量10〜50g/m2のレーヨン不織布を
    積層した後、レーヨン不織布面側から印刷絵柄を施し、
    次いで化粧材基材に積層することを特徴とする和紙風化
    粧材の製造方法。
  4. 【請求項4】印刷絵柄が布目であることを特徴とする請
    求項(3)記載の和紙風化粧材の製造方法。
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