Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
JPH0678499B2 - 塗装方法 - Google Patents
[go: Go Back, main page]

JPH0678499B2 - 塗装方法 - Google Patents

塗装方法

Info

Publication number
JPH0678499B2
JPH0678499B2 JP9587786A JP9587786A JPH0678499B2 JP H0678499 B2 JPH0678499 B2 JP H0678499B2 JP 9587786 A JP9587786 A JP 9587786A JP 9587786 A JP9587786 A JP 9587786A JP H0678499 B2 JPH0678499 B2 JP H0678499B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vinyl
paint
coating
parts
coat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP9587786A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62252473A (ja
Inventor
英寿 今野
久 椎木
浩 阪本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd filed Critical Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
Priority to JP9587786A priority Critical patent/JPH0678499B2/ja
Publication of JPS62252473A publication Critical patent/JPS62252473A/ja
Publication of JPH0678499B2 publication Critical patent/JPH0678499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塗装仕上げ方法に関するものである。
さらに詳しくは、本発明は、特定量の一分子中に重合性
不飽和基と少なくとも1個のシロキシ基を有するビニル
系モノマーと共重合可能な他のビニル系モノマーの混合
物を重合させて得られるビニル系重合体とその重合体が
生成する水酸基と反応性を有する硬化剤(架橋剤)及び
解離促進触媒より成る被覆用樹脂組成物を用いたベース
メタリツク塗料及びトツプコート塗料を重ね塗り塗装す
るいわゆる2コート・1ベーク仕上げの塗装方法に関す
るものである。
近年、自動車上塗り用メタリツク塗装において、メタリ
ツク粉末を配合した熱硬化性塗料を塗装し、そのまま焼
付けを行なういわゆる1コートメタリツク仕上げにかわ
つて、メタリツク粉末を配合した熱硬化性塗料(ベース
コート)を塗装し、ついでベースコートの上に着色顔料
を含まない熱硬化性クリヤー塗料(トツプコート)を塗
装し、ベースコートとトツプコートを同時に焼付けする
いわゆる2コート1ベーク仕上げのメタリツク仕上げ方
法が多くなつている。この2コート1ベーク仕上げは仕
上り外観がすぐれている事と、従来の1コート1ベーク
仕上げではメタリツク粉末が酸に浸され易く、そのため
にシミ等の塗膜欠陥が発生することが多々あるが、2コ
ート1ベーク仕上げでは殆んどその塗膜欠陥が発生しな
いという利点を有している。
また従来特にビニル系重合体を主成分とするソリツドカ
ラー塗料では耐候性に著しい欠点を有しているが、この
2コート、1ベーク塗装方法にすることにより耐候性に
優れる塗膜が得られるなど種々の利点がある。
かかる2コート、1ベーク仕上げはベースコート用塗料
として、一般にはアミノアルキド樹脂塗料、熱硬化性ア
クリル樹脂塗料などを塗装し、ベースコートを塗装した
後2−5分間放置してある程度の溶剤を揮発させた後、
ただちに同種のトツプコート用塗料を塗装し、ついで熱
風乾燥炉内温度140℃〜150℃の雰囲気で20〜30分間焼付
けて硬化させる。
ここで、熱風の発生源としては重油、プロパンガス、ブ
タンガス、都市ガスあるいは電力が一般的に使用されて
いるが、熱風乾燥炉や電熱炉で加熱硬化させる従来の熱
硬型塗料を用いる2コート1ベークメタリツク仕上げ方
では消費する燃料、電力等によるエネルギーコスト上昇
を招く欠点を有している。
一方、自動車産業において外板、部品等のプラスチツク
化が急速に促進しつつある。素材が鋼板である場合使用
される塗料樹脂系として前述のアミノアルキド樹脂塗
料、熱硬化性アクリル樹脂塗料などいわゆる焼付一液型
塗料が通常採用されている。しかし素材がプラスチツク
化された場合、素材の耐熱温度が低いものもあり、プラ
スチツク用として通常の焼付一液型塗料を用いることは
不適当である。そこでプラスチツク用としては常温硬化
型や低温硬化型塗料が検討または一部用いられている。
これらの塗料系樹脂としてはポリオール型樹脂とイソシ
アネートプレポリマーの組合せや3級アミノ基を有する
アクリル樹脂と多官能エポキシ樹脂の組合せや、低温硬
化触媒を用いるアミノプラストによる硬化系等がある。
しかしかかる塗料系のうちポリオール型樹脂−イソシア
ネートプレポリマー系や3級アミノ−エポキシ樹脂硬化
系は共に二液型でありポツトライフ等作業性の面で大き
な欠点を有している。
また低温硬化触媒を用いるアミノプラスト系は形態とし
ては一液型にはなるが、反応に関与する官能基がブロツ
クされておらず活性に富み、長期に亘る貯蔵安定性が著
しく悪いという欠点がありかつ常温近辺の温度で硬化さ
せることは不可能である。
また別途イソシアネートプレポリマーを適当なブロツク
剤でブロツクしたイソシアネートを用いれば一液型のポ
リオール型樹脂−イソシアネートプレポリマー硬化系に
なるが、現状ではブロツク剤の解離温度が高く常温また
は低温硬化型樹脂系とは言い難い。
以上のように自動車上塗り用メタリツク仕上げにおいて
は、省エネルギーおよび素材の変換の観点から、塗装作
業性、各種物性、耐候性、貯蔵安定性に優れる一液型で
常温または低温硬化型樹脂を用いた2コート1ベーク用
塗料の早急なる開発が要望されているのが実状である。
しかるに本発明者らはかかる前述の諸要求に沿つた2コ
ート1ベーク仕上げ用塗料を得るべく鋭意検討した結
果、トツプコート用塗料およびベースコート用塗料とし
て、一分子中に重合性不飽和基と少なくとも1個のシロ
キシ基を有するビニル系モノマーを使用したビニル系重
合体が、驚異的にこうした要求性能を向上させうること
を見出して本発明を完成させるに到つた。
すなわち、本発明は、2コート1ベーク仕上げのトツプ
コート用塗料およびベースコート用塗料として、ビニル
系重合体(I)成分と硬化(架橋)剤(II)及び解離促
進触媒成分(III)とから成るものにして、このビニル
系重合体(I)が、1分子中に重合性不飽和基と少なく
とも1個以上のシロキシ基を含有するビニル系モノマー
(A)の1〜100重量%、上記(A)以外のビニル系モ
ノマー(B)の99〜0重量%となるように使用して、こ
れらの混合物をラジカル発生剤の存在下で重合させて得
られるものである。本発明組成物はビニル系モノマー
(A)中のシロキシ基が空気中の水分と反応してビニル
系重合体(I)に水酸基を生成させ、この水酸基と反応
性を有する硬化(架橋)剤成分(II)と反応させ、強固
な塗膜を形成させるもので、本発明樹脂組成物を用いた
塗料は一液型塗料として貯蔵安定性に優れ、常温または
低温で硬化しうる2コート1ベーク仕上げのトツプコー
ト用塗料およびベースコート用塗料を提供するものであ
る。
ここにおいて前記ビニル系モノマー(A)としては、1
分子中に重合性不飽和基と少なくとも1個の次式で示さ
れる炭素原子と結合するシロキシ基を含有するビニル系
モノマーである。
(但しR1、R2及びR3はC1〜C18なるアルキル基、フエニ
ル基、アリール基又はHを示し、それぞれ同一または異
種でもよい。) これらの前記ビニル系モノマー(A)は、たとえばトリ
エチルアミンやピリジンの如き塩酸捕捉剤の存在下で、
トリアルキルクロルシランまたはトリフエニルクロルシ
ラン、トリアリールクロルシラン、ジアルキルクロルシ
ラン、等を後掲する如き水酸基含有ビニル系モノマー
(b)と反応させて得られるものを指称し、それらのう
ちで代表的なものとしてはトリメチルシロキシエチル
(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシプロピル
(メタ)アクリレート、トリメチルシロキシブチル(メ
タ)アクリレート、トリエチルシロキシエチル(メタ)
アクリレート、トリブチルシロキシプロピル(メタ)ア
クリレートまたはトリフエニルシロキシアルキル(メ
タ)アクリレートなどが挙げられる。これら単独である
いは二種以上の混合物として用いることができる。
また、前記水酸基含有ビニル系モノマー(b)として
は、β−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、β−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレートもしくはβ−
ヒドロキシブチル(メタ)アクリレートの如きヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレート類またはN−メチロー
ル化(メタ)アクリルアミド;β−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレートにε−カプロラクトンを付加させ
たもの〔たとえばプラクセルFM,FAシリーズ(ダイセル
化学工業(株)製)やTONETMM−100(ユニオンカーバイ
ド社製)〕;一般名ポリプロピレングリコールモノメタ
クリレートで表わされるブレンマーPP−1000や一般名ポ
リエチレングリコールモノメタクリレートで表わされる
ブレンマーPEシリーズ(両者共日本油脂(株)製);
(メタ)アクリル酸、マレイン酸、フマル酸もしくはイ
タコン酸の如き不飽和カルボン酸類と、「カージユラ
E」(シエル化学(株)製、分枝状脂肪酸のグリシジル
エステル)、オクチル酸グリシジルエステルもしくはヤ
シ油脂肪酸グリシジルエステルの如き一価カルボン酸の
モノグリシジルエステル類またはブチルグリシジルエー
テルの如きモノグリシジルエーテル類などで代表される
モノエポキシ化合物との付加物;などが代表的なもので
ある。そしてこれらのビニル系モノマー(A)の使用量
は1〜100重量%が良く、好ましくは5〜90重量%であ
る。1重量%未満では当該モノマーの効果は期待できな
い。
前記ビニル系モノマー(B)として代表的なものを挙げ
れば炭素数1〜22なるアルキル基を側鎖に有するアルキ
ル(メタ)アクリレート、スチレン、ビニルトルエン、
t−ブチルスチレン、α−メチルスチレン、グリシジル
(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メタ)ア
クリレート、(メタ)アクリロニトリル、シクロヘキシ
ル(メタ)アクリレート、マレイン酸もしくはフマル酸
とC1〜C18なる1価アルコール類とのジエステル類、
(メタ)アクリルアミドもしくはN−アルコキシメチル
化(メタ)アクリルアミドの如き(メタ)アクリルアミ
ド類、N,Nジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレ
ート類、または燐酸基含有(メタ)アクリレート類、酢
酸ビニルやヘキサフルオロプロピレン、テトラフルオロ
エチレン等の含フツ素ビニル系モノマー等がある。
そしてこれらのビニル系モノマー(B)は所望の塗膜性
能に応じて単独又は二種以上の混合物として用いること
ができる。ビニル系モノマー(B)成分として前記の水
酸基含有ビニル系モノマー(b)を用いることも可能で
ある。しかし官能基がブロツクされておらずイソシアネ
ートプレポリマーを硬化剤として用いる場合は一液型塗
料として貯蔵安定性が悪く、水酸基含有ビニル系モノマ
ー(b)を用いることは好ましくない。一方アミノプラ
ストを硬化剤として用いる場合は、水酸基含有ビニル系
モノマー(b)を用いることは可能である。但し必要に
より低温硬化性を付与するため硬化触媒を添加すること
を考え、その使用量は一液型として貯蔵安定性に悪影響
を及ぼさない5重量%未満でなければならない。
本発明組成物を構成する前記ビニル系重合体(I)を得
るには、以上に挙げたようなモノマー類を用いて公知慣
用の方法、たとえばラジカル発生剤を用いての溶液重合
法によつて行なうことができる。
ラジカル発生剤としては、通常ビニル系モノマーの重合
に用いられているものであれば、いずれも使用しうる
が、そのうちでも代表的なものを挙げればアゾビスイソ
ブチロニトリル、ジ−tert−ブチルパーオキシドまたは
ベンゾイルパーオキシドなどであり、また溶剤として
は、トルエンもしくはキシレンの如き芳香族炭化水素
類;酢酸エチル、酢酸ブチルもしくはセロソルブ・アセ
テートの如き酢酸エステル系;メチルエチルケトンもし
くはメチルイソブチルケトンの如きケトン系などの溶剤
が使用できる。
また必要により、メルカプタン類、α−メチルスチレン
や「ジペンテンT」(日本テルペン化学(株)製品)な
どの如き常用されている連鎖移動剤を使用することもで
きる。
かくして得られるビニル系重合体(I)は数平均分子量
(n)が500〜50,000なる範囲が好ましい。
当該共重合体(I)のnが500未満である場合には、
塗膜物性が十分とはなり得なく、しかもこの塗膜物性を
出そうとして該重合体(I)のトリアルキルシロキシ基
等が遊離した後の生成される水酸基価(以下、これを
「OH価」と記す。)を高くすれば、塗膜が脆くなるので
好ましくなく、逆に50,000を超えるときは塗膜の外観、
光沢、肉持感あるいは塗装作業性などに欠陥が現われ易
くなるので好ましくない。
次に、本発明組成物を構成する他の成分である前記架橋
剤(II)としては、前記したビニル系モノマー(A)よ
り生成される水酸基のみを官能基とする場合は、架橋剤
(II)としてはポリイソシアネート類やアミノプラスト
類が使用される。
ポリイソシアネート類としては代表的なものにはトリレ
ンジイソシアネート、ジフエニルメタンジイソシアネー
トもしくはキシリレンジイソシアネートの如き芳香族ジ
イソシアネート;テトラメチレンジイソシアネート、ヘ
キサメチレンジイソシアネートもしくはトリメチルヘキ
サンジイソシアネートの如き脂肪族ジイソシアネート;
イソホロンジイソシアネート、メチルシクロヘキサン−
2,4−(ないしは2,6−)ジイソシアネート、4,4′−メ
チレンビス(シクロヘキシルイソシアネートもしくは1,
3−ジ(イソシアネートメチル)−シクロヘキサンの如
き脂環族ジイソシアネート、そしてこれらの各ジイソシ
アネートと、エチレングリコール、プロピレングリコー
ル、ネオペンチルグリコールもしくはトリメチロールプ
ロパンの如き多価アルコール類;イソシアネート基と反
応する官能基を有する極く分子量の低いポリエステル樹
脂(油変性タイプをも含む。);または水などとの付加
物であり、ビユレツト体であり、あるいは上記ジイソシ
アネート同士の重合体(オリゴマーをも含む。)であ
る。そして、これらのポリイソシアネート類と前記ビニ
ル系重合体(I)との配合比としては、生成されるOH基
/NCO基=1/0.5〜1/3(当量比)なる範囲が塗膜性能の点
から好ましい。この場合あらかじめポリイソシアネート
類を配合しておく一液型もしくは塗装直前に配合する二
液型いずれの方法でも使用できる。
他方ビニル系重合体(I)に、水酸基含有ビニル系モノ
マー(b)を用いる場合、硬化(架橋)剤(II)として
は貯蔵安定性を考慮した場合、アミノプラストの方が好
ましい。
但し、塗装直前にポリイソシアネート類を配合して使用
することも可能である。アミノプラストとして代表的な
ものに1価アルコールでエーテル化せしめたものが通常
使用される。しかし、本発明塗料組成物中にアルコール
が存在すると、シロキシ基との反応が起こり長期の安定
性に欠点が生じる可能性がある。そこでアミノプラスト
としては樹脂溶剤にアルコールを使用しないヘキサメト
キシメチロールメラミンが好ましい。
またアミノプラストの使用量としてはビニル系重合体
(I)の10〜40重量%なる割合が好ましい。また架橋性
を増すためにアミノプラスト用の硬化促進剤、たとえば
パラトルエンスルフオン酸等の酸触媒を添加しても良
い。硬化促進剤の使用量としては樹脂固形分に対して0.
1〜10重量%が好ましい。長期の貯蔵安定性を必要とし
ない場合は、樹脂溶剤にアルコールを使用した1価アル
コールでエーテル化せしめたアミノプラストを使用して
もさしつかえない。
本発明の組成物は、大気中にばく露されると空気中の水
分との反応により加水分解され硬化剤と反応しうる水酸
基を生成する。この加水分解を促進させるため触媒(II
I)を用いる必要がある。触媒としてはリン酸、リン酸
エステル、亜リン酸エステル、p−トルエン、スルフオ
ン酸及びそのアミン塩、安息香酸、トリクロル酢酸、ト
リフルオロ酢酸、ナフタリンジスルフオン酸及びそのア
ミン塩等の酸性触媒、エチレンジアミン、N−β−アミ
ノエチル−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、ブ
チルアミン、ジブチルアミン、t−ブチルアミン、ヘキ
シルアミン、トリエチルアミン等のアミン類、水酸化カ
リウム、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム等のアルカ
リ触媒、アルキルチタン酸塩、オクチル酸塩、ジブチル
錫ジラウレート、及びオクチル酸鉛等のカルボン酸の金
属塩、モノブチル錫サルフアイド、ジオクチル錫メルカ
プタイト等のスルフイド型、メルカプチド型有機錫化合
物、テトラエチルアンモニウムフルオライト、フツ化セ
シウム等のフツソイオンを生じる化合物が有効である。
触媒(III)の添加量はビニル系重合体(I)に対して
0.001〜10重量%、好ましくは0.005〜8重量%で使用す
るのがよい。
また本発明の組成物は大気中にばく露されない限り硬化
剤と反応しうる水酸基を生成しないので、本発明の組成
物は一液型で安定性の良い塗料用組成物が得られる。し
かし、長期の保存安定性を確保するためには、何らかの
理由により侵入する微量の水分を捕捉してやればよい。
すなわち水分と反応性を有する水結合剤を添加すること
は長期の安定性が確保される。またこの水結合剤をビニ
ル系重合体(I)を製造する際にあらかじめ初期に混入
して使用してもさしつかえない。この水分と反応性を有
する水結合剤としては、オルトギ酸トリメチル、オルト
ギ酸トリエチル、オルトギ酸トリブチルなどの如きオル
トギ酸トリアルキル類;オルト酢酸トリメチル、オルト
酢酸トリエチル、オルト酢酸トリブチルの如きオルト酢
酸トリアルキル類;オルトホウ酸トリブチル、オルトホ
ウ酸トリエチルの如きオルトホウ酸トリアルキル類;テ
トラメチルシリケート、テトラエチルシリケート、テト
ラブチルシリケート、テトラ(2−メトキシエチル)シ
リケートもしくはテトラ(2−クロロエチル)シリケー
トの如きテトラ(置換)アルキルシリケート類単体;テ
トラフエニルシリケート、テトラベンジルシリケートの
如き上記テトラ(置換)アルキルシリケート類の同効物
質(以下同効単体と略記する);またはテトラエチルシ
リケートのダイマー、トリマー、テトラマー、ヘキサマ
ー「エチルシリケート40」(コルコート(株)製品、テ
トラエチルシリケートのテトラマー、ペンタマー、ヘキ
サマーの混合物)などの上掲の各テトラ(置換)アルキ
ルシリケート類単体や、該シリケート類の同効単体の縮
合物などの加水分解性エステル化合物類、フエニルイソ
シアネート、p−クロロフエニルイソシアネート、ベン
ゼンスルフオニルイソシアネート、p−トリエンスルフ
オニルイソシアネート、イソシアネートエチルメタアク
リレート(ダウケミカル社(製)のNCO基含有モノマ
ー)等のイソシアネート基を有する化合物類等がある。
使用量としては、ビニル系重合体(I)に対して0.1〜3
0重量%、好ましくは0.5〜20重量%が良い。
かくして得られた本発明の組成物は、2コート1ベーク
仕上げのトツプコート用塗料およびベースコート用塗料
として使用される。
トツプコート用塗料として用いる場合は、そのままクリ
ヤー塗料として用いることができるが、必要に応じ着色
顔料または染料を適宜添加することもできる。
またベースコート用塗料として用いる場合は、本発明組
成物に無機系または有機系の着色顔料、染料、およびメ
タリツク粉末等を配合して常法の塗料化方法により塗料
を調製すればよい。
ここで着色顔料としては、たとえば、チタン白、弁柄、
オキサイドエローなど無機系のもの、トルイジンレツ
ド、フタロシアニンブルー、ベンジジンエローなど有機
系のもの、またメタリツク粉末としては、アルミニウム
粉末、銅粉末、雲母粉末、酸化チタンをコーテイングし
た雲母状粉末、MIO(雲母状酸化鉄)などが使用でき
る。
また、トツプコート用塗料およびベースコート用塗料に
は、必要に応じてレベリング剤、紫外線吸収剤、顔料分
散剤等各種の慣用の添加剤を混合させることができる。
かくして配合されたベースコート用塗料を第一層とし、
この塗膜を指触乾燥ないし半硬化乾燥状態に達せしめた
後、第2層としてトツプコート用塗料を塗装し、常温ま
たは低温で加温することによつてベースコート用塗料お
よびトツプコート用塗料に含有されるシロキシ基が空気
中の水分により水酸基を生成し、この水酸基と反応性を
有する硬化(架橋)剤成分との反応により硬化が進行
し、平坦・平滑性のすぐれたメタリツク状の複合硬化塗
膜が形成される。
本発明組成物を用いたベースコート用塗料およびトツプ
コート用塗料の塗装には、エアースプレー塗装や静電吹
付け塗装等が美粧硬化を充分発揮するためには好適であ
り、ベースコート用塗料の膜厚(乾燥膜厚として、以下
同じ)は5〜50μmの範囲、好ましくは10〜20μmの範
囲を適当とし、トツプコート用塗料の膜圧は10〜100μ
mの範囲、好ましくは10〜60μmの範囲で塗装される。
ベースコート用塗料のウエツト塗膜の乾燥条件とベース
コートとトツプコートの塗装間隔は約20℃で1〜45分
間、好ましくは2〜20分間がよく、またベースコートの
塗膜を強制乾燥する場合は60〜80℃の温風で0.5〜5分
間加温するだけでよい。すなわち、上記の乾燥条件でベ
ースコートの塗膜を指触乾燥ないし半硬化乾燥状態に達
せしめた後、トツプコートの塗装を行なう。トツプコー
トの乾燥は60℃〜100℃の温風で30〜60分程度強制乾燥
させることが硬化性の点や生産性の点で好ましいが、ベ
ースコート塗料とトツプコート塗料の種別や性質に応じ
適宜乾燥・硬化条件を変更しても差支えない。
以上のように、本発明の組成物を用いた2コート1ベー
ク塗装方法を実施することにより、通常のプラスチツク
素材の耐熱温度以下の常温または低温加温乾燥で光沢、
肉持感および塗膜性能のすぐれた複合硬化塗膜を形成す
ることができ、従来の熱硬化性アクリル樹脂塗料やアミ
ノアルキド樹脂塗料と比較して遜色のない塗装仕上げが
得られることから、本組成物を用いた塗料系は、熱源の
節約や金属・プラスチツク一体塗装法による塗装作業性
の向上などに著効があり、さらに本発明組成物は一液型
で貯蔵安定性に優れており、生産性の向上に大きく寄与
するものである。
次に、本発明を製造例、実施例および比較例により具体
的に説明するが、以下において部は特に断わりのない限
りすべて重量基準であるものとする。
製造例1〔ビニル系重合体(I)の調製〕 トルエン500部及び酢酸イソブチル50部を撹拌装置、不
活性ガス導入口、温度計および冷却器を備えた4つ口フ
ラスコに仕込んで110℃に保持し、次いでトリメチルシ
ロキシエチルメタアクリレート260部、n−ブチルメタ
アクリレート390部、n−ブチルアクリレート150部及び
スチレン200部からなるモノマー混合物とアゾビスイソ
ブチロニトリル50部及び酢酸イソブチル450部とからな
る混合物を6時間を要して滴下し、さらに同温度に10時
間保持させて、不揮発分50.9%、粘度(ガードナー粘
度,25℃,以下同様)C−D、数平均分子量10000および
OH価36なる樹脂溶液を得た。以下、このビニル系重合体
溶液を(I−1)と略記する。
製造例2〔ビニル系重合体(I)の調製〕 トリメチルシロキシエチルメタクリレート230部、β−
ヒドロキシエチルメタクリレート20部、スチレン200
部、n−ブチルメタクリレート400部及びn−ブチルア
クリレート150部を代えて用いる以外は製造例1と同様
の操作により、不揮発物49.1%、粘度G−H、数平均分
子量15000およびOH価36なる樹脂溶液を得た。以下、こ
のビニル系重合体を(I−2)と略記する。
製造例3〔比較対照のビニル系重合体の調製〕 β−ヒドロキシエチルメタクリレート170部、スチレン2
00部、n−ブチルメタクリレート477部、n−ブチルア
クリレート150部、及びメタクリル酸3部を代えて用い
る以外は製造例1と同様の操作により、不揮発分50.3
%、粘度K−L、数平均分子量14000およびOH価36なる
樹脂溶液を得た。以下、このビニル系重合体を(I−
3)と略記する。
製造例4〔ビニル系重合体(I)の調製〕 トルエン500部及び酢酸イソブチル50部を撹拌装置、不
活性ガス導入口、温度計および冷却器を備えた4つ口フ
ラスコに仕込んで105℃に保持し、次いでトリメチルシ
ロキシエチルメタクリレート200部、メチルメタクリレ
ート400部、エチルアクリレート300部及びn−ブチルア
クリレート100部からなるモノマー混合物とアゾビスイ
ソブチロニトリル7部及び酢酸イソブチル393部とから
なる混合物を4時間を要して滴下し、さらに同温度に10
時間保持させて、不揮発分49.1%、粘度G−H、数平均
分子量13000およびOH価28なる樹脂溶液を得た。以下、
このビニル系重合体を(I−4)と略記する。
製造例5〔ビニル系重合体(I)の調製〕 トリメチルシロキシエチルメタクリレート170部、β−
ヒドロキシエチルメタクリレート20部、メチルメタクリ
レート400部、エチルアクリレート310部及びn−ブチル
アクリレート100部を代えて用いる以外は製造例4と同
様の操作により、不揮発分49.6%、粘度I−J、数平均
分子量16000およびOH価28なる樹脂溶液を得た。以下、
このビニル系重合体を(I−5)と略記する。
製造例6〔比較対照のビニル系重合体の調製〕 β−ヒドロキシエチルメタクリレート130部、メチルメ
タクリレート407部、エチルアクリレート360部、n−ブ
チルアクリレート100部及びメタクリル酸3部を代えて
用いる以外は製造例4と同様の操作により、不揮発分5
0.6%、粘度W、数平均分子量15000およびOH価28なる樹
脂溶液を得た。以下、このビニル系重合体溶液を(I−
6)と略記する。
製造例7〔ビニル系重合体(I)の調製〕 トリフエニルシロキシエチルメタアクリレート400部、
n−ブチルメタアクリレート320部、n−ブチルアクリ
レート120部及びスチレン160部を代えて用いる以外は製
造例1と同様の操作により、不揮発分50.2%、粘度D−
E、数平均分子量11000およびOH価36なる樹脂を得た。
以下、このビニル系重合体を(I−7)と略記する。
実施例1〜6および比較例 以上の各製造例で得られたビニル系重合体溶液について
2コート1ベーク塗装方法による塗膜の諸物性の評価を
するため、第1表に記載する処方で、慣用の塗料化方法
に従つて、各別に塗料をつくり、次いで下記の塗装法に
て塗装し硬化させた後、同表に示すような各項目につい
て物性試験を行なつた。それらの結果を、まとめて同表
に示す。
〔塗装方法〕
エポキシエステル樹脂系電着プライマーを施した表面処
理鋼板に中塗サーフエサーの塗膜を形成せしめ、その上
に粘度10〜20秒(フオードカツプ#4/20℃)に調整した
各ベースコート塗料を、エアースプレーガンを用いて、
乾燥膜厚が15〜20μになるように塗装した。これを常温
で5分間放置後、さらに粘度20〜40秒(フオードカツプ
#4/20℃)に調整した各トツプコート塗料を、エアース
プレーガンを用いて、乾燥膜厚30〜40μになるように塗
り重ね、10分間経過後、ポリイソシアネートプレポリマ
ー硬化系は60℃、30分間、アミノプラスト硬化系は100
℃、20分間の焼付乾燥を行なつた。
塗膜物性試験は焼付乾燥し室温にて3日放置後、行なつ
た。
第1表の性能評価結果から、本発明組成物を2コート1
ベーク仕上げ塗料に用いることにより、従来のアミノア
ルキド樹脂塗料、熱硬化型アクリル樹脂塗料と比較し
て、塗装作業性、低温硬化性に優れ、かつ一液型で長期
貯蔵安定性に優れた2コート1ベーク塗料が提供され、
得られる塗膜は極めて実用性の高い塗膜物性を有するも
のであることが判る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 161/28 PHK 8215−4J

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メタリツク粉末および/または着色顔料を
    配合した硬化性樹脂を主成分とする塗料(ベースコー
    ト)を塗装し、ついで該塗装面に硬化性樹脂を主成分と
    したクリヤー塗料(トツプコート)を塗装し、しかるの
    ちに硬化せしめる塗装仕上げ方法において、該ベースコ
    ート用塗料と該トツプコート用塗料が、樹脂成分とし
    て、一分子中に重合性不飽和基および少なくとも1個の
    シロキシ基を有するビニル系モノマー(A)の1〜100
    重量%と上記(A)以外の共重合可能なビニル系モノマ
    ー(B)の99〜0重量%とから成るビニル系モノマー混
    合物をラジカル発生剤の存在下で重合させて得られるビ
    ニル系重合体(I)に、該重合体(I)より生成される
    水酸基と反応性を有する硬化剤(II)およびシロキシ基
    の解離促進触媒(III)を配合して成る樹脂組成物を用
    いることを特徴とする塗装方法。
JP9587786A 1986-04-26 1986-04-26 塗装方法 Expired - Fee Related JPH0678499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9587786A JPH0678499B2 (ja) 1986-04-26 1986-04-26 塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9587786A JPH0678499B2 (ja) 1986-04-26 1986-04-26 塗装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62252473A JPS62252473A (ja) 1987-11-04
JPH0678499B2 true JPH0678499B2 (ja) 1994-10-05

Family

ID=14149566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9587786A Expired - Fee Related JPH0678499B2 (ja) 1986-04-26 1986-04-26 塗装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0678499B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2958960B2 (ja) * 1988-11-21 1999-10-06 大日本インキ化学工業株式会社 塗料用樹脂組成物
US4988759A (en) * 1989-09-26 1991-01-29 E. I. Du Pont De Nemours And Company Coating composition of acrylic polymers containing reactive groups and an epoxy organosilane
US5064719A (en) * 1989-09-26 1991-11-12 E. I. Du Pont De Nemours And Company Coating composition of acrylic polymers containing reactive groups and an epoxy organosilane
WO1999054059A1 (en) * 1998-04-16 1999-10-28 Kaneka Corporation Method of regulating coating and method of finish coating
JP5410790B2 (ja) * 2009-03-12 2014-02-05 根上工業株式会社 メタリック塗料組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62252473A (ja) 1987-11-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2863076B2 (ja) 硬化性樹脂組成物、塗料組成物および塗膜形成方法
JP2632675B2 (ja) 被覆用樹脂組成物
KR101424052B1 (ko) 표면처리가 필요 없는 아크릴 도료 조성물
JP2585991B2 (ja) 塗装仕上げ方法
JP2585990B2 (ja) 塗装仕上げ方法
JPH09302286A (ja) 塗膜形成方法
JPH0678499B2 (ja) 塗装方法
JPH0699651B2 (ja) 塗装仕上げ方法
JP4829416B2 (ja) 水性着色ベース熱硬化型塗料とそれを使用した塗膜形成方法
JP3035978B2 (ja) 塗装仕上げ方法
JPH11131010A (ja) 塗料組成物
JP2600699B2 (ja) 塗装仕上げ方法
JP2643228B2 (ja) 塗装仕上げ方法
JP2535869B2 (ja) 被覆用樹脂組成物
JP2671470B2 (ja) 被覆用組成物
JP2508117B2 (ja) 重合体粒子の分散液の製造法
JP2958960B2 (ja) 塗料用樹脂組成物
JPH01168385A (ja) 塗装仕上げ方法
JP2629719B2 (ja) 被覆用樹脂組成物
JPH0659452B2 (ja) 塗装仕上げ方法
JP2850416B2 (ja) 新規な硬化系およびそのための樹脂組成物
JPH0397734A (ja) ポリシロキサン系オリゴマー、ポリシロキサン系樹脂組成物及び硬化性樹脂組成物
JPH0423593B2 (ja)
JPH0639349A (ja) 塗装仕上げ方法
JPH01165673A (ja) 塗装仕上げ方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees