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JPH0726196B2 - アルミナ薄膜の形成方法 - Google Patents
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JPH0726196B2 - アルミナ薄膜の形成方法 - Google Patents

アルミナ薄膜の形成方法

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Publication number
JPH0726196B2
JPH0726196B2 JP63166579A JP16657988A JPH0726196B2 JP H0726196 B2 JPH0726196 B2 JP H0726196B2 JP 63166579 A JP63166579 A JP 63166579A JP 16657988 A JP16657988 A JP 16657988A JP H0726196 B2 JPH0726196 B2 JP H0726196B2
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JP
Japan
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thin film
alumina thin
sputtering
alumina
oxygen
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真人 小林
克彦 田中
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、アルミナ薄膜の形成方法に関するもので、
特に、スパッタリング法を用いるアルミナ薄膜の形成方
法に関するものである。
[従来の技術] この発明に係るアルミナ薄膜の形成方法は、たとえば、
薄膜EL素子の製造において適用される。薄膜EL素子は、
たとえば、第2図に示すような構造を有している。すな
わち、ガラスなどからなる基板1を備え、その上には、
たとえばインジウム・錫酸化物(ITO)蒸着膜からなる
透明電極2が形成される。透明電極2上には、順次、第
1絶縁層3、たとえばZnS:TbFx(x=1〜3)などから
なる発光層4、および第2絶縁層5が積層される。さら
に、第2絶縁層5の上には、たとえばアルミニウムから
なる背面電極6が形成される。
このような薄膜EL素子において、透明電極2と背面電極
6との間にたとえば交流電圧が印加されると、発光層4
が励起され、それによって発光が生じ、その光は、基板
1側に与えられる構造となっている。第1および第2絶
縁層3および5は、電極2および6間の耐電圧性を向上
させるために有利に作用する。
上述した薄膜EL素子において、第1および第2絶縁層3
および5は、たとえばアルミナ薄膜によって形成され
る。そして、このようなアルミナ薄膜を形成する方法と
して、一般に、スパッタリング法、特に高周波スパッタ
リング法が用いられている。このとき、ターゲットとし
ては、一般にアルミナ(焼結体もしくは粉末)が用いら
れ、スパッタガスとしては、アルゴンと酸素との混合ガ
スを用いるのが一般的である。
[発明が解決しようとする課題] 上述したような薄膜EL素子において、これを薄型化しよ
うとする場合、絶縁層3および5についても、その厚み
を薄くすることが望まれる。しかしながら、上述したよ
うなスパッタリング法により、絶縁層3および5を形成
するとき、その厚みを0.1〜0.2μm程度に薄くすると、
絶縁耐圧が不十分であることがわかっている。また、絶
縁層3および5を構成するアルミナは、その絶縁耐圧に
関して、同一膜内であっても、ばらつきが生じることも
わかっている。したがって、このような絶縁耐圧の不十
分さおよび絶縁耐圧のばらつきが原因となって、たとえ
ば薄膜EL素子のようなアルミナ薄膜を用いる素子におい
て、それを大面積化することが困難であるという問題点
にも遭遇する。すなわち、素子の大面積化にあたって
は、これら絶縁層3および5の絶縁耐圧が低い場合に
は、電界を高めることができないばかりでなく、絶縁耐
圧にばらつきが生じていると、印加される電界の許容さ
れる高さは絶縁耐圧の低い場所に支配されることにな
る。
そこで、この発明は、アルミニウムを含むターゲットを
用いてスパッタリング法によりアルミナ薄膜を形成する
方法において、アルミナ薄膜の絶縁耐圧を高めることが
できる方法を提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] この発明は、上述した技術的課題を解決するため、スパ
ッタリング法において用いられるスパッタガスに改良を
加えたものである。すなわち、スパッタガスとして、従
来、アルゴンおよび酸素の混合ガスが用いられていたの
に対し、さらに窒素を8〜80vol%含む混合ガスを用い
ることを特徴とするものである。
[発明の作用および効果] この発明において、従来用いられていたアルゴンおよび
酸素のスパッタガスに窒素ガスを8〜80vol%添加し、
アルゴン、酸素および窒素を含む混合ガスを用いること
により、スパッタにより得られたアルミナ薄膜の絶縁耐
圧が向上することが実験により明らかになった。
したがって、たとえば0.1〜0.2μm程度と薄い膜厚のア
ルミナ薄膜であっても、十分な絶縁耐圧を得ることがで
きる。一例について説明すると、実験によれば、膜厚0.
2μmの場合、絶縁耐圧は、従来の方法では2MV/cm程度
であったものが、この発明によれば、3MV/cm程度とな
り、約1.5倍の絶縁耐圧の向上が見られた。
また、同一膜内での絶縁耐圧のばらつきについても、こ
の発明によれば、激減した。
これらの理由から、たとえば薄膜EL素子のような素子に
おいて、大面積化が容易になるとともに、製品の歩留り
も向上させることができる。
なお、この発明において、スパッタガスとして用いられ
るアルゴン、酸素および窒素を含む混合ガスは、予め混
合されたものをスパッタリング装置の真空槽内に導入す
る方法のほか、アルゴン、酸素および窒素の各ガスを真
空槽内で混合する方法を採用してもよい。
また、ターゲットとして、アルミナからなるターゲット
を用いるほか、アルミニウムからなるターゲットを用
い、反応性スパッタを行なう場合についても、この発明
を適用することができる。
[実施例] 以下に示すスパッタ条件により、アルミナ薄膜を形成し
た。
スパッタガス圧力(全圧):1Pa 基板温度:200℃ 高周波電力:200W 成膜速度:30Å/分 ターゲット:アルミナ焼結体 ターゲット・基板間距離:70mm なお、上記基板は、ガラスからなるものであり、スパッ
タ膜をその上に形成するものである。
上に示したスパッタ条件のもとで、スパッタガスとし
て、窒素の混合割合を種々に変更して、高周波スパッタ
リング法を実施してアルミナ薄膜を形成した。このよう
にして得られた種々のアルミナ薄膜の絶縁破壊電界を測
定したところ、第1図に示すような結果が得られた。
第1図において、縦軸は絶縁破壊電界[MV/cm]を示
し、横軸はスパッタガスに含まれる窒素の濃度[vol
%]を示している。なお、第1図に示した実験データ
は、スパッタガスとしての混合ガスに含まれるアルゴン
と酸素との比率を1:1に設定している。
第1図からわかるように、窒素を含まない場合には、絶
縁破壊電界が2MV/cm程度であるが、窒素を添加すること
によって、最大3MV/cm程度にまで向上している。特に、
窒素濃度が、8〜80vol%の範囲において、絶縁破壊電
界の向上効果が顕著に現われている。
なお、第1図では、前述したように、アルゴンと酸素と
の比率が1:1であったが、混合ガス中において、酸素に
関しては、10〜50vol%、アルゴンに関しては、10〜40v
ol%の範囲内にあることが好ましい。すなわち、酸素が
10vol%未満あるいはアルゴンが40vol%を越えると、形
成されたアルミナ薄膜において酸素欠陥が生じ、他方、
酸素が50vol%を越え、あるいはアルゴンが10vol%未満
では、成膜速度が遅くなるためである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の効果を確認するために実施した実
験によって得られたアルミナ薄膜の絶縁破壊電界の、ス
パッタガスに含まれる窒素濃度依存性を示すグラフであ
る。第2図は、この発明が適用される素子の一例として
の薄膜EL素子の構造を示す概略図である。 図において、3,5は絶縁層(アルミナ薄膜)である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウムを含むターゲットを用いてス
    パッタリング法によりアルミナ薄膜を形成する方法にお
    いて、 アルゴン、酸素および窒素を含み、かつ窒素濃度が8〜
    80vol%とされた混合ガスをスパッタガスとして用いる
    ことを特徴とする、アルミナ薄膜の形成方法。
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