JPH0764845B2 - ジデオキシアデノシンの精製方法 - Google Patents
ジデオキシアデノシンの精製方法Info
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- JPH0764845B2 JPH0764845B2 JP33188887A JP33188887A JPH0764845B2 JP H0764845 B2 JPH0764845 B2 JP H0764845B2 JP 33188887 A JP33188887 A JP 33188887A JP 33188887 A JP33188887 A JP 33188887A JP H0764845 B2 JPH0764845 B2 JP H0764845B2
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- Japan
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- dda
- dideoxyadenosine
- fraction
- solution
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化学的合成法により生産された2′,3′−ジデ
オキシアデノシン(以下、DDAと略す。)の新規精製方
法に関するものである。
オキシアデノシン(以下、DDAと略す。)の新規精製方
法に関するものである。
DDAの合成法としては2′−デオキシアデノシン(以
下、2′‐DAと略す。)誘導体を原料とするR.K.Robins
らの方法(Biochemistry,5,224(1966))、3′−デ
オキシアデノシン(以下、3′‐DAと略す。)誘導体を
原料とするJ.G.Moffatらの方法(J.Am.Chem、Soc,95,40
25(1973)),およびアデノシン(以下Adoと略す)を
原料とするM.J.Robinsらの方法(Tetrahedron Letters,
25,367(1984))等がある。
下、2′‐DAと略す。)誘導体を原料とするR.K.Robins
らの方法(Biochemistry,5,224(1966))、3′−デ
オキシアデノシン(以下、3′‐DAと略す。)誘導体を
原料とするJ.G.Moffatらの方法(J.Am.Chem、Soc,95,40
25(1973)),およびアデノシン(以下Adoと略す)を
原料とするM.J.Robinsらの方法(Tetrahedron Letters,
25,367(1984))等がある。
しかしこれらのDDA反応液中には、例えば、J.G.Moffat
らの方法では、副生する不純物として3′‐DAが含まれ
ている。
らの方法では、副生する不純物として3′‐DAが含まれ
ている。
同じくM.J.Moffatらの方法に従い、Adoを原料としてα
−アセトキシイソブチリルブロマイドと反応させた後パ
ラジウム−炭素による還元反応を行う製法ではDDAの他
に2′‐DA,3′‐DAが副生する。2′‐DA,3′‐DAとDD
Aとは構造上OH基の有無の差だけでありこれらの相互分
離は、実験室レベルにおいては、TLC(薄層クロマトグ
ラフィー),液体クロマトグラフィーによる分取等が可
能であるが、工業的に有利な生産をするには大きな問題
がある。
−アセトキシイソブチリルブロマイドと反応させた後パ
ラジウム−炭素による還元反応を行う製法ではDDAの他
に2′‐DA,3′‐DAが副生する。2′‐DA,3′‐DAとDD
Aとは構造上OH基の有無の差だけでありこれらの相互分
離は、実験室レベルにおいては、TLC(薄層クロマトグ
ラフィー),液体クロマトグラフィーによる分取等が可
能であるが、工業的に有利な生産をするには大きな問題
がある。
DDAは酸性条件下でN−グリコシド結合が容易に開裂
し、デオキシリボースとアデニン(以下、Adeと略
す。)とが生成する。その為、DDA合成反応液中又はDDA
の再結晶時にAdeは生成し易い。Adeは溶解度が低いため
生成してしまうとDDAとの相互分離が困難である。
し、デオキシリボースとアデニン(以下、Adeと略
す。)とが生成する。その為、DDA合成反応液中又はDDA
の再結晶時にAdeは生成し易い。Adeは溶解度が低いため
生成してしまうとDDAとの相互分離が困難である。
以上述べたように化学的合成法によるDDA反応液中には
合成原料によって異なるが、原料、又は副生物由来の
2′‐DA,3′‐DA,アデノシン,Ade等が含有されている
が、これらの相互分離はいまだ工業的レベルで確立され
ていなかった。
合成原料によって異なるが、原料、又は副生物由来の
2′‐DA,3′‐DA,アデノシン,Ade等が含有されている
が、これらの相互分離はいまだ工業的レベルで確立され
ていなかった。
上記の欠点を解消する合成法由来のDDAの工業上優れた
精製方法の開発が望まれている。
精製方法の開発が望まれている。
本発明者らは、前記問題点を解決すべく鋭意検討した結
果、DDA含有溶液を非極性多孔質吸着樹脂で処理するこ
とにより、DDAを2′‐DA,3′‐DA,アデノシンAde等の
不純物から分離し、高純度のDDAを分取できることを見
出した。
果、DDA含有溶液を非極性多孔質吸着樹脂で処理するこ
とにより、DDAを2′‐DA,3′‐DA,アデノシンAde等の
不純物から分離し、高純度のDDAを分取できることを見
出した。
即ち、本発明は、化学的合成法によって生産されたDDA
を精製するに際し、DDAを非極性多孔質樹脂に吸着せし
めることを特徴とするDDAの精製方法である。
を精製するに際し、DDAを非極性多孔質樹脂に吸着せし
めることを特徴とするDDAの精製方法である。
本発明の出発物質は化学的合成法で得られ、又はそれに
由来する未精製のDDAであればよく純度の程度は問わな
い。従って、DDA合成反応液や再結晶によって取得したD
DA粗x′alであっても良い。
由来する未精製のDDAであればよく純度の程度は問わな
い。従って、DDA合成反応液や再結晶によって取得したD
DA粗x′alであっても良い。
本発明で述べるDDA含有溶液を非極性多孔質樹脂にフィ
ードする操作方法について示す。
ードする操作方法について示す。
DDA含有溶液は2′‐DA,3′‐DAアデノシン,Ade等の不
純物を含んでいても良く、DDAの濃度は溶解度以下であ
れば制限されるものではない。
純物を含んでいても良く、DDAの濃度は溶解度以下であ
れば制限されるものではない。
次に、ここで用いる非極性多孔質樹脂は、例えばその母
体が、スチレン−ジビニルベンゼン系の共重合体又は、
その誘導体例えばこれにハロゲン化し高比重化したポリ
マーである物質であれ、いずれも使用可能である。例え
ば、ダイヤイオンHPシリーズ,SPシリーズ(以上、三菱
化成工業),XAD-4(ローム・アンド・ハース社)、OC10
31(バイエル社)等が利用できるが、その他の非極性多
孔質樹脂であっても同等の性質を有するものであればい
ずれであっても良い。特に高比重化したSP207(三菱化
成工業)が、DDA含有溶液をフィードした時に樹脂が浮
上したりすることなく、操作性が良い点で適している。
体が、スチレン−ジビニルベンゼン系の共重合体又は、
その誘導体例えばこれにハロゲン化し高比重化したポリ
マーである物質であれ、いずれも使用可能である。例え
ば、ダイヤイオンHPシリーズ,SPシリーズ(以上、三菱
化成工業),XAD-4(ローム・アンド・ハース社)、OC10
31(バイエル社)等が利用できるが、その他の非極性多
孔質樹脂であっても同等の性質を有するものであればい
ずれであっても良い。特に高比重化したSP207(三菱化
成工業)が、DDA含有溶液をフィードした時に樹脂が浮
上したりすることなく、操作性が良い点で適している。
非極性多孔質樹脂とDDA含有溶液との接液方法は、バッ
チ式とカラム式があるが、カラム式の方が操作上簡便で
好ましい。
チ式とカラム式があるが、カラム式の方が操作上簡便で
好ましい。
カラムへの通液速度は、特に制限はなく、通常SV=0.5
〜4.0、好ましくはSV=1〜2程度がよい。
〜4.0、好ましくはSV=1〜2程度がよい。
カラムにフィードするDDA含有溶液の体積負荷量として
はDDA含有溶液の濃度によって異なり、同時にDDAの樹脂
負荷量(g/l-R)は5〜40g/l-R、好ましくは10〜30g/l-
Rが分離性及び経済性の点で適している。
はDDA含有溶液の濃度によって異なり、同時にDDAの樹脂
負荷量(g/l-R)は5〜40g/l-R、好ましくは10〜30g/l-
Rが分離性及び経済性の点で適している。
カラムへの接液温度については、10〜60℃であれば特に
制限されない。この温度ではDDAと溶液中の不純物2′
‐DA,3′‐DAAdo,Adeとの分離性の相違は殆んどない。
制限されない。この温度ではDDAと溶液中の不純物2′
‐DA,3′‐DAAdo,Adeとの分離性の相違は殆んどない。
次に、カラムからのDDA溶離方法に関して記述する。液
離剤は、低級脂肪族アルコール水溶液が適している。例
えば、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール等の水溶液である。溶離速度は、通常の
SV=1〜2程度が良い。
離剤は、低級脂肪族アルコール水溶液が適している。例
えば、メチルアルコール、エチルアルコール、イソプロ
ピルアルコール等の水溶液である。溶離速度は、通常の
SV=1〜2程度が良い。
実際の非極性多孔質樹脂を用いた精製操作は次の様にす
ると良い。すなわち、当該樹脂を充填したカラムにDDA
含有溶液を一定量フィード後、水押しし、親水性の不純
物を溶離する。次に、アルコール水溶液を用いて、2′
‐DA,3′‐DA,Ado,Adeを溶離し、更にアルコール濃度を
上げることによりDDAを溶離する。そして、このDDA画分
を濃縮し、晶析後、冷却することにより、高純度のDDA
を分取せしめることができる。
ると良い。すなわち、当該樹脂を充填したカラムにDDA
含有溶液を一定量フィード後、水押しし、親水性の不純
物を溶離する。次に、アルコール水溶液を用いて、2′
‐DA,3′‐DA,Ado,Adeを溶離し、更にアルコール濃度を
上げることによりDDAを溶離する。そして、このDDA画分
を濃縮し、晶析後、冷却することにより、高純度のDDA
を分取せしめることができる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明する。
実施例1 Adoを原料としてJ.G.Moffat(J.Am.Chem.Soc.,95,4025
(1973))らの方法により合成したDDA反応液を濃縮
し、DDA4.4g/dl,3′‐DA3.2g/dl,Ado0.1g/dl,Ade,0.1g/
dlの溶液10mlを調整した。この溶液を非極性多孔質樹脂
SP207(三菱化成工業製)50ml(カラムφ×L=20mm×1
60mm)にSV=2でフィード後,水押し(2RV)を行い、
次に5%イソプロピルアルコール900mlで溶離した(画
分−1とする)。最後に20%イソプロピルアルコール20
0mlで溶離した(画分−2とする)。
(1973))らの方法により合成したDDA反応液を濃縮
し、DDA4.4g/dl,3′‐DA3.2g/dl,Ado0.1g/dl,Ade,0.1g/
dlの溶液10mlを調整した。この溶液を非極性多孔質樹脂
SP207(三菱化成工業製)50ml(カラムφ×L=20mm×1
60mm)にSV=2でフィード後,水押し(2RV)を行い、
次に5%イソプロピルアルコール900mlで溶離した(画
分−1とする)。最後に20%イソプロピルアルコール20
0mlで溶離した(画分−2とする)。
各画分を液体クロマトグラフィー分析により、画分−1
には3′‐DA,Ade,Adoが含まれており(各回収率、95
%,98%)、画分−2には3′‐DA(回収率5%)及びD
DA(回収率98%)が含まれていた。画分−2を濃縮し、
DDAを析出させた後、取し高純度DDA結晶を350mg取得
した(収率80%)。
には3′‐DA,Ade,Adoが含まれており(各回収率、95
%,98%)、画分−2には3′‐DA(回収率5%)及びD
DA(回収率98%)が含まれていた。画分−2を濃縮し、
DDAを析出させた後、取し高純度DDA結晶を350mg取得
した(収率80%)。
実施例2 実施例1と同様に調製したDDA反応液を濃縮し、DDA2.2g
/dl 3′‐DA1.1g/dl,2′‐DA1.0g/dl,Ado0.1g/dlAde,0.
1g/dlの溶液100mlを得た。
/dl 3′‐DA1.1g/dl,2′‐DA1.0g/dl,Ado0.1g/dlAde,0.
1g/dlの溶液100mlを得た。
この溶液を非極性多孔質樹脂SP207(三菱化成工業製)2
00ml(カラムφ×L=30mm×300mm)にSV=2でフィー
ド後、水押し(2RV)を行い、次に10%エチルアルコー
ル500mlで溶離した(画分−1とする)。最後に20%エ
チルアルコール1200mlで溶離した(画分−2とする)。
00ml(カラムφ×L=30mm×300mm)にSV=2でフィー
ド後、水押し(2RV)を行い、次に10%エチルアルコー
ル500mlで溶離した(画分−1とする)。最後に20%エ
チルアルコール1200mlで溶離した(画分−2とする)。
液体クロマトグラフィー分析により、画分−1には2′
‐DA,3′‐DAAdo,Adeが含まれており(各回収率:98%,9
4%,99%)、画分−2には3′‐DA(回収率3%),DDA
(回収率95%)が含まれていた。画分−2を濃縮し、DD
Aを析出させた後、取し高純度DDA結晶を1700mg取得し
た(収率77%)。
‐DA,3′‐DAAdo,Adeが含まれており(各回収率:98%,9
4%,99%)、画分−2には3′‐DA(回収率3%),DDA
(回収率95%)が含まれていた。画分−2を濃縮し、DD
Aを析出させた後、取し高純度DDA結晶を1700mg取得し
た(収率77%)。
以上述べた如く、本発明は非極性樹脂処理によりDDAを
効率的に分離精製できるものであり、工業化への道が大
いに期待されるものである。
効率的に分離精製できるものであり、工業化への道が大
いに期待されるものである。
Claims (3)
- 【請求項1】化学的合成法により生産された2′,3′−
ジデオキシアデノシンを精製するに際し、2′,3′−ジ
デオキシアデノシンを非極性多孔質樹脂に吸着せしめる
ことを特徴とする2′,3′−ジデオキシアデノシンの精
製方法。 - 【請求項2】被精製物が不純物として2′−デオキシア
デノシン,3′−デオキシアデノシン,アデノシン及びア
デニンの少なくとも一種を含有することを特徴とする特
許請求の範囲第(1)項記載の方法。 - 【請求項3】非極性多孔質樹脂がスチレン−ジビニルベ
ンゼン系の共重合体又はその誘導体を含有するものであ
る特許請求の範囲第(1)項記載の方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33188887A JPH0764845B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | ジデオキシアデノシンの精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP33188887A JPH0764845B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | ジデオキシアデノシンの精製方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01175990A JPH01175990A (ja) | 1989-07-12 |
| JPH0764845B2 true JPH0764845B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=18248745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP33188887A Expired - Lifetime JPH0764845B2 (ja) | 1987-12-28 | 1987-12-28 | ジデオキシアデノシンの精製方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0764845B2 (ja) |
-
1987
- 1987-12-28 JP JP33188887A patent/JPH0764845B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01175990A (ja) | 1989-07-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712 |
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| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 13 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080712 |