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趣味/Hobby
マンガ/アニメ★
アトム
で育った筋金入りのマンガ/アニメ好き.
アニメのマイベスト3を挙げれば,『うる星やつら』『機動戦士ガンダム』
『風の谷のナウシカ』『トップをねらえ!』だ.
(4つあるって? 3つに絞れなかったんだから,しゃーないやんけ)
最近面白かったもの:
- 聖 悠紀『超人ロック 久遠の瞳』★
2巻まで出て完結かと思って読んだら、まだだった。
じりじり待つこと半年、3巻目で完結。
- 水樹和佳『イティハーサ(全15巻)』★
いやぁ、懐かしい作品だった。
ずっと昔、20年近く前に、
ハードカバー単行本の最初のあたりを拾い読みして、
面白いなぁ、と思ってそのままだったのが、
古本屋で全15巻を見つけて、最近やっと読み通した。
でも、学会前日にこんなことやっていていいんかいな。
裏カバーを見たら、昭和61年から雑誌に連載されて、
10年ぐらいかかって完結したんだなぁ。
テーマが完全に消化し切れていない部分もあるけど、
なかなか、希有壮大な物語で、一読の価値もある。
- 道原かつみ/麻城ゆう『ファイナル・ミッション(ジョーカーシリーズ8)』★
これもまた何と息の長いSFコミックだったか。
合成人間で特捜司法官のジョーカーと日本州警の警部補六道リンを中心とした
近未来SF、かなぁ、一言でくくれば。
ずいぶんと前に7巻まで読んでて、その後長い間続きが出ないから、
尻切れトンボのママ終わっちゃたのかなぁと思ってたら、
たまたま8巻(完結編)を見つけた。
見落としていたが、2004年に出版されていたようだ。
あとがきでは18年かけて完結したらしい。
完結編は、敵との最終決戦が少し急ぎすぎの感じがあるが
(2,3巻分の内容はあったのでは)、
いい仕上がりになっていたと思う。
- ついに映画化『機動戦士Zガンダム』★
そっか、20年ぶりかぁ。
名作『Zガンダム』が三部作として映画化される。
『日経キャラクターズ!』の特集号に続いて、
『機動戦士Zガンダムヒストリカ00』と『ゼータガンダムエース001』を
最初だけ(笑)買ってしまった。
劇場版のキャラの絵は、テレビ版と少しタッチが違うが、
それほど大きな違和感はない。
ファーストが一番よかったのは間違いないが、
Zの暗さも何とか乗り越え、ZZの明るさもガマンして、
リアルタイムで見ていた人間としては、
もう、とてもとても感慨深いものがある。
マシン的には、
Zガンダム(あるいはZプラス)あたりが一番好きだったかもしれない。
…逆シャアのνガンダムや合体が格好良かったvガンダムも好きだったが。
音楽はZがダントツでよかったよなぁ。
アニメソングの中でもトップ3に入るぐらいの名曲『水の星へ愛をこめて』
を歌っていたのが森口博子だなんて、
いまやだれも信じないんじゃなかろうか。
あ、でも、これはあかんなぁ。
『ゼータガンダムエース』の編集長の巻頭言。
劇場版を持ち上げたい意図はよくわかるし、
時代と重ねたい気持ちもわかるが、
20年前にはZガンダムの世界に入れなかったなんて書いちゃいかんぜよ。
- 芳崎せいむ『金魚屋古書店出納帳(上下)』★
マンガ大好き人間がマンガ大好き人間のために描いたマンガ大好きマンガ。
こんなタイプのマンガ、いままであったかなぁ。あまり記憶にはない。
日本のマンガがすでに一大文化を形成し、
過去の大きな遺産をかかえていることがよくわかる。
『金魚屋古書店』も第1集が出ていて、今後が気になる。
- 中山文十郎+ぢたま『まほろまてぃっく(全8巻)』★
やられたぁ。完全にノックアウトされてしまった。
書評ムックか何かでSFだと紹介されていたので買い求めてみたらば、
どう見ても、カバーはメイドさんもんだ。
メイドさんもんはあまり読んだことはなかったけど、まいっか、
と読み始めたらば、これはすごい。
メイド×ラブコメ×SFの3乗ぐらいにすごい。
しかし、数巻読んだあたりで、この展開かなりやばそうなことに気づく。
とてつもなく悲しい結末か、とんでもないどんでん返しが必要だ。
結末は書かないけど、きっと、作者、この結末が書きたかったんだろうな。
感動の最終巻!!の帯は伊達じゃない。
美里優のもとにやってきたメイドさんは、
元対異星人用戦闘アンドロイドのまほろさん。
最初は何だかよくわかんないんだが、
そのうち、異星人セイント、対異星人組織ヴェスパー、
そして管理者キーパーが3つ巴で争っていることがわかる。
いや、わかっても、最後の最後まで全体像はわかんなかったが。
脇役のキャラも一人ひとりよく立っているし、
最後にはそれぞれにちゃんとケジメがつけてある。
伏線もたくさん張ってあって、8巻で終わったのが
もったいないぐらいの充実度だ。
でも、その分、何度も読み返せそう。
いや、実際、即、読み返してしまった。
あかん、3度目を読んでしまった・・・
久しぶりになかなか上質のSFコミックに出会えた。
ん、ところで、これ、SFに入れるかコミックに入れるか、ま、両方に入れとこう。
後日、入手した、DVDのアニメ版も、色は付いているし、動くし、声は出るし、
アニメのDVDなんて買うの久しぶりだったけど、なかなかに、いい。
ただ、エンディングの方は、話数の関係だろうが、
アニメの方は急ぎすぎて少し無理がある感じがした。
アニメの方が途中で原作を追い抜いたためもあるだろう。
原作のエンディングの方が、20年後という理由も納得できる。
原作版のエンディングがアニメでリメイクされないかな。
- 『新・キューティーハニー(全8話)』★
10年ぐらい前に『新・キューティーハニー』が制作されて、
4話まで見ていたのだが、いつの間にか、8話までできていて、
DVDでcomplete packが発売されていた。
ずっと前に買っていて、見る暇がなかったのだが、
夏風邪で会議を休んだ日にやっと見ることができた。
少し元気になった(笑)。
『新・キューティーハニー』は、まぁ、あれだなぁ、
中高ぐらいで1973年放映の『キューティハニー』を見て育った人間が、
も一度、如月ハニーに会いたくて作ったアニメだな。
ほんっと、も一度会えてよかった!
- 『Re★キューティーハニー(天・地・人)』★
あちゃー、庵野秀明総監督、やってくれたなぁ。
こちらは、永井豪ギャグワールドとミックスさせたら
こうなったという、新案キューティハニー。
もう少しストレートなものを期待していたけど、
まぁ、これはこれでよいか。
あ、でも、天→地→人に進むに連れて、
だんだん面白くなったぞ。
- あずまきよひこ『よつばと』(現在4巻まで)★
無敵の“よつば”とまわりの人たちの日常を描いた“だけ”だが、
名作『あずまんが大王』のあずまきよひこが放った大ホームランかもしれない。
書評雑誌のマンガ特集で知って買いに走ったが、
もう4回も読んでしまった。
よつばが羨ましい限りである。
第1巻の帯が内容をよく表している
…<いつでも今日が、いちばん楽しい日>。
よつばとのカレンダーが研究室に掛かった。
- 太田垣康男『MOONLIGHT MILE』(現在11巻まで)★
まだ完結していないけど、一つのクライマックスが終わった。
月開発をめぐって大国の権謀術数の中、
孤軍(でもないなぁ;仲間と)奮闘する主人公の生き方を中心とした、
なかなかスリルとサスペンスとロマンのテンコモリ近未来SFコミックだ。
絵はあまり好みじゃないけど(笑)、ストーリーはすごくいい。
SF★
小学校の高学年から読み始めたSF
も大好き.
SFのマイベスト3は,アシモフ『ファウンデーションシリーズ』,
小松左京『果しなき流れの果に』,光瀬龍『百億の昼と千億の夜』かな,
とりあえずは.
最近面白かったSF:
- 小川一水『導きの星(全4巻)』★
早川書房から毎年『SFが読みたい! 20XX年版』という本が出ていて、
例年11月上旬になるとSFマガジン編集部からアンケートが来るのだが、
毎回困るのが、9月とか10月に出たSFである。
これは面白そうだと思って買っていても、
アンケートの時点ではたいていまだ読めていないからだ。
いろいろな本の待ち行列が常時数十冊ある上に、
買った順番に読むわけでもないので、
買ってから読むまでに数ヶ月ないし半年のタイムラグがあることも多い。
また、何冊かにわたるシリーズものは、完結してから購入する質なので、
やはり出版から読むまでのタイムラグが大きくなる。
で、小川一水さんの作品だが、
『導きの星(全4巻)』自体は昨年末に完結していたのだが、
最近完結した『復活の地(全3巻)』と共に、
10月末に買ったばかりだったのだ。
というわけで、アンケートの時点では当然、まだ読んでいない。
仕方なくアンケートのベスト5からは外したが、
以前の『第六大陸』も文句なく面白かったし、
読んでいれば間違いなくベスト5に入る予感があったので、
コメント欄の最後に、
“小川一水さんの『導きの星』『復活の地』は先日買ったばかりで選外だけど、
読むのが楽しみ。”と触れておいた。
予想は大当たり!
いわゆるファーストコンタクトもののSFだが、
キャッチ通りのほんとにハートフルなSFだ。
電車の中で涙ぐみそうになって困った(笑)。
変な癖もないストレートな内容なので、
SF初心者にもお勧めの作品だと思う。
異星人スワリスを導いていく前半部は、
ブリンの<知性化シリーズ>とは同じ素材でありながら、
まったく違う日本人的な?料理に仕上がっていて、
個人的には非常に琴線に触れるものがあった。
後半部はだんだん話が膨らんで、最終巻は少し駆け足的で、
もう一冊あってもよかった気がするけど、
なかなかの大作になっている。
まぁ、たしかに、異星人スワリス。
いままで出会った異星人の中では一番かわいらしい(かつ過激)。
こいつは反則技だなぁ。
- 小川一水『復活の地(全3巻)』★
あちゃー、こっちもベスト5に入れておけばよかった。
人類文化圏が幾多の星々まで拡がった後、
星間戦争によって一旦は星間交流が途絶え、
数百年してふたたび交流が始まった時代の話である。
惑星レンカの帝都を遅いくる地震災害と国家崩壊の危機に、
立ち上がる人々を描いた国家再生ドラマだ。
舞台は宇宙だが、シチュエーション的には、
地球上の国家間の話でも成り立つ内容だ。
ところどころに入っている説明的なト書きが少し読みづらいが、
主人公ランカスターとスミルをはじめ、
主人公から脇役まで登場人物のキャラがよく立っている。
とくにお茶を点てていた清楚なお姫様から、
星間文明を相手に堂々と戦うお姫様までの
スミルの成長ぶりは素晴らしいものがある。
これは是非、惑星レンカや主人公たちの行方について、
続編を書いて欲しいなぁ。
そうそう、ネタを割ってしまうが、SFガジェットとして出てくるのが、
地震災害を引き起こす、かつての星間戦争で作られた超兵器だ。
その実体は、自律して行動する大質量の物質を
非常に高密度に圧縮した“重力兵器”である。
ブラックホールではないようだ。
このブラックホールではないあたりが、
SFガジェットとしてはいままでに例がなく、なかなか新鮮だった。
また、天船や天軍その他、種々のネーミングも、
著者の凝り性が現れていて楽しかった。
- 坂井三郎『大空のサムライ(上下)』★
書くコーナーがないからここに書くけど、
SFじゃなくて、戦闘機乗りの回想録である。
戦争の回想録なんて読んだことはなかったが、
フト手にとって読み始めたら、ぐいぐいと引き込まれてしまった。
ぼくも戦争を知らない子どもたちの世代だし、
とくに知りたいとも思わなかった口だが、
この本は一読に値する。
- 福井晴敏『亡国のイージス(上下)』★
惹句には長編海洋冒険小説の傑作とあるが、
いわゆる軍事スリラーとかサスペンスになるのかな。
テクノロジー的には近未来軍事SFと言ってもいいだろう。
だいぶ前に読んだ『Twelve Y. O.』はなかなか面白くて、
数年前に文庫化されていたこの『亡国のイージス』も気になっていた。
最近になって『終戦のローレライ』が文庫で出はじめたので、
じゃぁ、ついでに、こっちからと思って読み始めたら、
これがまぁ、ついでどころか予想外に面白い。
たまたま直前に読んでいたのが、トム・クランシーの『大戦勃発』。
こっちは、ジャック・ライアンシリーズの、
『日米開戦』『合衆国崩壊』『大戦勃発』と続く、戦争三部作の最終作だが、
これが全然いけなかった。
『レッドオクトーバーを追え』だったかでスタートした
ジャック・ライアンシリーズ自体は当初は新鮮で面白く、
『日米開戦』あたりまでは楽しめていたが、
だんだんと単純な善玉悪玉の登場する勧善懲悪ものになってきて、
さらに極端なご都合主義的になっていたので、
『大戦勃発』もしばらく手を出さなかった。
案の定、『大戦勃発』もストーリーが単純すぎて、
著者の思想的偏見がプンプン臭ってくるし、
いくら悪玉でもここまでアホちゃうだろ、
やっぱ、大統領になるまでのライアンが魅力的だったよなぁ、
って感じで、しょぼく終わっていた。
で、『亡国のイージス』だ。
背景は複雑だし、キャラ造形はすごく掘り下げてあるし、
それぞれの主張があって単純な善玉悪玉もいない。
そういう点では、ちょっと暗めな雰囲気も含めて、
<ガンダム>のテイストがあるかもしれない。
主役級のキャラが多いのもガンダムに近い感じだ。
実際、序章から語られる如月行や仙石先任伍長、
そして宮津艦長は、誰が主役ということでもない。
宮津艦長の妻芳恵も最後に強烈なアッパーカットを食らわしてくれた。
とにかく、それぞれのキャラがそれぞれに見せ場をもっていて、
きちんとストーリーが織り上げられている点は絶賛である。
もちろん、善玉悪玉はいないが、陣営がいくつかはあるので、
こいつはこっちの立場だよなぁ、と思いながら読んでいたら、
途中でひっくり返されて、ああ、そうだったのか、
まぁ、そうかもな、と思っていたら、再度、大どんでん返し。
全体像がある程度わかってきたのは、実に、上巻の終わりの方だ。
・・・あ、これ、ネタバレになるか。でも、面白いのは確実。
いや実際、最後の最後まで予想外の進展があり、
下巻のストーリーもノンストップだ。
どきどきのしっぱなしになるのは間違いない。
また日本人の琴線に触れるような演出もあって、
最後あたりは電車の中で読んではいけない。
ラストもきちんと締めてあるので、読後感もさっぱりしている。
これは、今年読んだ・読む小説の一押しになりそうだ。
ところで『亡国のイージス』は夏に映画公開されるらしい。
帯には、出演:真田広之・寺尾聡・佐藤浩市・中井貴一とあるが、
キャラ的には、真田がホ・ヨンファで、寺尾が宮津艦長だろうか。
佐藤が仙石先任伍長? 中井は、あれこっちがホ・ヨンファ??
気になるのは、やっぱり、如月行のキャスティングだなぁ。
- 福井晴敏『終戦のローレライ(全4巻)』★
なかなかボリュームがあって読み終えるのに時間がかかったが、
いやぁ、これもイイ。
どのキャラも立っているのは『亡国のイージス』と同じだが、
ローレライの存在は雰囲気をだいぶ違うものにしている。
また道具立ては『亡国のイージス』よりもさらにSF的だが、
同時に、SF的設定は、ストーリーを紡ぐための方便でしかない。
追い詰められての潜水艦戦も、かわぐちかいじ『沈黙の艦隊』以上に、
スリリングでどきどきした。
ほんと、久々によく練られた大作を読んだ気がする。
ドライアイ用や花粉症用の目薬もよく役に立った(笑)。
この作品も『亡国のイージス』と同様、ガンダム的なテイストがある。
実際、著者がガンダムで育った世代で、
ガンダムを強く意識しているというようなことが、
『ガンダムマガジン』の映画版ローレライ特集に書いてあった。
さもありなん。
しかし、登場人物それぞれの思いの丈がぶつかり合う様は、
もしかしたらガンダムを上回っているだろう。
女性が強いのもガンダム譲りかなぁ。
映画版の方を見に行く暇はなかったが、
映画版では心の動きやエピソードがかなり削げ落とされているらしいので、
原作も必読だろう。
田口掌砲長の名言
「貴様、目が早いな」
「目が早いだけではだめだ。見えたものの裏側になにがあるのか、
いつも想像を働かせておくんだ」
「わかったからと言って、どうにもならんこともあるがな」
「…小僧が、女の扱い方も知らんで」
- 小川洋子『博士の愛した数式』★
今頃読んで、今更ではあるが、不思議な味わいの一冊だった。
買った日に一気に読んでしまった。
かなりあちこちで取り上げられてきたので、
気にはなっていたが、ブームが去った頃に読んでみた。
といっても、50刷が今年に入ってだから、まだ読まれているのだろう。
おそらくSFではないし、スリルもサスペンスもない。
驚くようなシーンもなければ、
帯の惹句に反して(ぼく的には)泣くようなシーンもなかった。
ラブストーリーでもないよなぁ。
たった80分しか記憶を残せなくなった“博士”と、
その世話に雇われた家政婦母子との交流が、
たんたんと描かれているだけなのだが、
妙に心に残る物語だった。
またもう一点、非常に印象的だったのは、
この本が、整数論/素数論の素晴らしい紹介本になっていることだ。
友愛数−素因数の和が相手の数になっているベア−なども、
この本のような紹介のされ方をすると、
何と素敵な数だろうという気がしてくる。
も、脱帽。
いわゆるベストセラーには、外れも多いが、
当たりもちゃんとあるんだと思った。
- 森岡浩之『星界の戦旗IV 軋む時空』★
半年前ぐらいに買ったのをやっと読めたんだが、
そもそも何年ぶりぐらいの続刊だろう。
<星界の紋章><星界の戦旗>と続く、
いわゆるスペースオペラである。
宇宙向けに遺伝子改造された種族アーブの銀河帝国物語だが、
主人公がまだ下っ端なもんで、『銀河英雄伝説』とかとは
ぜんぜん違うテイストだ。
この後、どーなんねん、という状態で終わっているが、
次のVはあまり待たせないとのこと。楽しみにしておこう。
- 高千穂遙『ダイロンの聖少女』★
こっちも久方ぶりの<クラッシャージョウ>。
こちらは老舗のスペースオペラで、
第1巻目が出たのがなんと1977年で、
本作はシリーズ本編の第10巻目だそうだ。
30年近く経ったが、雰囲気はぜんぜん変わっていないのが嬉しい。
<ダーティペア>シリーズ共々、これからも続けて欲しいもんだ。
- ロバート・L・ソウヤー『ホミニッド』★
うーん、ソウヤー、嫌いな作家じゃないんだけど・・・
並行宇宙からネアンデルタールの量子物理学者がやってくるんだけど、
量子コンピュータを絡めてはいても、並行宇宙間の移動が起こった
理由がイマイチ説得性がないし、
人物ストーリーの方もイマイチ盛り上がりに欠けるなぁ。
結末もイマイチだったけど、続編が出るんだろうか?
・・・たしかにすぐ続編『ヒューマン』が出てたけど、
あっさりスルー。
- ジョージ・R・R・マーティン『タフの方舟(全2巻)』★
はじめて読んだ作家。帯によると『ジュラシック・パーク』の興奮と
『ハイペリオン』の愉悦とあるが、ちょっと違うような。
裏表紙にある、宇宙一あこぎな商人タフの冒険、の方がピッタリ。
まあ、ちょっと変わった毛色のSFで、
『ジュラシック・パーク』と『ハイペリオン』を足して、
5で割ったぐらいには面白かった。
- 中山文十郎+ぢたま『まほろまてぃっく(全8巻)』★
やられたぁ。完全にノックアウトされてしまった。
書評ムックか何かでSFだと紹介されていたので買い求めてみたらば、
どう見ても、カバーはメイドさんもんだ。
メイドさんもんはあまり読んだことはなかったけど、まいっか、
と読み始めたらば、これはすごい。
メイド×ラブコメ×SFの3乗ぐらいにすごい。
しかし、数巻読んだあたりで、この展開かなりやばそうなことに気づく。
とてつもなく悲しい結末か、とんでもないどんでん返しが必要だ。
結末は書かないけど、きっと、作者、この結末が書きたかったんだろうな。
感動の最終巻!!の帯は伊達じゃない。
美里優のもとにやってきたメイドさんは、
元対異星人用戦闘アンドロイドのまほろさん。
最初は何だかよくわかんないんだが、
そのうち、異星人セイント、対異星人組織ヴェスパー、
そして管理者キーパーが3つ巴で争っていることがわかる。
いや、わかっても、最後の最後まで全体像はわかんなかったが。
脇役のキャラも一人ひとりよく立っているし、
最後にはそれぞれにちゃんとケジメがつけてある。
伏線もたくさん張ってあって、8巻で終わったのが
もったいないぐらいの充実度だ。
でも、その分、何度も読み返せそう。
いや、実際、即、読み返してしまった。
あかん、3度目を読んでしまった・・・
久しぶりになかなか上質のSFコミックに出会えた。
ん、ところで、これ、SFに入れるかコミックに入れるか、ま、両方に入れとこう。
後日、入手した、DVDのアニメ版も、色は付いているし、動くし、声は出るし、
アニメのDVDなんて買うの久しぶりだったけど、なかなかに、いい。
ただ、エンディングの方は、話数の関係だろうが、
アニメの方は急ぎすぎて少し無理がある感じがした。
アニメの方が途中で原作を追い抜いたためもあるだろう。
原作のエンディングの方が、20年後という理由も納得できる。
原作版のエンディングがアニメでリメイクされないかな。
- 恩田陸『劫尽童女』★
ジャンル的には超能力ものに入るだろう。
人類側の迫害と超能力者の苦悩といった普遍的テーマがベースにあるが、
結構あちこちで、あれ、あれっといったどんでん返しがあって、
なかなかに佳作である。
今年のマイベストテンぐらいには入りそうだ。
- 谷甲州『星空の二人』★
宇宙SFの短編集だ。
いろいろバラエティに富んだSFが収めてあるが、
「星の夢に」がなかなか泣けてよかった。
- 『スターウォーズ エピソードIII/シスの復讐』★
この6、7年にわたって楽しんできたSWシリーズやLORシリーズなど、
超大作シリーズもこれで最後。
研究室のゼミ合宿など夏休みの行事も一通り終わり、
小中の夏休みも明けた9月最初のウィークデーにゆっくりと観てきた。
アナキンがダークサイドに堕ちていくエピソードだから、
まぁ前評判通り暗めの部分はあるが、
やはり前評判通りヨーダはよく動いているし戦闘シーンはドハデだし、
シリーズ末尾としては高い完成度だったと思う。
- 小川一水『老ヴォールの惑星』★
期待の新人(笑)小川一水の中編集。
これがダントツに面白いというのはなかったが、粒ぞろいだと思う。
業界人間としては、ホットジュピターが出てきたのは嬉しい限りだ。
ホットジュピターがSFで描かれたのは、
ほとんど初めてではないだろうか?
そっか、ホットジュピターってこんな世界だったのか、
と妙に納得してしまった。
系外惑星を研究している人の必読書だ!
- 恩田陸『球形の季節』★
恩田陸の異界SF。SFというかファンタジーに属するらしいが。
結構面白いんだけど、ストーリーが少し追いかけにくい部分があった
1994年発表の第二長編らしい。
解説に書いてあったことだが、いわゆる西洋ファンタジーは、
魔法が可能な異世界を舞台にしたハイファンタジーと、
現実世界での超自然現象を扱ったローファンタジーとに分類されるそうだ。
- 瀬名秀明『デカルトの密室』★
『パラサイト・イヴ』から10年。
あの瀬名秀明が、新たなる「脳と心」の謎に挑む!
…帯の惹句だが、ぼく的には少し難しかった。
一つには専門性が少し高い点だろう。
もちろん、「チューリングテスト」も「中国語の部屋」も
「フレーム問題」なども、一通りは知っているが、
日頃から“知能”の問題を深く考えていないと問題の重要さがよくわからない。
そういえば、“フレーム”問題は、どうして“フレーム”というのかな。
そういう簡単なことさえ知らないもんなぁ。
AI関連の専門性だけでなく、デカルトの『方法序説』なども
まるっきり知らないので、“密室”の意味合い自体もピンとこない。
いや、もちろん説明はしてあるのだが、“知能”以上に“哲学”は遠い。
もう一つは、主役の一人である、フランシーヌ’sの動機というか心が、
いまひとつ、最後まで理解できなかったことだ。
これはまぁ、仕方ないかもしれないが。
一方、『2001年宇宙の旅』のチェスの話は面白かったし、
同じく織り交ぜてある『指輪物語』もうまく使ってあったと思う。
たまにこういうSFもいいだろう。
- 恩田陸『六番目の小夜子』★
恩田陸のデビュー作。
SFというよりは学園ホラーになるのかもしれないけど、
2作目よりはわかりやすいし、一気に読めた。
よく、作家のエッセンスは
デビュー作に詰まっているというようなことをいうが、
まさにそんな感じの作品だ。
恩田陸にはだいぶ前に読んだ『光の帝国 常野物語』ではまったが、
学園ものもうまいんだなぁ。
も一度、高校生をやってみたくなった。
- グレッグ・イーガン『ディアスポラ』★
これは凄い! 凄すぎる!!
事前にはとくに期待せずに読み始めたのだが、
16次元の内容に頭が圧倒されてしまった。
人類と宇宙の壮大な未来叙事詩ともいうべき作品で、
あとがきにあるように、小松左京『果てしなき流れの果てに』
を彷彿とさせる部分もあるが、ぼくは、
ポール・アンダースン『アーヴァタール』を思い浮かべてしまった。
ブラックホールやワームホール、超ひも理論やブレーンワールドなど、
『100歳になった相対性理論』に書いてある程度のごく初歩的な知識があれば、
本書は100倍くらい楽しめるだろう。
- アレステア・レナルズ『啓示空間』★
今年は、ぼく好みのSFが大量の年かもしれない。
このアレステア・レナルズという作家は初めて読んだが、
英国産で重厚なSFを多数発表し高い評価を得ているらしい。
この本も、少し分厚い文庫本“2”冊分の厚さがある大部な本だ。
その中に、古今東西、あらゆるハードSFのアイデアが、
最新の知見に裏打ちされ洗練されてテンコモリになっている。
しかも物語は、人類宇宙の各所で光速の壁に阻まれながら“同時”進行するので、
とき・ばしょが共に錯綜し、頭の中は話の流れを整理できずにパニック状態だ。
さらに、バックグラウンドが垣間見えてくるのが、
本の半ば当たり、つまり少し分厚い文庫を一冊分読んだあたり。
ここまで書くと、ある程度はSFを読みこなした人間でないと読めないと
思うかもしれないが、その通りだと思う。
逆に、ある程度SFを読んだ人間なら、絶妙に面白いこと請け合いだ。
続編も出ているそうだが、是非、早く翻訳して欲しいものである。
- アーサー・C・クラーク&グレゴリィ・ベンフォード『悠久の銀河帝国』★
ほんとに今年はSFが豊作だ!!!
この本も文庫化された(もっと早く文庫化されると思っていたんだけど)。
クラークの第一部を読んだのは中学校か高校に入った頃だったけど、
その無窮さに頭がクラクラした覚えがある。
ベンフォードの第二部は、これはやっぱり、ベンフォード節だなぁ。
個人的にはクラークの晴明で清冽な感覚の方が
ベンフォードのどろどろした感じより好きだけど、
ベンフォード流にではあるが、よく発展させたとは思う。
業界人としては、きっちり、銀河系中心のブラックホールと
降着円盤が描写されたのは、OK。
- 『戦国自衛隊1549』(半村良原案・福井晴敏原作)★
今年は新年の5日から授業開始という企業も顔負けの正月休み状態で、
冬休みにやろうと思っていた宿題を片づけるために、
元旦も朝9時から普通に仕事していた(泣^2)。
というわけで(?)、元旦の午後は、
夏頃に見そびれていた映画のDVDなどを買いに初売りへ。
ポイントが結構溜まっていたのと1日から使える割引券があったので、
とりあえず、『戦国自衛隊1549』と『亡国のイージス』をゲット。
残念ながら、もう一つの『ローレライ』は見あたらず。
んで、早速、夕方に『戦国自衛隊1549』の鑑賞。
久しぶりの映画鑑賞である。
タイムスリップによって、
現代の自衛隊が戦国時代に飛ばされるというネタだが、
半村良の『戦国自衛隊』と福井晴敏のこれは、
基本を除いて、おそらく全然別な話と思った方がいいだろう。
もっとも、半村良のは、もう何十年(まじ)も前に読んだものなので、
ほとんど内容は覚えていない(笑)。
でも、半村良の自衛隊は戻って来れなかったんじゃなかったっけ?
さて、『戦国自衛隊1549』だが、最初に、一言だけ、
くそみそしておきたい。
タイムスリップの原因が、太陽磁場活動に対処するために行った、
磁場実験の暴走うんぬんのヨタはなんじゃありゃ!!
タイムスリップの仕掛けとしては、あまりにもお粗末な戯言だなぁ。
せめて、富士山麓の光子力研究所で
ワームホールの実験が暴走した、ぐらいのホラは吹いて欲しかった。
ま、それはそれとして、ストーリー自体は期待通りに面白かった。
タイムパラドックスもきちんと処理してあるし、
登場人物(たとえば藤介)の正体も納得させられた。
キャラもしっかり立っていて、
主人公の鹿島(江口洋介)と神崎(鈴木京香)は替えがきくとしても(笑)、
敵役の的場(鹿賀丈史)や救助隊の指揮官森(生瀬勝久)
たちはなかなか好演である。
でも、何よりもよかったのが、伊武雅刀演じる蝮の斉藤道三。
最後あたりの立ち回りの大ボケと、娘の濃姫への溺愛ぶりは、
すっごくよかった。
また蜂須賀小六や藤介、飯沼七兵衛らの脇も、
主役を食うほどにいい味を出していたと思う。
なかなか小気味いい映画だった。
- 『リーグ・オブ・レジェンド 時空を超えた戦い』★
新年第2弾!(笑)。
正月2日も朝8時(驚)から仕事して宿題を一つやっつけた後、
昼に純米大吟醸を開けたら、午後はもう仕事にならない(当然)。
ということで、半年ぐらい前に安売りで買っていた映画を観ることになった。
この映画、ショーン・コネリーが出ているものの、
カバーの紹介からはB級の臭いがプンプンしていたが、
予想通り、メチャ面白いB級映画という感じ
(そういうのはA級というのだろうか?)。
これはもう、設定やストーリーはどうでもよくて、
伝説の7人のヒーロー(プラス最後に名前が割れる悪役1人)の
キャラクターを楽しむ映画だろう。
ぼくとしては、おそらくイギリスでは有名な小説なんだろうが、
『ドリアン・グレイの肖像』(だよな)を詳しくは知らなかったのが惜しまれる。
しかし、探検家クォーターメイン、ドリアン・グレイ、ノーチラス号の船長ネモ、
女バンパイア、透明人間、トム・ソーヤー、ジキル&ハイド、
そして最後に名前が割れる悪役と、
そっか、こういうやつらだったのか的に楽しめた。
SFXは、いまごろはもうあまり珍しくもないレベルだが、
ベニスを行くノーチラス号のバカでかさ加減と、
夏の別荘ならぬ悪の秘密基地のこれまたバカでかさ加減は、
なかなか笑えたかも。
正月早々スカッと爽やかになったことは間違いない。
天文学
これは,もともと好きだったものが,SFやSFアニメと相互作用し,
趣味が高じて実益を兼ねてしまったもの.
- 金子務『アインシュタイン・ショック(上下)』★
今年の頭に岩波現代文庫で再刊されたのを買っていたのだが、
まぁ、世界物理年の間に読めばいいやと思っていたら、
いつの間にか11月に入っていて、やっと読み出した。
これがごっつ面白い。
アインシュタインの伝記はいろいろと読んできたが、
(1)日本滞在時の状況が非常に詳しく書いてあること、
(2)周囲への影響が深くまで掘り下げて調べてあること、
などなど、アインシュタイン伝記の中でも珠玉だと思う。
(まぁ、哲学的な面なんかは、かなり跳ばし読みしてしまったが)。
でも、それ以上に、ぼくにとって印象的だったのは、文章力の高さだったりする。
言葉表現の豊かさとか内容の奥深さだったりするわけだ。
ぼくには到底こんな文章書けないなぁ。
ぼくもレベル20ぐらいまではスキルアップしていたつもりだけど、
ぼくがレベル20なら、レベル50ぐらいの文章だ。
いい内容の本に出会うのはもちろん嬉しいけど、
いい文章に出会うのもまた嬉しい。
オサケ★
お酒(とカラオケ)は嗜む程度.ほんとに.
…でも,たまに記憶が跳んでたりしてて,あれは結構コワイ.
ビールはキリンの生,日本酒はキンと冷やした吟醸,
ワインもキンと冷やした白,焼酎は<神の河(かんのこ)>のロック,
カクテルはウォッカベースやカルーアミルクが割と好き.
…最近は弱くなってきて、焼酎やウォッカはあまり呑まない。
またワインはどっしりした赤の方が好きになった。
…今年はビールにも凝っていて、
銀河高原ビールやヨーロッパのビールもよく呑む。
銀河高原は割と有名だから知っている人も多いだろうが、
小麦のビールでハーブ香がなかなかいい
(銀河高原、これから先、大丈夫かなぁ)。
また山口に帰省したときに小郡でお土産に買った、
“村塾”という萩の地ビールがめちゃ美味しいことを発見。
値は張るけど、あまりの美味しさに、ときどき注文している。
バイツェン、ペールエール、ブラウンエールの3種類があるけど、
やはり小麦ビールのバイツェンがお勧め。
日本でもこんなに美味しいビールが造れるんだから、
法律を変えて地ビールを振興すべきだと思う。
ミュージック★
アニメソングを聴いて育ちフォークの洗礼を受けた世代.
現在でも,ニューミュージック系統や良質のアニメソングを好む.
最近の話題:
- 宇多田ヒカル『Utada Hikaru in Budokan 2004/ヒカルの5』★
深夜のUK&ジョンさんの紹介に乗せられて、
エエ年こいて、ついつい買ってしまった。
同時に紹介していた、『誰かの願いが叶うころ』のDVDは、
メーキングにダンナがいっぱい出ているのでパスしたけど(笑)。
今年の2月に行われた武道館ライブ<ヒカルの5>のDVDである。
夜、仕事が一段落したときに、じっくり観た/聴いたけど、ええわぁ。
ライブの録音は歓声が入ったりしてあまり好きじゃないんだが、
これはうまく編集してあったように思う。
また5日間のライブの映像をうまくミックスして、
衣裳もいろいろ見られる趣向になっていた。
つぎの日、仕事をしながらモニタの片隅で流していたら、
仕事にならないことがわかって止めた。
- 『キューティーハニー』★
新作アニメの主題歌も悪くはないけど、オリジナルがよかったよなぁ、
と思っていたら、何かのムックで、オリジナルの主題歌が付いていた。
やっぱ、オリジナルがいいわぁ。
30年ぶりぐらいに聞き惚れてしまった。
TVのオンエアを見ていたのは高校生ぐらいのときだが、
げに恐ろしきは青春時代のインプリンティングである。
- 川澄綾子『まほろまてぃっく』★
って、書いても、これ、本編(アニメ)見ていないと、
ちっともイメージ沸かないだろうなぁ。
アニメの主題歌がよかったんで、買ってしまったわけだけど。
余談だけど、『まほろまてぃっく』には、
意味を知らない言葉が結構出てきて、つい辞書を引いてしまった。
まほろの属する組織ヴェスパーは、宵の明星vesperの意。
第二シーズンの主題歌「そ・れ・い・ゆ」は、
聞いたことあるなぁ、と思いつつ辞書を引いたらば、
フランス語で太陽soleilの意味、昔習ったはずだ。
辞書でわかんなかったのが、最終話のサブタイトル「ナジェーナ」。
ぐぐったら、これはゲール語で
(Wild Armsに出てくるような)渡り鳥の意味らしい。
作品サブタイトルのAutomatic Maidenのmaidenは、
これも以前から気になっていた言葉だが、
辞書を引いてみたらば、少女の意味で、メイドの意味はないようだ。
もっとも、Automatic Maidでは、いまいちな音感だが。
あ・・・でも、maidの項には、
雑役女中としてmaidenが挙げてあるから、いいのか。
まぁ40年も前の辞書だから。
最後までわかんなかったのが、“まほろ”。
これ、まほろば、からだろうか。
も一度、ぐぐってみよう。
- day after tomorrow『single Best』★
音楽関係は前回更新を忘れていた。
day after tomorrow、ベスト版が出たら買おうと思っていて、
やっとベスト版が出たから買ったけど、
本体はたしか活動休止しているんだよなぁ。
- サザンオールスターズ『キラーストリート』★
サザンも久しぶりのアルバム。
待っただけあって2枚組の大部で嬉しい。
内容も質・量共に充実しているし。
サザンの曲は、バラードもおばかなのも、いつも元気が出る。
同い年の桑田クンが頑張っている間は、ぼくも頑張るかな(無理無理)。
- 宇多田ヒカル『BE MY LAST』★
久しぶりにヒッキーサイトを覗いたら、
インターネットライブ(11/11-11/19)の予告が出ていたので、
週末にDLしたが、回線を光に変えていてよかった。
ゲーム★
大学院に入った頃にちょうどインベーダーが流行りで,
以来,アーケード,パソコン,ファミコン,スーファミ,
PS(プレイステーション),SS(セガサターン)に至るまで,
コンピュータゲームとは長いつき合いである.
…もちろん、PS2とGC(ゲームキューブ)も。
最近面白かった(あるいは面白くなかった)ゲーム:
- ドラゴンクエストVIII(PS2)★
久しぶりのドラクエである。
3D化やスキルポイントなど変更点もあるが、
安心して遊べるタイトルなので、
冬休みをはさんでゆっくり楽しめそうだ。
ドラクエといえば、2Dのシンプルなスタイルがよかったが、
3Dもなかなか悪くない。鳥山明の原画もうまく取り込めているし。
なんといってもいいのは、地道に謎を解きレベルを上げていけば、
先へ進むことができる点だろう。
超ムズイ謎やボスキャラで断念したソフトがいくつもあるもんなぁ。
ガーン、ラスボス強い。さくっと全滅してしまった。
レベル43では足りないのかなぁ。またしばらくレベル上げかぁ。
あっれー、レベル46まで上げて倒したと思ったら、復活するなんて。
まだ先があるのかなぁ。
復活後の再戦は割と楽勝だったけど、今度は裏ダンジョンか。
終わらないよう。
でも裏ダンジョンのエピソードから、
再度クリアしたら、やっぱエンディングが変わった。
ふぅー、締めて100時間、一ヶ月以上にわたって十分堪能した。
これでトップとバイハに取りかかれるぞ。
- バイオハザード4(GC)★
おもしろいんだけど。
謳い文句にあるようにアクション性が高くなって。
ただ、アクション的になった分、
バイハ独特の怖さが減った感じがする。
またインクリボンがなくなった分、
緊張感も減ってしまった。
まぁ、いままでのバイハは心臓に悪かったから、
気軽にできるようになったのは年寄りにはありがたいけど。
2月になっても山ほどある会議の合間に少しずつ進めて、
心身をとってもリフレッシュできた。
・・・いやぁ、なかなか堪能した。
ほんとにワラワラと敵が出てくる。
こんなバイハも案外とよかったかもしれない。
でも、easy modeでやっとクリア(25:02:55)。ま、いっか。
続いてnormal modeへチャレンジ。
でも、アイテムや敵の位置とか、最適な倒し方など忘れているので、
アイテムを引き継いだ2巡目のeasy modeとnormal modeを、
セーブポイントまで交替交代にやることで、セコク進めることにした。
それでもnormal modeはアイテムがぎりぎりだ。
ふたたび、一ヶ月かかって、両方クリア(easy:18:35:53;normal:20:43:26)。
ちょっと飽きてきたが、
こうなったら、アイテム持ち越しで、もう一度、normal modeだ!
4度目のクリア(17:33:52)。
2月中旬から4月中旬まで、2ヶ月も楽しめた。
- 藍より青し(PS2)★
これ、原作読んでへんかったら、ディスクを割ってたかも。
たまには気合いの抜けたゲームをしてみようかと思って買ったが、
気合いなさすぎ。
最初からある程度売れる原作/アニメのゲーム化とはいっても、
ひねりも何もほとんどない超駄作だった。
- WILD ARMS Altercode: F(PS2)★
ずっと以前にプレステ用に発売されたWILD ARMS第一作の、
3Dでプレステ2用にリメイクされたもの。
すごく安くなっていたのでつい手が出たが、
内容は非常にオーソドックスなRPGだ。
ストーリーもしっかりしているし、ゲームバランスもいうことないし、
ただ、謎の難易度は結構高いので、攻略本でアイテム探しながら(笑)、
少し邪道に楽しめる。
夏休みに入って始めたので、夏休み中、
朝は9時前から仕事を始め、午後半ばまでみっちり仕事して、
夕方はゲームという黄金のパターンが続けられた。
・・・ふぅー、結構やりこんだ。
隠しボスを相手にレベル90以上まで上がったので、ラスボスは瞬殺だった。
エンディングはなかなか感動的でOK。
フォースデトネーターもやってみたくなったけど、
さすがに2ヶ月の長丁場は来年廻しかなぁ。
- まほろまてぃっく(PS2)★
一応はアドベンチャーゲームになるだろうけど、
最初からゲームというよりOVAのつもりだったから、
2,3日で観るのにちょうどいい感じ。
ただ、意外なことに、イベントのミニゲームが、
アクション・音ゲー・RPG・ステルスと4つあったのだが、
この種のゲームにしては、どれもよくできていた。
とくに本格和風RPG「まほろ伝」は、後半は楽だが、
最初のうちは予想外に手強く、思わず手こずった。
とくに全滅するときちんと所持金が半減するので、
リセットしてアイテムを買い込んでしまった。
- 幻想水滸伝ラプソディア(PS2)★
もう結構長く続いている幻想水滸伝シリーズの一つ。
去年出たVIの続編だが、正伝というよりは外伝的扱いかな。
幻想シリーズ初のシミュレーションRPGなので、
お使いイベントはだいぶ端折っても
一ヶ月少しかかってしまったけど、
エンディングまで十分に楽しめた。
休む間もなく、つぎはワンダだ。
あれ、仕事は?
- ワンダと巨像(PS2)★
個人的にはICOと同じようなテイストのゲームがしたかったけど、
これはこれでまったく違うタイプのゲームですごいと思う。
だけど夏頃と違い、最近は時間の都合がつかなくて、
ほとんど進んでいない。
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