Deprecated: The each() function is deprecated. This message will be suppressed on further calls in /home/zhenxiangba/zhenxiangba.com/public_html/phproxy-improved-master/index.php on line 456
AI時代の未経験採用の鍵は「なぜやるか」にあり。目的意識と言語化で切り開いた、エンジニアキャリアの第一歩 - エンジニアtype | 転職type
[go: Go Back, main page]

アイキャッチ

AI時代の未経験採用の鍵は「なぜやるか」にあり。目的意識と言語化で切り開いた、エンジニアキャリアの第一歩

【PR】 転職

急速に進化するAIが、エンジニアの仕事の一部を代替しはじめた今。テック企業の中には、未経験者の採用を見送る、あるいは新卒採用そのものを縮小する動きも見られるようになってきた。

そんな時代に、あえて「未経験からのエンジニア育成」に注力し続けている企業がある。設立から26年、これまで250名以上のエンジニアを未経験から育てあげてきた、育成特化型企業・エム・イー・シーだ。

同社の採用担当・森園さんは「変化の激しい時代では、スキルだけではなく目的意識の強さが重要になる。当社で活躍している人材は、そうした主体性にあふれた方ばかりです」と語る。

2021年に未経験から入社し、現在はチームリーダーを務めるエンジニア・中村さん(仮名)も、その一人。「なぜエンジニアになりたいのか」「何を目指すのか」を自分の言葉で語り抜いたことで、採用の扉を開いたという。

未経験からのエンジニア転職を成功させるために、今、何が求められているのか。森園さんと中村さんに、それぞれの立場から話を聞いた。

プロフィール画像

【中途入社者】株式会社エム・イー・シー
中村さん(仮名)

高校卒業後、複数の業界での就業経験を経て、2021年1月エム・イー・シー入社。現在は、クライアント企業のDXを推進するWebシステム開発におけるチームリーダーとして活躍中

プロフィール画像

【採用担当】株式会社エム・イー・シー
森園さん

2003年新卒入社。多様な業界のシステム開発に従事した後、14年より取締役に就任。同社の中途採用の責任者を務める

採用担当者の森園さんに聞いた「内定のポイント三つ」

森園さん

●面接時の受け答えで感じた、主体性の高いコミュニケーション能力
●「Webシステムのバックエンド開発がしたい」という明確な意思
●独学でRubyを学び、Webアプリを自作する技術的好奇心

エンジニアを目指す決意と、言葉で伝える力の大切さ

ーー中村さんは未経験からエンジニアを目指したそうですが、元々はどのような仕事をされていたのですか?

中村:専門学校を出てから、しばらくフリーターとしていくつかの仕事を転々としていました。というのも、当時は「この仕事をやりたい」といった明確な道筋が見えず、どう踏み出していいか分からなかったんです。

もちろん、どこかの会社にとりあえず入社するという選択肢もありましたが、焦って中途半端な選択をしてしまうよりは、一度立ち止まって、いろんな世界を知ってみようと考えました。

考え込んでいる若手男性のイメージ

ーー若者だからこその特権ですね。そんな中、どうしてエンジニアを目指そうと?

中村:転機になったのは、やっぱりコロナ禍ですね。未曾有の事態を目の当たりにして初めて、自分がどう生きていきたいかが見えてきたというか。

派手なことがしたいわけじゃない。時代がどう変わっても、きちんと自分の力で仕事をして、安定して暮らせるような働き方がしたい。自分はそういうタイプの人間なんだと、ようやく腹落ちしたんです。

その時に自然と浮かんだのが「エンジニア」でした。高校時代に情報系の授業でプログラミングを学んだ経験があって、実は組み込み系開発の全国大会で入賞したこともあるんです(笑)。

完全なゼロからのスタートではなかったことも大きかったですね。

ーーそんな経歴があったとは驚きです。だとすると、転職活動もスムーズに進んだのでは……?

中村:全然そんなことはなくて、数十社ほど応募したのですが、正直うまくいかないことが多かったです。書類で落ちることも多かったですし、面接まで進んでも手応えがなかったり……。半年くらいは続けていました。

森園:彼が転職活動を始めたのは、2020年の半ば頃。コロナの影響が本格的に広がりはじめたタイミングでした。あの時期は、今と違って買い手市場だったんです。

求人そのものは比較的多くて、「未経験歓迎」と書かれた案件もよく見かけました。ただその分、応募者の数がとにかく多かった。企業側としても選べる立場にあったので、ちょっとでも受け答えに不安があったり、アピールが弱かったりすると、すぐ他の候補者に流れてしまう。

今はAIの影響で未経験者を採用する企業がだいぶ減りましたが、当時も当時で、別の意味でかなり厳しい時代でしたね。

会話をしている森園さんのイメージ

ーー実務経験がない状態では、何を自分の強みとしてアピールすれば良いのか悩んでしまうのも頷けます。どのように対策をしたのでしょうか?

中村:一番意識したのは、「自分がどんなエンジニアになりたいのか」をちゃんと考えて、言葉にできるようにすることでした。未経験での転職活動では、スキルや職歴で勝負できない分、「何をやりたいのか」「どうなりたいのか」をはっきり伝える必要があります。

自分は昔から、全体像を把握して自分の手で一通りやってみたいタイプ。プログラミングをやっていた頃も、表側だけじゃ物足りなくて、どう動いているかを理解したくなるような性格でした。

だからこそ、バックエンドの仕組みに強く惹かれましたし、「最終的には、Webシステムの構成を全部一人で担える人になりたい」という目標が見えてきたんです。

ーー目指す姿が明確になったことで、自己PRの質が上がったと。

中村:そうですね。最初の頃は「エンジニアとして働きたいです」とか「IT業界に興味があります」といった、誰でも言えそうなことしか話せなかったんです。

でも、自分がどうなりたいのか、どんな分野に興味があって、どんな風に成長したいのかを言語化できるようになってからは、面接での話し方も変わってきました。

また、独学で学んだプログラミングの成果をポートフォリオにしていたことも大きかったと思います。作ったのは、Railsで構築した簡単なWebアプリケーションです。大きなものではないですが、きちんと動くところまで仕上げて、面接の場で担当者に見せられるようにまとめました。

森園:どんなにやる気や興味があっても、それを言葉だけで伝えるのは難しいですよね。面接担当の立場としても、目に見える形で成果を持ってきてもらえるのは、大きな評価ポイントになります。

今はAIによるプログラミング支援が充実していますし、これからエンジニアを目指す方は、ぜひチャレンジして欲しいですね。

ーーなるほど。最終的にエム・イー・シーさんに入社した決め手は何だったのでしょうか?

中村:まず、未経験者を育成する仕組みや実績があること。それから、研修制度があること、給与水準、会社の経営が安定していることなど、総合的に見て「じっくり腰を据えて働きながら成長できそうだ」と思えたのが大きかったです。

あとは、面接で話した森園さんの人柄にも惹かれました。変に圧をかけるような雰囲気もなくて、「本当に人を育ててくれそうだな」と感じたことを覚えています。

面接で話している若手男性のイメージ

履歴書の内容をなぞるだけじゃない「+αの受け答え」が決め手に

ーーエム・イー・シーさんでは、特に未経験者を採用する際、どんな点を重視されているのでしょうか?

森園:一番大事にしているのは「主体性」です。特に未経験の方だと、実績やスキルでの判断が難しいので、「なぜエンジニアを目指すのか」「そのために何をしてきたか」といった部分を、ちゃんと自分の言葉で語れるかどうかを見ていますね。

AIがエンジニアの仕事を代替しつつある昨今、こうした主体性を持っていることの重要性が以前にも増して強くなっていると思っています。

ーーそれはなぜでしょうか?

森園:AIの進化によって、基礎的なコーディングやドキュメント作成のような作業は、以前より自動化されるようになってきました。でも一方で、「何を作るべきか」「なぜそう設計するのか」といった思考が伴う部分は、より人間側に求められるようになってきています。

つまり、言われたことを正確にやる力よりも、自分で考え、周囲を巻き込んで動く力の方が、より価値を持つようになってきたということです。だからこそ、採用の段階でその片鱗があるかを見たいんですよね。

ーー中村さんの面接では、そうした「主体性」を感じられたと?

森園:そうですね。中村さんの場合は、まさに「履歴書に書いてあること」をなぞるだけでなく、そこに自分なりの考えや経験を乗せて語ってくれたのが印象的でした。

例えば「なぜバックエンドに興味を持ったのか」「どうしてフルスタックを目指したいのか」といった話も、過去に組み込み系のプログラムをやっていた経験や、「見た目より中身を知りたい」という自分の志向と結びつけて語ってくれた姿をよく覚えています。

単に「興味があります」ではなく、「なぜそう考えるようになったのか」まで話せる人は、やっぱり思考の解像度が違います。

質問に答える森園さんのイメージ

ーーとはいえ、いくら主体性があっても、やはり技術面の土台もある程度は必要なのでは?

森園:もちろん、技術的な素養がまったく不要というわけではありません。ただ、それ以上に大事なのは「どれだけ自分で考え、工夫してきたか」なんです。その意味で、中村さんが見せてくれたポートフォリオは、高く評価できるものでした。

簡単なWebアプリケーションだったと中村さんは話していましたが、単に動くものを作っただけではなく、「なぜ作ったのか」「どこにこだわったのか」が、説明を通じて伝わってきたんですね。履歴書や面接の受け答え、ポートフォリオに一貫してそれが表れていたからこそ、「この人ならきっと伸びる」と感じました。

中村さんのように、「技術で勝負できないからこそ、自分の姿勢で勝負する」といった風に戦略的に準備している人は、未経験でも確実にチャンスをつかめると思います。

上流工程を経験し「仕事の解像度」が上がった

ーー中村さんはエム・イー・シーに入社されてから、いくつかのプロジェクトに携わってきたと思います。転職活動時の「かなえたかったこと」は、実現できていますか?

中村:そうですね。入社時に掲げていた「最終的にはフルスタックエンジニアになりたい」という目標に向けて、想像していた以上の経験を積めています。

入社前は「とにかくコードを書きたい」という思いが強く、バックエンド開発志望だったんです。ただ、最初に配属されたのは、顧客の売上データを可視化するBIツールの導入プロジェクトで、主に要件定義や基本設計といった上流工程を担当しました。

当初の希望とは違うスタートでしたが、お客様の業務課題を整理し、要望を整理する経験を通じて、「どんな設計や実装が求められるか」を深く理解できるようになりました。

フルスタックを目指す上では、技術的なスキルだけでなく、ビジネスや業務の文脈を理解する力も重要です。この時の学びは、今の自分の土台になっています。

ーー早いタイミングで上流工程を経験できるのは魅力的ですね。開発経験という意味ではいかがでしょうか?

中村:「やはりコードを書きたい」と会社に相談したところ、保険会社の紙ベースの事務作業をシステム化するプロジェクトにアサインされました。その結果、念願だったバックエンド開発を中心に、設計からリリース、運用まで一貫して携わることができています。

要件定義から実装・運用まで一連のプロセスを経験することで、「自分が書いたコードが現場でどう使われ、どんな業務改善につながっているのか」をリアルに実感できました。開発力を伸ばせただけでなく、前職では得られなかった視野の広がりも感じています。

入社前は「エンジニア=PCに向かって黙々とコードを書く仕事」というイメージを持っていました。しかし実際は、お客様と直接対話して要件を詰めたり、仕様を調整したりと、課題解決のためのコミュニケーションも重要です。

さまざまなプロジェクトに関わる中で、エンジニアという仕事への解像度がグンと上がりました。

パズルのラストピースをはめ込んでいるイメージ

ーーその視点は、今後のキャリアを考える上での指針にもなりそうですね。今、どのような目標をお持ちですか?

中村:まずは今年の1月から任せていただいている、チームリーダーとしての役割を全うしていきたいです。リーダーになってから、自分自身の成長だけでなく、「チーム全体のパフォーマンスをいかに最大化するか」という視点が加わりました。

そして将来的には、見積もりや企画といった、よりビジネスの上流に近い業務もやってみたいですね。技術とビジネス、両方の視点を持って課題解決ができる、総合力の高いエンジニアを目指していきたいです。

株式会社エム・イー・シーの中途採用情報はこちら type.jp
株式会社エム・イー・シーの中途採用情報はこちら

撮影/赤松洋太 取材・文/今中康達(編集部)

Xをフォローしよう

この記事をシェア

RELATED関連記事

JOB BOARD編集部オススメ求人特集

RANKING人気記事ランキング





サイトマップ