【佐藤駿の言葉】規則正しい生活、ジム通いで減量…けがで変化したオフアイスの取り組み

【重慶(中国)=勝部晃多】25年世界選手権代表の佐藤駿(21=エームサービス/明大)が、今季GP初戦を制しました。

ショートプログラム(SP)で首位発進すると、フリーもトップの183・99点をマークし合計278・12点。シリーズ2勝目を手にしました。右足首の負傷を抱えながらも、限られた練習量でしっかりと結果を残し、今後の指針となる大会となりました。

一夜明けでは、けがによって変化した生活などを明かしました。現地取材メディア限定のやりとりを「佐藤駿の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第2戦中国杯>◇10月26日◇中国・重慶




―一夜明けて心境はいかがですか

率直にうれしい気持ちがよりこみ上げてきましたし、次のNHK杯に向けて頑張っていかなきゃなと思いました。


―終わってから日下先生とはどういった話をされましたか

ほんとによく頑張ったと言ってくれました。


―周りからメッセージはありますか

埼玉の選手とか、DMだったりとかメールもたくさんいただきました。


―印象に残ったメッセージはありましたか

みんな大体、おめでとうしか(笑い)。でも、(大島)光翔が一番喜んでたというか(笑い)。多分オンタイムで見ていたのかわかんないですけど、終わった直後の時間に。終わった瞬間にラインが来てたので。うれしかったです。はい。


―2位のグラッスル選手と3位のシャイドロフ選手が4回転を3種類入れていたが、その中で上回った。ジャンプの質の高さについて何か意識されてることはありますか

まあそうですね。昨シーズンも、何回かインタビューとかで話してはいたんですけど、そのジャンプの質を上げたいと今シーズンは思っていたので。そこの部分でショート、フリーともに、特にトーループ、アクセルの部分は、昨季よりも質の高いジャンプは跳べているのかなとは思っています。


―質を上げるために何かやっている練習はありますか

そんなに追い込んで練習は出来てはいないんですけど、一つ一つジャンプを跳ぶ時に、前のジャンプよりも1カ所でも多く工夫するというか。例えばスピードを、1個前に跳んだジャンプよりもスピード出してみるとか、ちょっと跳び方をワンテンポ遅らせてみるとか。ちょっといろいろ工夫しながらやって、自分の合ったところを探していって、よかったジャンプを何回も練習するといった感じでしています。


―日下先生からこういう練習したらどうみたいなのを言われるんですか

それは自分で、考えてやっています。


中国杯の一夜明け取材で写真に納まる佐藤(撮影・勝部晃多)

中国杯の一夜明け取材で写真に納まる佐藤(撮影・勝部晃多)


―今後、フリップについてはNHK杯では入れない予定で、全日本までに間に合えばいいかなっていう感じでしょうか

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スポーツ

勝部晃多Kota Katsube

Shimane

島根県松江市生まれ。2021年4月入社。高校野球の神奈川担当などを経て、同年10月からスポーツ部に配属。バトル班として新日本プロレスやRIZINなどを担当し、故アントニオ猪木さんへの単独インタビューや武藤敬司氏の引退試合、那須川天心―武尊などを取材した。 23年2月から五輪班に移り、夏季競技はバレーボールを中心に担当。同年秋のW杯や24年夏のVNLなど。冬季競技はフィギュアスケートをメインに務め、全日本選手権は2年連続で取材中。X(旧ツイッター)のアカウントは「@kotakatsube」。