田原総一朗氏が司会の討論番組打ち切り 不適切発言は「モラル逸脱」
武田遼
BS朝日は24日、討論番組「激論!クロスファイア」を打ち切ると発表した。19日の放送で、司会でジャーナリストの田原総一朗氏(91)が、首相就任前の高市早苗・自民党総裁が話題になった際に「あんなやつは死んでしまえ、と言えばいい」と不適切な発言をしたことを受けた措置だという。
局によると、24日に開いた臨時取締役会で「政治討論番組としてのモラルを逸脱している」として決まった。番組は前日に収録されていたが、発言部分を編集で削除せずに放送した責任を問い、番組責任者と管理監督者を兼ねる編成制作局長の男性を懲戒処分(譴責(けんせき))とした。
番組は2010年4月にスタート。終了後の番組は未定という。局は「視聴者、関係者の皆さまに改めて、心よりおわび申し上げます。今後も放送倫理の一層の徹底を図ります」とコメントを出した。田原氏は23日に自身のXで謝罪していた。
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