勉強は普通レベルにできる子だが、たとえば起立性調節障害などがあって全日制高校が無理ゲーな子がけっこういる。
この時点でほとんどの通信制高校は私立であり、高校無償化の対象となる「授業料」以外の強制オプションがそこそこの金額、数十万円/年にはなる。
そして、ここが制度のはざまではあるのだが、さらに通信制高校というジャンルの中に、「サポート校」という存在がある。
みんな知ってるだろうか。
それゆえに、それぞれにかなり特色があって、当たりはずれもあり、本人との相性の差がデカい。
学校法人ではなく、塾と同じだから株式会社が経営しているという微妙なファクターもある。
もちろん学費はけっこう高い。だいたい70~80万円/年ぐらいで、100万円/年クラスもある。3年通うと300万。
サポート校の生徒は、「高校」ではなく、ふだんはサポート校に通う。たいていがオフィスビルの1室だ。
そして高校卒業の単位取得のためだけに、深く連携/提携している通信制高校に年間数日、スクーリングをする。たいてい遠方に泊まり込みだ。
卒業に必要なレポート提出などは、サポート校の方でも文字通りサポートして高校卒業をめざす。サポート校によっては、大検をサポートするというパターンもある。
いずれにしても、みんなに知ってほしいんだけど、消去法の末にサポート校という形しかフィットしない子がいるんだよ。
そんな子を持つ家庭への経済的な公的支援は、もちろんない。ここがしんどい。
贅沢をさせたいんじゃなくてさ、
「これからの16~18歳こそは中学の時のように悲しい思いをせず、ぺちゃんこになってる自己肯定感を少しでも回復できる可能性があるのは、消去法でこういう環境だろう」
と親も本人も悩んで悩んで選ぶケースがあるんですよ。
とりとめなくて申し訳ないけど、そんな話。
生存者バイアスでいろいろと上から目線で言われそうな話題だとは思うけど、この選択肢の狭さや経済面でのしんどさ、伝わるだろうか。
行けるなら学校へ行ったほうが良いけど 受験の為にやる勉強は学校でやる必要は無い それを正義として認めていないマジョリティの皆様方
薄い知識だけど、通信制高校に所属しながらサポート校にも行くというイメージなんだが、どちらも無料にするってのは難しくない?
だから一律無償化なんて愚策で 収入によって審査したほうがいいんだが それだと抜け道だらけになるしなぁ
大変だね… いまや高校進学は98%以上だし、こういった場合でも基本は公立でカバーできればと思うよ。 サポート校もプラスしたいということは、大学進学を目指してるのかな。 公立の...
ワイ都立新宿山吹高校の通信課程に通ってたことある 学費も教科書代もぜんぶ自分で出したくらい安かった記憶がある
うん、たしかに通信制高校に 意義はあると思うよ。 病気や障害のある子供にとって、サポ ート校は必要だから、世間の 無理解に押しつぶされてはならないね。