2015年4月25日にニコニコ超会議・超言論エリアで行われた、KADOKAWA・DWANGO・川上量生氏とエヴァンゲリオンの監督を務めた庵野秀明氏の対談を全文書き起こしでお送りします。庵野氏は、宮﨑駿氏が手がけたテレビ版ルパン三世最終回をリアルタイムで見たとき、背景のリアルさから「実写に見えた」と振り返りました。アニメにおける「情報量」について語っています。 「情報量」で見るジブリアニメの特徴氷川:庵野さんから見て、例えばスタジオジブリとスタジオカラーと情報量で比べるとどうですか? 庵野:宮崎さんはコンポジットにあまり力いれないですよね。 氷川:あ、もう作画とレイアウトで全部やっちゃう? 庵野:フィルム時代のものをデジタルでも再現しようとしているんです。あれ以上に踏み込むと大変なんですけど、僕はあれ以上にいきたいですね。せっかくデジタルなんだからデジタルでしかできないことをやりたい。 氷川