不況で冷え込んでいたIT業界の転職市場に、回復の兆しが見え始めている。だが、業種や職種によって採用数や条件に大きな差異が生まれている。転職市場の動向を追い、自身のキャリア戦略立案に生かしてほしい。 2月のIT業界求人市場まとめ 期末は、多くの企業が採用活動を活発化させる時期。複数の分野で「急募」の求人が増加した。 通常求人の内定率が10%前後であるのに対して、急募求人の内定率は20%と跳ね上がる。そのため、求職者は迅速に応募して最短スケジュールで面接予定を組むなど、スピーディな動きで対応していた。 Web業界 選考を同時に行う会社説明会が、増えてきている。この形式は、優秀な人材を早く採用したい企業側と、選考過程を短縮するチャンスがある求職者側、双方にメリットがある。今後しばらくは、会社説明&選考会を実施する企業が増加しそうだ エンジニア:ソーシャルアプリのコンテンツ幅が拡張→採用が活発に
「職業の専門家であるはずなのに、あの人たちはシステムエンジニア(SE)やIT業界がどういうものなのかを知らなすぎた」。元SEの清水幸大(29)=仮名=は、そう振り返った。かつての同僚、西垣和哉=当時(27)=の死をめぐる労災申請に協力し、「労働保険審査会」で証言したときのことだ。 「過労自殺」を含む広義の過労死の労災申請は“三審制”を敷いている。まず会社のある労働基準監督署に申請し、認められなければ各都道府県にある労働局の審査官に不服を申し立てる。それでも棄却された場合に再審査を求めるのが、厚生労働大臣が所管する労働保険審査会だ。 法廷に似た小さな一室に、裁判官役の委員3人が並ぶ。委員は「労働問題に関する識見を有する学識経験者」と法に定められており、任命には国会の同意も必要とされている。 だが、清水に対する質疑は当初予定の10分を大幅に超えて1時間以上に及んだものの、その大半はSEに対して
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