35万部を突破したベストセラー『統計学が最強の学問である』の続編、『統計学が最強の学問である[実践編]』の出版にあわせ、著者・西内啓氏をホストに統計学をめぐるシリーズ対談の連載を開始します。 前統計学会会長の竹村彰通先生を迎えた対談の第3回では、統計学の普及のために行なわれている「統計検定」、そして大学入試の意外な実情について率直に話していただきました。(構成:畑中隆) 始まったgacco、そして統計検定 ――前回のお話を受けて、統計教育についていろいろと伺いたいと思います。大学での教育だけでなく、最近はMOOC(Massive Open Online Course、ムーク)というオンラインでの統計学の授業もありますね。 竹村彰通(たけむら・あきみち) 1976年東京大学経済学部経済学科卒業。1982年に米国スタンフォード大学統計学科 Ph.D. 米国スタンフォード大学統計学科客員助教授、