近藤大介のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
面白かった!
中国人がおもろいねんなw
筆者は講談社の人なんだけど、長いこと中国に住んでいて「中国人ウォッチャー」を自認しておられる
とにかく中国人と日本人はぜんぜん違うってこと、けっこうフラットな目で解説してくれてたように思います
まず中国人は必ず「我」って言う
もう1日に何十回も「我」っていう
つまり自分中心、世界の中原で「我」って叫ぶ
一方日本人は世界に稀に見る主語なし民族
豆知識であの長大な『源氏物語』には主語が一度も出てこないって紹介すると、中国人ひくらしいw
他にも金に煩い、金、金、金
地域社会とか愛社精神みたいな概念がなくポカーン
一方愛国精神はどぎつい
また儒教や道教に -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
もはや日本は大国ではないので米中どちらにつくか、戦略的に曖昧にする。
もし尖閣諸島の衝突で日中10人ずつ犠牲が出たらという話が痛烈。中国人は鼓舞し、日本は狼狽え政権が崩壊する。戦争は嫌だけど、想定と準備はしないといけないのかな。
もっと台湾・韓国に注目しよう。台湾・韓国は政治・文化・社会などのトレンドが日本の5年先をいく。台湾のコロナ対策はかっこよすぎだった。
日本より小規模な先進国はたくさんある。縮小すれど「幸福な日本」になれる。
幸福な日本の定義となり方について詳しく知りたい、小規模な先進国についてもっと調べたいと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ目次と感想
1.米中7つの戦争
経済・軍事の覇権をめぐり、台湾が主戦場となる可能性が高いという指摘は、先の日米首脳会談でも明らかとなった。
2.コロナ対応とアジア比較
過去の感染症に学び防御力を高めた台湾・韓国と比べると、日本のコロナ対応の稚拙さが浮き彫りに。全体主義でビッグデータを集権的に管理できる中国はコロナ下にも強い。
3.韓国と台湾、日本の5年後
従来は日本が台湾、韓国を経済・文化的にリードしてきたが、現状では逆転現象が起きている。
4.日本は中国とどう付き合うか
覇権国として影響力を強める中国に対しては、米国を中心とする西側包囲網の構築が最大の防御になりそう。
●まとめ
取 -
Posted by ブクログ
■中国側から見れば米中新冷戦は7つの段階で進んでいく。
①貿易、⓶技術、③人権、④金融、⑤疫病、⑥外交、⑦軍事
■建国の父毛沢東主席を崇拝してやまない習近平主席が説くのは毛主席が日中戦争のさなかの1938年に唱えた「持久戦論」。アジア最強を誇った日本軍に勝つには戦略防衛・反抗準備・戦略犯行という3段階で長期戦に持ち込んで迎え撃つしかないというのが毛主席の考えであった。
■中国には「時間は中国に味方する」という発想がある。
■20世紀後半を通じて行われた東西冷戦は社会主義陣営を率いたソ連が崩壊して幕を閉じた。同様に21世紀の米中新冷戦も社会主義の中国が敗北して終わるに違いないとの観測が日本では主 -
Posted by ブクログ
冒頭にあるようにトランプ以降の米中関係(2017年当初〜2018年秋:本書は2018年11月刊行)を、中国の視点から分析した著作。日米の視点はあり触れているが、中国目線で、中国国内の動きや中朝関係も絡めて見ていくとこれまで見えなかったものが見えてくる。例えば、2017年の時点で北のミサイル発射が米国も去ることながら中国への威圧も意識したタイミングや方角距離で撃たれて中国を辟易させて制裁に同調したという視点は非常に面白い。それもこれも、対トランプで安心して2017年のAPECやEASでアジアの皇帝面したことでトランプの懸念を生み、強硬派の思考とも同調して、儲からない北敵視策から中国敵視策へシフト
-
Posted by ブクログ
著者は、天安門事件以来25年余り中国報道に関わり、これまで100回以上の訪中経験もある中国通である。
本書では、これまでの経験で培ってきた人脈(学者やメディア関係者など)から得た情報が満載であり、政府の検閲を通っていない「真実の」中国の姿を垣間見ることができる。
本書で学べたことは、中国が、株式の暴落にみる金融市場だけでなく実態経済までも相当程度悪化していること。
また、習近平の経済音痴、権力闘争優先、報道規制により、社会主義国家としての中国の側面が強くなり、経済低迷、社会の不安定化が心配されることである。
今年も、投資について中国に振り回されそうである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレZ世代も含めた現代中国を解剖して平易に時にユーモラスに伝える良書。2日で読み終えることができた。特に面白かったのは以下の点。
・米ロのみ敬意を持って接するが、他の国は全て下に見ている(p24)
・中国人にとって重要なのは根と幹であって枝葉ではない(p32)
・中国人は日本人よりもはるかに刹那的に、かつ大雑把に生活している(p37)
・我と我が常にガチンコでぶつかる弱肉強食世界(p89)
・勝者総取りシステム。求められるのは結果であって過程ではない。負け犬に同情は不要(p108)
・チームプレイは苦手(p126)
・習近平で経済政策が鈍化したのは、腐敗排除の副作用。一つは3割を占める灰色収入( -
Posted by ブクログ
中国で長らく活動した著者が厳選した、
これぞガチンコ中華=ガチ中華15店+番外編を紹介。
1 回族「おふくろの味ラーメン」
2 本物の麻婆豆腐は「尻」で食べる
3 餃子親方の「豚肉ウイキョウ餃子」
4 酔っ払いガニには黒八年が良く似合う
5 激辛なスッポンで祝うクリスマス
6 爆成長!常時満席の火鍋店
7 ラーメンの元祖「蘭州牛肉麺」
8 海鮮都市――鮮魚の紅焼
9 東京一の大根餅と生唐辛子
10 山西料理は黒酢の魔術師
11 「甘辛の誘惑」朝鮮族料理
12 麦藁帽子で轟音豪快――「蒸し蒸し鍋」
13 ウイグル料理は野性と気品と羊肉
14 新大久保の路地裏に西安夜市
15 世界の美食になったフ