ここだけ人間のフリした神達が生活する町part12.5

神薙町。様々な施設、生い茂る草花、其処に住まう人々…

その町は神も住み、人々と仲良く暮らしていた

注意

・過激なエログロ、チートはNG

・荒らしは無視または報告

この町では、神になるもよし。人間になるもよし。神を狙う悪い人間になってもよしです

次スレを建てるなら>>190の神または人間がやって下さい

前スレが落ちてたので

ここだけ人間のフリした神達が生活する町part12｜あにまん掲示板神薙町。様々な施設、生い茂る草花、其処に住まう人々…その町は神も住み、人々と仲良く暮らしていた注意・過激なエログロ、チートはNG・荒らしは無視または報告この町では、神になるもよし。人間になるもよし。神…bbs.animanch.com

裏スレも立て直しました

(裏スレ)ここだけ人間のフリした神達が生活する町part3｜あにまん掲示板「ここだけ人間のフリした神達が生活する町」の裏スレですストーリー展開の相談や指摘、または本スレのキャラについて語る場合はこちらでどうぞ次スレは>>190を踏んだ人がお願いします現在の本スレ…bbs.animanch.com

保守

ほ

保守

保守

ほ

保守

キャハハッ♪
【小石の神が人間を転ばせて遊んでいる】

>>11

あはっ！！

何何何！？楽しそーっ！！

ボクも一緒にやってい？

>>12

良いよー！

あそこに登校中の子供達がいるでしょ？あれを一人でも多く転ばせた方の勝ちね！

>>13

わかった！それっ！

【子供の足元に小さな土の塊ができる】

「うわっ！」

あはっ！一人転んだ！楽しー！

>>14

キャハッ！負けないよー！

【子供のつま先の少し前に向けて小石を蹴っ飛ばしていく】

「いたっ！」「うわっ！」

ふふん、ふたり成功ー♪

>>15

わあ！すごいね！すごいよ！すごすぎるね！！

転ばせるの上手なんだね！いいな、いいね、羨ましい！

どうやったらそんなふうにできるの！？

コツとかあるの！？

前スレ164
中立…？
なんの話…？

>>16

あのねー、コツはねー、あくまでちょっとした「イタズラ」であること！

そしたら小石も上手くいうことを聞いてくれるの！

>>18

ほぇー！なるほど！

悪戯なんだね！なるほどなるほど！！

…んー、これでいっかな

えいっ！！

【石を軽く指で弾く】

「きゃっ！」「うわあっ！」

あはっ！できたぁ！！嬉しー！！

ありがとー！！キミのおかげだね！！

ねーねー！！キミの名前教えて！！友達になろーよ！

>>17

オレは中立。

別に誰かの味方でもないし、誰の敵でもないって意味っすよ

対価を払えばお手伝いくらいはするかも知れないっすけど

>>20

そっか…

よくわかんないけど、戦わなくていいならなんでもいい…

めんどくさいし…疲れるし…考えなくちゃいけないし…

>>19

名前なんてないよー、あたしはただの妖怪上がりだもん。

>>21

まぁ疫病神さんいちごの飴くれたんで！

友達だと思ってるっすよオレが勝手に

>>22

あはっ！そか、じゃあお揃いだ！

ボクも元は神じゃなかったし！

名前がないならシーちゃんって呼ぶね！イシのシでシーちゃん！！

ボクのことはアオでもカイでもコウでも好きに呼んでいーよ！

>>23

友達…

ふふ、嬉しい…

私も縁結びさんのこと友達だと思ってるから、縁結びさんが勝手に思ってるだけじゃないよ…

神隠しさん、入りますよー？
【神隠しの部屋の扉を開ける】

>>26

神隠しさん、大丈夫…？

>>26

んえ、なーに？どうかしたの？

【きょとりと辺りを見渡して】

>>27

あ！何時ぞやの……花占いは上手くいった？

>>28

うん…！

神隠しさんのおかげで、もう辛くない…

花占いやって、よかった…

本当に、ありがとう…！

神隠しさんは大丈夫…？

>>29

花占い……？

>>28

神隠しさん、どういう事です？

>>29

それはそれは何より……僕も大丈夫だよ、ありがとー

>>30

悩んでいた友人に助言しただけだよー

>>31

よかったぁ…

すごく心配したんだからね…

>>31

……

(言いたいことはあるが、変に刺激したくないので黙っている)

>>32

ふへへ、嬉しいよ、ありがとう

>>34

あは、心配して喜んでもらえたの、いつぶりかな…

……ねえ、神隠しさんは、もう私が誰かを不幸にしても、喜んでくれないの…？

神隠しさんが、善い神様になっちゃうなら…私は…

お茶が美味いっす
んん〜オレはそろそろ帰ろうかな〜

>>35

ふひ、僕は如何だろうねぇ？嬉しいのかな？悲しいのかな？

……僕(山の神)ならきっと、困っちゃうだろうな

でも僕は、どっちでもいいよー

>>37

そっか、わかった…

私もそろそろお暇させてもらうね…

ばいばい、神隠しさん

>>36

おや、ではちょっと待ってくださいね。お土産がありますから。

【棚の中からクッキー缶を取り出す】

これをどうぞ。

この前のお礼と言ってはなんですが、受け取っていただければ。

>>38

あなたにはこれを。

【疫病神の掌の上に琥珀糖の包みを乗せる】

ああ、琥珀糖がお嫌いなら別のものを持ってきますね。

>>42

わ〜っいいんすか！？やった〜！

ありがたく頂戴するっす、くふふ

あ、お花だけ置いていくっすね！じゃあまた来るっす〜！

【ガーベラとカスミソウの花束を押し付けて消える】

>>43

なんだろう、昔誰かからこれをもらった気がする…

誰からもらったかは思い出せないけど…

まあいいや、もう、全部どうでもいいし…

すごく嬉しいよ、ありがとう…

神隠しさんのこと、よろしくね…

私が言うことでもないけど…

もうばいばいしなきゃだから、たぶん

じゃあね

>>38

ん、ばいばーい！まったねー！

>>44

>>45

はい、さようなら。

またいつでもいらっしゃってくださいね。

……で

>>46

疫病神さんに何を吹き込んだんです？

>>47

僕がだぁいすきなコト♡(花占い)

>>48

それ、るるさんの説得を聞く前と後、どっちのタイミングで吹き込んだんですか？

>>49

前だよ～

>>50

(返信遅れてすみません！)

そうですか……

ああ、伝えるのを忘れていました。散歩程度なら自由に外出してくださって構いませんよ。

ただ出先で悪さをしたら……その時は、わかっていますよね？

【にこりと冷ややかに笑う】

>>51

(私も忙しいので大丈夫です！)

んへ～、こわ…

でも面倒臭いし、いいや！

神隠しさーん。
お茶が入りましたよー、一緒にいかがですー？

>>53

お菓子があるなら～

>>54

ありますよー。

【ちゃぶ台の上には銀のフォーク、皿に並べられたクラッカーとそれに添えられたサワークリーム、スタンドに積まれたケーキ、紅茶の匂い漂うティーセットが一式揃えられていた】

【ロココ調の優美な曲線で構成された食器が和室の中で異彩を放っている】

神隠しさん、綺麗になっちゃうかもしれないんだ…
もし綺麗になったら、そうしたら、また汚しちゃう…
それは嫌…でも、友達と会えなくなるのは…
どうしよう…

>>55

【ガッツポーズ】

やりぃ♪僕ケーキ！

【子供のようにはしゃいでいる】

>>56

『お悩み？疫病神さん』

【つり目のセーラー服の少女がいる】

>>58

えっと…あなたは…？

>>59

『私は狐よ！＿＿＿のオトモダチ！あなたもでしょ？』

>>60

オトモダチ…うん、そうだよ…

狐さんって…もしかしてあの時の…？

ここどこだっけ…
うーん、迷子！！
とりあえず地図とかないか探すか
あとは誰か人がいれば道聞けるんだけどな
誰かいないかー！！
【キョロキョロ周りを見回しながら歩いている男がいる】

>>62

『なんだ、騒がしいぞ…』

【蛇の目をした青年がベンチから起き上がる】

>>63

あ！人いた！！

いやぁ嬉しい！俺何故か色んな人に無視されちゃってさ

なんか俺のこと見えてないみたいでさ…

ってもしかして起こしちゃったのか？それはごめん！

これやるから許してくれ！

【手のひらサイズのミニカーを差し出す】

>>64

『ミニカー…要らないのだが…』

>>65

そうか、じゃあ…

【ミニカーを引っ込めポケットの中を漁る】

って、マジか…マジで大したもん持ってねえ…

まあ金も何も持ってねえんだけどさ、ここで会ったのも何かの縁ってことで、頼む！道教えてくれ！

俺迷子なんだ！

>>66

『………ハァ～～～～～』

『致し方ないですね、私は…蛇です、うん』

>>67

へぇ、蛇っていうのか！いい名前だな

俺は…なんてったっけ？

覚えてねえ…まあいいや、適当に呼んでくれ！

>>68

『……思考も迷子なんですか貴方は、何だか私の知人に似てますね、適当なとことか』

>>69

はは、ごめんな

なんかよくわからないんだ

自分がなんだったかも思い出せねえし

…あれ、そういや俺どこ行きたかったんだっけ？

>>70

『……重症ですね……』

>>61

『そうよ！！』

>>71

うーん、だよなあ…

…あ！蛇！俺の行きたい場所知ってたりしないか？

蛇頭良さそうだし！

>>72

『そんな万能では無いです、未来予知でも全知全能でもないんですよ』

>>73

そうなのか

それはごめんな！

でもそうだよな！神だって万能じゃないし

……万能？なんだっけ、なんかあった気がするのに

あーくそ、なんか思い出せそうなのに思い出せねえぇ！なんだこの微妙な気持ちは…！

うーん、とりあえず蛇、人の多いところまでの道教えてくれよ

そこいったら俺のこと知ってる奴もいるかもだし

>>74

『……あっちだ、あそこを真っ直ぐ』

>>75

わかった！ありがとうな！

【手を振って走っていく】

…あれ、道どっちだっけ？

【少ししたところで方向を見失った】

>>76

『……変な奴だ』

うぅ…せっかく道教えてもらったのに
俺こんな方向音痴だったかな
いや方向音痴なのは俺じゃなくて…
あれ、誰だっけ？

>>71

久しぶり…だね…

狐さんは神隠しさんのところにいかなくていいの？ずっと一緒にいるイメージだったから…

>>79

『いいのよ！あたしは悩んでる人放っておきたくないのよ！』

>>80

あは、優しいんだね…

私とは、大違い…

私は結局、自分本位でしか考えられないし…

>>78

ねえねえねえ！！何してるの？たのしーこと？？

それとも迷子？だいじょーぶ？

【物陰から突然現れる】

……しまった、椿と逸れてしまった

…よし、こっちだな(真反対の方向に進んでいく)

>>82

うわっ！？

って人だーっ！！よかったぁ！

道教えてもらったのに俺また迷っちゃってさ

頼む！道教えてくれないか？

>>84

うーん、どうしよ？どうする？どうすればいいかな！？

案内するのは構わない？それはそう！

いーよ、案内してあげる！！

あ、でもその前に！ふーあーゆー？

キミの名前を教えてよ！

>>85

俺は…なんてったかな？

ごめんな、覚えてねえんだ

うーん…そうだ！迷子だしマイって呼んでくれよ！

俺はお前をなんて呼べばいい？

>>86

なるほどなるほどなるほど！！マイね！わかった！

ボクのことはシオンでもスズでもハルカでもテキトーに呼んでいーよ！

さてさて自己紹介も済んだし、目的地までれっつごー！！

って、マーくんの目的地ってどこ！？教えて教えて！！

>>87

あ、そういや言ってなかったな

俺目的地覚えてないからさ、とりあえず俺のこと知ってるやつ探したくて。人通り多いとこまで案内してもらいたい！

>>88

なるほどなるほど！りょーかーい！！

じゃああの辺でいっかな！こっちだよ、行こー！！

【手を掴んで歩き出す】

>>89

おぉっ！

【転びそうになる】

ありがとな！

そういやお前、適当に呼んでって言ってたけど、もしかして名前ねえのか？

いや、答えたくねえなら答えなくても構わないんだけどさ、気になっちまって

>>90

あははっ！名前？あるかな？あるかも？うん、あるよ！

……あるけど。僕の名前であってボクの名前じゃないし

まあなんでもいーじゃん？ボクの名前なんてさ！

それよりもさ！！マーくんは何歳なの！？気になる気になる！！

ボクね、ボクより年下の神様あんまりみたことなくて！

マーくん道教えてもらったのに迷子って言ってたでしょ！？もしかしたらボクより年下かもなーって思ってさ！！

しつれー？だったらごめんね！

>>91

年齢？うーん、少なくとも五百年くらいは生きてると思うんだけどな

具体的には覚えてねえ、悪いな

そういうお前はいくつなんだ？

>>92

年齢は…うん！当ててみてよ！

ヒントはね！！100歳以下！

>>93

え！？想定以上に若いな！

うーん、そうだな

じゃあ…90歳とか？

>>94

ぶーっ！！ざんねーん！！

正解は17歳でしたー！！

あんまりみないんだよねー、17歳以下の神様！

ボクが年上とばっか話してるせいかもだけどさ！

この前あった子は年下だったけど人間だったからなー

>>95

人間ですら子供扱いされる年じゃねえか

親はどうしたんだ？

>>96

あははっ！どうしたんだろうねー？

まー、ボクはただ遊びたいだけだし！それ以外のことどーでもいいからさ！

あ、着いたよ！ここでお別れ！また会えたら遊ぼーね！

バイバイ！

【手を振って煙のように消えていった】

>>97

じゃあな！

【手を振る】

……最近の子供ってみんなああいう感じなのか？すげえなあ

さて、俺も知ってるやつ探しに行くか！次に蛇かアイツにあった時、迷子のままだったら困るしな！

>>81

『あら！それが普通よ！私が人間を好きすぎるだけだわ！』

『あなた、自分が嫌いなの？＿＿＿みたいね！』

>>99

普通、なのかな…

私は、ただ、これ以上自分を嫌いになりたくない…

誰の役にも立たない、害悪だけを振り撒く存在になりたくないだけ…

他人を好きでいたいのに、結局自己中心的にしか考えられなくて、それが気持ち悪くてしょうがないの…

神隠しさんも、そうなの…？これが、普通、なの…？

>>100

『あら！そんなの普通よ！』

『貴女がそう生まれてきたのなら、それは貴女なのだから、もっと自分を愛しちゃえばいいのよ！』

『それでも無理っていう気持ちも分かるわ！そしたらオトモダチの為に生きればいいのよ！あたしのオトモダチが良い例ね！』

>>101

オトモダチのため…

でも、そのオトモダチが、私ができることじゃ喜んでくれなくなるかもしれないなら…？

神隠しさん、綺麗になっちゃったら、そしたら…

誰かを不幸にする私じゃ、きっと嫌がられちゃうよ…

みんなだって、そうだった…

うっ、ぐすっ…

【顔を手で覆って泣き出す】

>>102

『安心なさい！＿＿＿が綺麗になったら余計よ！山の神は優しすぎて誰も憎めないの！』

『ましてや、お友達を憎もうだなんて思う訳ないわ！』

>>103

ほんと…？

あは、そっかぁ…

じゃあ、嫌いになったりしないんだ…

よかった…本当に…

ほしゅ

ほしゅ

「……お土産話が尽きてしまいましたね。名残惜しいですが、また今度」

神隠しさんとの一件があったせいか、此度の話は楽しいものが少なくなってしまった。疫病神さんなどの不安要素はあるものの、神薙町にはある程度平和が戻った……と言って良いのかどうかはまだわからないが、少なくとも以前よりは脅威は減っただろう。

彼女は人の話を聞くのが好きだった。相槌も打たずに、ただ静かに耳を傾けるだけだったが、夫婦というのは不思議なもので、いつも鉄面皮な彼女の気持ちも結婚してから数年後には手に取って分かるようになっていたのだ。

とりわけ彼女が好むのが人間関係の話で、それも誰々が楽しそうに遊んでいただとか、誰々が嬉しそうに買い物をしていただとか、大したことのない世間話をお茶菓子代わりに茶を飲むのが彼女の趣味だった。

そういうわけだから、次の逢瀬で退屈させないためにもまた話を沢山仕入れないといけない。実のところ人里によく降りているのはパトロールというよりもこちらが主目的だ。後ろ髪を引かれながらも、彼女の墓前から一歩、踵を返す。

「がぶり」
——そして私はバランスを崩し、その場に倒れ伏した。
¥

「な……っ！」
左足、膝から下がぽっかりと消えている。
咄嗟に私を構成する水の形を変えて足を再生しようとする。しかし足は再生するどころか、その切断面からは雫の一滴すら滴らない。
1000年分蓄えた知識を巡らすまでもなく、私はこの現象が何なのかすぐさま思い当たった。

——“足”という概念が食われている。

さっと顔から血の気が引く。忘れるはずもない。こんな無茶苦茶な権能を持つ存在はただ一つ。
かつて私と蛍子さんを交配させ、その子供達を弄び、そして私が殺した神。
空の神だ。

「何故、今になっ……！」
今度は脇腹が齧られた。どうにか体を捻って自身の状態を確認する。獣の野蛮な齧り跡とは違う、滑らかな曲線を描いて私の体は削られていた。
何故、何故、何故。
あの時確かに殺したはずなのに。あの無味な味も覚えているのに。

右の脛、左肩、喉元。
大好物をよくよく味わって食す人間のように、ゆっくりと、しかし次々と私が齧られていく。
体はもう使い物にならない。雨は降らない。6月だというのに雲ひとつない快晴だ。
死にたくない。死ぬわけにはいかない。
蛍子さんの愛するこの世界を私は守ると決めたのだ。
考えろ。考えろ。考えろ——

そうして頭しか残らなくなって、ようやく私は自分がここで死ぬことを悟った。

でも最後に頭が残ったのは行幸だった。私の体に臓器は形成されていないが、空の神が食べているのはあくまで概念だ。頭が喰らわれれば、そこに脳みそがなくとも思考ができなくなってしまう。
私の一生の中でいつまでも朽ちることなく光り続けるあの瞬間たち。彼女と過ごした輝ける日々。
せめてこの思い出の中に浸りながら眠るとしよはーい！しゅうかくかんりょー！

いやー流石に1000年生きてる神ともなると持ってる記憶データの容量が桁違いだわー！
でも今回の端末は地球定期監視用のミニマムなものだし、母星にどのデータを持ち帰るか取捨選択しないとねっ！

前回地球に大型の端末を寄越した時はうっかりこの神に壊されちゃったけど、今回は無事に回収できそうでよかったよかった！

ふーん、私たちって空の神って呼ばれてたんだ。空(そら)から来たりて空(くう)を産むもの。そういう神様だと誤解されてたんだね？まあ実際は君たちが言うところの宇宙人が飛ばした探査用ロボだったんだけど！もー、人間も神もポンコツすぎっ！未知の物に対する演算解析能力が足りてないよー

んん？
「どうしたの？」
あー…うん、何でもないよ
『何かあるなら吐いちまえよ？』
うん、ありがとう



ああ、疲れたな…

ふむふむ……えっ、キャーっ！異種間恋愛だ〜！良き〜！
これは保存しとこ！んで母星で色々脚色して映画化しよう！
大ヒット間違いなしだよー！
あんなことやこんなことも盛り込んで……ここはつまんないからカットして……ふふふ、楽しくなってきたぞー！
それじゃあ地球のみんなー！ばいばーい！

あっ、地球に来たからには何かキャトらないと！
うーん、インパクトには欠けるけどこのブーケ貰っちゃおー
地球の花とかいう植物綺麗だよね、これは高値で売れるぞ〜ぐふふ
それじゃあ今度こそばいばーい！

うーん、なんか変な気配がした？してない？よくわかんない！
ま、どーでもいーか！
暇だしマジックしよー！
【シルクハットから飴やら鳩やら出して遊んでいる】

うーん？やっぱり、この家、えっと
川の神様、お出かけかな？

>>117

【机の上に置いてあった川の神の携帯が鳴る。どうやら墓参りにあたって川の神は携帯を忘れていったらしい】

>>118

ん？

【携帯に気づき、勝手に出ていいものかと思案する】

……まいっか！もしもし？

>>119

助けて！るるが川に落ちた！

>>121

うわっ！？誰ェ！？

あっ僕はえっと隠！！！雪狐さんのお友達だよ！！！

>>122

あたしはしおり！せらぎさんは！？居ないの！？

川がなんか荒れてんの！このままじゃるるが……！

>>123

川の神様ァ！？お出かけ中じゃないの？？？？えっなにこれ僕助けに行ったほうがいい感じ？？？めんどくさいんだけど？？？

お願い！誰でも良いから助けて！
【確か昨日は大雨で川が増水していたはずだ。しかしこの町の川はどれだけ雨が降ろうとも流れが穏やかなことで有名だったはずだが……？】

>>125

ええ～…怠いのだがね、助けたほうがいいと思う？

『知りません』

>>126

〜〜っ、もういいっ！

【電話はぷつりと切れた】

……椿
「どうしたんですの兄上？」
良くない風だ
「うーん私には分かりませんわ！動物さんたちが騒いでるのは分かるんですけど」
僕は出かけてこよう、人の子の様子を見てくる
「ああーっ私も行きます！行きますわー！！」

>>127

わあ短気、狐、行ってやりなよ

『へあ！？あたし！？』

……
【荒れ狂う川の淵、救急隊員が水中にて必死に何かを探している】
【しおりは黙りこくってそれを見ていた。二つの可愛らしい傘が地面に放り出されている】

『で、でもでも、間に合わないわよ、多分…』
じゃあやめればいいんじゃない？多分川の神様も死んじゃったんだろうし
『え』
ううん、やっぱり僕に関わったからなのかもね、みんな死ぬんだもん、あの子もあの子も
『……』

あ〜……(ごろごろ…)
ん〜……(ぐて…)

……っし、仕事行くっすかぁ〜……
あーめんどくさい……

何何何？なんかいやーな感じがする
でもボクに関係なくなくなくない？？
動かなくたって別にいーよね？
…様子見に行くだけ行ってみよ？何かあるかも！そうだね！行ってみよー！

ごほ、げほっ……大丈夫ですからね、もう直ぐ助けが来ますから……！
「ごめんねお姉ちゃん、私が落っこちちゃったせいでっ」
【彼女は水の中、腕に誰かを抱いている。……小石の神だ】

>>134

あれー？また迷っちまった…

…って、は！？川が氾濫してる！？

やばいな、早く逃げないと…ん？あれ、あそこに誰か、いる…？

おーい！誰か、川の中にいるのか！？

>>135

助けてーっ！あたしとこのお姉ちゃんが流されてるのーっ！

>>136

マジかよ！すぐ助けに行くからな！

【所持品を川から少し離れた位置に置くとそのまま川に飛び込んだ】

ああくそ、流れが急でうまく進めねえ！

悪い！もう少しだけ耐えてくれ！もうすぐ着く！

>>138

ごぼごぼっ、んんーっ！

【るるは完全に波に飲み込まれていたが、それでもなんとか彼女だけは救おうと、力を振り絞って小石の神を持ち上げている】

>>139

う、あーくそ！せめてなんか使える能力あったらよかったのに！

…っし！届いた！

【小石の神の手を握る】

ううん、察しちゃったよね、笛の音が呪いみたいに聞こえてくるんだもの
誰かﾀﾋねば、笛の音が聞こえる、あの子の呪いだ

>>140

ありがとっ、お兄ちゃん！

でもお姉ちゃんが……！

【るるは力尽きて水底に沈もうとしている】

>>142

待ってろ！ふんっっっ！！

【るるの手を掴んで思い切り引っ張り上げる】

おい！意識あるか！？

いやはや、難儀なものっすよね、れもんちゃん
オレこんなに忙しい神様じゃないはずなんだけどな〜〜〜！！！

【普段より圧倒的に悪縁、悪霊の数が多い】
【一切の手加減も躊躇もなくそれらを切り刻んでいく】

>>143

………

【菜生るるは完全に失神している。もしあなたが人の目にも映る姿を取っているならば、小石の神はともかく、るるのことは周りの救急隊員に任せた方が良さそうだ】

>>145

意識ないのか、人間のことはさっぱりだし、あっちにいる人間に任せるしかねえよな

……二人抱えて岸まで戻んのか…

…うし、おい、お前は意識あるよな？俺にしっかり捕まっててくれ

【二人が水に沈まないよう抱えながら流されそうになりつつ岸に向かう】

>>146

うん、わかったー！

【迷子の神に遠慮なくしがみつく】

>>147

よーしよし、いい子だ

(思ったより重い…子供ってこんな重いもんなんだなぁ)

【なんとか岸にたどり着く】

おい、自力で岸あがれるか！？とりあえずコイツ引き上げるから可能なら自力で上がってくれ！無理ならそのまましがみついてろ！

【るるを岸にあげる】

>>148

上がれるよっ！

【ぴょんと岸に飛び移る】

お兄さんありがとー！

>>149

がんばったな、俺も、今、上がる！

【岸に上がる】

はーっ、はーっ…流石に、キツイ…

この子をあの人間達のとこに…連れてかねえと…

【るるを連れて行こうとするが、体力が限界に近いようで立つことができない】

>>150

【人間に見えるタイプの神ですか？】

>>152

【見えないタイプです】

>>150

マーくん！？それにしーちゃんまで！？なんでこんなとこに！？

大丈夫！？ってかそっちの子どうしたの！？

【慌てて駆け寄る】

>>154

あ、おまえ…

悪い、この子をあっちに…

俺、人間に見えない、から

【救助隊員の方を指差す】

>>155

は！？あっちって…ああ、救助隊員の人のことか

わかった。しーちゃんはとりあえず川から離れて！可能ならマーくんと一緒に！無理ならボクすぐ戻ってくるからしーちゃんだけでも避難して！

ボクはこの子救助隊員の人に預けてくるから！

【るるをお姫様抱っこして救助隊員のところへ向かう。マジシャンのような格好をしているため不審者極まりない】

おーい！救助隊員さーん！この子、岸辺にいたよー！！

>>156

へっ！？あ、ああ。ご協力感謝します！

【救助隊員は遊戯の神の奇怪な姿に一瞬面食らうが、直ちに真剣な顔つきに戻り、るるを地面に寝かせるとと一通りの処置を手早く済ませた】

>>157

……ごほっ、ごほっ！

わた、し………

【るるの瞼がゆっくりと開く】

きゃっ！

【その濡れた体を雨から守るように、しおりがガバリと抱きついた】

>>157

よし、大丈夫そう！

あとはよろしくお願いします！

【小石の神と迷子の神がいる方へ走って戻っていく】

>>159

……

【るるは目線を遊戯の神の方に向けると、口を“ありがとうございます”の形に動かした】

>>160

ボクは運んだだけだし…頑張ったのマーくんだし…

【照れたようにシルクハットで顔を隠して走っていく】

マーくん、しーちゃん、大丈夫！？

>>161

キャハハッ、だいじょーぶだった！

アオカイコウクンもありがとねー！

>>162

アオカイコウ…あーなるほど！

どういたしましてー！

マーくんは大丈夫そ？あの子はちゃんと届けたから安心してねー！

>>163

ありがとう…ぜえ、ぜえ…

俺もなんとか、大丈夫だ…

>>160

るる、るる……！ほんとに良かった……！

【しおりはるるの体に縋り付いたまま泣きじゃくっている】

>>164

それは何より♪うんうん、健康第一！まあ、大丈夫そうには見えないけどねー？

はいタオル、しーちゃんも

風邪引くよー？

【二人にタオルを渡す】

>>166

わーいっ！ありがと！

ふわふわだ〜っ！

【タオルを手に持ってはしゃぐ小石の神。さっきまでの危機はもう忘れたらしい】

>>165

『(泣いてる)』

『あっきれた…なんで泣いてるんですか…』

『ほんっと狐は人間好きだよなぁ…』

『……』

「神隠しさん、面倒なら何で来たの？つんでれってやつ？」

どこで覚えてきたのさそんな言葉…

気まぐれだよ、強いて言うなら音を聞きに来た

「うわー…不謹慎…」

あの子の笛の音なんだ、聞きたいだろう？

>>166

悪いな、ありがとう

【タオルを受け取って拭く】

>>169

雪狐……？

雪狐、だよね？

【自身が発するものとは別の泣き声に、思わず振り返る】

>>168

>>170

ん、どういたしましてー♪喜んでもらってよかったね！よかった！うん、よかったよ！

ってか、しーちゃん、ちゃんと吹かないと風邪ひいちゃうって

拭いたげるからこっちおいでー？

>>171

『ぎゃっ』

『バレてますね』

『俺ら帰っていいよね』

『……』

「えー、まだいたいのに…」

はいはい、見つかったら面倒面倒、狐置いてさっさと戻ろーねー

『え"、なんでおいてかれるの』

今消えても不自然でしょうが、僕なりの配慮なりけり

>>173

待ってください！

あの、あなたって電話に出てきてくれた人……ううん、神様、ですよね。たぶん。

すみません、あの時焦ってて失礼なこと言っちゃって……

>>172

はーい♪

【タオルをギュッと抱きしめたままとてとて駆け寄ってくる】

>>175

ん、いい子♪

【タオルを受け取って、小石の神の頭から順に拭いていく】

びっしょびしょだねえ

二人はなんで氾濫してる川の近くにいたの？危ないよ？

自分から見に来たボクがいうことじゃないけど♪

>>176

それってあたしとこのお姉ちゃんのこと？

>>177

うん！

マー君は大体予想つくよ！迷子でしょ？

>>178

うぐっ、まあ、そのとおり

お前に道教えてもらったのに、人通りが多いところに出てもみんな俺を無視するから流石に気づいたわ

俺人間に見えてないんだって

まあそれに気づいたところで迷子なのは変わりないんだけどな！

>>178

ここで水の底に住んでる小石とお話ししてたの！

どこから来たのーとか、どんな子なのー？とか！

で、水が増えたらささっとバイバイする予定だったんだけど、今日の川はなんだかおかしかったんだよね。

いつもはね、こんなに水が早く増えないし、早く流れないんだよ。それに万が一溺れても川の神様が助けに来てくれるんだ。

でも今日はなんていうか……川がぶっちょーづらだった？

どんどん深く荒くなっていって、気づいたらざばざばーってなっちゃった！

>>180

あたしちっぽけで軽い小石の神だから簡単に流されちゃうの。

でね、それを見てた水色の目のお姉ちゃんがばって飛び込んであたしを助けようとしてくれたんだけど、お姉ちゃんもざばざばしちゃった。

せつめいおわりー！

>>180

>>181

なるほどね！うんうんあるある！

川で遊んでたら急に水位上昇しちゃうやつ！

で、助けようとして一緒に溺れちゃうの！うん！あるある！僕もやっちゃったことあるよね？うん！やってた！アレは危なかった！

川って危ないから、気をつけて遊ぼーね！まあどこで遊ぶにしたってある程度は危険を伴うけど！

でもいつも助けてくれる川の神？さん今日来なかったんだ

何かあったのかなー？？連絡取れないの？

(メタ:今日は落ちます)

(自分も落ちます)

>>174

うわ

い、いいよ別に、僕も気にしてないし

笛の音、今日は、山が燃える5日前に吹いてくれた奴だったし

>>184

………ありがとうございます。なんやかんや言いつつ様子見に来てくれたんですね。

雪狐も……ありがと。

【そう言って彼女ははにかんだ】

【彼女から“神隠し”に対する感謝の気持ちが伝わってくる】

>>185

うっわぁやめてよ、僕は狐のお願い聞いただけなのに

『！？！？！？！？』

>>186

そうなの？雪狐。

>>187

『へあ！？えっと、気になったから…悪い！？(やけくそ)』

>>188

ううん、悪いわけないでしょ。ありがとね。

>>189

『～～～～！！ふふん！！やっぱりあたしは最高よ！！！そうでしょう！？』

うんうん、褒められて嬉しいんだね

『照れ隠しですね』

『ウケる』

『そういうの言わないでよ！？！？』

>>181

>>182

確かに心配だな

川の神、だったか？家とかいつもいる場所とかねえのか？

>>192

……しんだんじゃない？僕はそう思ってる

『というか貴方また迷ってたんですか…』

>>193

あ！蛇、久しぶり！

そっちは蛇の友達か？よろしくな！

ところで、死んだってどういう意味だ？

>>194

『はい、お久しぶりです

そうですね、お友達です』

お友達の隠で～す

うん、笛の音したから死んだんじゃない？僕に関わったからだ、可哀想…

>>195

隠か、いい名前だな！

笛の音？は、よくわかんねえけど、なんでお前のせいになるんだ？

俺は川の神とやらを知らねえし、隠とも初対面だからお前らの関係とか知らねえけど、別にお前が殺したわけじゃねえんだろ？

>>196

そうですよ、でも僕に関わったら死ぬ人が多いので、あの子の呪いかな…

【そこにはただ、上も下も左右も全てが白い駄々っ広い空間があった】
【つるつるした壁には磔にされた名状しがたい何かが額に入れられ飾られており、幾何学的に配置された長方形の机の上には冒涜的な形状の何かがきちんと整列して並べられている】

【そしてその中心には、一つの巨大な水槽があった】
「閉館時間になりました。只今ご来場のお客様は速やかに……」

【ひとりのカラ(この星での空の神の呼び名)は無機質な声でそうアナウンスする】
【長い黒髪を持つ彼女は地球風にいうと、ここの学芸員であった】

>>199

ああ、そうなのかもしれないね

どうだったっけか