- 1ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 18:30:43
- 2ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 18:32:45
- 3ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 18:33:49
- 4ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 18:35:46
SSまとめ
タウ帝国指揮官候補生氏
タウ帝国指揮官候補生氏 | Writening邂逅、そして忠告 https://writening.net/page?jTvtst とても忙しい一日の終わり https://writening.net/page?SFTG4mwritening.net91レス目氏
感想スレ3の91スレ目の人 | Writening我ら再び<戦闘者>とならん https://telegra.ph/%E6%88%91%E3%82%89%E5%86%8D%E3%81%B3%E6%88%A6%E9%97%98%E8%80%85%E3%81%A8%E3%81%AA%E3%82%89%E3%82%93-11-21 彼女達の日常 https://telegra.ph/%E5%B…writening.netブラックバイパー候補者氏
ブラックバイパー候補者 | Writeningプロローグ 疑問と消失 https://writening.net/page?WJENfy 出会いと問題 https://writening.net/page?HynfNewritening.netプライマークソードのサーヴィタ
プライマークソードのサーヴィタ<SS置き場> | Writening・キルチーム<カサエラン>の再会 https://writening.net/page?L4NddQ ・<カサエラン>の日常 https://writening.net/page?m4UMHr ・タイタス+対策委員会VSゲヘナ風紀委員会の石頭VSヴァルキューレ警察学…writening.net - 5プライマークソードのサーヴィタ25/06/02(月) 18:38:46
皇帝陛下と万機神の名の下、スレを保守せよ!!
- 6プライマークソードのサーヴィタ25/06/02(月) 18:46:08新任先生:ディメトリアン・タイタス - ハーメルン平穏はない、休息もない、赦しなどあるはずもない 暗黒の遠未来、あるのは戦争のみ 日常がある、休日もある、ケンカした後は仲直り ようこそ、キヴォトスへ これは…syosetu.org
ブラックバイパー候補者がハーメルンで投稿しているSSのリンク
- 7二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 18:50:48
スレ立てありがとうございますブラザー!!!!
皇帝陛下の名の下に祝福あれ!! - 8二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 18:51:17
このレスは削除されています
- 9ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 18:51:42
前スレの大まかなまとめ
・キヴォトス24時inタイタス先生
・ハイランダー生の間で伝わる誇張されすぎたタイタス先生の噂
・手作りピュリティ・シール
・勘違いされるサクラコ様(いつもの)
・元アーバイツ、ヴァルキューレ生概念
・散々なアバンギャルドくんへの感想
・キヴォトス型ターミネイター・アーマー
・成金趣味な服とギラギラデコマシンガン持ちのムチムチ高身長なバッドムーン氏族
・生前と同じ感覚で無茶をする元ドレッドノートと元ヘルブルート
・レマンラス戦車(レプリカ)、ヴァルキューレの正式装備入り
・エデン条約の襲撃で要塞院を損失した時を思い出す元クリムゾンフィスト
・百花繚乱編、元グレイナイトや元エクソシストの出番あり?
・元レッド・コルセア生徒概念 - 10タウ帝国指揮官候補生25/06/02(月) 20:01:43
スレ立て感謝します、ブラザー
- 11プライマークソードのサーヴィタ25/06/02(月) 20:15:42
今、投稿した自分のSSを振り返ってみたんですが………
タイタス先生、大人のカード使うシーンがない!?
カサエランの4人どころか、タイタス先生自身も戦えるばかりに宝の持ち腐れになってる!! - 12二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 20:16:54
新スレ乙の祈祷
- 13ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 20:20:28
プレナバテス戦で向こうの大人のカードに対抗するために使う可能性はあるから……
- 14ブラックバイパー候補者25/06/02(月) 23:43:35
スレ一覧に前スレのまとめを追加しました
- 15二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 06:50:01
お疲れ様でありますブラザー!
- 16二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 11:58:14
前スレのヴァルキューレ用レマンラスで乗り込んでくるカンナと後に続いて突入してくるアーバイツ
凶悪化した大阪府警みたいになってそう - 17二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 17:43:24
タイタス先生が大人のカードを手に取ったらサイズ感がおかしくなりそう
- 18プライマークソードのサーヴィタ25/06/03(火) 21:23:04
過去スレの続き
BL、SoH生徒たちが出撃に向けて黙々と、しかし激情を秘めながら準備しているのをクロコは見つめていた。
(………わからない)
彼女らのことを知れば知るほど、シャーレの顧問タイタスの事がわからなくなる。
「少し話せるかな?」
ふと、横から敵意のない声を掛けられて振り向く。
そこにはゲヘナ風紀委員の制服を着た黒髪の少女がいた。
「失礼、名乗るほどのものではない、ただ彼女たちを知る者であり、あのデメトリアン・タイタスを知るものだ」
クロコは突然の事に驚いて、目を見開く。
そのクロコをよそに少女はただ語り続ける
「貴方がタイタスを疑うのも最もだ。君が慕う先生とは何もかもが違う」
「…………」
「彼が先生という職務に忠実なのも、私達と交わした冷徹なまでの誓約からだ。そこには情も妥協もない」
「………」
「そしてタイタスはその本文を全うしてきた」
「………その力と厳格さで?」
「その通り」
「………あの男でなければ世界は救えないの?優しさや寄り添う心では世界は救えないの?、ただ全てを破壊する力と厳格な性格でしか世界は救えないの!?」
クロコは胸に秘めた淀みを吐き出すかのように叫ぶ
「先生じゃあ世界を救えなかったのッ!?」 - 19プライマークソードのサーヴィタ25/06/03(火) 21:47:49
「ストップ、ストップ!………いや止まるな!結論を急ぐな!貴方はまだ何も見てないでしょ!」
叫ぶクロコに少女は慌てて手を掲げて静止させる。
「まったくもう、せいては事を仕損じると言うでしょ?言っとくけど、タイタスは力はともかく、その厳格さのせいで、ものすごく振り回されたり、悩んだり、後悔していた!」
「えっ?」
「ミレニアムなんかじゃあ、私達の銀河からきた子達も調子に乗って、終始振り回されっぱなしだったわ!背中のエンジンを盗まれてヒイコラしてたし、大砲で撃ち出されたり、バカデカいウサギの着ぐるみを着せられて潜入任務なんかしたり………ブフッ、思い出したら笑えてきた」
「えっ、着ぐるみ?」
クロコはなにがなんやら理解できないと戸惑う。
「そしてその厳格さは、タイタスに決断を迫り悩ませてきた。とある勇者であり、王女でもある少女の生末に苦悩したり、条約のときに守り切れず撃たれてしまった少女のことで自責の念にかられていた。2個小隊が公園を占拠した時も、悩んでたわ!」 - 20プライマークソードのサーヴィタ25/06/03(火) 22:46:53
「それでもタイタスは先生として成し遂げてきた。力でも厳格さでもない、職務に忠実だったからでもない。それは生徒たちと過ごすうちに芽生えた”優しさ”から。言っとくけど、こっちに来る前のタイタスなら敵対したあなたを見捨てていたわ」
「ッ.......それは私の”先生”も持っていた。でも私の世界とこの世界では違うことがたくさん」
「その通り、この世界とあなたが生きた世界はまったく違う。あなたの”先生”にはこの世界を救えないし、逆にタイタスでもあなたの世界を救えなかったわ」
「それは........残酷........すぎる!」
クロコは声にならないうめき声をあげた。
「そう、世界は残酷だわ........ただ覚えておきなさい」
「?」
その時風紀委員集合のマイクが響いた。
「あなたの”先生”とタイタスは確かに違うところはたくさんあるけど、さっきの”やさしさ”と同じもう一つ共通点がある。それをさがしなさい」
そういうと少女は踵を返す。
「あ、待って」
「はやく行きなさい。言っとくけどこの世界はタイタスだけで救えるほど甘くない。あなたも含めて力を合わせなければ、あなたの世界以上に悲惨なことになるわ」
「ッ!?」
その言葉にクロコは言葉を失う - 21プライマークソードのサーヴィタ25/06/03(火) 23:03:01
そのころ万魔殿
「キキキ、聞いたかイロハ。風紀委員会の連中がまたタイタスの応援を受けたそうだ」
「でしょうね。ここより、風紀委員会の方がタイタス先生のウケがいいですし」
「おおかたヒナはタイタスの要請を受けて小躍りしてるはずだが、そうは問屋が卸さない!この前と同じように停止め」
その時ひとりの生徒会の制服を着た黒髪の生徒が入ってきた。
「あ?なんだ?ノックもなく無作法なやt」
「申し訳ありません!ただ緊急事態ゆえにマコト様に拝見していただきたいものが!」
「あ、なんだ?」
「このゲヘナゴシック計画の応援メールです!」
その言葉を聞いた途端、マコトの目がかっぴらき、イロハが驚愕のあまり椅子から転げ落ちる。 - 22プライマークソードのサーヴィタ25/06/03(火) 23:08:31
「ゴシック建築の良さがわかるマコト様すばらしい!」
「むむ!」
「あの尖塔アーチ痺れる!」
「むむむ!」
「あのステンドグラスナイスチョイス!」
「むむむむ!」
「マコト像見栄えグッジョブ!次は剣を空高く掲げる感じに建てて!」
「キキ、キャハハハ!、そうかそうか!このマコト様のセンスの威容が広がりつつあるな!」
「その通りです。あのゴシック建築をこっちでも見れるとは!ひいてはマコト様!ここに新たなゴシック建築の設計図を持ってきました!さぁすべてを忘れて語り合いましょう!」
そういうとどこからだしたか何十枚もの建築設計図をマコトの前の机にドサッと置く。
マコトはそれを興味心身に眺める。風紀委員会出動のことなんぞ頭からスッポ抜けていた。
(あんな子、万魔殿にいたっけ?)
イロハは椅子に座りなおしながら首を傾げた。
おあとがよろしいので今日はここまで - 23ブラックバイパー候補者25/06/03(火) 23:50:33
SS投稿乙だ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
差異の方が目立つだけでちゃんと同じところはある、か。これを教えてくれたのが誰なのかは分かるからあえて言わないけど、クロコが見えていなかった側面に気付くきっかけになるかな。
ところで勇者兼王女と条約の方はいいとして、公園を占領したのはrabbit小隊以外にもいるのか、この世界……
マコトの方は……持っていないけど、なんか、こう、おだてればあっさり騙されそうなのは分かる - 24二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 23:59:00
素晴しいss投稿ありがとうブラザー!!
- 25タウ帝国指揮官候補生25/06/04(水) 00:09:09
SS投稿感謝します、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ
クロコと会話してたの、もしかしなくてもあのお方かな?
後マコトに入知恵してるのも同一人物だったりして・・・
公園占拠に関しては候補が多すぎる - 26赤き水兵25/06/04(水) 00:31:23
寝る前に前スレの続き。思いつきで書いたものなので間違えがあったらごめんなさい。
海の上の何処かの場所にある一隻の船で・・・
レッド・コルセア生徒「つかれたな〜」
一人の生徒が、甲板にいた。彼女は略奪者としての仕事を終え一休みつけているところである。
レッド・コルセア生徒「まぁついさっき奪った船で帰港できるし、帰ったらクレープ屋でも行って食べよーっと。」
と上機嫌のまま一休みを終えて次の用事を済まそうと移動しようとした所、
レッド・コルセア生徒「ん、あのデケェ青い飛行機は!?「えいゃ!」うわ!?」
一機の青い飛行機を発見した瞬間に、突然スモークグレネードが投げられ、煙が彼女を包んだ。突然の出来事に彼女は混乱しながも冷静に状況を確認しようとするが、自分たちが乗ってる船とは違うエンジン音、空から人が降りている音、複数人が走ってる音、銃声や手錠をはめているような音などが聞こえさらに彼女はすごく焦ってしまった。
レッド・コルセア生徒「おいブラザー!!襲撃だ!手を貸せ!」
彼女は助けを求めてそう叫んだ瞬間に、煙が晴れた。そこに目に映ったのは先程に頭上に先程見かけた青い飛行機〈サンダーホーク〉のほかに、K.S.P.Dと書かれたボート類、小型船や中型船揚げ句に果てには攻撃ヘリまでもが、自分達の船を囲んでいた。またそれだけではなく甲板の周りとそこから見える操縦室には、犬耳の生徒やスモークグレネードを投げであろう白髮の生徒、その横でドーナツ食ってる青髪の生徒そして警察の格好をしている生徒が彼女の周りを囲んでいた。そして奥から彼女にとって憎たらしい紋章を付けている青いアーマーを着ている大男が彼女にこう告げる。
「私は・・・〈シャーレの先生〉であるタイタスだ。たった今我々がこの船を奪い返した。抵抗は無駄だ座れ。」
こうしてレッド・コルセアが奪った船は、レッド・コルセアがついさっきやった強襲の戦術とほぼ同じ方法で奪い返されてしまった。
そして捕まったレッド・コルセア生徒はタイタス先生にこぴっどく叱られるのはまた別の話。 - 27二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 08:01:11
プロトコル・投稿お疲れ様の祈祷
- 28二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 12:28:52
タイタス先生もやることが、やることが多い!って内心呻いてそう
- 29プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 18:07:09
まあスペースマリーンなんて過労死の星に生まれたような存在ですし
- 30プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 18:32:06
- 31二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 18:51:54
急に思い出したけどアストラ・ミリタルムにはエリシア連隊っていう空挺作戦を得意とする部隊もあったな
- 32二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 18:54:13
このレスは削除されています
- 33ブラックバイパー候補者25/06/04(水) 19:48:40
SS投稿乙だ、ブラザー・赤き水兵!
このやり方を伝授したのは前スレの設定にあったヴァルキューレ海警入りしたレッド・コルセアかな。煙幕で視界をつぶして急襲というのはよくある戦法だから自然とたどり着いただけかもしれないけど
- 34プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:00:39
>>22の続き
「せ、先生がカイザーと交戦中、足止めされてます!」
「なんでこんな時にカイザー!?関係ないじゃないの!」
アビドス高校では、アヤネの切迫した報告にセリカは頭を抱える。
「で、でも先生はトリニティとゲヘナにも協力を取り付けてました。しばらくすれば援軍が」
「間に合わない」
アヤネの言葉をホシノは一蹴する。
「みんな……ここからは私に任せて、もう誰も傷つけたくない」
うわ言のように呟いた後、ホシノはドアへ向かう。
「ち、ちょっと待ってください!あの数の敵を相手にするんですか!?流石にタイタス先生でもキツイですよ!」
「私一人ならできる。後のことは気にしなくていいよ、対策委員会にはなんの責任もないから、責任を負うのは私だけでいい。みんなは待っていて」
その言葉を聞いた瞬間、シロコはホシノと扉の間に立ち、銃口を向ける。
「ホシノ先輩が言う、みんなって?」
- 35プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:26:05
アビドスの対策委員会が一種触発の中、タイタスは乗客と乗務員を守りながらデスガード相手に奮戦していた。
ハイランダー生徒達がなんとかタイタスを援護しようとするが、催涙弾の影響で不調をきたし、そのうちに接近してきたデスガード生徒に至近距離からフルオートショットガンを撃たれ気絶する。
だが損害を重ねているのはデスガードも同じだった。タイタスのボルト弾を1〜2発は耐えれても、5発連続で撃たれれば沈黙する。
「損害は………2割といったところか。まぁまぁだな」
デスガードの指揮官は戦況を見極めながら、おもむろに無線を開く。
「ピュートリファイヤーからジェネラルへ、どうぞ」
「ジェネラルだ」
「潮時ね、後退する」
「貴様らならまだ耐えられると思ったが?」
「バーさんを労りなさいな。少なくともまだ総会と列車砲探しが残ってるんじゃないの?ここで消耗しつくすのは聡明なジェネラル殿なら愚策と分かるはず。」
「その手には乗らんぞ」
「バーさんの助言は聞いときなさいなって」
「………デスガードは、後退した後列車砲捜索及び総会防衛のために部隊を再編成しろ」
「了解」
「デスガード諸君、後退する。負傷者に手をかせ!」
ありったけの煙幕弾が半円を描いて打ち上げられる - 36プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:37:59
タイタスは戦闘が終息に向かいつつあるのを感じた。
多重の煙幕が周りを包み、突撃してくるのかと身構えたが、銃声は遠ざかっていきポツポツとマズルフラッシュが消えていった。
(終わったか?)
タイタスは警戒心を維持しながら、うずくまる乗員、乗客を診る。
幸い、催涙の影響はあるがそれ以外に異常をきたしたものはいない。
「ケルストロスからタイタス先生へ、聞こえますか?」
「タイタスだ、聞こえてる」
「今ゲヘナを飛び立ち、急いでそちらへ向かっています」
「了解した。ゲヘナからの増援はどうだ?」
「風紀委員長自ら陣頭指揮をとってアビドスへ向かうそうです。」
「ヒナ委員長がか………かたじけないな」 - 37プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:50:03
カサエランのヘリがタイタスを回収し、アビドス郊外に到達したときには日が上っていた。
「センセー!アビドスから煙が上がってる!数は3つ!」
「煙だと?………攻撃をうけたか!?」
ウルファの報告を聞き、タイタスは開け放たれたハッチからアビドス高を見つめる。
たしかにグラウンドから航空燃料らしき煙が3つ上がっている。
「ダリウス!アビドス高に近づくな。2キロほど離れた場所で俺達を降ろせ!」
「了解」
比較的障害物のない開けた場所を見つけ、ヘリはホバリングし、タイタスとケルストロス、ウルファは降り立ち、アビドスへ向けて駆けていく。
彼らが到着したとき、アビドス高は戦闘が終わりヘリの残骸が炎上しているのみだった
「た、タイタス先生!」
「センセー、アヤネ委員だ!」
アヤネの声を聞き、ウルファとオオカミがその場所へかける。
「なにがあった!?私募ファンドの連中が攻めてきたのか?」
「ほ、ホシノ先輩が暴走しました!」 - 38プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:54:55
みんな、大丈夫
ノノミちゃん、待っててね
もう
過ちは終わらせる
先生には誰も傷つけさせない
おあとがよろしいので今日はここまで - 39プライマークソードのサーヴィタ25/06/04(水) 21:57:17
他所のスレに誤爆してしまった
- 40ブラックバイパー候補者25/06/04(水) 23:48:03
SS投稿乙だ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
とうとうホシノが暴走してしまったか。カイザーの時間稼ぎもうまく使われた形だ。これも全て地下籠りの盤上になっているということなのか - 41二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 06:21:42
おぉ……事態が混沌としてきた…
- 42二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 07:50:43
ホルス因子が大暴れするぞ
- 43二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 15:55:10
凶悪なガントレットを振り回したりするんか…
- 44二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 20:08:37
>>38の続き
「………ホシノ先輩は一人で行ってしまいました」
アヤネがタイタスに視線を向けて呟く
「みんなはついてくるなって」
セリカもタイタスに視線を向ける
「特に理由を言わず」
「一人背負い込んで」
「強引に」
カサエランの3人もタイタスに視線を向ける。
「先生を見習って」
シロコもタイタスに視線を向ける。
5人揃ってジト目を向けられ、タイタスはバツが悪そうに顔をしかめる。
「………前にホシノを助けに行くために独断でカイザーの施設へ行った俺が反面教師となってホシノの暴走を招いたのは肯定する」
渋々とタイタスはあの行動が間違いであったと肯定した。
「でも考えたら、先生みたいに戦うより距離を開けてついて行ったほうが良かったかも………私が至らなかった」
「なに落ち込んでるのよ、シロコ先輩らしくないわね。以外と死角が多い先生はともかく、ホシノ先輩なら巻かれるだけ!」
「ん、ありがとうセリカ」
「素直になられても、これはこれでやりづらいわ!」
セリカの「死角が多い」発言にタイタスは「むぅ」と少し呻いた。
- 45プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 21:25:14
ともかく状況を整理することにした対策委員会とチームカサエラン。
「すべてを片付けたら、責任をとって姿を消すと。どうすれば先輩を助けられますか?」
今までの状況を報告したアヤネがタイタスに不安げに呟いた。
(.........これはベレンの時と同じではないか?)
タイタスは不意に違和感を感じ、思考を巡らした。
周囲の状況に追いつめられ、一人孤独に先走り事を成そうとしているホシノは、爆発により弟子を傷つけられ、怒りのあまり暴走し、シスターフッドを攻撃したベレンと重なる。
(まさか...........ティーンチに連なる者か?)
このキヴォトスには混沌の神に仕えるディーモンが生徒化した者たちもいる。
彼らの多くは今の姿と世界を受け入れ信仰を捨てて生活しているが、一方で治安の悪さに乗っかり悪事を働く者も珍しくない。
今回のホシノとベレンの件は裏で手を引いている者がいるのではないか?
タイタスは仮説にたどり着く。
「タイタス先生?」
アヤネの不安そうな声にタイタスは我に返る。
「シロコ、セリカ、アヤネ、覚悟は...........聞くまでもないか」
「あったり前じゃない!このままじゃあBLとSoFのみんなに顔を合わせられない!」
タイタスの言葉にセリカは不敵な表情で返す。
幾度の激戦を潜り抜けてきたアビドス高校は対策委員会、BL、SoHともに強い仲間意識が芽生えていた。
マリーンの彼女たちに留守番を頼まれたのだ、それに応えなければ名折れだ。とセリカのまなざしは訴えていた。 - 46プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:01:52
「まずノノミ先輩を助けなければいけません」
「一人で向かったホシノ先輩を止める必要があります!いくらホシノ先輩が強くても、数で押されれば手も足も出ないはずです」
「そして.......アビドス砂漠のどこかにある「列車砲」を悪い大人たちの手に渡らないようにしなければなりません」
「そのためには、砂漠横断鉄道の問題も解決しないと」
「曖昧になってた”対策委員会”と”生徒会”の扱いも」
「ウーン、ノノミ委員なら私と相棒の鼻が使えるかえら良いとして、ホシノ委員長を止めるのと列車砲を手に入れるのはセンセーに任せればいいけど、鉄道の権利やら生徒会やら、は手に負えないなー」
対策委員会の会話を聞いて、ウルファは呻くように呟く。
「私たちにとって、弱点となる場所ばかり突かれるこの状況は......誰かの執拗な悪意を感じます」
「アヤネ委員の言うとおりだ、俺も何者かからの悪意を感じる」
「え、先生も!?」
アヤネの直感を肯定したタイタスにセリカは少し驚いた - 47プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:14:19
「私にとっての対策委員会と同じように、ホシノ先輩にとってアビドス生徒会は大切な場所。その存在を、先輩自身が否定するのは.........」
「うん、アビドス生徒会もちゃんと残さないと」
「そうだな」
シロコの言葉にセリカとタイタスは頷く。
「ごめん、セリカと先生。私のわがままで.......」
「き、気にしないでください先輩!」
「大丈夫だシロコ、俺たちアスタルテスにとって、居場所を無くすのは言葉で表現できないほどつらいことだ。それに俺は先生として職務に励む誓いを立てた。お前たちのわがままなど軽い奉仕に過ぎない」
このキヴォトスで多くの挫折と悟りを経験したタイタスがツンデるセリカと対照的にほほ笑む。キヴォトスに来た当初はこの表情を人前で見せたことがなかった顔だ。 - 48プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:25:05
「とりあえずアビドス生徒会と対策委員会から解決するぞ」
「エー、一番難しいのからやるの?」
「ウルファッ」
文句をいうウルファにケルストロスが縦一文字に脳天割を食らわせる
「......たしかユメ前委員長が療養により席を外れたあとは空席になってる筈だ。ならばその役職に就くものを決めればいい」
「それって.......」
「補欠選挙」
タイタスの言葉に呆気にとられたアヤネにダリウスがフォローを入れる。
「補欠、選挙..........」
その言葉の真意を理解しアヤネが生徒会長に立候補し、アビドスの全員が賛成ののちアヤネ生徒会長が誕生するのに時間は掛からなかった。 - 49プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:38:47
「これから債権団体総会に乗り込み、ユメ前生徒会長が結んだ契約を維持します!なぜなら私たちにはその正当性がありますから!そして列車砲の権利はネフティスにも私募ファンドにも渡しません!同時にネフティスからノノミ先輩を返してもらうよう要求します!この要求を受け入れなかった場合、敵対行為とみなし実力行使にでます!」
「”シャーレの先生”デメトリアン・タイタスはその声明を支持し、持てるすべての力を行使する!」
「よっしゃ!ノノミ委員の場所はアタシと相棒に任せろ!」
「ヘリの離陸準備に行く!」
「わが母上サングィニスに伝え”ブラッド・エンジェル”の支援を申し出ます!」
「ん、ホシノ先輩は?」
「ホシノ先輩は.........」
その言葉の意味を理解したのか、アヤネはワナワナと怒りで震えだす。
「書記に降格です!」 - 50プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:45:05
「ノノミ先輩を助けホシノ先輩を助けるには、まず私募ファンドを突破しなくてはいけませんが.......」
「ならば俺に作戦がある」
そういってタイタスは地図に指さす。
「今、サングィニス閣下率いるトリニティの”ブラッド・エンジェル”たちがアビドスへ向かってる。彼らを迎えるにはこの駅を確保する必要がある。そのためにはここの全員の力が必要だ!」
「はい!」
おあとがよろしいのできょうはここまで
明日は休みです - 51プライマークソードのサーヴィタ25/06/05(木) 22:59:33
ところでエデン条約編の流れはタイタス先生が起こす波紋をもとに物語を描いていますが、”条約のときに守り切れず撃たれてしまった少女”は誰だと思いますか?
- 52ブラックバイパー候補者25/06/05(木) 23:14:48
SS投稿お疲れだ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
ベレンと状況が重なっているというのもあるけど、悪い方へ簡単に転がっていくのも違和感を感じる要因になっているかも。何者かにいつの間にか誘導されるというのはレシディアス星系で経験しているし。……丁度こっちもティーンチの眷属と信奉者だったな
一応参加していたネームドで考えるとナギサ、ヒナ、アコから一択だけど……まさかモブのだれか?
- 53二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 06:21:35
ss投稿お疲れ様でしたの祈祷プロトコル実行
地下ピーはホンマ混沌好みなキャラですよね - 544225/06/06(金) 07:53:21
よく考えるとホシノがテラー化したらブラッドエンジェルも暴走し始めるのでは?
- 55二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 16:50:26
- 56二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 18:08:26
- 57二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 18:59:11
- 58ブラックバイパー候補者25/06/06(金) 19:05:53
ブラッドエンジェルが抱える黒き怒りはサングィニウス閣下由来だから……と言いたいけどそもそも黒き怒りの始まりはホルスが関わっているから否定しにくいな
あとホシノのテラー化でルナーウルフ由来の元マリーン生徒のテクスチャが剥がれそうになるというのを前々から考えたことがある。地球の戦いの最後、大逆派の旗艦『ヴェンジフル・スピリット』で皇帝と戦った時にサイキックを使った描写があるから、サングィニウス閣下の死でブラッドエンジェルの遺伝種子に黒き怒りが広がったように、総主長ホルスの力が顕出するのに合わせてホルスのサイキックの影響で元の姿に戻ろうとする、という感じで。サイキック的な繋がりが総主長とマリーンにあるからこういう事象が起きてしまうと思うんだ
- 59二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 19:06:08
- 60プライマークソードのサーヴィタ25/06/06(金) 20:42:06
- 61プライマークソードのサーヴィタ25/06/06(金) 21:04:50
- 62二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 21:19:04
お化け屋敷(ガチ)だったらメチャクチャ頼りになるな……
- 63ブラックバイパー候補者25/06/06(金) 21:35:36
今日はリオの誕生日、ということで思ったんだけどマリーンたちって誕生日とまではいかなくても同じ誕生月のマリーンをまとめて祝ったりするんだろうか?
ここでいう誕生月は生誕した月ではなくマリーンとして肉体改造が終わった月になると思うけど - 64二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 06:15:38
- 65二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 07:36:06
ヴァルキューレの車両デポにもいるメカニカス生徒、レマンラス戦車も彼女らのツテで導入したとかそんな感じかもしれないし、押収された機械類の検分役かもしれない
- 66二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 13:17:12
美食研が給食部の車両を強奪、アクセルを踏むが動かない
「おかしい…で…すね……」
後ろを見ればタイタス先生が車両後部を持っていて
"車両強盗と誘拐の現行犯だ" - 67ブラックバイパー候補者25/06/07(土) 19:41:49
- 68二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 19:52:27
>>50の続き
攻略法その四「心は予測も制御もできない」
多くの負の感情によって生み出された渾沌があなたの前に立ちふさがるでしょう。
先生、あなたなら知ってるはずだ、ルールに縛られる愚かさを。
このボード台の上は、あなたと私の独壇場。
さぁ、あなたのターンですよ
- 69二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 19:54:01
たまにどころか頻繁に起こりそうで悲しい……
- 70プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 21:02:03
「ウルファからセンセーへ。ノノミ委員の居場所が分かった!場所はアビドス中央駅旧庁舎。繰り返すアビドス中央駅旧庁舎!」
「ん、そこは債権団体の総会が行われる場所」
「二手に分かれるのを想定しましたが、これでホシノ先輩が背負おうとした全ての問題が解決します!」
ウルファの報告にシロコとアヤネが頷きあう。
「やっぱ、先生を含めたマリーンってすごいわね」
「ん、セリカが攫われたときも先生とホシノ先輩、BLとSoHのみんなが頑張ってくれた」
「い、いつの話よ!もう忘れてってば!」
シロコの言葉にセリカは顔を真っ赤にして遮ろうとする。
「思えば、昔の話のようですね」
「ん」
「………ありがとう、みんな」
「礼には及ばん。先生として成すべき事をしただけだ」
タイタスの言葉に対策委員会の3人は明朗な表情を浮かべた。 - 71プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 21:34:36
対策委員会が作戦会議を終えて、駅へ出撃したその頃、アビドス中央駅旧庁舎西地区では、ホシノが私募ファンドの私兵を蹂躙していた。
一つのグループが立ちふさがるたびに、淡々と処理しつつ歩んでいく。
悲鳴じみた応援要請を受け、私兵達はホシノの元へ集まっていく。
その兵士たちをホシノは、ショットガンで撃ち抜き、拳銃の弾丸を脆い部分に撃ち込み、至近距離の敵にシールドを叩き込み数十メートルまで吹っ飛ばす。
「全戦力をホシノに集中しろ!総会が終わるまで中にいれるな!」
押収品競売組合長が、無線越しに怒鳴りつける。
その言葉に触発されたかのように、ホシノの目の前を武装したヘリが立ちふさがる。
「またヘリ?」
他愛もなさそうに呟くホシノへ向けて、ヘリはミサイルを撃ち込むが、ホシノは弾着場所から素早く走り出し、残骸を足場に高く跳躍し、ヘリに乗っかる。
「う、うわぁぁぁぁぁ!」
ヘリ乗員が叫んだが、既に遅くその顔に銃口が向けられていた。 - 72プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 21:50:45
ホシノが一騎当千の闘いをする中、総会の会場ではネフティスと私募ファンドの間で内輪揉めが起きていた。
「黙れ、ネフティス!」
私募ファンド側が子飼いの兵士たちの銃口をネフティス幹部に向けさせる。
「なんの真似でしょうか?」
「お前たちの企みなど、とっくに分かっている。我々を裏切ろうとしているのだろ?」
私募ファンドの糾弾にネフティス幹部はおもむろに指を鳴らした。
その途端、会場に重装備の生徒達6人がなだれ込む。
その少女達のベストにはカイザーPMCの文字が書かれ、ショルダーアーマーにはデスガードのワッペンが貼られていた。
「か、カイザーPMCのアスタルテスだと!?」
「おやおや思った以上に名が売れてたようね。どうやら老骨に身を打ったかいがあったよ」
私募ファンドの驚愕の叫びに、デスガードのピュートリファイヤーはケラケラと笑う。
そのデスガードたちを後ろに侍らせネフティス幹部は勝ち誇ったように宣告する。
「言葉には気を付けてください。列車砲は私達のものです」 - 73プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 22:22:17
「ゲェーー、シャーレの魔神!」
「たべないでー、美味しくないよー」
ネフティスの裏切りを聞き、急遽横断鉄道の作業を開始したノゾミとヒカリ率いるハイランダーだったが、その前に青いアスタルテスと対策委員会が立ちふさがっていた。
「ハイランダー学園に告ぐ。今すぐアビドス対策委員会の許可を受けてない工事を中断せよ!従わない場合はシャーレの先生である俺が武力行使を行う!」
タイタスの威風堂々とした最後通牒にハイランダー側は渋々と従った。
「ケルストロスは、サングニィウス閣下が到着するまでここを確保、ダリウスはケルストロスの指揮下に入り航空支援を行え」
「了解!もし先生がいない間に何かしようものなら、後悔させてやります」
ケルストロスが強く頷く
「ではアヤネ会長、総会まで出発するぞ」
「はっはい!」
タイタスの言葉にアヤネは返した。 - 74プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 22:42:17
「どうなってるのこれ!?」
多くのスクラップが散乱した戦闘跡にセリカは上ずったように呟く。
「………ホシノ先輩は?」
「待ってください………見つけました、前方700m先に確認。でもドンドン離せれていきます!」
「ん、先生!」
「ペースを上げるぞ、俺が先頭に立つ、シロコとセリカは俺を盾にしろ!」
タイタスはボルターを残存する私募ファンドの私兵達に無駄なく撃ち込みながら前進する。その陰をセリカとシロコが側面を警戒しながら着いていく。
盾持ちノオートマタがタイタスの行く手を塞ぐが、すかさずチェーンソードを振りかざして、盾を払い態勢が崩れたオートマタの体にボルト弾を撃ち込み破壊する。
ブラックマーケットのヘリがタイタスたちの行く手を阻んだが、すぐに破壊したオートマタの盾を掴み、ヘリのエンジン部に投げつける。
勢いよく放たれた盾はヘリのエンジンを突き刺し、出力を大幅に減少させ墜落させる。
一連の戦闘を難なくやって魅せて、それでいて体幹がブレる事なく、ドンドン前進してくる死の巨人に私募ファンドの私兵達は士気が急速に、低下していった。 - 75プライマークソードのサーヴィタ25/06/07(土) 22:46:18
おあとがよろしいので今日はここまで
- 76ブラックバイパー候補者25/06/07(土) 23:40:50
SS投稿ありがとう、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
同じ無双でも盾持ちだけど基本機動力で翻弄するホシノと正面から叩き潰すタイタス先生で対比になっているな
……後輩たちを見ているようで見ていないホシノとついてこさせる形だけど歩調を合わせているタイタス先生という形でも対比になっているけど - 77プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 09:07:22
オデュッセイア海洋高等学校に所属するマリーンでちょうど良さそうな戦団を見つけたから紹介します。
ホスピタラー戦団
インペリアルフィストの後継戦団でブラックテンペラーと同じく帝国正教を信仰しているけど、ホスピタラーは主に帝国中の交易ルートの保護や巡礼者たちを守ってる異色の戦団。
その名前の通り負傷したマリーン達の治療や負傷者の保護もしていてキヴォトスの救護系とも相性がいい。
キヴォトスに来たホスピタラー戦団の生徒は、オデュッセイア海洋高等学校に所属し航行ルートの保護、および海難事故があればいち早く急行し、負傷者の治療もする。
詳細な紹介は英語だけどここHospitallers"In death is the Emperor's love equally shared." — Brother Raphel of the Hospitallers Space Marines Chapter The Hospitallers is a relatively young Successor Chapter of the Imperial Fists, raised during the 24th Founding a little over two Terran millennia ago. The Hospitallers is a fleet-based Chapter that famously rejected the teachings of the Codex Astartes by which most of its brethren among the Adeptus Astartes abide. The Hospitallers is also one of the few Chapters to recognise the...warhammer40k.fandom.com - 78二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 09:15:06
ss投稿お疲れ様でございます
タイタス先生のパワーは頼り甲斐があるなぁ… - 79プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 10:29:04
>>74の続き
「これで終わりでしょうか?」
デスガードの攻撃で粉砕されたオートマタ達の上に立ちながら、ネフティス幹部は意気揚々と話す。
「ぐぅ………」
完全に主導権を奪われた私募ファンドの債権者達はうめくことしかできない。
「ところで、先程私達が裏切ったという報告はどこから?」
ふと、どこからか情報が漏れた気になった幹部が尋ねる。
「私だ」
「な、スオウさん!?」
こともなげに呟くスオウに、ネフティス幹部は虚をつかれる。
「ま、ま……まさか寝返って」
「いいや、そうじゃない」
二転三転する会場に二人の男が現れた。カイザーのプレジデントとジェネラルだ。
「プ、プレジネント!?」
事態を飲み込めないネフティス幹部がパニックになる中、おもむろにジェネラルは指を鳴らす
「まぁそういうことさ。若造」
ピュートリファイヤーが幹部の額に銃口を向け引き金を絞った
- 80プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 10:53:47
「ッ!」
ホシノを追いかけ、進軍するタイタスと対策委員会3人の前に、発煙弾が次々と投射される。
「ちょっと、なにこれ見えない!」
「デスガードだ!煙に近づくな、催涙にやられるぞ!」
タイタス達が歩みを止めたと同時に、煙の向こうから何十個ものマズルフラッシュが光る。
そのデスガード達へ向けて、ボルトライフルを向けるが、遠方のビルから閃光が走り、ボルトライフルに重量のある弾丸が着弾し、タイタスの手から弾かれ、飛んでいく。
「ぐぉっ!」
「先生!?」
「対戦車ライフルだ、ビルの陰に入れ!」
すかさずボルトピストルをデスガード達に撃ちながら、対策委員会の3人を物陰に誘導する。
タイタスがビルの陰に入る前にもう一発が頭部をかすめたが、大事には至らなかった。
「ん、狙撃手。カラフルなビルの20階ぐらい!」
「距離があり過ぎて、こっちの武器じゃあ届かない!」
「やむを得ない。ルートを変更するぞ」
シロコとセリカの報告を受けて、タイタスが進軍ルートを変更使用もした時、アヤネが切羽詰まった声で報告する。
「先生!、カサエランの二人とハイランダー学園が居る所にカイザーPMCが!?」 - 81プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 11:13:11
「うぉーなにこれー」
「どうなってるの?」
次々と押し寄せるカイザーPMCの兵力にハイランダー生たちはパニックに陥る。
「私募ファンドの兵力を確認。排除する」
PMC兵がおもむろにハイランダー生徒に銃口を向ける。
「ひッ、わ、私達は何も」
だが生徒が言い終わらない内に銃声が鳴り響き、PMC兵が倒れる。
「敵だ!ハイランダー生は応戦しなさい!ダリウスは上空支援を開始して!」
ケルストロスが動揺して動けないハイランダー生達を物陰に隠しながら、発砲する。
「えー、シャーレの命令を受けるのー?」
「ハイランダーは他所の命令は受け付けないよ!」
「痛い目を見たくなかったら、撃ちなさい!」
ノゾミとヒカリの抗議をケルストロスは言葉で押し被せる。
それに吊られてハイランダーの生徒たちも応戦し始める。
「」 - 82プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 11:22:03
「カイザー?」
目の前に現れたカイザーの私兵達にホシノは怪訝そうな表情を浮かべる。
「ふ。見つけたぞ、小鳥遊ホシノ」
ジェネラルはSOFの隊員とデスガードを引き連れ、ホシノの眼の前に立ちふさがった。
ホシノはおもむろに拳銃を握りしめ、目の前を塞ぐ不届き者達に啖呵を切る。
「退いてもらうよ」 - 83プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 11:43:19
「ケルストロス、状況は!?」
「大丈夫です!持ち堪えられます!」
タイタスの呼びかけに、ケルストロスは無線越しに応える。
「ホシノ先輩はカイザーと交戦中です!」
「ホシノは止まったのに、こちらは別のルートを進まねばならないとは………」
「総会まであと、1時間しかありません」
「大丈夫、まだ間に合う!」
焦燥にかられるアヤネを、シロコは落ち着かせる。
とはいえ、状況は悪いほうだ。
総会に到着するのが、優先すべきことだが、ケルストロス
達も心配だ。
タイタスがどちらへ向かうか考えようと決めようとした時
ダリウスの声が無線から響いた。
「アビドス郊外から列車を確認!」 - 84プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 12:05:14
「来た!」
ハイランダー生徒達を纏め上げ、カイザーPMCと銃撃戦を繰り広げている時、遠方から高速で接近する列車を見て歓声を上げる。
その列車から人型の物体を吊るした小型ヘリコプターが2機飛び立ち、カイザーが包囲する外縁側へ向かう。
それに気づいた兵士たちが攻撃するも、吊り降ろした物体から駆動音が鳴り響き、強烈な弾幕が放たれる。
銃撃に怯んだカイザー達の真上をヘリが飛び去る瞬間、物体を吊るしたワイヤーが放たれ、地上に降り立つ。
赤い装甲を身に纏ったそれは、至近距離にいた兵士を大型クローで薙ぎ倒し、距離が離れた敵にガトリングの弾幕を浴びせる。
ブラッドエンジェルのターミネイターアーマーがカイザーPMCを蹂躙していく。
サングニィウス率いる赤きアスタルテスたちが到着したのだ。
ちょっと休憩入ります - 85プライマークソードのサーヴィタ25/06/08(日) 14:29:12
ブラッドエンジェルがハイランダーの救援に駆けつけた頃、ホシノはデスガードとカイザーSOFの足止めに手間取っていた。
「撃破しなくていい、総会の終了時刻まで持たせろ!」
ジェネラルの命令をデスガード達は忠実に実行していた。
SOF兵士がホシノに撃たれ倒れ込めば、彼女たちはすぐに穴を埋め、さらに負傷した味方の邪魔にならない所に置く。
そしてデスガードの隊員を倒そうにも、重装備の彼女たちはホシノの銃撃でも容易に沈黙しない。
舌打ちしたホシノがシールドに隠れリロードした時、瓶が投げつけられ、地面に落ちて割れたかと思うと尋常じゃない異臭がホシノを襲い、涙が溢れ気力が削られ、シールドの陰にもたれかかる
「どうだ、バーさんお手製の催涙瓶は?」
勝ち誇ったかのようにピュートリファイヤーはフルオートショットガンで集中攻撃する。デスガード達は動けないホシノに弾幕を作りながら包囲していく。
追い詰められたストレスでホシノの思考が鈍る。ホシノは無我夢中で、シールドをデスガードに振るった。
「ぐあぁぁぁぁぁぁぁッ!!」
その時、信じられない事が起こった。
そのデスガードは何か見えない力で殴られたかのように、宙を舞いながら後方へふっとばされた。
ジェネラルとピュートリファイヤーは突然の事に唖然とする。ピュートリファイヤーはふっとばされたデスガードからホシノに目をやりそして凍り付く。
「あ、あれは…………」
涙が流れ、あえぐように息をするホシノはは気づいていなかった。
彼女の左上頭上に朧気ながら、黒いオーラを纏った巨大なメイスが浮かび上がっているのを。
おあとがよろしいので今日はここまで - 86二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 17:15:53
遂に来た
- 87ブラックバイパー候補者25/06/08(日) 17:47:07
SS投稿乙だ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
とうとうホルスの力が顕出してしまったか。ほとんど無自覚で咄嗟に出てきた、という感じだけどホルスを知っていてもおかしくないデスガードからすればとんでもないものを呼び起こしてしまったと思っていそうだ。ジェネラルはそんなことを知らないから攻撃しろって命令するけど、こればかりは拒否されるだろう。目の前の脅威と手元の喧しさなら前者から逃げる方を選ぶしかない状況だから - 88ブラックバイパー候補者25/06/08(日) 18:01:48
あと書き忘れていたけど今のサングィニウス閣下はキヴォトスでその正体が知られているのだろうか?
最終編で自分の正体を明かしてマリーンやミリタルムたちをまとめ上げて防衛にあたってもおかしくないと思うんだ。まあ世間からは我の強い連中をまとめ上げられる人物止まりかもしれないけど - 894225/06/08(日) 18:39:12
- 90タウ帝国指揮官候補生25/06/08(日) 21:23:57
SS投稿感謝します、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ
出たぁ(絶望)
久々にこのスレに来たら最悪の状況になってる・・・
デスガード達が手強いとか考えてたのにそれらが全部吹き飛んでしまっているよ・・・
しかもブラッドエンジェルがここに向かってるからそっちもこの惨状を見て暴走しかねないのもヤバい - 91二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 06:11:04
デスガードの古参とか顔真っ青になってるんだろうなって
- 92二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 06:21:38
SSありがとうございますブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!!!!
そしてホシノの頭上にすんっごい見覚えのある大元帥のワールドブレーカー!!!!!
精神がすり減ってきてるのもあって表に出てきてしまったか
にしてもあのパワーモール、スペースマリーンの胴体並みに大きいから威圧感半端ないだろうなぁ…… - 93二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 14:53:25
補修部編の美食研究会らへんで披露しそう
- 94二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 19:22:40
補習授業部に挨拶へやってきたタイタス先生を見たコハルが見上げ過ぎてひっくり返る流れはありそう
- 95二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 19:34:59
>>85の続き
朧気ながらホシノから浮かび上がる、巨大な戦槌にカイザーの兵士達は慄く。
「ひ、ひーーー」
ジェネラルは「怯むな!」と号令を揚げようとした。
だが、判断が速かったのはピュートリファイヤーだった。
「SOFはジェネラルを後方へ下げろ!奴はデスガードが相手する!」
「なッ!?貴様勝手に」
ジェネラルが怒声を上げる前に、SOFの兵士たちがその体を抑え戦線離脱を図る。彼らもその異常性を理解していた。
「指揮官は私だぞ!」
「バーさんの小言だ。指揮官は最期まで生き残るのが責務だ。勝ち目がないあの化け物は、バーさんに任せろ!」
「貴様!?よくも抜け抜けと」
「この戦争の勝利は列車砲を手にすることだ。行け!!」
「グッ!?」
SOFに羽交い締めにされながら、ジェネラルは強引に戦闘から離脱された。
「………まったく、怖れしらずとタフさが資本なのはババァには辛いよ」
顔を引き攣らせ、軽口を言いながらピュートリファイヤーはホシノを見据える。
「ホルスの叔母には大層世話になったんだが、恩知らずと恨むなよ」
- 96プライマークソードのサーヴィタ25/06/09(月) 20:16:15
ホシノが無我夢中にデスガード達へ突進した頃。
カイザーのスナイパー達が、路地裏を沿うように進む先生と対策委員会3人を高所から見張っていた。
彼らが携えているのは、大口径の対戦車ライフルで装填されているのは徹甲榴弾。
いくら先生が超人的であろうと、キヴォトス人でない限り撃たれれば傷つく。特に装甲が施されてない関節や脇腹部分だ。現にエデン条約では爆撃により、右の脇腹に鉄筋が貫通し重傷を負っていた。
もちろんそう簡単に撃破できるとは思っていない。だが、列車砲の位置が分かるまで時間を稼ぐことは可能だ。
「!」
路地裏から黒髪ツインテールの少女が、大通りを走り抜けながら横断していくのをスナイパーは目ざとく見つけた。
「目標を発見!」
次に現れるのは先生に違いない。そう狙いを済まそうとした時、背後から気配を察知した。
慌てて振り向こうとしたが、兵士は頭を撃ち抜かれ沈黙した。
クロコは撃ち抜いた兵士を足蹴にして、動かない事を確認した後に何もない空間に現れたゲートをくぐり、次のスナイパーの位置へと赴いた。 - 97プライマークソードのサーヴィタ25/06/09(月) 20:29:32
禍々しい特大の鉄槌が豪快に振われ、またデスガード生徒が吹っ飛ばされる。
ホシノがシールドを無我夢中に振るうたびに、デスガード生徒は一人また一人とリタイアしていく。
「近づくな!距離を開け!」
「煙幕を使うべきでは!?」
「バーカ、それじゃ煙で逃げられちまう!バー様の任務は足止めさ!」
ピュートリファイヤーは引きつった笑いを浮かべながら、フルオートショットガンをホシノの盾撃ち込む。
「盾を振るわせるな!あれがトリックだ!」
ピュートリファイヤーは仲間に叫びながらドラムマガジンをリロードしようとした。
その時、ホシノは思いがけない行動にでた。盾を捨て一気に駆け出し、ピュートリファイヤーに肉薄する。
「しまっ」
ピュートリファイヤーが反応するより早く組み付き、防弾が施されていない、首元にショットガンをねじ込み撃ち込んだ。 - 98プライマークソードのサーヴィタ25/06/09(月) 20:45:42
「クソ、スナイパーはどうなってるんだ!?」
タイタス達を追っているデスガードたちが、タンクデサントをしながら悪態をつく。
彼女達は唯一無二のタフさを持っているが、欠点として鈍足で走る事ができない。それゆえ移動はもっぱら車両に頼っていた。
「こちらA班、ピュートリファイヤーがやられた。繰り返す、ピュートリファイヤーがやられた!」
「何だって!?」
突然の凶報にデスガード達は狼狽する
「ど、どうする!?あの先生を追っかけるか、それともあのA班の所にいくか………」
その時、ビルの陰から飛び出す者がいた。
彼女は褐色の肌に銀髪のツインテールをたなびかせ、戦車の砲塔に乗った。
「な!?貴様だれ」
デスガード生がいい終わらない内に、ライフルのストックで思いっきり頭を殴り、戦車から叩き落とす。
敵と認識し、銃を構えようとしたデスガード生にいち早く反応し膝に一発撃ち込み、態勢が崩れたところを思いっきり蹴り付け、また戦車から落とす。
ようやく他のデスガード兵が銃口を向けようとしたが、懐から手榴弾を取り出し、戦車のハッチに放り込み飛び降りる。
「アーッ!ムカムカする!」
足をオオカミに舐められ大層ご立腹のイオリが叫んだと同時に戦車の砲塔がデスガード達を巻き込み吹っ飛んだ。 - 99プライマークソードのサーヴィタ25/06/09(月) 21:04:16
「A班、対象の突破を許した!繰り返す、対象の突破を許した!」
「狙撃班、次々と連絡が取れなくなっている!いったいなにがッ!?」
「こちらトリニティからの増援により、防戦一方です、後退許可を!」
「ゲヘナだ、ゲヘナの援軍だ!?」
刻々と無線から流れ来る凶報にジェネラルは苛立ちを隠せない。
「クソ、先生と対策委員会の小娘共ならともかく、ゲヘナとトリニティからの増援とは!」
彼が 綿密に立てた作戦計画は途中まではうまく運んだ。ところが自身が相手取ったホシノの異変を皮切りに、次々と戦況は不利になっていく。
予備兵力を投入しようにも、今彼の手元にあるのはSOFと列車砲制圧用に編成した3割のデスガード生だけだった。
ここで使ってはマズイカードだ。だがこのままでは計画が破綻してしまうと思った時、プレジデントから吉報の連絡が入った。
「プレジデント、列車砲の正確な位置が分かった。ここから480キロの閉鎖区域だ。正確な位置は追って伝える」
「は、感謝します!これより我々は列車砲制圧に出発します!」
「うむ、期待しているぞ。きっぽーーーー」
「プレジデント?」
不意に黙り込んだプレジデントに、不穏な気配を察知しジェネラルは無線越しに呼びかけた。
「ジェネラル………大砲が正常に………稼働しなくては………意味がない。」
「コントロールを掌握しだい………試射を行え………」
「目標は…………梔子ユメ」
おあとがよろしいので今日はここまで - 100プライマークソードのサーヴィタ25/06/09(月) 21:13:03
ところで私が情報原にしているナムwikiでは
「ケイオスマリーン達は普通、カルティスト達をぞんざいに扱うが、サイカー限定だけどサウザンドサンとナーグル系限定にデスガードは優しい」
「デスガードは忠誠派のマリーン達にまあまあ気を使ってくれるシーンがある」
という情報がありました。
何なんですか、グロを取っ払ったらサウザンドサンと人気争いしかねませんよデスガード
ja.namu.wiki - 101ブラックバイパー候補者25/06/09(月) 21:44:18
SS投稿お疲れだ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
ゲヘナ風紀委員会とトリニティの増援、そして神出鬼没なクロコの攪乱でカイザーの戦力をどんどん削っていったけど、最後の最後に地下ピが干渉してきたか。狙いから考えると一気にテラー化を進めるつもりか?
その鍵はシュマタだけど、この世界ではどういう状態になっているやら
その両者は過去の経歴や尊父ナーグルの気質を考えればまあ納得できるかな。見た目とか中身を考えなければ割と人気になるのは当然かも
ただしデスガードは父たるモータリオンがサイカ―嫌いなのでこの兵団所属のソーサラーは未だに冷遇されているようだ。プライマークソードが登場する小説『クルセイド~孤軍の聖戦~』だと明確に嫌悪されていたし
- 102タウ帝国指揮官候補生25/06/09(月) 23:50:53
SS投稿感謝します、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ
戦闘はアビドス側有利に進んだけど最後プレジデント明らかにやられたな
原作と違ってこの世界線だとシェマタがまともに動きそうなのも不安だ - 103二次元好きの匿名さん25/06/09(月) 23:56:42
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- 104ブラックバイパー候補者25/06/09(月) 23:58:33
- 105二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 00:09:35
意外とヒフミの背が高いな
- 106二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 08:42:12
万機神よ、保守の祈祷を行います
- 107二次元好きの匿名さん25/06/10(火) 12:30:06
ヒフミがブッチしようとしたら小脇に抱えて戻すタイタス先生
- 108ブラックバイパー候補者25/06/10(火) 18:01:31
- 109プライマークソードのサーヴィタ25/06/10(火) 19:04:17
我ながらシロコが無茶をしたなあと思いつつ、これだけ体格差があるとシロコが右肩のピュリティーシールを引っ掴んだら宙ぶらりんになるなぁ。
- 110プライマークソードのサーヴィタ25/06/10(火) 20:26:03
>>99の続き
「ハァ………ハァ………クゥッ」
催涙にやられながらもホシノはデスガードを突破し、なんとか総会会場の入口までたどり着く事ができた。乱れた足取りだが、歯を食いしばり進むホシノの前に、一人の少女と巨大なオオカミが立ち塞がった。
「そこまでだ。元生徒カイチョーさん」
ノノミを追って一足先に会場まで来ていた、ウルファと相棒のオオカミだ。
「センセー。ホシノ元カイチョーと接触した、センセー達が来るまで休憩させて」
だが、言葉を言い切る前にウルファは沈黙する。
「休憩………しない………ホシノ………は止まらない」
彼女らしくない独り言をブツブツと呟くなか、ホシノは無言でウルファの脇を通り抜けようとする。
「止める………絶対に………気絶………銃で………」
ウルファはおもむろにホシノの背中に銃口をむけた。がその瞬間、相棒のオオカミがウルファの尻に齧り付いた。
「いってえええええええええ!?って私はなにを!?」
「おい、どうしたウルファ!?」
「せ、センセー!?待って私は………てゲェ!」
ウルファの目に映ったのは、ホシノが玄関を蹴破り建物に突入したところだ。
「う、ウルファからセンセーへ!ホシノカイチョーが突入!いっしょに行きます!」
- 111プライマークソードのサーヴィタ25/06/10(火) 21:03:42
「ホシノに追従して建物に突入した!?」
ウルファの報告にタイタスは目を丸くしながら叫ぶ。
タイタスはもしホシノを見つけたら、足止めして対策委員会と合流するようウルファに伝えていた。
だがウルファは止めるどころか、ホシノと一緒に暴れながら総会会場を目指している。
「い、いや止めようとしたんです!でもなんか頭のなかで色々駆け巡ったというか、他の自分と話してたような。気づいたらこうなってた!」
(!。間違いない、暗躍している者がいる)
ウルファはガサツで考え込まないが直感にすぐれている。そんな彼女が命令を片隅において思考に耽るわけがない。「黒幕」の存在にタイタスの疑念が確信に変わる。
「シロコ、セリナ、アヤネ、よく聞け!何者かが介入している。そいつは今ホシノを暴走させている主犯だ」
「ん!?」
「そいつは思考を操る力を持っている。もし俺が洗脳されたなら………」
「え!?先生と戦えって!?無茶言わないでよ!?」
「ん、大丈夫!先生は脇が甘い。そこをくすぐれば」
「た、確かに先生の脇は装甲がないですけど、でも先生にくすぐり攻撃が通用するんですか!?」
「真面目に聞けッ!」
軽口を叩くシロコ達にタイタスはツッコミをいれる。 - 112プライマークソードのサーヴィタ25/06/10(火) 21:28:27
「ち、ちょっと、タンマ!タンマ!休憩!休憩!」
ズンズン歩いていくホシノの脇で、ウルファがなんとか宥めようとしている。
今ホシノの顔は硝煙と涙の後で汚れ、目は血走り、憔悴で表情が死んだ酷いものだった。
「と、とりあえず水でも飲みなって」
おもむろにウルファが取り出したスポーツドリンクのペットボトルをホシノは強引に分捕り、一息に飲み干す。
「か、顔も酷い有様じゃないか。使い古しのタオルだけどこれで拭きなって」
汗で湿ったタオルをホシノは分捕りゴシゴシと顔を拭く。
とそこへカイザーの敵兵達が現れるが、ウルファが一気呵成に突撃し、至近距離から銃撃して仕留める。
「なぁ………十秒でもいいから少し止まったらどうだ?」
流石に止まらないホシノに苛立ったウルファが、少し重い声で問う。
そのウルファに反応したかのようにホシノは立ち止まる。 - 113プライマークソードのサーヴィタ25/06/10(火) 21:43:22
「………ごめん。でも行かないと………先生が」
「センセー?………あー怒るだろうな」
しかめっ面で応えるウルファにホシノはビクッとする。
その反応をウルファは見逃さなかった
「まあしょーがない。そん時はアタシも一緒に謝るから元気を出せ」
「………ウルファは先生が怖くないの?」
「生憎、アタシ達は怖いもの知らずでね」
「…………」
「まぁ少なくとも、怒ったら半月は許してくれないダークエンジェルの連中よりはだいぶ優しいぜセンセーは。今のダリウスには言うなよ」
「…………」
ウルファの目をじっと見つめたホシノは、視線を外しまた歩み始める。
「もう休憩は終わり?」
「早く行かないとノノミが………」
「そっか、しょうがない乗りかかった船だ」
ヤレヤレとホシノの前を歩きながらウルファは呟いた。 - 114プライマークソードのサーヴィタ25/06/10(火) 22:07:53
「セクター35-9?そこに列車砲が隠されているのか?」
ディスプレイ上に表示された座標をプレジデントが読み上げたと同時に会場の扉が爆発で吹っ飛び、ホシノとウルファ、そしてオオカミが乱入した。
「ホシノ先輩!」
拘束されたノノミがホシノに向かって叫ぶ。
「遅くなってごめんね。ノノミちゃん、怪我はない?」
「はい、私は大丈夫です」
「ちッ、大丈夫なもんか。どいつもこいつもカイザーにとっ捕まっているってのに」
周囲を見渡したウルファは軽く舌打ちをする。
「はじめましてだな、小鳥遊ホシノとシャーレの駄犬。私はプレジデントだ」
「あっ?」
駄犬呼ばわりにウルファとその相棒が牙を覗かせる。
「………それより総会は始まっていないよね?」
「もちろんだ。私募ファンドの代表は私に変わったがね。君に発言権を与えよう」
「なぁなぁ、アタシはセンセーと無線越しでつながってるからセンセーのスピーカーになってもいいぜ」
「悪いが、発言権があるのは小鳥遊ホシノのみだ。君たちにでる幕はない。大人しくしていたまえ」
おもむろにプレジデントはノノミを指差す。
「では総会を始めようか」 - 115プライマークソードのサーヴィタ25/06/10(火) 22:35:10
アビドスで列車砲とノノミを巡る総会が開かれているその頃。
「ここの料理は美味しいですね〜」
「むぅ………ゲヘナでは体験することのない味だ」
チナツとIF生徒が旅館からほど近い料理屋で昼食をしていた。
「そういえば、キヴォトスに来る前の銀河の食事はどんなものでした?」
「一日、昼、夕方の2食で我々にとって数少ない娯楽でした」
お茶を啜り、一服しながらIF生徒は応える。
「………このお茶は………美味いな」
「気に入りました?」
「えぇ、はい。ただ……帝国で戦ってる同胞達の事を思えば」
ふと気落ちしたかのような表情を浮かべるIF生徒にチナツは優しく微笑む。
「あなたがここで美味しいお茶を飲めたのは、私達の仲間として頑張ってきたから。それは何も後ろめたい事を思わなくて大丈夫。それを非難する人がいるなら私が反論します」
「チナツ………ありがとうございます」
おあとがよろしいので今日はここまで - 116プライマークソードのサーヴィタ25/06/10(火) 22:40:50
- 117ブラックバイパー候補者25/06/10(火) 23:01:24
SS投稿ありがとう、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
地下ピの能力は元とはいえマリーンにも効いてしまうのか……。でもウルファだったからサンダーウルフに妨害されたし、これで外部から干渉されたところまで確信を持てたという朗報にはなるな
問題は目の前の状況には何もプラスにはならないことだろうか。プレジデントに思考誘導されていることを伝えてもカイザーグループに利になるなら関係ないで押し切ってしまいそうなんだよなぁ - 118タウ帝国指揮官候補生25/06/10(火) 23:57:10
SS投稿感謝します、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ
ウルファの反応、元とはいえマリーンにも干渉出来るってことか
やられたのがサンダーウルフ連れてるウルファで良かったとしか言えないな、おかげで何とか干渉してくる存在に気づけた
そして最後に総会が始まったけど、前の話の流れからしてプレジデントは不利になったら列車砲でのユメ先輩砲撃をちらつかせるだろうし、仮に列車砲が動かなかったとしてもノノミが人質になってるのは変わらない、こっちは最悪の状況すぎる - 119二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 06:35:38
ブッチしようとしたヒフミ、タイタス先生を出し抜けるか試してみたアズサの2人かな
- 120二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 12:38:13
アケミと相撲をするタイタス先生は絵になりそう
- 121ブラックバイパー候補者25/06/11(水) 18:52:19
- 122タウ帝国指揮官候補生25/06/11(水) 23:56:45
保守の祈祷を実行致します
- 123二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 06:12:28
元帝国臣民ヴァルキューレが降伏勧告したらメチャクチャ威圧感あるんだろうなって
- 124二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 06:35:13
たぶん先生を地下生活者が洗脳しようとしたら逆にぶん殴られてカウンターくらいそうな気がするんだよなぁ!
アマプラのアレ、なんか上級悪魔かそれに近い存在説あるらしいし、さすがにそれ以上って存在だとは思えないんだよな地下生活者 - 125ブラックバイパー候補者25/06/12(木) 07:00:43
ブルアカの方を見下すような言い方になっちゃうけど、ティーンチ勢力に比べれば地下生活者の能力って稚戯に見えてしまうからね
この場合ティーンチ勢力の方が上過ぎるだけなんだろうけど - 126二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 07:28:52
一般サイカー(策謀向)と大悪魔の差というか
- 127プライマークソードのサーヴィタ25/06/12(木) 07:40:28
正直そこら辺の強さとエグさは40K世界のほうが強くて、ブルアカ側のほうが下ってのは間違いない。
でもブルアカ側は40k世界の人々が失ってしまった「救い」という唯一無二の物があるし、多分このスレの住人もそれは分かってると思う。
後、紹介スレに「帝国」を追加。
そして戦団スレも修正を加えました
[クロススレ]シャーレの先生:デメトリアン・タイタスについて | Writening平穏はない、休息もない、赦しなどあるはずもない 暗黒の遠未来、あるのは戦争のみ 日常がある、休日もある、ケンカした後は仲直り ようこそ、キヴォトスへ これは、暗黒世界から透き通る…writening.net - 128プライマークソードのサーヴィタ25/06/12(木) 16:35:48
保守の祈祷を実行する
- 129二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 18:10:32
あまり出番は無いけど、マリーン仕様の散弾銃とかもあるしボルト弾丸が安定量産できるまではこっちを使ってたとかもありそう
- 130ブラックバイパー候補者25/06/12(木) 18:27:43
季節はもうすぐ夏、ということで一つSSネタを思いついた
タイタス「……なんだ、これは?」
ホシノ「あれ?先生ってシャーベット知らないの?今日みたいな暑い日には丁度いい冷たいお菓子なんだよね~」
タイタス「……ここではそうなのか。どう食するんだ?」
ホシノ「まず蓋を開けて、一緒に置いた木べらで掬えば食べれるよ」
タイタス「ふむ」
ホシノ「あ、でも少しずつ食べてね。一気に食べると……」
タイタス「グオォ……!」
ホシノ「……ごめん、注意するのが遅かった」
タイタス、人生初のアイスクリーム頭痛で苦しめられる。後日、アビドスの元ブラックレギオンたちにこのことで弄られるようになった。 - 131プライマークソードのサーヴィタ25/06/12(木) 20:43:13
>>115の続き
「機械精霊アロナとプラナ!」
「はいッ!なんですか先生?」
「教室」に来たタイタスの呼びかけにアロナが元気よく応える。
「この事件には裏で手を引いている者がいる。おそらくシャーレの爆発騒ぎとそれによるベレンの暴走もそいつの仕業だ!」
「この二つの事件を起こした黒幕がいるってことですか!?」
アロナは驚きの声をあげる中で、横にいたプラナはじっと目を閉じていたが、目を見開きタイタスを見つめる。
「シャーレの特別顧問デメトリアン・タイタス。私は、何者かからの視線を感じます」
「視線?」
「はい、今も誰かに観測されてます」
「えぇ!?ここには私達以外には誰もいませんが!?」
「おそらく違う次元から覗き込む能力だ。特定できるか?」
プラナの言葉に驚くアロナにタイタスは確信し、プラナにその存在を特定するよう伝える
「…………」
その途端、プラナは静かに倒れ込んだ
「ぷ、プラナちゃん!?」
- 132プライマークソードのサーヴィタ25/06/12(木) 21:12:40
「索敵完了」
「なっ…………なぜ小生の領域に………いやこの渾沌としたキャンペーンなら予想外の事も起こり得るか」
「分析開始………所属ゲマトリア、個体名「地下生活者」検索を継続します…………検索失敗。この世には存在しない異質な存在です。」
「………神聖の器ですか。しかし何かに汚染されていますね」
「いずれにせよ、何人にも小生と「先生」の紙一重の対決を邪魔させはしません。消えてもらいましょうーーー」
そこでふと地下生活者は黙り込む。
「先生に伝えてもらいましょうか。」
プラナは身構える。
「六つ目の法則、「非有の真実は真実であるか」。その答えを小生か「先生」の命を賭けて導きたまえ!」 - 133プライマークソードのサーヴィタ25/06/12(木) 21:33:21
小生が相手してきた誰よりも手強い………なんてものではない。
小生が今まで戦ってきた誰よりも手強く、そして「死」を体現している。先生、あなたの力の前には何もかもが、些細な戯言だ。あなたは「死」「死」死、死、死
なのに………あなたが歩んだ道を多くの者が「希望」を抱き、その背中に安寧を得るどころか、共に並び立ち「苦しみ」を分かち合おうとする?
「死」の体現者のはずが、「神秘」が汚されるどころか、その輝きはひときわます。
なぜ………?
……………「過程」………「苦しみ」?
経験し………気づきを得たから…………?
小生の思想の……………体現者? - 134プライマークソードのサーヴィタ25/06/12(木) 21:43:52
ふざけるなぁぁぁ!?!!!!
お前ごときが!?
小生の「真理」が、ただ「暴力」と「迷信」しか持たぬ、お前ごときが体現することができるものだっていうのか!?!!!
小生の「真理」はそんな安っぽいもんじゃねぇッッ!!!!
………………「勝利」だ
小生は「勝利」するのだ
先生と「死」を賭けて闘い、そして勝利するのだ。 - 135プライマークソードのサーヴィタ25/06/12(木) 22:02:47
幸いにも先生の「死」を直視している者がいる。
小鳥遊ホシノ。
彼女の神秘を.........いや彼女の奥底に眠る「かの男」の欠片を利用すれば.........
かの存在も現れるだろう。
だが、それは常に小さな針に糸を通すような攻略法。
六つの攻略法を駆使し、小生の持てるものすべてを使わなければ............
息が.........息が苦しい - 136プライマークソードのサーヴィタ25/06/12(木) 22:10:08
「ゲマトリアの「地下生活者」?............クソ、あのティーンチの眷属気取りどもめ!」
忌々しげにタイタスは吐き捨てた。
「ティーンチ?」
プラナは聞きなれない単語に困惑する。
「先生の世界にいる悪ーい神様で、ずるがしこい事を考えたり、人を騙すのが大好きなんだって!あ、あと壊すのが大好きなコーン、怠け者で腐っちゃったナ―グル、ピー音ばっかりするスラ―ネッシュもいるんだって」
「特別顧問タイタスの世界はどうなっているんですか?」
アロナの説明に困惑を隠せなさそうにプラナは呟く。
「聞かないほうがいい」
この話はおしまいと言わんばかりに、タイタスは断言した。
おあとがよろしいので今日はここまで - 137ブラックバイパー候補者25/06/12(木) 22:48:05
SS投稿乙だ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
ここで地下生活者の存在を知る……のは良いんだけど、どこでティーンチの眷属気取りなんて知ったんだ?プラナの報告からそう考察したのか?
>アロナ流渾沌勢力説明
うわーすっごい分かりやすーい。……これでもオブラートに包んだ言い方だけど、本気で全部語ったら情報量でパンクしてしまうし、タイタス先生の苛烈さが形成された理由を理解できそうだ
- 138プライマークソードのサーヴィタ25/06/12(木) 22:59:24
感想ありがとうございます。
テーィンチの眷属呼ばわりは地下生活者だけでなく、ゲマトリアメンバー全員をひっくるめてタイタス先生は呼んでいます。
黒服はもとよりベアトリーチェ、地下生活者のやり口を考えたらテーィンチ系統かなと
マエストロはどちらかといえばスラ―ネッシュかな?
- 139タウ帝国指揮官候補生25/06/12(木) 23:35:07
SS投稿感謝します、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ
ティーンチの眷属気取り共・・・ゲマトリア全員ひっくるめてそう呼んでるのか
確かにあいつ等向こうのカルティストに混ざってても違和感ないしね
そしてアロナの説明・・・かなりぼかされてるけど特徴は的確に掴めてて、なおかつ知らない方がいい情報は一切伝えてない
禍つ神々の事を最低限説明する内容としては最高の内容だ - 140二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 06:20:41
タイタス先生は英雄とか戦士の属性よね、地下ピはほら……なんかアレ……
- 141二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 14:41:19
温泉部がいつもの無許可発破からのタイタス先生巻き込み事故で無言のフルアーマータイタス出撃
- 142プライマークソードのサーヴィタ25/06/13(金) 15:54:53
- 143二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 16:58:41
タイタス先生のチョップで昏倒したあと風紀委員会の護送車にストラックアウトされてそうなカスミ
- 144ブラックバイパー候補者25/06/13(金) 18:19:34
ちょっと思いついたんだけど、過去スレでシドヌスが生徒になっているかもという話があったようにイムーラも生徒になっててもおかしくないと思う
個人的には100人ぐらいのサウザンドサンの集団を率いていて身長140cmの3年生というホシノ・ネル・ヒナ以上に将来性皆無体型で、副官代わりの元レッサーソーサラーがリーダーと勘違いされる某錬金術師漫画の主人公兄弟みたいなやり取りがお約束、というイメージが出来上がっている - 145プライマークソードのサーヴィタ25/06/13(金) 20:54:38
>>136のつづき
「シャーレのタイタスからこの無線を聞いている者にたいして、今回の事件に関わる懸念について連絡する」
「今回の騒動は裏で暗躍している「地下生活者」が引き起こしたものだ。そいつは対象者に何らかの方法で介入し、思考を誘導、事態を混沌へと導いていく。残念だが現時点で対処方法はない。干渉から防御する唯一頼れるものがあるとすれば、お互いの存在だけだ。仲間を信じそして助け助けられろ!」
タイタスは無線越しにアビドスへ集まった味方に「地下生活者」の存在とその脅威を伝えた。
「ん、その地下生活者が黒幕?」
「今回の騒動を起こしたのはソイツね!復讐を胸にだいて血の制裁をくれてやるわ!!」
「セ、セリカちゃん、マリーンさん達の口癖がうつっちゃってる...........」
物騒なことを口走るセリカにアヤネは困惑気味に呟いた
- 146プライマークソードのサーヴィタ25/06/13(金) 21:42:07
タイタスと対策委員会が総会の建物に突入した時、無線からウルファの声が響いた。
「マズイなセンセー!ホシノ元カイチョーがアビドス生徒会の正当性を否定してノノミ委員を助けようとしているけど、カイザーのヤローは「契約の解除」とかいいやがってる」
「ウルファ、もうすぐそっちに辿り着く!一人は大変だろうが短期はおこすなよ!」
「起こそうにもノノミ委員が奴らに人質にされているいじょう、そう簡単に動け.........ちょい待ち」
「どうした?」
「相棒がなんかを嗅ぎつけた・・・・・・・・マズイ!?」
その瞬間、タイタスの頭上で爆音と振動が響いた
「どうしたウルファ!?」
おあとがよろしいので今日はここまで
今日はちょっと短いです。 - 147ブラックバイパー候補者25/06/13(金) 22:03:43
SS投稿お疲れだ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
セリカってこんなに影響されやすい……いや結構一緒にいたから影響けてもおかしくないか
それはそれとして、総会場で爆破か。プレジデントに行う理由も利点もないから地下ピが仕掛けていた可能性があるな。ホシノの中の存在の覚醒を促すために - 148二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 07:09:34
ss投稿乙の祈祷
セリカは色々と素直だから影響されやすいんやなって - 149二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 14:40:34
>>146の続き
謎の爆発を起こした総会会場は渾沌としていた。
爆発の規模は小さかったが、それによる爆煙が会場を満たし、周りが見えなくなった者達によりパニックが広がる。
(………なにが起きてる!?)
煙を吸って咳込みながら、スオウは状況を飲み込めず混乱する。
スオウはハイランダーもネフティスも裏切ってきたが、機を見てカイザーも裏切り、列車砲を手にするつもりだ。
そしてそれを餌に自身から全てを奪った、アビドス高校へ決着をつける、そんな計画だ。
だがこれは完全に予想外だ。誰がなんのためにこんな計画を
「スオウ様ここは危険です!安全な場所へ!」
デスガードの二人がスオウに近づく。
だがスオウは違和感に気づき愛銃の銃口を向けた。
「な!?スオウ様なぜ!?」
慌てたかのようにデスガードの二人は両手をあげる。
「………デスガードは対策委員会の足止めと列車砲の捜索に向けられてここにはいない。お前たちは何者だ?」
「………しょうがないなぁ」
そのデスガードは挙げた手をクルクルと回す。
次の瞬間スオウの頭の横に大口径弾が命中し、壁際に弾き飛ばされ倒れ込む。
- 150二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 14:50:09
(がぁ!?………この煙幕の中で………赤外線スコープか!)
意識が朦朧とし立てずにいるスオウに、デスガード二人は、アーマーを剥ぎ捨て軽装になりながら近づき、ボディチェックを行う
そしてお目当ての物を見つけた。
「列車砲のキーはこれだな。いやはやデスガードのクソ重たい装備を着た甲斐があったよ」
スオウは無理矢理腕をつきたて、そのデスガードのシャツの襟首を引っ張る。
「おい、離せ!」
咄嗟にデスガードが立ち上がろうとし、シャツのボタンがちぎれ、中に着込んでいた鱗状のTシャツがこぼれ出る。
「何者だッ!?」
「名乗るほどのものじゃない」
片方がスオウに銃口を向けて引き金を絞ろうとした。
だがその刹那、巨大な獣が煙から飛び出し、その正体不明のマリーンに噛みついた。
「ぐぁ!?は、離せ!」
噛みつかれたマリーンが必死に抵抗するが、オオカミはそのマリーンを引きずりながら煙の中に消えた。 - 151プライマークソードのサーヴィタ25/06/14(土) 17:14:33
「クソッ、アビドスの連中め!列車砲を手に入れればそれでいい!退散するぞ!おいネフティスの令嬢も連れて行け!」
「プレジデントを守れ!」
忌々しげに総会から退場しようとするプレジデントを守るために護衛の兵士たちが壁を構成しようとするが、再び建物外から銃声が響き、兵士の頭が吹き飛ぶ。
「敵だ!どこからか!?」
「反撃しろ!撃て撃て!」
私募ファンドやネフティス、そしてウルファとホシノがいる大部屋の中で、カイザーの兵士たちが銃を乱射し始める
「ウルファちゃん、こっち!」
咄嗟にホシノがシールドを構え壁になり、その陰にウルファは滑り込む。
「ウルファ、なにがあった!?」
「センセー!だいぶハチャメチャな事になってる!」
そのホシノとウルファの近くに「生徒」を咥えたオオカミが駆けてきた。
「クソッ、はなせってんだ!」
その生徒は咥えられたままあばられるが、どうにもできていない。
ふとウルファが襟首を引っ張り、中のシャツを見る。
「アルファレギオン?、なんでこんなとこに?」
「え、ウルファちゃん達と同じマリーンちゃん?」
ウルファの呆れた声にホシノは怪訝に質問する。
「荒らし、嫌がらせ、混乱の元。ズルッこい連中さ」
「それはうわぁ〜だね」 - 152プライマークソードのサーヴィタ25/06/14(土) 20:12:53
「きゃぁ、ホシノ先輩………」
ノノミの声にホシノはビクッと反応し、煙幕の中を凝視する。
「ッ、待て!」
「ホシノ元カイチョー……しゃーない、いくぞ」
AL生徒を咥えたオオカミと共にウルファはホシノに追従する。
ホシノとウルファは盾を構えながら煙の中を突き進み、目に入った兵士たちを拳銃で一掃していく。
そして煙の出口を見つけ、そこに飛び込んだ先に見つけたのは、カイザーの兵士に拘束、連行されているノノミだった。
「この令嬢がどうなってもいいのかね?」
ノノミを拘束する兵士の横でプレジデントが嘲笑を込めて呟く。 - 153プライマークソードのサーヴィタ25/06/14(土) 20:44:01
そのプレジデントの前を盾持ちのオートマタ、軍用戦車とクルセイダー、そしてパワーローダーが連なり固めている。
「まったく、君たちの頑張りなど無意味なものなのに呆れたものだ。挙句の果てにこんな大騒動を起こしてカイザーの資産に無視できない打撃を与えてくれたものだ。」
「日頃の行いが悪いんじゃねーの?」
「黙れ、小娘!!」
ウルファの茶々にプレジデントは怒声を放つ。
「そもそもアビドス高なんぞ、すぐに廃校になる運命でカイザーは手頃に手に入るはずだった!それがあの世迷い言を信じる先生とマリーンなんぞという狂人共によって無視できない損害をカイザーに押し付けてくれたものだ!そしてアビドス高校は復活しつつある!こんな道理が許されてなるものか!」
怒りのあまりにプレジデントは一気にまくしたてる
「この埋め合わせは列車砲だけでは済まさぬぞ!あれが稼働しだい標的はアビドス高校、そしてこんな面倒でバカげた事態にしてくれた梔子ユメ。あの小娘にも鉄槌を」
「貴様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ユメを標的にする。
その言葉を聞いた瞬間、ホシノは怒りに囚われ、絶叫しながら走り出した。 - 154プライマークソードのサーヴィタ25/06/14(土) 20:50:52
そのホシノの前に防御陣形を整えた盾持ちオートマタ達が、立ちふさがる。
「無駄だ。いくら君でもその数は容易に越えられない」
プレジデントが嘲笑しながら呟いた時、ホシノがシールドを振りかぶり、オートマタに叩きつけた。
その瞬間、強烈な衝撃波が巻き起こり最前列のオートマタ達が吹っ飛ぶ。
「なっ!?」
プレジデントは驚愕のあまりに凍り付く。
そもそも聞いた話ではホシノは、状況判断と機動力で翻弄し確実に仕留めていく戦法だ。こんな力を持つとは聞いていない。そしてプレジデントは見た。
シールドを叩きつけたホシノから浮かび上がる巨大なメイスとそれを握る朧気な腕を。
その禍々しい黒いオーラに圧倒され、カイザーたちは恐怖のあまりたじろぐ。
だが、一方で違う反応を示した者がいた。
「………なぁ、ホシノさんよ。それはなんだ?」
ウルファは徐ろに敵愾心を込めて銃をホシノに向ける。相棒のオオカミも低い唸り声を上げてホシノを食い入るように睨めつける。
「………しらない」
「とぼけるんじゃねー!アンタが纏ってるそれは生きていてはならねーもんだ!アタシ達の銀河に破滅をもたらしたように、このキヴォトスにも厄災をもたらすぞ!」
ウルファの糾弾にホシノは俯きながら黙り込む。 - 155プライマークソードのサーヴィタ25/06/14(土) 21:02:53
「………全てが終わったら、私は消える。だから今はあとにして」
「ふざけた事を抜かしてるんじゃ」
ウルファがホシノへ叫んだ瞬間、重い銃声が声をかき消し、ウルファとホシノの間を抜けてカイザーのオートマタに着弾する。
「なっ!?」
「ッ!?」
「ふたりとも争いはあとにしろ!今はノノミを助けるのが先決だ!」
煙の壁をその巨体で切りながら、青い巨人が現れた。
おあとがよろしいのできょうはここまで - 156ブラックバイパー候補者25/06/14(土) 22:02:48
SS投稿ありがとう、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
あの爆発はアルファレギオンのものだったのか。こいつらも狙っていたのをすっかり忘れていた。……そういえばなんでアルファレギオンも狙っているんだ?やっぱりカイザーを潰すためか?
そしてとうとうウルファにホシノに宿った存在がバレてしまった。タイタス先生は自身の型破りな部分、サングィニウス閣下の言葉、実際に生徒との交流で生まれた義務感で自身の直感を優先したけど、ウルファはホルスの存在から何から何まで知らないからマリーンだった時から何も変わらないという……次でタイタス先生が詰められるのかな - 157二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 07:32:49
保守
- 158タウ帝国指揮官候補生25/06/15(日) 10:18:43
SS投稿感謝します、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ
ここでタイタス副官とシロコ、元BL出身者以外にホシノの秘密が確認されてしまったか
タイタス副官はこれまでの経験から導き出した決定を優先したし実行もしてきたけど、何も知らないウルファ達はそうじゃないしなぁ
しかも丁度元ブラッドエンジェル達がアビドスに来てるという - 159二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 14:12:27
まだメイスを振るう片腕だけでこの威力、全身が出現したら恐ろしい事になるな……
- 160赤き水兵25/06/15(日) 14:58:57
>>77の紹介を参考にして思いつきでss書いてみようと思います。
キヴォトスの海の上のどこかで、赤い船が走っていた。
「ターゲット発見!」
と元レッドコルセアの生徒が獲物を見つけた事をブラザーに知らせていた。
「よし!あの船を接触したら7分で目的の品を分捕るぞ!略奪隊は速やかに準備しろ。」
赤い船を操る船長格の船長が命令し、そして約2分後オデュッセイア海洋高等学校所属のコンテナ船に突っ込んだ後にら5人の赤い鎧着たレッドコルセア生徒の略奪隊が、抵抗するオデュッセイア生徒達をなぎ倒しながら、目的の品に近づく。
元レッドコルセア生徒「こちら略奪隊、目的の品を手に入れた!帰還するぜ!」
元レッドコルセアの生徒の一人が目的の品を手に入れ、さっさとずらかろうしようとしたが、
???「また貴方達ですか!」
元レッドコルセア生徒「誰だ!」
ヘルメットが銀色で白い鎧を着ていて、胸にオデュッセイア海洋高等学校所属のスティカー張られていた5人のマリーンが立ち塞がった。
元ホスピタラー戦団生徒「私たちはホスピタラー戦団です!海の安全の為、略奪品を取り返す為、あなた達を制圧致します!」
元レッドコルセア生徒「上等だ!やってみやがれ!!」
こうして元レッドコルセア生徒と元ホスピタラー戦団生徒との5対5のキルチーム戦が今始る・・・
オマケ
元レッド・コルセア生徒「船長〜結局目的の品ってなんなんですか?」
元レッドコルセアの船長格の生徒「私の好きなペロロ様グッズだよ。」
- 161プライマークソードのサーヴィタ25/06/15(日) 15:38:56
- 162ブラックバイパー候補者25/06/15(日) 17:37:36
SS投稿乙だ、ブラザー・赤き水兵!
元の銀河系だとただの敵同士だったのに、キヴォトスだと因縁のライバルっぽくなっているのが面白いな
後この船長格の生徒、立場に目を綴ればヒフミと仲良くやれそうだと思った。原作にヒフミ以外モモフレンズを熱弁できるのはいなかったから、モモフレンズトークが盛り上がりそうだ
- 163プライマークソードのサーヴィタ25/06/15(日) 19:28:25
>>155の続き
「ウルファとホシノ!俺が突破口を作る、狼に乗ってノノミのとこまで行け!シロコとセリカは俺に続け!アヤネはノノミの確保後に救護!」
「ん!先生の脇腹は任せて!」
「先生の死角は私が埋めるわ!」
「セ、先輩とセリカちゃん言いたい放題です......」
「いい、言わせとけ」
アヤネの呆れにタイタスは軽く流しながら、チェーンソードを起動させ見得を切りながら、カイザー達に駆け出す。
「シャーレの先生!」
「あ、悪魔だ!」
「デスガードはいないんだぞ、どうする!?」
真正面からズンズンと進んでくるアスタルテスを見た兵士たちは、頼みの綱であるデスガード生達を欠いたことにより、恐怖に震え上がる。
「ええい、怯むな撃て、撃て!」
プレジデントの叱咤に兵士たちは狼狽えながら、無我夢中に撃ち始めるがそのすべてが、タイタスのアーマーに弾け飛ぶ。
そして絶好の間合いまで来たタイタスはチェーンが唸り声を上げオートマタの頭上に振り下ろされる。
- 164プライマークソードのサーヴィタ25/06/15(日) 20:31:55
チェーンソードが振るわれるたびに、オートマタの兵士たちが2~3人屠られる。
近すぎて撃てない軍用戦車が遮二無二に突っ込んでくるが、タイタスは真正面から受け止め、押し相撲をする。
そのタイタスの横から兵士たちが横やりを入れようとし、クルセイダーが砲身を向ける。
そこにシロコがドローンのロケット弾でクルセイダーを滅多打ちにし、セリカは怒りを込めて、兵士たちを撃ち倒していく。
「ウォォォォォォォォォ!!」
気合一閃にタイタスは軍用戦車を横転させる。
カイザーの陣形が崩れた瞬間、狼に乗ったホシノとウルファが駆け抜けていく。
その目の前にパワーローダーが立ちふさがる。ガトリング銃を向けようとしたその時、タイタスが放ったボルト弾が着弾し、おおきくよろめく。
そのスキをついて狼は抜けていき、ノノミへ向けて駆ける。
ノノミをとらえている兵士達が銃を向けるが、ホシノとウルファが撃ち抜き、狼が猛タックルを加え、ノノミを解放した。 - 165プライマークソードのサーヴィタ25/06/15(日) 21:46:08
「ノノミちゃん、大丈夫!?」
「はい、大丈夫です.........」
ホシノはノノミの無事を確認し、一瞬安堵の表情を浮かべるが、すぐに目を鋭くし駆け出していく。
「あ、おい待て!」
「ウルファホシノを追え!」
パワーローダーの胴体にチェーンソードを捻じ込みながら、タイタスは叫びそれに呼応し、ウルファも駆けだした。
「ホシノ先輩!」
「追いかけましょう!先生!」
「アヤネ、他の三人を連れてホシノを追うんだ!ここは俺に任せろ!」
タイタスはパワーローダーの残骸を踏みつけながら、残存するカイザーの兵士たちに向き直る。すでにカイザーの兵士たちは士気がどん底であり、頼みの綱であるパワーローダーも破壊されたことにより戦意喪失していた。
ただ一人を除いて。
タイタスの胸部装甲に火花が散る。
「そこをどけ!先生!!」
スオウがショットガンを構えながら、タイタスと相対する。
「私は知らなければならない!自分がなにものであるかを!!」
「スオウだったな。お前のその決意は本当に自分で決めたものか?」
「そうだッ!呪われしアビドスを消し去るのが私の使命だ!!」
おあとがよろしいので今日はここまで - 166ブラックバイパー候補者25/06/15(日) 22:10:07
SS投稿乙だ、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ!
ノノミを取り戻し、タイタス先生の存在もあって一気にアビドスが優位になったけどホシノは未だに暴走状態。まだまだ予断は許されない状況だ
あと明日から水曜まで社員旅行でレスができないと思います
このスレにもSS投稿も戻ってくるので待ってください - 167赤き水兵25/06/15(日) 23:01:31
ssお疲れ様です!ブラザー
- 168タウ帝国指揮官候補生25/06/15(日) 23:19:09
SS投稿感謝します、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ
- 169二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 06:23:06
車両をひっくり返し、兵隊を薙ぎ倒す。頼もしいったらないぜ
- 170二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 15:07:22
保守の祈祷を実行します
- 171二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 19:45:07
百鬼に来たタイタス先生を見た人力車モブが冷や汗をかいてそう
- 172プライマークソードのサーヴィタ25/06/16(月) 20:12:01
>>165の続き
※スオウは独自解釈マシマシで行きます。
私に居場所なんてなかった
どんなに強くても、道具として扱われ、自分の力が及ばないところで決められ、捨てられてきた。
その場しのぎの流れ者として、カイザーの傭兵として、ネフティスの使い走りとして、利用されてきた。
それでも、いつかは認められて相応の「物」を得られると。
その機会は訪れた。
ネフティスの令嬢がハイランダーに入学する際の護衛として雇われたのだ。
天真爛漫な性格でお人好しだが、ゆくゆくは次期ハイランダー生徒会長を約束された御方。
ようやく認められた、私が「何者」であるか知ることができた。
はずだった
- 173プライマークソードのサーヴィタ25/06/16(月) 20:29:35
「グゥッ!」
ボルト弾の至近弾で、スオウは弾き飛ばされる。
それでも受け身を取り、仰向けの状態からタイタスへ向けてショットガンを立て続けに撃ち込む。
「この騒動は裏で糸を引く黒幕がいる。そいつは別次元から他者の思考を都合の言いように弄る。スオウ、お前は操られている!」
そのスオウが放った散弾はタイタスを怯ませるどころか動じさせない。
「クソ、クソ、クソ!!」
弾切れになった銃を控え、スオウはサイドアームの散弾銃でタイタスの頭部を狙い、撃ち込む。
「お前のその怒りと憎しみは、他人が作り上げたものだ!」
「違う!これは私の怒りだ!!」
スオウがサイドアームを撃ち切るのを見越し、またタイタスはボルターをスオウに撃つ。
今度は避け切れず、片腕に着弾しサイドアームをひしゃげさせながら後ろに吹き飛ばされる。
「ぎゃあぁッ!!」
短い断末魔を叫んだあと、スオウは廊下に叩きつけられる。 - 174プライマークソードのサーヴィタ25/06/16(月) 20:45:34
令嬢がハイランダーでなくアビドスへ入校を選んだことで、私は何者でもなくなってしまった。
将来を約束された令嬢と「親密」になる機会は失われ、ネフティスからは用済みと捨てられ、ただ一人得体のしれない「よそ者」がハイランダーに入学した。
未来を失い空っぽのまま、ただ残された「強さ」だけで無我夢中にハイランダーでのし上がってきた。
だがハイランダーの「管理部」上層までのし上がっても、私が何者でもない事に変わりはなかった。
そんなとき、アビドスの「列車砲」を巡る陰謀が起きた。
その渦中にはあの令嬢………ノノミが在籍するアビドス高校がいた。
私から………機会を………奪った
令嬢………ノノミ………が選択した………高校
私の運命が………狂った………空っぽになった………
ノノミが………選択した………ホシノが………憎い
憎い………憎い……憎い、憎い、憎い!憎い!
私から全てを奪ったホシノが憎い!!! - 175プライマークソードのサーヴィタ25/06/16(月) 20:57:38
「畜生、ちくしょう!!」
片腕の激痛をこらえ、スオウは歯をむき出しにしながら腹這いのまま、無事な片腕で手元に残ったショットガンを装填していく。
「もうやめろ、お前がどれほどの執念を抱いていても、俺から先へいくことはない」
「ッ!」
無慈悲で冷淡なタイタスの宣言に、スオウは固まる。
「………私は…………強い………私は……」
「………私は強いッ!!」
大音声の叫びを上げながら、スオウはありったけの力で立ち上がり、タイタスを銃撃しながら突き進む。
一回撃つたびに、片腕でリロードしながら、一歩一歩、力強くタイタスに接近する。
「私は強いんだ!!!」 - 176プライマークソードのサーヴィタ25/06/16(月) 21:12:11
呪われたアビドスの「主」である、ホシノに復讐するために全てを利用した。
カイザー、ネフティス、ハイランダー、私募ファンド。
かつて私を利用した奴らを利用する。因果が巡ると思ったが、不思議と充足感はなくただ虚無的だった。
それでも総会まで順調に進んだ。
あとは土壇場でプレジデントを裏切り、ホシノを生徒会の谷へおびき寄せ、私の「力」で決着をつける。
そのはずだった。
ところが土壇場で計画は崩れた。
あの「マリーン」という輩に列車砲に必要な「キー」を奪われた。これでは列車砲を動かせない。それでもハッタリをかけて、ホシノを誘い出せば良かった。
だがプレジデントと同乗するヘリへたどり着く前に、あの「先生」が立ち塞がった。
シャーレの魔神、キヴォトスの死神、アビドスの天使。
私の「力」が到底及ばない。
無慈悲な「死の天使」が - 177プライマークソードのサーヴィタ25/06/16(月) 21:24:52
乱射の末、スオウがタイタスの一歩手前まで来た時ショットガンは弾切れになっていた。
「がぁァァァ!!」
スオウはショットガンを投げ捨て、タイタスの腹部に殴りかかる。当然セラマイトの装甲を破ることはできず、逆にスオウにコンクリの壁を殴ったかのような激痛が疾走る。
「グゥ……!」
「無駄だ」
痛みに硬直するスオウにタイタスは無慈悲に呟く。
「グゥ、ゔ、ヴ、ヴ、ヴ!!!」
たが、スオウはタイタスの警句を無視して執拗に殴りつける。
「アビドスは私から奪った!」
「将来を、プライドを、希望を、そしてッ!!」
血が垂れる拳を、スオウは力いっぱいタイタスに奮った。
「先生……アンタは私の力まで………奪うのか…………」
そのままタイタスの前でスオウはへたり込んだ。 - 178プライマークソードのサーヴィタ25/06/16(月) 21:38:39
先生の足止め、紙一重でした。
あの下賤な魂を持つ「アスタルテス」の一派が会場を襲撃した時は肝を冷やしましたが、どうやらカイザーの傲慢なプレジデントは脱出に成功したようです。
「アスタルテス」………小生が邪魔だと思い、カイザー側で事が有利に運ぶように誘導したつもりが、まさか盤外戦術を使ってくるとは………つくづく忌々しい魂たちだ。
ダイスは予想できない
だが、フィールドは整いつつある。
先生……あなたとのマッチプレイは……息をつく暇もない。 - 179プライマークソードのサーヴィタ25/06/16(月) 22:09:57
プレジデントが乗るヘリが空高く飛んでいくのを、ホシノと対策委員会メンバー、そしてウルファが憎らしげに睨みつける。
その彼らの足元でフォログラムが作動し、プレジデントの姿が映し出さられた。
「惜しかったな。これで列車砲は私のものだ」
「この野郎!」
ウルファが撃ち抜こうと銃を構えるが、ホシノが制する。
「あの役立たずな眼帯娘のせいで、起動には時間がかかるが、まぁ生徒会の谷を手中に収めた以上は時間の問題だ」
「生徒会の谷………そこに列車砲が?」
「まさか君たちも来ようとでも?もし列車砲が傷つけ」
傲慢なプレジデントのプレゼーテンションはウルファの銃撃でプロジェクターが破壊されたことにより唐突に終わった。
「悪党は長話が好きだから付き合いきれねー「生徒会の谷とやらにあるぜーガッハハハ」でいいんだよ」
と言ってから徐ろにウルファはホシノに銃口を向ける。
「ッ!?ウルファさん、何を………」
「答えてもらおうか?ホシノさんよ………いや、大逆者ホルス!」
「ん!?待ってホシノ先輩は」
「みんな、ごめんね。今までありがとう。そしてさようなら」
不意をついて、ホシノはデスガードから奪っていた催涙手榴弾を中にまわせた。 - 180プライマークソードのサーヴィタ25/06/16(月) 22:29:49
「立てるか?」
プレジデントが脱出した報告を聞いたカイザーの兵士達は我先と逃げ出し、戦場跡に残ったのはタイタスとスオウだけだった。
「……………先生……」
タイタスの呼びかけにスオウは力なく呟く。
「私は強い………はずなのに………何も成し遂げられなかった………ここで……強さも失った……私は………」
「スオウ、お前は勘違いをしている。」
「えっ…………」
「強いから成し遂げたんじゃない。成し遂げたから強いんだ」
「ツゥ!?………それじゃぁ、私は元々……」
「さてスオウ、どうする?今回の黒幕に操られていたようだが、泣き寝入りをするか、それとも一矢報いるか」
「……道具みたいに操られたことのない先生に、なにが分かるか」
「思い出すのも腹立たしいが、俺は2度も黒幕にしてやられた経験がある!」
「え……」
「一回目はグライアで言いように使われ歪みの門を開きそうになった。二度目はカダクで黒幕の計画のために時間を稼くために出撃させられ仲間を失った」
「…………」
「だがそれでも最後には、その黒幕の野望を砕いた。お前は成果を欲してたな、もしここでその黒幕を退治できれば成果を手に入れ、その「力」を証明できるぞ」
そう言ってタイタスは、ヘリパッドへ向けて歩み始めた。
そのタイタスの背中をスオウは虚ろな目で見つめていたが、徐ろにヨロヨロと立ち上がり、歩き始めた。
おあとがよろしいので今日はここまで - 181タウ帝国指揮官候補生25/06/17(火) 00:13:20
SS投稿感謝します、ブラザー・プライマークソードのサーヴィタ
スオウに関してはぶっちゃけストーリー履修済みの人でもよく分からない人物だと思うのでこの解釈でもアリだと思います
そして地下は相変わらず安全圏でかっこつけてるな、原作だとクロコに侵入されることになるけど今回のタイタス副官とスオウの会話を見てる限りそこにスオウも加わりそうで今から楽しみだ - 182二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 06:15:44
ss投稿乙の祈祷
ホシノの行動や如何に…… - 183二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 13:15:26
利用されたが最終的に黒幕諸共撃破した実績のあるタイタス先生の言葉は重いな
- 184プライマークソードのサーヴィタ25/06/17(火) 20:55:20
>>180の続き
建物の屋上へ続く廊下を重厚な金属音を響かせながら黙々と歩いていたタイタスの歩みが止まる。
その目線の先には、小柄な身丈に合わぬ重責を背負った少女ーーーホシノがいた。
「ッ…………先生」
タイタスを見たホシノが、慄きの表情を浮かべる。
「ホシノ、お前は数時間前に行われたアビドス生徒会の補欠選挙でアヤネが立候補、当選した。現時点でお前は副生徒会長の権限は剥奪され、書紀係に降格している。大人しくアビドス高校へ帰還しろ」
当のタイタスが、いろいろあった末に中隊長から副官に降格した経験故にヘルメットの内で苦い顔をしながらホシノに宣告した。
「あっ……………そう……まぁ、いいか」
だがホシノはいくらか安堵した表情を浮かべた。
「先生。今から私が行うことは対策委員会でもアビドス生徒会でもない、ただ小鳥遊ホシノという生徒が行うことだから」
「ホシノ、お前は何を言ってる?」
「報いも断罪も全てが終わった後に受けるから、今は私自身が果たすべき事をやり遂げる!」
「お前が果たすべき事は、アビドスの生徒たちを守り導くことだ!」
「私はみんなを守ってるッ!!」
「守ってる?、置き去りにすることを守るとは言わない!」
「みんなを巻き込みたくないッ!!」
「この事件にはアビドスの全てが巻き込まれている!全員が当事者だ!」
- 185プライマークソードのサーヴィタ25/06/17(火) 21:26:55
「ホシノ、皆がお前のために尽力してる!これ以上独断専行をするならば、武力行使するぞ!」
タイタスは埓があかないと、ホシノに近づこうとして動きを止める。
ホシノが右手のEye_of_Horusをタイタスに構えて、動かない。
だが、それがタイタスを止めたわけではなかった。
右手を掲げて、タイタスに銃を向けるホシノの右上に禍々しいオーラが煮えくり返るながら一つの形を整えていた。
鋭い鉤爪を死神の指のように動かす巨大なクロー、そしてその手の甲に内蔵された連装ボルターが。
「………ホシノ、今の身に起きていることがわかるか?」
「…………」
「事が悪化すれば、俺はお前を屠らねばならなる!」
「…………」
「………先生」
俯き目を合わせないようにしながら、ホシノは話す。
「私を殺す時は、みんなを巻き込まないで」
「ッ、ホシノ!?」
タイタスが叫んだ時、ホシノは右の窓を撃ち砕き、そして大きく跳躍した。
「ホシノッ!!」
焦燥にかられて窓の向こうをタイタスが見た時、ホシノは浮かび上がった鉤爪で対岸のビルを削り降りていった。 - 186プライマークソードのサーヴィタ25/06/17(火) 22:07:45
「さぁ説明してもらおうか、センセー!!」
ホシノがタイタスから逃げおおせて、しばらくすると、目を真っ赤にしながらウルファが廊下を踏み鳴らしながら走ってきた。その隣にいるオオカミと同じくタイタスに敵意むき出しだ。
「言っときますが!センセーの弁明に納得できないならシャーレなら脱退してもいいですからな!これからはセンセー達にかかわらずここで生きて行きますから!!」
「んっ!ウルファ、これには深い訳が………」
八重歯を鋭くしながら詰め寄るウルファにシロコはタイタスの前に立ち宥めようとする。
「ウルファ!ホシノ先輩となにがあったかしらないけど、先輩を狙うなら私が相手よ!」
「ふ、ふたりとも落ち着いて〜」
「皆さん………いったいどうしたんですか……」
憤るウルファにセリカが食って掛かり、ノノミが二人を落ち着かせる。
アヤネは心配そうにタイタスを見つめる。
「………分かった、話そう」
「先生っ!?」
目をつむり思考を巡らせていたタイタスの決断にシロコは目を見開く。
「ただ、これから話す事はアビドス高校がキヴォトスにいる多数のアスタルテス達を敵に回すことになりかねない。それ故の秘密だ、絶対に心の内に留め置くんだ」
「言っときますけど、アタシだけじゃなくてケルストロス、ダリウス、ベレンにも話してくださいよ!」
タイタスの言葉にウルファは釘を刺した。 - 187プライマークソードのサーヴィタ25/06/17(火) 22:24:34
あの日、ホシノを救出に行ったのは結果でしかなく、本当の目的は「大逆者ホルスの捜索と抹殺」だった。
宛先不明の者から「カイザーのアビドス侵攻にはホルスが関わっている」と情報が届き、目標地点まで向かった。
だがそこにいたのは囚われのホシノがいた。
そしてゲマトリアから告げられたのは「ホシノには大逆者ホルスの魂の欠片が宿っている」だった。
俺はホシノに刃を向けようとしたが、その寸前にシロコのお陰で踏みとどまる事ができた。
もしシロコがいなければ、今ホシノは生きてはいなかった。
そして事の重大さ故に、この事は俺とシロコ、ホシノの秘密にした。
もしホルスの事がキヴォトス中に知れ渡れば、俺のように殺しに来る者がアビドスへ大挙として押し寄せるかもしれないからだ。 - 188プライマークソードのサーヴィタ25/06/17(火) 22:52:11
「………俺はお前たちを騙していた。卑怯者のそしりは甘んじて受けよう」
話終えたタイタスが片膝をつき頭を垂れる。非難や罵倒をその身に受ける覚悟を持って。
「待って!先生をそそのかしたのは私、だからみんなに怒られるのは私の方!」
そのタイタスにシロコは必死に擁護する。
「………あ~もう!とりあえず先輩が厄介な物を宿してるだけでホルスだかモリスだかの人の本人じゃないわけね!?」
「あ〜だから、今までホシノ先輩は先生と距離をとってたわけですね〜」
「もし、キヴォトス中にいるアスタルテスの皆さんの内半分が攻めてくる事を考えたら、致し方ない秘密だと思います」
そのタイタスとシロコの予想を裏切り、対策委員会の3人は難しい事情を何事もなく呑み込んでしまった。
「お前たち……事の重大さを分かっているのか?俺は先生としてあるまじき行いを」
「もぉ~先生がとんでもない世界から来て、そのしがらみから抜け出せないのは私達はよ~く知ってるから!」
「でも〜先生は悩みに悩んで、みんなを守るためにウソをついたんでしょ〜?」
「このウソは対策委員会のシロコ先輩、ホシノ先輩の合意を得ています。なら私達から言うことはありません」
3人ともタイタスとシロコをまっすぐな視線で見つめる。
「…………感謝する」
「みんな……ありがとう」
タイタスとシロコは感謝の言葉を贈りつつ、頭を垂れた。
おあとがよろしいので今日はここまで - 189赤き水兵25/06/18(水) 01:34:37
投稿お疲れ様!ブラザー
- 190二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 07:57:51
ホルス因子覚醒がどれだけの影響が出るのか恐ろしいな
- 191二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 14:56:45
次スレは夜にでも
- 192ブラックバイパー候補者25/06/18(水) 18:16:15
- 193ブラックバイパー候補者25/06/18(水) 19:04:28
- 194プライマークソードのサーヴィタ25/06/18(水) 19:07:49
「……言い分はよ~くわかりましたセンセー。………けどよー、今まで黙っていたのは納得いかねえ!!」
理解を示すアビドス組と違い、ウルファは怒りを露わにする。それだけあの銀河で生きた人々にとって、特に「帝国」に属した者達にとっては受け入れ難い話だ。
「今回に限ってはアタシは抜けさせてもらう!」
そういい切ると、ウルファはそっぽを向いた。
「ウルファ、俺は」
「ん。」
タイタスが何か言葉を言おうとしたが、シロコに制される。ここは任せてと。
「ウルファ………」
「あぁ?センセーに吹き込んだのはアンタだろ?今さら」
「お願い、力を貸して。同じオオカミ耳仲間だよ、ウルファ」
「…………そんなキラキラ目をしたってたぶらかされるもんか!」
「ウルファ聞いて。この前、ダリウスと大喧嘩した時、仲を取り持ってあげたよ」
「…………」
「ウルファ〜。相棒も言ってるよ〜、仲直り」
「おいてめー!ドッグフードで懐柔されやがったな!ダメなもんはダメだ!!」
「ウルファ、この前一緒にカイザーの銀行ご」
「あーあーッ!!分かった分かった!!もうついてけばいいんだろ!?」
- 195プライマークソードのサーヴィタ25/06/18(水) 19:42:24
「センセー!アタシ怒ってますが、ついていきますよ!けど、この事はちゃんと他の3人にも話すよな!?」
「皇帝陛下とフェンリスに誓う。感謝するウルファ」
啖呵をきったウルファにタイタスは安堵しながら誓約した。
「ところで、お前のサンダーウルフが咥えてるのは誰だ。」
「ん?………あ~すっかり忘れてた。こいつらアルファレギオンですよセンセー」
サンダーウルフの急激な動きとホシノが投げた催涙弾で、そのアルファレギオン生徒はもうぐったりとしていた。
「アルファレギオン?なぜここに」
「さぁ〜」
「そいつらが狙っていたのは列車砲を起動するためのキーだ。私が持っていたが、そいつの片割れに取られてしまった」
腑に落ちないと会話するタイタスとウルファに横から参入して来る者がいた。
ボロボロのスオウだ。
「えっ、スオウさん!?」
「オイテメー、何様のつもりだ?」
彼女に拉致されたノノミが驚き、カイザー側にいたのを見たウルファが八重歯をむき出しにして敵対心を露わにする。
「彼女は地下生活者という今回の黒幕に操られた犠牲者だ。ホシノもそいつの手の内だ。助け出さねばならない」
「デメトリアン・タイタス先生。私は今回の件で好きなように操られてしまった。借りを返さねばならない」
「なぁセンセー。コイツを信用しよーッてのか?また操られるかもしれねー」
「ウルファ、お前も地下生活者の干渉を受けただろ」
タイタスの指摘にウルファはグゥの音も出なくなる。 - 196プライマークソードのサーヴィタ25/06/18(水) 20:20:31
「カイザーのあらゆる施設を列車砲で攻撃するだと!?その二次被害でどれだけの関わりのない人々が巻き込まれると思っている!!」
「あ、相棒が言ったんだ!私はただカイザーへの嫌がらせ目的に列車砲を細工して自爆させれば心地よいと考えただけで………」
サンダーウルフから開放されたあと、荒縄でグルグル縛りにされたアルファレギオンを尋問していたタイタスは事の事態に困惑した。
「クソッ………地下生活者め。なにが目的だ?」
カイザーに列車砲を手に入れさせるのが目的かと思えば、カイザーに列車砲が手に入る前に破壊させようとする矛盾、何よりホシノを暴走させるのは何のためだ?
タイタスは思考を巡らせるが、納得の行く結論を導き出せなかった。
「先生、どうする?」
「………ひとまずアビドスの危機は現在進行形だ。アビドスの防衛、列車砲の確保、そしてホシノを鎮静させる。これを同時に行う。強行軍となるな」 - 197プライマークソードのサーヴィタ25/06/18(水) 20:56:17
「み、皆様のおかげで我々は、き、九死に一生を得ました。ありがとうございます。」
私募ファンドの錚々たる面々がアビドス対策委員会に頭を下げる。先程の乱戦で撃たれた者もいたが、キヴォトスに生きる者特有に頑丈だ。
「で、では厄災にもほどがあるアビドスからすぐさま退散」
「待て」
挨拶も程々に退散しようとしたファンドのメンバーはタイタスの静止に金縛りにあったかのように硬直する。
「ネフティスの幹部、貴様は残れ」
死刑宣告のような重みのある言葉に、幹部はがくッと膝から崩れ去る。
他の面々は惨劇を予想し、そそくさと立ち去って言った。
そしてネフティス幹部は仁王立ちのタイタスの前に正座で座り、あたかも閻魔大王の裁きを受ける罪人のようだ。
「貴様、聞いた話ではネフティスの一族であるノノミの執事として仕えた身でありながら、事もあろうにノノミを誘拐しアビドス高校に契約の破棄を迫ったようだな」
「あ………いえ……その………上層部が決めたことで……」
「しかも、ノノミが事を収めるためにハイランダーに転校した暁には、生徒会長に任命する約束はウソだったと」
「だ…誰がそんな事を!?」
「このアルファレギオンが盗聴した動画が証拠だ」
『ご苦労さまでした、スオウさんお嬢様から学生証とカードを取り上げてください。お嬢様には生徒会長より相応しい人質の役割を果たしてもらいます』
『生徒会長の話はウソだったか。仮にもネフティスのご令嬢じゃあないのか?』
『えぇ、ですがこれは理事会が決定した方針ですので』
機械なのに幹部の顔色は目に見えて青くなる。なおスオウは部屋の隅で居心地が悪そうに立っている。 - 198プライマークソードのサーヴィタ25/06/18(水) 21:19:35
「じょ、上層部が………」
「何より、貴様はノノミがアビドスへ入学するという選択を詰り、屈辱的な謝罪をさせたそうだな?」
言い募ろうとする幹部だったが、言い逃れのできぬ私怨マシマシの行為に、遂に言葉が出なくなる。
「ノノミの決意を侮辱する行為。俺が使える帝国ではどんな裁きがくだされると思う?」
「…………」
あらん限りの憤怒を底冷えのする声で表すタイタスの言葉に幹部は恐怖で、言葉が出なくなる
「それほどの罪人は、脳手術を受け単純作業を任される物を言わぬサーヴィターとして死ぬまで奉仕作業に赴く」
幹部がガタガタと震えが止まらなくなり、頭部ディスプレイは涙目の点滅を繰り返す。
「とりあえず貴様は元からロボットだ、頭部の記憶回路を破壊すれば」
「お願い先生!もうやめて!!」
タイタスの恫喝をノノミが遮り、タイタスと幹部の間に割って入る。
「執事さんは手段を間違えただけです!その心にはアビドスを復興させたいという思いがありました!」
「あれほどの侮辱を受けたにもかかわらずか?」
「皆さんは「列車砲」に惑わされてしまったんです!その力に目がくらんでしまっただけなんです!ネフティスも私募ファンドもカイザーもそして力が混乱を招くから破壊すべきだとホシノ先輩は考えたんです!だから………」
少し間を置いてノノミは言葉を紡ぐ。
「執事さんを助けてください」 - 199プライマークソードのサーヴィタ25/06/18(水) 21:42:29
ヤレヤレと肩を落とし、幹部をノノミに任せ他のメンバーと作戦を練るタイタス。
あらん限りの謝罪と感謝、そして今後ネフティスはアビドスのために力の限り支援する事を号泣しながら約束する幹部を慰めるノノミ。
その光景を遠くからスオウはじっと見つめる
(あの先生を相手に一歩も引かず、屈辱的な仕打ちを受けた奴を助けた。それが………アンタの強さなのかノノミ?)
今までスオウは、ノノミをいずれ自分が勝ち取るはずだった「令嬢と親密になる」という「報酬」としか考えてなかった。
天真爛漫な性格でお人好しな性格も扱いやすいとしか思わなかった。
ところが、今彼女が見せた光景は「死の天使」から知り合いとしかいえない存在を体を張って守ってみせた。暴力も武器も使わずに。
ノノミはスオウより弱いはずなのに、彼女にはできぬ事をやり遂げた。それはスオウが持っていない力だ。
複雑な敗北感がスオウの胸内を回る - 200プライマークソードのサーヴィタ25/06/18(水) 22:01:50
「先生、プレジデントはじきに兵力を送ってきます。早ければ今日の夕方にも………」
「それにカイザーは列車砲にも取り付いているはずだ。時間を浪費する分だけ、アビドスの形勢は悪くなる」
「今アビドスにはゲヘナ風紀委員会とトリニティのブラッドエンジェル、そして対策委員会とカサエランがいる」
少し考えてタイタスは胸内を表す。
「ヒナ委員長率いる風紀委員会はアビドス防衛に注力してもらい、列車砲制圧はブラッドエンジェルと俺達で当たる」
「はい、でも生徒会の谷の場所が……」
「セクター35-9、そこが列車砲の場所だ」
タイタスとアヤネの会話にスオウが割って入った。
「確かか?」
「信じるのはアンタしだいだ、タイタス先生」
挑発的な言葉を投げかけるスオウをじっと見てタイタスは直感を信じることにした。
「信じよう」
程なくしてヘリのプロペラ音が聞こえてきた。
おあとがよろしいのできょうはここまで