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【閲覧注意】ここだけコユキが自身の能力の特殊さを知るかわりに……|あにまん掲示板
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【閲覧注意】ここだけコユキが自身の能力の特殊さを知るかわりに……

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 20:42:25

    色々と失い……

    マイペースで行き当たりばったりで気まぐれで、自由に書かせていただきます。

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 20:44:27

    期待

  • 3二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 20:54:01

    コユキはまた、反省部屋から脱走してミレニアムの監視網の穴をついて移動していた。
    その時、コユキはふと、閃いた。
    「にはははは!良いことを思いつきました!!
    ブラックマーケットに逃げ込んでしまえば流石の先輩達でも追跡できないですよ〜!」
    コユキはそう言うとブラックマーケットへと向かった。


    「あっ……………コ〜ユ〜キ〜。
    まったく、どこに行ったのかしら?」
    「ユウカちゃん、取り敢えず大きな問題が起こる前に見つけましょう。」
    「そうね、早く見つけるわよ。」

  • 4二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 21:19:11

    そこは薄暗く気味も悪い雰囲気だった。
    「……ここは怖いですね!やっぱべつのb」
    コユキがそう言いながら足早にブラックマーケットを後にしようとした時、背後から取り押さえられた。
    コユキは先輩達とC&Cかと思ったがそうではなかった。
    「こんな、ヒョロガキがそうなのか?」
    「見た目は関係ないわ。
    この子は金のなる木なのよ。」
    「本当にそうなんですの?」
    「こいつには特別な才能というか能力がある。」
    「どういうものなんだ?」
    「あらゆるコンピュータシステムの暗号を一瞬で解読できてしまうのよ。
    貴方達にも理解できるように簡単に言えばどんな暗証番号もすぐに解除できるということよ。」
    「………それ、スゲ〜じゃん!
    早く見て〜から直ぐアジトに持っていこうぜ!」
    「待ちなさい、それに彼女は元セミナーよ。」
    「!ということは、セミナーをいや、ミレニアムを脅せるということですの?」
    「それはしないつもりよ。
    C&C(ルビ:実働部隊)とことを構えるつもりはないわ。」
    三人はそう言いながらコユキを担ぎ上げるとブラックマーケットの深淵へと溶けていった。

  • 5二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:10:19

    保守

  • 6二次元好きの匿名さん25/06/02(月) 23:30:56

    続きは明日中には書きます。

  • 7二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 05:16:04

    「ここはどこですかー?
    解放してください〜!」
    コユキがそう叫んでいると三人の人影がこちらに歩いてきた。
    「騒いでも無駄よ、誰も助けに来ないわ。
    ……そうね、自己紹介しないのは失礼ね。
    私は森山アイ、元ミレニアム生ね。
    一切の手加減無しで実験体は壊すをモットーに実験を続けていたら貴方の先輩達から退学を言い渡されて追放になったのよ。」
    「私は鷹峯チカゲですの。
    元々はトリニティ総合学園におりましたわ。
    まあ、お家騒動で家から実質的な勘当された後にそれに漬け込まれて権謀術数で追放されましたけど……」
    「私は淵上ユミだぜ!
    前はゲヘナの救急医学部の副部長をやっていたんだが……墓泥棒とか風紀委員から囚人を少しもらって生体解剖していたらマなんとかという自己中な奴にゲヘナを追い出されてしまったぜ!」
    三人はそう名乗った。
    「私なんかを拉致しても意味ないでよー!」
    「そんなことはないわ、白兎ちゃん。
    貴方はなんて事のないくだらないものだとも思っている暗号を解読能力は特別なものよ。
    そうね……貴方の先輩の生塩ノアの記憶力は特別なものだと思うかしら?」
    「ノア先輩の記憶力は確かに特別だと思います!」
    「……そうよね、貴方の暗号を一瞬で解読できる能力はその生塩ノアの記憶力と同じくらい貴重な能力なのよ。」
    「いいから早く解放してください!
    早く帰らしてください!」
    コユキは相変わらず喚き散らしていた。
    「……はあ、こいつ、自分が置かれている状況理解してねぇんじゃないか?」
    「薬でも打ち込んでさっさと大人しくさせてしまえば良いと思いますわ。」
    「それはダメよ、この子の能力の肝は脳よ。
    能力に影響が出たら不味いわ。」
    「じゃあどうするだ?」
    「それは______」

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 05:16:47

    三人はコユキを木の椅子にきつく縛り付けた。
    次に、コユキに目隠しをして猿轡を噛ませた。
    そして、耳にノイズキャンセル機能の付いたヘッドホンをつけた。
    すると、ヘッドホンから「黒崎コユキ、貴方の暗号解読能力は特殊!セミナーの先輩達はその能力があるから大切にしてくれるだけ!貴方の価値はその能力しかない!」と繰り返し聞こえてくる。
    さらに、一定の間隔で絶えず水滴がコユキのひたいに落ち続ける。
    「……こんなんで意味あるんかよ〜?」
    「なるほど、水滴刑というやつですのね。
    終わることのない低刺激で精神的苦痛を与えて最終的に精神崩壊や発狂死を招く拷問方法ですわ。」
    「チカゲさんよく分かりましたね。
    そうです、精神的な苦痛を与え続けて衰弱させて従順にしてしまえば良いんですよ。」
    三人が呑気にそんな会話をしているとは知らずコユキはただ終わることのない地獄へ足を踏みいさせられていた。

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 05:51:30

    その後、コユキはその状態で放置され続けた。
    無衰弱死しないように栄養剤と水分を点滴で投与はされていた。
    しかし、コユキの精神は擦り潰され衰弱が激しくなったため水滴刑は3日とたたず中止となった。
    (にははは…………こ、これで終わりですよね?)
    そこから数日後、コユキが回復してくると、ユミがコユキを別の部屋に移動させ、その真ん中にあるベッドに拘束した。
    「な、なにをするのですか?」
    コユキの問いにユミは答えず黙々と何かを準備していた。
    そして、振り向くとユミはこう言った。
    「わり〜、わり〜、さっきの質問に答えねぇで。
    いや〜、今から君の足から色々と切除するつもりだよ〜。
    もちろん、麻酔は無しだぜ〜。」
    それを聞きコユキは全力で抵抗したが拘束はびくともせずただ無駄に体力を消費するだけだった。
    それからしばらく、コユキは麻酔無しで足を切開され、一つ一つ見せつけられながら手術を繰り返させられた。
    コユキは激痛に猿轡を強く噛み締めながら絶えさせられた。
    そしてコユキの足は骨と筋肉のほとんどを切除され、元の半分以下の細さになった。

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 06:16:46

    パァンとアイ平手打ちの音がアジト内に響いた。
    「ツー、痛ぇじゃねぇか!
    なにすんだよ!」
    「ユミ、あんたねえ、彼女がショック死したらどうするつもりだったのよ!」
    「昔とか戦場じゃあ麻酔無しでオペをしていたぞ。」
    「ここは戦場ではないし現代よ!」
    「まあ、まあ、お二人とも落ち着いてくださいですの。」
    「「貴方/君は黙っていて。/いろ!」」
    「取り敢えず、今後は私もいっしょに手術に参加させてもらいますし、しっかりと麻酔は使ってもらうわよ。」
    コユキはアイが投与した鎮痛剤で痛みが収まり眠っている。

    「……取り敢えず、これで逃げられる心配がぐーんと減ったな。」
    「そうですわね、これで私を捨てた家とトリニティに復讐できますわ。おっほほほほ。」
    「うっわ、ま〜たお嬢様のフリかよー、痛いねー、さらにま〜だそんなこと根に持ってるかよ根暗だねー“元”お嬢様は。」
    ピキッ「うっさいですわね!まあ、後先考えないで猪突猛進の馬鹿には到底、理解の出来ないものでしたわねー。
    もう少し、周りに気を配った方がよろしいのではないのですか、医者“モドキ”さん?」
    「ほぉ〜、この場でボコされてぇてことでOKか?」
    「ええ、望むところですわ。
    返り討ちにしてみせるですの。」
    その時、アイがパン、パンと手を叩きながら間に入ってきて
    「はい、はい、二人ともそこまで、落ち着きなさい。」
    そう言って二人を諌めた。

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 16:11:29

    コユキが目を覚ますと焼けつくような痛みが喉と口内に広がった。
    さらに猿轡が外されていた。
    コユキは大声を出して助けを求めようとしたが声が出なかった。
    その時、にやけ顔でユミが歩いてきた。
    「いや〜、困ってる、困ってる、どうして声が出ないか教えてあげよ〜かな〜?あげないかな〜?」
    ユミが意地悪そうにそう言っていると背後から
    「はあ、ユミさん、そういう悪趣味なことはするべきではないですの。
    アイさんから丁重に扱うように言われていましたわよね?」
    「はい、はい、わっしーは硬いね〜。
    じゃあ教えてあげるよ〜。
    えっとね〜、声帯を摘出したんだ〜。
    オ・マ・ケで君の歯を全部、抜いたんだ〜。」
    「はあ、もっとマシな言い方は無かったんですか?
    本当にゲヘナの下品な低脳はこれだから嫌なんですの。
    ……今回は私が貴方を監督しますわ。」
    「元トリニティの元お嬢様にそんなグロテスクな光景は大丈夫なの〜?」
    「貴方の悪趣味な解剖に付き合わされていれば嫌でもなれますの。」
    「そうなのか?
    ま、いっか、次のオペするぞ〜。」
    二人のそんな会話を聞いた後、ユミに注射器で薬剤を投与されるとまた、コユキの意識は闇へと沈んでいった。

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 20:03:54

    少しの肌寒さと身体中からの鈍い痛み、ピッピっとなる機械音でコユキは目を覚ました。
    コユキが体を起こそうとすると起こせなかった。そして辺りを見渡すと機械のコードやチューブがコユキへと繋がっていた。
    どういうことかと困惑していると
    「まだ麻酔が効いているから無駄だよー。」
    そう言いながらユミがまた趣味の悪いにやけ顔で姿を現した。
    「ちなみにー、今回のオペはね〜、もし、君が他の奴に奪われても良いように生存に必要な部位の臓器を幾つか抜かせてもらったよ〜。
    つ・ま・り、今の君はその機械類の助けがなければ生きていけないのー。
    さらに、それらの臓器は前回の声帯も含めてホルマリン漬けにしているからいつでもみt」
    彼女がそう言いかけた時背後から銃声がした。
    チカゲが半ギレしながら姿を現した。
    「はあー、この阿呆はなにを考えているのですかね?
    まあ良いですよ、黒崎コユキちゃんだっけ?
    これからしばらく面倒を見るから改めて自己紹介しますわ。
    元トリニティ総合学園の鷲峯チカゲですの。
    私、こう見えて“教育”は得意ですの。」




    ---------------
    「ヴェリタスに頼んでいるけどコユキが持ってるミレニアムの情報は漏れてないかしら?
    それにしても……まったく……本当にどこに行ったのよコユキ!」
    「……そうですねユウカちゃん。
    コユキちゃんには本当に困らせられますね。」
    二人は後輩の現状など露知らず呑気に彼女の持つセミナーの情報を心配していた。

  • 13二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:34:55

    このレスは削除されています

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:35:33

    それから数週間が経った。
    コユキは黙々と三人の指示に従い作業をしている
    (このまま、素直なフリをして、セミナーのシステムに私のSOSを…………絶対に先輩達が助けに………来て…………くれますよね?)
    「_____それにしても、アイさんには度肝を抜かれましたわ。
    まさか、手に入れた資金を全て湯水の如く実験資金に注ぎ込んであと少しで使い切られるところだったとは……」
    「あいつ、そーいえば、実験狂だったからね〜。」
    「まあ、そういう貴方もかなりの浪費家ですの。
    まったく、アイさんといい、貴方といいまったく、研究者はなんで金銭感覚が疎いのですの?」
    「元お嬢様の君がそれを言うの〜?
    でも、かなり儲けてきたけど警備は大丈夫なの?
    C&C?もだけど風紀や正実に嗅ぎつけられたら不味いんじゃない〜?」
    「それは心配ご無用ですわ。
    各地から金に物を言わせて腕利きの用心棒や賞金稼ぎ達を雇いましたわ。」 
    「それは心強いねー、まあ、裏切られないと良いけど。」

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/03(火) 21:36:27

    ------------------
    チヒロ先輩達のおかげでコユキの行き先がわかった。
    ブラックマーケットだそうだ。
    しかし、今は彼女を探している暇はない!
    今、キヴォトス中で謎の連続窃盗事件が起こっている。
    現金、デジタル問わずあらゆる通貨が盗まれるという事件だ。
    そして、あらゆる警備をすり抜けて神出鬼没で犯人の尻尾すら掴めない。
    「まるでコユキを相手にしているようね。」
    「……まさかコユキちゃんが?」
    「……それは私も考えたけど、コユキにしては範囲も広すぎるし……いくらあの子でも意味も無くあんな大金を盗む真似はしないわ。」
    「……そうですよね。」
    私達は答えの出ない謎に頭を悩ませていた。
    「ん…?これは、なに?」
    セミナーのシステムにいきなり不審なファイルを発見した。
    急いでチヒロ先輩達を呼んで解析しながら慎重にファイルを開くと
    [51488f2952a9305130665148751f52a9305130669ed25d0e30b330e630ad3067305960aa30445974306b6355307e3063306679c1306e80fd529b30673044308d3093306a30683053308d304b3089304a91d1309276d7307e3055308c30663044308b306e79c1306f8eab4f533092304430583089308c306652d53051306a30443002]
    と数字とアルファベットの並んだ文字が出現した。

  • 16二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 07:31:07

    「いや〜悪ぃな〜わっしー管理のほとんど任せて。」
    「本当に悪いわね、チカゲ。
    言い出したのは私なのに……」
    「良いですの。
    お二方とも資金繰りや組織運営は苦手でしょう?
    私も得意とは言えませんがそれでも出来なくはないので構いませんわ。」
    三人がそんなふうに呑気に話していると……
    《突撃・・・・・・・開始》
    と小さな呟き声と同時にアジトの窓が複数一気に割られ雨の様に降り注いだ。
    しかし、三人は冷静であった。
    「警備は何をしているのですの?
    砂狼!黒見!錠前!貴方達も早くですの!」
    だが、誰も姿を見せず……
    その代わりに白い吐息を吐いてピンク髪のポニーテールの小柄な生徒が素早くチカゲを制圧した。
    「シロコちゃんたちを誑かしといてただで済むと思っているの?」
    「なるほど、貴方が“暁のホルス”ですの?」
    「私が答えると思ってるの?」
    二人も美甘ネルと剣先ツルギに取り押さえられていた。
    そして、周りには、他にも様々な学校の実力者達がいた。

    「お久しぶりですね、早瀬ユウカさん、生塩ノアさん、すみませんでしたね。
    貴方達の後輩、黒崎コユキを捕獲したのわ。
    ところで彼女をいくらで買わせてもらえるのかな?」
    「……相変わらず変わらないのですね。
    他人を物としか見ていないうえに人を壊すことを前提に考えているのは。」
    「いくらで売ってくれるのか聞いていないんんですけど?」
    「はあ、アイさん、それは売る気がないってことだと思いますの。」
    「え、そうなのチカゲ?」
    「貴方は本当にこういう時は鈍く成りますの。」

  • 17代償スレ イッチ25/06/04(水) 10:26:51

    -------------
    護送車内
    ♪♪♪♪♪〜
    「静かにしろ犯罪者達!」
    「分かりましたわ。」
    「は〜い。」
    「……」
    各校の実力者達により捕縛された三人は矯正局に護送される途中だった。
    アイは黙りこくって凹んでいたが
    チカゲとユミは反対に鼻歌交じりでどこか余裕があるようだった。
    その時、車の前方に不審な人影が見えた。
    次の瞬間、車の右側から衝撃が襲い、車の操作が効かなくなった。
    そして、タァーーーンと銃声が遅れて辺りに鳴り響いた。
    何事かとヴァルキューレ生達が外に出ると次はガスマスクをした生徒達に襲われた。
    ガスマスクした生徒達は護送車の後ろのドアを鍵を破壊して開けた。

  • 18代償スレ イッチ25/06/04(水) 10:27:27

    「悪いですわね。
    ところでこの手錠を外していけますの?」
    「………チカゲ様分かりました。
    お連れ様も……」
    「すげ〜な、いつの間に引き入れていたんだ?」
    「あら、意外と早期に行いましたわ。
    “暁のホルス”を雇えなかった時点で遅かれ早かれこうなるとは思っていましたから……」
    「でも大丈夫なのか?
    こいつらアリウス生だろ、トリニティのわっしーと相性悪いだろ〜。」
    「コユキさんに使っていた洗脳ヘッドホンを拝借してベアトリーチェの洗脳は解いてありますの。
    それにしても、ユミさん、貴方も中々、腕の良い狙撃手を雇っていましたね。」
    「いや、あいつはゲヘナ時代からの付き合いだよ。
    あいつは“魔弾の射手”と言われていた元風紀委員の狙撃手だよ〜。」
    「でも、意外でしたの、貴方が私と同じようなことを考えているとは……」
    「それは、こっちのセリフだよ〜。」
    「あのー、私も忘れないでもらえる?
    ところで、チカゲ、これからどうするの?」
    「そうですね、しばらくは大人しく潜伏ですの。
    今回の件で色々と使えそうな情報は手に入りましたし……」
    「でも〜、お金はどうするの〜?」
    「それも抜かりありませんの。
    一部はすでに資金洗浄(マネーロンダリング)を済ませていますの。」
    そうして彼女達は再びキヴォトスの闇へと姿を消していった。

  • 19代償スレ イッチ25/06/04(水) 10:28:04

    イッチです。
    オリキャラ達はこれで退場です。
    このキャラ達は好きに使って構いません。
    例えば新しく建てるスレのネタとか皆様の執筆するSSの登場人物の一人として使って構いません。

    そして、ここからはみなさまお待ちの原作キャラだけの群像劇です。

    後、ここは区別がつくように名前を入れるので感想や意見などを書いても大丈夫です。
    (注意:荒らしと感じたら容赦なく消します。)

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 10:42:28

    常人なら肉体の変化に耐え切れず発狂、あるいは脳機能が衰弱するというのに、この期におよんでな生きようとするコユキ、素晴らしいですね・・・。

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 16:59:23

    コユキ…

  • 22代償スレ イッチ25/06/04(水) 18:48:17

    保護されたコユキはすぐさまミレニアム自治区の病院へと搬送された。
    そして、医者から告げられたのは…………
    「……けないでよ!ふざけないでよ!確かにコユキは問題児よ、でも…だからってこんな目にあって良い理由にはならないわ!」
    「……ユウカちゃん…私だって信じたくは無いです。
    でも、現実は非情です……」
    「……ノア……わかってるわよ。
    でも、コユキの今までの行いの報いだとしても酷すぎるわよ。」


    -----------
    バンッ!セミナー会長の調月リオは隠れ家で怒りで机を叩いた。
    「いたっ!………やはり、アイは退学だけで済ませるべきではなかったわ。
    なんなら今から………」
    「やめろ、リオ!
    あんな女のためにお前が手を汚すことなんて…」
    「ネル………だとしたら私が彼女を退学だけで済ませてしまった責任は……
    確かにコユキは擁護出来ない問題児だったけど……だからって彼女の毒牙にかけられて良い理由にならないわ。」
    「……はぁ…お前には責任には無い!
    ……なんて無責任なことは言えねぇよな。」
    「……ありがとう、貴女と話したら少し落ち着いたわ。」
    「……そりゃあ良かったぜ…」

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/04(水) 23:24:10

    このレスは削除されています

  • 24代償スレ イッチ25/06/05(木) 06:07:08

    「……ど、どうですか、コユキちゃん?」
    今日はコユキちゃんの人工声帯が完成したそうなのでみんなでエンジニア部にお邪魔しています。
    「…あ……あーあー…………
    ウタハ先輩、ありがとうございます!」
    「どういたしまして……ところで義足と人工臓器の方もどうかね?」
    「え、にははは!絶好調ですね〜!」
    「そうかい、それは良かった。」
    「それはそうと、ウタハ先輩!
    また、余計な機能は付けていませんよね?」
    「まさか、人体に関わる物だ。
    いくら私でもそんなことをするとでも思うのかい?」
    「はぁ、それなら良いですけど。」
    (まあ、実は自爆機能は当然として、録音機能、目覚まし時計、超小型銃火器、サーモグラフィー機能etc…を付けたが……)


    ----------
    ○月△日15:24でした。
    その時セミナー執務室には私とコユキちゃんしかいませんでした。
    ふと、コユキちゃんの方を見ると机に突っ伏してスヤスヤと眠っていた。
    「しょうがないですね、コユキちゃん。」
    最近は色々とありましたからお疲れでしょうから今日くらいは大目に見てあげようと毛布をかけてあげようとした時
    「……う〜ん……なんで……なんで、解けないです〜?……………解けてくだい!………嫌です!……嫌です〜!……………この能力無くなったら……捨てられ……ちゃいます〜!……嫌です!…………あんな地獄に戻るなんて………………私の価値は……この能力……しか無いのに……先輩達も……この能力が……あるから…セミナーに…入れ……て…くれ…たから……」
    コユキちゃんはそう、うなされながら寝言を言っていました。
    「」
    私はその場に立ち尽くし絶句してしまいました。
    私はコユキちゃんの心の傷に気づきいてあげられませんでした。

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 12:21:20

    キッツぅ…

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 12:32:10

    能力を失った悪夢を見ているのか
    現実はそれ以外も失ったけど

  • 27二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 13:57:41

    このレスは削除されています

  • 28代償スレ イッチ25/06/05(木) 16:09:24

    ある日のセミナー、
    「_________ノア、そういえば、コユキが元気になってきて良かったわ。
    それに、最近は真面目に仕事をしてくれるようになったし…でも、なんだか大人しすぎて何かを企んでいそうで少し怖いけどね。」
    ユウカは明るい笑顔でそう言った。
    「…そ、そうですね、ユウカちゃん。」
    「?…ノア、大丈夫?
    顔色も悪いようだけど…?」
    「ふふっ、ありがとうでも大丈夫です。」
    (……言えない、この前のことはあのことを知ればユウカちゃんは確実に深く傷つきます。
    この秘密は私が責任を持って墓場まで持って行きます。)


    ------------
    「あ…あの……ユウカ先輩…い、一緒に寝てくれませんか?」
    コユキがいきなり私の部屋に入ってくるなりそう言った。
    「……しょうがないわね、今日だけよ。」
    私は少し困惑しながらそう答えた。

    ……コユキの気持ちよさそうな寝顔を見ていたら私も少し眠れそうな気がしてきた。
    その時、
    「……むにゃ、むにゃ………にはは……そうでよね〜………暗号を……解く力が無くなった私なんて………価値ないですよね〜……今までありがとうございました〜。………スースー………」
    前言撤回、これは今夜も眠れそうにないわ。
    取り敢えず、ノアにはこんなこと話せないわ。
    聞いたら間違いなくトラウマになってしまうわ。

  • 29二次元好きの匿名さん25/06/05(木) 16:11:52

    >>1見て思ったんだけどモモイSSの人だったりする?

  • 30代償スレ イッチ25/06/05(木) 16:30:02

    >>29様、違いますね。

    まぁ、いくつか参考にはさせていただいたんですけどね。


    >>27様、ありがとうございます。

    そう言っていただけるだけで大変嬉しいです。

  • 31代償スレ イッチ25/06/05(木) 18:28:27

    「ゲーム開発部の部費を5倍にしてよ、ユウカ!」
    そう言って私はセミナーの執務室に突撃した。
    しかし、そこにはユウカいなくて、その代わりに少し前に話題になっていた、セミナーの黒崎コユキがいた。
    「げっ、またですか…モモイさん、そういう話は無駄だと思うので帰ってくださいー!」
    「そういう言い方はないと思うよー、コユキ!
    そうだ!ユウカ達が帰ってくるまで待ってるからその間、話し相手になってよー!」
    「……え?モモイさん、目、見えています〜?
    私、今、仕事中です!」
    「少しぐらい良いじゃん!
    話し相手になってよー!」
    「……モモイさん、貴方、いくつなんですか?
    ……はぁ、もう良いです!
    こうも貴方がうるさくしていると集中出来るものも集中出来ませんから。」
    「やったー!
    ありがと!」
    「少しだけです!」

  • 32代償スレ イッチ25/06/05(木) 18:29:18

    「私の価値なんてこのどんな暗号も解ける能力だけです。」
    「そんなことはないよー!
    能力なんかなくてもコユキには価値はあるよー!」
    コユキが自分の持っている特別な能力しか自分の価値はないと言ったので私がそう言って否定した。
    「……るんですか?……貴方に何がわかるんですか!?
    先輩達は隠しているつもりでしょうが私をセミナーに入れたのも私のこの能力があったからです!
    この能力が無くなったら私はセミナーにいやこのミレニアムサイエンススクールから追い出されるのです!」
    「そんなわけないよー!
    ユウカは優しいからそんなことしないよー!
    だって、私が問題を起こしてもゲーム開発部を廃部にしようとしたりしたことがあっても最終的には許してくれるし追い出そうとしたことないもん!」
    「……はぁ、それは貴方達が可愛がられているからです!
    能力が無ければ…ただ害悪な問題児の私と違って……」
    「なんでそんなこと言えるの?
    ユウカ達に直接聞いたの?」
    「……私だって……私だって……聞かなくたってそれくらいわかっています!」
    そこからは銃撃や殴り合いを交えた喧嘩となった。
    そして、偶然通りかかった、アリスとマキが止めに入って終わった。

  • 33代償スレ イッチ25/06/05(木) 20:54:28

    【閑話:白兎の心中】
    ……嫌です………嫌です……嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です捨てられるのは嫌です!
    もう、あんな生き地獄は嫌です!
    もう、無価値な私にはなりたくないです!
    もう、何もかも手放したくないです!
    やっと、やっと、やっと、やっと、気づけた問題児で非力で不運で役立たずな私がただ一つ持っていて誇れるものなんです。
    もう、無価値な私に戻りたくないです。
    安全なミレニアムに私が居続ける方法はもう、この能力に頼るしかないのです。
    私が先生や先輩達に必要とされる必要があるのです。
    だから、何が何でもこの能力だけは失ってはいけないのです。
    ………………にはははは………あんなにも逃れたかったミレニアムだけが今は安心できて………こんなにも執着していているなんて…………笑えてきますね………にははは!

  • 34代償スレ イッチ25/06/06(金) 06:28:24

    【閑話:モモイの迷い】
    「うーん……ユウカがコユキを追い出すなんてそんなことするのかな〜?
    …………あー、もうー、考えれば考えるほど分からなくなってきた!
    うーん、もういいや、ユウカに直接聞いちゃえば良いんだ!
    ……………でも、素直に答えてくれるかな〜?
    ……!そうだ、先生に相談すれば良いんだ!」
    モモイはそう言ってシャーレへと向かっていった。

    一方、シャーレでは
    「……当番でもないのに手伝わせてしまって悪いね、ユウカ。」
    「……良いですよ。
    ……でも、大人なんですから仕事は計画を立てて効率的に進めてくださいね。」
    「はは、面目ない。」
    そう言いながら先生とユウカが溜まりきったシャーレの書類を協力して処理していた。

  • 35代償スレ イッチ 25/06/06(金) 08:02:11

    【閑話:メイド達の雑談】
    「あ?チビと白兎が喧嘩していた?」
    「うん、そうなんだよリーダー!
    喧嘩自体はアリスちゃんとマキちゃんが止めたけど……」
    「……それで、それがどうしたんだ?」
    「注意していて欲しいの!」
    「はあ、チビがまた白兎に絡んでトラブルを起こさないようにか?」
    「ううん、注意していて欲しいのはコユキちゃんの方なんだよ!」
    「?そっちのチビは最近、真面目だろ。」
    「うーん…。なんか、危ういん感じがするの!」
    「…そうか、あたしもなるべく気にかけておくぜ。」

  • 36二次元好きの匿名さん25/06/06(金) 12:05:48

    能力はまだ消えていないようで良かった

  • 37代償スレ イッチ25/06/06(金) 16:28:56

    モモイがいきなりシャーレの執務室に突入してきた。
    「相談があるんだけど、先生!
    ……あれ?ユウカ、なんでいるの?」
    「え、モモイ?
    …それは、先生が期限までに仕事が終わらないから手伝っていたのよ。」
    「丁度良かったよー!
    じゃあ、ユウカも聞いて!」
    「?」
    「モモイ、どういうこと?」

    「__________________ってことなんだよー!」
    「うん。なるほど、色々と聞きづてならないこともあるけどそれは今は置いといて確かにそれは深刻な問題ね。」
    (これで確信したわ、この前のことは夢ではなかったわ。
    願わくば夢であってほしかったけど……)
    「確かに深刻な問題だな、急いで私がたいしs」
    「大丈夫です、先生。
    先生に頼りっぱなしというのも申し訳ありませんから……
    それに、これは私たちの問題です。
    ……って、モモイ、なんで私じゃなくて先生に最初に相談しにきているのよ!」
    「……だって、ユウカが正直に答えてくれるか確信を持てなかったから……」
    「……馬鹿ね、嘘なんてつくわけないでしょ!」

  • 38代償スレ イッチ25/06/06(金) 20:41:51

    その日、ついに恐れていたことが起こりました。
    「……え、なんで……なんで解けないんですか?」
    いつもは簡単に解けるはずの暗号が解けなかった。
    いつもなら一瞬で感覚的に分かるはずの目の前の暗号の答えが全然、分からなかった。
    「うあぁああああーなんでー!
    ……も、もしかして、なくなっちゃったのですか!?
    ……い、嫌です……嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です嫌です無くなっちゃうなんて嫌です!
    私には……私にはこれしか価値がないのに……嘘ですよね?……嘘であってくださいぃいいいいー!」
    私がそう叫んでいると
    「…だ、大丈夫ですか、コユキちゃん?」
    ノア先輩がそこにはいた。
    「………無くなっちゃいました!……………私の唯一の価値が無くなっちゃいましたー!」
    最悪です!
    バレてしまいました。
    それもよりによってノア先輩です。
    もう、どう頑張っても誤魔化せません!
    「…コユキちゃん、どういうことですか?
    説明してくれませんか?」
    「……にはははは……!
    今までありがとうございました、先輩。
    ……も、もう私には価値がありません………で、でも…でも、私はもうあんな生き地獄は味わいたくないですうぅううううー!」
    そう言いながら私はセミナーの執務室から逃げ出していった。


    --------------
    コユキちゃん、ごめんなさい。
    コユキちゃんの心の傷に知っていたはずなのにわかっていたはずなのに……ユウカちゃんを傷つけないために………違いますね。それを言い訳に私がこれ以上、傷つきたくないから私がコユキちゃんとしっかり向き合わずに逃げ続けた結果ですね。
    今にして思えばあの時の『……う〜ん……なんで……なんで、解けないんです〜?……………解けてください!………嫌です!……嫌です〜!…………この能力が無くなったら……捨てられ……ちゃいます〜!……嫌です!……嫌です〜!…………あんな地獄に戻るなんて……………私の価値は……この能力……しか無いのに……先輩達も……この能力が……あるから…セミナーに…入れ……て…くれ…たから……』っていう寝言はコユキちゃんなりのSOSだったのかもしれません。
    私はそんなコユキちゃんのささやかなSOSに気づいてあげることができなくてごめんなさい。
    本当にごめんなさい、ごめんなさい、ごめんな………あ、あ"あ"あ"ぁぁぁ!!!

  • 39二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 00:41:54

    思い込みで使えなくなった?
    それとも神秘がストレスで消滅した?

  • 40二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 08:13:32

    ノアもしかして走馬灯みたいに脳が超高速状態になった?
    完全記憶能力って選択への後悔が強くなるな

  • 41代償スレ イッチ25/06/07(土) 11:12:18

    コユキは反省部屋に引きこもっていた。
    (にははは……こんなことをしてもいずれ、先輩達が突入してきて無駄なのに………何をしているのですかね、私……)
    「……あんな生き地獄に戻るなら………いっそ……」
    コユキはそう呟くと部屋を抜け出し何処かへとカメラの死角をぬって走っていった。

    ノアからの嗚咽交じりの連絡を受けて私はセミナーに駆けつけた。
    「ノ、ノア、何があったのよ!?」
    「ご、ごめ"ん"ざい"、ユ"ウ"ガぢゃん"!」
    私がノアに何があったのか聞くとノアは涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら謝罪してきた。
    ノアを落ち着かせて話を聞くと
    「________________ということです。
    ううっ……。私が……私がコユキちゃんと向き合っていればこんなことにならなかったかもしれません。
    ごめんなさい……ごめんなさい、ごめんな……あ、あ"あ"あ"ぁあああー!!!」
    「…ノア……」

  • 42代償スレ イッチ25/06/07(土) 12:46:03

    私はミレニアム中を探索していた。
    もちろん、C&Cに連絡、そして、ドローンで探索して貰えるようにヴェリタスにも連絡した。
    「どこにいったのよ、コユキ!
    ……問題児だけど可愛い後輩のあなたを捨てるわけないわよ!」
    そうやって駆け回って探しているとミレニアムタワーの屋上から落ちる人影を目があった。
    それは、紛れもなくコユキであった。
    私は一つの命が今、終わるのを見てしまった。

    私の目の前を……横切って落ちていく、コユキが……
    うるさいはずのミレニアムの喧騒の声が一切、聞こえなくなった。
    視界が色を失っていき、歪んでいって、スローモーションを見ているように感じた。
    そして、腰と足に力が入らなくなった。
    そうして、私はその場に崩れ落ちた。

    ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいノア、コユキはもう助けられないわ。
    ごめんなさいモモイ、せっかく教えてくれたのに何もできなかったわ。
    そして、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいコユキ、こんな不甲斐ない先輩でごめんなさい!
    私が現実から逃げたせいで死なせてしまってごめんなさい!
    こんなことなら無理矢理にでも向き合うべきだったわ。


    その時、ガラス片が目の前を落ちていったと思うとコユキの後を追うように凄まじい速度で人影が通り過ぎていった。

    「っしゃー!ギリセーフ!!」
    というネル先輩の叫び声が辺りに響いた
    片腕には前にエンジニア部が作った“伸縮ベルト”を巻きつけ、もう片方の手でコユキの腕をがっちりと掴んでいた。

  • 43二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 12:53:35

    ユウカ曇らせが想像以上に凄い事になってる
    後コユキの生き地獄状態としては歴代スレの中でも上位なのでは?

  • 44代償スレ イッチ25/06/07(土) 13:28:49
  • 45二次元好きの匿名さん25/06/07(土) 13:46:03

    素晴らしい…それしかこの感動を表せない。

  • 46代償スレ イッチ25/06/07(土) 14:52:33

    コユキの自殺未遂から数日後
    今、コユキは医療用ベッドに拘束されている。
    そして、私達はノアの部屋の前に来ていた。
    「ノア、入って大丈夫?」 
    「……誰ですか?
    ああ、ユウカちゃんですか……良いですよ。」
    そうして、私達はノアの部屋に入った。
    普段からは想像つかないような姿のノアがそこにはいた。
    髪はボサボサで一切、手入れがされておらず、目の下には大きなクマが出来ていた。
    頬も幾分か痩せていた。
    「……だ、大丈夫なの、ノア?」
    「…………ううっ……ごめんなさい、セミナーの書記である私がこんなにも休んでいるせいでユウカちゃん達に迷惑をかけて………」
    「……無理をしなくて良いのよ、ノア。」
    「……はい………コユキちゃんに関しても私が一番最初に気づいていたはずなのに黙っていて………ううっ……あ"あ"あ"ぁあああー!」
    「ノ、ノア!だ、大丈夫!?」
    「…………ご、ごめんなさい!
    ………わ、私がもっとしっかりしていれば…………」
    「……ノア…………」
    その時、ネル先輩が
    「……はあ…おい、いつまでそのつもりなんだ!」
    そう言いながらノアの胸ぐらを掴んだ。
    「ネル先輩!」
    「いつまでウジウジして自分が一番可哀想みてぇなツラをしているんじゃねぇよ!
    今、一番辛ぇのはあのチビだろぉがよぉ〜!
    しっかりしねぇか!生塩ノア!」

  • 47代償スレ イッチ25/06/07(土) 20:47:36

    「……はっ!……う"う"っ……ネ"ル"ぜん"ばい"……そうですね、今は嘆いている場合ではないですね。」
    そういうとノアは頬をパンパンと叩くと
    「……今までご迷惑をおかけしました。
    この埋め合わせは働きで返します。」
    良かった、ノアが復活したわ。
    でも、ネル先輩、いくらなんでもやりすぎよ。


    ーーーーーーーーーー
    私は今、ベッドに拘束されています〜!
    なんで能力を失い無価値になった私を拘束してどうするつもりなんですか〜!
    ………………………あ、そういうことですか。
    ……私がセミナーの色んな情報を知っているからその記憶を消して捨てるつもりですね!
    ……いや、私の脳だけを取り出して私の脳に電極を指して無理矢理、能力を復活させようとしているってことですよね!?
    流石にそんなのは嫌です〜!
    どちらにしてもそんな生き地獄はもう懲り懲りです〜!
    そんなことになるくらいならも逃げ出して死んだ方がマシです〜!
    「どこで間違っちゃたんですか…?私の人生は、どこで選択肢を間違っちゃたんですか?」「どうして生まれてきたんですか、どうして生を受けたんですか!」「生まれてこなければ良かったです!」「生まれなかったらこんな思いしなかったです!」「こんな意味のない生に、誰がどんな意味を求めたんですか!」「私が生まれてこなければ、誰も不幸にならなかったです!」
    そんな言葉を並べ続け最後に零れ落ちたのは
    「戻りたいよー……あの頃に……」

  • 48代償スレ イッチ25/06/08(日) 06:09:50

    数日後、ユウカの元に一本の電話がかかってきた。
    「ユウカ、コユキが逃げた。」
    最悪の一本だった。
    どうやら拘束具などを交換しようとした一瞬を突いて逃げたらしい。
    大丈夫、焦らなくて良い前回の自殺未遂からセキュリティを強化したからすぐに見つかるわ。
    そう自分に言い聞かせると
    しかし、中々見つからなかった。


    ーーーーーーーーーーーーー
    コユキはミレニアムのセキュリティの穴を縫う様に移動していた。
    そうして、高層ビルの屋上にいた。
    そして、今、飛び降りようと柵を越えようとした時、誰かがコユキの体を後ろに引いた。
    振り向くとそこには息を切らしている才羽モモイがいた。
    「どうして、ここが……
    なんでー、死なせてくれないんですかー!?」
    「それは、私もサボる時に良くやるから!
    だって、コユキが死んだら私もユウカもみんな悲しむから!」
    「あなたはともかく他の人は悲しみませんよ!」
    「そんなわけない!みんなきっとコユキのこと好きだと思うから!」
    「そんなこと……あるわけないですから!」
    「なんでそんなことを言えるの!?
    ユウカ達に聞いたの!?」
    「聞かなくたってわかります!」

  • 49二次元好きの匿名さん25/06/08(日) 06:10:21

    このレスは削除されています

  • 50代償スレ イッチ 25/06/08(日) 06:17:45

    「……じゃあ、コユキはどうしたいの!?」
    「………え?どういうことですか?」
    「だから、コユキはどう思っているの!?
    どう考えているの!?」
    「…………」
    「黙ってちゃ分からないよ!
    言わなきゃ伝わらないよ!」
    「…………言ったって無駄ですよ〜!
    あの能力しか価値が無いのですから!」
    「なんでそんなの関係ないよー!
    コユキはどうも思っているの?
    教えて!」
    「…………ま、また、先輩達と楽しく日々を過ごしたいです!
    たまにトラブルを起こしちゃったりして怒られるかもしれませんが……
    先生とまた四つ葉のクローバーを探したいです!
    セイアさんとまた楽しくおしゃべりしたいです〜!」
    コユキは顔を涙と鼻水でぐしゃぐしゃにしながらそう言った。
    「それは誰かに伝えたの?」
    「……無駄ですよ〜!
    言ったってだr」
    「言わなきゃ伝わらないよ!
    それに……」
    「ぶつからなきゃ伝わらないことだってあるよ!
    例えば、自分がどれくらい真剣なのか、とかね!」

  • 51代償スレ イッチ25/06/08(日) 15:53:02

    「……にははは………そんなことを言えるのはモモイがみんなにa」
    「あー、もうー、そんなウジウジしていても意味ないよー!」
    モモイはそう言いながらコユキの腕引いていった。


    ーーーーーーーーーー
    モモイがコユキを連れてきた。
    コユキったらどんだけ心配をかければ済むのよ
    「おかえりなさい、コユキちゃん。
    もう勝手に出ていってはダメですからね。」
    「まったく…どれだけ、私達が探したと思ってるの!?」
    「………ごめんなさい……ノア先輩、ユウカ先輩。
    ………ノア先輩、ユウカ先輩、お願いがあります!」
    「なんでしょうか?」
    「どうしたのよ?」
    「……………わ……私を捨てないでください!
    ………攫われてから…痛くて……辛くて……怖くて…寂しくて……つまらなくて……ミレニアムに帰りたいって思ったんです!
    ……だ、だから、お願いします!
    セミナーにじゃなくても良いです!
    能力目当てでセミナーに入れていただいたのに……能力を失ったこんなの価値もない私ですが……ま、また、先輩達と楽しく日々を過ごしたいです!
    たまにトラブルを起こしちゃったりして怒られるかもしれませんが……
    ミレニアムにいさせてください!」
    コユキはそう言い、頭を深々と頭を下げた。
    「……捨てるわけないじゃない!
    確かに最初はそうだったかもしれないけど……だからって捨てないわよ!
    確かに手がかかるけど大切な後輩に決まってるわ。」
    「そうですよ、コユキちゃんは可愛い後輩ですよ。
    私達にとっていらない存在なわけないですよ。」
    二人はそう言ってコユキを抱きしめた。
    「……ありがとうございます、先輩!」

  • 52代償スレ イッチ25/06/08(日) 15:54:24

    「……っで、何やってんだ、リオ。」
    ネルが離れた物陰からその様子を見ていたリオにそう声をかけた。
    「……見てわからない?
    ……様子を見ていたのよ。
    今、出ていける雰囲気ではないでしょ。」
    「…はあ…あのなー……………お前も行ってやれよ!」
    ネルはそう言ってリオの背中を強く叩いて押した。

  • 53代償スレ イッチ25/06/08(日) 16:01:39

    これにて本編は終いです。
    これからは気がむくままにゆっくりと後日談などを書いていきます。
    短い間でしたが私の非才で駄文な作品に付き合っていただき誠にありがとうございました。
    微量でも楽しんでいただけたなら幸いでございます。
    ここからも感想や批評をどうぞお書きください。

  • 54代償スレ イッチ25/06/08(日) 18:15:13

    コユキの才能消失はストレスからくるものであり数日後戻った。

    ーーーーーー
    モモイ、マキ、コユキはカジノの建物を作っていた。
    「マキ、外壁の塗装とユウカの監視は大丈夫?」
    「うんっ!モモ、外壁は順調に塗れているし、今のところユウカはこっちに気付いていないみたい。」
    「にはははは!モモイさんもマキさんも心配しすぎですよー!
    付近の監視カメラの映像は私の能力でセキュリティーを無視してリアルタイムで張り替えているんですから!」
    「でもコユキ、ユウカがこっちを直接、見にくる場合もあるから警戒していて損はないよー!」
    「ねえ、コユキちゃん、よくあれだけの大金用意できたよね?」
    「確かに〜!
    また、セミナーから盗んだのー?」
    「違いますよ、あれは悪徳企業の秘密を黙っている代わりに貰った口止め料だったり、ゲヘナの万魔殿に頼まれてゲヘナ風紀委員やトリニティの電子情報を引き抜いて渡した報酬だったり、セイアさん経由でトリニティのティーパーティのホストから頼まれた情報を渡したお礼とかです!
    お金なので大丈夫です!」
    「うーん……大丈夫じゃないと思うよー!」
    「うーわ……それ喋っちゃダメなんじゃないかな?」


    その後、勿論、三人はユウカにバレて仲良く説教の後反省部屋に送られました。

  • 55代償スレ イッチ25/06/08(日) 20:13:26

    ここからはネタを好きに展開して大丈夫です。
    🎲でネタ化も構いません。
    皆さんオリジナルのSSやイラストを立てるなりしても良いです。
    繰り返しになりますが荒らさなければ好きにして大丈夫です。
    後バッドエンドverを見たいと言う意見が多いようでしたら書きます。

  • 56代償スレ イッチ25/06/08(日) 22:07:19

    >>45様、感謝の意を示すのが遅れ誠に申し訳ございませんでした。


    ちなみにこのスレは好きに転載して構いません。

    このスレを皆様にも広めていただけると嬉しいです。

  • 57代償スレ イッチ25/06/09(月) 06:10:14

    そういえば内臓を幾つか失っているから
    なんか某錬金術師の主婦みたいにしょっちゅう吐血するコユキという概念も…………
    流石にノアとユウカの心臓に悪いか

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