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【感想スレ】にはは!先生!ユウカ先輩!私、お留守番してる間に!その5|あにまん掲示板
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【感想スレ】にはは!先生!ユウカ先輩!私、お留守番してる間に!その5

  • 1二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:12:40

    トリニティのイベント行ってきました!
    お留守番…?


    無気力症候群コユキスレその5です!

  • 2二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:13:52
  • 3二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:15:37
  • 4二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:17:05
  • 5二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:18:16
  • 6二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:19:32
  • 7二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:20:38

    コユキ
    反省部屋に閉じ込められ続けて無気力症候群を発症
    現在ゲーム開発部と共にトリニティのクリスマスイベントに参加中

  • 8二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:21:38

    ユウカ
    コユキをいつもの感覚で反省部屋に閉じ込めていたらコユキが壊れた。罪悪感で折れそうになってる

    ノア
    ユウカと同じくコユキを反省部屋に…
    罪悪感でダメージ、完全記憶能力でコユキの痛ましい姿が焼き付いて離れない

  • 9二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:22:38

    先生
    事態を重く見てトリニティの救護騎士団に依頼
    コユキの事は気掛かりだが、多忙の為にミレニアムばかりに構っていられない…

    ミネ
    先生からの依頼を受けコユキを診てくれている。
    コユキが現在、心を開いている人

  • 10二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:23:38

    ゲーム開発部
    モモイ
    積極的にコユキと関わっている。何とかしてあげたい

    アリス
    積極的にコユキに絡みに行っている。勇者として救わねば…

    ミドリ
    最近お姉ちゃんもユウカも変…。コユキの事は助けてあげたい

    ユズ
    私もコユキちゃんを助けてあげたい…
    (コユキからはシンパシーを感じている)

  • 11二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:25:02

    放課後スイーツ部
    カズサ
    現在コユキと一番話してる。コユキが新たに心を開いた?
    「お互い同じ気持ちをよく理解してる、ってところでは結構似てるんじゃないかな?」

    アイリ
    コユキの印象、チョコミントの人

    ナツ
    コユキの印象、何か不思議な人

    ヨシミ
    アリスさんに言われた事で考え込み始めちゃいました…

    レイサ
    声がおっきくてビックリしたけどいい人です…

  • 12二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 08:26:18

    補習授業部
    ヒフミ
    ミネさんの好きなものを教えて貰いました…

  • 13小説書いてる人25/06/11(水) 08:37:02

    次スレありがとうございます!

  • 14二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 09:06:55

    盾乙。

  • 15二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 09:13:56

    連続投稿のやつがね…
    前スレ貼ったり、登場人物紹介投稿するのに結構引っかかる…

    連投荒らし対策なんだろうけどスレの最初のテンプレやるにはキツイかも

  • 16二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 12:39:37

    まぁ地味に一分は短いようで長いよね…。

  • 17二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 14:39:31

    マイクラだ!

    
ヴァー



    アル「ちょちょちょ、この緑色の何!? ゾンビ!?」ガスッガスッ(ツルハシで殴る音)
    
モモイ「ゾンビだね! 集団で攻めてくるから厄介だよ!」
    コユキ「アル社長、土を重ねてやり過ごしましょう!」
    アル「そ、そうね。遠距離武器持ってないし、これで朝までもてば……」
    アリス「アリス知ってます! それはフラグです!」

  • 18二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 17:24:51

    フラグ🚩

  • 19二次元好きの匿名さん25/06/11(水) 20:29:25

    >>17

    マイクラだ!


    アル「あいたあ!? あ、落ちちゃ、いたあ!?」


    コユキ「にへ? なんか飛んできましたよ!」

    
ミドリ「スケルトンですね。射撃が高いから敵モブの中でも地味に厄介な存在です」

    
アル「ひいいいい、ど、どうすればいいのよ!?」ゾンビから逃げ回る


    モモイ「ベッドがないからね! どうにかして朝まで待つしかないよ!」

    
アル「いやこのままでは死んでしまうわ!?」

    
ユズ「……任せて」スッ

  • 20二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 02:26:32

    ユズ、何を!?

  • 21二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 08:29:09

    頼んだユズ!

  • 22二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 14:43:34

    カチャ カチャ カシャイン

    ガフシュ ガフシュ ゲエゥヴェ


    ユズ「……」カタカタ


    コユキ「には、ユズさんすごいです……! 石剣だけでゾンビもスケルトンもバッタバッタと倒れていきます……!」


    カヨコ「……(あの動きすごい、キーボードのフリック操作が目で追えないし、死角からの弓矢を避けるキャラの立ち回りが素人のそれに見えない)」


    【モンスターハンター】達成!


    >>19

  • 23二次元好きの匿名さん25/06/12(木) 21:59:56

    モモイ「仕方ない! 今回は地下で一夜を過ごそう」ザクザクポクポク
    ムツキ「みんないるねー? 入り口埋めるよー!」ザクザク
    カヨコ「ねぇ、ベッドを作るには羊を狩って羊毛を手に入れるんじゃないの?」
    モモイ「いやー、さっき数えたけどここにいるみんなの分を賄えるほどいなかった! 狩り尽くしちゃうと別エリアに遠出しなきゃいけないよ」
    アル「それは厄介ね。あ、ハルカ別に無理しないでいいからね?」
    ハルカ「は、はい」(いそいそと剣をしまう)
    コユキ「えっと、ではどうやってベッド作るんですか?」
    ミドリ「その場合、鉄を手に入れてハサミを作るんです。羊を倒さずに毛刈りできるので、時間経過で再生してまた毛刈りできます」
    アリス「では、夜の間はブランチマイニングですね! 洞窟は敵モブが沸いていることがあるので気をつけましょう♪」
    ユズ「……護衛は任せて」
    アル「鉱石目当てで地下を掘りまくるなんて、これぞマイクラって感じだわ!」

  • 24二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 03:15:10

    いいね。

  • 25二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 08:31:58

    一攫千金、便利屋にも合うね。

  • 26二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 13:00:18

    ポクポクポクポク

    アル「なかなか見つからないわね……」
    モモイ「まあここら辺はまだ表層だからね、石炭あたりがせいぜいだよ」
    ムツキ「まぁ松明の材料になって便利だからいいけどね」松明おきながら
    ミドリ「作業台と素材の木ブロック持っていてくれてありがとうございます、コユキさん、ハルカさん」
    コユキ「にへ、ありがとうございます」
    ハルカ「ヒェ、もったいないお言葉……」

    コユキ「あれ、なんか広いところに出ましたよ?」
    アル「あれ、何かしらここ。洞窟? にしては明るいような……」
    モモイ「明るい? それもしかして廃坑じゃない!?」
    ユズ「木ブロックの梁……廃坑ですね」
    カヨコ「……となると、精製済みのアイテムをフライングゲットできるかもね」
    アリス「初期装備の私たちにはボーナスですね!」
    アル「それいいじゃない! コツコツやるのもいいけど、進捗が早まること自体に別に支障はないわ! さすがコユキちゃん! お手柄よ! ありがとう!」ぎゅー
    コユキ「あ、ありがとうございまふ……」

  • 27小説書いてる人25/06/13(金) 14:11:51

    ヒフミさんの服を濡らしても、ヒフミさんに包まれても、ヒフミさんの暖かさを感じても。
    私の喉の中を塞さぎ、胸を外から抑えつけてくる感覚は消えようとしない。

    あの声。電話から聞こえてきた…とても怖い声たち。

    私を逃がすはずがないと、最初からわかっていた。

    ―でも…。

    ヒフミさんの顔を見る。ヒフミさんが目線を合わせようとしたけど、私は目線を逸らした。

    ―放課後スイーツ部の皆さんやレイサさん、ヒフミさんは、私の味方をしてくれた。

    ミドリさんとユズさんの方に、視線をさまよわせる。二人の目線をかわしながら。

    ―ミドリさんとユズさんも、味方…だと思う。

    ヒフミさんに回していた腕を、少し揺らす。ヒフミさんがそれに反応して、私に声をかけた。

    「コユキちゃん」

    ヒフミさんが背中をぽんぽんと叩くと、閉じていた私の口が開いた。

    「…その」

    ―まだ、味方でいてくれますか?

    私はそこまで話せず、ヒフミさんの方に顔を上げた。

    「ゆっくりでも、大丈夫ですよ。私はコユキちゃんの助けになりたいんです」

  • 28小説書いてる人25/06/13(金) 14:27:01

    後ろの方から、二人の声がした。優しくも、力強い、ヒフミさんと同じような気持ちがこもった声に聞こえた。

    「私も、コユキちゃんを助けたい!」

    「私もだよ、コユキ。私たちは、どうすればいいかな?」

    それを聞いて、私にある考えが浮かんだ。絶対にできないと思っていた、唯一の救い。

    私はヒフミさんを、次にミドリさんを、最後にユズさんを見て、またヒフミさんの方に顔を向けた。

    そして、途切れ途切れになっていた呼吸をやめるために、深く息を吸った。

    「私は…」

    動きたがらない声帯を無理やりにでも動かす。

    「ミネさんに」

    今度は…言いたいことを言うために。

    「会いたいです」

  • 29小説書いてる人25/06/13(金) 14:28:25

    私は三人に視線を回した。すると、ユズさんが一番に口を開いた。

    落ち着いた、低い口調の声だった。目線も鋭かったけど、全然怖くなかった。

    「なら、音楽堂に行こう。セリナさんが音楽堂について言っていたし、ミネさんも音楽堂で演奏するって言っていたから」

    続いてミドリさんがポケットからスマホを取り出して、指を何度も動かした。

    それから10秒もしないうちに、ミドリさんが話した。

    「道は私が案内するよ。全速力で走れば、追いつかれずに先に音楽堂につくはず」

    それを聞いたヒフミさんが、まだ抱き着いていた私を離して、手をつないだ。

    「出発しましょう!」

    その言葉を合図に、私たちはまた全速力で冬のトリニティ・スクエアを走り出した。

  • 30小説書いてる人25/06/13(金) 14:30:13

    四人分の足音に混じって、ミドリさんの声が前から聞こえる。

    「こっち!」
    「次は右!」
    「次は左!」
    「次はそのまま!」

    それに従って、私たちは人気の少ない道をひた走る。

    暖かくて雪が解けて湿った石畳の上を、まだ解け切っていないで水と混ざったぐしゃぐしょの雪の上を。

    冷たい道の上で人に踏まれまくった固い雪の上を、足元を覆いつくす踏まれていない雪の上を。

    道路の方に斜めになった氷道の上を走ったときは、何回か転びそうになった。

    それでも、信号機以外で一度も止まらずに走り続けて、息を切らしながら音楽堂の前にたどり着いた。

    すでに頭が酸欠を訴えてて、視界からの情報収集もできなかった。

    だけど、いつでも私を安心させてくれる、凛とした固い声ははっきりと聞こえた。

    「コユキさん、何かあったのですか?」

    それを聞いた私は、疲れた足に力を入れて、声のする方にまた走って。

    頭から体に飛びついて、両腕をその人の脇から背中の上に回して、絶対に離さないようにした。

    その人は最初と同じように、必死で呼吸をする私を包み込んでくれた。

  • 31二次元好きの匿名さん25/06/13(金) 18:10:12

    団長、ヒフミ…(´;ω;`)

  • 32二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 00:35:27

    まだ、回復までの道は遠いか……

  • 33二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 03:36:42

    もっといっぱい抱きしめてあげよう……

  • 34二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 11:08:14

    はっちゃ。あ

  • 35二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 15:17:05

    うおおおん、なんか美味しいもの食べさせてあげたいよお……

  • 36二次元好きの匿名さん25/06/14(土) 20:15:22

    >>34

    これ打ちミスなんだけどなんか不穏な雰囲気あるなこれ…

  • 37二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 03:31:08

    コユキィ…

  • 38二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 03:55:21

    アル「いいわね廃坑、他の地層と比べると鉱石が剥き出しで取りやすいわ」ポクポク
    ハルカ「ア、アル様、これ金、金ですよ! はれ?! き、消えてしまいました……」
    モモイ「あ、いうの忘れてた、ごめん。金鉱石は木や石ツールじゃ採取できないの。掘っちゃうと消えちゃうから気をつけてね」
    ムツキ「ありゃりゃ、失敗したね。まあ気を切り替えてこっか。金は他にもあるし」
    カヨコ「アイテムごとに適正ツールがあるのか……ここはアップグレードのためにも鉄とったほうがいいね」
    コユキ「ええと、鉄鉱石はこれですね……」ポクポク
    ミドリ「かまどはこちらに用意してますので、ご自由にお使いください」
    ユズ「鉄鉱石からは原石が出るから、こうしてかまどで精錬してから、作業台で並べてクラフトすれば……」
    アリス「パンパカパーン! アリスたちは鉄を手に入れました!」

    【金属を手に入れる】【鉄のツルハシで決まり】達成!

  • 39二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 08:29:43

    順調に進んでますねえ

  • 40二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 12:49:13

    アル「あら、あれは……」

    アル「宝箱! 宝箱じゃない!?」
    モモイ「おー、チェスト付きトロッコだね! アイテムが入っているよ!」
    アリス「アリス知ってます! たまにダイヤモンドが入っているんですよね!」
    アル「ふふん、なら開けてみるわ。こういう時の私のくじ運は高いのよ!」

    ガチャ 【線路 パン 石炭 火打石 蜘蛛の巣 金鎧】

    アル「……」
    ミドリ「廃坑のチェストってだいたいこんな感じですよ」コソ
    カヨコ「(このパン食べられるのかな……)」
    ムツキ「でもいいじゃんアルちゃん。金の鎧も入っているんだしさ?」
    アル「金の鎧……そうよ、きっとそれはマイクラの最上級のアイテムよ! キンキラキンの鎧なんかみるからに強そうじゃない! なんか紫色のオーラでているし、私に相応しいわ!」
    コユキ「紫色のオーラ……?」

  • 41二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 19:19:28

    おや?

  • 42二次元好きの匿名さん25/06/15(日) 19:37:07

    すちゃ
    アル「ふふん、どうかしら?」
    ハルカ「お似合いですアル様!」
    アル「あとでみんなにも着せてあげるわ。金色の道具はだいたいレアものだからね、きっと強力な防具よ!」
    モモイ「あー、そのー、盛り上がっているところ申し訳ないんだけど、金の防具はマイクラじゃ鉄より防御力が低いんだ……」
    アル「……」

    アル「ななな、なんですってー!!?」

    ミドリ「他のゲームだとおっしゃる通り金色のアイテムは高性能になりますからね。誤解されるのも仕方ないかと」
    カヨコ「確かに金って金属の中では鉄より柔らかいからね……」
    ムツキ「クフ、妙なところでリアルだね!」
    アル「まぁ、ゴージャスなのは変わらないし、コレクションアイテムとしてとっておくのもいいわね!」
    アル「でも進捗に支障が出るから一旦脱ぎましょうか」

    アル「……あれ? なんで脱げないの?」

    モモイ「あ(何かを察した声)」
    コユキ「社長、その紫色のオーラに理由があるのでは……?」
    モモイ「コユキちゃん大正解! あれは『束縛の呪い』っていうバッドエンチャントだよ! 一度装備するとプレイヤーが死ぬか装備が壊れるまで取り外すことができなくなるんだ!」
    コユキ「それ、しばらく着替えられないってことですか?」
    アリス「うわーん! アルさんが呪われてしまいました!」

    アル「ななななな、なんですってーー!!?!?」

  • 43二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 02:39:11

    うーん、これは社長。

  • 44二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 11:17:17

    ハッチャー

  • 45二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 15:23:48

    あるある、最初は金が強そうだと思う

  • 46二次元好きの匿名さん25/06/16(月) 23:10:08

    モモイ「どうする? リスポーンする?」
    アリス「アリス知ってます! 初めから、ですね!」
    ミドリ「お姉ちゃん、私たちベッド作ってないよ……」
    ユズ「夜に初期地点リスポはリスク高すぎる……」
    カヨコ「護衛がいないとリスキル祭りになっちゃうね…」
    ハルカ「ぞ、ゾンビだらけの地上にアル様一人なんて行かせられません!」
    ムツキ「面白そうだけど私も反対かなー?」
    アル「うーん、せっかくだし壊れるまでこのままにしておくわ。他にも達成できる進捗はあるわけだし、鉄防具系はコユキちゃんたちに任せましょ」
    コユキ「は、はい。わかりました、ごめんなさい色々と……私がココ見つけたばかりに」
    アル「何言ってんのよコユキちゃん、あなたが自分の責任だと思っているのなら、それは私のものよ、そしてこれをつけると決めたのは私! つまり全ての責任はあなたじゃなくて私にある! 社長に限らずリーダー格ってのは吊し上げられるものなのよ! これしきのことでへこたれる私ではないわ! ドーンと胸張ってなさい!」
    コユキ「……!」

    ムツキ「コユキちゃーん、鉄防具できたよー!」
    コユキ「はい、ありがとうございます……!」

    すちゃ

    アル「ふふふ、いいわねコユキちゃん、今のあなたはこの中で一番かっこいいマイクラプレイヤーよ!」

    【装備せよ】達成!

  • 47二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 03:26:27

    はっちゃあん……

  • 48二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 06:49:57

    ほしゅ

  • 49二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 11:12:02

    マイクラも順調に進んでるな…

  • 50小説書いてる人25/06/17(火) 15:18:30

    私は頭を上げてその人の方を見た。最初と同じように、緑から黄緑のグラデーションの目は私が私を締め付けるものを緩めてくれた。

    大きく息を吸い込んでから吐き出して、静かな声で話した。

    「ミネさん…」

    ミネさんは何も言わずに私をハグしたまま、待っていた。私の背中に撫でられたような感覚がした。

    「先輩たちが、もうすぐここに…」

    私は唾を飲み込んだ。ミネさんは眉をひそめると、自身の左手で私の左手を握った。

    私は左腕から肩をミネさんの左腕にくっつけて、ミネさんの手を握り返した。

    それからミネさんは私の背中に回していた右腕を離して、私に話した。

    「分かりました。私についてきてください」

    そう言うとミネさんは歩き出して、私もそれに続いた。

    ミネさんの手と腕は、誰よりも暖かく感じた。

  • 51小説書いてる人25/06/17(火) 15:21:19

    こげ茶色の床に赤いカーペットが敷かれた床の上を、私とミネさんは歩く。

    赤いカーペットの先にはこげ茶色の受付と思われる台と、かつては赤い紐が通せんぼしていた道がある。

    その道の左横には「関係者以外立ち入り禁止」と書かれた扉がある。ミネさんは受付の人と何か話すと、受付の人が関係者以外立ち入り禁止の扉を開けた。私とミネさんはその中に入っていった。

    白いなんの装飾もない壁と床。天井の蛍光灯によってわずかな色の違いがあるのみで、カーペットのあった場所とは真逆の印象を感じた。

    いくつか道を曲がったり階段を下りたり上がったりして、灰色に近い白の扉の前で止まった。それからポケットから鍵を取り出して、扉を開けた。

    そこは今まで見てきたお嬢様が住んでいそうな建物のどれよりも高級そうだった。

  • 52小説書いてる人25/06/17(火) 15:43:59

    茶色い木のタイルの床、高級そうな金の模様で飾られた白い天井、とても高そうな緑色のカーテン、床から天井まである大きさの茶色の格子窓。

    金で装飾された緑の王様が使うようなダブルベッド、ベッドの横にある真っ金色の棚。

    縁が金と緑の白いカーペットの上にある、全部金色のテーブル、ふちが金色の白い椅子。

    テーブルと棚の上には、白いビンに入った白い花をつけた何かの草があった。

    白いお皿に乗った白いティーカップが、金色のテーブルの上に置かれていた。

    棚には誰かのアクセサリーであろう、白い花で飾られた茶色の輪っかが置かれていた。

    そして、なぜか枕も縁が金色の緑のものと、真っ白なものの二つがダブルで置かれているダブルベッドの片側に、誰かが寝転んでいた。

  • 53小説書いてる人25/06/17(火) 15:46:34

    彼女はクリーム色のような黄色のような、腰の下まで届いている長い髪と、長い狐の耳を持っていて、白い服を着ている様は天使のように見えた。

    私が口を開けたまま目だけぱちぱちしていると、彼女は上がピンク色、下が黄緑色の瞳を開けて、私に向けてきた。

    それから、落ち着いたささやくような声で私に話してきた。

    「ああ、君か」

    それから、体を起こして髪の一部を耳の前に持ってくると、なぜかシマエナガが布団から一匹出てきて、彼女の右手に止まった。

    ただ、彼女の手はリボン付きの白い服に隠れていて、シマエナガは袖の一部に止まった。

    私の視線がシマエナガに固定されると、彼女はゆっくりと私の方に近づいてきた。足音がほとんどしなかった。後ろで彼女の尻尾が床につかずに動くのも見えた。

    「ミネが言っていた、『守って欲しい子』というのは」

  • 54小説書いてる人25/06/17(火) 15:49:25

    私はミネさんの方を見ると、ミネさんが私の方を見て話した。

    「はい。もしもの時のために、私からセイアさんに頼んでいたんです」

    続けてセイアさんも話した。

    「ミネは今日、演奏で忙しいからね」

    そういえば、ミネさんは今日、救護騎士団での鈴の演奏があるんだった。

    「代わりに、このセーフハウスでコユキを匿うことにしておいたのだよ」

    セーフハウス、と聞いて私はこのどこからどう見ても並大抵のお嬢様ではないであろう部屋を見渡した。

    それからセイアさんに向かって目を細めると、セイアさんは首を傾げた。私は首を傾げた後、まっすぐに直して、腕を体の方に少し寄せた。

    セイアさんはいつの間にかベッドに座っていて、布団をどけた。それから左手で開けた場所をぽんぽんと叩いた。

    「疲れているだろう? このベッドはとてもふかふかで、休むにはちょうど良い」

  • 55小説書いてる人25/06/17(火) 15:51:39

    私は黙ってセイアさんの横に座った。すぐに、セイアさんが言っていた通りだとわかった。

    私はベッドの二つある枕を見る。あそこに頭を置いたらどれだけ快適だろうか。

    そう思っていると、セイアさんが話してきた。

    「欲望のままに動いてみると良い。ああ、上着は向こうのフックにかけてくれ」

    言われるがままにして上着を脱いでフックにかけてから、私はベッドに寝転がって枕に頭を乗せた。

    その後にセイアさんも寝転がって、緑の布団をかけてくれた。ずっとセイアさんの右手にいたシマエナガも、私たちの間の位置で布団に入った。

    それを見ているうちに、瞼が重くなってきた。

    「時間になったら、また起こそう。良い夢を―」

    聞き終わる前に、私は意識を眠気に任せた。

  • 56二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 18:47:13

    セイアが頼もしすぎる…。ありがたい…!

  • 57二次元好きの匿名さん25/06/17(火) 23:22:30

    はっ…ちゃぁ……(*´꒳`*)スピー

  • 58二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 04:40:24

    暖かいお布団でお眠り……

  • 59二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 11:12:27

    かわいいね…

  • 60二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 18:40:45

    スヤスヤコユキ

  • 61二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 00:15:03

    保守

  • 62二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 02:55:16

    翌朝

    アル「さて、毛刈りの時間よ!」チョキチョキ
    コユキ「には、いっぱいとれますね」チョキチョキ
    モモイ「ハサミは羊を傷つけないし、羊毛を倒すより多くドロップするから便利なんだよねー」チョキチョキ
    ムツキ「はだかんぼの羊ちゃんがちょっとおとぼけな感じで可愛いね!」
    カヨコ「ほんとだ、草を食べたら本当に再生した」
    ハルカ「時間をかければほぼ無限ですね、囲ってしまうのもありかもしれません」
    ユズ「畜産も進捗処理には必要。そのうちやるよ……」
    アリス「では、次は小麦を探しましょう!」
    ミドリ「とりあえず、人数分揃いましたし、ベッドを作ってリスポーンを地点を更新しましょう」

  • 63二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 09:32:03

    ここも暖かいお布団でお眠り……

  • 64小説書いてる人25/06/19(木) 14:49:43

    ぼやけた視界が、私の意識に入ってきた。リース、木組みの建物、モミの木、オーナメントからして、ここはトリニティ・スクエアだろう。

    しかしあらゆるものが近視になったかのようにぼやけている。私の体も重くなっていて、思うように動かしにくい。

    そんな体で、スクエアの道を進む。視界の先には鈴をもらった広場があった。

    そこに向かって歩く。音は私が出す足音だけ。

    「…?」

    辺りを見渡す。どういうわけか、私以外の音がしない。

    それどころか、誰の姿も見えない。

    「モモイさん?」

    返事がない。上着を着ているはずなのに、内側から震えがやってくる。

    「アリスさん?」

    返事はない。震えが胸に伝わって、息が速くなる。

    「ミドリさん!? ユズさん!? セリナさん!?」

    声を大きくしても、返事はない。

    私はさらにうまく動かなくなった足を無理やり動かして、走り出した。

  • 65小説書いてる人25/06/19(木) 14:50:47

    広場を通り過ぎたと思ったら、すぐにスイーツの看板らしきものが見えた。

    それと同時に、後ろから足音が近づいてきた。

    私はさらに足を動かそうとした。が、風船のように軽くなりすぎた体が思ったほど動いてくれない。

    私はとっさに声を出そうとした。

    「カズサさ―」

    途中で、声が出ないことに気づいた。足音がさっきより増えていることにも。

    叫べないのに口を開けたまま、私は歪んだ視界の中走り続けた。

    美術館の前を通って、右も左もわからない建物の間の道を走った。

    グッズ売り場の広場に駆けこんだとき、何を言っているのかわからない、とても怖い声が後ろから聞こえ始めた。

    私はすぐさま道を外れて葉っぱのない木の間に飛び込み、灰色の建物どうしの間を適当に走った。

    その間も声と足音はどんどん近づいてきて、ついに手を伸ばして掴まれると思ったとき。

    「―キ!コユキ!」

    私の視界が金の装飾がある天井へと変わった。

  • 66小説書いてる人25/06/19(木) 14:52:07

    私は体を起こして、なんども瞬きをした。金のテーブル、王様のようなベッド、一面の格子窓…セイアさんの部屋だった。

    そのときやっと右手が暖かいことに気づき、私は右を見た。すると、セイアさんが両手で私の手を握っていた。

    「大丈夫かい?」

    そう言うとセイアさんは私の背中を左手で撫でながら、私を見ていた。

    シマエナガもセイアさんの頭から顔を出していて、首を傾げて私の方を見ていた。

    私も、瞳の星を明るくさせて、セイアさんの方を見た。

    「…はい。もう大丈夫です」

    セイアさんが微笑んだ。シマエナガも顔は変わっていないけど、目が暖かくなったような気がした。

    「そうか。それはよかった」

    そのとき、私のお腹がぐぅ~~~と音を立てた。

    私が視線を下に落として顔が熱くなったとき、セイアさんが少しいたずらっぽい声で話した。

    「ふふ、ちょうどいい時間だ。トリニティの友人から夕食が届いている、一緒に食べよう」

  • 67二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 23:35:04

    はちゃ…

  • 68二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 01:00:44

    辛いよなぁ……。何が辛いって、本当はユウカもノアも、ことの重大さをちゃんと理解して認識して反省して、本当の意味で贖罪してなんとか和解したいと思っているところ。
    でもコユキもコユキの気持ちがある。今は二人のことを怖い存在としか思ってない。自分も似たような経験があるから彼女の気持ちもなまじわかるだけにこのすれ違いに心が痛むのよ。

  • 69二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 03:28:04

    >>66

    尊い……

  • 70二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 04:45:33

    保守

  • 71二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 08:52:09

    本来ミレニアムEXPOで出会うけどこういうバタフライエフェクトが起きるんだね…

  • 72二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 11:23:05

    こういうセイアとコユキの関わりもいいよね…

  • 73二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:27:50

    には…

  • 74二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 00:35:31

    >>62

    コユキ「おお、白いですね」

    ミドリ「前はクラフトすると赤色がデフォルトだったのですが、今は白くなりましたね。着色アイテムを使えば染色できます」

    アル「一人一人で好きな色をしてできるのね! いいじゃない!」

    ムツキ「それはそれで染料集める手間が増えちゃうけど、楽しそうだね!」

    ハルカ「と、当然赤色はアル様に譲ります!」

    ユズ「時間があったらみんなのイメージカラーでそれぞれ染色させてみようか……」

    カヨコ「ベッドって一台あればそれでリスポーン位置変更できるんじゃないの?」

    モモイ「一人一台のベッドだといっぺんに寝れて夜を過ごせるからね! マイクラは寝なかったら寝なかったらでまた別の敵モブに襲われちゃうんだ!」

    アリス「パンパカパーン! アリスたちはベッドを手に入れました!」


    【いい夢見てね】達成!

  • 75二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 03:19:00

    >>74


    テーレ テッテ テッテッテー(ドラクエの一夜過ごすBGM)


    モモイ「おはようみんな! いい朝だね! 寝覚めのりんごだよ!」ガジガジ

    ミドリ「食べる動作も進捗達成に必要なんですよ」ガジガジ

    コユキ「いいですね、空腹値が中くらいまで回復しましたよ」ガジガジ

    ムツキ「思ったほど回復はしないね。リアルだとりんご一個って結構お腹いっぱいになるんだけどなぁ」ガジガジ

    アル「うーん、木を切れば一定の確率で手に入るから、手に入りやすい分回復値は小さいのかしら?」ガジガジ

    ハルカ「序盤のお供って感じがしますね」ガジガジ

    アリス「ですね! オーバーワールドなら木があれば基本的にどこでも手に入れられます!」ガジガジ

    カヨコ「(この音、よく聞いたらゲップまでしているんだね……)」ガジガジ

    ユズ「次は、昨日の探索で手に入れたタネを耕した土に植えてみましょう」ガジガジ


    アル「農業ね! 普通のはこういうのないから、こうして自給自足できるゲームってかなり新鮮ね」

    モモイ「木のツールがまだ残っているからそれ使おっか。このクワ持ってクリックしてみて!」

    コユキ「おお、地面が変わりました。耕されていますね」シャクシャク

    ミドリ「姉さん、お水を忘れていますよ。こうして穴を開けたところに水を入れると9×9の範囲が潤って作物が成長できるんですよ」ザクザク

    ムツキ「おー、これハルカが作ったやつじゃん! ありがとね!」

    ハルカ「いえ、鉄が余ってましたのでたまたまクラフトしたので……」照れ

    カヨコ「これも重要ツールなのかな? これも全員で各自持つようにしよっか」

    ユズ「実際、バケツを使う頻度はとても高いです……探索の必須アイテムと言っていいでしょう」


    アリス「では、タネを植えたところに、アリスは魔法の粉を使います!」

    アル「魔法? それってユズちゃんが狩ったスケルトンの骨よね?」

    アリス「これを砕いてタネにクリックしますと……パンパカパーン!」

    コユキ「には、作物が大きくなりました!」

    アル「なるほど、肥料ね! スケルトンっておじゃまキャラだと思ってたけど、使えるところあるじゃない!」


    【農業】【種だらけの場所】達成!

  • 76二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 09:10:09

    マイクラも順調に進んでる

  • 77二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 14:40:59

    モモイ「で、この小麦を三つ並べれば……パンの出来上がり!」
    アル「クラフトには卵も牛乳もいらないのね、ってことはこれフランスパンなのかしら?」
    コユキ「そこまで細かく考えているとは思えませんが……」
    カヨコ「ゲーム的に簡略化されているとみた方が良さそうだね」
    ムツキ「ガーリックトーストが食べたくなってきたねー」
    ハルカ「その上にクリームチーズと生ハムを乗せたら……もうたまりません!」

  • 78二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 20:27:13

    やめろ、腹減るわ。

  • 79二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 03:24:00

    はちゃー!

  • 80二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 11:12:56

    あいどべー!

  • 81小説書いてる人25/06/22(日) 18:10:27

    明日に更新したいと思ってます。
    どういうわけかみんな好きに動いた結果私でも想定していないルートに進んでいるのです...とはいえ最初のスレの要素はできる限り拾っていきたいと思います。

  • 82二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 00:31:56

    モモイ「初日の夜で痛感したけど、私たちも武装を強化しよう!」
    アル「鉄装備は金のチェストプレートつけてる私以外みんなフルだけど、これ以上に強いものがあるの?」
    モモイ「オーバーワールドで鉄より強い装備というとダイヤモンドがあるけど、それより手軽にできる装備があるよ!」
    ユズ「木のブロックと鉄インゴットで……盾の完成です」
    アリス「この盾って腰ダメで構えると敵モブの攻撃を完璧にガードしてくれます!」
    アル「すごいじゃない! 防いだらガード解除して一撃を繰り返すヒットアンドアウェイが主流になるのかしら?」
    モモイ「そうだね! でも正面以外からの攻撃には無力だから囲まれないようにしないとダメだよ!」

    コユキ「ダイヤモンドで防具が作れるんですか……」
    カヨコ「マイクラのダイヤの生成率は高いの?」
    ミドリ「はい、流石に他の鉱石と比べると入手難易度は高いアイテムですが、地下でブランチマイニングすればマイクラの一日から三日ぐらいでフル装備ができるほどにはありふれた資源ではあります」
    ハルカ「確かにダイヤモンドは硬いですからね。防具になるのも納得です」
    ムツキ「ウヒョー、なんだか贅沢だね!」

    コユキ「あ、あの、社長、提案があるのですが……」
    アル「どうしたのコユキちゃん?」
    コユキ「九人もいることですし、今日は二手に分かれて進捗を進めていくのはどうでしょうか……?」
    モモイ「確かにそうだね! 地下で資源集める係と地上で進捗進める係に分けてみようよ!」
    アル「うん、コユキちゃんのいうとおりね! 自由度の高いゲームだし、たまには分かれて行動してみましょうか!」

  • 83二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 03:25:48

    どう振り分けられるんだろ……

  • 84小説書いてる人25/06/23(月) 06:43:56

    コユキとヒフミが別行動をしてから、私たちは人の往来が少ない広場に移動して、簡単な自己紹介をした。

    銀白色の長い髪と羽を紫の花飾りで飾った子が、アズサ。

    頭と背中に一対の黒い小さな羽を持ったピンクの短いツインテールの子が、コハル。

    太ももまで届く長いピンク色の髪をストレートに垂らしている子が、ハナコ。

    その子たちとヒフミは補習授業部という部活のメンバー。

    私たちも部活とそれぞれの名前を話したところで、アズサは両眉を上げて薄紫色の瞳でこちらをじっと見た。

    それから、芯のある爽やかな声で話しかけた。

    「ヒフミと一緒に行ったコユキはどんな子なんだ?」

    それを聞いた私は口を少し歯が見えるほどまで開いたが、言葉を出せなかったため、アイリをちらっと見た。

    コユキのことをどこまで話せばいいのだろう?

  • 85小説書いてる人25/06/23(月) 06:45:01

    アイリは両手を背中でからませて、アズサに話した。足が一回、ソワソワしたように動いた。

    「コユキちゃんは、寂しがり屋な大人しい子、だよ」

    それを聞いたアズサが瞳を輝かせて、表情が緩んだ。

    「そうか…それなら、ヒフミが一緒にいるのはとても心強い」

    それほどの信頼がされているヒフミなら、コユキと一緒でも大丈夫だろう。

    私は自然と唇が開いて、大きく息を吐き出した。

    それに合わせて全身の緊張がほぐれたので、私は周りを見た。

    宇沢とコハルは、お互いうつむいて相手をちらちらと見ながらぎこちなく会話していた。

    「コハルさん…」「レ、レイサさん…」

    「あっ」「あっ」

    「その」「えっと…」

    「お、お先にどうぞ…」「い、いえ、そちらが…」

    …宇沢も中身はコミュ障な一面があるから、自己紹介ですでにコミュ障だったコハルとの会話がこうなるのは目に見えていた。

  • 86小説書いてる人25/06/23(月) 06:46:21

    ヨシミはその二人を交互に見ながら、足を一歩踏み出そうか迷っていた。

    一方でアイリとアズサは、コミュ障組とは真逆に会話を弾ませていた。

    「コユキはカズサにどれぐらい懐いているんだ?」

    「無自覚に腕を組んで肩をくっつけあうほど懐いてるよ!」

    …外は寒いのに顔が熱くなってきたので、私はアズサより奥で全体を見ていたハナコの方を見た。

    ハナコは黄緑色の瞳でこの光景を見ていた。補習授業部の中ではひときわ落ち着いていて、お姉さん役のように感じた。

    それからここまで一つも動いていないナツの方を見た。

    ナツはいつの間にか牛乳を口から離してポケットに入れ、両手で両頬を伸ばしてハナコの方を向いた。

    ハナコは口に手を当てて笑い、少しナツの方に顔を突き出した。

    その後、ヨシミが鋭いツッコミを入れたときは、さっきより笑い声が大きくなっていた。

    それを眺めていた私の気持ちも緩み切ったとき、誰かの視線を近くから感じた。

  • 87二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 09:41:36

    微笑ましいね

  • 88二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 17:02:28

    >>82

    カヨコ「振り分けはどうする予定なの?」

    モモイ「うーん、昼間はモンスターたちはほとんど沸かないから戦闘の少ない地上をアルちゃんやコユキちゃんに任せようかな?」

    アル「そっか、地下って暗いもんね」

    ミドリ「でしたら私は地上でコユキちゃんやアルさんの進捗のお手伝いをします。一緒にできますし、経験者がそばにいた方が何かと便利でしょうから」

    ユズ「戦闘が多いなら私は地下で護衛をやる……」

    ハルカ「わ、私はアル様やコユキちゃんのために鉱石をたくさん集めてきます!」

    カヨコ「うーん……私も地下で」

    ムツキ「私は地上でいーい? 私ね、拠点の制作に興味があるんだー」

    アリス「確かに、いつまでも地下というのも味気ないですね!」

    モモイ「よーし、じゃあ私は地下でダイヤ掘っちゃおう! アリスは地上でコユキちゃんたちの護衛をお願いできる?」

    アリス「はい、勇者アリスにおまかせください!」


    地上組

    コユキ アル ミドリ ムツキ アリス


    地下組

    モモイ ユズ ハルカ カヨコ

  • 89小説書いてる人25/06/23(月) 18:18:43

    私は視線の方へ頭を向けた。すると、一瞬菫色の長い髪が横の道に引っ込むのが見えた。

    そのとき、横から別の小さい声が聞こえた。顔を向けると、いつの間にかアズサがいた。

    「敵だろうか?」

    私は同じく小さい声で話した。

    「わからない。相手の様子を伺おう」

    私とアズサさんは道の方に耳を澄ました。

  • 90小説書いてる人25/06/23(月) 18:20:20

    (あ...アズサの呼称2種類になってる...)

  • 91二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 01:10:43

    来ていたのか、ユウカ……

  • 92二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 03:22:31

    やっぱり気になるものなんだろうなぁ。謝りたい対象には怖がられちゃっているけど……。

  • 93二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 10:58:18

    保守

  • 94二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 14:32:49

    >>88

    どうなるんやろな

  • 95二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 22:20:16

    もっと距離を取るんだユウカ…

  • 96二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 02:32:53

    には……

  • 97二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 09:49:50

    来ていたのか…

  • 98二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 15:04:58

    地上組

    アル「さて、地上では何してみようかしら」
    コユキ「にはは、いざやることがないと、どうすればいいかわからなくなりますよね……」
    アル「そうねぇ。でも私はコユキちゃんたちと一緒だからこうしてどうやるか考えられるからいいわね」ナデナデ
    ミドリ「そうですね、今の状態だと進められる進捗は限られますし、ここは一旦進捗のことは忘れてムツキさんの言った拠点を作ってみましょう」
    ムツキ「いいの? じゃあ張り切って作っちゃおう!」
    アリス「ですね、建築はマイクラの醍醐味です!」

  • 99二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 19:02:08

    アル「よし、設計はムツキの頭の中にあると思うから、資材は私たちが調達することにしましょう!」

    コユキ「そうですね。必要なものがあれば指示をお願いします」

    ムツキ「ありがと! そうだねぇ、基礎は丸石、外装はオークの原木で作ってみようかな? 大まかな基礎とかは掘っておくからその間にお願いします!」

    ミドリ「私も資材係にします。使えそうなアイテムがあればその都度二人にお教えしますので」

    アリス「アリスは建築のお手伝いです!」


    >>98

  • 100二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 02:11:02

    >>99

    アル「おお、わかっていたことだけど鉄の斧だと斬りやすいわ」ポクポク

    コユキ「……この葉ブロックも回収してみますか?」

    ミドリ「そうですね。装飾として窓際に飾ったりするプレイヤーも多いです。適正ツールはハサミですよ」ザクザク

    アル「使い方次第では何にでもなるというのは大きな魅力ね、本来なら耐久性の差で建材にもならない素材で物作りできるんだから、御伽話のような夢のある家だって作れちゃうわ」

    コユキ「冒険が進めば、新しい素材も見つかりますか?」

    ミドリ「もちろんだよコユキちゃん。私たちはマイクラ全体のほんの数%しか開拓していないんだ。海も、地底も、陸上も、アイテムも、使い方次第でほぼ無限に遊べちゃうのがこのゲームの魅力なんだよ」

    アル「俄然楽しみになってくるわね!」

  • 101二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 08:05:34

    コユキが自ら進んで葉ブロック回収を提案している…

  • 102小説書いてる人25/06/26(木) 12:30:33

    誰かの声と足音がした。どうやら菫色の人だけではないようだ。

    私たちの後ろの方から、みんなの声が聞こえてくる。そのせいで道の方の声が聞き取りにくい。

    そのとき、しっかりとした少し跳ねたような声が聞こえた。道の方からだった。

    「ノア…コユキ…いた?」

    それを聞いた私はアズサの方に顔を向けた。アズサも私の方に顔を合わせた。それから二人そろってまた道の方を向いた。

    ノア、と呼ばれた人は澄んでいて落ち着いた声で話した。

    「…売り場…探し…見つからず…」

    後ろの方で聞こえていた声が小さくなったのか、さっきより聞き取りやすくなった。

    ―どうして、二人はコユキを探しているんだろう?

    そう思ったとき、また別の足音が道の方で聞こえた。隠そうとも思ってない大きさだった。

    聞こえ方からして、それは二人分の足音だった。

  • 103二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:05:12

    やはりノアも居たか…

  • 104二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:05:13

    単純に今のコユキがどうなっているのか気になったのかな? でも悲しいかな、彼女たちが取り戻してほしいと思っていたコユキの自由意志は現状「二人に会いたくない」なのよ………


    ………うん、つらい

  • 105小説書いてる人25/06/26(木) 20:06:31
スレッドは6/27 06:06頃に落ちます

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