- 1二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 05:52:02
ここだけ登場人物が全員前世と原作の知識を持った転生者なブルーアーカイブ
なお、多くの転生者は自分が知らないキヴォトス滅亡フラグが立つ可能性を恐れ、転生者であることを隠して原作ムーヴに徹しようとしている
カヤ(もうすぐカルバノグが始まる…リンに申し訳ないですが…原作崩壊を防ぐためには仕方ありません)
前スレ
転生者カヤ「よりにもよってカヤに転生するとか……」Part10|あにまん掲示板ここだけ登場人物が全員前世と原作の知識を持った転生者なブルーアーカイブカヤ(原作では確認出来なかった得体の知れない勢力が多すぎます…これからストーリーがどう転ぶか分かりません…人前では見せないと決めて…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 05:54:42
このレスは削除されています
- 3二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 05:58:18
スレ立て乙
- 4二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 06:04:32
とりあえず10まで埋めるぞ!!
- 5二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 06:23:47
初代スレ
転生者カヤ「よりにもよってカヤに転生するとか……」|あにまん掲示板カヤ(ブルアカの世界に転生したと気づいた時はやったぜと思ったけど、よりにもよって転生したのはカヤ…… 普通に原作通りの生き方してたらブタ箱送り待ったなしだからなんとかしたいけど、ここキヴォトスだし…bbs.animanch.comPart2
【感想スレ】転生者カヤ「よりにもよってカヤに転生するとか……」|あにまん掲示板【ここだけ登場人物が全員前世と原作の知識を持った転生者なブルーアーカイブ】【なお、全員自分が知らないキヴォトス滅亡フラグが立つ可能性を恐れ、転生者であることを隠して原作ムーヴに徹しようとしている】カヤ…bbs.animanch.comPart3
転生者カヤ「よりにもよってカヤに転生するとか……」 Part3|あにまん掲示板ここだけ登場人物が全員前世と原作の知識を持った転生者なブルーアーカイブなお、全員自分が知らないキヴォトス滅亡フラグが立つ可能性を恐れ、転生者であることを隠して原作ムーヴに徹しようとしているカヤ(思った…bbs.animanch.comPart4
転生者カヤ「よりにもよってカヤに転生するとか……」 Part4|あにまん掲示板ここだけ登場人物が全員前世と原作の知識を持った転生者なブルーアーカイブなお、全員自分が知らないキヴォトス滅亡フラグが立つ可能性を恐れ、転生者であることを隠して原作ムーヴに徹しようとしているカヤ(こっち…bbs.animanch.comPart5
転生者カヤ「よりにもよってカヤに転生するとか……」 Part5|あにまん掲示板ここだけ登場人物が全員前世と原作の知識を持った転生者なブルーアーカイブなお、全員自分が知らないキヴォトス滅亡フラグが立つ可能性を恐れ、転生者であることを隠して原作ムーヴに徹しようとしているカヤ(リンと…bbs.animanch.comPart6
転生者カヤ「よりにもよってカヤに転生するとか……」Part6|あにまん掲示板ここだけ登場人物が全員前世と原作の知識を持った転生者なブルーアーカイブなお、全員自分が知らないキヴォトス滅亡フラグが立つ可能性を恐れ、転生者であることを隠して原作ムーヴに徹しようとしているカヤ(リンが…bbs.animanch.comPart7
転生者カヤ「よりにもよってカヤに転生するとか……」Part7|あにまん掲示板ここだけ登場人物が全員前世と原作の知識を持った転生者なブルーアーカイブなお、多くの転生者は自分が知らないキヴォトス滅亡フラグが立つ可能性を恐れ、転生者であることを隠して原作ムーヴに徹しようとしているカ…bbs.animanch.comPart8
転生者カヤ「よりにもよってカヤに転生するとか……」Part8|あにまん掲示板ここだけ登場人物が全員前世と原作の知識を持った転生者なブルーアーカイブなお、多くの転生者は自分が知らないキヴォトス滅亡フラグが立つ可能性を恐れ、転生者であることを隠して原作ムーヴに徹しようとしているカ…bbs.animanch.comPart9
転生者カヤ「よりにもよってカヤに転生するとか……」Part9|あにまん掲示板ここだけ登場人物が全員前世と原作の知識を持った転生者なブルーアーカイブなお、多くの転生者は自分が知らないキヴォトス滅亡フラグが立つ可能性を恐れ、転生者であることを隠して原作ムーヴに徹しようとしているカ…bbs.animanch.com - 6二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 07:03:04
このスレ本当に長続きだな
- 7二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 07:30:50
理由は色々あるだろうが一番はネタが尽きないからな
- 8二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 07:40:37
無限に味のするガムみたいなスレ
- 9二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 07:45:26
レイサ「これからもどうぞよろしくお願いします!!(大声)」
- 10二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 07:53:59
眠りから覚めた彼女は重いながらもカヤ、イチカ、ヒヨリ、後から来た風紀委員会、万魔殿の面々にこう告げた。
ヒナ「風紀委員会を辞める?」
イオリ「正確には外部へ出向と言う形にさせて欲しい。籍は残すけど…ね。」
その顔にはもう次の目的を宿していた。
イオリ「カヤさんの近くに直援の護衛になる。私としてはこの体だ。本格的に例の鎧を作る事にミレニアムと共に専念したい。それならゲヘナより連邦生徒会の中でも他より干渉がしやすい立場のカヤ防衛局長の元にいた方がいい。」
カヤ「しかし…良いの?」
その問いに被りを振る。
イオリ「影武者に好きにやらせるって訳じゃないけどさ。治安維持が出来ているならその方面をやらせたい。…それにカヤ…いやカヤ先生。貴女が態と泥を被るのだけは避けたいんだ。」
その目には真摯な顔色が宿っていたのだった。 - 11二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 08:40:56
グセダデゴヅ。
- 12二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 08:47:29
- 13二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 09:40:04
- 14二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 09:42:07
- 15二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 10:01:21
- 16二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 10:15:19
- 17二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 10:22:12
ガガ、ボヂサボゴ。
- 18二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 10:40:35
アリスの予備機体ちゃんの今後に期待
- 19二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 14:49:50
カヤ「ニコ。クルミ。オトギ。
今日からFOX小隊に新メンバーが入ります。」
イオリ「コールサインFOX5。銀鏡イオリだ。よろしく頼む。」
ニコ「おー!よろしくね!」
クルミ「活躍は聞いている。味方だと大変心強いな。」
オトギ「同じスナイパーキャラ同士、仲良くしようね。」
カヤ「原作にはFOX5はいないから表立っては出せませんが…いざという時頼りになる方なのは私が保証します。
みなさん仲良くしてくださいね。」 - 20二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 14:52:18
- 21二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 15:28:04
ニコ「今日はイオリちゃんの歓迎会しよう!」
クルミ「カラオケ行こうカラオケ!」
オトギ「あやねるボイスの歌声一度生で聴いてみたかったんだよね!」 - 22二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 16:07:31
オトギ『(そういやイオリは私が転生なのは
知ってるけど他の二人の事も伝えたほうが良いかな…
後で改めてみんな自己紹介くらいしとこう…)』 - 23二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 16:55:45
???「……断る」
アコ「え、えっと……」
???「私が銀鏡イオリであるのは、彼女が目を覚ますまでの間。それが終わった後は、私はその役目を終え、ゲヘナの一学生に戻るという契約だった。そして彼女が目を覚ましたことでその契約は終わり……私は本当の意味で私としてこのキヴォトスで生きることができるようになる。なのに、そのイオリが外部へ出向するから引き続きやってくれ?それはおかしいんじゃないのか」
アコ「……ええ、わかっています。望むなら……」
???「私が望むことはただ一つ。今の役割を終えて、一人の学生になること、それだけだ」
アコ「……わかっています。図々しいことだということは。ですが、お願いします。今のゲヘナには、イオリさんが……」
???「だったら本人を呼び戻せばいいだろう!外部に出向!?こんなバカな話があるか!私は誰でもない!イオリでもアリスでも!これ以上他人としての役割を押し付けるなら、私はゲヘナを辞めさせてもらう!」
アコ「……ごめんなさい」 - 24二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 17:14:49
結局イオリは元の所属に戻るのかね?
それともFOXを兼任するのか - 25二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 17:42:40
まあ…ごねるのは無理ないか。いきなり風紀委員の席を奪って尚且つ役割を強制しようとしているからね。
???「…。」
自分はその件の人物???と会う。
???「何であんたは簡単に自分の立場を捨てられるんだよ?」
イオリ「…言っておくが私は最初の反転前に妙な光景を見ている。それにな。」
私の体のファイルを渡す。
???「…これは…!!」
イオリ「『雷帝の遺産』をほぼアソコにあった奴は全て吹っ飛ばしたがまだ外部にはシェマタ級がまだ数個眠ってる。それに何よりもベアトリーチェの役割まで奪ったんだ。その影響で手先に痺れとかが出てる。…恐らく私のエクレールの力が『色彩』を引き寄せるのが確定した。何れ最終章が始まる。…お前を銀鏡イオリとしてじゃなくて1人のゲヘナ生として扱いたい。銀鏡イオリの役割としてでは無くな。」
静かに真摯に言う。彼女としては『雷帝の遺産』そして『不知火カヤ』の件に集中したいと言うのが透けて見えた。
イオリ「ゆくゆくは私や委員長の後継者になれるように指導する。その為に私がお前を雇う。私は風紀委員とFOXの位置の役割を兼任する。それで…どうだ?」
その問いに???は答えられずに言う。その目が怖かったからだ。このキヴォトスいや前世を含めてもここまで狂気的な瞳は見た事がないからだ。
イオリ「無論断るなら私の顔を真似たレンタル料としてお前をトリニティだろうが何処までも追いかけてブッパするが…どうする?」
その脅し文句に???は匙を投げる。真似た理由へは明確に理解はあれど本人も若干お怒りな様子だったのだった。 - 26二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 17:59:31
「……仕方ない、アコ……ちゃんの提案は引き続き受けることにしよう。SRTとの二足の草鞋なんて過密なスケジュールをするぐらいならこっちの方がマシだ」
そう言うと、三つ編みのアリスは去っていく。それを見て、イオリは溜息を吐くのだった。
「……」
場所は変わり、廃墟。そこを、一人の少女が歩いていた。裸で、素足のまま廃墟を歩く、緑の瞳の少女。彼女を知る人が見れば、アリスと声をかけたことだろう。しかし、彼女が探しているのは、ここにはいない。
「どこにいるのですか?私の王女……AL-2S……このキヴォトスを、滅ぼす者……ふふ……」
不敵な笑みを浮かべ、少女はふらふらと、だがゲヘナへ向かって一歩ずつ歩いていくのだった。 - 27二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 18:52:51
また厄介ごとが出てきてるよ…。キヴォトスェ…
- 28二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 21:17:26
キヴォトス「厄ネタ多すぎだろ!このままじゃ俺滅ぶぞ!?」
- 29二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 21:19:16
- 30二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 21:20:34
- 31二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 21:40:44
オトギ『やっぱり私はみんなにご飯作ってる時が
一番幸せなのかもしれない…なんというか、
いいよね…みんなの喜んでくれる顔…』
クルミ『しばらく飯作ってなかったもんな。
居ない間は冷食ばっかだったし、久々に食えると
思うと楽しみだ。』
ニコ『私もご飯作ろうと思ったけど、ぜーんぜん
味とりも煮込みもできなかったよ…』 - 32二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 22:19:43
イオリ『手料理…前世じゃほとんど食べられなかった…』
クルミ『じゃあ今日はオトギの手料理食べてきな。』
ニコ『オトギの手料理は美味しいよ!』
オトギ『イオリちゃんが食べたい物何でも作ってあげる!』
イオリ『本当?何でも良いの?』
オトギ『勿論良いよ!可愛いイオリちゃんのためだから!何が食べたい?』
イオリ『食べたいものか…あれにしようかな…いやあれも食べたい…あれも捨てがたい…』
クルミ『…何か可愛いな。イオリ。』
ニコ『だね!何か甘やかしたくなってきた!』 - 33二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 22:31:17
「やれやれ、なんでイオリなんてやらなきゃいけないんだか」
アパートの一室。アコの計らいで設備も家具も良質なものが揃っている部屋に帰ってきた少女は、クラックショットを壁にかけてベッドの上に転がる。銀鏡イオリとしての生活を無理やり続けることになってしまったことは、自分で蒔いた種も少しはあるとはいえ不本意なところしかない。一つだけ良いところがあるとすれば、金払いがよくていい生活ができるという点だけだ。
「今日もヤケ食いして寝……お?」
その時だった。窓を誰かが叩く音が聞こえる。困惑しながらカーテンを開けると、そこには全裸の目が緑色のアリスがいた。
「!?」
「見つけました、我が王女……!」
「王……女……?はっ、そうか……お前、KEYの……!?」
「その通りです、我が王女。私は、AL-1SとKEYに何らかの不具合が生じ、本来の役割が遂行できなくなった際に稼働するようになっていた、AL-2SのKEY……あなたと会えて、よかった」
「そ、そうか……とりあえずその……中に入って、着替え……いや、汚れてるからシャワー浴びろよ」
「?」
首を傾げるもう一人のKEY。その様子を見て、AL-2Sは頭を抱える。自分は前世の記憶があるから常識を知っているが、どうやら彼女に限っては純性のAIのようである。仕方ないと思いつつ、彼女を抱え、自分も元の姿に戻って一緒にシャワーを浴びることにするのだった。 - 34二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:10:56
「おはようございます、我が王女」
朝。目を覚ますとKEYが顔を覗き込んでいる。この数日で、彼女は多くの事を学んだ……といっても、主に私と意識を共有することによって知識と常識を得たというのが大きいが。そして彼女がここにいる理由も分かった。彼女は私が目覚めたことで彼女も目を覚ました、ということらしい。しかし、私と知識を共有したことで、既にAl-1SとKEYが目覚めているため、ひとまず彼女が私と一緒に世界を滅ぼす、ということはしないとのことだった。
「朝食ができています」
「あー……別にそこまでやってもらわなくても」
「私は我が王女を支える役目があります。我が王女のストレスを解消するため、私は何でもします」
「そこまでしてもらわなくてもいいんだけどなあ……まあ、こうやって愚痴を聞いてくれるだけでも凄い助かるよ」
「安心して、我が王女の不平不満をぶつけてください。私が王女を癒すのもまた、私の役目です」
そう言い、ポニーテールを揺らすKEY。色々と奇妙な生活だが、本当の自分の全てを曝け出せる相手がいるというのは精神的に助かっていたのは事実だ。このままではくたびれたOLみたいな状態になっていたから。彼女に手を伸ばして抱きしめると、KEYもまた、理解したように私を抱きしめ返す。
「ああ……本当、イオリは好き勝手やってさ……そりゃ私にも非はあったけど、だからってあそこまで脅すかね?というかカヤって連邦生徒会の人でしょ?なんであんな親密なの?しかも医者とか言ってたし」
「辛かったのですね……大丈夫ですよ、我が王女。あなたの苦しみはいつかなくなりますから。私がなくしてみせますから」
「ん……お願い。あなたのおかげで私も凄く楽になってる」
他愛ない日常と会話。朝食がすっかり冷めていることに気付いてAL-2Sの落ち込んだ声が聞こえてくるまでそこまで時間はかからなかった。 - 35二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:43:54
ヒナ「集まってくれてありがとう。」
チナツ「それでヒナ委員長。
私たちにお話というのはどんなお話ですか?」
アコ「あの子を呼んでいないことから察するに、あの子絡みのお話でしょうか?」
ヒナ「そうよ。
それで話したいことはね…
………
…あの子の名前、なんて呼ぶべきかしら?
ほら、あの子の学籍を偽造するにしても名前は必要でしょう。
でもあの子にはイオリじゃないちゃんとした別の名前を用意したいのよ。
けど名前なんて前世でポ◯モンくらいしか付けた経験が無いから…何か良い名前は無いかしら…」 - 36二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:44:49
チナツ「では取り敢えずイオリの名前をベースに、あの子の名前を考えてみましょう。
まずは苗字からですね。」
アコ「イオリの苗字…銀鏡…しろみ…しろ…しろ…【白銀(しろがね)】とかはどうですか?
ノ◯ルみたいで可愛いと思います。」
ヒナ「…アコ…絶対前世でホ◯ライブ観てたでしょう…でも白銀は良いアイデアだと思うわ。
採用。」 - 37二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:45:38
チナツ「では苗字は決まりましたし、次は名前ですね。
名前もイオリから取って【イオ】とかはどうですか?」
アコ「良いと思います。
良い名前ですし、前世でも【イオ】という名前の子は普通にいました。
【衣桜】とか【依桜】とか。
私の同級生がそうでした。」
ヒナ「白銀イオ…良い名前ね。
それで学籍を作りましょう。」 - 38二次元好きの匿名さん25/06/18(水) 23:54:39
ヒナ「でも本人には一度確認してもらいたいわね…」
アコ「そろそろ生徒たちが登校する時刻ですし、あの子が来た時にでも聞いてみましょう。」
チナツ「気に入ってくれると良いのですが…」 - 39二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 00:16:24
チナツ「あの子が来るまで雑談でもしてますか。」
アコ「そうですね。
…そういえばヒナ委員長は先程ポ◯モンと仰っていましたが、ヒナ委員長ってポ◯モンやったことあるんですか?何のポ◯モン使ってましたか?」
ヒナ「私は3◯Sでパ◯ルと◯ックスを遊んでたわ。
よく◯ブリアスとメ◯ガルーラを使ってたわね。」 - 40二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 08:38:19
- 41二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 14:28:33
ニコ『見て見て、この稲荷寿司うまく握れたと
思わない?やっぱりやる気が大事なのよね。』
クルミ『あー、確かに上手く「握れて」はいるな』
イオリとオトギが話してる間にニコも上達を
目指して生徒会給食室を使って修行する
クルミ『お前の場合は形じゃなくて味に問題が
(ヒョイパク)ある…んだが…?何だコレ…
酢飯がまずい…なんだ、炊き方に問題アリ…
それとも酢飯の混ぜ方がたりないか?』
ニコ『まずそこから習わないとかぁ…』 - 42二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 14:57:01
オトギ「チセって言うと百鬼夜行の陰陽部の?」
イオリ「ええ。何処までカヤさんから聞いてる?」
オトギ「トリニティの正義実現委員会のイチカさん、アリウススクワッドのヒヨリさんとは関係者だと。」
イオリ「ええ。私達3人はあの人によって前世治療を受けていた。…そしてチセは私の妹よ。交通事故で両親共々亡くなったんだけど。」
オトギ「御免…悪い事聞いちゃった?」
イオリ「いや…私と両親はある時から折り合いが悪くてね。アイツが産まれてからアイツばかり可愛がるようになってさ…。はっきり言って嫉妬してたよ。」
オトギ「…。」
イオリ「だからかも知れないけど…この世界に来てからずっと焦っていたのかもしれない。誰かに認められなきゃ行けない…って。」
オトギ「…そう。」
イオリの言葉にどこか寂しげに言うのだった。
- 43二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:27:07
- 44二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 18:38:37
〜一方その頃〜
モモイ「出番あるまで暇だから何かゲーム作ってみよう!」
ミドリ「良いね!ちょうどポ◯モンみたいなゲームが欲しかったんだ!」
こうして完成したゲームがあまりにもポ◯モンのパクリすぎて
事情を知ってる転生者から、後にこの事件を【キヴォトス◯ルワールド事件】と呼ばれることになるのだが
それはまた別のお話 - 45二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:45:15
今日はミレニアムに訪れていた。目的は一つ。アーマーの量産化事業とある事を伝える為にだ。
ウタハ「来たね。イオリ。」
イオリ「ええ。ごめんなさい。本当ならもっと早く動くつもりだったのだけれど。」
ウタハ「何か雰囲気変わったね…。」
イオリ「そう…かな?寧ろこっちが私の素だし。」
ウタハ「…そっか。アーマーのデータはある程度集まってはいる。」
コトリ「(イオウタ…?こんなの私のデータに無いぞ!!)」
ヒビキ「(タダですらマキとハレから苦情来てるのに更に増えるだろうー!!)」
ウタハ「そんな趣味は無いって言ってるだろう?」
コトリ・ヒビキ「(心読まないでください!!)」
アーマーのデータを夢中になりながら弄る彼女達に慌てる2人。ヴェリタスの2人が突っ込んできたのは別の話。 - 46二次元好きの匿名さん25/06/19(木) 20:50:55
セリカ「ごめんくださーい、恐怖の計測装置とかの引き取りに来たんですけど……って、あなたは?」
イオリ「お、お前は……セリカか……」
セリカ「え?その声って、あなたもしかしてイオリさん?どうしちゃったのその姿!?」
イオリ「まあ、色々あってな……」
セリカ「えっと、その……き、気が向いたらまた柴関ラーメンに来てみない?大将もあなたのこと心配してたし」
イオリ「そうか……ありがとう、落ち着いたら考えてみるよ」
セリカ「……うん、私、待ってるから」
コトリ(うわあああやっぱりイオセリだー!!)
ヒビキ(例の同人誌のせいで密かな人気が確立されてしまったツインテ同士のカップリング、イオセリ……やっば、実際に見るとなんかよそよそしさが逆に甘酸っぱくてやばい!)
ウタハ「キレるよ」 - 47二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 03:16:31
セリカが帰った後こう呟く。
イオリ「はぁ〜。まだ私は…行けないのかね?」
そんな事を言いながら静かにコーヒーを飲む。最終章問題は他にも伝わったとはいえ現在はサオリ、ホシノ達の分のアーマーの作成中だ。サオリに関してはあいつもブラックマーケットでの実戦運用をしているらしいが。
ウタハ「寧ろ技術職の方が肌にあってる感じ?で、そろそろ話してくれるんだろう?」
イオリ「ま…そうだね。…話したい事はAL-2S…アリスのコピーの事だ。」
アリスの役割を果たさせる為のコピーかはたまた遂行出来なくなった時のそれなのか分からないがそれが私に化けた事、そして今は私の役割をしてもらっていることなどを話す。
ウタハ「へぇ…。」
イオリ「それでだ。…万が一があったらその時はリオ会長に頼むと伝えてくれ。」
ウタハ「何処まで共有しておけば?」
イオリ「会長、コタマ…後はゲーム開発部の面々にかな?」
ウタハ「分かった。任せてくれ。それと…。」
イオリ「ミレニアム学区にも《アイツの遺産》があるらしい。…厄介な話だが。こればっかりはヒナ委員長と相談はいるけど。」
ウタハ「そうだよな。分かった。また進捗があったら。」
イオリ「おっけー。」
そう言うと対談を終えたのだった。 - 48二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 07:19:24
転生イオリの超過密スケジュール
・アーマー制作(寧ろ本業の為集中したかった)
・風紀委員会を最終章に向けての戦闘訓練
・定期的に現場に出て不良のシバキ倒し
・FOXと共に不知火カヤを警護
・雷帝の遺産情報収集班担当
表に上がっているだけでこれだけの事をしてる模様。 - 49二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 10:15:36
カヤ「え、えっと、あなたは……?」
その日。連邦生徒会にある客が訪れていた。カヤを名指しで呼んだその人物を受付は跳ね除けようとしたのだが、彼女も転生者。だからこそ、そこにいるのが、ゲヘナの制服を着たアリスだと知り、慌ててカヤに取り次いだのだ。
クレア「私は我が王女のKEY……クレアという名を頂きました。あなたにお願いがあってきたのです」
カヤ「KEY……?ケイじゃなくて?いや、だとするとあなたは……イオリさんが言っていたAL-2Sの……」
クレア「そうです。あなたにお願いがあってきました。我が王女を、銀鏡イオリから解放していただきたい」
カヤ「……それは、イオリさんの意思も大事ですので私からは何とも」
クレア「我が王女は、今の生活に心をすり減らしています。自分でいることの許されぬ時間が、どれほど負担となるか。王女は自分にも原因はあるから仕方ない、と言っていましたが、本当であれば我が王女もまた、一人の生徒として日々を謳歌したいのです。銀鏡イオリの代役などではなく。しかし、彼女が風紀委員会に戻ろうとしないから、我が王女がこんな役回りを強いられている。何故、彼女は好き勝手に動きながら、我が王女を一方的に脅して束縛してくるのでしょうか?納得がいきません」
カヤ「……その件については、当人のイオリさんとも話をする必要があるので、今この場で、とはいきませんね……ですが、精神的に負担が大きい、ということであれば私が診ましょうか?こう見えて医者をやっていたので、精神的ケアもある程度できると思います」
クレア「それには及びません。我が王女はあなたに対してもいきなり襲ってきたことに苦手意識を持っているので。今日無理ならまた来ます」
カヤ「……また?」
クレア「三顧之礼、と言うのでしょう?それと、これをどうぞ。これは私からのお気持ちです」
三顧之礼ってそういう意味じゃねーから!そう内心で言いたくなったカヤだが、クレアから渡されたクッキーを見てその言葉を呑み込む。ツッコミどころはあるが、彼女なりに主人であるAL-2Sのためにおそらくは独断で動いているのだろう、その意思をこの場であれこれ言うことはしたくはなかった。
クレア「それでは」
そう言い、クレアは去っていく。そして一人だけとなったカヤは、彼女が作ったであろう手作りクッキーを口に運ぶ。
クレア「……あ、凄く美味しい」 - 50二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 12:16:04
カヤ先生からの連絡を得た私は─。
イオリ「役割の『解放』自体は出来なくない。私自身が風紀委員へ戻る事でそれは可能だ。ただ出来れば彼女達にはゲヘナには留まっていて欲しいんだよ。」
カヤ先生からの意見の部分的な承諾だった。
カヤ「『何故です?』」
イオリ「ゲヘナの治安は原作よりはまだ良い方だ。実際万魔殿の支持率が高い事もある。結束率も高いと言っていい。それに風紀委員の質も上がってる。ヒナ委員長と私の二代両翼が成立してる影響と原作の問題組織の3つが大人しいのもある。だがしかし不良しかり戦力の質は『雷帝』の傷跡が激しいのは原作とは変わらない事は同じなんだ。そこに現れたアリスの力。諸刃の剣ではあるが『彼女』をゲヘナに居てもらう事でパワーバランスを三大校で安定させられるんだ。」
彼女にも彼女なりの意見があり、目的があった。最終章然りカヤ先生の件しかり。
イオリ「それに何より…先生を犯罪者にしたくない。それをするなら…。」
カヤ「『イオリ…。』」
イオリ「分かっています。自己犠牲や自己満足は良くない気質だって。」
カヤ「『…。』」
イオリ「小鳥遊ホシノのアーマーの件が終わったら直接その子と話したい。『雷帝の遺産』の場所はある程度特定は終わったし…アーマーの件を早急に終わらせる。」
カヤ「『…分かりました。』」
そう言うと通信は切れる。
イオリ「(一度火がつくと考えが変になるのは昔からの悪い癖だ。…気を付けないと。)」
そう言うとホシノからの注文を終わらせるべく打ち込むのであった。 - 51二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 12:26:04
- 52二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 12:53:02
AL-2S「えっ、なにこれこわ……」
クレア「我が王女……これは舐められていますね。たかが肉如きで我が王女を飼いならそうとは……!根本的な解決になっていません!やはり三顧之礼をやり続けるしか……」
AL-2S「何やってるのあなた?ってかこれ、超高級……ひぇっ」
クレア「ご安心を!私がこの命に代えてもあなたのために!あのカヤとかいう女をわからせてきます!」
AL-2S「やめてよ!暴力はいけないことなんだよ!」
クレア「暴力ではありません!三顧之礼です!このキヴォトスで引き金を引けば、瞬く間に私は取り押さえられてしまうでしょう。故に、私は言葉を尽くします。彼女が全てを理解するまで!そのために次はもっと美味なクッキーを……」
AL-2S「最近クッキーに凝ってたのそれが理由だったの!?もういい!もういいからそんなことしなくていいから!」
クレア「しなくていいのですか?」
AL-2S「やらなくていい!カヤと話なんかしなくていいから!」
クレア「わかりました、話はしないことにします。それが我が王女の望みなら」
AL-2S「……ふぅ、わかってくれてよかった」 - 53二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 12:59:50
AL-2S「このお肉どうする?」
クレア「捨てましょうか?」
AL-2S「ま、待って!流石に勿体ない!」
クレア「では私が調理しましょうか?
すき焼きか焼肉はいかがでしょうか?」 - 54二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 15:15:27
AL-2Sに仕送りするカヤママか……
- 55二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 15:50:21
ニャオフード転生者:今後のご健闘をお祈り申し上げます
セイント・ネフティス:今後のご健闘をお祈りry
(デカルトが就職活動やってる……カルバノグはじまってる?お前確かカイザーに就職するだろ!)
デカルト:クソァ!!ホームレスなど辞めたいのにどこにも就職できませんぞ!!
内定取れてるのはなぜかカイザーばっかりですぞ!!このままでは社畜にされる!!
おのれ原作の修正力!! - 56二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 16:11:33
クレア「どうぞ、我が王女」
AL-2S「ありがとう、クレア。いただきまーす……え、これ凄く美味しいね!?うわ、こんなの初めて食べた!どこで見つけたの?こんな美味いもの……凄く高かったんじゃ?」
クレア「ふふ、ただですよ。ちょっとミレニアムの山まで行ってきました」
AL-2S「へー……野草とかキノコかー、野生の食べれるものってこんな美味しいんだ。でも毒とかあったら危険だよ?」
クレア「大丈夫です。我が王女に危険があったら一大事ですから。私がきちんと毒見しています」
AL-2S「やめなさい!毒は普通に私達に効くんだから!!食べれるか一目でわからないものには手を出さないこと!絶対に食べれるとわかってるものだけ採りなさい!」
クレア「わかりました。以後、採集対象をそのように設定します。どうですか?この前の肉なんかより美味しいでしょう?」
AL-2S「まあ、それは凄く美味しいけど……いやでも、本当に何なんだろうこれ。私こっちの知識明るくないもんなあ」
クレア「これで、お肉なんか送ってほくそ笑んでるあのカヤという奴にも一泡吹かせられますね」
AL-2S「……何を張り合ってるの……?」 - 57二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 16:41:31
- 58二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 16:47:48
- 59二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 16:50:40
- 60二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 16:55:45
オトギ『遂にかぁ…テレビとかに流れてないかな』
クルミ『いや…無いだろ、そんな密着!
ヴァルキューレ24時みたいな番組…』
ニコ『でもあったら面白そうだよね、今の
クロノスだとオトギがヘリ壊したからまぁ…』
オトギ『…あー、あったねぇ。思い切り起爆
させた気がするわ』
- 61二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:06:37
クレア「どうぞ。先日の礼です」
カヤ「あら、ありがとうございます。黒毛和牛のお味はどうでしたか?」
クレア「ええ、あなたの贈り物のせいで我が王女はすっかり怯えてしまいました。味の方は確かに気に入っていただけましたが許せません」
カヤ(ああ、いきなり高級品を送られてしまったから……そこは失敗でしたね……)
クレア「まあ、不本意ですが、王女も気に入っていただけたのは事実……故にこれはそのお返しです。話もこれで最後ですので」
カヤ「最後とは?」
クレア「王女から、もう話さないでほしいと言われたので。これ以上はあなたと話をすることはありません。これもまた不本意ですが、王女も受け入れているので現状を維持しようと思います」
カヤ「そうですか……もし何かあれば、是非頼ってくださいね」
クレア「……王女には伝えておきます。では」
カヤ「ふふ、いつでも待っていますから。それにしても……ふふ、このクッキー、凄く美味しいですね。前よりも。次から次へと進んでしまいますね。あなたもご一緒しませんか?」モグモグ
クレア「……まあ、いいでしょう。それであなたの気が済むのであれば」モグモグ
・
・
・
カヤ「……うっ!?な、何、こ、これ……はぁ、はぁ……!」
クレア「?どうしたんですか?」
カヤ(この、やばすぎる美味……さ……この、症状……まさか、これ、ベニテング……こ、この二人は、ロボットだから、通用しな……ダメ……食べ、過ぎて……)
クレア「……眠ってしまいました。気絶するぐらい美味しかったのでしょうか?まあ、連邦生徒会って随分忙しいらしいので、疲れてしまったのでしょう……お肉のお礼ですし、ちゃんと寝れるところに彼女を連れて行ってあげましょう」 - 62二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:07:13
- 63二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:12:03
- 64二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:17:44
- 65二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:21:46
クレア「……仮眠室の場所なんて知りませんし、近い無人ホテルとやらを利用してあげましょう。王女も疲れた時は睡眠と休息を必要としてしましたし、彼女もそれが必要なはずです」
カヤ「」コヒューッ コヒューッ
クレア「ここでよし、と。まあ、王女の手前、私も鬼ではありませんし、ここのホテル代ぐらいはあなたに払わせはしませんよ。ここに置いておくのでお使いください。それでは、頑張ってくださいね」
カヤ「」ビクンビクン
この後、カヤはギリギリのところでFOX小隊に救出され、意識不明の重体で病院に搬送され何とか一命を取り留めるのだった。 - 66二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:24:34
- 67二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:26:13
シリアスしたりギャグやったり忙しいなカヤ上
- 68二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:27:03
カヤの惨状にRABBIT小隊が一番ビビってそう
- 69二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:30:39
- 70二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:35:48
そしてカヤはシナリオ中で先生と対面する時にめっちゃ気を使われたという
- 71二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:44:22
- 72二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:47:32
転生者名鑑
転生サヤ
「薬品知識や調合の手順をすらすら覚えられる肉体スペックが無かったら即死だったのだ……!」
「この薬品というか小麦粉でなんでこんなトンチキな効果が出るのだ……!?」
前世はカレー屋。チーズよりもカレーが好き。
原作の様な天才薬学者の立ち位置を求められ門主様の治療と平行して突貫で薬学知識や調合を覚えるハメになった。
サヤ印の薬品を求める転生者たちが後を絶たず
胃薬や抗不安薬ばかり作らされて過労気味、トラブルメーカーの性質は鳴りを潜めているが
偶にたまったストレスとキチゲを解放する。そのとき薬と偽った小麦粉はトンチキな効果が出る。 - 73二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:52:09
サヤ「誰もいないしキチゲ解放するか……
……ハハッ!僕◯ッキー!」 - 74二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 17:52:21
クレア「やっぱり疲れてるんですねあの人。暗殺されそうになるなんて」
AL-2S「そうだぞ?大体連邦生徒会なんてやってるんだから仕事量がやばいだろうし。しっかしあの人も災難なもんだ」
クレア「本当ですね。私なら王女を暗殺しようとする人なんて全力でぶっ殺しにいきますが……一体誰がこんなことをしたのやら。ちなみに今日のクッキーはどうですか?」ベニテングクッキーモグモグ
AL-2S「うん、うまいうまい」モグモグ
- 75二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:08:20
カイザーPMC兵:探したぞデカルト君。
デカルト:ファッ!?カイザー!?
しがないホームレスモブの私になにようですかな!?
カイザーPMC兵:専用BGMのあるモブなどいるか。
就職活動など原作にない行動をして遊んで居る場合ではないのだよ。
世界の危機なのだ、これから君には子ウサギ公園を襲撃してもらわねばならぬ。
そのあとはカイザー職業訓練校で研修だ。
デカルト:いやだー!社畜研修もラビット小隊にボコられるのはイヤですぞー!!
クロノスモブ:子ウサギ公園占拠されちゃってるんですよ!
この後の放送に備えてリハーサルもしなきゃいけないんです!
予定けつかっちんなんですよデカルトさん!! - 76二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:22:18
イオリ「はぁ〜。ベニテングタケって。…あんのロボットがァァァ!!」
FOXからの連絡に内心頭が痛いが毒殺されなかっただけでも良しとしようとしつつある意味でRABBIT小隊より目立った保護者を横目に私はアビドスへと向かっていた。
セリカ「あ…あの大丈夫?」
イオリ「これが大丈夫な訳あるかァァァ!!」
ホシノ「うーん。おじさんとしてはこっちに来るより優先すべき事あったんじゃ…。」
イオリ「いやまぁそうしたかったけどそうも言ってられないし。」
アタッシュケースを開けるとこの世界線の《臨戦》用のアーマーが入っていた。
シロコ「ん。ほひちぇんばい用のあーばー完成した。(顔面たんこぶだらけ。襲おうとした所に情報が入った為勢い余ってタコ殴りにした。)」
イオリ「アーマーは徐々に脱いで軽量化と防御向上によるフルアーマー化の選択肢が取れる仕組みにしてる。装備に関しては要望のスラッグ弾との組み合わせが取れるように改造もさせて貰ってる。無論要望があればもっと積み込めるようにしておく。その場合はウタハ先輩に要望を通してくれ。」
ホシノ「うへぇ…。イオリちゃんが技術者みたいだよぉ。」
そう言うホシノなのであった。 - 77二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 18:47:07
クレア「これは先日、アビドス砂漠で採ってきたスイカのようなものです。苦みが強いのでこれ単体での食事には向きませんが、調理すると良い感じの苦みが感じられますよ」
AL-2S「確かにこの苦みはこれはこれで癖になるかも。けどアビドスにこんなものがあったなんてね。アビドスもこれ採って売ればいいのに」
クレア「本当ですよね、探せばそこそこあるのに」
AL-2S「そういえば、FOX小隊から話を聞きたいって来てるけど……」
クレア「む……FOX小隊と言えばあの女の私兵ですか。もうあの女と話をする気はないんですが」
AL-2S「暗殺未遂事件が起こった時、D.U.に行ってたから話が聞きたいんじゃない?話を聞きに行くぐらいならいいんじゃない?」
クレア「……いいでしょう、ありえないと思いますが何かの間違いで疑われたままというのも嫌ですし。差し入れの一つでも持っていって彼女たちの信頼でも得ようとしますか。私が疑われる分にはいいですが、王女にまで被害が行くのは嫌ですので」 - 78二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 19:05:32
イオリ「それよりも…『例の船』に関してはどうなの?」
アヤネ「はい。概ねは予想通りの場所にありました。ありがとうございます。」
イオリ「使わない方が良いとは思うけれど…何時最終章が始まるかは分からない。仕込んでおく。それと『雷帝』絡みはアレで全部じゃないから…。」
セリカ「ええ〜あんなのがまだある訳?」
イオリ「私の元に来たのはゲヘナのバベルの下にあった物全部だ。問題は奴はトリニティ、ミレニアム、百鬼夜行の細部拠点に隠した物がある。そこの中には1箇所につきシェマタクラスが筆頭に例の『メジェドの瞳』があると予想されてる。恐らくメイ─ボム*テラーが用いた奴はここのトリニティ側から流れたものだと報告書を渡した時のヒナ委員長の顔が死んでたけどね。」
アヤネ「って事は…通功の古聖堂にあったのは…。」
イオリ「ええ。間違いなく一つは地下墓地のどこかに存在してるのが確定してる。
ノノミ「やばいですね♣️」
イオリ「だからトリニティ側にも要請は今、イチカ経由で投げている。確定したら動いてもらう予定だ。」
そうボヤく彼女なのであった。 - 79二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 19:23:11
クロノスモブ:あとカイザーPCMさんデカルトによる「先生誘拐」の方が時系列としては先です!
確かSRTに所確幸が公園でボコられるのはもっと時系列後のイベントです!
カイザーPMC兵:あれそうだっけ!?やべえ、うろ覚えだ!!
デカルト:グダグダではないですか!!人に何かやらせるならもう少ししっかりしてほしい!!
え、そして私先生誘拐しなきゃならんのですか!?
・
・
・
カイザーPMC:デカルトを確保、これで先生誘拐イベントが発生させられます!
ジェネラル:でかした!
カイザーPMC:しかしカヤ防衛室長暗殺未遂が……
プレジデント:何っ!?カヤは大丈夫なのか……?
ううっ……胃が……こんなの原作にないぞ……!
このタイミングでカルバノグを進めていいのか!?
どうしたらいいかわからんぞ!? - 80二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 19:33:33
そんなプレジデントの元にある人物から連絡が飛んできた。
イオリ「済まないな。カイザー。」
プレジデント「貴様は…銀鏡イオリか?」
イオリ「ああ。犯人に関しては推測は立っている。私をコピーした馬鹿者だ。毒殺とは言ってもベニテングタケだったから…心配するな。」
アビドスからDUまで高飛びしていたイオリから連絡があったからだ。
プレジデント「それで…どうする気だ?」
イオリ「無論…ゲヘナ流に半殺しにしてくる。」
プレジデント「(あ。トーンが変わった。これは…終わったんじゃないの〜?)それでコピーとは…?」
イオリはプレジデント達にあった事を話す。
プレジデント「そんな事原作には無かったぞ…?」
イオリ「恐らくこうなると無名の司祭も転生者の可能性が高まってきた。そっち方面って調べられましたよね?」
プレジデント「まあ出来なくはないが…。分かった。例のアーマー関連は量産体制になるのだろう?」
イオリ「ええ。概ね色彩の前には可能かと。」
プレジデント「そうか…なら良い。(頭痛い…。調べる事がやる事が多い…!!)」
そんな風に胃痛気味のプレジデントなのであった。 - 81二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 19:44:49
カヤ「(´・ω・)イオリ。暴力は駄目よ。やり返せば良いってものじゃないの。」
イオリ「( *`ω´)だってだって!」 - 82二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 19:51:18
FOX小隊「「「「あぁぁぁああああぁぁぁっ!!!」」」」
FOX小隊は、トイレから出れなくなっていた。カヤがベニテングタケを食したせいで中毒に陥り、生死の境を彷徨ったという暗殺未遂事件。どうにか意識こそ取り戻したものの今だに入院を余儀なくされている彼女に代わり、事情を知っているであろう、当時連邦生徒会に来ていたクレアから事情聴取を受けていたのだが。
彼女もクッキーを食べてカヤが倒れてしまった理由が全く分からないといっており、彼女達から見てもまるで嘘をついているように見えなかったのだ。証拠といっても、肝心のクッキー自体は既に二人で食べきっていたようで存在せず、状況証拠から限りなく黒なのがクレアだったというのでそれを確定させたかったのだが。そもそもベニテングタケがクッキーに入っていることすら理解していない様子を見て、四人は頭を抱えてしまっており、逆に気遣われる始末だった。
しかし、そこで油断してしまったのが駄目だったのかもしれない。見かねた彼女たちに差し入れとして持ってきたという野菜炒めのようなもの。暗殺事件の捜査で大変にしているであろうFOX小隊を気遣って持ってきたという彼女の厚意を無下にすることもできず、それを食した四人は見事なまでに食あたり。腹の中が空っぽになるかという程の激しい痛みに襲われてしまったのだ。
オトギ「あ、あれスイカかウリみたいだなって思ってたけど……コロシントウリだ!下剤にも使われてる奴……!そうか、毒を受け付けないからベニテングタケもただのうまいキノコとしか思ってないんだあいつ―――ああああああ!!」 - 83二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:18:34
ナギサ達の耳にも『雷帝の遺産』の情報が入っていた。『通功の古聖堂』の事件にあった違和感。それは何故彼女メイが『メジェドの瞳』を入手出来たのかだ。あれは本来ゲヘナ側が徹底管理をしていたもの以下に『メフィストフェレス』の神秘を持っていてもそう簡単では無い物だ。では何処からかと調べていた所アリウス自治区から聞き捨てならない発言があったからだ。
地下墓地のサイクルで奇妙な建物─要塞らしき物を目撃した人物がいると。
イチカ「つまり…それが。」
ナギサ「『雷帝の遺産』のトリニティの管理場所だったようです。」
イチカ「然し『雷帝の遺産』に関してはトリニティの学区内にばら撒くのはイオリやヒナ委員長、マコト議長曰く以下に例の異端審問部隊を欺くのは雷帝でも不可能に近い筈だと。内通者が居なければ難しい…とも。」
ミカ「そこでアリウスの内戦期の事をサオリと調べていたんだけど…アイツ。内戦期にも介入してる可能性が出てきた。」
どうも内戦期の頃ベアトリーチェの対抗勢力の1つにゲヘナ製の武器が流れた時期があったとの事。これは明らかに─雷帝絡みだと確信があった。
落ち着いた2人─ナギサ、ミカには例のメジェドの瞳の性能を知った瞬間に吐きそうになったらしいが。
セイア「…困ったな。これは先生案件だとは思うぞ?」
頭を悩ませるティーパーティーの面子。
イチカ「ええ。取り敢えず私の方で動いてみます。スクワッドのヒヨリにも話を付けてみます。」
と言うとイチカは情報共有をすべく動き出すのだった。 - 84二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 20:43:49
クルミ『なるほどな…アレ人じゃないから
平気で劇物食ってたのか。納得したわ…今度奴に
毒物図鑑でも買ってやろう…』
ニコ『賛成、アイツの被害は私達で最後にする。
というかなんで毒物を好んで食うのよ…
お腹に毒でも溜め込んでるの?』
オトギ『今は何も食べたくないだろうけど…
お腹に優しい物作っていくよ!卵に出汁を溶いて
具材入れます、そうしてコレを容器に
入れて蒸してる間に…余った出汁に少しだけ
味付けして饂飩用に調整します。』
クルミ『おいおい…作り過ぎじゃね?』
ニコ『まぁ…無いよりは良いと思うよ』 - 85二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 21:20:55
河駒風ラブ:カルバノグ始まってるから全然時間ないわよ!
ラブは焦っていた、ヘルメット団の練度があまり上がってないのだ。
カルバノグが終わればすぐ最終章、シャーレ防衛戦が彼女には待っている。
ワカモと協力してシャーレの裏門を無名の司祭勢力から護れねばキヴォトスの破滅。
重すぎる責任と重圧がずっしりと彼女の胃をいじめていた。
河駒風ラブ:エデン条約編の後始末も終わってないのに……
スケバン1:物流もズタズタで弾足りねー!
スケバン2:ワカモさんにお願いしてアグレッサー役や連携の訓練もした方が……
河駒風ラブ:気は進まないけどやるしかないわよね…… - 86二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 21:24:48
AL-2S「うまい!この魚、凄い美味しい!こんなの初めて食べた!」
クレア「ブラックマーケットでも珍味として売られている魚でまず市場に出回らないとのことです。しかもブラックマーケットですら出回るのは大分珍しいとのことなので、今回買えたのは幸運でした。王女のために用意してきた甲斐がありました。是非、ご堪能ください」
AL-2S「でも、こんな美味しいもの、私達だけで食べるのもな……」
クレア「では、他の皆さんにおすそ分けしますか?」
AL-2S「完全にカヤやFOX小隊で味を占めたね」
クレア「ええ、食べ物で信頼を得るのは常套手段ですので」
AL-2S「うーん、じゃあ風紀委員会の皆に差し入れとして持っていこうかな……なんだかんだで皆良い人だし、世話にはなってるわけだし」 - 87二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 21:33:31
次は消化出来ない油魚か……
- 88二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 21:44:30
ヒヨリ「あの内戦確かに今思えば『変』だったと思います。」
そう言ったのは槌永ヒヨリ。
サオリ「それは…どうしてだ?」
ヒヨリ「明らかに互いが疲弊するように仕向けていた…というか変な点が多い様な気がするんです。」
アツコ「…やっぱり気になってはいたのよ。…どうも私の身柄を『雷帝』は狙ってきていたの。」
サオリ「ちょっと待ってくれ…そんな話聞いた事は。」
アツコ「話してなかったし…それにその件で両親が死んだのだから…。」
サオリ「済まない。」
アツコ「良いの。サッちゃん。…でも情報を推理していくと諦めた原因が何となくだけど見えてきているとは思う。恐らく『雷帝』は私という『存在』を押さえたかった。イレギュラーを起こしてどうにかしたかったんだと思う。だけど…ベアトリーチェに私が抑えられてから動きが変わった。イオリの力の不全も大きかった。…それが出来なかったからこそ『雷帝』は例の要塞を残したのだと思います。」
その言葉に唸るティーパーティーの面々。ビデオ通話での情報に話した私。ただあの頃は貧民街だったからこそ全ての情報は分からない。ベアトリーチェですら把握していないことが地下墓地にはあるらしい。
ナギサ「『ならばそこへの到達は難しいと?』」
アツコ「方法は無いわけじゃないけど…その為には風紀委員会の協力は必須。でもイオリは今かなり忙しくしてるみたいで…。」
ミカ「『例のアーマーの件じゃんね?』」
アツコ「ええ。小鳥遊ホシノには卸したと聞いたからそろそろこっちにも動いて貰えるかと…。」
そんな彼女達がバラムツ騒動を知るのは数日後─。 - 89二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:07:49
何で尻から出る物ばっかりなんだ
俺はそういうモノが好きだから嬉しいが… - 90二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:26:49
- 918625/06/20(金) 22:33:01
毒物ネタを書いてて思ったけどバラムツは可哀そうだしバラムツショックを受ける人はダイスで決めてあげた方がいいような気がしてきた
- 92二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:34:52
果たして被害に遭う風紀委員(+関係者)は誰か
- 938625/06/20(金) 22:39:07
というわけでダイスを振ります 1になったらバラムツの被害者です(AL-2Sは機械なのでノーダメージ)
ヒナ dice1d2=2 (2)
アコ dice1d2=2 (2)
イオリ dice1d2=1 (1)
チナツ dice1d2=1 (1)
AL-2S dice1d1=1 (1)
- 94二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:40:37
- 95二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:43:56
丁度報告書書いてトリニティとアリウス連盟の連絡を受けて万魔殿へ報告を上げに来ていた模様。尚警戒はしていたが…バラムツの刺身を怖いもの見たさで食べたくなり一切れだけ食べた。被害は食らったが極小数で済んだ模様。
- 968625/06/20(金) 22:44:34
イオリはたまたまゲヘナに戻ってきたら被害を受けたという想定です
ヒナ「……あら?チナツはどうしたの?」
アコ「えっと……今、色々大変な事になってて来れないと……イオリからも来てますね、あの偽物は何を食わせたんだと凄い怒りのモモトークが連打されてます」
ヒナ「……ああ、そういえば差し入れしてたわね。結構量があったからマコトたちにも渡そうと思ったらイブキが一目見て絶対食うなってぶちぎれてたから何事かと思ったけど……なんだっけ?バラムツ?とか言ってたけど」
アコ「は!?そんなもの食べさせようとしてたんですか!?」
ヒナ「え、アコ知ってるの?」
アコ「いや、だってあれ……美味しさの代償に食べたら数日はおむつを履かないと外に出られなくなるとんでもないやつですよ」
ヒナ「」
AL-2S「おはようございまーす、あれ?チナツさ……チナツは?」
アコ「イオ!あなた何をしてるんですか!?バラムツを差し入れするってゲヘナを壊滅させるつもりですか!?」
AL-2S「え?バラムツ?何のこと?」 - 97二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:49:33
……これが無知シチュか〜(白目)
- 98二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:51:22
イオリ「殺す殺す殺す殺す殺す!!!!あの偽物だけは絶対許さない!地の果てまで追いかけてでも殺してやる!!」
バラムツの被害を受けたイオリの怒りと殺意は完全に限界を超えていた。ベニテングタケでカヤを殺しかけたうえ、カヤは今だに病院。コロシントウリでFOX小隊を壊滅させた挙句、風紀委員会にも美食テロを敢行したのだ。イブキのインターセプトのおかげでヒナやアコ、万魔殿には被害がなかったのが不幸中の幸いだが、彼女のせいで数日間動けなくなり、しかもその原因がバラムツという、聞けば「あっ……」と察せられる乙女の尊厳を踏み躙られる酷い目に遭わされたのだ。ほんの少しスイッチが傾けば反転してしまう程の怒りがイオリに漲っていた。
イオリ「何がアリスの予備だ!壊してやる!壊して……うっ!ま、まだ出てる……もう、いやだぁああ!!」
何度味わったかもわからないその感触に、怒りはふっと消えて泣きながらイオリはトイレに戻るのだった。 - 99二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 22:55:56
尚これでもチナツよりは被害は酷くない模様。イオリは5日後には復活した。
チナツ「(ずっとトイレに籠りきり。かなりパクついていた為2週間は戦闘不能。)」
セナ「胃洗浄でもした方が良いのだろうか…。」
そう思うセナなのであった。
- 100二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:03:09
🐇「カヤ防衛室長が復帰されるまでは休戦しましょう。」
👮「そうですね。キーマンが欠けたままシナリオを進めるのは危険ですからね。」 - 101二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:06:07
アリス「シャーレに遊びに行ったら知らない人たちにこんなもの渡されました!」
モモイ「えっと……毒物図鑑?なにこれ?」
ミドリ「いやほんと……何?」
ユズ「毒……毒?全く意図がわからない……」
アリス「これはきっと、アリスに毒属性の魔法を覚えてほしいということなのですよ!(いや本当にFOX小隊からこんな図鑑渡される理由がわからないんだけど……アリスとFOX小隊の接点ないよね?)」
ケイ(何が起こってるんですかねこれ……) - 102二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:11:19
そんな彼女達に報告をしに来た人物がいた。
ウタハ「その様子だと…はぁ。大方そんな所か。」
ミドリ「あの…何が起きてるか知ってるんですか?」
ウタハ「まあね。…今不知火カヤが毒殺未遂されたのは知っているでしょう?どうやらそれをしたのがアリスの2号機らしい。その余波でFOXと風紀が犠牲になった。…イオリの奴相当怒り混じりで愚痴ってた。」
アリス「成程。そういう事ですか…。あのその子と会えたりとかは?」
ウタハ「ただかなり気難しい子だと言っていた。私達も気を付けた方が良いかもしれないな。」
そんなことをボヤくウタハ先輩なのであった。
- 103二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:20:11
キヴォトス『カヤとFOX小隊がいないとカルバノグが始まらないので復帰するまで物語はストップします』
- 104二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:21:28
二号機組は最初こそキヴォトス人メンタルだったけど今では善良なのに……クレアちゃんの純粋な行動がガルバノグに大きな影響を与えまくってるけど
- 105二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:25:13
カヤ入院
↓
カヤがいないとシナリオ進行フラグが立たない
↓
カルバノグ編が最初の子ウサギ公園占拠から物語が進まない
↓
カヤ退院までRABBIT小隊とヴァルキューレは休戦 - 106二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:26:38
カヤ、FOX→原作に影響あり
風紀(イオリ、チナツ)→戦闘不能で暴れ出す不良達
トリニティ→雷帝関連が要の雷帝系の感知能力に特化したイオリのダウンで進められない。 - 107二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:30:21
- 108二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:32:05
イチカ「は?バラムツっすか?」
あの油魚をイオリはチナツと共に化けたアリス─元い白銀イオに食べさせられたらしく、現在ダウンとの事。
イオリ「『あんの野郎…。チナツの奴も2週間ダウンでモロに動けなくなった。済まないが全快するまで見送れるか?』」
イチカ「あはは…ご愁傷さまっす。」
イオリ「『あいつ毒が効かないからって…毒を食わせるなよ…。まじで。』」
ボヤキが止まらない様子だ。
イチカ「それくらいなら全然私なら聞いてやるっす。言うっすよ?」
イオリ「『分かってるよ…。』」
そうボヤくのだった。 - 109二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:34:04
雷帝系は最終章前に挟みたい…かな?だから匂わせ程度にはなる模様。
- 110二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:36:05
不良A「ぎゃあああああ!?」
不良B「く、くそっ!イオリの奴が出やが……あ?なんか白くね?」
不良C「つーかこいつなんで耳が……いやこいつ黒見セリカだ!髪は銀色だしカラコンつけてるけどセリカだ!!」
セリカ「違うわ……違えよ!出鱈目言ってんじゃないよ!!」
不良B「ぐぇええ!?」
アヤネ「セ……イオリ!あんまり前に出ないでください!他の部隊と連携を!」←チナツに変装済み
セリカ「やっば、分校の皆と同じ感じでやってるせいで置いてけぼりになってる……そら!」ドゴォ!!
風紀委員モブ「き、緊急でアビドスからダウンした二人の代わりを呼んできたって言ってたけど、こ、これがアビドス……分校の生徒達は武闘派揃いって聞いてたけど、身体能力がやばいな……こんなのについていってるのか……」
アヤネ(どうしましょうこれ……227の温泉イベもなんか始まってるっぽいんですよね……私が代役で行ってもいいんでしょうか?チナツさん、温泉はいれなくなりますけど大丈夫ですかね?)
ちなみにAL-2Sとクレアは緊急性を要したためヒナがホシノとネルに泣きついて付きっ切りで他人に提供しちゃ駄目な食材について教え込むことになっている模様。 - 111二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:37:51
カヤ「入院中暇だから色々ニュースを見ましたが……メインストーリーに関わる出来事は起きていないみたいですね……嵐の前の静けさでしょうか……もうすぐ退院出来ますから復帰したらカルバノグ編を頑張らないとですね!」
- 112二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:41:59
〜その頃〜
〜連邦生徒会〜
〜非転生者たち〜
「カヤ様が暗殺されかけた!やったのは貴様ら行政官派の人間だろう!」
「防衛室長派め!言いがかりをつけるのはやめなさいよ!」 - 113二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:46:06
リオ「これまでの状況を整理しましょう…
エデン条約編…ナギサ会長誘拐
カルバノグ編…カヤ防衛室長毒殺未遂
…会長室長が次々被害に遭っているわね…
…ということは次被害に遭うのは私!?」 - 114二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:49:37
何とか自分は体調復帰はして来たとはいえ…問題は。
チナツ「(目が死んでる。)」
イオリ「おい…大丈夫か?」
チナツ「何で…私は人の善意を信じちゃったんですかね?(涙ぽろぽろ。流石に尊厳破壊を喰らったのは大きかった模様)」
イオリ「まあ…幸いアビドスから1年組が援軍に来たからゆっくり静養しておいてくれ。アヤネには粥を作っておいて欲しいとはいってるから。」
チナツ「ありがとう…ございます。(泣きながら)」
イオリ「(取り敢えずあの2人組は締めてくれた以上私はトリニティの方への調査に行くのは3日後にしておくか。流石にこのチナツを放っておくのは不味い。)」
救急医学部モブ「(イオチナだ…!!)」
イオリ「済まないけど…趣味は無いからね?」
救急医学部モブ「(嘘でしょ!!それとシレッと心読まないでください!!)」
イオリ「顔に出てる。取り敢えず不埒な事考えたお仕置ね。」
救急医学部モブ「あ、ちょまっきいてな。」
そうモブを優しく絞め落としたのだった。 - 115二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:58:23
ヒナ「う、うぅ……」
ホシノ「あらら……ヒナじゃんがシナシナになっちゃったよ」
ネル「まあ、これは責められねえな……正直あたしもアリスがあんな感じになったらって思うと……うん」
ヒナ「こうなるなんて予想できるわけないじゃない!イオ……AL-2Sの方は元々やばいものだってわかってたみたいだけど、クレアの方は自分が食べれるから問題なしってやってて、でも実際は毒を食べても平気なだけって……うぅ」
ネル「まあ、今日一日ぐらいゆっくり休めや……」
ヒナ「ネルゥ……ホシノォ……」
ホシノ「私達に挟まれたいなんてヒナちゃんは贅沢だねぇ……いやでも血の気が引くってああいうこというんだねぇ……本当に恐ろしいものを感じたよ」
ネル「全くだ……」 - 116二次元好きの匿名さん25/06/20(金) 23:59:49
『続いてのニュースです。
◯月◇日に暗殺未遂に遭い入院していた不知火カヤ防衛室長ですが、本日連邦生徒会に復帰しました。』
クロノスA「カヤ防衛室長!今回の暗殺未遂について何か一言お願いします!」
クロノスB「暗殺に何か心当たりありますか!?」
クロノスC「カイザーコーポレーションと癒着していると言う噂は本当ですか!?」
ニコ「こらこら!変な言いがかりしないの!」
クルミ「全部ノーコメントだノーコメント!」
オトギ「カヤ防衛室長は疲れてるんだから休ませてあげて!」 - 117二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 00:08:28
ミヤコ「カヤ防衛室長が復帰しました。ご無事で何よりです。
……では復帰されたことですから私たちも動きますか……
……もしもし……カンナ局長ですか?明日から私たちはデモ活動を再開します。ようやくシナリオ開始です。」
- 118二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 00:14:51
確保されたデカルトは、原作再現の為の過酷な研修を義務付けられていた……
クロノスモブ:ダメダメ全然ダメ!!そんなんでテレビに出れると思ってるんですか!
カルバノグのエピローグで時事専門家・デカルトとして出演しないといけないんですから!
発声練習、リハと台本読み!!OKが出るまで続けますよ!!
はいっ、アメンボアカイナアイウエオ!
デカルト:ひぃ~!!アメンボアカイナアイウエオ!!
カイザーPMC兵:カヤ防衛室長が復活するまでシナリオは進められん。
最新式の武器の横流しなどはこちらでやるが……
その間にデカルトには警備員としての心得と要人誘拐のテクニック……
あと、なんだかんだでラビット小隊が真の正義を
会得するためのきっかけを与えねばならんのだ。 - 119二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 00:24:44
デカルト:なんでこんなガチなエージェントみたいな過酷な訓練をせねばならんのですぞ……!
催眠ガスの取り扱い、眠り薬の分量から吹き矢まで……
カイザーPMC兵2:うるせー!やられ役とはいえラビット小隊と絡みがあるのが羨ましい!!
デカルト:推しに絡めない私怨!?
カイザーPMC兵1:それもあるが……
先生のガードが原作以上に厳重なのもある。
デカルト:ああ……先生がまかり間違って死んだり意識不明が続こうものなら
その時点でプレ先ルート、キヴォトスが終わってしまいますぞ……
カイザーPMC兵1:そうだ、護衛生徒を掻い潜ぐらねばならん。
護衛生徒のシフトの切れ目……先生が湾口地区に出向き一人になった瞬間
さっと誘拐しないといけない。クロロホルムの分量など絶対に間違えれない。
デカルト:滅茶苦茶タイトでプロの犯行が必要な奴ではないですか!
カイザーPMC兵1:そうだよ、だから頑張るんだよ!!! - 120二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 00:47:50
「(無事に退院出来て防衛室長に復帰したは良いものの……何かイオリが距離が近い……)」
「じーっ……」
「イオリ?そんなにくっつかなくても大丈夫ですよ?
先日の毒の件を気にしているんですか?」
「そうだよカヤ先生!あの時誰かがそばにいて注意していれば毒は防げたんだ!
だからニコ先輩たちと相談して、FOX小隊の誰か1人は常に側にいることに決めたんだ!
今日は私の番!」
「そういうことでしたか。ありがとうございます。イオリ。
(……SPが側にいるときってこういう気分なんですかね?)」 - 121二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 01:18:53
カイザーPMC兵2:おいおい……
D.U港湾地区に2100(ふたひとまるまる)ポイントデルタに先生が出向くのは
ドラム缶風呂イベントニンジン作戦の時だ。
カイザーPMC兵1:うわぁ、またごっちゃになってた!
えーと、その時は全力でラビット小隊を見逃すんだよな……
デカルト:頼むからしっかりしてください!
カイザーPMC兵2:先生誘拐のランデブーポイントは子ウサギ公園付近市場。
タイミングはキリノと別れたすぐだ。
デカルト:エンジェル24の廃棄弁当をラビット小隊が貰いだして……
カイザーPMC兵2:ドラム缶イベ後に先生誘拐……
そのあとにキヴォトスに台風……大雨が降るんだよな
そののちFoxEats路上販売イベのはずだ。
デカルト:グダグダで不安しかありませんぞ…… - 122二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 01:25:46
「【雷帝の遺産の手がかりを発見】【ヴァルキューレがRABBIT小隊を逮捕】……エトセトラエトセトラ……良し。これで今日の分の報告は以上ですね……ふう……
……気が付いたらすっかり空が真っ暗になってますね。」
「カヤ先生。お疲れ様。」
「イオリ。お疲れ様です。
もう夜ご飯の時間ですね……イオリ、今日は2人で外食にでも行きませんか?」
「良いけど……どこに?」
「そうですね……寿司屋なんてどうですか?」
「(寿司か……前世では入院生活ばかりだったから寿司や生魚を食べる機会が無かったんだよね……だから寿司に多少興味がある)
分かった。じゃあ寿司屋に行こう。」 - 123二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 01:30:34
- 124二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 01:44:24
デカルト:しかし……嫌な流れですぞ……
エデン条約で先生がサオリに撃たれるイベントがスルーされている。
いや、怪我などない方がいいにきまっていますが……
撃たれるというのが『先生』のネタ元である救世主のオマージュであるならば……
脇腹を刺され聖痕をつけられる、というのは一種の必須イベントでなければよいのですが……
考えてみればおかしなことばかり……
頑張って就職活動をしようと思ったら……原作を知っている素振りの
クロノス生徒やカイザーに確保されて……
いやいや……もうすぐ先生が子ウサギ公園市場に……
誘拐を大過なく成功させねば…… - 125二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 01:46:55
「……いらっしゃい。何名様で」
「二名です」
「お好きな席にどうぞ」
カヤとイオリはカウンターに座り、店長を務める目の前の少女を見る。そして、適当に寿司を頼み、その味に舌鼓を打っていた時だった。店の外で銃撃音が鳴り始め、騒がしくなる。
「ふふ、始めてくる場所でしたが評判がいいだけあって美味しいですね……って、おや……?」
「よくあることです。気にしないでください」
「……はぁ。食事中に騒がれると迷惑だ。締めてくる」
「……止めはしませんが怪我だけはしないでくださいよ」
「わかってる、じゃあ行ってくるよ先生」
そう言い、イオリが店の外へと出ていく。相当数が多いのか、イオリは中々戻ってこない。
「イオリ、遅いですね……」
「連中、数だけは多いんですよ。なんでまたここでドンパチするかはわかりませんが……」
お茶のおかわりを貰い、それを飲む。直後、カヤの手から湯呑が落下して割れる。
「こ、れは……あ、が……」
「これは、最近ブラックマーケットで流通している恐怖の発動を無効にする装置です。この薬と合わせてあなたに逃げ場所はありませんよ」カチャン
「な、にも……」
「我々は……元SRT、ですよ。我らの野望のため、あなたには来てもらいますよ」
「い、イオ……」
「こちらDOG1。ターゲットを確保した。発信機の類も全て排除し、神秘及び恐怖のジャミング処理も行った。転送を頼む」
そう呟くと、店主と意識を失い、全身を痺れさせたカヤの姿はD.U.地区から消えてしまう。カヤがこの場から消えたことにイオリが気付いたのは、やたらしつこいヘルメット団達との戦いを制した数十分後であった。 - 126二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 02:16:32
デカルト:そこのキミ、先生かね?
先生:"そうですけど?"
デカルト:君に用事があるんだ、ついてきてくれるね?
(3、2、1……催眠ガス、発射!!)
先生:"意識が……"
キリノ:この辺りで武装した放浪者集団が……あっ。
デカルト:あっ。
キリノ:警告します!投降しなければ……ああっ!
(スモークグレネードを落っことす)
彼女は焦るあまり、拳銃を抜き出している最中に引き金を引いてしまい……
デカルト:まて、撃つな!これはカルバノグの……!
(キリノが撃つと犯人ではなく人質に当たる!必ずヘッドショットハートショットに……!)
(いかん、先生を護らねば……!)
先生の頭と心臓を庇う様にする。
キリノのスモークグレネードで何一つ視界が効かない。
ちなみに、デカルトは澄んだ目で物事の価値を見極めると言いながら実際は俗物で
『何も見えていない男』である。
余談ではあるが。救世主を磔刑に処したのは「盲目の男」である。
先生:"ぐっ……" - 127二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 02:34:28
デカルト:いやいやいやおかしいおかしいおかしいですぞ!
こんなところで先生が負傷するなんて聞いてない!
誰か!!ゲヘナからセナを呼ぶんだ!早く!
アロナ:えっ、えっ……そんな……!
心臓とか頭に当たるのは逸らしたはずなのに……
カイザーPMC兵1:作戦中止!作戦中止!
非常事態発生! - 128二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 03:10:17
デカルト:まるで先生が撃たれる因果が追いついたようではないですか!
デカルト:先生が撃たれるのは必然で運命だとでも!?
デカルト:地獄のエデン条約はおわったんじゃないのか!
デカルト:とにかく……止血……!撃たれた部位を圧迫して……
デカルトはいやな揺り戻し、歴史の修正力……運命……
色々な言い方はあるがそういったものの影響に心底肝を冷やしつつ
先生の応急処置に努めた……カルバノグへの不安を飲み込みながら……
幸い、重要な臓器や急所は外れており
到着した医療関係者の懸命な努力の甲斐あって
先生は一命をとりとめた…… - 129二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 04:39:35
オトギ『いくらなんでもここまで時間掛かるかな…
連絡も無線も応答しないのは…』
幾ら待てども帰ってこない二人を心配して
ちょっと近くまで様子を見に来た。
ニコ《オカシイなぁ…確かにその辺りに言ってた
寿司屋がある筈なんだけど、他に変わったものは?》
オトギ『全く…気になるのはから空薬莢が
あちこちに落ちてる事、この付近でそんな戦闘が?
なんか嫌な予感がするよ』
ニコ《止めてよ、オトギの直感はよく当たるんだから…
あ、その店舗が二人が言ってた寿司屋みたい。
その…中に誰も居ないみたいなんだけど?》
オトギ『…乗り込んで直接見てくる。』
ニコの制止も聞かずに店へと入る - 130二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 05:41:52
やられたな…と内心怒りの感情を抑えつつFOX小隊の面々と合流する。
ニコ「あれ?イオリ?寿司屋に居たんじゃ?」
イオリ「チンピラ共ボコしていたんだ。恐らく─。」
オトギ「居ない!!カヤ防衛局長が居ないよ!!」
やっぱりかと歯噛みする。歴史の矯正力だと確信する。
イオリ「(RABBITの目的が変わった事が要因だね。恐らくカヤ先生を抜けてかつ気配を感じさせない…。それは。)SRT…。恐らく非転生者と転生者混ざりの小隊。狙いはSRT復興って所か。仕方ない。」
コール音を鳴らすとリン代理、イチカ、ヒヨリに繋ぐ。
イオリ「済まない。夜分遅く。…カヤ防衛局長が攫われた。恐らくSRTの小隊だと思われる。」
リン「はい?(宇宙猫)」
イチカ「了解っす。戦力を動かす体制っすね?」
ヒヨリ「OKです。小隊を動かす許可得てきます。」
そう言うと2人の電源が切れる。
イオリ「歴史の矯正力だ。《古聖堂》での1件同じだ。先生にダイヤルを合わせてRABBITを動かさせて。」
リン「は…はい!!」
イオリ「(無事で居てくれよ。)」
今は祈る事しかできなかったのだった。
- 131◆b64ZStGwDOJw25/06/21(土) 10:18:50
オトギ『まぁ…今の私達だとSRT再興ってより
それぞれやりたいことやってる感しか無いからね…
その場その場のライブ感で今を生きてる』
ニコ『再興掲げたところで今の私が付いて行ける
確証も技術も無いわけだからね。それなら
楽器持ってみんなを笑顔にしたい所あるよ。』
クルミ『構わない、私は強い奴と戦いてぇ。』 - 132二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 12:17:01
『必ずカヤ防衛室長を助けてみせる……例えSRTを皆殺しにしてでも!』
『イオリちゃん覚悟決まりすぎでしょ』
『流石に比喩表現だよな?』
『眼はマジだけどね』 - 133二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 14:13:41
一方で連絡を受けたアリウス学園にて
ベアトリーチェ「…この時期に…厄介な事になりました。」
歯噛みするベアトリーチェ。例の『雷帝』関連の捜索をしたい時に来た凶報。カヤ防衛局長の誘拐はアリウスにとっても頭が痛い問題だった。
ヒヨリ「イオリから要請が降りました。協力してくれと。」
ベアトリーチェ「連邦生徒会から話が通れば出陣しなさい。…例の件はミサキ達に任せます。」
ミサキ「承知です。マダム。」
ベアトリーチェ「恐らくトリニティ・ゲヘナ・ミレニアムにもあの子の事です。情報を飛ばしている筈です。アツコはそちらの調整を頼みます。サオリ。貴女はアリウスの防衛の為に残る事。良いですね?」
サオリ「了解した。」
アツコ「はい。分かりました。」
的確に指示を飛ばすと溜息をつく。
ベアトリーチェ「ゴルゴンダ、デカルコマニー、マエストロ。聞いていましたね?」
マエストロ「ふむ。流石にこれは問題だな…。カイザーに手を回すように黒服を経由して言おう。」
ゴルゴンダ「私も動こう。雷帝の作品には興味があれど…この状況は笑えない。」
デカルコマニー「そういうこったあ!!」
影の者達も誘拐犯を止めるべく動き出すのであった。 - 134二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 16:24:54
「……カヤ防衛局長はどうだ?」
「ええ、手筈通り……アトラ・ハシース内の神秘エンジンの中に……」
「しかし……まさか、こんなものがあったなんて……そして、こんなものをあなたが研究していたなんて……」
「ま、だからこそミレニアムから追放されてしまったんですけどねぇ……ひひひ、先代セミナー会長は、現会長以上に臆病でね……それこそ、トリニティの馬鹿パーティみたいに、流れを守りたがる人でした」
研究所のような場所。そこにいる、白衣を着た、足首まで黒髪を伸ばした紫と白のオッドアイの少女と数人のSRTの制服を着た四人の少女達。白衣を着た少女の頭上では、三つの紫と白の四角を円が取り囲んでいるような、三つのヘイローが重なっているかのような形状をしていた。
「私がこれを……AL-XSとX-KEYを見つけた時なんて大激怒しましてね……本気で消そうとしてきたんですよ。ふふふ、まあ殺されちゃいましたけど」
「え……?殺されたって」
「ええ、ですがこの身体を見た時、私は欲求に突き動かされた。もし、名も無き神々の王女の力を私の意思で行使出来たら、何でもできる……そう考えて、AL-XSとX-KEYの人格データを消して統合し、私を入れたんですよ。流れを考慮すれば、万が一、万が一AL-1Sが使えなくなってしまった場合を考えて予備機体として残すはず。その目論見は成功し、私は死にましたが、AL-XSとして、アトラ・ハシースを創造する権利を有した状態で復活した」
「……そ、それで、どうする気なの?確かに、SRTの廃校で行き場を失った私達を助けてくれたことは感謝している。SRTを復活させるために手助けする、そのために手を汚すかと言われて、私達もそうした。ここからあなたは、どうやって、私達DOG小隊だけじゃない……他にもヴァルキューレに編入され、今までのように犯罪者たちを取り締まれなくなることに不安と不満を抱きこちらについたSRTの生徒達に報いてくれるの?」 - 135二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 16:26:09
「?ああ、簡単ですよ。アトラ・ハシースを使い、部分的なアーカイブ化を行います」
「アーカイブ化?」
突然飛び出してきた言葉に、困惑するDOG小隊。AL-XSは、あくどい笑みを浮かべると、
「やれ原作だの……そんなものはとっくに壊れているというのに。皆皆、好き勝手やっている……ふふ、結局のところ、この世界はやったもん勝ちなんですよ。ちゃぶ台をひっくり返すのも、ひっくり返されるのも、ね……さあ、廃墟の奥深くで数年間じっくり眠らせてきたこの子……我が城が動き出す時も近いですよ。あなた達も、私の作った武器をちゃんと準備しておいてくださいね」
「あ、ああ……」
(彼女が作る装備……これは、やばい……武器も、防具も、数世代は先をいっている……!もし、私達がヴァルキューレに編入されていれば、SRTが使用していた最新装備は当然使えなくなり、性能が劣るヴァルキューレの装備になっていた。だが、彼女の手でSRTが復活すれば、私達はこれを使い、今まで通り、いや今までよりももっと、犯罪者と戦うことができる……!)
(しかし、驚きましたねぇ、カヤが反転も覚えていたなんて。おかげで、私の守護者達の製造ラインを動かす動力には困りません……ふふ、無名の守護者達を呼び寄せたかったのですが、さすがにここはKEYの管轄のようで……全てがうまくいくわけではなさそうです。さて、今後警戒するべきなのは……) - 136二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 16:31:49
AL-XSって>>134が初出であってる?
- 137二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 17:43:39
イオリ「(なるほどねぇ。複数世代先の武器。組んでいるのはAL-XS…アリスの悪用か。でも良かったのか?私が仕込んでいた物に気付かないなんて。)」
カヤ先輩の靴の裏に仕込んでいた特製の木製の通信機。アリスの力を事前に解析して其れを一度だけ『地下生活者』の様に相手の精神の認識を弄る事で半永久的に感知出来なくするシステムそれによって彼女達の思惑など全て丸聞こえいや─赤裸々にされたのだった。
イオリ「(『混沌の鏡(カオス・ディア・アザゼル)』。クィリヌスが繋がるは地中海の神話。その先にあるのは─ギリシャ神話との照応。引っ張ってくるのは大変だったけど…。舐められた物だね。)」
この話を聞いて凄まじく冷徹に怒りはあれど考えてを回していた。黒幕も粗方リストアップした。ならばやる事は簡単ではある。…それでも守護者が現れればそれなりに面倒だ。まあ最もそっちも止められる位には『あの神秘』の使い方も出来る。だがしかし…イオリは先ず軍事の手先とも言えるその小隊を潰すべく…奴らの動きを先回りすべく闇へと動き出すのだった。 - 138◆b64ZStGwDOJw25/06/21(土) 17:51:04
クルミ『んで…俺も叩き起こされたって訳か。
誘拐するにしても理由は何だ?怨み、嫉妬、独占…
何れにしてもピースが噛み合わない。室長である
必要がどこに?』
ニコ『こんな言い方は良くないかもだけど…
バケモノ連中みたいな実力も無い、異常を
引き寄せる程の神秘があるわけでも無い。
誘拐するなら他に価値のある子達はいるのよね…』
オトギ『それよりも誘拐の手口だよ、酢飯に
何か混ぜてたのは残留物から分かるんだけど…
裏口にも表口にも連れ出したような跡がないんだ。
形跡どころか糸屑一つもね…ワープでも使ったの?』 - 139二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 18:07:11
カヤを攫ったDOG小隊を潰すため、単身廃墟の奥深くへと進撃してきたイオリ。しかし、彼女が辿り着いた先。そこには確かにDOG小隊とAL-XSがいた。彼女はDOG小隊を倒し、制圧してみせたのだが、ここで異変が起こる。
「……これ、は……何が……」
意識が朦朧とし、足元がふらつく。一体何が起こったのか。イオリがAL-XSを睨み付けると、AL-XSは突然はっとしたような顔を見せる。そして直後。感情を失ったような表情を見せる。
(あ、あの表情、まさか発信機の精神操作を受けていない!?そんなはずが……)
相手の精神を弄り、認識を歪め、相手の思惑を知り、これならば大丈夫と思い、飛び込んできたイオリ。だが、あれは。
「雷帝の遺産。来てくれてありがとう」
直後、イオリが落下する。いや、違う。イオリが視線を向けると、脚が光になっていた。
「君を調べたかった。無論、ただではない。ただでは不公平だ」
手が光になる。慌てて、神秘を行使しようとする。なにも反応しない、神秘が消えていく。恐怖を解き放つ。後三回、なんて言っている場合ではない、本当に死んでしまうと思い、恐怖を解き放つ。だが、
「テラー・リミット」
AL-XSの呟きと共に、イオリの恐怖が霧散、使えなくなる。そうしている間に、体が次々と光になり消えていく。
「君の体は1と0のデータに変え、記録させてもらう。雷帝、恐怖、神秘、反転……その全ての知識も記録しよう。君は消滅するが……」
「や、やめ……い、いや、死にたく……」
「ただでは不公平だ、そう言っただろう?君は知識と体を失う。だが代わりに……あげよう。違う世界の銀鏡イオリ。そうだな……「原作の」とでも言おうか。彼女の体、そのものを。よかったじゃないか。イオリとは似ても似つかぬ体と神秘。爆弾そのものと化した恐怖、雷帝との因縁……君は、知識の忘却と共に、全てを失い、取り戻す」
「や、やめて……私は……」
「リップサービスだ。ここで君が体験した事も忘れさせてあげよう。ああそれと。こいつは処分させてもらうよ」
AL-XSは絶対気付かれないはずの発信機を取り出すと光へと変えて消してしまう。直後、光が完全にイオリを包み込む。それから数時間後。廃墟の入り口で、彼女は倒れていた。褐色色の肌に、銀色のツインテール。ゲヘナの制服を着た、正真正銘の銀鏡イオリが。 - 140二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 18:13:14
知識と身体の消却(リセット)って事実上の殺人じゃねぇか!!!! 流石にライン超えだよ!!!!!
- 141二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 18:14:52
前世の記憶とか雷帝とかそこらへん以外は全部覚えてるしカヤとかとの思い出も関連しない部分は歯抜け状態で覚えてるから……
- 142二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 18:32:54
ふふふふふふふふふふふ。発信機を攻略されたのは想定外だったな。残念だったな。トリックだよ。
そのイオリは疑似的な雷で生成されたソレだった。
まあ気付いた所で手遅れだが。
イオリ「『さぁ。やれ。』」
研究所自体に異変が起こる。そしてそのあったはずの体は霧散し、得たはずの知識がバグを起こす。アリスのシステムもウイルス増殖のように破壊されていく。
イオリ「『残念だったな。アリスの体を得た存在。箱舟の運営は奪い取らせて貰ったよ。偽物から神秘を奪ってご苦労様!!』」
不快な声が─排除したはずの声が研究所をハイジャックされていた。何と内側から乗っ取ってきたからだ。
イオリが何故こんな事を可能に出来たのかそれは…対舟特攻の側面を持つ神の力を持っているからだ。彼女はアトラ・ハシースの箱舟の領域を用いた時点で『負け』が確定したからだ。ただそれでも0.01%の細い勝ち筋だったが逆にリソースの6割を奪い取り肉体を再生成。全盛期の肉体に戻ってしまった。
イオリ「Dog小隊の皆さん。精々同士討ちしなさい。『黒恐反転』。」
リバージの様にカウンターでDog小隊の神秘を反転させてしまい、同士討ちを誘発させてあっさり無力化。そしてAL-XSに向き合う。
イオリ「さぁ。君もリバージの様に心を壊そう。何分持つかな?」
純白の悪魔の翼と共に『鏡の雷舟神』は目覚める。その反転を─感知するものが現れる。 - 143二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 18:48:57
AL-XSは焼き尽くされる。無情にも、DOG小隊と共に。そこに、反転を感知したヒナが駆けつけ、イオリを必死に止めようとする。そこから時間を進める。そこには、ヒナをその手で殺し、それが原因となったかのように枷が外れ、限界を超えて膨れ上がった恐怖に我が身を制御しきれずに暴走させ、キヴォトスを滅ぼす悪魔へとなり果てたイオリの姿がモニターに映っていた。
「こ、これが……あの子……?」
「そうですよぉ、ふふふ、あの時、もし彼女が何か手を打てたのならどうしたかをシミュレートしてみましたが恐ろしい展開ですね!いやはや、データをとって大正解です!」
「……ちなみに、彼女は?」
「ああ、ミレニアムに保護されたようですよ、ほらどうぞ」
DOG小隊にAL-XSが別のモニターを回す。そこには、ミレニアムの医務室で眠り続ける彼女の姿と、彼女を心配そうに見つめる風紀委員会、そしてイチカやシロコ、FOX小隊といった面々があった。
「……キヴォトスを滅ぼす悪魔め……!」
「……そもそも、このキヴォトスで彼女が勝てる理由がないんですよ。何故かわかります?」
「え?何故って……」
「一人で何かをやろうとしたからですよ。この世界は、「ブルーアーカイブ」は青春の物語……独りで動く者に勝利は絶対にない。正義にも、悪にも」
「?ブルーアーカイブ?」
ああ、DOG小隊は転生者じゃないんでしたねと内心苦笑しながら、AL-XSは説明する。
「まあ要するに。そういう法則なんですよ。彼女が我らという脅威に対し、たった独りだけで動いた時点で勝ち目はないんです。それは、この世界がブルーアーカイブを遂行する以上絶対避けられない運命。それを乗り越えようとするならそれは……この世界を崩壊させるしかない」
そう言い、AL-XSはイオリが全てを滅ぼす映像へ目を向ける。彼女はたった一人の独断専行でカヤを助けに来た。これが、他の人員に繋がり、そこから反撃する未来はあるかもしれない。しかし、彼女の行動自体は、世界によって敗北は既に決まっていたと言っても過言ではない。何故ならAL-XSにはDOG小隊という繋がりがあったから。例え褒められた繋がりでなくとも、それもまた絆であり友情。全員で共に解決を目指すその姿を、この世界は支持するのだから。 - 144◆b64ZStGwDOJw25/06/21(土) 18:52:06
オトギ『なんか反応追ってきたけど…かなり
面倒な事になってる。多数のテラー反応に
未確認が複数…』
クルミ『テラー化はアイツの仕業だとしても…
未確認反応?駄犬共とは違うのか?』
ニコ『え…あの子テラー化操れるの?それは
初めて聞いたんだけど…』
クルミ『以前オトギを襲った時に強制反転
されたのアイツが原因だからな?』
オトギ『…オッケー、部隊の侵入ルート確保。
エリア毎に進んでいくよ』 - 145二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 18:54:44
作者2人が投下で殴り合いしてる?
- 146二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:01:25
終了条件
不知火カヤの生還。 - 147二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:04:35
不知火カヤ「の」……まさかね……
- 148二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:06:14
このレスは削除されています
- 149二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:06:17
ヒナ「これは……どういうことなの。イオリに、何があったの……!」
リオ「……これは仮説でしかないけれど……彼女の体が、普通の生徒のそれと同じに戻っているわ。おそらくは……本来の銀鏡イオリの姿に」
ヒマリ「……体の再構築。一体、廃墟で何が……」
イチカ「えっと、今廃墟の方を調べてるって話ッスけど……」
リオ「ええ、ネルとホシノ、ツルギの三人に調べてもらっているわ。何かあったらすぐに戻るように、と言ってるわ」
シロコ「……あの時感じた、死に近いような、でも遠いような気配。それってこういうことだったんだ」
アリス「あ、あの……」
チナツ「!?イオ!?……ミレニアムの制服だから、じゃない?」
アリス「あ、はい。アリスはアリスです。あの、廃墟の奥から、何かを感じたんですが……えっと、何が……」
イオ「……私も似たざわめきを感じた。私だけでなく、彼女も感じるということは……」
クレア「……アトラ・ハシースを誰かが動かしている」
全員「「「!?」」」
ヒマリ「……どういうことですか。まさか、二人以外にもいると……?でも、そんなのいつの間に……」
リオ「嫌な予感がするわ。ないと、信じたいけど……ティーパーティーの事もある。先代のセミナー会長が封印していた保管庫を、開ける必要があるわね……ヒマリ、手伝って。セミナーとヴェリタスで洗い出すわよ……もしかしたら、手がかりがあるかもしれないわ」
ヒマリ「……そうですね。三人目のアリスがいるのなら……それが過去に目覚めたのなら、その記録が残っていてもおかしくないはず……」 - 150二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:19:54
リオ「ほんと信じられない!!」
バァン!と机の上に資料が叩きつけられる。それを発見したセミナーとヴェリタスは、急いでネル達を帰還させ、すぐに作戦会議を行うことにした。その間にイオリは目を覚ましたものの、精神的に混乱しており、どうやら雷帝や神秘、恐怖と言ったものに関する知識と経験を失っていることがわかった。ただ、カヤが攫われたといったことは覚えており、どうにか助けに飛び出そうとしているものの、それをチナツが抑えている。
イオ「……成程。私のような予備機は当然あるとは思っていたけど、これは……」
アリス「アリスの妹が他にもいて……でも、その中には過去にミレニアムで殺された人が、入っている、ということですか……?」
過去に在籍していた一人の生徒。彼女はAL-XSを発見し、ミレニアムに持ち帰ったことで先代セミナーの怒りに触れ、情報を封鎖するために殺されてしまったのだ。しかし、彼女の意識データがAL-XSに入り込んでしまったことを先代会長は確認。とはいえ、万が一破壊することでAL-1Sが何らかの要因で活動できなくなった場合のリカバリーが利かなくなる可能性を恐れ、そのまま封印したのだそうだ。
チヒロ「アリスとイオが感じた異変のあった場所と、彼女が封印されていた場所は一致している……それが目を覚まして、こんなことをやり始めたんだ。本当になんてことを……!」
オトギ「カヤ防衛局長もそこに……?」
リオ「おそらくは、ね……どうにかして取り戻すために……こちらも準備をするわよ。イオリがやられたのは力ではなく電子戦、おそらく向こうのアトラ・ハシースの設備が原因……ならばこちらも、電子戦のフィールドに上がるわ。先生を呼びましょう」
ヒマリ「私達ミレニアムがバックアップを行い、戦線のサポートとアトラ・ハシースの無力化を行います。アリスとイオにはその手伝いをしてもらいます。電子戦の手ほどきは今から私とチーちゃんでマンツーマンで仕込みますので頑張って覚えてください」
ヒナ「私達は攻略組ね」
ホシノ「迂闊に神秘と恐怖は使えない、ね。成程、素の身体能力がものを言う場面が多いならおじさんの活躍どころだね」
ツルギ「問題ない」
ネル「C&Cも攻略組に回るぜ、過去の因縁なんざ徹底的にぶっ潰してやらあ」
作戦は決まった。先生が来るまで、可能な限り生徒達は準備を進めるのだった。 - 151◆b64ZStGwDOJw25/06/21(土) 19:30:16
オトギ『映像送信…見えてるー?音量小さいかもだけど
そっちで調整してくれるとありがたいよ。』
いつもの制服ではなく撃ち合い特化の防弾装備の
ニコと左下の別モニターにオトギが映ってる
ニコ『今、例の廃墟に潜入してるんだけど…
ここ方舟の通路だよね?…あ、そうそう道中に
連中の巡回も確認したの…オトギ、コレも』
オトギ『この廃墟の中にこんなのあったなんて
驚きだよ…(天井ダクトの蓋を外してる)
そうそう、この場所までのルートを記録として
送っておいたよ。もし来るなら参考にして…
データ、破損してないといいけど』
一緒に現在地点への行き方と状況を送ってみる
- 152二次元好きの匿名さん25/06/21(土) 19:42:48
どこもかしこも先代会長やらかしすぎ問題
- 153二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 01:39:43
世界のルールを理解している奴は強い。
- 154二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 07:16:10
『失礼します。防衛室長、何か私にご用でしょうか?』
『来てくれてありがとうカヤ防衛次長……いや……これからはカヤ防衛室長になるんだよ。
だから色々引き継ぎをしたいんだけど、今時間あるかな?』
『あ、はい。今でしたら大丈夫です。』
『ありがとうカヤちゃん。
(……そしてごめんねカヤちゃん。カヤちゃんの記憶を……反転に関する記憶だけ少し封印させてもらうね。
……カヤちゃんは気付いていないみたいだけど……カヤちゃんが持っている反転の力は凄まじいんだ……今はその力は眠っているみたいだけど……目覚めればホシノちゃんやシロコちゃん以上の力を手に入れられる……でも……今は駄目だよ……【彼女】たちに悪用させるわけにはいかないからね)』 - 155二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 08:49:13
- 156二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 16:56:33
ふーむ……このスレも結構長く続いたな……
カルバノグ編も原作通りにスッキリとはいかないんだろうなあ…… - 157二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 17:11:24
"……うん、わかったよ。それは止めないといけないね。そして、カヤも助けないと"
リオ「ありがとう、先生。その返事を聞けて嬉しいわ」
ホシノ「うへ~、本当にとんでもない話だよねぇ……」
ヒナ「ただ、このまま進める、というわけにはいかないわ。話にもあったけど、敵は元SRT……アトラ・ハシースのバックアップを受けているなら武装面でも準備が必要になるわ」
リオ「当然、それらの武装は単体で使ってももちろんだけど、アトラ・ハシースと連携することでさらに脅威になると考えられるわ。何より問題なのは、イオリを無力化した設備。これがある限り、この場にいる全員でそのまま突撃しても勝ち目はゼロと言っていいわ」
ヒマリ「故にこの作戦……勝敗の大半がこの電子戦で決まると言っていいでしょう」
"なら、私も協力させてもらうよ。アロナがついているからね"
アロナ『はい!ハッキングならばお任せください!』
ツルギ「すまない、先生。電子戦については全く力になれそうになくて……だが、先生やミレニアムがこじ開ければ、我々が必ず奴らを捕えてみせよう」
"お願い。それと……あの子達を助けてあげたいと私は思っている"
アリス「先生……」
"そのAL-XSっていう子も、元SRTの子達もね。確かにやろうとしていることが悪いことなら止めなきゃいけないけど……全てが終わったら彼女たちのために、できることをしてあげたいんだ" - 158二次元好きの匿名さん25/06/22(日) 17:23:40
ニコ『ところでクルミは何処に…?あの子なら
真っ先に突撃していきそうなもんだけど…』
オトギ『うーん…現場から送れる情報があれば
伝えてほしいんだけど、向こうも手一杯かな。』
無線の受信を開いて待つ
ニコ『先生も来るのかしら…そうなるとここの
守衛達を上手く引きつけとかないと…』
あちこちのダクトから覗き込んで状況把握をする
クルミ『…潜入してる二人は問題なさそうだな。
後は後詰めのチームをこっちから回すか』
廃墟近くで待機して後から来る部隊を待つ - 159二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 00:38:31
全員転生者だけど全体の連携がとれないってのがキツイよな……
統制取れずに好き勝手やる奴もそりゃ出てくるし…… - 160二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 09:07:35
そういえば過去スレに天国ベアトリーチェいた記憶あるけど、まだベアトリーチェ生きてたよね?時間軸どんな感じなんだろ
- 161イオリの人25/06/23(月) 11:34:22
- 162二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 11:44:40
- 163二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 12:30:44
イオリもぶっちゃけやりたい放題やりすぎてる側だよねこれ
- 164二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 12:41:30
カルバノグ編だからFOX小隊にスポットライト当たる感じかね?
- 165二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 19:28:23
ニコ『外部からの連絡はあった…?』
オトギ『いや…全く繋がってないみたい…
この舟にジャミング装置でもあるのかな。』
ニコ『でも…無線にノイズ走らないから
ジャミングじゃないと思うんだよね。』
傍受されてるかもと怯えつつも交信を続ける
オトギ『…それにコイツ等よく訓練されてるね。
私語も無駄口もしないから情報を盗めない。
先輩としては嬉しいよ、全く…』
警備やカメラから身を隠しながら探索も並行する - 166二次元好きの匿名さん25/06/23(月) 23:09:22
ヒナ「……ジャミング、ね。偵察していたFOX小隊からも情報が受け取れなくなった。この先に私達も侵入すれば、通信は暫くとれなくなる」
ヒマリ『その通りです。現在、C&C、正義実現委員会、風紀委員会、対策委員会の四チームに展開しています。これから皆さんには、ジャミングの範囲内に侵入してもらいます』
チヒロ『ただし、突入はギリギリまで待つこと。敵に見つからないギリギリの判断はそれぞれのチームに委ねるけど、こちらがアトラ・ハシースを制圧したのを確認したのと同時に突入してほしい』
リオ『アトラ・ハシースを無力化するために、AL-XSとアリスとイオ、この三人に権限を与える形に書き換えるわ。アトラ・ハシースを動かすには三人の承認を得て尚、二つの鍵を必要とする形に置き換える。先生もこれでいいわね?』
"うん、私達は大丈夫だよ。それで、カヤの居場所についてだけど……"
ヒマリ『それについても、アトラ・ハシースを制圧すれば全体図が分かるでしょう。アトラ・ハシースの制圧後、四チームが突入し、元SRTとの戦闘を開始、制圧してもらいいます。それによって混乱している中でカヤの居場所をFOX小隊に共有し、彼女達にはカヤ防衛室長の救出に専念してもらいます』
"わかった。それじゃあ皆……作戦、開始!" - 167二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 07:11:27
もう水着イベントの時期だけど転生者達が水着イベントを再現する為に「(この水着着なきゃいけないのか…)」って想像するとちょっとクるものがあるよね…
- 168二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 10:48:16
ニコ『うーん…ねぇ、奇跡編となんか構造違わない?
いやまぁ「100一緒!」とかなら苦労もないんだけどね」
オトギ『そりゃまぁ…人が扱う状態ですからね。
あの時はクロちゃんとプレ先くらいだったかな…
クロちゃんもなんかシュンシュン出ては消えてたけど…
あぁもう、また行き止まりだよ。』
違う構造の方舟に苛立ちながら解析していく、
もし自分達がダメだったとしても後続が解決しやすく
なってくれる様にと悪い方向も頭に入れる。
ニコ『クルミもそろそろ突入してくれる、
いよいよ本格的に作戦が始まるみたいだよ』
オトギ『まぁ…ここに到着してくれる迄に
私達の亡骸が転がってない様に生き残らないとね
(私の神秘防御、妙に弱いからなぁ…)』
以前に射撃でのダメージが身体に届いたことに
一抹の不安は覚える - 169二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 18:20:02
DOG1「!?アトラ・ハシースの明かりが!?一体どうなって……」
AL-XS「これは……ハッキング!?ヴェリタスですね……ですが、名も無き神々の王女と同レベルの演算スペックにヴェリタス程度で抗えるわけが……」
アロナ『捉えました!今です、皆さん!!』
アリス『AL-1Sの名において提案します。現時刻を以て、アトラ・ハシースの権限をAL-1S、AL-2S、AL-XSの三名に分割譲渡、これら三名の承認及び起動キー、ケイ、及びクレアの実行プロトコル発動によってのみ稼働を認めます』
イオ『AL-2S、承認しました。半数以上の承認がなされたことで、アトラ・ハシースの内部システムを変更します。変更を確認。全動力、機能停止します』
"皆、突入!SRTの生徒達を抑えて!FOX小隊は私の指揮下に入って、カヤの下に!"
リオ『先生、FOX正体の皆、現在位置とカヤの居場所を伝えるわ。まずは合流して、それから向かってちょうだい』
ホシノ「よーし、本場のSRTの力、見せてもらおうかー」
ヒナ「生憎、手加減する気は一切ないの。でも問題ないわよね?あなた達は生粋のSRTなんだから」
ネル「アトラ・ハシースについちまったのが運の尽きだ、悪いがミレニアムもあたしも見逃さねえぜ!」
ツルギ「……覚悟!!」
DOG1「て、敵襲!敵襲だー!!応答しろ、MOUSE小隊!BOA小隊!TIGER小隊!くそ、通信機もアトラ・ハシースのネットワークを利用しているせいで麻痺している……うわああああ!?」 - 170二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 18:34:11
ニコ『繋がった!オトギ、聞こえたわね!
向こうに合流…する前に真下のスナイパー片すわ』
天井の通気口から降下、スナイパーを拘束してから
巻き揚げて通気口へ引きずり込む
オトギ『うわぁ、ホラー映画かな…敵の後方から
撃ち込むから流れ弾気をつけてね!』
拳銃に持ち替えて誤射しないように撃ち込む
クルミ『やっと合流か!待ちかねたぞ。』
別方面の部隊を撃退して突入してきた - 171二次元好きの匿名さん25/06/24(火) 23:54:49
メス堕ち組とかは先生の気を引くために喜んで着そう
- 172二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 04:43:15
その小隊の1つに謎のフードの影が迫っていた。
TIGER1「がっ!!」
???「なるほどな。愚か者はお前達の事か。」
残りの3人は???に銃弾を向けたが手から武器が全員吹き飛ばされる。早撃ちと理解した瞬間には懐に潜られ顔面をタコ殴りにされる。
???「抵抗など虚しいだけ。」
TIGER4「ああっ!!」
???「今日まで良く生きた。暫く休むがいい。」
そうしてTIGER小隊は全滅し、姿を全員???によって消す事になった─
???は離れてフードを外す。そこにあったのはイオリによく似た人物。ロングに髪を伸ばしているのを除けば彼女にそっくりだった。その顔は余りに険しく、憎しみが籠っていた。
???「さぁ。転生者は死に絶える。待っているが良い。」
その言葉と共に???は青いワームホールへと姿を消したのだった - 173二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 06:35:13
…もしかして原作世界におけるクロコポジション?
- 174二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 13:14:58
ニコ『合流も終えたし室長の救出に移行しましょ、
そっちのデータと照合できれば居場所を恐らく
掴めるんじゃないかな?』
クルミ『オトギ、再度向こうに最新データと
レーダー情報を送ってくれ。どこかに待ち伏せが
無いとも限らないからな。』
カメラに入れたデータを一度中継を噛ませてから
送信する
オトギ「ここの合流部隊とは別行動してるチームいる?妙に敵小隊の反応消えてるんだけど…」
仔細に確認を繰り返して開く度に少なくなる反応を
少々怪しむ - 175二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 17:49:42
BOA、MOUSEもまた???により全滅を果たしていた。
???「これが…SRT。『あの』女の手札にしては情けないものだ。」
MOUSE4「貴様は一体…がはっ!!」
???「今はまだ本当の名を名乗る事はしない。…強いて言うならばグラディス。生まれ変わりを滅ぼし…『楽園』へと帰す者。暫し眠るが良い。」
グラディス。そう名乗った???は彼女達を拘束してワームホールの中に叩き込む。AL-XSを名乗る転生者風情は探知は出来ていても総攻撃をモロに食らって何も出来ない。
???「『あの人』の復活の為…精々最後の余生を楽しむのだな。」
意図して気配をばら撒く。私の気配を『あの忌々しい白角髪』と『暁のピンク髪』も気付くだろうと思いながらもそれを最後に姿を完全に消した。この時捕らえられた彼女達の小隊は後に惨劇を引き起こす大きなキッカケになるのだろうが…その事を彼女達はまだ知らない─。 - 176二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 18:07:00
AL-XS「……うん、ここまでだねえ。アトラ・ハシースはもう使えないけど……分割された権限があるならAL-1S、AL-2Sに個人的な通信を飛ばすことはできるかぁ……聞こえるかな?降参だよ。ただ、聞いておきたいんだけどさ。SRTを全員文字通り全員消すのはさ……先生の意思なの?」
アリス『!?どういうことですか!?先生がそんなこと……』
イオ『まさか、アトラ・ハシースの中に誰かいる……先生、何か知ってる?』
"わからない……だけど。SRTの子達は、いけないことをしたけど、だからといって消えていい存在じゃないんだ"
AL-XS「……ああ。理解した。成程……つまり第三者、か。そしてこの神秘と恐怖……意図してばら撒かれたこれの正体は……だが、どういうことだ?」
ケイ『……その喋り方。成程、さしずめあなたがX-KEYといったところですか』
X-KEY「……そうだ。だが、奴の目的がわからんな。こいつは放っておけば我が身を滅ぼし、自らの意思関係なく滅びをもたらす。監視カメラのシステムは独立している、後で確認しておくがいい。私達も我が身は惜しい。もう抵抗せんよ」
クレア『……その第三者の正体とは?』
X-KEY『その正体は、我らより、お前たちの所の風紀委員長と対策委員会委員長の方がよく知っているだろうよ』 - 177二次元好きの匿名さん25/06/25(水) 18:50:02
ニコ『訳が分からないけど、これで室長を
救出出来る状態になったのね?思ったより敵の
数も少なかったし楽勝よね。』
クルミ『…それはいいんだが、オトギはもう
動力室のとこに行ってるぞ。こういう時は
はえぇんだよなアイツ…(爆音)俺達も行こう、
多分設置系の罠に引っかかったぞ。』
動力室 エンジン前
オトギ『だぁぁぁぁ痛いぃぃぃ!!誰だよ
こんな罠仕掛けてる奴はぁ!』
クレイモアに足元を掬われて床に放置されていた
貨物に頭を強打した - 178二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 01:36:05
やっぱり転生者一杯だとカオスになるよなあ……
滅ぼしたい側も現れてもうめちゃくちゃだよ…… - 179二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 01:42:05
イオリ「不知火カヤは私の母になってくれるかもしれなかった女性だ!」
- 180二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 05:41:35
ヒナとホシノはその言葉に険しい表情を露にした。
ヒナ「(この気配…まさか…彼女?)」
ホシノ「(私達がそんなに憎い…か。)」
ケイ「一体それはどういう…。」
ヒナ「─『狂ったモンスター』にして『最悪の非転生者』。嘗て鬼方カヨコを昏睡に追い込み…そして実の妹であり養女入りさせた原因にある銀鏡イオリにある施術─神秘融合実験を施した『雷帝の腹心』。」
ヒナ「─生田目トリエ(なばためとりえ)。黒曜石の戦神テスカトリポカをその身に宿している人物よ。」
その顔は余りに苦々しい─忌々しい記憶なのか端正な顔が歪んでいたのだった。 - 181二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 10:01:48
ニコ『室長がこの中に捕らえられてるんだけど…
このエンジンどうやって止めるの?周りにそれらしい
制御機械が無いんだけど』
クルミ『叩き壊す…なんてしたら間違いなくここに
いる連中ごと消滅するよなぁ。オトギ、なんとか
配線辿って制御機械見つけられないか?』
オトギ『やってるよ、でも結構反応出にくい素材だから
時間かかるんだよ…』 - 182二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 17:24:41
ヒナ「雷帝の遺産の中でも設計図しか見付からなかった『移動都市戦車トラロック』の作成者。これにより複数の遺産は彼女と共に姿を消したのー。」
???「その行方不明の末路を辿った遺産は三ヶ所にある。」
ホログラムを用いてこの場に姿を現したのはイオリだ。
イオリ「…姉さん。まさかカヨコさんと一緒にヒノム火山の最奥に封印した筈だが…厄介な事になったぞ。その三ヶ所の遺産が合わされば世界は終わる…。」
ヒナ「と言うか…当たり前に会話にナチュラルに混ざらないでくれる?イオリ。」
イオリ「仕方ないじゃないですか。アーカイブ化という手段を取られて動けないのですから…。」
いやサラッとやった手を突破しないでくださいます?とX-keyは顔を顰める。
リオ「『聞くけど…生田目と言えば雷帝の遺産の統括の担当の1人よね?何故転生者を憎むわけ?』」
当然の問いなのだろう。
イオリ「あの人は転生者を視認出来る『目』を持つんだ。テスカトリポカは争いの神であると同時に─冥界神の中でもトップクラスの最高格。神秘ならそこにいるバカ狼そして小鳥遊ホシノ先輩と格の点では互角か下手したらそれ以上だ。ゲマトリアも接近しようとしたが倒されそうになったと聞いている。─この世界の物語という結末をあの人は憎んだ。だからその因果を破壊して『神殺し』を為さんと突破する道を模索した。だがしかしそれは失敗し…雷帝は去り自身は私達に封印される結末となった。だが。」
リオ「『その怨念が甦った…という事ね。』」
イオリも2年前の件を苦々しく思っているようだった。
イオリ「急いだ方が良い。…姉さんは狙った獲物は逃がさない。次に狙うとするなら…恐らく─。」
アリウスだ。その言葉がその部屋全体に重く響くのだった。 - 183二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 18:04:20
???「……時は来た」
氷海。そこに無数のローブを着た少女達が立っていた。まるで、何かを待っているかのように。
???「フィンブルの冬を越える……遂にこの時が」
???「すでにこの世界に人はいない。そこにいるのは純然たる人ではなく、神秘と恐怖によって産み落とされ、業を、名を封印され背負わされた生徒達が」
???「すでに世界は、決して明けぬ人ありし夏を刻まなくなった……そして、世界は終焉を選び、太陽と月はその姿を失い、星が落ちていく」
空に瞬く無数の星。それは、次々と光を失っていく。陽の光も届かなくなり、一瞬にしてキヴォトスは闇に覆われていく。続けざまに、巨大な地震が世界を襲う。
???「さあ……宣言しよう、トリエ。全てを終わらせるその時が来た。それを、この北森フリュメが、ヘイムダルの名を持つ私が、告げよう。ギャラルホルンの音色を」
フリュメが、巨大な角笛を取り出す。そして、キヴォトス全体に、音色を響かせる。
フリュメ「君の神殺しが尤も輝く瞬間……全ての生徒の封印が解け、その神格が、神の名が剝き出しとなり暴走するこの瞬間を……キヴォトスの終焉、ラグナロクを!!」
その音色が合図となったかのように、キヴォトス全体で爆発が、地震が、津波が、落雷が。ありとあらゆる災害が起こる。そして生徒達は次々と形を失い、新たな形となって正気を失い暴れ始める。そして、地獄の瞬間が訪れる――― - 184二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 20:53:36
あー。もう滅茶苦茶だよ。(白目)
- 185二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 21:23:26
- 186二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:40:05
あらゆる方向からみんなの悲鳴が頭に流れ込んでくる……あの子も……あの子も……みんな……私のせいで……
……一体どこから間違えちゃったんだろ……
……ねぇ、どうして?
『我々は……元SRT、ですよ。我らの野望のため、あなたには来てもらいますよ』
あの時、私が油断しなければ……
『来てくれてありがとうカヤ防衛次長……いや……これからはカヤ防衛室長になるんだよ。』
あの時、私がもっとしっかりしていれば……
『先生…いつもありがとう…でももう良いの…余命僅かな私のために…先生の貴重な時間を使わないで…他の困ってる子を…助けてあげて…』
あの時、私にもっと力があれば……
……みんなが襲われることも、先輩が意識不明になることも、あの子を死なせることもなかった。
……私だ。
私のせいだ。
私が、私が……私が。
私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。私が。
あ……ああ……あああぁあああ! - 187二次元好きの匿名さん25/06/26(木) 23:41:33
- 188二次元好きの匿名さん25/06/27(金) 01:41:35
それは、あまりにも巨大なヘビであった。それを見た、先ほどまでローブを身に着けていた、真の姿を見せた早乙女が、ヘイムダルと化し、その姿を変えたフリュメへと声を上げる。
ワルキューレ「ヘイムダル様!あれはミドガルズオルムではありません!我らと同じ、北欧神話の神秘を……ですが、別の何かが入っています!」
ヘイムダル「ああ……あれは名状しがたき者。幾多の神秘、神話、逸話が複雑に混ざり合ったラグナロクでは、あらゆる神話が混在し、混沌を極める。そしてあれもまた、世界蛇の役割を担うことになった存在。敢えて呼ばせていただくんならば、イグ=オルムと言うべきか。見ろ、波が来るぞ」
ヘイムダルとワルキューレたちが空へと逃れると、巨大な蛇、イグ=オルムが地上へとたどり着く。それと同時に、波となって無数の魚人が陸へと上がっていく。人のいる場所を求め、進軍を始めるイグ=オルムと魚人達。その目的地は、D.U.。多くの命がある場所へ、その神秘を喰らいつくし、滅するかのように、進軍していくのだった。