「やっぱり…私じゃイチカ先輩の彼女にはなれない…」3

イチカを口説き堕として自分の女にしようとするバチクソイケメン系モブちゃんこと獅子吼ネメア
12回の口説き完了を待たずして限界突破の勢いで堕ちつつあるイチカの運命やいかに…？

現在のイチカの堕ち度：371

お待たせしました。書けましたが…期待に添えると嬉しいですな
◎◎◎◎◎
…暇だな
ここ最近騒ぎも起きないし、どっかに派遣もされてない…
まぁ…イチカ先輩と話したり眺めたり出来るのは嬉しいけど、イチカ先輩は今校内の見回りで席を外してるしなぁ…

『そういやぁ…最近写真整理してなかったな』

このまま詰め所にいても暇だし、久々に写真整理するか
にしても…かなり多いな
小さい頃からの写真も保存してるからなぁ…

『うわ懐かし、初等部の体育祭の写真じゃんコレ』

たしかこの時は借り物競走で大騒ぎ起きたんだっけか？
お題なんだっけな…なんか女子がやたら目の色変えてアタシの方に群がってきてたのは覚えてるけど、アレなんだったんだ？

『こっちは…バレンタインの時のか』

これはそれなりに覚えてる、なにせ下駄箱と机にアート作品かってくらいに詰め込まれてたからな
そういや、この時からなンだよな…アタシの腹が出始めたの
まぁ貰ったモン全部喰ったアタシが悪いだろうけどさ…

『ん…これは…』

あぁ…これは、よく覚えてる
あの時のアタシは珍しく公園に一人で遊びに行ったら、他の子のグループから離れて一人で遊んでる子を見つけたんだよな
切り揃えられ、赤いヘアピンで留められた黒髪が日を反射して煌めいていたのをよく覚えてる
なんだかその子の事が気になって…声を掛けて一緒に遊んだんだよな
アタシより小柄で年下かと思ったら、年上で驚いたっけか
…まぁあの頃から周りの子より背高かったから、同い年でもアタシよりは小柄だったけど
それで二人で遊んでたら日も暮れて…帰ろうって時にあの子に頼まれて二人で写真撮ったんだっけか

『…こうして改めて見てみると、この頃のアタシ男子みたいだな』

あの頃は幼くて体付きも女子っぽく無かったし、ボーイッシュな服好んでたし、背も高かったもんなぁ
…いやまぁ、今もどちらかと言えば体付きは平たいけどさ…チクショー…
それはそれとして…うーん？

『なんか…この子、どっかで見覚えがあるような…』

そりゃ、昔一緒に遊んでたんだから見覚えはあるだろうけど…
そう言う“昔会ったことがある”みたいなんじゃない、最近…何度ももこの子に会ったことがあるような…
どこだ…？どこでこの子を見掛けて…

「ただいまっすよー
あれ、ネメア…一人でなにやってるんすか？」

『あぁおかえりなさい、見回りお疲れさまです
時間を持て余して暇だったんでちょっと写真整理してて、そしたらつい見入ってしまいまして』

あぁいけない、整理もまだロクに済んで無いってのにかんがえるのに夢中になってたか…
もうイチカ先輩が戻ってくるくらい時間経ってたとはな…

「昔の写真っすか…私も見て良いっすか？」

『あぁ…構いませんよ？
そんな面白いモノでも無いですけど
それでも良いならどうぞ？』

…あんな夢中で楽しそうな顔して見やがって
惚れた女に自分の昔の写真をあぁも楽しそうに見られると小っ恥ずかしいな…

「ん？これって…！」

うん？なんかイチカ先輩が目を見開いてる…？
そんな驚くような写真なんてあったっけか…？

『先輩、どうかしました？』

「あっ！いや、なんでもないっす！！」

『ふぅん…？』

…まぁ良いや、あえて追求はしないでおこうかな
その代わり…何故か頬を赤らめてるイチカの、可愛らしい顔を眺めさせてもらいますかね

イチカ堕ち度dice1d100=29 (29) +371

バレンタインが初スレのぽっちゃりだった理由づけに納得がいきます。

しまった、ミスしてしまった…

幼いイチカはヘアピン付けてない事にすれば良かった…
今のイチカが付けてるヘアピン、幼い時のネメアからのプレゼントとかにすれば…

>>20

いや換えの物をあげてお揃いにすれば良いんじゃないか

今つけてないのはなくしそうで心配ってことにすれば良い

実は自分より年下らしき女の子と二人で歩くネメアを見掛けてモヤッとした気持ちになった事がある
なお、その子の正体はネメアの母

合法ロリ系の母親からイケメン系長身女子生まれるの良くない？

甘いものが好き、パフェ三つはぺろりといけたりする
隠している理由はたくさん食べてもあまり太らない体質で、一年生の時、信じがたいものを見たとでも言いたげな先輩の視線がやけに怖かったから
あと自分だけ太らないことへの罪悪感

ハスミと絡めて

ハスミから没収されたパフェを食べているネメアとイチカ。すげえ量だなーまた前みたいに太っちゃうよーそういえばネメア太ってたっすねーと談笑していると「イチカさんなら太らないでしょうけどね」とハスミの独り言が聞こえた（ハスミは日中で一個だけなら許すとツルギに言われて同席していた）。

どういうことか聞いたら>>25を聞かされる。「信じがたいものを見たとでも言いたげな先輩」とは二年生のハスミだったのである。そういえば>>26のようにカフェでコーヒーとか軽いドリンク物を頼むことが多いのに、同席して甘いもの食べる正実モブちゃんを見る目が羨ましそうだったなあと思い、「私の前でなら食べてもいいよ」ってなる。

甘いもの食べて笑顔のイチカの顔を見ていたいから。

最近暑いし、暑い日のネメアとイチカがどう過ごしているか考えるのもいいかもね。