【CP閲注炭しの】捏造炭しのSS

何か投下したくなったので

風が穏やかで、藤の香りが薄く漂っていた。
鬼を屠り去る終わりのない悪夢のような日々が嘘みたいに、屋敷は静かだ。
外ではカナヲが薬草を干しをしてくれていて、炭治郎くんの笑い声がときどき聞こえる。
……それだけで、胸がちくりと痛んだ。

「しのぶさん、これ運びましょうか！」
明るい声に振り向くと、汗をにじませた炭治郎くんが立っていた。
彼はいつも真っ直ぐで、まるで陽の光みたい。
きっと彼は気付かず無意識の内に、私の心の奥の冷たいところまで照らしてしまう。
――困りますよ。そんなに優しくしないで。

私はもう、決めてしまったのに。
姉を奪ったあの悪鬼を、この身を以てして葬る。
そう覚悟を決めた夜から、怖さも痛みも、ほとんど感じなくなっていた。
毒を身体に蓄積させるのも、鬼である珠世さんとの共同研究も。もう痛みは感じない。
でも最近、ほんの少しだけ……胸の奥がざわつく。
それはきっと、炭治郎くんが笑ってくれるからだ。

最近、カナヲの表情が柔らかくなった。
炭治郎くんと話す時、彼女の頬が薄っすらと淡い紅色に染まる時がある。
あの子はまだ気づいていないけれど、私は知ってる。
あれは恋の始まりだ。
ねぇ、カナヲ。彼の笑顔をどうか守ってね。
私にはもう見届けることしかできないから。

私は本当は強くなんかない。
姉のように優しくも、炭治郎くんのように真っ直ぐにもなれない。
臆病で弱くてズルくて、自分を取り繕う事でしか心を守れない、弱い女。
そんな私でも、いいよね？
少しくらいは人に優しくしてもらったって。
人の優しさに甘えたって。

「……もうすぐだから、姉さん」
声に出すと、胸の奥が静かに痛む。
それでも、涙は出なかった。
だって、私はちゃんと決めたのだから。

それでももし――ほんの少しだけ願いが許されるなら。
どうか炭治郎くんが笑って生きていけますように。
カナヲと、仲間たちと、あの眩しくて温かい笑顔のままで。

私はもう、消えてしまうけれど。
その笑顔の一角に、私が少しでも残るなら――
それだけできっと十分。
さよならは告げない。彼の優しさを期待してしまうから。決意が壊れてしまうから。
だから独白する。
さようなら、愛おしい人。
私が愛した優しい貴方。

終わり

炭しのっていいよね

no title | Writening(はあ、はあ…炭治郎くん、私、ずっと…ずーっと怒ってるんですよ) 竈門炭治郎と仲の良い甘露寺蜜璃に嫉妬する自分に。 継子の栗花落カナヲに羨ましいと思ってしまう自分に。 何より、君を好きになってしまった…writening.net

拙いSSだが。

ダメだったら消してくれ。

>>10

ヒョッヒョッヒョッ

これもまた良し!

しのぶさんの身を引く感はなんなんだろうね

まだ炭しのが足りない…

炭しのを誰か書いてくれ！

SS助かる

炭しの、よきかな

善き哉善き哉

駄文だけど炭しのをひとつまみ…

炭しの | Writening「歳上は嫌いですか？」 自分でもそんな言葉が口から出たことに驚いた。 彼のことをからかうつもりで言ったはずなのに、声がほんの少しだけ震えていたのが分かった。 炭治郎くんは相変わらず、困ったように…writening.net

朝の遅延行為 | Writening　山の向こうを照らしていた陽光がようやく台所に入ってきた。 　ここのところ、日を追うごとにゆっくりと冷えてくる朝の空気を鍋に当てている火の熱気を少し貰ってごまかすため、まな板の位置を少しだけずら…writening.net

こそっ、と

>>10

炭治郎sideも書いてみた。

拙い文章だが許してくれ。

後悔 | Writening(貴女の訃報を聞いた時、俺は後悔した。) 竈門炭治郎はそう思った。 あの時…そう。無限城。 胡蝶しのぶは、激しい戦いを繰り広げていたのだった。 (貴女は…貴女は…毒を飲んでいたんですね…仇を、仇を打つため…writening.net

>>12

最期まで鬼殺隊士として戦っている姿を見ていると、

無惨討伐前で恋するしのぶさんが想像出来ないというか、

誰かに懸想していたら柱になれていないと思うからなのかもしれない・・・。

SSｲｯﾊﾟｲ、ｳﾚｼｲ

感謝だ……！！

炭しの好きな人が少しでも増えて欲しい
それだけだ

此処に投稿された全てのSSに心からの乙。

愛が重いしのぶさんに振り回される炭治郎が見たい

炭しのはショタに主導権のあるおねショタっぽくて好きさ！！

こんなに炭しののSSが読めるなんて幸せだ

こんな場末の掲示板でその文才を発揮していいのかよ

はあ〜良い

炭しのSSもっと増えろ～

このスレ幸せだわ〜

保守

しのぶが使命と炭治郎でめっちゃ揺れる感じのを見たい
書きたい気もするが見たい

炭しのSSをお恵みください…

人のssで潤う生き物になってる今

>>34

他人の供給からでしか得られないものは確実にある

>>37

ゆらゆら揺れる | Writening夜の蝶屋敷は静まり返っていた。 負傷した炭治郎くんは、熱にうなされながら浅い呼吸を繰り返している。しのぶは額の汗を拭いながら、そっと彼の寝顔を見つめていた。 ――この子は、本当に不思議な子。 誰より…writening.net

結局書いたよ…

供養だけしておく

>>38

ありがてぇ……ありがてぇ……

SS書ける人は本当に凄い！
本当にありがとうございます！

>>38

ありがとうありがとう

なんか倒錯的なの

溶けた毒 | Writening「炭治郎君は……年上に、女に恥をかかせるんですか？」 布団の上で、覆い被さるように炭治郎君を見つめる。 そのきっかけは何のことない、唐突な事だった。 前から気になっていた可愛い男の子。 毒に塗れた…writening.net

いのちたすかる

>>38

>>42

感謝感激！！

感謝感激雨あられ

炭しのSS急募！！

いいスレに出会えたものだ

感謝

こんなssがたくさん読めるなんて

このスレのおかげで炭しのの良さを再認識できた

>>52

いくらあっても良い

殆ど炭しのゾンビじゃねーか
お前らも書くんだよ！オラ！