- 1二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 18:42:09
- 2二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 18:43:49
ここだけ当時のドレークがセンゴクの計らいにより療養目的で仏教入りした世界
ちょいズレるけど13年前ってローは当時13歳(誕生日が10月6日)でドレークは当時19歳(誕生日が10月24日)だったのであれ?あの出来事って10月の半ばじゃね?と思った - 3二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 18:55:12
描いたのか!?
- 4二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 19:52:52
スレ画よすぎる ありがとう
- 5二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 19:54:44
お寺のご飯ってお肉出なさそうだけど育ち盛りの坊やにはたらふくタンパク質ぶち込んだ方がいいんじゃ!?と思いつつも 満足にご飯食べられなくて胃袋弱ってそうだし精進料理からがちょうどいいかもしれんな
- 6二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 20:47:06
おやつに茶菓子もらってモソモソ食べててほしい
- 7二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:14:32
- 8二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 21:33:16
ありがとう… めっちゃすきな絵だ
- 9二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:17:22
寺院の生活って早寝早起きみたいだけど前までの生活よりも睡眠時間長くなりそうだよね
綺麗なお布団で熟睡しな - 10二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:25:15
まるで恐怖に追い詰められた獲物のように震えている。
「すまない。お前に渡したいものがあってな。」
「お…れに……?」
「…といっても衣服だがな。サイズはまぁ…多分大丈夫だろうな。これに着替えたらわたしのもとに戻ってきて欲しいんだ。」
「はあ…」
拍子抜けしたような気分になった。いやこれから世話になるであろう人にこんなこと思うのも失礼だったが。
とりあえず一礼だけして部屋に入りなるべく待たせないように着る。見よう見まねでなんとかなっただろうと着替えを済ませ、これから何をすれば良いのか頭に浮かべながら、センゴクの下へそそくさと向かう。 - 11二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:29:40
このレスは削除されています
- 12二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:32:54
「今日はなドレーク。何もせんでいい。」
「……何も?」
「うむ。ただ、わたしのすることを一日見てなさい。」
ドレークは混乱したように瞬きをした。
「見るだけ」の意味がわからない。
「何もしない」の価値が分からない。
しかし逆らう理由もない。 彼は黙ってセンゴクの後ろをついて歩き出した。
朝の鐘を鳴らす。読経の声をあげる。
落ち葉を掃く。カモメの声に耳を澄ます。
池に浮かぶ鯉を眺め、餌をやる。
昼には煮物と白飯。手を合わせからゆっくり味わって食べる。
その一日、センゴクは一度も彼に「しろ」とは言わなかった。
「どうだった、今日のわたしは」
「……なんで、そんなに無駄なことを……」
「無駄じゃないさ。わたしは今日、心の掃除をした。鯉に餌をやった。カモメの鳴き声を聞いた。そして、お前に見せるという仕事をした。誰かに命じられたわけじゃない。ただ、そうしたかった。」
「そう…そうですか。」
「諸行無常 是生滅法 生滅滅已 寂滅為楽」
「?」
「すべてのものは、移り変わる。生まれて、消えて、そして静まっていく。……それこそが楽への道というところかな。」
それから、センゴクはぽん、とドレークの背を叩いた。
「そのうちお前も自分が何をしたいかで動けるようになる。」
その夜、ドレークは縁側に一人で座っていた。
(なんだか仏みたいな人だったな…。)
遠くの鐘の音が、胸の奥にじんわり響く。
少し頬が緩んだことに今は気づかないまま。 - 13二次元好きの匿名さん25/10/16(木) 23:35:55
>>11は誤字
おやすみ 穏やかな夜をお過ごし…
- 14二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 08:55:05
- 15二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 15:21:45
多分、最初は胃に優しいメニューだと思う
環境が環境だからいきなり普通のはビックリするだろうし - 16二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 16:51:43
神絵と神ssだ!!
ありがたい… - 17二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 23:32:21
- 18二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 00:34:47
うお…ありがとう…いい絵すぎる
ドレークよたんとお食べ - 19二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 10:29:40
- 20二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 10:35:47
瞑想は見聞色の修行にピッタリだよね
心を鎮めて落ち着かせるから冷静に戦える - 21二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 13:22:11
ワンチャンコラさんも保護されてから仏教入ったりしてないかな?
- 22二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 21:21:44
健やかに育て……
- 23二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 00:54:26
- 24二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 10:45:45
ヤモリだヤモリ
- 25二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 15:04:54
ヤモリとドレーク可愛い
- 26二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:03:14
ドレーク屋かわいい
ssの方も気長に待ってます - 27二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 01:04:09
「……あ、ヤモリ。」
竹箒で掃除する手を止め、ゆっくり近づく。ヤモリを驚かさないように。何よりこの穏やかな時間を壊さないように。
懐かしい。長い航海、湿った塩気と鉄錆が臭う船の上に居たのは人間と羽虫ぐらいだけだったから。
* * * * * * * * * * * *
「起きてるンなら手伝え。飯は自分でとっとけ。」
父の声が甲板の上から落ちてくる。 けれど怒ってない声色だ。そんな些細な違いを、おれは勝手に拾い上げる。
(……今日は機嫌がいいのかもしれない。)
そう思って、階段を上がる。
父は椅子にどかっと座り込んで酒を飲んだくれていた。
「おい、ドリィ覚えてるか? 昔、海軍の式典に連れてってやったろ。」
唐突な父の言葉におれは一瞬、息を飲んだ。
「……はい。覚えています。」
「お前…あのとき嬉しそうだったよな。ヘラヘラして、おれの後ろをずっと着いてきてさァ………。」
忘れるはずもない。ただ真っ直ぐで誇り高い海兵だった父を。笑って、おれに帽子をよく貸してくれたことを。
「また、そういう日が来るかもな……。」
本心で言ったのかどうかわからない。父の笑いは酒で濁っていたけど、それでもその話が嬉しかった。
まだ……戻れるんじゃないか。そんな勝手な願望を、心の片隅に抱いていた。
- 28二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 01:05:20
昼過ぎ、父はおれを怒鳴りつけていた。
理由は知らない。樽の位置が気に入らなかったのか、報告のタイミングが悪かったのか。
その声を聞くと、つくづく思う。これは幻で、おれがあの優しさは、もうどこにもないんじゃないか。
なのに夜、父はおれに言う。
「強くなったなァ。よくやってるよ…ドリィ。」
その一言に、心が揺れる。
だからやっぱり信じたい。
明日また怒鳴られても、殴られても。 それでも…。
* * * * * * * * * * * *
父の面影に縋りついていた頃も、今はどこか遠く──
ヤモリはもう、そこに居なかった。 - 29二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 08:59:37
誕生日が近づいているぞ
センゴクさんに存分に祝ってもらうんだ… - 30二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 18:59:15
センゴク視点もやりたい
- 31二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 23:04:31
最近ドレーク好きだな~って思ってたとこにこんな良スレ投下されたらもうハマるしかないな!ありがとうスレ主
- 32二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 07:47:04
おまおれ
- 33二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 15:13:39
情緒不安定でかわいいねバレルズ♡ 反省しろ
- 34二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:30:05
絵がうますぎる
- 35二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 00:15:11
- 36二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 08:58:39
センゴクさんは、おれに決して「頑張れ」とは言わない。無理に空気を明るくしようともしない。
「そんな顔するな。」
「もっと元気を出せ。」
そんな言葉も、決して口にしなかった。
また、過去を聞くこともしない。
自分の肌に残る傷、夜中にうなされる夢、 ちょっとした物音にも反応して身をすくめる姿。それらすべてに理由があることは、明らかだ。
「何があった?」
「どうして、そんなに怯えるんだ?」
そんな問いはいつだって「答えろ」という命令に似ている。だけどセンゴクさんは一度も尋ねてこなかった。 - 37二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 09:00:06
「……ドレーク、ご飯食べるぞ」
襖の外に気配を感じて、一瞬、身をこわばらせた。でも次の瞬間、その声が“センゴクさんの声だ”とわかって、ほんの小さな安堵感を覚えた。
廊下を歩き、食事の間に入ると、そこには既に湯気の立つ膳がふたつ、並べられていた。味噌汁、麦ごはん、小鉢が三つ。炊いたひじき、白和え、梅干しと沢庵。
「冷める前に食べようか。」
それだけ言って、湯気をたてる味噌汁をすする。同じようにおれも静かに箸を取る。
味噌汁はにんじん、大根、豆腐、昆布の出汁の効いた優しい味がする。ここに来る前はどれも食べたことがなかったがとても懐かしく感じた。
「明日は雨らしい。畑の芋がどうなるか……少し心配だな。」
おれに気を遣ってくれているのだろう。いつものようになんてことない会話。ゆっくり味わって食べてもいいという許し。
センゴクさんは味噌汁を最後の一口まで飲み干し、そっと箸を置いた。
「……今日は、よう食ったな。」
ただの気づきとちょっとした嬉しさから来た言葉。
「……この、赤いの……うまかったです。ご飯が進んで。」
「そうかそうか梅干しか。梅を塩と紫蘇などで漬けておくんだ。」
「もしかして……作ったものですか?」
「ああ。出来上がるまで待つんだがこれが案外楽しいんだなァ。なら……今度作ってみるか?」
是非やってみたいですと言っておれは首肯く。
食事が終わり、顔を見て気づいた。
センゴクさんがはにかんでいたこと。嬉しそうな、もしくは泣きそうな顔だったこと。 - 38二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 18:27:56
センゴクさんの優しさが染みるね……
- 39二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 23:19:47
なんで梅干しかってそういうことなんだよな…
- 40二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 08:46:25
坐禅とか書道とか色んなことやって欲しい
- 41二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 18:08:35
保守
- 42二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 22:54:40
心が癒えて(完全に癒えなくてもいいが)新たな決意を抱いて成長するまでの過程はなんぼあってもいいですからね
- 43二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 23:34:49
- 44二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 08:53:30
明日…というか今日か
誕生日おめでとうドレーク - 45二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 18:20:28
チキンライスにがぶりつけ〜
- 46二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 22:02:56
- 47二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 06:50:55
ちょっとおっきくなってる!
いっぱい食べて身も心もすくすくお育ち - 48二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 15:54:30
まだまだ伸びしろあるもんなあ
- 49二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 22:44:22
見ててほっこりする、なんかもう愛おしい
- 50二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 07:38:52
ムキムキサウルスになるまで保守
- 51二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 10:24:17
チキンライスもってるセンゴクさんと少し背が伸びてるドレークがいい