- 1ホットドリンク大好き25/10/17(金) 21:55:41
- 2ホットドリンク大好き25/10/17(金) 21:56:52
サオリ:
(なんか戻った・・・。)
ミカ:
(なんか戻れたけど大丈夫なのかな・・・コレ。)
アル:
(よく分からないけど、丸く収まったし良い事よね!) - 3ホットドリンク大好き25/10/17(金) 21:58:59
【歴代スレ:Part.1~3】
【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線|あにまん掲示板おやおやおやおや・・・連邦生徒会長が失踪ですか。それは早急な対処が必要ですね。・・・えぇ、リン行政官。1.護手(ケルビム)2.防衛室スタッフ3.監視者(オーバーシア)dice1d3=@2 (2)@──…bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.2|あにまん掲示板【あらすじ】カイザーと防衛室 勢力の暗闘まで秒読み。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.3【建て直し】|あにまん掲示板【あらすじ】ミレニアム編がゴズとの暗闘に。bbs.animanch.com - 4ホットドリンク大好き25/10/17(金) 22:00:40
- 5ホットドリンク大好き25/10/17(金) 22:01:48
- 6ホットドリンク大好き25/10/17(金) 22:03:18
- 7ホットドリンク大好き25/10/17(金) 22:04:41
【歴代スレ:Part.13~15】
【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.13|あにまん掲示板【あらすじ】素晴らしい・・・これ以上の結果は望めないでしょう。カンナ、貴方は本当に可愛いですね。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.14|あにまん掲示板【あらすじ】まさか先客が知り合いなんてことは無いでしょう。※Part.13が過去ログに格納されてしまったので、その続きになります。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.15(建て直し)|あにまん掲示板【あらすじ】お茶会と参りましょう、皆さん。 ─── 歓迎しますよ。bbs.animanch.com - 8ホットドリンク大好き25/10/17(金) 22:06:52
【歴代スレ:Part.16~18】
【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.16|あにまん掲示板【あらすじ】暴力は全てを解決します。貴方も かつては そう思っていたのではありませんか? ホシノ。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.17(建て直し)|あにまん掲示板【あらすじ】まぁ・・・そういうこともあるでしょう。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.18(建て直し・その2)|あにまん掲示板【あらすじ】あぁ・・・楽しい狩りでしたね、ホシノ。bbs.animanch.com - 9ホットドリンク大好き25/10/17(金) 22:08:31
【歴代スレ:Part.19~21】
【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.19(建て直し)|あにまん掲示板【あらすじ】おめでとう、セイア・・・ついに至聖所を見つけたのですねbbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.20|あにまん掲示板【あらすじ】困った子ですね、ヴェルギリア。ここで『私達』が勝たなければいけないことは、貴方が一番分かっているはずですが。bbs.animanch.com【閲覧注意・🎲】ここだけ不知火カヤの中身が、大体ボンドルド卿だった世界線 Part.21|あにまん掲示板【あらすじ】共に踊り狂いましょう、ベアトリーチェ。貴方と貴方の仔らが、『奇跡』を目にする その時まで。bbs.animanch.com - 10二次元好きの匿名さん25/10/17(金) 22:12:28
保守
- 11二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 06:00:13
保守
- 12二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 12:00:14
保守
- 13二次元好きの匿名さん25/10/18(土) 18:00:13
保守
- 14二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 00:00:14
保守
- 15ホットドリンク大好き25/10/19(日) 04:59:43
────────────────────
ミカ:
「─── ・・・で、カヤちゃんと一緒に乗り込んできたってワケ?
あはは! 勇気あるね☆ ・・・それとも特に何も考えて無かっただけかな?」
アル:
「考えならあるわ!
普段お世話になっている人に頼られたら、応えるのがアウトローの流儀ってものじゃない?」
ミカ:
「・・・。」
(やっぱり良い子だな、この子・・・私と違って。)
カヨコ:
「・・・。」
(社長・・・それは別に『アウトローの流儀』では無いと思う・・・。)
ムツキ:
「・・・。」
(やっぱり面白いな~、アルちゃん。)
ハルカ:
「・・・。」
(アル様が そう言うなら そうなんでしょう。)
アル:
「え!? 私なにか変なこと言った??」 - 16ホットドリンク大好き25/10/19(日) 05:00:43
ミカと合流することに成功したアル達 便利屋68は、当初の計画通りアリウスの路地裏を進んでいた。
ハルカを先頭に、時折遭遇する『複製(ミメシス)』を撃破しながら進む。
アル:
「・・・こほん。
でも良かったわ。 ミカさんも私達と同じ目的みたいで。」
ミカ:
「まぁ・・・責任はとらなきゃだからね。」
アルの屈託のない笑顔に対して、ミカは視線を逸らした。
今は、その無垢な好意が辛かった。
アル:
「セイアさん・・・だったかしら?
何があったのかは詳しく知らないけど、彼女も きっと許してくれるわよ。」
ミカ:
「・・・そうかな?」
道すがらボンヤリと事情を聞いていたアルが、ミカを励ます言葉を口にする。
その裏表のない善意に、ミカは縋るように口を開いた。 - 17ホットドリンク大好き25/10/19(日) 05:01:44
ミカ:
「う~ん・・・万が一セイアちゃんが許してくれても、世間は許してくれないんじゃないかなぁ・・・。」
アル:
「え? 友達と仲直り出来る以上に大事なことってあるの?」
ミカ:
「・・・え?」
アル:
「例え皆が敵でも、友達が味方なら・・・それはもう許されたようなものじゃないかしら?」
ミカ:
「・・・。」
少し呆けた表情をしていたミカだったが、やがて その言葉を受け入れて穏やかな顔になった。
ミカ:
「・・・そっか。 そういう見方も出来る・・・かもね。」
考えてみれば そうかもしれなかった。
確かに、どうでも良いような『その他 大勢』に許されたところで『友達』から絶交されていれば意味がないように、逆を言えば『その他 大勢』に許されていなくても『友達』と仲直りさえ出来ていれば救いはあったと言えるのかもしれない。
そして、それは確かにミカにとって救いだった。
──────────────────── - 18二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 12:00:15
保守
- 19二次元好きの匿名さん25/10/19(日) 18:00:15
保守
- 20二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 00:00:21
保守
- 21二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 06:00:13
保守
- 22二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 12:00:13
保守
- 23二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 18:00:13
保守
- 24ホットドリンク大好き25/10/20(月) 22:19:48
────────────────────
<─── トリニティの医務室>
???:
「ん・・・うぅ・・・。」
鉛のように重い身体に鞭打ち、寝台から背を起こす。
その吐き気を催すような気だるさが、確かに自分が戻って来たことを感じさせた。
───── チリンチリン・・・
誰かが整えてくれたであろう病人服を緩めながら、枕元のベットサイドテーブルに備え付けてあった呼び鈴を鳴らした。
・・・。
少しの静寂。
そして直ぐに、慌ただしい足音が響き始めた。
───── (扉が弾ける音)
- 25ホットドリンク大好き25/10/20(月) 22:23:31
サンクトゥス分派 生徒:
「─── セイア様! お目覚めになられましたか!!」
セイア:
「あぁ、なんとかね。
それよりも君、トリニティ内に駐留しているシャーレ顧問の護衛・・・SRTのRABBIT小隊を呼び出してくれないか?
この先の展開には どうしても彼女達が必要でね。」
サンクトゥス分派 生徒:
「え、は? しかしセイア様は重症で・・・───」
押しとどめようとする世話役の生徒に対し、セイアは いつになく明るい口調で答えた。
セイア:
「いや、私は元気だとも。
確かに本調子ではないかもしれないがね。
しかしそれでも、ここ最近では最も調子が良いよ。」
サンクトゥス分派 生徒:
「は、はぁ・・・。」
要領を得ない顔をする世話役を振り切り、ベットから抜け出して着替えを探す。
幸いにして いつもの服の替えは用意してあった。
セイア:
「さ、分かったら仕事をしてくれたまえ。
この先の行動がトリニティの運命を変える・・・今までより ずっと朧気だが、確かにそれを感じるんだよ。」
──────────────────── - 26二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 06:00:13
保守
- 27二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 12:00:13
保守
- 28二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:00:13
保守
- 29二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 00:00:16
保守
- 30ホットドリンク大好き25/10/22(水) 04:32:49
────────────────────
<─── トリニティ外周・・・>
モエ:
「はぁ・・・退屈だなぁ・・・。」
サキ:
「文句を言うな。 これも立派な任務だぞ。」
トリニティ校舎の外周にあたる部分を、RABBIT小隊は巡回していた。
校舎といってもトリニティには無数にあるが、RABBIT小隊は その内の一つを警護していた。
ミヤコ:
「サキの言う通りです。
私達は先生からセイアさんの安全を任されたのですから。」
先頭に立つミヤコが胸を張る。
実際、ミヤコの目から見てもトリニティの警備体制は現在おざなりであり、悪意のある侵入者が狙うなら今という確信があった。
だからこそ、気合いもより入る。
モエ:
「いや・・・ミヤコは先生にチョロいから良いかも知れないけどさ。
私としてはこう・・・ホラ、今は非常時なんだから、もっと刺激的なことがあっても良いと思うのよ。」
ミヤコ:
「誰がチョロいですか、誰が。」
- 31ホットドリンク大好き25/10/22(水) 04:35:07
ミユ:
「・・・私は・・・何事も無い方が良いと思うけど・・・。」
サキ:
「ミユの言う通りだ。 任務に刺激など必要ない。
大切なのは上官・・・この場合 先生の指示を守るということだ。」
モエ:
「はぁ~・・・皆まじめだねぇ~・・・。
あ~・・・何かトラブルでも起こらないかなぁ・・・。」
ミヤコ:
「・・・あまり そういうことを言わない方が良いですよ。
カヤ先輩に訓練メニューを組んで頂いた時も そうでしたが そういうことを言ってると───」
サンクトゥス分派 生徒:
「失礼、RABBIT小隊の皆様。 セイア様が お呼びです。」
ミヤコ:
「─── 嫌になるほど刺激的な目に合わせられることになります。」
モエ:
「うぇ・・・。」
モエは防衛室での鬼畜な訓練を思い出し、思わず吐き気を催した。
──────────────────── - 32二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 12:00:14
保守
- 33二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 18:00:13
保守
- 34二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 00:00:17
保守
- 35二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 06:00:14
保守
- 36二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 12:00:14
保守
- 37ホットドリンク大好き25/10/23(木) 15:49:58
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
カヤ:
『どうでしょう、ミヤコさん。 ・・・お楽しみ頂けているでしょうか?』
ミヤコ:
「逆に聞きますけど、楽しめていると思います?」
ミヤコ達RABBIT小隊は、未知の生態系が築かれた原生林に訓練と称して放り込まれていた。
空も地面も、果てには地下にも、凶暴な原生生物がひしめいている。
そんな中、ようやくミヤコ達はセーフハウスを築くことが出来たところだった。
カヤ:
『そうですか、お楽しみ頂けているようで何よりです。』
ミヤコ:
「・・・。」
ミヤコは立場も忘れて、通信越しの先輩を殴りたくなった。
セーフハウスの中で、ミヤコのジャブが宙を切る。 - 38ホットドリンク大好き25/10/23(木) 15:51:34
ミヤコ:
「それで・・・そろそろ お話頂いても良いのではないですか?
・・・なぜ、今回 突然 我々を こんなところに放り込んだのか。」
カヤ:
『突然? いえ、前もって約束したではありませんか。』
ミヤコ:
「?」
カヤ:
『シロとクロの異空間で共に戦った時、訓練をつける約束をしましたよ。』
ミヤコ:
「・・・あぁ。」
ミヤコは そういえば といった様子で声を上げた。
確かにそんな約束をした気がする。
しかし、想像していた訓練と実際の訓練の内容が乖離し過ぎていて、頭の中で その約束と今回の事件が結びつかなかった。 - 39ホットドリンク大好き25/10/23(木) 15:52:34
カヤ:
『それで・・・今回この原生林に放り込んだ理由・・・でしたね。』
カヤの声の雰囲気が変わる。
それなりの付き合いになってきたミヤコには、ここからは真面目な話になると理解することが出来た。
いや、先程までも本人としては真面目なのだろうが。
カヤ:
『ミヤコさん、強い生徒が戦闘不能に陥る原因として最も多いのは何だと思いますか?』
ミヤコ:
「・・・想定していない長期戦、連戦などでしょうか?」
カヤ:
『素晴らしい。
それもまた正解です。
しかし私は それも含めて、『想定外』こそが強者を〇す原因であると考えています。』
ミヤコ:
「『想定外』・・・ですか。」 - 40ホットドリンク大好き25/10/23(木) 15:55:33
カヤ:
『そう、『想定外』。
・・・例えばミヤコさん。
貴方の挙げてくれた『想定していない長期戦や連戦』。
・・・これは逆を言えば、想定できていれば切り抜けられたとも言えませんか?』
ミヤコ:
「全てを完全に想定することは不可能だと思います。
例えば今回の場合、短期決戦を想定した装備で長期の消耗戦を耐えることは不可能です。」
カヤ:
『おや、私は その状況下で相手の装備を奪って戦い抜いた生徒を知っていますよ?』
ミヤコ:
「・・・。」
カヤ:
『今、貴方と私の『想定』の明暗を分けたのは一重に経験です。
特に今回の場合は『装備が尽きたら相手の装備を奪えば良い』となる経験を持っているか否かで、土壇場の行動が変わってくることになります。
ミヤコさん、これは極めて重要な事実を指し示していると思いませんか?』 - 41ホットドリンク大好き25/10/23(木) 15:57:01
ミヤコ:
「『どんな状況でも手はある』・・・ですか?」
カヤ:
『その通り・・・要は経験です。』
───── (破裂音)
セーフハウスの壁を突き破って、黒ずくめの防衛室スタッフが雪崩れ込んで来た。
ミヤコ:
「─── っ! 総員、戦闘態勢!!」
カヤ:
『あぁ、言い忘れていましたが、今回この原生林のフィールドには あなた方以外にも防衛室スタッフが小隊規模で何チームも配置されています。
もし彼女達に敗北すれば、訓練は最初からとしましょう。
・・・さて、あなた方は いつ原生林から脱出できるでしょうね?』
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ - 42二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 00:00:18
保守
- 43二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 06:00:14
保守
- 44二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 12:00:14
保守
- 45二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 18:00:12
保守
- 46二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 00:00:14
保守
- 47ホットドリンク大好き25/10/25(土) 01:16:05
────────────────────
サキ:
「・・・あれは酷かったな。」
ミユ:
「何回も何回も防衛室の人達に蜂の巣にされて・・・うぅ・・・。」
モエ:
「正直 死ぬかと思った・・・。 ・・・もう二度とやりたくないなぁ。」
ミヤコ:
「しかし・・・カヤ先輩の言葉通り、経験を積めたことは確かです。
あの死線を乗り越えたからこそ、今の私達があります・・・─── 着きましたよ。」
ミヤコ達はセイアの派閥、サンクトゥス分派の生徒に連れられて、セイアの待つ医務室へと通された。
医務室といっても派閥の首領に相応しい格質を備えた個室であり、SRTにあるような機能性と許容量を重視した それとは まるで違う。
モエ:
「大っきぃ~・・・この部屋の施工費だけで武装ヘリ飛ぶんじゃないかな?」
サキ:
「当然だろう。
この中にいるのはトリニティの生徒会長の一人だぞ?
要人警護の観点から言えば、それだけ金を掛けた部屋に居てくれる方が助かる。」
モエ:
「あ~、そういう視点もあるかもねぇ・・・。
・・・ねぇ、案内の人。 この部屋の壁って撃ってみても───」 - 48ホットドリンク大好き25/10/25(土) 01:17:22
ミヤコと案内の人:
「「ダメです。」」
サンクトゥス分派の生徒(案内の人):
「・・・勿論 防弾ではありますが、
万一 内部にいらっしゃるセイア様に弾丸が当たればコトです。 ・・・お止め下さい。」
ミヤコ:
「その通りです。
私達はトリニティの警備体制をチェックしに来たワケではないのですよ。」
二人に強く言われ、モエは渋々引き下がった。
案内の生徒は それを見て安堵とも呆れともつかない(あるいは両方か)溜息を漏らすと、扉に備え付けられたドアノッカーで扉をノックした。
扉から鈍い音が鳴る。
セイア:
『入りたまえ。』
中から落ち着いた生徒の声がした。
その声の抑揚には、上流階級の人間特有の、有無を言わせない空気がある。
つい先程まで重症で意識を失っていたとは思えないプレッシャーに、RABBIT小隊の面々は緊張した面持ちになった。 - 49ホットドリンク大好き25/10/25(土) 01:19:07
サンクトゥス分派の生徒:
「・・・どうぞ、お入り下さい。」
案内の生徒は、扉を開けると頭を下げてRABBIT小隊に先へ行くよう促した。
ミヤコ:
「・・・。」
ミヤコは深く息を吸うと、トリニティの生徒会長の居室へと足を踏み入れた。
───── (扉の閉じる音)
ミヤコ:
「失礼しま───・・・っ!?」
セイア:
「あぁ、突然 呼びつけて すまないね。」 - 50ホットドリンク大好き25/10/25(土) 01:21:54
そこでミヤコが目にしたものとは───
─────(窓のフレームが軋む音)
セイア:
「早速なのだけど、ここ持っててくれないかい?
ベットの足に繋いだのは良いのだけど、どうにも不安定でね。」
部屋にあった予備の服やシーツ等を繋げて作ったロープで、窓から秘密裏の脱出を図るトリニティ生徒会長の姿だった。
──────────────────── - 51二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 09:00:15
保守
- 52二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 15:00:14
保守
- 53二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 21:00:12
保守
- 54二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 03:00:13
保守
- 55二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 09:00:14
保守