- 1二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:23:36
- 2二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:26:41
錬成陣は試したかい?王女(ニヤニヤ)
- 3二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:27:07
ジョジョを思い出した
空っぽなんだ… - 4二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:28:53
ささやき えいしょう いのり ねんじろ
- 5二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:30:03
賢者の石を忘れるでないぞ
- 6二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:30:45
もうそこに魂はないんだ
- 7二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:35:35
リオとヒマリも…か
- 8二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:36:31
もうそこに“命”はないんだ
そこにあるのは“命だったもの”なんだ - 9二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:46:35
キヴォトス壊滅してない?
- 10二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:48:45
つAED
- 11二次元好きの匿名さん25/10/20(月) 22:53:06
- 12二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 08:53:27
このレスは削除されています
- 13二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 08:58:32
- 14二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 09:00:43
笑う死体の山とか屍鬼コープスとかそんな感じになってるのがいるじゃないか
- 15二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 09:01:35
めんどくさくなったのか複数人混ぜ込まれたキメラがいるの草
- 16二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 10:30:25
- 17二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 10:49:14
死を認めず「何故?何故?」と蘇生を試み続けて心を失っていくアリスと
そんなアリスを見て、こんなのは間違ってると心を痛め続けるケイ
既にあるBADENDとは感情が逆になる展開とか見たくなる概念 - 18二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 10:55:28
エンジニア部やノアコユキは形すら残らなかったんだよね…
- 19二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 11:02:12
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 11:03:17
- 21二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 11:04:11
イシヘンジンとパラセクトのフュージョンさん!!??
- 22二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 12:07:21
怖っ
- 23二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 14:07:15
怖くて泣いたわ
- 24二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 14:19:25
さっきまで"命だったモノ"が辺り一面に転がるって事か
- 25二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 15:23:11
- 26二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 15:25:36
髄液めっちゃ足りない状態で蘇生させられたら地獄だと思うんだよね
- 27二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 23:16:17
まだ見落としているところはあるか…?
- 28二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 00:34:22
ほしゅ
- 29二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 06:16:27
保守
- 30二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 15:14:03
- 31二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 17:09:09
キヴォトスは変わり果ててしまった。
『トユウキリズオ』……力尽くで蘇生させられてしまった亡骸融合体への作業を終えたケイは、シャーレオフィスの地下、自身の所属するミレニアム専門セクションのメインルームで、無糖コーヒー風味に加工された機械油を飲みつつ嘆息する。
モニターに映るリオやユウカなどの遺体の混合物はケイが作業をしていた時から変化は無く、複数有る頭の全てに虚ろな笑みを浮かべて口元から得体の知れない液体を垂らすばかり。
その隣のモニターには『なんでもできたよ先生して差し上げます』……かつてはエンジニア部と呼ばれていた霊的実体の群れが時計の針の如くゆっくり首を360°回しながら佇んでいる様子と、最近地上から救出されたばかりの機械住人がおっかなびっくり作業に当たっている様子が映っている。まあ、その内慣れるだろう……慣れざるを得ないと言うのが正しいか。慣れなければ死ぬからだ。
更に隣には『最も新しきオールドレディ』……ヒマリと呼ばれていた存在が瞬き一つしないまま、どんよりと煙った収容室の内で入り口を見つめ続ける様があった。
収容対象らに異常が無いか見回していると、隔壁が開き、キヴォトスがこうなってしまう前はケイと敵対していたデカグラマトンのエンジニア3人娘が入室してきた。
3人共に酷く疲れ果てた顔をしており、ケイに気付くと揃って無言のまま会釈し、機械油を摂取し始める。ケイのものとは違い、フルーツジュース風味に加工されたものだが。
ケイも軽く会釈を返しただけで、特に会話を交わしたりはしない。
注意深くモニタリングしている最中、地下全域に警報が鳴り響き、シャーレ統括AI達が通信を繋いできた。
「大変です皆さん!トリニティ区画で非常事態です!」
「緊急。『キャスパリーグ』が作業結果悪く脱走。連鎖脱走した『星屑となった騎士王』と交戦中の為、鎮圧難航。他区画の上級エージェントは直ちに急行して下さい」
4人は顔を顰める。猫型収容対象は脱走から一定時間を過ぎるとゲヘナ区画より『ネコマニア』を引き寄せ、それに釣られて『今日はアウトロー』、『カリフォルニア』、『ボンバーガール』まで連鎖脱走するからだ。
上級エージェントである4人は各々の武器を携え、即座に飛び出していく。
壊れてしまって直せる当ても無い暗澹たる世界で、それでも未来を手にする為。 - 32二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 22:37:28
怖い怖い怖い
- 33二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 22:51:25
- 34二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 22:58:39
偏った感情を注入しなきゃ。
- 35二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 00:44:53
カオスすぎる…
- 36二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 06:07:07
たしかに
- 37二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 15:15:21
ハルカが別作品になってるじゃないか
- 38二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 23:35:00
怖ぇ…
- 39二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 06:25:56
ほしゅ
- 40二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 12:52:39
保守
- 41二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 18:00:58
アビドス区域に鳴り響いた警報により、カイザー理事……とかつて呼ばれていた本名不詳の機械男は目を覚ました。武器も防護服も装備したままだから、いつでも非常事態に対応できる。寝ていた場所はメインルームの床であり、雑魚寝だ。
彼が所属するセクションは収容対象が他に比べて格段に少ない。だが他のセクションの者らは、地上から救助されたばかりの新入り以外羨ましがりなどしない。数が少ない所為かどうなのか、収容対象は厄介なものばかりで、作業難度は最も簡単なものですらINSANEだからだ。新入りが作業しようものなら即座に発狂、もしくは眷属へと作り替えられた上で脱走される。
『ウヘウヘ親父』から突然変貌した『暁』。『死んだ会社の葬儀』。『大きく悪くなったスナオオカミ』。『あなたは強い奴ですか』。『過ぎ去りし日の猫入り袋』。『○月×日の病室』。そして死んだとばかり思っていたがどうやら生きていたらしいあの娘が変化したアレ。
どれが脱走したかによって対応が変わってくる。他の区画の上級エージェントの手を借りる程度で済めば御の字で、最悪『ウヘウヘ親父』が変貌し、プレジデント達が彼の目の前で八つ裂きにされたあの日のように、エージェントのみならず他の区画の友好的な収容対象を掻き集めてこなければならない。
そしてメインルームから飛び出した彼の目の前を、一般シャーレ事務員達がパニックを起こしながら走り去ってゆく。
「ひいいいいわけがわからねェ!おっぱいだ!女の人のおっぱいだ!!」
「アイエエエ!ブーブスの化け物めーッ!」
それだけで彼は何が脱走したか理解した。『ユメ見る流れ』だ。
人々が逃げてきた方向へ向かうと、アザラシのようなシルエットの巨体が見えた。その巨軀の大部分は、狂気的なまでに巨大化した乳房で占められていた。
アビドス前生徒会長だったものは、尋常ならざるサイズにまで肥大化した乳房を海獣類の鰭のように用いて辺りを這い回り、逃げ惑う事務員達を乳房で押し潰しつつ己の内に呑み込み、アビドス生徒と言う名の眷属へと産み直して回っている。
理事だった機械男が武器を向けると、『ユメ見る流れ』は敵意に気付き、怖気立つ薄笑いを浮かべ。
「ホシノちゃん?ホシノちゃん?ホシノちゃん?ホシノちゃん?お元気でね!」
そして鰭代わりにしている部位から夥しい白い液体を噴きつつ、凄まじい勢いで突進を仕掛けてきた。 - 42二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 00:28:05
カオス…
- 43二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 01:36:12
まるでプロムンのロボトミーコーポレーションだな…
あれより規模でけぇけど - 44二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 10:39:08
でも異形化したユメパイのユメパイに押し潰されてからのアビドス生への産み直しはされてみたい
- 45二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 11:23:08
ほしゅ
- 46二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 17:33:16
保守
- 47二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 22:44:19
ほしゅ
- 48二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 00:48:42
保守
- 49二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 05:14:54
『裸の付き合い』によって掘削機型眷属へと変貌させられた事務員を始末し終えたパンちゃんが、ゲヘナ区画を跳ね回る。
『母なる牛』への作業を終えた直後に鎮圧に従事する羽目になった為、時間が押していた。メインルームへ帰還する間を惜しみ、予定されていた訪問順を変え、そのまま手近な作業対象へと向かってゆく。
彼にとって『母なる牛』と同様、関わりの深い収容対象。『給食部のトラック』。キヴォトスが壊れたあの日、美食研究会及び給食部部長と共に世界の狭間に墜ちて消滅し、後に乗員共々異常存在となって発見されたもの。
この収容対象には一つ厄介な点がある。トラックの陰から姿を覗かせる美食研究会だったものの人数と順番が日によって異なり、それによってどの作業が最適かが変化するのだ。最適でない作業を行うと、確実に脱走する。
モニターに映っていたのは、車体の下からピクリとも動かず真顔で監視カメラを見つめるハルナと、荷台の中から顔を覗かせては引っ込めるのを繰り返しているジュンコの2人だけ。つまり供養が最適作業となる。
収容室に入り、尚もカメラだけを見つめるハルナ、虚空に支線を向けながら上下するジュンコに哀悼の意を捧げようとして。
運転席の引き裂けたシートの中からアカリの顔が、ボンネットの砕けたエンジンルームからイズミが覗いている事に困惑した。
そしてフロントガラスにもうっすらと、フウカと思しき影が映り込んでいる事に気付いた。
初めての事象だ、少なくとも彼は見た事が無い。即座に体内へ呑み込んである通信機を用いてシャーレ統括AIへ連絡を取る。
「えぇっ!?そんな事今までありませんでしたよ!しかもフウカさんまでなんて!」
「形態が変わっている以上、最適作業も変わっていると考えるべきです。しかし作業せず退出すれば脱走は確実。一先ず供養が最適か確かめてみて下さい」
尤もである。白黒AIの指示に従い、供養作業に取りかかろうとして。
「ジュリ……」
言葉を発しない筈の収容対象から聞こえてきた声に視線を上げると、給食部部長と美食研究会の4名が表現する事すら憚られる姿へと変貌し、損壊したトラックに乗り込み、老若男女複数人の断末魔を重ねたようなエンジン音を響かせた所だった。
どういう事なんだ、まさか『母なる牛』と続けて作業を行った所為か。
最期に浮かんだ疑問を払拭できないまま、パンちゃんはタイヤに潰された。