- 1二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:20:35
直義受け専用スレです
感想・考察・妄想・パロ・創作等、直義受けであればなんでもOK!
直義受け以外のBL・NLカップリングは禁止
リバ・直義以外のキャラも受けになるネタや直義受け関連以外の歴史考察はNGです
性行為・カップリングは一行目に注意書き&ワンクッション置いて下さい
女体化・グロネタ・パロ・公式NL前提ネタ等人を選ぶ内容も同様にお願いします
逃げ若以外の足利作品も大歓迎ですがジャンプカテのため基本的に逃げ若中心を各自心がけましょう
逃げ若以外の作品の場合、最初に何の作品か明記してください
直リンクは禁止(テレグラフ等を挟むかhttpのhを抜く)、存命中の人物名とその著作物名は伏せ字等で検索避けをして下さい
ただし当スレ内で作者本人から事前紹介があった同人作品へのリンク・感想は可とします(その旨を一行目に明記して下さい)
このスレの中の妄想や考察を他のスレに持ち出して迷惑を掛けないようお願いします
荒らしは通報・スルーを徹底。スレ主さんは可能であればできるだけ荒らしレスの削除をお願いします
個人の解釈の否定は禁止です
過度なキャラsageも同様ですが、それらを指摘する際は柔らかく丁寧な言葉遣いでして下さい。受け取る相手への配慮をお願いします
次スレは>>190付近で立てられる方が立ててくださるようにお願いします
平和に楽しく直義受けを語りましょう!
前スレ
【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part99|あにまん掲示板直義受け専用スレです感想・考察・妄想・パロ・創作等、直義受けであればなんでもOK!直義受け以外のBL・NLカップリングは禁止リバ・直義以外のキャラも受けになるネタや直義受け関連以外の歴史考察はNGです…bbs.animanch.com - 2二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:21:39
この掲示板は、規約で以下のようになっております。
「悪質だと判断された場合はユーザーを規制することがあります。」
「意図的かつ悪質な荒らし行為はユーザーへの連絡なしにプロバイダに通報及び情報開示請求の対応をしています。」
「削除された云々に関わらず画像やレス情報のログを保管しています。」
何かがあったときは掲示板上部の問い合わせフォームをまた活用してください。
テンプレの検索避けについては話し合いを経て今の形に落ち着きました。同じ話の繰り返しになるため検索避けについての議論や蒸し返しはしないで下さい
経緯を知りたい方は過去スレPart54・55を参照
【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part54|あにまん掲示板直義受け専用スレです感想・考察・妄想・パロ・創作等、直義受けであればなんでもOK!直義受け以外のBL・NLカップリングは禁止リバ・直義以外のキャラも受けになるネタや直義受け関連以外の歴史考察はNGです…bbs.animanch.com【腐向け閲覧注意】足利直義受けスレ part55|あにまん掲示板直義受け専用スレです感想・考察・妄想・パロ・創作等、直義受けであればなんでもOK!直義受け以外のBL・NLカップリングは禁止リバ・直義以外のキャラも受けになるネタや直義受け関連以外の歴史考察はNGです…bbs.animanch.com - 3125/10/21(火) 17:23:54
- 4二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:30:10
立て乙です!100スレ目おめでたい!
- 5二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:32:38
DJ兄上と歌ってる?ラップしてる?ノリノリ直義ほんとすき
- 6二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:52:23
- 7二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 17:59:24
- 8二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:00:17
- 9二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:09:16
前スレで190を踏んでしまった者です
スレ立てありがとうございます!!
アニメ2期は庇番も見れそうで楽しみ - 10二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 18:24:24
現パロ兄弟の幼少期も一見違う服だけどよく見ると半ズボン吊ってるサスペンダーが同じとか襟元やソックスのワンポイントが同じとかの
さりげないおそろコーデを着せられていたら可愛い
直義がちっちゃい頃はいつも兄上が手を繋いであげてる
- 11二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 19:02:02
立て乙です!パート100めでたい…!
本編の展開について色々言われてるようだけど、自分は直義様が退場してから見守るモードに入ったのでわりとメンタル安定してる
取り急ぎ恵源様のいがぐり頭なでなで - 12二次元好きの匿名さん25/10/21(火) 22:47:50
TSHパロ ★100スレ目、おめでとうございます!
主要人物:楠木正成・楠木正儀・元歌い手
~1335年1月 祈祷と襲撃#43~
この時代、たいていの人間は限られた範囲でしか行動しない。そのため話すことばには、生まれ育った土地のアクセントがぬけないものだ。
「うまく真似ようとしていますが、諏訪のことばではありません」
少年は、首をよこにふる。
「妾の、昔の『お客さま』に、諏訪のおえらいかたがいましたが、振舞いはともかく、ことばをくらべると、とてもきけたものではありません」
握り飯を咀嚼しおえた河内守護は、それで。と、少年を促す。
「鎌倉の子です」と、少年は断言した。
「それにあの顔。北方探題さま(北条仲時。彼の母は、時行の父の姉になる)に似ています」
人気商売の基本は、一度会っただけでも、客の顔と名前を覚えておくことにある。閨の技術や、歌声だけではいつか飽きられる。みやこで少年が何年もトップにいたのは、そういった地道な努力もあったのだ。
「たしか、北方探題には幼い息子がいたな」
2年前、行方をくらましたまま、まだ捕まっていない。その子供の可能性が高い。だが証拠はない。それに元服もしていないこどもを手にかけるのは、河内守護の趣味ではない。
この話はここまでだ。と、懐から書状を取り出した。弟に飯を届けがてら、これを。と少年にわたす。その足で、弟といっしょに楠木の里へ帰れ。と命じた。
「みやこも危なくなってきたからな。おなごとこどもは、いまのうちに、目立たぬようすこしずつ逃がしておきたい」
「かしこまりました、大旦那さま」
ひとりでしばらく思案していたが、それも幼児の元気のよい声で破られた。軽い足音がする。走ってきたのは、三番目の息子である。口のまわりには飯粒がたくさんついていた。その後ろから「また賄いのごはん、つまみ食いして!待ちなさい!」と妻の怒鳴り声が追いかけてくる。
「母上を怒らせるとは、なかなかやるな。次郎左」
へへ。と、息子は頭をかき、無邪気に笑った。
「ちちうえも!」
父の体にぴょんと飛びつき、その鍛えた体を蹴り上げた反動で、ちいさな体を宙に弾ませ、ひろい肩まであっという間によじ登る。
では。と、よく似た父と息子は、おたがいに顔を見合わせた。
「『三十六計逃げるに如かず』や」
父の肩の上の幼い息子は、ちいさな手をうちあわせた。
「「ほな、逃げるで!」」 - 13二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 08:30:11
おはようございます直義様
今週は寒そうなのでお風邪など召されぬようお気をつけ下さい
えっ兄上がぎゅうぎゅうにハグしてくるので寒がる暇がない…そうですか… - 14二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 16:46:15
Xにてあのまま北条が続いてたifとして
尊氏は義詮が13歳くらいで当主交代で隠居不可避
直義は早々に出家して学業極めるのではという予想を見た
で、浮雲山のロス◯リネという概念が浮かびました(古い)
直義様、お山で崇められて女王様状態になってるお姿がありありと目に浮かびますわ
メッチャお坊さんにモテモテで「白椿の君」とか呼ばれてそうで(笑)
これは尊氏が絶対に許さないifやっぱ北条滅ぶべし
世代じゃないんで周防監督作品→原作漫画→元ネタ風木
という逆で知った
◯スマリネ直義概念面白過ぎてw - 15二次元好きの匿名さん25/10/22(水) 23:41:53
現パロ ポメガバース もろただ
直義とn度目の喧嘩をしたモロちゃん
(まったく、あの方も口の減らない…俺の言うとおりにしていればいいものを)
口論の内容を思い返したモロちゃんのこめかみに青筋が浮かんだ時、足元にフワッと温かいものが触れた
「! …ポメ義様」
「キャン!」
いつの間にか側に来ていたポメ義がしっぽを振りながら常と変わらぬ愛らしい笑顔で見上げてくる
(さっきまで人の姿だったのに急にポメ化するとは、体調でも悪かったのか…?いや、俺と喧嘩したストレスが原因か…)
そっと屈んで抱き上げてやると、ポメ義は柔らかい被毛に覆われた首を伸ばしてモロちゃんの顎先をペロペロ舐めた
「フッ。人の貴方より全ポメ製の貴方の方が…フワフワだし可愛げがある。世話する手間はかかるが生意気でないのが最高に良い」
「クゥン…?」
「何でもありませんよ。…人の時の貴方もこれぐらい素直だと助かるのですがね」
表情を和らげたモロちゃんがポメ義の温かい小さな頭を撫でる
するとポメ義は自分からその手に頭を押し付けるようにして伸び上がってきた
「フフ、今日は貴方のために牛ヒレ肉でも茹でましょうか。旬の薩摩芋も召し上がりますかな」
穏やかに語りかけながら膝の上に横たえたポメ義をモロちゃんがモフモフと愛でていたその時…
ボンッ
愛らしいポメが人間の青年に変わり、二人は無言で見つめ合った
ポメ義にそうしていた名残でモロちゃんの指がつい直義の顎下をくすぐってしまうと、直義は喉の奥から「あっ」と上ずった声を上げ、
次いでそんな声を上げてしまった自分を恥じるように顔を真っ赤にしてモロちゃんの手を払いのけた
「……」
「……」
起き上がった直義は無言でずんずんと部屋の出口に向かい、その背に向かってモロちゃんが「チッ」と大きく舌打ちをする
それに言い返すかのように、部屋を出た直義がピシャッ!と音を立ててドアを閉める
(…兄者も直義様も。お互いもうちょい素直になりゃいいのになあ…)
部屋の一角でスポーツ誌に目を通しながら二人のやりとりを聞いていたヤッスは、人生でn度目のそんな思いを胸によぎらせるのであった… - 16二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 08:08:19
えげん様のいがぐり頭はふわふわなのかざりざりなのか?
直義様の髪を下ろした姿もっとみたかったなー - 17二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 15:15:00
ほしゅいがぐり
- 18二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 19:54:29
- 19二次元好きの匿名さん25/10/23(木) 23:41:18
子供の頃の2歳差って大きいよね
兄上はきっと2歳下の弟が赤ちゃんだった頃からずっと見守ってきて
小さくて柔っこくてまだ何もできない守るべき存在だった頃の面影をいつまでも憶えているんだろうな
だからお互い四十代妻子持ちになった後も兄上の目には直義が無邪気で無垢であどけなく見えるのも仕方な……しかた……
どうだろう………
- 20二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 09:08:47
庇番と直義
渋川殿の回想で倒幕時代の直義とのシーンが描かれてたけど
庇番って一門の有望な若者を集めてたみたいだから直義とは前から面識があったメンバーも多そうだよね
麒麟児まごじろーがずっと憧れていた直義様のもとで働けることになって、
父上から「よいか孫二郎。世が世なら我が家は足利宗家の本流を継いでいてもおかしくない立場なのだ。
上司とはいえ無闇に直義殿にへりくだることなどあってはならぬ、まして他の家の者共に頭を下げるなど以ての外でうんぬんかんぬん」
とか説き聞かされるのも上の空でうきうきしてた時期とか
岩松と直義のファーストコンタクトは女侍らせて酒飲んでた不良をお堅い風紀委員長が注意する的なあれで
第一印象はお互い(こいつやりづらそう…)だったみたいな庇直それぞれのエピソード0が気になる - 21二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 14:32:34
本誌ネタ尊直
現パロでは兄がDJや893で弟が教師や政治家なの正反対過ぎてこの時点でもう美味しいんだけどここから転生か現パロか兄弟か他人か色々なシチュがあって無限に味がする
とりあえず記憶無しで転生して教師やってる直義がある日突然黒塗りの高級車に連れ込まれて混乱してたらめちゃくちゃ怖そうな格好のお兄さんに「会いたかったぞ直義~」って泣きながら抱きしめられて固まってるところが見たいです - 22二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 18:23:11
本誌ネタ尊直 レス
兄上と出会って直義の記憶が戻るのか戻らないのかでもルート分岐しそう
戻らない場合はそのまま拉致って幽閉なのか何度も接触して地道に距離を縮めていくのか…
最近アニメから入ってカ○オケ行こ!を読んだから堅気の直義が裏稼業の兄上に振り回されるのもありだと思います
兄上が返さないでいいぞ~って気軽に貸してくれた腕時計を後で直義が調べたらうん百万円の高級腕時計で度肝を抜かれてほしいし
最終的に兄上は直義の名前を腕に彫ってほしい
- 23二次元好きの匿名さん25/10/24(金) 23:50:27
泰直
兄上もモロちゃんも不在の夜、ヤッスの閨を忍んで訪れる小袖姿の直義
「…直義様?どうなさったんですかい」
「今夜は兄上も師直もいない。だからお前と…いいだろう?」
「ククク、またですかい。困ったお人だ…俺ぁいつでも構いませんがね」
ニヤリと笑ったヤッスが衾をめくって手招くと、直義はいそいそとその傍らへ身体を滑り込ませた
そして二人は熱く抱き合い…
「「zzzzz…」」
寒い夜は暖を求めて人の寝床に潜り込んでくる猫ちゃん系御舎弟直義とヤッスの泰直
兄上がいる時は兄上、兄上がいない時はモロちゃん、モロちゃんもいなければヤッスの寝床に来る模様 - 24二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 09:21:40
兄上の中の神くんってもしかして893パロとかそっち系の趣味をお持ちだったりする?
兄上…いちゃらぶから監禁プレイまで幅広い尊直に対応 受けはあどけなくて可愛い♡ 虫直は地雷
モロちゃん…主従逆転ごっこが高じて御所を巻いた 剃毛プレイ 監禁プレイ
雫…もろただ固定 攻め以外の男に心を向ける受けは解釈違い
神くん…893パロ愛好家
各々の性癖も大分明らかになってきたなあ(?) - 25二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 10:14:09
- 26二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 18:37:31
恵源様のいがぐり頭なでなで
- 27二次元好きの匿名さん25/10/25(土) 23:16:37
TSHパロ ★遅くなりましたが、本誌のあのシーンです。
主要人物:尊氏
~1335年1月 祈祷と襲撃#44~
『それ』が起きたのは、月明かりが煌々と、みやこの夜道を照らす夜のことだった。
『造大内裏行事所』の発足。そして、それとだきあわせる形で、『銅銭』の『乾坤通宝』と、日の本で初めての『紙幣』である『楮幣』というふたつの貨幣が発行される数日前のことだ。
乗馬した兄は、河内守護の邸へ向かっていた。護衛として、執事とその弟、そして何人かの郎党が、前後と両脇をかためていた。だが、郎党がひとり、ふたり、と口実をもうけては、すこしずつ引きはがされていく。
―――退屈して、飽きはじめていたが、すこしはおもしろくなりそうだ。
そこに『河内守護』が近づいてきた。へこへこ、と頭をさげ、宴にお招きしたのに、こちらの不手際で申し訳ない。いったん、別行動をとっていただきたいでござる。と、高兄弟に低姿勢で謝罪する。
足利を軽く扱うともとれる対応に、執事は、渋い顔をした。そのうしろにいる執事の弟も、場にふさわしい行いもできぬ成り上がりものが。と、侮蔑にみちた表情になる。北条氏が健在であったころは、おくびにもださなかった反応だった。
「殿」と、執事は、うかがうように兄をみる。
かまわない。と兄は、ひらひらとおおきな手をふった。宴に遅れたこちらが悪い。と『河内守護』に、陽気に片目をつぶる。
執事は頭をさげ、おのれの弟とともに、その場を離れる。先触れのものに導かれるままに、角を曲がり、武勇にすぐれた高兄弟のすがたはみえなくなった。
兄は、とうとうひとりになった。路地の奥に入る。完全に人の気配がなくなった。月の光も届かない。
だが兄の胸にあったのは、いくさともいえないが、いまは『面』をつけずにふるまえる。という解放感だった。
墨のような闇の中、兄の厚めの唇が、残酷につりあがった。鏑矢を放つことにする。
―――さあ、『遊び』をはじめよう。
兄は、目の前をゆく『偽物』の『河内守護』の背中に、「さて、どうされる」と、上機嫌に、からかうようにことばを投げかけた。こちらをうかがっているちいさな黒い影にもだ。
「そこに隠れている君もだ!」
それが合図だった。築地塀のうえから、兄にむかって、必殺の矢が放たれる!闇夜にまぎれるよう、矢羽根も篦も、鏃までもすべてが黒く塗られた矢だ。
「高氏、命を献じよ!」 - 28二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 00:52:59
史実兄上
直義亡くした兄上が京に帰った時、思い出の三条邸は南朝に燃やされちゃった後だったんだけど、気前の良いはずの兄上は、怨霊こわい義詮はもちろんとして他の誰にもその空き地をあげなかったんだよね
三条殿と呼ばれた直義の権威を利用されては困るって考えたのかもだけど、思い出が上書きされて過去のものにされるのが嫌だったのかも
兄上が58年に亡くなって、翌年59年の正月が明けてすぐに基氏が直義と同じ左兵衛督になってるのも、兄上が亡くなった後の幕府の権威を上げようとしただけではないのかもしれない - 29二次元好きの匿名さん25/10/26(日) 10:41:05
現パロ 人面瘡ネタ
「兄上、少しよろしいですか。次回の会合の件でご相談が…」
とドアを開けた瞬間、大きな姿見の前に立つ兄上を見て腰を抜かしそうになった直義
「ヒッ…!」
「た、た~だ~よ~し~!?来ていたのか!あっ、いやすまん、お前ならいつ来てくれても歓迎だが…!えーと、な、何か用があるのだったな!」
「は、はい、そのつもりで参りましたが…そんなことより兄上、そのお背中はどうなさったのです!」
「あ~、これはその…えとえと…」
兄上が焦った様子で身体の向きを変え、背中を隠そうとする
しかし背後に姿見があるため直義の位置からはその後ろ姿が丸見えだ
一言で言えばそれは背中一面に浮き出た異形の人の顔のようなものであった
二つの大きな目玉とその周りに更に無数の目玉、鼻のようなものに鋭い牙が並んだ口のようなもの
無論それが本物の顔であるわけはないが、目玉の一つがぎょろりと動いてこちらを見たような気がして、怖いものが苦手な直義は震え上がった
「そう、これはあれだ…ハロウィンの仮装を何にしようか考えていて!」
「ハロウィン?」
「うむ、背中に特殊メイクを施して脱いだらびっくり!という趣向でな~!だがこうしてお前にはもうバレてしまったことだし、
当日は何か別の仮装をするとしようか!ははは…」
「そういうことでしたか。私はてっきり大きな腫物か何かかと…あっ、今鏡に映った顔がニコッと笑った!?」
「き、筋肉だ筋肉!我がいま背筋を動かしたからそう見えたのだ!…直義、とにかく心配させてすまなかった。
背中のこれは風呂で洗って落としておくから、もう気にしないように」
「はい。…ええと、何の用で伺ったのでしたっけ…すみません、少々疲れたので一度休んでからまた来ます…」
直義はショックが抜けない様子でふらふらと戻っていった
背中のそれが本当に特殊メイクなのか別のものかは兄上のみぞ知る…