人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
会社の男性用トイレで用を足していたら、あとから仲のいい同僚が隣に立った。それはいいのだが、「昨日の会議での部長の発言、どう思う?」と込み入った話を振ってきた。
自分はすでに用を終えたのだが、話はまだ終わりそうにない。しかも個室には誰かいる気配で、その存在も気になる。いろいろ微妙な状況だが、どう対処するのが適切か?
(A)「ちょっと待ってね」と手を洗う場所に移動して、話の続きを聞く
(B)「ごめん、人を待たせているから」と話を打ち切って、トイレを出る
(C)同じポーズのまま「急に暑くなったよね」などと強引に話題を変える
(B)「ごめん、人を待たせているから」と話を打ち切って、トイレを出る
(C)同じポーズのまま「急に暑くなったよね」などと強引に話題を変える
正解は……
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B
× (A)「ちょっと待ってね」と手を洗う場所に移動して、話の続きを聞く
◎ (B)「ごめん、人を待たせているから」と話を打ち切って、トイレを出る
△ (C)同じポーズのまま「急に暑くなったよね」などと強引に話題を変える
解説
会社の男性用トイレで隣り合った人と、どんな会話をかわすのが適切なのか、あるいは沈黙を貫いたほうがいいのか……ビジネス社会では長年にわたって模索が続いています。
さらに、誰かの悪口を言っていたら、当人が個室にいたという悲劇も後を絶ちません。
あとから入ってきた同僚は、切り上げづらい込み入った話を振ってきただけでも十分にマナー違反ですが、個室に第三者がいることを意識していない点もかなり迂闊です。たとえ素っ気なくても、ここではBがもっとも無難で安全な対処と言えるでしょう。
Cも果敢な切り返しですが、今度は“その場所”を離れるタイミングに悩まなければならなくなります。礼儀正しいAだと、自分も相手もリスクを背負うことになりかねません。