幽霊が同居しようとしてきたので、全力で阻止した。

申し訳ございません。実体験であるというのに、作者様は大層恐ろしい思いをなさったでしょうに、後半の運びのコミカルさに思わず笑ってしまいました。何はともあれ、作者さまに機転の利くお母さんがいて良かった。無事に同居を阻止できて何よりです。

ストーリーが前編と後編に別れていますが、このギャップがとても良いバランスで、読んでいて飽きません！壮大な出会いと別れの物語、楽しませていただきました。

ただ………実際問題、この状況はかなり怖いですっ！

夜中、何か読んでから寝ようと思い、太陽てらさんの『幽霊が同居しようとしてきたので、全力で阻止した。』を読んでみた。

前半に震えが始まります。（恐怖のせいで）
後半にも震えが起きます。（笑いのせいで）

執筆者の体験したお話でございます。

前半
真夜中にトンネルで肝試しをしようと言い出す、作者の友人さん。
もう「トンネル」と言う言葉だけで、肝が冷えるというのに。
そのあとに起こったこと……！　

作者とともに体験しているような気分になれます。

後半
帰ってきた作者。目覚めると、あいつがいるのです。
そう、タイトルに書かれている「幽霊さん」とのご対面。
もう、もう！　怖すぎて、作者の勇敢な…続きを読む

前半は、オーソドックスな怪談話。怪談モノにしてはサラサラとしたテンポ感におや？となりながらもグッと掴んでおいて、二話目で一気に炸裂！

無駄のないコメディ仕立ての展開に舌を巻きつつ、ちゃんとツボを抑えたホラー感も同時に味わえます。

作者様とお母さんに、和製ゴーストバスターズの称号を贈ります。

前編と後編に別れた怖い話。
前編はまさしくこれはホラーだと言える雰囲気で進みます。
ありがちな肝試しからの恐怖体験。
作者様の文章に引きずられるようにして、私も肝だめしメンバーの一員になったかのような錯覚を受けて、夢中で読みました。

そして後編。ついに作者様と幽霊のご対面。それからの作者様の行動が……。
勿論必死なのも、怖いのも、文章からびしばし伝わってくるのです。伝わってくるのですが……。
ただ読むだけで良い私からすればもはやコメディ。
一人にやにやしながら、最後まで読ませて頂きました。

作者様には悪いのですが、とても面白かったです。

怖い。
面白い。
怖い。
面白い。
けど半端じゃなく怖いよ。

かつてこんなホラーがあっただろうか。無いです！

切羽詰まったこの状況、のっぴきならない冗談にもならない状況でとった作者様の行動とは。

Σ(||ﾟДﾟ)ﾋｨｨｨｨ

皆さん、その目で確かめて下さい。
是非ともです。

作者様の勇気に敬礼(｀･ω･´)ゞ
私には無理です。「あの」横を通れません…


…それだけのっぴきならなかったのですね(笑)

笑えるホラーとは何でしょう？
もはや新ジャンルを開拓したかのような新鮮さです。
いや、本人にとっては恐怖体験だったのでしょうけども、私としては大変面白かったです。
何が面白かったか？　それは皆さんの目で確かめてみましょう。

肝試しから始まるストーリーですが、作者さまの描写力により、生々しい怖さを味わえます。

その後の退治編は、……、読んだらわかります。ただ、一つ言えることは、塩を提案した○○が実は最強過ぎてある意味怖いかも知れません(笑)

この雰囲気で何故か笑ってしまうストーリーもある意味最恐かもしれません(笑)

事実は小説より奇なり、是非、皆さまも一読して、腹を抱えて、ではなかった、背筋を震わせてください！