概要
始まりの舞台は2019年、東京。繰り返す悪夢に悩まされる不眠症気味の医大生・亜由美は、暴漢に絡まれているところを日米ハーフの超能力JK・サラに助けられる。
しかしそれは、東京の闇社会を跋扈する超能力者たちとの戦いに身を投じるきっかけにすぎなかった。
一方、警察と連携して超能力者を狩る私立探偵・杏子は、独自に事件の捜査を進めていく。
交錯する彼女たちの運命は、どこへ向かっていくのか――。
Pixiv 小説( https://www.pixiv.net/users/79747108 ) に投稿しているものを加筆・修正しています。チャプター4以降はこちらメインで投稿していく方針です。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!🧪科学理論に裏打ちされた異能バトルと人間ドラマが交錯する、熱い群像劇💥
現代東京に潜む異能者たちの戦いと絆――🗼⚔️
『オルタナティブ・レイヤー』は、現代東京を舞台に、超能力者たちの戦いと絆を描く、緻密で熱量の高いSF×ファンタジー×サスペンス作品です🧪📘
力を持つ者がどう生きるか、日常の裏に潜む非日常との向き合い方――そして、人間関係の複雑さと絆の可能性🗼🌃
超能力という“異能”は、単なるバトルの道具ではなく、登場人物たちの生き方や選択に深く関わっています💃🔥
また、登場人物たちの運命が交錯することで、「力を持つことの責任」「正義とは何か」「命を懸けて守るものは何か」が問われていきます💥💔
科学と感情が交錯する、緻密で熱い群像劇🧠⚡ - ★★★ Excellent!!!境界線の向こう側、日常に潜む非日常
この作品にハマる理由は二つ。
ひとつは、科学的に裏打ちされた超能力の仕組み。
そしてもうひとつは、その力をめぐって描かれる、切なくて熱い人間ドラマ。
この作品に出てくる超能力には「オルタナティブ・レイヤー」や「境界空間」などの理論が背景にあって、説得力が違う。
戦いも力押しじゃなくて、頭脳戦になる。
相手の能力の性質を見抜いて、弱点を突いて、自分の力を応用する。そういう駆け引きが面白い。
主人公の亜由美が敵の能力を逆手に取って勝つシーンは爽快感がある。杏子が相手の力を奪って利用するスタイルもクールでかっこいい。
戦闘シーンはどれも緊張感たっぷり。
でも、いちばん心に残るのは人間ドラマの部…続きを読む - ★★★ Excellent!!!超能力って、本当にあるんだ……!!!
とにかく、とんでもないリアリティです!
超能力って本当にあるんだ、ついそう思ってしまいます!
〈催眠〉で相手の脳の中に侵入していく感覚、〈身体強化〉でビル群を飛び越えていく感覚……実際には起こり得ない事象を、感覚レベルで詳細に伝えてくるその描写力には圧巻される他ありません!
そして、詳細を極めに極めた設定……特にチャプター2の境界空間〈リミナル・スペース〉についての説明は、これぞSF!と思わず叫んでしまいました!
超能力者の社会的な立場について真摯に考え抜いている点も、SF好きな方々にはハマるかと思います。
さらには、登場人物たちの日常風景や会話のやり取り。
主人公・神前亜由美を通して…続きを読む - ★★★ Excellent!!!現 実 の レ イ ヤ ー を 超 え て ゆ く !
異能者たちの群像劇です。
古き良きラノベのテイストを持ちつつもアップデートされた世界観が感じられます。
作中では注力された情景描写が物語に厚みを与えつつ、情感ある台詞の土台となっています。
またそれと共に日常の世界が非日常のそれへと変遷する描写に現実味を与えてくれてもいます。
能力を得て常人より高次のレイヤーにある者が一般社会のレイヤーから隠れた場所。いわば下層のレイヤーで暗闘する。
これらの描写から、現実はいくつもの階層にあるという考えが感じられ、タイトルにも繋がるのでしょう。
作中の最大の特筆点でもある異能。
これはある意味ポピュラーな種類がほとんどです。
明らかなのは催眠や念…続きを読む - ★★★ Excellent!!!抑えがたい高揚感と誘惑
(このレビューは、チャプター1にあたる冒頭17話を読んだ時点で書かれています)
本作は、果無 可惟 Haténashi Kai さまのカクヨムデビュー(?)作。現在チャプター4、全100話が公開済です。
カクヨムでは昨年12月中旬から掲載(転載)開始ですが、2か月足らずでもう300近くの★を集めているのも納得の面白さ。文章が洗練されていて読みやすく、後でも書くようにとても「リアル」な世界観です。
「リアル」ではあるものの、メインのキャラたちはみな超能力の持ち主。彼女たちが「能力を駆使して悪と立ち向かう!」的な話と思いきや(いや、それもあるのですが)、どうもそれだけではなさそうな作品です…続きを読む