概要
我思う、ゆえに我あり――そこには『誰かがいる』が、『誰がいる』のか?
近未来、脳とコンピューターを結合するブレイン・コンピューター・インターフェース(BCI)デバイスが普及する時代。
テック企業の研究員ジョーは、事故で植物状態となっていたが、自身の開発したBCIデバイスのアプリケーション《オルター》で覚醒を果たす。
だが同じ事故に巻きこまれた女子大生ソジーは視力を失い、仮想世界を通じてしか周囲を知覚できなくなっていた。
意識を取り戻した二人だが、ある試験が課せられる。
それは、人間性の証明だった。
【新作公開のお知らせ】
長編『エイドスの地』:サイバーパンク
https://kakuyomu.jp/works/16818622174012543448
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だが同じ事故に巻きこまれた女子大生ソジーは視力を失い、仮想世界を通じてしか周囲を知覚できなくなっていた。
意識を取り戻した二人だが、ある試験が課せられる。
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!自分の人間性、あなたは証明できますか?
交通事故による意識不明の状態から回復したジョー=Nノーマン・ダウ。その回復の陰には彼が事故前に開発していたアプリケーション《オルター・ブレイン》が関わっていた。
《オルター・ブレイン》とは、利用者の脳の働きからフィードバックを得たAIが、「もう一人の自分」となって利用者の思考を補助するアプリだ。
この《オルター》の機能に助けられ意識を回復したジョーだが、研究者である彼は今の自身の状況に対して一つの疑問を抱いてしまう。「《オルター》によって回復した自分の意識は本当に自分のものなのか?」
科学技術の発展が生む哲学的・心理的な問題を描くという意味では正しくSFだし、人間の意識の正体を…続きを読む