元国税局職員さんきゅう倉田です。好きな調査は「内観調査」です。税務調査で確定申告の内容に誤りが認... 元国税局職員さんきゅう倉田です。好きな調査は「内観調査」です。税務調査で確定申告の内容に誤りが認められた場合、修正申告書を提出するように促されます。納得いかなければ提出しないという選択もありますが、「更正」をされて、勝手に税額を確定されてしまいます。 税務署との見解に差異が生じた「売上の計上時期」 Aさんは、牧畜業を行う法人Bの代表者で、法人の所得は毎年100億円ほどでした。あるとき税務調査が入り、申告内容について争うこととなりました。 問題となったのは一点だけで、B社が売却した競走馬についてでした。競走馬の価格はおよそ2000万円で、決済は約束手形10枚で行われました。「約束手形」を銀行に持っていくと、額面のお金が受け取れます。手形を振り出すことによって、馬を買った人は今すぐではなく支払期日までに代金を用意すればよいわけです。もし、用意できなければ「不渡り」となります。 今回の取引では手
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