不良在庫の処分が節税に？会計処理や廃棄損を計上するときのポイントとは

ただし、特別損失として計上できる廃棄損は、臨時的に発生している損失のみが対象となります。したがっ...概要を表示 ただし、特別損失として計上できる廃棄損は、臨時的に発生している損失のみが対象となります。したがって、毎年廃棄損が発生している場合は特別損失ではなく、売上原価、販売費及び一般管理費、営業外費用のいずれかで会計処理を行う必要があります。 「特別損失」とは？計上できる科目や注意点を解説 棚卸資産の評価方法損失を計上するには、在庫（棚卸資産）の金額を正しく計算する必要があります。その金額は評価方法によって異なりますが、評価方法には大きく「原価法」や「低価法」の二種類があります。 原価法原価法とは、棚卸資産の取得原価に基づいて金額を評価する方法です。原価法はさらに「最終仕入原価法、個別法、先入先出法、総平均法、移動平均法、売価還元法」の6つに分けることができます。 所轄の税務署長に届出を提出していない場合は「最終仕入原価法」によって棚卸資産の評価を行います。最終仕入原価法とは、期末にもっとも近い日に