オーストラリアのグレートバリアリーフのリザード島(2024年4月4日撮影)。(c)DAVID GRAY/AFP 【11月2日 AFP】オーストラリアで先月、観光クルーズ船の乗客が沖合の島に取り残され、翌日に死亡しているのが発見された。この事故を受けて、クルーズ船の運航会社は1日、ツアーの中止を発表した。 死亡していたのはスザンヌ・リースさん(80)。先月25日、クルーズ船「コーラル・アドベンチャー」号でグレートバリアリーフのリザード島に上陸し、他の乗客と共に展望スポットへのハイキングを楽しんでいた。公共放送ABCによると、リースさんは途中で体調の不調を訴え、船に戻るために一人で来た道を引き返したという。 しかし、クルーズ船はその夕方、リースさんを乗せずに島を出発。数時間後、船に乗っていないことに気づき島に戻ったが、リースさんは翌日、遺体で発見された。 運航会社コーラル・エクスペディションズ