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宝永7年(1710年)、著名な儒学者貝原益軒が和俗童子訓を著わした。その第5巻「教女子法」は、「嫁入り前の... 宝永7年(1710年)、著名な儒学者貝原益軒が和俗童子訓を著わした。その第5巻「教女子法」は、「嫁入り前の娘」に対して、教えるべき人生訓を示した。以下のような内容である。 義父母を敬え 夫を主君として仕えよ 夫に逆らうな 言葉を慎め 家事に専念しろ 倹約しろ 貞操を守れ ・・・ 明治政府は、武家の家族制度を取り入れ、夫を家長、妻をそれに従う無能力者とする明治民法を制定した。教育においては、教女子法の精神を取り入れて良妻賢母主義を推進した。これらの法的、社会的、文化的規範が、男尊女卑、性別役割分担、夫を家長とする家族観を形成し、今日まで受け継がれてきた。私は、これら社会的文化的規範(群)を総称して、モラ文化と呼んでいる。 モラ文化を行動規範として内在化している多くの日本男性は、自らを家長/支配者、妻を従属者として捉える。そして、支配確立の手法として、怒る(切れる)、長時間説教などが行われるの
2019/05/06 リンク