この10年で少しずつではあるが、現状と課題が可視化されてきた引きこもり問題。引きこもり中年の実情に... この10年で少しずつではあるが、現状と課題が可視化されてきた引きこもり問題。引きこもり中年の実情に迫るべく、当事者たちの声を拾い、現状をリポートしていく。 社会復帰の道も一つではない。自身の引きこもり経験をアートの形に転換した人もいる。現代美術家の渡辺篤氏だ。 「コミュニケーションに難ありな父と抑うつ状態の母の間で家に居場所がなくて。恋人の裏切りも大きかったです」 落ち着ける場所が自室しかなかったという渡辺氏。 「死をすごく意識していて、部屋の中では、カーテンを閉め切ってベッドの上でほぼ寝たきりで過ごしていましたね。SNSのアカウントを削除して携帯も折りました」 引きこもりが7か月半ほど続いた後、転機が訪れた。
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