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「別れても友達でいよう」と口にする男性の心理って?

まず知っておきたいのは、この言葉が必ずしも“誠実”な理由から出ているわけではないということ。
この言葉を口にする男性にありがちな心理を解説しましょう。
相手の心理によって、言葉を受け入れていい or 危険なケースの見分けにも役立ちます。
♦︎【いい人でいたい心理】嫌われたくない・悪者になりたくない → 友達になるのはダメ!
実は「別れても友達でいよう」と言う男性に、最も多いのがこのタイプ。
別れを切り出す罪悪感を和らげるために「完全に切るほど嫌いじゃない」「いい人のままでいたい」といった自己保身から、このフレーズを口にしています。
優しそうに聞こえるけれど、相手の気持ちよりも自分の後味の良さを優先しているという不誠実なパターンです。
♦︎【未練がましい心理】まだキープしておきたい → 友達になるのはダメ!
はっきりとは言わなくても「今すぐ復縁する気はないけれど、別れることに少し未練がある」「完全に相手を失うのは惜しい」といった心理がある男性も「友達でいよう」を使いがち。
要するに、恋愛の“保険”として「友達」という関係を提案しているに過ぎません。
「友達」として関係を継続することで、寂しいときには連絡ができる、体の関係を戻しやすいといった“都合のいい関係”に引き込もうとしている男性もいるので、かなり危険です!
♦︎【恋愛対象を誠実に終える心理】人としての縁は大切にしたい → このパターンは友達になれる
誠実な気持ちから「友達でいよう」と口にする男性も存在します。
共通の友人が多かったり長年の付き合いで信頼関係があったり、あるいは別れ話をするずっと前から恋愛感情を整理できているなどの事情があると、純粋に「友達でいる」といった選択がお互いの人生にとって好影響となるケースもなくはありません。
ただしこれは、条件がきちんと揃った上で「恋愛関係は終えても、人としての縁は大切にしたい」という誠実な心理が働いているケースのみなので、かなり稀でしょう。
アラサー女性が彼からの「友達でいよう」を受け入れるリスク

アラサー世代が、別れる彼からの「友達でいよう」をそのまま受け取るのは、実はとてもリスキーな判断。
その理由を説明します。
♦︎リスク:感情の整理がいつまでも終わらない
「友達」という名目でつながっていると、相手に期待したり誰かと出会っても元カレと比較をしたりと、恋愛関係を手放したつもりでなかなか手放せない状況に至りがち。少しでも未練がある場合には、なおのことです。
次の恋に進めない期間が長くなりやすく、無駄な時間を多く過ごすリスクが潜みます。
♦︎リスク:自尊心が削られていく
相手はすでに前を向いて進んでいるのに、自分だけが彼の心変わりを待つような事態になれば、彼から連絡がくるたびに一喜一憂するだけでなく常に彼のペースに振り回されてしまうもの。
気づかないうちに自己評価の低下にも繋がりやすく、じわじわと自尊心が削られていきます。
それでも「友達でいられる」ケースってある?

では、どんな場合なら「友達」の関係が成立するのでしょうか。
「別れても友達でいられる人もいる」は、事実。ただしそれは、かなり限られた条件を満たしている場合のみと考えたほうが確実です。
感情論ではなく、自分が置かれている状態から判断できるポイントを整理しましょう。
♦︎ポイント:相手への恋愛感情は“完全に過去形”になっている
相手を「嫌いになった」「ムカつく」などの感情では、まだ相手への恋愛感情が残っていることも。友達に戻れる感情のレベルは「相手に触れたいとも思わず、他の女性の存在を聞いても動じない」といった、過去の恋愛感情が完全に終わっている状態のみです。
「ひょっとしたら復縁もあり?」「お互いが寂しくなったらヨリが戻るかも?」などと考えてしまうなら、友達関係は成立しにくいと心得て。
♦︎ポイント:しばらく会わなくても、連絡がなくても平気
元恋人と友達でいるためには、相手からの連絡が来なくてもまったく気にならず、自分から連絡しようと思わないほどの温度感が求められます。
誕生日やイベントの際に、相手への執着が少しでも残っているならば友達になるのは難しい環境。「会えないと寂しい」「返事が遅いと不安」と感じるのも恋人モードから抜けていないバロメーターです。
距離があいたとしてもまったく動じないだけの余裕があるならば、友達関係が成立する可能性も低くありません。
♦︎ポイント:彼と友達でいることが、次の恋の邪魔にならない
たとえ元カレと友達になったとしても、友達は友達。つまり、もう将来を約束し合う関係ではありません。そのため元カレと友達になったうえで、新しい出会いにも前向きになって次の恋を育んでいく必要があります。
彼と友達でいることが、次の恋における邪魔や障害にならないと確信があるならば、友達になってもいいのかもしれません。
「友達でいよう」と言われたときの対応… 正解は?

大前提として、彼から「友達でいよう」と言われたときに最もおすすめなのは“即答せずに、一度はきちんと距離を置くこと”。
そのうえで、NGな対応とOKな対応を比較してみましょう。
♦︎NG対応
・「いいよ」と即答する
・自分の本音を隠して関係を続ける
・心のどこかで期待しながら待つ
気まずさを避けるために「いいよ」と言ってしまえば、あとから引き返しにくくなってしまいます。
自分の感情を後回しにするのは、絶対にNG!
あなたにとって、デメリットしかありません。
♦︎OK対応
・「今は友達でいる自信がない」と正直に伝える
・連絡頻度を自分から下げる
・一定期間は、完全に距離を取る
将来的に「友達」になれるかもしれなくても、一度は完全に距離を置くのが正解です。
本当に縁があるならば、時間を置いてもまた交流が始まります。
「別れても友達でいられる」は結果論
厳しい現実ではありますが「別れても友達でいよう」は、ふたりで目指すものではなく、あとから自然に残る関係です。
つまり、無理に大人の友達関係を継続する必要もなく、一度きっぱり離れる勇気をもつのがアラサーの正解。
恋人との別れは、それなりのダメージが伴う出来事ですから、まずは自分の回復を最優先に考えて、将来的に友達になれるかどうかは時間と流れに委ねるのが好ましいでしょう。
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並木まき
ライター、時短美容家、メンタル心理カウンセラー。企業研修や新人研修に講師として数多く携わっている。シドニー育ちの東京都出身。28歳から市川市議会議員を2期務め政治家を引退。数多くの人生相談に携わった経験や20代から見てきた魑魅魍魎(ちみもうりょう)な人間模様を活かし、Webメディアなどに執筆。