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JP3287486B2 - ホログラムの複製方法 - Google Patents
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JP3287486B2 - ホログラムの複製方法 - Google Patents

ホログラムの複製方法

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JP3287486B2
JP3287486B2 JP29314192A JP29314192A JP3287486B2 JP 3287486 B2 JP3287486 B2 JP 3287486B2 JP 29314192 A JP29314192 A JP 29314192A JP 29314192 A JP29314192 A JP 29314192A JP 3287486 B2 JP3287486 B2 JP 3287486B2
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    • G03HHOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
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    • GPHYSICS
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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Holo Graphy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はホログラムの複製方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】ホログラム原版と感光材料とを密着さ
せ、レーザ光を照射して原版の回折光と入射光とを感光
材料中で干渉させ、原版のホログラム像を感光材料中に
記録し、複製することが行われている。この場合、裏面
反射成分による像の乱れを防止するために、原版と感光
材料間に屈折率がほぼ等しい光学密着液を介在させ、密
着性を良くして裏面反射を防止してホログラム像を複製
するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ホログラム
原版と感材との間に介在させる光学密着液はドロドロし
た液体であり、その流動性、厚みのむら、振動等により
均一な厚みにならず、特に密着液の量が多い場合にはそ
の流動によりホログラムの複製ができないという問題が
あった。また、ホログラムの複製をクリーンルームで行
ったとしても、10μm以下のゴミが混入する場合があ
り、ゴミが混入したまま複製を行うと、ゴミ付近を中心
として光学密着液の流動や、ゴミによるフィルムの浮き
上がりによって複製に支障をきたすという問題があっ
た。
【0004】本発明は上記課題を解決するためのもの
で、光学密着液を均一かつ薄くし、またゴミの混入によ
っても複製に支障を生じさせずにホログラムの複製がで
きるようにしたホログラムの複製方法を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1は可撓性を持たせた
無反射(AR)コート付きNDガラスを用いた場合を示
している。ARコート付きNDガラス1上に光学密着液
2を介して原版支持ガラス3を密着させ、支持ガラス3
で原版フィルム4を支持し、さらに光学接着剤5で原版
保護ガラス6を接着して原版部を形成する。この原版部
にクッション層16、光学密着液7を介在させて複製用
感光材料フィルム8、光学密着液9、クッション層1
5、ARコート付きNDガラス13を重ねて被複製部を
形成する。このように、本発明は、ARコート付きND
ガラス13の内面側に粘着性のクッション層15、およ
び原版保護ガラス6の光学密着液側にクッション層16
を設けたものであり、クッション層15、16としては
写真用のゼラチン、半導体に使用するカゼイン、粘着性
の高分子材料等を用い、このクッション層により光学密
着液に対して均一に力が作用して光学密着液を均一かつ
薄くするとともに、ゴミが混入してもこれを内部に抱き
込み、密着液の流動やゴミによるフィルムの浮き上がり
を防止し、複製を支障なく行うことができる。なお、ク
ッション層15の代わりに感光材料フィルム上面に、ま
たクッション層16の代わりに感光材料フィルム下面に
同様のクッション層を設けるようにしても同様の効果が
得られる。
【0006】クッション層としては以下のように各種の
ものが使用可能である。 クッション層がバインダーポリマー、あるいは可塑剤を
含むバインダーポリマーからなるポリマー層について バインダーポリマーとしては天然高分子では蛋白質であ
る、アルブミン、グルブリン、カゼイン、コラーゲン、
ゼラチン、エラスチン、ケラチン、フィブロイン等、多
糖類である、寒天(アガロース、アガロペクチン)、ア
ルギン酸、キチン、キトサン、セルロース、デンプン、
リグニン等、天然ゴム等が挙げられる。
【0007】これらのうち特に好ましいものとしては、
光学特性と塗膜性の優れるカゼイン、ゼラチン、天然ゴ
ムが挙げられる。
【0008】合成高分子としてはアクリレート−スチレ
ン−アクリロニトリル(AAS)共重合体、アクリロニ
トリル−ブタジエン−スチレン(ABS)共重合体、塩
素化ポリエチレン−アクリロニトリル−スチレン(AC
S)共重合体、アクリル酸エステル共重合体、オレフィ
ン−ビニルアルコール共重合体、アルキド樹脂、アミノ
樹脂、ビスマレイミド−トリアジン樹脂、酢酸セルロー
ス(CA)、酪酢酸セルロース(CAB)、エチルセル
ロース(EC)、ヒドロキシエチルセルロース、カルボ
キシメチル化セルロース、塩素化ポリエーテル、クマロ
ン樹脂、塩素化ポリエチレン、アリル樹脂、エチレン−
α−オレフィン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体(EVA)、エチレン−塩化ビニル共重合体、エチレ
ン−酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、エポキシ樹脂、
フラン樹脂、フッ素樹脂、アイオノマー、ケトン樹脂、
メタクリレート−ブタジエン−スチレン(MBS)共重
合体、メタクリル−スチレン共重合体、ニトリル樹脂、
オキシベンゾイルポリエステル、石油樹脂、フェノール
樹脂、ポリアセタール、ポリアミド、ポリアミドイミ
ド、ポリアリレート、ポリアリルスルホン、ポリプタジ
エン、熱硬化性ポリブタジエン、ポリブチレン、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエーテ
ルスルホン、ポリエチレン、水架橋性ポリエチレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリイミド、ポリアミノビ
スマレイミド、メタクリル樹脂(PMMA)、ポリメチ
ルペンテン、ポリプロピレン、ポリフェニレンオキシ
ド、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンスルホ
ン、ポリスルホン、ポリスチレン、スチレン−アクリロ
ニトリル(SAN)共重合体、スチレン共重合体、ブタ
ジエン−スチレン共重合体、ポリウレタン、酢酸ビニル
系樹脂、ポリビニルアセタール、ポリビニルアルコー
ル、ポリ塩化ビニル、アクリル変成ポリ塩化ビニル、ポ
リ塩化ビニリデン、シリコーン、キシレン樹脂、等が挙
げられる。
【0009】本発明において、代表的に使用し得るポリ
マーとその屈折率、ガラス転移温度を以下に示す。 ポリマー n Tg (K°) ──────────────────────────────────── ポリビニリデンフルオライド 1.42 233 ポリジメチルシリレン(ポリジメチルシロキサン) 1.43 146 ポリオキシプロピレン 1.4495 198 ポリビニルイソブチルエーテル 1.4507 254 ポリビニルエチルエーテル 1.4540 230 ポリオキシエチレン 1.4563 232 ポリビニルブチルエーテル 1.4563 218 ポリビニルペンチルエーテル 1.4581 207 ポリビニルヘキシルエーテル 1.4591 199 ポリ(4−メチル−1−ペンテン) 1.459 -1.465 302 セルロースアセテートブチレート 1.46 -1.49 322-388 ポリビニルオクチルエーテル 1.4613 194 ポリ(ビニル2−エチルヘキシルエーテル) 1.4626 207 ポリビニルデシルエーテル 1.4628 211 ポリ(2−メトキシエチルアクリレート) 1.463 223 ポリブチルアクリレート 1.4631 251 ポリ(t−ブチルメタクリレート) 1.4638 333 ポリ(3−エトキシプロピルアクリレート) 1.465 218 ポリビニルプロピオネート 1.4665 283 ポリビニルアセテート 1.4665 305 ポリビニルメチルエーテル 1.467 242 ポリエチルアクリレート 1.4685 249 エチレン−ビニルアセテート共重合体 1.47 -1.50 (80%−20%ビニルアセテート) セルロースプロピオネート 1.47 -1.49 400 セルローストリアセテート 1.47 -1.48 322-751 ポリビニルメチルエーテル(アイソタクティック) 1.4700 242 ポリ(3−メトキシプロピルアクリレート) 1.471 198 ポリ(2−エトキシエチルアクリレート) 1.471 223 ポリメチルアクリレート 1.472 -1.480 283 ポリイソプロピルメタクリレート 1.4728 354 ポリ(1−デセン) 1.4730 232 ポリプロピレン(アタクティック,密度0.8575g/cm3 ) 1.4735 260 ポリ(ビニルsec−ブチルエーテル)(アイソタクティック) 1.4740 254 ポリドデシルメタクリレート 1.4740 208 ポリオキシエチレンオキシスクシノイル 1.4744 244 (ポリエチレンスクシネート) ポリテトラデシルメタクリレート 1.4746 201-264 エチレン−プロピレン共重合体(EPR−ゴム) 1.4748-1.48 140-260 ポリヘキサデシルメタクリレート 1.4750 288 ポリビニルフォルメート 1.4757 310 ポリイソブチルメタクリレート 1.477 333 エチルセルロース 1.479 316 ポリビニルアセタール 1.48 -1.50 305 セルロースアセテート 1.48 -1.50 322-751 セルローストリプロピオネート 1.48 -1.49 400 ポリオキシメチレン 1.48 232 ポリビニルブチラール 1.48 -1.49 322 ポリ(n−ヘキシルメタクリレート) 1.4813 268 ポリ(n−ブチルメタクリレート) 1.483 293 ポリ(n−プロピルメタクリレート) 1.484 308 ポリエチルメタクリレート 1.485 338 ポリ(1,1−ジエチルプロピルメタクリレート) 1.4889 268 ポリメチルメタクリレート 1.4893 378 ポリ(2−デシル−1,3−ブタジエン) 1.4899 220 ポリビニルアルコール 1.49 -1.53 358 ポリエチルグリコレートメタクリレート 1.4903 328 メチルセルロース(低粘度) 1.497 423 ホ゜リウレタン 1.5 -1.6 200-400 ポリ(1,2−ブタジエン) 1.5000 269 ポリビニルフォルマール 1.50 セルロースニトレート 1.50 -1.514 326 ポリ(2−ヘプチル−1,3−ブタジエン) 1.5000 190 ポリ(2−イソプロピル−1,3ブタジエン) 1.5028 221 ポリプロピレン(密度0.9075g/cm3 ) 1.5030 260 ポリイソブテン 1.505 -1.51 200 ポリボルニルメタクリレート 1.5059 383 ポリ(2−t−ブチル−1,3−ブタジエン) 1.5060 293 ポリエチレングリコールジメタクリレート 1.5063 ポリシクロヘキシルメタクリレート 1.5066 356 グッタペルカ(β) 1.509 215 ポリオキシエチレン(高分子量) 1.51 -1.54 232 ポリエチレン(密度0.914 g/cm3 ) 1.51 148 ポリ(2−ヒドロキシエチルメタクリレート) 1.5119 328 ポリブテン(アイソタクティック) 1.5125 249 グッタペルカ(α) 1.514 215 ポリ(1,3−ブタジエン) 1.5154 269 ポリ(2−クロロエチルメタクリレート) 1.517 365 ポリ(2−ジエチルアミノエチルメタクリレート) 1.5174 289 天然ゴム 1.519 -1.52 200 ポリアクリロニトリル 1.52 ポリメタクリロニトリル 1.52 ポリイソプレン 1.521 200 ポリアクリックアシド 1.527 379 ポリ(1−ビニル−2−ピロリドン) 1.53 327 セルロース 1.54 243-443 ポリビニルクロライド 1.54 -1.55 354 ポリ(2−ブロモエチルメタクリレート) 1.5426 325 ポリ(N−アリルメタクリルアミド) 1.5476 433 ポリイソプロピルメタクリレート 1.552 354 ポリ(p−イソプロピルスチレン) 1.554 360 ポリクロロプレン 1.554 -1.558 253 ポリベンジルメタクリレート 1.5680 327 ポリフェニルメタクリレート 1.5706 383 ポリ(オキシ−2,6−ジメチルフェニレン) 1.575 482 ポリオキシエチレンオキシテレフタロイル(アモルファス) 1.5750 342 ポリビニルベンゾエート 1.5775 344 ポリ(4−メトキシ−2−メチルスチレン) 1.5868 358 ポリ(o−メチルスチレン) 1.5874 409 ポリスチレン 1.59 -1.592 373 ポリ(o−メトキシスチレン) 1.5932 348 ポリ(p−メトキシスチレン) 1.5967 362 ポリビニリデンクロライド 1.60 -1.63 255 ポリ(o−クロロスチレン) 1.6098 392 ポリ(2,6−ジクロロスチレン) 1.6248 440 ポリビニルナフタレン 1.6818 432 ポリビニルカルバゾール 1.683 423,481 これらのうち特に好ましいものとして、比較的Tgが低
くクッション性が高い、ポリ酢酸ビニル、ポリブタジエ
ン、ポリビニルブチラール等が挙げられる。
【0010】可塑剤としては多価アルコールであるエチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、グリセリン、トリメチロールプロパン等フ
タル酸エステル系可塑剤である フタル酸ジメチル(DMP)、フタル酸ジエチル(DE
P)、フタル酸ジブチル(DBP)、フタル酸ヘプチル
ノニル(HNP)、フタル酸ジ−2−エチルヘキシル
(DOP)、フタル酸ジ−n−オクチル(DNOP)、
フタル酸ジ−i−オクチル(DCapP)、フタル酸
(79アルキル)(D79P)、フタル酸ジ−i−デシ
ル(DIDP)、フタル酸ジトリデシル(DTDP)、
フタル酸ジシクロヘキシル(DCHP)、フタル酸ブチ
ルベンジル(BDP)、エチルフタリルエチルグリコレ
ート(EPEG)、ブチルフタリルブチルグリコレート
(BPBG)等脂肪属二塩基エステル系可塑剤である。
【0011】アジピン酸ジ−2−エチルヘキシル(DO
A)、アジピン酸ジ(メチルシクロヘキシル)、アジピ
ン酸ジイソデシル(DIDA)、アゼライン酸ジ−n−
ヘキシル(DNHZ)、アゼライン酸ジ−2−エチルヘ
キシル(DOZ)、セバシン酸ジブチル(DBS)、セ
バシン酸ジ−2−エチルヘキシル(DOS)等クエン酸
系エステル可塑剤である。
【0012】クエン酸トリエチル(TEC)、クエン酸
トリブチル(TBC)、アセチルクエン酸トリエチル
(ATEC)、アセチルクエン酸トリブチル(ATB
C)等エポキシ系可塑剤としてはエポキシ化大豆油(E
SO)等 リン酸エステル系可塑剤としてはリン酸トリブチル(T
BP)、リン酸トリフェニル(TPP)、リン酸トリク
レジル(YCP)、リン酸トリプロピレングリコール等
が挙げられる。
【0013】クッション層の膜厚は、1〜1000μ
m、好ましくは20〜100μmである。薄すぎるとク
ッション性が低く、厚すぎると光学的特性(ヘイズ、透
過率等)に悪影響を及ぼす。
【0014】バインダー中に含まれる可塑剤の量は、0
〜80%であり、好ましくは10〜50%である。少な
すぎると可塑性への効果が低く、多すぎると塗膜強度が
低下してしまう。
【0015】クッション層が粘着剤からなるポリマー層
については粘着ポリマー層は、ガラス基板上に溶液形態
のものを塗布して作製する方法と、フィルム形態のもの
を張り合わせる方法が考えられ、いずれも本発明に使用
しうる。
【0016】溶液塗布方法 溶剤型の粘着剤を、溶剤等に溶解された状態で塗工、乾
燥して使用する方法で、ゴム系、アクリル系、シリコー
ン系の粘着剤がある。
【0017】ゴム系としては、天然ゴム、スチレン−ブ
タジエンゴム、ポリイソブチレンゴム、イソプレンゴム
等 アクリル系としては、2−エチルヘキシルアクリレート
を主モノマーとする共重合体ポリマー等 シリコーン系としては、ゴム状シロキサン、樹脂状シロ
キサンを主成分とするシリコーンポリマー等である。
【0018】塗工溶剤としては、トルエン、トリクレ
ン、ノルマルヘキサン、酢酸エチル、トルエン、メチル
エチルケトン等が使用される。
【0019】エマルジョン型の接着剤、ホットメルト型
の接着剤も使用できる。
【0020】フィルムの貼り合わせ方法 上記の粘着剤が支持フィルム状に形成されている、市販
のフィルム形態の両面粘着剤が使用することができる。
この両面粘着剤は、図2(a)に示すように、粘着剤み
のであるものが好ましい。図2(a)においては粘着層
の両面に保護フィルム22が貼付されている。また、図
2(b)に示すように、支持フィルム20の両面に粘着
層21を貼付したものである場合は、偏光がない或いは
ほとんどないポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等のフィ
ルムである必要がある。支持フィルムがPETのように
偏光がある場合は複製品に縞状のムラ等が発生してしま
う。
【0021】上記ポリマー以外にも、電離放射線硬化型
材料を用いることができる。電離放射線硬化型材料とし
ては、電子線硬化型樹脂及び紫外線硬化型樹脂が有用で
あり、電子線硬化性樹脂と紫外線硬化性樹脂とは、後者
が光重合開始剤と増感剤を含有することを除いて、成分
的に同様なものであり、一般的には、皮膜形成成分とし
てその構造中にラジカル重合性の活性基を有するポリマ
ー、オリゴマー、モノマーを主成分とするもので、粘度
では、2000cps以下であることが望ましい。この
ようなポリマー、オリゴマーとして、ウレタンアクリレ
ートやポリエステルアクリレートのような市販品から容
易に入手可能なものが本発明に適用可能である。モノマ
ーとしては、市販のアクリル酸又はメタクリル酸誘導体
等の電離放射線硬化型モノマーが本発明に適用可能であ
る。上記の硬化樹脂を紫外線硬化性樹脂とするために
は、この中に光重合開始剤として、アセトフェノン類、
ベンゾフェノン、ミヒラーベンゾイルベンゾエート、α
−アミノキシムエステル、テトラメチルチウラムモノサ
ルファイド、チオキサントン類や、光増感剤として、n
−ブチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−ブチル
ホスフィン等を混合して用いることができる。
【0022】電離放射線照射方法としては、従来の技術
がそのまま適用でき、例えば電子線照射の場合は、コッ
クロフトワルトン型、バンデグラフ型、共振変圧型、絶
縁コア変圧器型、直線型、ダイナミトロン型、高周波型
等の各種電子線加速機から放出される50〜1,000
KeV、好ましくは、100〜300KeVのエネルギ
ーを有する電子線を、0.1〜100Mrad.、好ま
しくは、1〜10Mrad.照射すことにより硬化させ
ることができ、また、紫外線照射の場合は、超高圧水銀
灯、高圧水銀灯、カーボンアーク、キセノンアーク、メ
タルハライドランプ等の光源から発せられる紫外線を、
0.1〜10,000mJ/cm2 、好ましくは、10
〜1,000mJ/cm2 照射することにより硬化させ
ることができる。
【0023】図3により本発明に用いる複製装置を説明
する。図3に示すように、複製用感光材料フィルム21
を供給ローラ22から送り出し、巻き取りローラ23に
より巻き取るようにする。原版層26は上下動する支持
台24に載置されており、密着液滴下装置25により密
着液が滴下され、支持台24を上昇させることにより複
製用感光材料フィルム21と密着させる。余分な液はロ
ーラ27でしごいて取り除くようにする。次いで記録フ
ィルム21の上に密着液滴下装置28により密着液を滴
下し、ARコートされたND層29と密着させる。また
この時もローラ等で余分の液をしごき出すようにすると
ともに、押圧装置32により押しつけて密着させる。こ
の時、ND層の厚みが厚く、ローラでしごけない時はそ
の厚みを0.1〜1.5mmにし、また材質を光学的に
複屈折がなく、かつ屈折率の等しくなるような高分子材
料を用いることにより、可撓性をもたせ、余分な液をし
ごき出せるようにする。また、ARコートされたND層
29にクッション層を設けることにより、密着液の振動
は露光複製中おさえることができる。
【0024】こうして形成された複製系に原版層と共役
となるようなレーザ光30を入射させ、露光複製を行
う。複製が終わるとARコートされたND層が取り外さ
れ、記録フィルム21は原版層を加工させることにより
複製系から分離される。分離された記録フィルム12は
付着した密着液を取り除くために乾燥室31に入って乾
燥される。乾燥されたフィルムは巻き取りローラ23に
回収される。これらは一連の動作として動き、連続的に
複製が行われる。これらの露光部と乾燥部を複数取り付
けることにより生産性を上げることも可能である。
【0025】
【作用】本発明は薄くして可撓性を持たせたNDガラ
ス、可撓性を有するシート、クッション層をコートした
硬質NDガラスを用いて光学密着液を介在させて複製用
感光材料フィルムに密着させるようにしたものであり、
圧力を加えることにより、光学密着液に対して均一に圧
がかかるため、密着液を均一かつ薄くすることができ、
密着液の流動によるホログラム像の複製が不能になるこ
とを防止することができる。また、ARコート付きND
ガラス内面側または感光材料フィルム上面、及び原版保
護ガラスの光学密着液側または感光材料フィルム下面に
クッション層を設けることにより、ゴミが混入してもこ
れを内部に抱き込み、密着液の流動やゴミによるフィル
ムの浮き上がりを防止し、複製を支障なく行うことがで
きる。このようなホログラムの複製方法を実施する装置
は、複製用感光材料フィルムの送り出す機構と巻き取り
機構を設け、さらに密着液滴下機構、滴下された密着液
の余分なものをニップする機構、また露光複製された複
製用感光材料に付着した密着液を乾燥する機構、複製用
感光材料フィルム位置決め機構等を設けることにより構
成される。
【0026】
【実施例】
〔実施例1〜3〕原版ガラス上に以下の溶液をアプリケ
ーターで塗布した。
【0027】〔実施例1〕 ゼラチン(P3829:新田ゼラチン) 100重量部 水 50重量部 (50℃の溶液) 〔実施例2〕 ゼラチン(P3829:新田ゼラチン) 50重量部 グリセリン 40重量部 水 40重量部 (50℃の溶液) 〔実施例3〕 ゼラチン(P3829:新田ゼラチン) 50重量部 ゼラチン(TypeU:新田ゼラチン) 10重量部 グリセリン 40重量部 水 40重量部 (50℃の溶液) 塗布後、0℃に冷却し、50μmの塗膜を形成した後、
100℃で1時間加熱乾燥し、それぞれクッション層を
作製した。
【0028】なお、〔実施例2〕の溶液については、U
Vオゾン処理を行ったガラス基板上に250rpmの回
転数でスピンコートすることによっても作製した。
【0029】〔実施例4〕 寒天 100重量部 水 50重量部 (90℃の溶液) 塗布後、0℃に冷却し、50μmの塗膜を形成し、クッ
ション層(4)を作製した。
【0030】〔実施例5〜6〕 〔実施例5〕原版ガラス上に以下の溶液をアプリケータ
ーで塗布した。
【0031】 ポリ酢酸ビニル(コ゛ーセニールPV-500:日本合成化学) 100重量部 フタル酸−ジ−2−エチルヘキシル(DOP:大八化学) 30重量部 メチルエチルケトン 150重量部 トルエン 50重量部 〔実施例6〕 ポリビニルブチラール(エスレック BX-1:積水化学) 100重量部 フタル酸−ジ−2−エチルヘキシル(DOP:大八化学) 30重量部 メチルエチルケトン 150重量部 トルエン 50重量部 塗布後、100℃で5分間加熱乾燥することにより50
μmの塗膜を形成し、それぞれクッション層を作製し
た。
【0032】〔実施例7〕原版ガラス上に以下の溶液を
スピンコートで塗布した。
【0033】 塗布型粘着剤: アクリル酸共重合体 100重量部 キシレン樹脂 10重量部 イソホロンジイソシアネート 1重量部 酢酸エチル 150重量部 塗布後、100℃で5分間加熱乾燥することにより50
μmの塗膜を形成し、クッション層(7)を作製した。
【0034】〔実施例8〕原版ガラス上に両面粘着性フ
ィルム(ネオマスク:日東電工製)をゴムローラを用い
て貼付けクッション層(8)を作製した。
【0035】〔実施例9〕原版ガラス上に、紫外線硬化
型樹脂(アロニックスUV−3033:東亜合成化学)
を50μmの膜厚に塗布し、紫外線を照射することによ
りクッション層(9)を作製した。
【0036】〔実施例10〕原版ガラス上に以下の溶液
をスピンコートで塗布した。
【0037】 ウレタンアクリレート(UV-3000B:日本合成化学) 100重量部 アクリルモノマー(アロニックスM-101 :東亜合成化学) 100重量部 ジペタンタエリスリトールペンタアクリレート 20重量部 (サートマー399:サートマー) さらに電子線を照射することにより50μmの膜厚のク
ッション層を作製した。
【0038】〔実施例11〜12〕実施例11〜12に
おいては、開始剤(チバガイギー:イルガキュア184
3〜5wt%)を混入してUV硬化したウレタンアクリ
レートを作製した。
【0039】〔実施例11〕 ザインテック:SCー3120 + イルガキュア 〔実施例12〕 東亜合成 : Nービニルー2ーピロリドン 50重量部 東亜合成 : アロニックスMー5600 50重量部 日本合成化学:紫光UVー3000B 100重量部 東亜合成 : HKー20 2重量部 実施例11、12はガラス(またはPMMA)合わせ法
を用いたものであり、溶液を50℃〜80℃に加熱し、
1000cps以下にしてプライマー(メタノール10
倍希釈したchemlock607)を塗布し、同温度
に温めたガラス基板またはアクリル樹脂上の一端にたら
し、上から離型剤(旭硝子:モールドスパットMRーK
681)を塗布し、温めたガラスをかぶせ、徐々に溶液
が全面に広がるように加圧する。UV露光後上側ガラス
を剥離する。
【0040】〔実施例1〜12〕の原版を用いてホログ
ラムを作製したところ、いずれも欠陥の少ない良好なホ
ログラムが複製できた(表−1)。なお、被複製感材と
して、オムニデックス352(Dupont)を用いた
ときの結果である。
【0041】これに対して、クッション層を設けずに複
製を行うと、ゴミによる欠陥が数多く観測された。
【0042】
【0043】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、可撓性の
あるNDガラスやシート、あるいはNDガラスの光学密
着液側にクッション層を設け、密着液へ均一に圧力を伝
達してその厚みを均一かつ薄くし、露光中における密着
液の流動をなくし、良好なホログラムを複製することが
でき、連続的に記録フィルムを供給することによりホロ
グラムの複製の生産性を上げることも可能である。また
ARコート付きNDガラス内面側または感光材料フィル
ム上面、及び原版保護ガラスの光学密着液側または感光
材料フィルム下面にクッション層を設けることにより、
ゴミが混入してもこれを内部に抱き込み、密着液の流動
やゴミによるフィルムの浮き上がりを防止し、複製を支
障なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のクッション層を設けたホログラムの
複製方法を説明する図である。
【図2】 フィルム貼り合わせ方法を説明する図であ
る。
【図3】 複製装置を説明する図である。
【符号の説明】
1…ARコート付きNDガラス、2,7,9…光学密着
液、3…原版支持ガラス、4…原版フィルム、5…光学
接着剤、6…原版保持ガラス、8…複製用感光材料フィ
ルム、15、16…クッション層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03H 1/00 - 1/32

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体に支持された原版ホログラムの上
    面に保護ガラスが接着された原版部と、複製用感光性材
    料フィルムが光学密着液を介して無反射コートされたN
    Dガラスに密着した被複製部とを密着させ、レーザ光を
    照射して原版ホログラムの像を複製用感光材料フィルム
    に記録する方法において、原版保護ガラスの被複製側ま
    たは複製用材料フィルムの下面に弾性の高いポリマーを
    主成分とするクッション層を設け、前記クッション層に
    隣接して、前記クッション層と前記被複製部または前記
    原版部との間に、光学密着液を介在させ、複製時に混入
    する異物をクッション層に埋め込んで異物によ発生す
    るクレータ状の欠陥を低減化したことを特徴とするホロ
    グラムの複製方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、上記クッ
    ション層が、弾性の高いバインダーポリマーのみ、或い
    は十分な弾性を付与するために可塑剤を加えたバインダ
    ーポリマーからなるポリマー層であることを特徴とする
    ホログラムの複製方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、上記クッ
    ション層が、バインダーポリマー、モノマー等からなる
    弾性の高い粘着剤から作製されたポリマー層であること
    を特徴とするホログラムの複製方法。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の方法において、上記クッ
    ション層が、バインダーポリマー、モノマー等からなる
    電離線硬化型樹脂から作製されたポリマー層であること
    を特徴とするホログラムの複製方法。
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