JP3353421B2 - グリッド電極組立用のスペーサ - Google Patents
グリッド電極組立用のスペーサInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、グリッド電極を構成す
る円筒状の電極部品同士をビードガラスで固定する際
に、各々の電極部品の間に所定のクリアランスを得るた
めに用いられるグリッド電極組立用のスペーサに関する
ものである。
る円筒状の電極部品同士をビードガラスで固定する際
に、各々の電極部品の間に所定のクリアランスを得るた
めに用いられるグリッド電極組立用のスペーサに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】陰極線管(CRT)の電子銃の組立工程
の中には、電子銃のグリッド電極を構成する円筒状の電
極部品同士をビードガラスにて固定する、いわゆるビー
ディングと称される工程がある。このビーディング工程
では、まず図5(a)に示すように、図示せぬビーディ
ングマガジンに他の個片部品と一緒に円筒状の電極部品
Gをセットするとともに、それらの電極部品Gの間にス
ペーサ30をそれぞれ配置する。次いで、表面が加熱溶
融されたビードガラス31を両側から各電極部品Gに押
し当てて、各電極部品Gの外周部に設けたグリッドピン
33をビードガラス31の表面にくい込ませる。
の中には、電子銃のグリッド電極を構成する円筒状の電
極部品同士をビードガラスにて固定する、いわゆるビー
ディングと称される工程がある。このビーディング工程
では、まず図5(a)に示すように、図示せぬビーディ
ングマガジンに他の個片部品と一緒に円筒状の電極部品
Gをセットするとともに、それらの電極部品Gの間にス
ペーサ30をそれぞれ配置する。次いで、表面が加熱溶
融されたビードガラス31を両側から各電極部品Gに押
し当てて、各電極部品Gの外周部に設けたグリッドピン
33をビードガラス31の表面にくい込ませる。
【0003】続いて、ビードガラス31の表面を冷却硬
化し、その後、各電極部品Gの間からスペーサ30を引
き抜く。これにより、図5(b)に示すように、電極部
品G同士がグリッドピン33を介してビードガラス31
により固定されるとともに、各々の電極部品Gの間にス
ペーサ30の厚さに応じたクリアランスSが形成され
る。
化し、その後、各電極部品Gの間からスペーサ30を引
き抜く。これにより、図5(b)に示すように、電極部
品G同士がグリッドピン33を介してビードガラス31
により固定されるとともに、各々の電極部品Gの間にス
ペーサ30の厚さに応じたクリアランスSが形成され
る。
【0004】従来、こうしたビーディング工程に用いら
れるスペーサ30は、図6に示すような薄板状をなして
おり、その一端側には、スペーサ引き抜きのためのフッ
ク部34が設けられている。そして、ビードガラス31
によって各電極部品G同士を固定した後は、例えば図6
に示すように、先端コ字型の支持アーム35に取り付け
た掛止バー35をスペーサ30のフック部34に引っ掛
け、さらにその状態から支持アーム35を引き下げるこ
とで、各電極部品Gの間からスペーサ30を引き抜いて
いた。
れるスペーサ30は、図6に示すような薄板状をなして
おり、その一端側には、スペーサ引き抜きのためのフッ
ク部34が設けられている。そして、ビードガラス31
によって各電極部品G同士を固定した後は、例えば図6
に示すように、先端コ字型の支持アーム35に取り付け
た掛止バー35をスペーサ30のフック部34に引っ掛
け、さらにその状態から支持アーム35を引き下げるこ
とで、各電極部品Gの間からスペーサ30を引き抜いて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のグリッド電極組立用のスペーサ30においては、ビー
ドガラス31の冷却時に起こる熱収縮によってスペーサ
30の両面に強い圧力が加えられ、電極部品Gの間から
スペーサ30を引き抜くには非常に大きな力が必要であ
った。そのため、スペーサ30を引き抜く際には、スペ
ーサ30と各電極部品Gとの擦れによって電極部品Gに
傷や変形等が生じたり、各電極部品Gの固定位置がずれ
たりして、グリッド電極としての機能が損なわれてしま
うという問題があった。
のグリッド電極組立用のスペーサ30においては、ビー
ドガラス31の冷却時に起こる熱収縮によってスペーサ
30の両面に強い圧力が加えられ、電極部品Gの間から
スペーサ30を引き抜くには非常に大きな力が必要であ
った。そのため、スペーサ30を引き抜く際には、スペ
ーサ30と各電極部品Gとの擦れによって電極部品Gに
傷や変形等が生じたり、各電極部品Gの固定位置がずれ
たりして、グリッド電極としての機能が損なわれてしま
うという問題があった。
【0006】そこで従来では、スペーサ30を引き抜く
際の摩擦力を軽減するため、図7に示すように、スペー
サ30の両面にセラミック膜36を形成したものが提案
されている。このスペーサ30の場合は、電極部品Gと
の間の摩擦力が若干軽減するものの、スペーサ30を引
き抜く際には、どうしても電極部品Gとの間で強い擦れ
が生じるため、電極部品Gのキズや変形までも防止する
ことはできなかった。
際の摩擦力を軽減するため、図7に示すように、スペー
サ30の両面にセラミック膜36を形成したものが提案
されている。このスペーサ30の場合は、電極部品Gと
の間の摩擦力が若干軽減するものの、スペーサ30を引
き抜く際には、どうしても電極部品Gとの間で強い擦れ
が生じるため、電極部品Gのキズや変形までも防止する
ことはできなかった。
【0007】また、これ以外にも従来では、図8に示す
ように、一つのスペーサ40を、一対のサイドスペーサ
41,42とその間に配置した中間スペーサ43とで構
成したものが提案されている。このスペーサ40の場合
は、中間スペーサ43の片面とこれに対向するサイドス
ペーサ41の片面とが、それぞれテーパ状に形成されて
おり、各電極部品Gの間からスペーサ40を引き抜く際
には、中間スペーサ43を図中矢印方向にスライドさせ
ることで、電極部品Gとの接触領域におけるスペーサ4
0の厚みが収縮可能となり、各電極部品Gからスペーサ
40をスムースに引き抜くことができるようになってい
る。
ように、一つのスペーサ40を、一対のサイドスペーサ
41,42とその間に配置した中間スペーサ43とで構
成したものが提案されている。このスペーサ40の場合
は、中間スペーサ43の片面とこれに対向するサイドス
ペーサ41の片面とが、それぞれテーパ状に形成されて
おり、各電極部品Gの間からスペーサ40を引き抜く際
には、中間スペーサ43を図中矢印方向にスライドさせ
ることで、電極部品Gとの接触領域におけるスペーサ4
0の厚みが収縮可能となり、各電極部品Gからスペーサ
40をスムースに引き抜くことができるようになってい
る。
【0008】しかし、この構造では、スペーサ40と電
極部品Gとの間に上述のような強い擦れは生じないもの
の、中間スペーサ43をスライドさせる際は上記同様に
非常に大きな力が必要であり、また一旦スライドさせた
中間スペーサ43を元の状態に戻す作業が面倒であるな
ど、作業性が悪いという問題もあった。さらに、中間ス
ペーサ43の片面とこれに対向するサイドスペーサ41
の片面とがテーパ状に形成されているため、これを加工
する上で、スペーサ40としての厚み寸法を高精度に確
保するのがきわめて困難であった。
極部品Gとの間に上述のような強い擦れは生じないもの
の、中間スペーサ43をスライドさせる際は上記同様に
非常に大きな力が必要であり、また一旦スライドさせた
中間スペーサ43を元の状態に戻す作業が面倒であるな
ど、作業性が悪いという問題もあった。さらに、中間ス
ペーサ43の片面とこれに対向するサイドスペーサ41
の片面とがテーパ状に形成されているため、これを加工
する上で、スペーサ40としての厚み寸法を高精度に確
保するのがきわめて困難であった。
【0009】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、電極部品に何ら損傷を与えることなく、従
来よりも小さな力で各電極部品の間からスペーサを引き
抜くことができるようにすることを目的とする。
れたもので、電極部品に何ら損傷を与えることなく、従
来よりも小さな力で各電極部品の間からスペーサを引き
抜くことができるようにすることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、電子銃のグリッド電極を
構成する円筒状の電極部品同士をビードガラスで固定す
る際に、電極部品の間に配置される薄板状のスペーサに
おいて、一対のサイドスペーサと、一対のサイドスペー
サ間にスライド自在に挟持された中間スペーサとから成
り、電極部品との接触領域における中間スペーサの片面
とこれに対向するサイドスペーサの片面とには、それぞ
れ中間スペーサのスライド方向に沿って凹部と凸部とが
交互に形成されており、電極部品間に配置される際に、
中間スペーサとサイドスペーサの凸部同士が互いに突き
合わされた状態で配置されるものである。
成するためになされたもので、電子銃のグリッド電極を
構成する円筒状の電極部品同士をビードガラスで固定す
る際に、電極部品の間に配置される薄板状のスペーサに
おいて、一対のサイドスペーサと、一対のサイドスペー
サ間にスライド自在に挟持された中間スペーサとから成
り、電極部品との接触領域における中間スペーサの片面
とこれに対向するサイドスペーサの片面とには、それぞ
れ中間スペーサのスライド方向に沿って凹部と凸部とが
交互に形成されており、電極部品間に配置される際に、
中間スペーサとサイドスペーサの凸部同士が互いに突き
合わされた状態で配置されるものである。
【0011】
【作用】本発明のグリッド電極組立用のスペーサにおい
ては、中間スペーサの凸部とサイドスペーサの凸部とを
突き合わせることで、中間スペーサとサイドスペーサと
の接触面積が小さくなるため、その分だけ中間スペーサ
をスライドさせる際の力が小さくて済むようになる。ま
た、サイドスペーサに対して中間スペーサをスライドさ
せることにより、中間スペーサの凸部とサイドスペーサ
の凸部との位相がずれて、電極部品との接触領域におけ
るスペーサ全体の厚みが収縮可能となり、電極部品の間
からスムースにスペーサを引き抜くことができるように
なる。
ては、中間スペーサの凸部とサイドスペーサの凸部とを
突き合わせることで、中間スペーサとサイドスペーサと
の接触面積が小さくなるため、その分だけ中間スペーサ
をスライドさせる際の力が小さくて済むようになる。ま
た、サイドスペーサに対して中間スペーサをスライドさ
せることにより、中間スペーサの凸部とサイドスペーサ
の凸部との位相がずれて、電極部品との接触領域におけ
るスペーサ全体の厚みが収縮可能となり、電極部品の間
からスムースにスペーサを引き抜くことができるように
なる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら詳細に説明する。図1は本発明に係わるグリッド
電極組立用のスペーサの一実施例を説明する図である。
図示のように本実施例のスペーサ1は、3体のスペーサ
部材、すなわち一対のサイドスペーサ2,3と、これら
のスペーサ2,3間に挟持された中間スペーサ4とから
構成されている。
ながら詳細に説明する。図1は本発明に係わるグリッド
電極組立用のスペーサの一実施例を説明する図である。
図示のように本実施例のスペーサ1は、3体のスペーサ
部材、すなわち一対のサイドスペーサ2,3と、これら
のスペーサ2,3間に挟持された中間スペーサ4とから
構成されている。
【0013】上記一対のサイドスペーサ2,3のうち、
一方のサイドスペーサ3の一端側には左右一対のガイド
部5が突状に形成されている。これに対して、中間スペ
ーサ4の一端側には係合部6が設けられており、この係
合部6は、その両サイドが上記サイドスペーサ3のガイ
ド部5の幅に合わせて切欠されたかたちで形成されてい
る。ここで、サイドスペーサ3のガイド部5の突き出し
寸法は、中間スペーサ4の係合部6の厚み寸法よりも僅
かに大きく設定されている。
一方のサイドスペーサ3の一端側には左右一対のガイド
部5が突状に形成されている。これに対して、中間スペ
ーサ4の一端側には係合部6が設けられており、この係
合部6は、その両サイドが上記サイドスペーサ3のガイ
ド部5の幅に合わせて切欠されたかたちで形成されてい
る。ここで、サイドスペーサ3のガイド部5の突き出し
寸法は、中間スペーサ4の係合部6の厚み寸法よりも僅
かに大きく設定されている。
【0014】そして中間スペーサ4は、その一端側に形
成された係合部6を一方のサイドスペーサ3のガイド部
5に係合することで、一対のサイドスペーサ2,3間に
スライド自在に挟持されている。また、こうして中間ス
ペーサ4を間に挟んだ状態では、一対のサイドスペーサ
2,3が4個の螺子7によって一体に留め付けられてい
る。
成された係合部6を一方のサイドスペーサ3のガイド部
5に係合することで、一対のサイドスペーサ2,3間に
スライド自在に挟持されている。また、こうして中間ス
ペーサ4を間に挟んだ状態では、一対のサイドスペーサ
2,3が4個の螺子7によって一体に留め付けられてい
る。
【0015】さらに、電極部品Gとの接触領域における
中間スペーサ4の片面とこれに対向するサイドスペーサ
3の片面とには、図2にも示すように、それぞれ中間ス
ペーサ4のスライド方向Aに沿って凹部3a,4aと凸
部3b,4bとが交互に形成されている。ここで、中間
スペーサ4側の凹部4aおよび凸部4bと、サイドスペ
ーサ3側の凹部3aおよび凸部3bとは、ほぼ同じ間隔
で形成されている。また、中間スペーサ4のスライド方
向Aにおける凹部3a,4aの幅寸法は、凸部3b,4
bのそれよりも幾分大きく設定されている。さらに、ス
ライド方向Aにおける中間スペーサ4側の突部4bの一
端にはテーパ部4cが形成されている。
中間スペーサ4の片面とこれに対向するサイドスペーサ
3の片面とには、図2にも示すように、それぞれ中間ス
ペーサ4のスライド方向Aに沿って凹部3a,4aと凸
部3b,4bとが交互に形成されている。ここで、中間
スペーサ4側の凹部4aおよび凸部4bと、サイドスペ
ーサ3側の凹部3aおよび凸部3bとは、ほぼ同じ間隔
で形成されている。また、中間スペーサ4のスライド方
向Aにおける凹部3a,4aの幅寸法は、凸部3b,4
bのそれよりも幾分大きく設定されている。さらに、ス
ライド方向Aにおける中間スペーサ4側の突部4bの一
端にはテーパ部4cが形成されている。
【0016】加えて、一対のサイドスペーサ2,3と中
間スペーサ4とには、それぞれスペーサ引き抜きのため
のフック部8,9が形成されている。このうち、中間ス
ペーサ4側のフック部9は、上記凸部3a,4a同士を
互いに突き合わせた状態で、サイドスペーサ2,3側の
フック部8よりも内側に位置するように形成されてい
る。
間スペーサ4とには、それぞれスペーサ引き抜きのため
のフック部8,9が形成されている。このうち、中間ス
ペーサ4側のフック部9は、上記凸部3a,4a同士を
互いに突き合わせた状態で、サイドスペーサ2,3側の
フック部8よりも内側に位置するように形成されてい
る。
【0017】続いて、本実施例のスペーサ1を用いたグ
リッド電極の組立手順について説明する。まず、図示せ
ぬビーディングマガジンに円筒状の電極部品Gをセット
するとともに、それらの電極部品Gの間にスペーサ1を
それぞれ配置する。このときスペーサ1は、中間スペー
サ4側の凸部4bとサイドスペーサ3側の凸部3bとを
互いに突き合わせた状態(図1の状態)で、それぞれの
電極部品Gの間に配置される。次いで、表面が加熱溶融
されたビードガラス(不図示)を両側から各電極部品G
に押し当てて、各電極部品Gの外周部に設けたグリッド
ピン(不図示)をビードガラスの表面にくい込ませる。
リッド電極の組立手順について説明する。まず、図示せ
ぬビーディングマガジンに円筒状の電極部品Gをセット
するとともに、それらの電極部品Gの間にスペーサ1を
それぞれ配置する。このときスペーサ1は、中間スペー
サ4側の凸部4bとサイドスペーサ3側の凸部3bとを
互いに突き合わせた状態(図1の状態)で、それぞれの
電極部品Gの間に配置される。次いで、表面が加熱溶融
されたビードガラス(不図示)を両側から各電極部品G
に押し当てて、各電極部品Gの外周部に設けたグリッド
ピン(不図示)をビードガラスの表面にくい込ませる。
【0018】続いて、ビードガラスの表面を冷却硬化
し、その後、各電極部品Gの間からスペーサ1を引き抜
く。ここで、本実施例のスペーサ1を用いた場合は、以
下のようにして電極部品Gの間からスペーサ1が引き抜
かれる。すなわち、図3に示すように、中間スペーサ4
のフック部9に掛止バー10を引っ掛け、さらにその状
態から掛止バー10を引き下げて、サイドスペーサ2,
3の間に挟持された中間スペーサ4を図中A1方向にス
ライドさせる。
し、その後、各電極部品Gの間からスペーサ1を引き抜
く。ここで、本実施例のスペーサ1を用いた場合は、以
下のようにして電極部品Gの間からスペーサ1が引き抜
かれる。すなわち、図3に示すように、中間スペーサ4
のフック部9に掛止バー10を引っ掛け、さらにその状
態から掛止バー10を引き下げて、サイドスペーサ2,
3の間に挟持された中間スペーサ4を図中A1方向にス
ライドさせる。
【0019】これにより、中間スペーサ4の凸部4bと
サイドスペーサ3の凸部3bとの位相がずれて、図4に
示すように、中間スペーサ4側の凸部4bがサイドスペ
ーサ3側の凹部3aに嵌合するとともに、サイドスペー
サ3側の突部3bが中間スペーサ4側の凹部4aに嵌合
する状態となる。その結果、電極部品Gとの接触領域に
おけるスペーサ1の厚さTは、中間スペーサ4側の凹部
4aおよび凸部4bと、サイドスペーサ3側の凹部3a
および凸部3bとの間に形成されたクリアランスC(図
4)分だけ収縮可能となる。したがって、電極部品Gと
スペーサ1との間に強い擦れを生じさせることなく、し
かも電極部品Gに何ら負荷をかけることなく、きわめて
スムースに各電極部品Gの間からスペーサ1を引き抜く
ことが可能となる。
サイドスペーサ3の凸部3bとの位相がずれて、図4に
示すように、中間スペーサ4側の凸部4bがサイドスペ
ーサ3側の凹部3aに嵌合するとともに、サイドスペー
サ3側の突部3bが中間スペーサ4側の凹部4aに嵌合
する状態となる。その結果、電極部品Gとの接触領域に
おけるスペーサ1の厚さTは、中間スペーサ4側の凹部
4aおよび凸部4bと、サイドスペーサ3側の凹部3a
および凸部3bとの間に形成されたクリアランスC(図
4)分だけ収縮可能となる。したがって、電極部品Gと
スペーサ1との間に強い擦れを生じさせることなく、し
かも電極部品Gに何ら負荷をかけることなく、きわめて
スムースに各電極部品Gの間からスペーサ1を引き抜く
ことが可能となる。
【0020】その後、図示せぬビーディングマガジンに
セットされた固定前の電極部品Gの間に再びスペーサ1
を配置する場合は、先程スライドさせた中間スペーサ4
を元の位置まで戻す。このとき、中間スペーサ4は、そ
の凸部4bに形成したテーパ部4cがサイドスペーサ3
側の凸部3bに倣って摺動することで、徐々にサイドス
ペーサ2側に押し戻される。そして、中間スペーサ4と
サイドスペーサ2,3との輪郭がちょうど重なり合った
時点で、中間スペーサ4側の凸部4bとサイドスペーサ
3側の凸部3bとが互いに突き合う状態(図1の状態)
に戻る。
セットされた固定前の電極部品Gの間に再びスペーサ1
を配置する場合は、先程スライドさせた中間スペーサ4
を元の位置まで戻す。このとき、中間スペーサ4は、そ
の凸部4bに形成したテーパ部4cがサイドスペーサ3
側の凸部3bに倣って摺動することで、徐々にサイドス
ペーサ2側に押し戻される。そして、中間スペーサ4と
サイドスペーサ2,3との輪郭がちょうど重なり合った
時点で、中間スペーサ4側の凸部4bとサイドスペーサ
3側の凸部3bとが互いに突き合う状態(図1の状態)
に戻る。
【0021】なお、中間スペーサ4の凸部4bに形成し
たテーパ部4cは、上述のようにスライドさせた中間ス
ペーサ4を元の位置まで戻す際に、中間スペーサ4の凸
部4bがサイドスペーサ3の凸部3bに引っ掛かって、
動きがとれなくならないように配慮したものである。し
たがって、サイドスペーサ3の凸部3b側にテーパ部を
形成した場合においても同様の結果が得られることは言
うまでもない。
たテーパ部4cは、上述のようにスライドさせた中間ス
ペーサ4を元の位置まで戻す際に、中間スペーサ4の凸
部4bがサイドスペーサ3の凸部3bに引っ掛かって、
動きがとれなくならないように配慮したものである。し
たがって、サイドスペーサ3の凸部3b側にテーパ部を
形成した場合においても同様の結果が得られることは言
うまでもない。
【0022】また、一方のサイドスペーサ2は単に平板
構造をなすものであるため、このサイドスペーサ2の厚
みを変更するだけで、スペーサ1としての厚みT(図
3)を種々のグリッド電極の機種サイズに対応させるこ
とができる。さらに、図8に示すスペーサ40の場合
は、中間スペーサ43の片面とこれに対向するサイドス
ペーサ41の片面とがテーパ状に形成されているため、
スペーサ40としての厚み寸法を高精度に得ることが困
難であったが、本実施例のスペーサ1の場合は、サイド
スペーサ2,3と中間スペーサ4とが互いに平面で突き
合う構造になっているため、非常に高い厚み精度を容易
に得ることができる。
構造をなすものであるため、このサイドスペーサ2の厚
みを変更するだけで、スペーサ1としての厚みT(図
3)を種々のグリッド電極の機種サイズに対応させるこ
とができる。さらに、図8に示すスペーサ40の場合
は、中間スペーサ43の片面とこれに対向するサイドス
ペーサ41の片面とがテーパ状に形成されているため、
スペーサ40としての厚み寸法を高精度に得ることが困
難であったが、本実施例のスペーサ1の場合は、サイド
スペーサ2,3と中間スペーサ4とが互いに平面で突き
合う構造になっているため、非常に高い厚み精度を容易
に得ることができる。
【0023】加えて、本実施例のスペーサ1において
は、一対のサイドスペーサ2,3が中間スペーサ4を間
に挟んで螺子7により一体に留め付けられており、しか
もサイドスペーサ2,3に対して中間スペーサ4を僅か
にスライドさせるだけで電極部品Gの間からスペーサ1
をスムースに引き抜くことができるため、中間スペーサ
4とサイドスペーサ2,3とがばらばらになることがな
く、これによりスペーサの取扱いが容易となり、ビーデ
ィング工程での作業性が大幅に向上する。
は、一対のサイドスペーサ2,3が中間スペーサ4を間
に挟んで螺子7により一体に留め付けられており、しか
もサイドスペーサ2,3に対して中間スペーサ4を僅か
にスライドさせるだけで電極部品Gの間からスペーサ1
をスムースに引き抜くことができるため、中間スペーサ
4とサイドスペーサ2,3とがばらばらになることがな
く、これによりスペーサの取扱いが容易となり、ビーデ
ィング工程での作業性が大幅に向上する。
【0024】
【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
一対のサイドスペーサの間に中間スペーサがスライド自
在に挟持された構造になっており、しかも電極部品との
接触領域における中間スペーサの片面とこれに対向する
サイドスペーサの片面とに、中間スペーサのスライド方
向に沿って凹部と凸部とが交互に形成されているため、
互いの凸部を突き合わせることで中間スペーサとサイド
スペーサとの接触面積が小さくなり、その分だけ従来よ
りも小さな力で中間スペーサをスライドさせることが可
能になる。
一対のサイドスペーサの間に中間スペーサがスライド自
在に挟持された構造になっており、しかも電極部品との
接触領域における中間スペーサの片面とこれに対向する
サイドスペーサの片面とに、中間スペーサのスライド方
向に沿って凹部と凸部とが交互に形成されているため、
互いの凸部を突き合わせることで中間スペーサとサイド
スペーサとの接触面積が小さくなり、その分だけ従来よ
りも小さな力で中間スペーサをスライドさせることが可
能になる。
【0025】また、スペーサ引き抜きの際は、サイドス
ペーサに対して中間スペーサを僅かにスライドさせるだ
けで、電極部品との接触領域におけるスペーサ全体の厚
みが収縮可能となるため、スペーサと電極部品との間に
従来のような強い擦れが生じることがない。これによ
り、電極部品にキズや変形等の損傷を与える虞れがなく
なるとともに、電極部品同士を高精度に位置決めするこ
とが可能となる。
ペーサに対して中間スペーサを僅かにスライドさせるだ
けで、電極部品との接触領域におけるスペーサ全体の厚
みが収縮可能となるため、スペーサと電極部品との間に
従来のような強い擦れが生じることがない。これによ
り、電極部品にキズや変形等の損傷を与える虞れがなく
なるとともに、電極部品同士を高精度に位置決めするこ
とが可能となる。
【図1】本発明に係わるグリッド電極組立用のスペーサ
の一実施例を説明する図である。
の一実施例を説明する図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】スペーサ引き抜き時の動作を説明する図であ
る。
る。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】ビーディング工程を説明する図である。
【図6】従来例を説明する図である。
【図7】他の従来例を説明する図である。
【図8】さらに他の従来例を説明する図である。
1 スペーサ 2,3 サイドスペーサ 3a 凹部 3b 凸部 4 中間スペーサ 4a 凹部 4b 凸部 A スライド方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 9/18
Claims (1)
- 【請求項1】 電子銃のグリッド電極を構成する円筒状
の電極部品同士をビードガラスで固定する際に、前記電
極部品の間に配置される薄板状のスペーサにおいて、 一対のサイドスペーサと、前記一対のサイドスペーサ間
にスライド自在に挟持された中間スペーサとから成り、 前記電極部品との接触領域における前記中間スペーサの
片面とこれに対向する前記サイドスペーサの片面とに
は、それぞれ前記中間スペーサのスライド方向に沿って
凹部と凸部とが交互に形成されており、前記電極部品間
に配置される際に、前記中間スペーサと前記サイドスペ
ーサの凸部同士が互いに突き合わされた状態で配置され
ることを特徴とするグリッド電極組立用のスペーサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28018793A JP3353421B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | グリッド電極組立用のスペーサ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28018793A JP3353421B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | グリッド電極組立用のスペーサ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07111139A JPH07111139A (ja) | 1995-04-25 |
| JP3353421B2 true JP3353421B2 (ja) | 2002-12-03 |
Family
ID=17621514
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28018793A Expired - Fee Related JP3353421B2 (ja) | 1993-10-12 | 1993-10-12 | グリッド電極組立用のスペーサ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3353421B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6988346B2 (ja) * | 2017-10-03 | 2022-01-05 | トヨタ自動車株式会社 | 蓄電装置 |
| JP7010807B2 (ja) * | 2018-12-13 | 2022-01-26 | 本田技研工業株式会社 | スペーサ、バッテリ装置、床面高さ調整機構及びスペーサの使用方法 |
-
1993
- 1993-10-12 JP JP28018793A patent/JP3353421B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07111139A (ja) | 1995-04-25 |
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