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JP3455701B2 - 医療用コネクタの手動式脱着装置 - Google Patents
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JP3455701B2 - 医療用コネクタの手動式脱着装置 - Google Patents

医療用コネクタの手動式脱着装置

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JP3455701B2
JP3455701B2 JP21520899A JP21520899A JP3455701B2 JP 3455701 B2 JP3455701 B2 JP 3455701B2 JP 21520899 A JP21520899 A JP 21520899A JP 21520899 A JP21520899 A JP 21520899A JP 3455701 B2 JP3455701 B2 JP 3455701B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は医療用コネクタの分
離及び接続を行う装置に係り、特に、医学的用途、例え
ば腹膜透析用チューブコネクタの分離,接続に応用され
る医療用コネクタの手動式脱着装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来においては、腹膜透析設備に使用さ
れる患者に接続されたチューブと、透析液を入れたバッ
グに接続されたチューブの双方にネジ式の接続用のコネ
クタを設け、このコネクタを脱着することにより、患者
側と透析液を入れたバッグの切り離し或いは接続を行な
うようにしており、この操作は細菌の浸入を防ぐことが
できる環境の基に極めて短時間で確実になし得ることが
要請されている。
【0003】特開平8−725号公報には、このような
要請に応えるモーターを使用した自動コネクタ脱着装置
が開示されている。この例では、図15に概略を示すよ
うにコネクタ脱着装置100内に、患者側コネクタの元
部102と患者側コネクタの封止栓103とをネジ付け
た組みと、透析液バッグ200のコネクタの元部202
と封止栓203をネジ付けた組みとを挿入後、モーター
M1を駆動して両方の組みのネジをゆるめる。次に、モ
ーターM2によって透析液側のコネクタの元部202と
患者側コネクタの封止栓103を右方向に移動する。次
に、モーターM3にて上記図15の透析液側コネクタの
元部202と患者側コネクタの封止栓103を上方向に
移動し、さらにモーターM2にて左方向に移動し、次に
モーターM1にてコネクタの元部102と202を締め
付けることにより一連の動作が完了するようになってい
る。なお、101は患者側チューブ、104は患者、2
01は透析液側チューブ、204は空バッグを示す。
【0004】図16は、手動式コネクタ脱着装置300
の例を示す。この例では、ノブ380を手で回転してコ
ネクタをゆるめ、次にこのノブ380を右側に移動し、
さらに図面下方向に移動し、さらに左側に移動後再び回
転して、コネクタの分離,移動,締結を完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述の図
15に示す第1の例は、モーターの動力によりコネクタ
の分離,移動,締め付けを行なうように構成され、短時
間に容易に操作を完了できるものではあるが、モーター
を3個使用し複雑な電気制御回路が必要であるから、電
気的トラブルが発生した場合に使用不能となるという問
題がある。
【0006】また、図16に示す第2の例はモーターを
使用していないが手動操作の手順が複雑で操作者が手順
を考えながら神経を使って操作する必要があり操作者の
負担が大きいなどの問題がある。
【0007】本発明の目的は簡単な構造で操作者が手順
を考える必要がなく操作性の良いスムーズな動きで、し
かも信頼性の高い手動式の装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の医療用コネクタ
の手動式脱着装置は、患者側コネクタの元部(102)
と透析液用バッグ側コネクタの封止栓(203)とを保
持するコネクタ保持部(20)と、患者側コネクタの封
止栓(103)と透析液側コネクタの元部(202)
を保持し回転させるための脱着部(16)と、上記コネ
クタ保持部(20)と、上記脱着部(16)とを連動さ
せて駆動するための機構部とより成り、上記機構部がハ
ンドル(13)を介して回動される操作軸(21)と、
この操作軸(21)の回転によって歯車(22−1,2
2−2)を介して夫々互に反対方向に回動される夫々そ
の一部の歯を欠いた2個の歯欠歯車(24,25)と、
上記操作軸(21)によってガイド用カム(61)の周
りに移動されるピン(29)を介して左右,前後に移動
される、上記コネクタ保持部(20)を保持するスライ
ダー(31)とより成り、上記ハンドル(13)を一方
向に回転せしめる第1の回転にて上記患者側コネクタの
封止栓(103)と透析液側コネクタの元部(202)
とを脱着部(16)で上記歯欠歯車を介して一方向に回
転せしめて上記患者側コネクタの元部(102)と透析
液側コネクタの封止栓(203)から夫々分離し、一方
向に回転せしめる第2の回転にてコネクタ保持部(2
0)を上記脱着部(16)と相対的に上記スライダー
(31)を介して移動し、患者側コネクタの元部(10
2)と透析液側コネクタの元部(202)とを対向せし
め、さらに一方向に回転せしめる第3の回転にて上記患
者側コネクタの元部(102)と透析液側コネクタの元
部(202)を上記歯欠歯車を介して反対方向に回転し
螺合締結する、上記第1〜第3の回転の合計が180°
であることを特徴とする。
【0009】
【0010】また、上記脱着部は、上記機構部より取り
外されたときに上記脱着部に設けた上記患者側コネクタ
の封止栓と透析液側コネクタの元部とのホルダが回転し
ないようにするロック機構を有することを特徴とする。
【0011】また、上記ロック機構は、上記脱着部に沿
って摺動可能に設けた板状部と、この板状部に設けた長
穴と、この長穴内に介挿したバネと、上記脱着部に設け
た、上記長穴内に挿入されるピンとより成り、上記脱着
部が除去されたとき上記バネによって上記板状部を押下
し、上記板状部の頭部が上記ホルダの回転を阻止する位
置となることを特徴とする。
【0012】本発明の医療用コネクタの手動式脱着装置
は、患者側コネクタの元部(102)と透析液用バッグ
側コネクタの封止栓(203)とを保持するコネクタ保
持部(20)と、患者側コネクタの封止栓(103)
透析液側コネクタの元部(202)とを保持し回転させ
るための脱着部(16)と、上記コネクタ保持部(2
0)と、上記脱着部(16)とを連動させて駆動するた
めの機構部とより成り、上記機構部がハンドル(13)
を介して回動される操作軸(21)と、この操作軸(2
1)の回転によって歯車(22−1,22−2)を介し
て夫々互に反対方向に回動される夫々その一部の歯を欠
いた2個の歯欠歯車(24,25)と、上記操作軸(2
1)によってガイド用カム(61)の周りに移動される
ピン(29)を介して左右,前後に移動される、上記コ
ネクタ保持部(20)を保持するスライダー(31)と
より成り、上記ハンドル(13)を一方向に回転せしめ
る第1の回転にて上記患者側コネクタの封止栓(10
3)と透析液側コネクタの元部(202)とを脱着部
(16)で上記歯欠歯車を介して一方向に回転せしめて
上記透析液側コネクタの封止栓(203)と患者側コネ
クタの元部(102)から夫々分離し、一方向に回転せ
しめる第2の回転にてコネクタ保持部(20)を上記脱
着部(16)と相対的に上記スライダー(31)を介し
て移動し、患者側コネクタの元部(102)と患者側コ
ネクタの封止栓(103)とを対向せしめ、さらに一方
向に回転せしめる第3の回転にて上記患者側コネクタの
元部(102)と患者側コネクタの封止栓(103)を
上記歯欠歯車を介して反対方向に回転して螺合締結す
、上記第1〜第3の回転の合計が180°であることを
特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下図面によって本発明の実施例
を説明する。
【0014】図1は、本発明に成る医療用コネクタの手
動式脱着装置10の外観を示す俯瞰図で、11はその底
面に設けられたゴム足、12は吸盤、13は操作用ハン
ドル、14は蓋である。
【0015】本発明装置10は、ゴム足11或いは吸盤
12により机上に固定されるため操作ハンドル13の操
作が容易であり、また、装置10の移動も上記ゴム足1
1、吸盤12を机上から引き離すことにより簡単になし
得る。
【0016】図2は、本発明装置10の蓋14を開いた
状態の平面図で、ハンドル13が装着された機構部(図
示せず)の上面に装着された仕切り板70の上にコネク
タ保持部20と、コネクタを保持し回転させるための脱
着部16が夫々取付けネジ19で固着され、コネクタ保
持部20の上面に保持部の蓋15がコネクタの脱落を防
止するよう開閉自在に設けられている。図2では保持部
20の蓋15は開かれた状態を示している。
【0017】コネクタ保持部20には、図3A及び図3
Bに示すように患者側コネクタの元部102を保持する
ための溝20−1と、透析液側コネクタの封止栓203
を保持するための溝20−2とが或距離離間して平行に
設けられ、各溝の幅は夫々コネクタの元部102と封止
栓203の幅と略同じとなるようにしてあり、その着脱
と保持を容易にしている。そして、後で説明するスライ
ダー31と連結するためのネジ孔20−3が設けられて
いる。コネクタを保持し回転させるための脱着部16に
は、図2に示すように患者側コネクタの封止栓103を
保持するためのホルダ16−1と、透析液側コネクタの
元部202を保持するためのホルダ16−2が上記コネ
クタ保持部20の溝20−1と20−2の溝との間と同
じ距離だけ離間して平行に設けられており、その各溝の
幅は上記コネクタ保持部20の溝と夫々同じ幅である。
【0018】上記コネクタ保持部20と脱着部16と、
機構部との間には、図2,図6及び図7に示すようにこ
れらを上下に仕切る仕切り板70が設けられ、この仕切
板70には図4A及び図4Bに示すように上記コネクタ
保持部20を保持するスライダー31が摺動可能な角穴
70−1と、上記脱着部16の歯車が挿通するための角
穴70−2と、上記脱着部16を仕切り板70に固着す
るためのネジ19を螺合するネジ穴70−3が設けら
れ、上記角穴70−1の一辺に沿ってスライダー31を
位置決めするためのストッパピン32が仕切り板70の
下面に設けられている。
【0019】図5は本発明装置10の縦断側面図、図6
は仕切り板70と該仕切り板70より上部の機構を除い
た状態の平面図で、本発明装置10の筐体2の底面には
基板2−1が設けられ、該基板2−1に操作軸21を軸
支する2個の軸受け(図示せず)が適宜の距離離間して
設けられ、該操作軸21の筐体2より外部に突出した位
置にハンドル13が固着されている。また、上記操作軸
21には2個の傘歯車22−1と22−2が適宜の距離
離間して双方の傘歯車面を対向させて固着され、上記傘
歯車22−1に噛合する傘歯車23−1と一部の歯を除
いた欠歯歯車24とを一体にした歯車組みと、上記傘歯
車22−2に噛合する傘歯車23−2と一部の歯を除い
た欠歯歯車25とを一体にした歯車組みとを夫々互に平
行に所定距離離間して設けた2個の支軸40,41によ
って回転自在に軸支し、該支軸40,41を上記筐体2
の側面に接近して、上記基板2−1より起立した軸受け
板2−2によって支持せしめ上記操作ハンドル13の回
転で上記欠歯歯車24,25を介して後述のように脱着
部16のホルダ16−1及び16−2を回転せしめるよ
うにする。
【0020】また、図6及び図7に示すように基板2−
1に設けた2個の保持部材42,43により所定長さの
2個のガイド軸44,45を所定の距離離間し、かつ上
記操作軸21と直角方向に支持し、この2個のガイド軸
44,45に夫々摺動部材46,47を摺動自在に装着
し、この2個の保持部材42,43と摺動部材46,4
7との間に夫々コイルバネ48,49を介挿し、また上
記2個の摺動部材46,47の間に上記操作軸21と平
行に、かつ所定距離離間して2個の摺動軸50,51を
配置しその両端部を上記摺動部材46,47に固着す
る。また、上記2個の摺動軸50,51に摺動自在にス
ライダー31を係合せしめ、該スライダー31の上記筐
体の基板2−1に近く、上記操作軸21に接近した位置
に、その先端に2股状突起を設けた腕30を設ける。
【0021】また、上記操作軸21の上記2個の傘歯車
22−1,22−2の間に第3の傘歯車27を設け、上
記基板2−1の底面より上記操作軸21の中心線上で且
つ上記2個の傘歯車22−1と22−2の中間点に支軸
60を起立して設け、該支軸60と同軸状に基板2−1
上に図9A〜図9Dに示すその外周面をU字形に形成し
たガイド用カム61を設け、上記支軸60により駆動腕
26を回動自在に軸支し、該駆動腕26の先端に設けら
れた長穴と係合する駆動ピン29を上記ガイド用カム6
1の外周面に摺動接触せしめると共に、上記駆動腕26
に結合した傘歯車28を上記第3の傘歯車27に噛合せ
しめる。
【0022】また、上記ハンドル13を初期位置から約
60度回転せしめれば第3の傘歯車27及び傘歯車28
の回転によって駆動腕26が180度回転して駆動ピン
29がスライダー31に設けた腕30の2股状突起に係
合し、更にハンドル13を60度回転せしめれば、駆動
ピン29が上記U字形ガイド用カム61の外周面に沿
い、スライダー31と摺動軸50,51と摺動部材4
6,47とを共にU字形の軌跡を描いて移動し、摺動部
材46に近接した位置となり、その結果、上記スライダ
ー31に連結されたコネクタ保持部20がU字形に移動
されるようにする。
【0023】また、本発明装置においては、図8A〜図
8Cに示すようにコネクタを保持回転させるためのホル
ダ16−1,16−2と一体の歯車34,35と該歯車
34,35と同時に噛み合う歯車36と、該歯車36と
噛み合うと共に上記歯の一部を除いた欠歯歯車24,2
5と噛み合う歯車38と、上記歯車38と上記歯車34
に同時に噛み合う歯車37を設ける。
【0024】図9A〜図9Dは各歯車と、駆動腕26の
駆動ピン29と、U字型カム61の関係位置を示す。
【0025】図9Aの位置はハンドル13が原点位置に
ある時の噛み合い状況を示し、ホルダ16−1,16−
2と一体の歯車34,35に設けられたチューブを挿通
させるための溝16−3は真上に向いている。また、欠
歯歯車25は歯を切り欠いた部分が歯車38と対向し、
欠歯歯車24は歯を有する部分が歯車38と対向してい
る。また、駆動腕26の駆動ピン29の位置は、時計の
3時の位置であるA点にある。ここでハンドル13を初
期位置より約60度回転させると、欠歯歯車24が歯車
38を介して歯車36と噛み合い、夫々矢印方向に回転
してホルダ16−1,16−2と一体の歯車34,35
を反時計方向に回転させるように働き、図9Bの位置と
なり、駆動腕26の駆動ピン29の位置は180度回転
して時計の9時の位置であるB点となる。
【0026】この動作の過程で歯車34に設けられたホ
ルダ16−1にチューブを挿通するための溝16−3が
歯車36と対向する位置に来ると歯車34が歯車36と
噛み合わなくなるので回転できないことになるが、その
時は歯車37が歯車34と噛み合って歯車38の回転を
歯車34に伝達させるように働く。
【0027】図9Bの位置では、欠歯歯車25は歯を切
り欠いた部分が歯車38と対向し、欠歯歯車24も歯を
切り欠いた部分が歯車38と対向する位置となるので、
歯車38はハンドル13の動作で回転しなくなる。
【0028】更に、ハンドル13を60度回転させる
と、図9Cに示すように駆動腕26の駆動ピン29はA
位置となり、欠歯歯車25の歯が有る部分が歯車38と
対向する位置となり、欠歯歯車24の歯の無い部分が歯
車38と対向する位置となり、欠歯歯車25の回転が歯
車38に伝えられるようになる。ハンドル13の回転方
向は同じであるが欠歯歯車25の回転方向は傘歯車22
−2と23−2から伝達されるので、欠歯歯車24と逆
の方向となり歯車38の回転が逆となり、ホルダと一体
の歯車34,35は図9Aの場合と逆の方向即ち、時計
方向に回転し、ハンドル13を更に60度回転させると
図9Dの位置となり、この位置は図9Aと比べ駆動腕2
6の駆動ピン29の位置が更に180度回転して時計の
9時の位置であるB点の位置となる。
【0029】上記の説明は、ホルダ16−1,16−2
にコネクタのネジ部を装着して、上記のようにハンドル
13を操作すると、最初の60度回転でネジ部がゆる
み、次の60度回転ではネジ部は回転せず、最後の60
度回転でネジ部が締めつけられるようになることを示
す。
【0030】本発明装置10は、上記のようにハンドル
13の動作が、最初の60度回転で操作軸21に固着さ
れた傘歯車22−1,22−2を介して脱着部16のホ
ルダ16−1,16−2を回転させてコネクタのネジ部
を緩める動作と、第3の傘歯車27と傘歯車28を介し
て駆動腕26が180度回転して駆動ピン29がスライ
ダー31に設けた腕30の2股状突起に係合する動作が
同時進行し、更にハンドル13を60度回転させると、
脱着部16のホルダは回転しないで、その間に前記駆動
ピン29が前記U字形ガイド用カム61の外周面に沿
い、スライダー31と摺動軸50,51と摺動部材4
6,47とを共にU字形の軌跡を描いて移動し、スライ
ダー31を摺動部材46に近接した位置に移動させ、ス
ライダー31に連結されたコネクタ保持部20をU字形
状に移動させる。このときに図10A〜図10Cに示す
スライダー31の上端に設けられた溝31−1が仕切り
板70に設けられたストッパピン32に係合して移動し
ないように保持される。更にハンドル13を60度回転
せしめれば、駆動腕26の駆動ピン29がスライダー3
1に設けられた腕30の2股状突起から離脱して180
度回転する動作と、脱着部16のホルダ16−1,16
−2を回転させる動作が連動し、コネクタのネジ部を締
め付ける動作が完了し、ハンドル13を約180度回転
させることにより一挙動でコネクタの脱着が完了する。
【0031】図11A及び図11Bは、本発明装置を使
用して、腹膜透析装置において患者104側と透析液バ
ッグ200のコネクタの脱着操作をする状況を説明する
説明図である。
【0032】図11Aは、準備状態を示し、患者104
に接続した患者側チューブ101と患者側コネクタの元
部102とが一体に結合されており、患者側コネクタの
元部102の開放端が封止栓103によって封止されて
おり、透析液バッグ200にチューブ201が接続さ
れ、該チューブ201に透析液側コネクタの元部202
とが一体に結合されており、透析液側コネクタの元部2
02の開放端は封止栓203により封止されている。
【0033】コネクタ保持部20の下側溝20−1に患
者側コネクタの元部102を装着し、封止栓103を脱
着部16の下側ホルダ16−1に装着し、脱着部16の
上側ホルダ16−2に透析液側コネクタの元部202を
装着し、コネクタ保持部20の上側溝20−2に透析液
側コネクタの封止栓203を装置する。
【0034】本発明装置10においては、図9A〜図9
Dに示すようにハンドル13を基本位置から約60度回
転せしめると、脱着部16のホルダ16−1,16−2
が回転してコネクタのネジ部のネジがゆるむ方向に回転
し両方のコネクタの封止栓を開放する。更に、ハンドル
13を60度回転せしめると脱着部16のホルダは、回
転しないでコネクタ保持部20がU字形に上方向に移動
してコネクタ保持部20の溝20−1に保持された患者
側コネクタの元部102が脱着部16のホルダ16−2
に保持された透析液側コネクタ202と対向する位置と
なる。更にハンドル13を60度回転させると脱着部1
6のホルダ16−2に保持された透析液側コネクタの元
部202を回転せしめて患者側コネクタの元部102に
固着する。その後コネクタとチューブを外し、ハンドル
13を原点位置に戻す。
【0035】ハンドル13を原点位置に戻すときはハン
ドル13の動作方向が逆となるので、図9Dから図9A
の順をたどるようになり、最初図9Dの位置では駆動腕
26の駆動ピン29の位置がB点にあり、ハンドル13
を60度回転せしめると駆動腕26が反時計方向に18
0度回転して図9Cの駆動腕26の駆動ピン29の位置
A点となり、更にハンドル13を60度回転せしめると
駆動ピン29がスライダー31に設けられた腕30の2
股状突起と係合しスライダー31がU字形を描いて移動
し駆動ピン29の位置がB点となり、次の60度回転で
駆動ピン29が180度回転してA点位置の原点に戻
る。
【0036】患者側のコネクタの元部102と、透析液
側コネクタの元部202を分離する場合は、図12Aに
示すように患者側コネクタの元部102と、透析液側コ
ネクタの元部202とが結合された状態で、夫々コネク
タ保持部20の下側溝20−1と、脱着部16の下側ホ
ルダ16−1に装着し、コネクタ保持部20の上側溝2
0−2と脱着部16の上側ホルダ16−2に、透析液側
コネクタの封止栓203と、新しい滅菌された患者側コ
ネクタの封止栓103とのセットを装着し、ハンドル1
3を約60度回転せしめれば患者側コネクタの元部10
2と透析液側コネクタの元部202とのネジ結合がゆる
み、又新しい滅菌された患者側コネクタの封止栓103
と透析液側コネクタの封止栓203のセットのネジ結合
がゆるみ、更に60度回転せしめれば、図12Bに示す
ように患者側コネクタの元部102が上側に移動して封
止栓103と対向する位置となる。更に60度回転せし
めれば患者側コネクタの元部102に封止栓103が螺
合されて患者側コネクタの分離が完了する。透析液側コ
ネクタの元部202と封止栓203を取り除き、ハンド
ル13を原点位置に戻し操作を完了する。
【0037】上記のように本発明装置を使用すれば、患
者側コネクタ、透析液側コネクタの開放端には一切手を
触れることなくハンドル13を180度回転させるだけ
の簡単な操作で患者側コネクタと透析液側コネクタの接
続と分離をすることができる。
【0038】本発明装置10のコネクタの接続と分離を
行なう場合にコネクタのネジ部を回転させる角度はコネ
クタの規格で定まっており、ハンドル13の回転角度と
脱着部のホルダ16−1,16−2を回転させる角度と
の関係は決まっているので操作軸21に結合された傘歯
車22−1,22−2と歯車34,35との歯車比はハ
ンドル13を60度回転させたときにホルダ16−1,
16−2はネジ部が完全に締まる(ゆるむ)角度回転す
るようにすれば良い。然しながら、ネジ部の締まりを確
実とするためネジ部が完全に締まる角度よりわずかに大
きい角度回転するように上記歯車比を定めるのが好まし
い。
【0039】なお、本発明装置10は、患者側のコネク
タと透析液側コネクタの脱着を行なう装置であるので、
上記のコネクタを装着するコネクタ保持部20と脱着部
16は常に清潔を保つ必要があり、上記の部分を本体機
構部より取り外して洗浄することが常時実施されるの
で、上記のように仕切り板70に対しネジ19により脱
着可能に取付けられている。然しながら脱着部16を本
体機構部より取り外すと歯車24,25と脱着部16の
歯車38の噛み合いが外れ、脱着部の歯車34,35が
勝手に移動して、再度脱着部16を機構部に組みつける
ときに歯車34,35の関係位置が定まらず正確な組み
付けができないという問題が生じる。
【0040】従って本発明装置には、脱着部16を機構
部より取り外したときに歯車34,35が勝手に動かな
いようにロックする機構を設ける。図13A及び図13
Bは脱着部16のロック装置17の要部を説明する図
で、ロック装置17は、脱着部16の側壁16−4に沿
って上下方向に摺動可能に設けた板状部17−1と、L
字型に曲げた上端17−2と、上下方向に設けた長穴1
7−3と、該長穴17−3に介挿したバネ17−4とに
より構成し、上記長穴17−3に上記脱着部16の側壁
16−4に設けたピン16−5を挿入し、上記長穴17
−3内のバネ17−4の上端を上記ピン16−5に当接
し、上記L字型の上端17−2を歯車34,35の間に
覗くように配置する。
【0041】図13A及び図13Bは、脱着部16を機
構部に取付けた状態で、ロック装置17の板状部17−
1が仕切り板70に設けた突起17−5に当接し、バネ
17−4に抗して上方に移動しL字型の上端17−2が
歯車34,35より離れていてロック解除状態で、本発
明装置が通常の動作が可能な状態である。
【0042】図14A及び図14Bは、脱着部16を機
構部より取り外した状態で、ロック装置17の板状部1
7−1がバネ17−4の作用で下方に移動しL字型の上
端17−2が歯車34,35と係合して歯車34,35
をロックして勝手に動くことができないようにした状態
である。この状態で脱着部16を洗浄して、再度機構部
に組み付ける場合には歯車34,35の関係位置が取り
外すときと同じで変化していないから正常の状態で組み
付けが完了する。
【0043】
【発明の効果】上記のように本発明に成る医療用コネク
タの手動式脱着装置によれば、患者側コネクタ,透析液
側コネクタの開放端には一切手を触れることなく、ハン
ドル13を180度回転させるだけの簡単な操作で患者
側コネクタと透析液側コネクタの接続と分離をすること
ができる大きな利益がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着装置
の外観斜視図である。
【図2】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着装置
の蓋を開いた状態の平面図である。
【図3A】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着装
置のコネクタ保持部の平面図である。
【図3B】図3Aに示すコネクタ保持部の右側面図であ
る。
【図4A】本発明の医療用コネクタの手動式脱着装置に
おける仕切り板の底面図である。
【図4B】本発明の医療用コネクタの手動式脱着装置の
仕切り板の側面図である。
【図5】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着装置
の縦断側面図である。
【図6】図5に示す手動式脱着装置の下方部分を示す平
面図である。
【図7】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着装置
の縦断正面図である。
【図8A】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着装
置の脱着部の要部説明用平面図である。
【図8B】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着装
置の脱着部の要部説明用側面図である。
【図8C】図8Aに示す脱着部の要部の正面図である。
【図9A】本発明に成る脱着部の動作説明図である。
【図9B】本発明に成る脱着部の動作説明図である。
【図9C】本発明に成る脱着部の動作説明図である。
【図9D】本発明に成る脱着部の動作説明図である。
【図10A】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着
装置におけるスライダーの正面図である。
【図10B】図10Aに示すスライダーの平面図であ
る。
【図10C】図10Aに示すスライダーの側面図であ
る。
【図11A】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着
装置において患者側と透析液側とを接続するときの操作
状況を説明する平面図である。
【図11B】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着
装置において患者側と透析液側とを接続するときの操作
状況を説明する平面図である。
【図12A】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着
装置において患者側と透析液側とを分離するときの操作
状況の説明図である。
【図12B】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着
装置において患者側と透析液側とを分離するときの操作
状況の説明図である。
【図13A】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着
装置において脱着部のホルダロック装置の説明用正面図
である。
【図13B】図13Aに示すロック装置の縦断側面図で
ある。
【図14A】本発明に成る医療用コネクタの手動式脱着
装置において脱着部のホルダロック装置の説明用正面図
である。
【図14B】図14Aに示すロック装置の縦断側面図で
ある。
【図15】従来技術に成る医療用コネクタの自動脱着装
置の第1の例の概要説明図である。
【図16】従来技術に成る医療用コネクタの手動式脱着
装置の第2の例の概要説明図である。
【符号の説明】
2 筐体 2−1 基板 2−2 軸受け板 10 医療用コネクタの手動式脱着装置 11 ゴム足 12 吸盤 13 操作ハンドル 14 蓋 15 コネクタ保持部の蓋 16 脱着部 16−1 ホルダ 16−2 ホルダ 16−3 溝 16−4 側壁 16−5 ピン 17 ロック装置 17−1 板状部 17−2 上端 17−3 長穴 17−4 バネ 17−5 突起 19 ネジ 20 コネクタ保持部 20−1 溝 20−2 溝 20−3 ネジ穴 21 操作軸 22−1 傘歯車 22−2 傘歯車 23−1 傘歯車 23−2 傘歯車 24 欠歯歯車 25 欠歯歯車 26 駆動腕 27 第3の傘歯車 28 傘歯車 29 駆動ピン 30 スライダーに設けた腕 31 スライダー 31−1 係合溝 32 ストッパピン 34 ホルダと一体の歯車 35 ホルダと一体の歯車 36 歯車 37 歯車 38 歯車 40 支軸 41 支軸 42 保持部材 43 保持部材 44 ガイド軸 45 ガイド軸 46 摺動部材 47 摺動部材 48 コイルバネ 49 コイルバネ 50 摺動軸 51 摺動軸 60 支軸 61 ガイド用カム 70 仕切り板 70−1 角穴 70−2 角穴 70−3 ネジ穴 100 コネクタ脱着装置 101 患者側チューブ 102 患者側コネクタの元部 103 患者側コネクタの封止栓 104 患者 200 透析液バッグ 201 透析液側チューブ 202 透析液側コネクタの元部 203 透析液側コネクタの封止栓 204 空バッグ 300 コネクタ脱着装置 380 ノブ M1 駆動モータ M2 駆動モータ M3 駆動モータ
フロントページの続き (72)発明者 斎藤 博 埼玉県与野市円阿弥5−8−45番地 サ ーボテクノシステム株式会社 埼玉工場 内 (72)発明者 新本 和浩 広島県広島市中区加古町12番17号 株式 会社ジェイ・エム・エス内 (72)発明者 田中 聖真 広島県広島市中区加古町12番17号 株式 会社ジェイ・エム・エス内 (56)参考文献 特開 平8−725(JP,A) 特開 平8−155025(JP,A) 国際公開99/2205(WO,A1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 1/00 - 1/36 A61M 39/00 - 39/28

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者側コネクタの元部(102)と透析
    液用バッグ側コネクタの封止栓(203)とを保持する
    コネクタ保持部(20)と、患者側コネクタの封止栓
    (103)と透析液側コネクタの元部(202)とを保
    持し回転させるための脱着部(16)と、上記コネクタ
    保持部(20)と、上記脱着部(16)とを連動させて
    駆動するための機構部とより成り、上記機構部がハンド
    ル(13)を介して回動される操作軸(21)と、この
    操作軸(21)の回転によって歯車(22−1,22−
    2)を介して夫々互に反対方向に回動される夫々その一
    部の歯を欠いた2個の歯欠歯車(24,25)と、上記
    操作軸(21)によってガイド用カム(61)の周りに
    移動されるピン(29)を介して左右,前後に移動され
    る、上記コネクタ保持部(20)を保持するスライダー
    (31)とより成り、上記ハンドル(13)を一方向に
    回転せしめる第1の回転にて上記患者側コネクタの封止
    栓(103)と透析液側コネクタの元部(202)とを
    脱着部(16)で上記歯欠歯車を介して一方向に回転せ
    しめて上記患者側コネクタの元部(102)と透析液側
    コネクタの封止栓(203)から夫々分離し、一方向に
    回転せしめる第2の回転にてコネクタ保持部(20)を
    上記脱着部(16)と相対的に上記スライダー(31)
    を介して移動し、患者側コネクタの元部(102)と透
    析液側コネクタの元部(202)とを対向せしめ、さら
    に一方向に回転せしめる第3の回転にて上記患者側コネ
    クタの元部(102)と透析液側コネクタの元部(20
    2)を上記歯欠歯車を介して反対方向に回転して螺合締
    結する、上記第1〜第3の回転の合計が180°である
    とを特徴とする医療用コネクタの手動式脱着装置。
  2. 【請求項2】 患者側コネクタの元部(102)と透析
    液用バッグ側コネクタの封止栓(203)とを保持する
    コネクタ保持部(20)と、患者側コネクタの封止栓
    (103)と透析液側コネクタの元部(202)とを保
    持し回転させるための脱着部(16)と、上記コネクタ
    保持部(20)と、上記脱着部(16)とを連動させて
    駆動するための機構部とより成り、上記機構部がハンド
    ル(13)を介して回動される操作軸(21)と、この
    操作軸(21)の回転によって歯車(22−1,22−
    2)を介して夫々互に反対方向に回動される夫々その一
    の歯を欠いた2個の歯欠歯車(24,25)と、上記
    操作軸(21)によってガイド用カム(61)の周りに
    移動されるピン(29)を介して左右,前後に移動され
    る、上記コネクタ保持部(20)を保持するスライダー
    (31)とより成り、上記ハンドル(13)を一方向に
    回転せしめる第1の回転にて上記患者側コネクタの封止
    栓(103)と透析液側コネクタの元部(202)とを
    脱着部(16)で上記歯欠歯車を介して一方向に回転せ
    しめて上記透析液側コネクタの封止栓(203)と患者
    側コネクタの元部(102)から夫々分離し、一方向に
    回転せしめる第2の回転にてコネクタ保持部(20)を
    上記脱着部(16)と相対的に上記スライダー(31)
    を介して移動し、患者側コネクタの元部(102)と患
    者側コネクタの封止栓(103)とを対向せしめ、さら
    に一方向に回転せしめる第3の回転にて上記患者側コネ
    クタの元部(102)と患者側コネクタの封止栓(10
    3)を上記歯欠歯車を介して反対方向に回転して螺合締
    結する、上記第1〜第3の回転の合計が180°である
    とを特徴とする医療用コネクタの手動式脱着装置。
  3. 【請求項3】 上記脱着部が、上記機構部より取り外さ
    れたときに上記脱着部に設けた上記患者側コネクタの封
    止栓と透析液側コネクタの元部とのホルダが回転しない
    ようにするロック機構を有することを特徴とする請求項
    1または2記載の医療用コネクタの手動式脱着装置。
  4. 【請求項4】 上記ロック機構が、上記脱着部に沿って
    摺動可能に設けた板状部と、この板状部に設けた長穴
    と、この長穴内に介挿したバネと、上記脱着部に設け
    た、上記長穴内に挿入されるピンとより成り、上記脱着
    部が除去されたとき上記バネによって上記板状部を押下
    し、上記板状部の頭部が上記ホルダの回転を阻止する位
    置となることを特徴とする請求項記載の医療用コネク
    タの手動式脱着装置。
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