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JP3583583B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
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半導体装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、埋め込み素子分離を用いた半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
図39は、従来の埋め込み素子分離を用いた不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの断面図である。シリコン基板901上にトレンチ902が形成され、その中に絶縁物質903が埋め込まれており、これが素子分離となっている。
【0003】
シリコン基板901上には、トンネル絶縁膜と呼ばれる薄い酸化膜(トンネル酸化膜)904が形成され、その上に浮遊ゲート電極905が形成されている。浮遊ゲート電極905上には、SiO/Si/SiO積層膜(ONO膜)906が形成され、その上に絶縁物質903上を含んで連続的に制御ゲート電極907が形成されている。トレンチ902内の絶縁物質903は、その上部が浮遊ゲート電極905の側部と接触するに至るまでトレンチ902内に埋め込まれている。
【0004】
従来、トレンチ902内の絶縁物質903は、TEOS(tetraethoxysilane )やBPSG(borophospho silicate glass)などのシリコン酸化膜系の単一の物質が使用されていた。この埋め込まれたシリコン酸化膜系単一物質(903)は、基板に直接、もしくは基板を直接酸化したシリコン酸化膜を介在させて、トンネル酸化膜904、および浮遊ゲート電極であるポリシリコン層(905)の側面部に接している構造となっている。
【0005】
従来型のメモリセルの製造方法を図40(a)〜(e)を用いて説明する。
【0006】
まず、図40(a)に示すように、P型シリコン基板901の表面を酸化する(酸化膜911)。ここで各種のウェル、チャネルインプランテーション(チャネル領域の形成)を行う。次いで酸化膜911を除去し、周辺回路のゲート絶縁膜およびトンネル絶縁膜(トンネル酸化膜904)を形成する。次に、浮遊ゲート電極となるポリシリコン(905)、さらにマスク材となる窒化シリコン膜912を堆積し、図示しないレジストを塗布しパターニングを行う。次に、図40(b)に示すように、図示しないレジストパターンをマスクにして窒化シリコン膜912、ポリシリコン905、トンネル酸化膜904を順次エッチングし、さらに露出したシリコン基板901をエッチングし、これにより、基板にトレンチ902を形成する。次いで、図示しないレジストパターンを剥離する。
【0007】
次に、図40(c)に示すように、トレンチ902の内壁表面を酸化する(酸化膜913)。次いで、基板の上方にたとえばTEOSなどのシリコン酸化膜を堆積する。この工程により、トレンチ902内は一種類の絶縁物質903、すなわちシリコン酸化膜903で埋め込まれる。
【0008】
次いで、図40(d)に示すように、CMP(chemical mechanical polishing )の技術を用いて、シリコン酸化膜903の表面を平坦にする。酸化膜903はたとえば窒化シリコン膜912の表面が露出されるまで削られ、トレンチ902の内部を埋め込む形状にされる。
【0009】
最後に、図40(e)に示すように、マスク材としての窒化シリコン膜912を除去して素子分離が完成する。この後、不揮発性半導体記憶装置であれば、ONO膜、制御ゲート電極となるポリシリコン層などが堆積された後、ゲート形状にパターニングされてメモリセルが形成される。
【0010】
【発明が解決しょうとする課題】
従来のメモリセルでは、埋め込み材であるシリコン酸化膜は、ゲート絶縁膜及びゲート電極の各部分に直に接している。あるいは、熱酸化した膜(酸化膜913)を介してシリコン基板、ゲート電極であるポリシリコン、ゲート絶縁膜に接していた。すなわち、埋め込み材は、トレンチ底部からゲート絶縁膜あるいはゲート電極に至るトレンチ内壁近傍に亘って、シリコン酸化膜系単一物質である。
【0011】
このため、埋め込み材を構成している酸化膜中の不純物、例えば水素や金属などが容易にトンネル酸化膜およびゲート電極/ゲート絶縁膜界面へ拡散し、これらの不純物がトランジスタ、あるいは不揮発性メモリにおける動作の劣化を招く恐れがある。
【0012】
また、上記埋め込み材を構成している酸化膜中の不純物が素子近傍の基板の表面に拡散し、これがトランジスタ、メモリセルの拡散層のジャンクションリーク特性を劣化する原因ともなっていた。このジャンクションリーク特性の劣化は、メモリセル特性の劣化を意味する。
【0013】
この発明は、上記の事情を考慮したものであり、その課題は、埋め込み素子分離においてトレンチ内に埋め込まれる絶縁物質を工夫して、ゲート絶縁膜(不揮発性メモリでいうトンネル酸化膜)、ゲート電極、素子周辺のシリコン基板への不純物の拡散を減少させることである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明の半導体装置は、半導体基板と、前記基板上に設けられたゲート絶縁膜及びゲート絶縁膜上のゲート電極と、前記ゲート電極及びゲート絶縁膜と隣り合い前記基板に達するトレンチと、前記トレンチ内に埋め込まれた素子分離用の物質とを具備し、前記物質は第1の物質と、それ以外の第2の物質を含み、前記第2の物質は前記トレンチ内の前記ゲート絶縁膜より下方部に位置し、前記第2の物質中の不純物に対するバリア材料である前記第1の物質は前記トレンチ内の上方部に位置し、直接または酸化膜からなる第3の物質を介して前記ゲート絶縁膜に接していることを特徴とする。
さらに、この発明の半導体装置は、半導体基板と、前記基板に設けられた素子分離用の物質が埋め込まれたトレンチと、前記トレンチ相互間の基板上に設けられたゲート絶縁膜及びその上のゲート電極を含む素子を複数配列してなるアレイ部を具備し、前記物質は第1の物質と、それ以外の第2の物質を含み、前記第2の物質は前記トレンチ内の前記ゲート絶縁膜より下方部に位置し、前記第2の物質中の不純物に対するバリア材料である前記第1の物質は前記トレンチ内の上方部に位置し、直接または酸化膜からなる第3の物質を介して前記ゲート絶縁膜に接していることを特徴とする。
【0015】
この発明の半導体装置の製造方法は、半導体基板上にゲート絶縁膜及び浮遊ゲート電極となる部材を形成する工程と、前記ゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極となる部材、及び前記半導体基板にトレンチを形成する工程と、前記トレンチ内壁を酸化することにより第1の物質をトレンチ内壁に形成する工程と、前記トレンチの前記ゲート絶縁膜より下方部に素子分離用の第2の物質を形成する工程と、前記第2の物質の上方部で前記トレンチ内壁の少なくともゲート絶縁膜と浮遊ゲート電極の側面部を含む領域に前記第2の物質中の不純物に対するバリア材料である第3の物質を形成する工程とを具備したことを特徴とする。
【0016】
この発明によれば、トレンチ素子分離においてトレンチ内に埋め込まれる絶縁物質を複数にし、不純物のバリア性が高い物質とそうでない物質を組み合わせることによって、ゲート絶縁膜(不揮発性メモリでいえばトンネル酸化膜)、ゲート電極、およびシリコン基板への不純物の拡散を減少させる。また、一部の構成は、加えて、埋め込み材のエッチングレートを下げると共に、つなぎ目の形状を良くする熱工程を酸素雰囲気中で信頼性よく実行できるような構成にする。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明を、NAND型EEPROMのメモリセルを例にとって説明する。
図1において、(a)は、この発明の第一の実施形態に係るNAND型EEPROMの平面図、(b)は(a)の1B−1B断面図、(c)は(a)の1C−1C断面図である。シリコン基板1上には、トレンチ素子分離3によって分離された素子領域4が形成されている。ここでは、トレンチ素子分離3によってストライプ状にメモリセルの素子領域4が形成されている。素子領域4において、ソース,ドレイン拡散層9の間のチャネル領域上にはゲート絶縁膜5を介在させて浮遊ゲート電極FGとなる導体層6が形成されている。浮遊ゲート電極FG(6)上には層間の絶縁膜7を介在させて制御ゲート電極CGとなる導体層8が形成されている。この制御ゲート電極CG(8)は、ストライプ状の素子領域4と交差する方向に連続して形成されている(図1(b)参照)。この例では8本の制御ゲート電極CG1〜8それぞれに対応して設けられた浮遊ゲートFGを有する積層ゲート構造のメモリセルを1つのメモリセルユニットとしている。メモリセルユニットの一端は、選択ゲートSG1を介在させてビット線コンタクトとなるドレインDにつながり、メモリセルユニットの他端は、選択ゲートSG2を介在させて拡散ソース線Sにつながる(図1(c)参照)。なお、図1(c)には、層間絶縁膜10を介してビット線コンタクトDに接続されるビット線BLを図示しているが、図1(a)ではビット線コンタクトDを示すのみとしている。
【0018】
上記図1(b)を用いて、この発明の第一の実施形態に係るNAND型EEPROMが有するメモリセルの基本的な構造を説明する。トレンチの形成されたシリコン基板1上に、トレンチ形成前に形成されたゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜またはトンネル酸化膜)5、その上に、浮遊ゲート電極FG(6)が積層しており、これら積層構造のトレンチ側の側面は、熱酸化により酸化されている(物質X)。この外側に、第一の埋め込み材となる物質Aがある。
【0019】
図2、図3は、図1(b)の点線で囲んだ部分を拡大して示す断面図である。第二の埋め込み材となる物質Bは、物質Aの外側にあり、ゲート絶縁膜(トンネル絶縁膜)5や浮遊ゲート電極6、シリコン基板1とは、物質Aを介してのみ対向している。そのため、物質B中の不純物がトンネル絶縁膜5に拡散しようとするときは、必ず物質A内を通過しなければならない。ここで物質Aに、不純物拡散性が低い物質、たとえば窒化シリコンを適用すれば、物質B中の不純物がトンネル絶縁膜5等に拡散する効率を低くし、メモリセル特性の劣化を防ぐことができる。
【0020】
また、物質Aは必ずしも堆積膜である必要はなく、物質Xの一部をオキシナイトライド化したものに置き換えることでも、前記と同様の効果が得られる。これを示す構成が図3である。
【0021】
いずれにしても、上記物質Aと物質Bがトレンチ素子分離の埋め込み材として存在し、上述した相互の位置関係と、相互の物質の関係を提供することにより、メモリセルの特性劣化の要因となる不純物拡散の悪影響を大幅に減じる。この作用は、後述する浮遊ゲートあるいは制御ゲート電極の形状が異なる構成でも同様の効果を発揮するものである。以降、この発明の各実施形態は、この図1(a)の1B−1B断面と同様な部分を有するメモリセル断面構造により説明をしていく。
【0022】
図4はこの発明の第二の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図である。トンネル絶縁膜付近の構造は、図2と同じであるが、さらに物質Aは、トレンチの内壁全体に、直接または熱酸化膜を介して堆積されている。このため、物質Bは、浮遊ゲート電極6、トンネル絶縁膜5、シリコン基板1のいずれに対しても、物質Aを介してのみ対向している。そのため、物質B中の不純物がトンネル絶縁膜5、浮遊ゲート電極6およびシリコン基板1に拡散しようとするときは、必ず物質A内を通過しなければならない。
【0023】
ここで物質Aに、不純物拡散性が低い物質、たとえば窒化シリコンあるいはオキシナイトライドを適用すれば、物質B中の不純物がトンネル絶縁膜等に拡散する効率を低くし、メモリセル特性の劣化を防ぐことができる。また、物質B中の不純物がシリコン基板に拡散する効率も低くなるので、ジャンクションのリーク量を減らす効果も期待できる。
【0024】
次に、図5〜図9を用いて、上記第二の実施形態に係るNAND型EEPROMのメモリセルの製造方法を工程順に説明する。
まず、図5に示すように、P型シリコン基板1の表面を酸化し、各種のウェル、チャンネルインプランテーション(チャネル領域の形成)を行う。次いで上記酸化した膜を除去し、周辺回路のゲート酸化膜およびトンネル絶縁膜5(酸化膜)を形成する。次に、浮遊ゲートとなる導体層6例えばポリシリコンを形成し、さらにその上にマスク材となる窒化シリコン膜51を堆積し、その上にレジストを塗布しパターニングを行う(図示せず)。次に、レジストパターンをマスクにして窒化シリコン膜51、ポリシリコン膜(6)、酸化膜(5)を順次エッチングし、さらに露出したシリコン基板1をエッチングし、トレンチを基板に形成する。次いで、レジストパターンを剥離する。
【0025】
次に、図6に示すように、トレンチの内壁表面を酸化する(物質X)。次いで、たとえば窒化シリコンなどの物質Aを埋め込みトレンチ内に一様に堆積する。次いで、図7に示すように、この物質Aの上方にたとえばTEOSなどの物質Bを堆積する。この工程により、トレンチ内は二種類の物質で埋め込まれ、物質Bはトンネル酸化膜(5)には直接接していない。
【0026】
この物質Bを堆積した後、平坦化によりポリシリコンを露出させる前に800℃〜1000℃程度の熱工程を所定時間加え、これにより、物質Bの焼き鈍し、いわゆるデンシファイを行う。この際、先の物質Aに、酸化剤が通りにくい耐酸化性の物質、例えば窒化シリコンを用いると、この熱工程においてシリコン基板1の酸化や結晶欠陥を招くことなく、従来の構造では適応不可能であった酸化雰囲気を適用できる。
【0027】
こうして、酸化雰囲気でデンシファイを行うことにより、埋め込み材の対ウェット処理エッチングレートが下がり、また埋め込み材のつなぎ目もふさがり易くなるため、トレンチにおける埋め込み形状が良くなる。
【0028】
次に、図8に示すように、CMPの技術で用いるポリッシングなどにより、埋め込み絶縁膜を平坦化し、その後マスク材(窒化シリコン膜51)を剥離して浮遊ゲート(6)を露出させる。その後、埋め込み絶縁膜のエッチバック、層間の絶縁膜(ONO膜)7の形成、制御ゲートとなる導体層8の形成などを経て、NAND型EEPROMのメモリセルが完成する(図9)。
【0029】
ここで、図8までの工程は、NAND型EEPROMのメモリセルに限定される製造方法ではなく、NOR型EEPROM、DINOR型EEPROM、AND型EEPROMのメモリセルやさらにはMOS(MIS)構造のトランジスタ一般の製造方法といえる。すなわち、この発明の構成により、MOS(MIS)構造を有する半導体装置において、物質B中の不純物が酸化膜(5)等に拡散する効率を低くし、メモリセル特性の劣化を防ぐことができる。また、物質B中の不純物がシリコン基板に拡散する効率も低くなるので、ジャンクションのリーク量を減らす効果も期待できる。
【0030】
あるいは、次のような製造方法も考えられる。物質Aにオキシナイトライドを使用する場合は、図6の工程まで終了後、トレンチ側面の酸化膜(物質X)のオキシナイトライド化を行う。次いで、図10のように物質Bを堆積する。後は、前記の実施例と同じである。
【0031】
図11は、この発明の第三の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図である。トンネル絶縁膜(5)付近の構造は、図2と同じような条件であり、物質Aは、浮遊ゲート電極(6)の側壁全体に、直接または熱酸化膜(物質X)を介して堆積されている。しかし、シリコン基板1と接する大部分には物質Aは存在しない。一方、物質Bは、浮遊ゲート(6)、トンネル絶縁膜(5)のいずれに対しても、物質Aを介してのみ対向している。そのため、物質B中の不純物がトンネル絶縁膜(5)、浮遊ゲート(6)に拡散しようとするときは、必ず物質A内を通過しなければならない。ここで物質Aに、不純物拡散性が低い物質、たとえば窒化シリコンを適用すれば、物質Bの不純物がトンネル絶縁膜(5)等に拡散する効率を低くし、メモリセル特性の劣化を防ぐことができる。
【0032】
次に、図12〜図15を用いて、上記第三の実施形態に係るNAND型EEPROMのメモリセルの製造方法を工程順に説明する。
【0033】
まず、前記図5、図6の工程順を経る。次に、内壁表面が酸化されたトレンチに関し、物質BたとえばTEOSなどを堆積する。この後、図12に示すように、全面エッチングをすることにより、物質Bの埋め込み高さを、トンネル酸化膜(5)の位置より少し下方側の、シリコン基板1にかかるところまでエッチングにより調節する。
【0034】
次に、図13に示すように、たとえば窒化シリコンなどの物質Aを埋め込みトレンチ内に一様に堆積する。そして、全面エッチングバックによる側壁残しエッチングを行い、浮遊ゲート(6)及びトンネル絶縁膜(5)の側壁部に物質Aが残る構造にする。この後に、再び物質Bを全面に堆積する。
【0035】
次に、図14に示すようにポリッシングなどにより埋め込み絶縁膜を平坦化し、その後マスク材を剥離して浮遊ゲート(6)を露出させる。その後、埋め込み絶縁膜のエッチバック、ONO膜形成、制御ゲート堆積などを経て、NAND型EEPROMのメモリセルが完成する。(図15)
なお、ここでも図14までの工程は、NAND型EEPROMのメモリセルに限定される製造方法ではなく、トランジスタ一般の製造方法といえる。すなわち、この発明の構成により、物質B中の不純物が酸化膜(5)等に拡散する効率を低くし、トランジスタ特性の劣化を防ぐことができる。また、物質B中の不純物がチャネル付近のシリコン基板に拡散する効率は、従来に比べ低くなるので、ジャンクションのリーク量を減らす効果も期待できる。
【0036】
図16は、この発明の第四の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図である。ここではトレンチ内の埋め込み材である絶縁膜が、トンネル絶縁膜(5)及び浮遊ゲート(6)にかからない下方と、トンネル絶縁膜(5)及び浮遊ゲート(6)に接する上方とで物質の種類が異なっている。この場合は、下方部にある物質が物質B、上方部にある物質が物質Aに対応する。この構造では、第二、第三の実施形態例と同様に、物質B中の不純物がトンネル絶縁膜(5)、浮遊ゲート(6)に拡散しょうとするときは、必ず物質A内を通過しなければならない。ここで物質Aに、不純物拡散性が低い物質、たとえば窒化シリコンを適用すれば、物質中の不純物がトンネル絶縁膜(5)等に拡散する効率を低くし、メモリセル特性の劣化を防ぐことができる。さらに、物質B中の不純物がチャネル付近のシリコン基板(1)に拡散する効率は、従来に比べ低くなるため、ジャンクションのリーク量を減らす効果も期待できる。
【0037】
次に、図17を用いて、上記第四の実施形態に係るNAND型EEPROMのメモリセルの製造方法を工程順に説明する。
【0038】
まず、前記図5、図6の工程順を経る。次に、内壁表面が酸化されたトレンチに関し、物質BたとえばTEOSなどを堆積する。この後、図12に示すように、全面エッチングをすることにより、物質Bの埋め込み高さを、トンネル酸化膜(5)の位置より少し下方側の、シリコン基板1にかかるところまでエッチングにより調節する。
【0039】
その後、たとえば窒化シリコンなどの物質Aを埋め込みトレンチ内に一様に堆積する。次に、図17に示すように、この物質Aをポリッシングにより平坦化し、浮遊ゲート(6)を露出させる。これにより、平坦化が終了する。ここまでの工程は、NAND型EEPROMのメモリセルに限定される製造方法ではなく、トランジスタ一般の製造方法といえる。すなわち、この発明の構成により、物質B中の不純物が酸化膜(5)等に拡散する効率を低くし、トランジスタ特性の劣化を防ぎ、また、ジャンクションのリーク量を減らす。
【0040】
図18は、この発明の第五の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図である。トンネル絶縁膜(5)付近の構造は図2と同様であるが、この例では、浮遊ゲート(6)側面部を覆っていたシリコン窒化膜とシリコン酸化膜が除去されており、この部分を浮遊ゲート・制御ゲート間のキャパシタンスとして使用する。このため、カップリング比を大きくしてメモリセルとしての電気的特性を改善することができる。
【0041】
次に、図19〜図24を用いて、上記第五の実施形態に係るNAND型EEPROMのメモリセルの製造方法を工程順に説明する。
まず、図19に示すように、シリコン基板1上に酸化膜5を形成し、次いで浮遊ゲートとなる導体層6例えばポリシリコン膜を形成し、さらにその上にマスク材となる窒化シリコン膜51を堆積する。
【0042】
次に、図20に示すように、窒化シリコン膜51上にレジストを塗布しパターニングを行う(図示せず)。次に、レジストパターンをマスクにして窒化シリコン膜51、ポリシリコン膜(6)、酸化膜(5)を順次エッチングし、さらに露出したシリコン基板1をエッチングし、トレンチを基板に形成する。次いで、レジストパターンを剥離する。
【0043】
次に、図21に示すように、熱酸化を行い、トレンチの内壁表面を酸化し、シリコン酸化膜を形成する(物質X)。次いで、図22に示すように、トレンチ内壁を覆うシリコン窒化膜を堆積する(物質A)。その後、例えばTEOS膜等の埋め込み材(物質B)でトレンチを埋め込み、その後、例えば埋め込み材をポリッシングすることにより、図23に示されるように平坦化する。
【0044】
次いで、図24に示すように、シリコン窒化膜51を除去する。その際、多少オーバーエッチングすることでマスク材となっているシリコン窒化膜51は完全に除去され、トレンチ内壁及びゲート側面部を覆うシリコン窒化膜(物質A)も後退する。次いで、浮遊ゲートとなるポリシリコン膜(6)の側面部に残るシリコン酸化膜(物質X,B)を除去するため、例えば、希フッ酸による処理を行う。このようにして、ポリシリコン層側面部分の一部の表面からシリコン酸化膜を除去する。
【0045】
その後、層間の絶縁膜(ONO膜)7の形成、制御ゲートとなる第2導体層8、例えばポリシリコン層形成等を行い、図18に示されるような不揮発性半導体記憶装置のメモリセルが完成する。なお、この例では、図23からシリコン窒化膜の除去を行ったが、この工程の前にトレンチ埋め込み材のエッチバックを行ってもよい。
【0046】
図25は、この発明の第六の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図である。ここでのNAND型EEPROMも前記図18と同様な工程により製造される。ただし、図23に示すようにトレンチ埋め込み材を平坦化した後に、図26に示すように、トレンチ埋め込み材のエッチバックを行っている。さらにその後、シリコン窒化膜のエッチングを行うが、この例では、このときのシリコン窒化膜のエッチング量を増やして、ゲート絶縁膜及びゲート電極に接する部分よりもトレンチ内壁を覆うシリコン窒化膜をさらに後退させている。
【0047】
その後、ポリシリコン膜(6)側面部におけるシリコン酸化膜(物質X,B)の除去、層間の絶縁膜(ONO膜)7の形成、制御ゲートとなる第2導体層8、例えばポリシリコン層形成等を行い、図25に示されるような不揮発性半導体記憶装置のメモリセルが完成する。
【0048】
上記図18の構成に関し、浮遊ゲート(6)及びその下の酸化膜(5)は、物質B(TEOS膜等の埋め込み材)との間に、物質A(シリコン窒化膜)とそれに続く、制御ゲート(8)の層間の絶縁膜(ONO膜)7が存在するから、物質B中の不純物が酸化膜(5)等に拡散する効率を低くし、メモリセル特性の劣化を防ぐことができる。
【0049】
上記図25の構成に関し、浮遊ゲート(6)及びその下の酸化膜(5)は、物質B(TEOS膜等の埋め込み材)との間に、制御ゲート(8)の層間の絶縁膜(ONO膜)7が存在するから、物質B中の不純物が酸化膜(5)等に拡散する効率を低くし、メモリセル特性の劣化を防ぐことができる。
【0050】
そして、上記図18、図25いずれの構成も、シリコン基板(1)と物質B(TEOS膜等の埋め込み材)との間に物質A(シリコン窒化膜)が存在する。よって、物質B中の不純物がシリコン基板(1)に拡散する効率も低くなるので、ジャンクションのリーク量を減らす効果が期待できる。
【0051】
また、物質Bを堆積した後、平坦化によりポリシリコンを露出させる前に熱工程を加えるデンシファイ処理を酸化雰囲気で実施できる。すなわち、先の物質Aに、酸化材が通りにくい物質、例えば窒化シリコンを用いると、このデンシファイ処理における熱工程において、従来の構造では適応不可能であった酸化雰囲気を適用できる。こうして第二の実施形態でも述べたように、酸化雰囲気での熱工程を採用することにより、埋め込み材の対ウェット処理エッチングレートが下がり、また埋め込み材のつなぎ目もふさがり易くなるため、トレンチにおける埋め込み形状が良くなる。
【0052】
図27は、この発明の第七の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図である。トンネル絶縁膜(5)付近の構造は図2と同様である。この図27の構成を前記図4と比較すると、浮遊ゲート(6)の形状が異なり、浮遊ゲート・制御ゲート間のキャパシタンスが高められていることがわかる。このため、カップリング比を大きくしてメモリセルとしての電気的特性を改善することができる。
【0053】
次に、図28〜図32を用いて、上記第七の実施形態に係るNAND型EEPROMのメモリセルの製造方法を工程順に説明する。
まず、図28に示すように、シリコン基板1上に酸化膜5を形成し、次いで浮遊ゲートの一部となる導体層6a例えばポリシリコン膜を形成し、さらにその上にマスク材となる窒化シリコン膜51を堆積し、窒化シリコン膜51上にレジストを塗布しパターニングを行う(図示せず)。次に、レジストパターンをマスクにして窒化シリコン膜51、ポリシリコン膜(6a)、酸化膜(5)を順次エッチングし、さらに露出したシリコン基板1をエッチングし、トレンチを基板に形成する。次いで、レジストパターンを剥離する。
【0054】
次に、図29に示すように、熱酸化を行い、トレンチの内壁表面を酸化し、シリコン酸化膜を形成する(物質X)。次いで、トレンチ内壁を覆うシリコン窒化膜を堆積する(物質A)。その後、例えばTEOS膜等の埋め込み材(物質B)でトレンチを埋め込み、その後、窒化シリコン膜51が完全に除去されるまで埋め込み材をポリッシングすることにより平坦化する。
【0055】
次いで、図30に示すように、前記平坦化した部分に再び浮遊ゲートの残りの一部となる導体層6b例えばポリシリコン膜を形成し、先に作ったポリシリコン膜(6a)上に6bが積み増しされる。
【0056】
次に、図31に示すように、素子分離上でスリットを形成するためのマスク材となる窒化シリコン膜52をパターニングし、浮遊ゲート6のスリットを形成する。
【0057】
その後、図32に示すように、窒化シリコン膜52を除去した後、層間の絶縁膜(ONO膜)7を形成する。次いで制御ゲートとなる第2導体層8、例えばポリシリコン層の形成等を行い、図27に示されるような不揮発性半導体記憶装置のメモリセルが完成する。
【0058】
上記構成によれば、上述の第2の実施形態と同様な効果が期待できる。すなわち、物質B中の不純物が酸化膜(5)等に拡散する効率を低くし、メモリセル特性の劣化を防ぐことができる。また、物質B中の不純物がシリコン基板(1)に拡散する効率も低くなるので、ジャンクションのリーク量を減らす効果が期待できる。また、物質Bを堆積した後、平坦化によりポリシリコンを露出させる前の熱処理(デンシファイ)工程において、酸化雰囲気を適用して埋め込み形状を良くすることもできる。
【0059】
図33は、この発明の第八の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図である。前記図27と同様な積み増し浮遊ゲートの構造を有する。トンネル絶縁膜(5)付近の構造は、図2と同じような条件であり、物質Aは、浮遊ゲート電極(6)の側壁全体に、直接または熱酸化膜(物質X)を介して堆積されている。しかし、シリコン基板1と接する部分には物質Aは存在しない。一方物質Bは、浮遊ゲート(6)、トンネル絶縁膜(5)のいずれに対しても、物質Aを介してのみ対向している。そのため、物質B中の不純物がトンネル絶縁膜(5)、浮遊ゲート(6)に拡散しようとするときは、必ず物質A内を通過しなければならない。ここで物質Aに、不純物拡散性が低い物質、たとえば窒化シリコンを適用すれば、物質Bの不純物がトンネル絶縁膜(5)等に拡散する効率を低くし、メモリセル特性の劣化を防ぐことができる。さらに、物質B中の不純物がチャネル付近のシリコン基板(1)に拡散する効率は、従来に比べ低くなる。よって、ジャンクションのリーク量を減らす効果も期待できる。
【0060】
次に、図34〜図38を用いて、上記第八の実施形態に係るNAND型EEPROMのメモリセルの製造方法を工程順に説明する。
まず、図34に示すように、シリコン基板1上に酸化膜5を形成し、次いで浮遊ゲートの一部となる導体層6a例えばポリシリコン膜を形成し、さらにその上にマスク材となる窒化シリコン膜51を堆積し、窒化シリコン膜51上にレジストを塗布しパターニングを行う(図示せず)。次に、レジストパターンをマスクにして窒化シリコン膜51、ポリシリコン膜(6a)、酸化膜(5)を順次エッチングし、さらに露出したシリコン基板1をエッチングし、トレンチを基板に形成する。次いで、レジストパターンを剥離する。次に、熱酸化を行い、トレンチの内壁表面を酸化し、シリコン酸化膜を形成する(物質X)。次いで、物質BたとえばTEOSなどを堆積する。この後、全面エッチングをすることにより、物質Bの埋め込み高さを、トンネル酸化膜(5)の位置より少し下方側の、シリコン基板1にかかるところまでエッチングにより調節する。
【0061】
次に、図35に示すように、たとえば窒化シリコンなどの物質Aを埋め込みトレンチ内に一様に堆積する。そして、全面エッチングバックによる側壁残しエッチングを行い、ポリシリコン膜(6a)及びトンネル絶縁膜(5)の側壁部に物質Aが残る構造にする。この後に、再び物質Bを全面に堆積する。次に、ポリッシングなどによりマスク材としての窒化シリコン膜51が完全に除去されるまで、埋め込み絶縁膜を平坦化し、浮遊ゲート(6a)を露出させる。
【0062】
次いで、図36に示すように、前記平坦化した部分に再び浮遊ゲートの残りの一部となる導体層6b例えばポリシリコン膜を形成し、先に作ったポリシリコン膜(6a)上に6bが積み増しされる。
【0063】
次に、図37に示すように、素子分離上でスリットを形成するためのマスク材となる窒化シリコン膜52をパターニングし、浮遊ゲート(6)のスリットを形成する。その後、図32に示すように、窒化シリコン膜52を除去した後、層間の絶縁膜(ONO膜)7を形成する。次いで制御ゲートとなる第2導体層8、例えばポリシリコン層の形成等を行い、図33に示されるような不揮発性半導体記憶装置のメモリセルが完成する。
【0064】
上記構成によれば、前記第三の実施形態と同様な効果が得られる。すなわち、TEOS等の物質Bは、浮遊ゲート、トンネル絶縁膜のいずれに対しても、シリコン窒化膜等の緻密な膜質の物質Aを介してのみ対向している。そのため、物質Bの不純物がトンネル絶縁膜等に拡散する効率を低くし、メモリセル特性の劣化を防ぐことができる。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、トレンチ素子分離においてトレンチ内に埋め込まれる絶縁物質を複数にし、不純物のバリア性が高い物質とそうでない物質を組み合わせることによって、ゲート絶縁膜、ゲート電極、および基板への不純物の拡散を減少させる。また、耐酸化性材料によりトレンチ内壁面が保護される一部の構成は、シリコン基板の過剰な酸化を防ぐ構成となることから、上述の効果に加えて、埋め込み材のエッチングレートを下げると共に、つなぎ目の形状を良くする酸素雰囲気中での熱工程(埋め込み材のデンシファイ)を信頼性よく達成することができる。この結果、高信頼性の半導体装置及びその製造方法が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、この発明の第一の実施形態に係るNAND型EEPROMの平面図、(b)は(a)の1B−1B断面図、(c)は(a)の1C−1C断面図。
【図2】図1(b)の点線で囲んだ部分を拡大して示す断面図。
【図3】図1(b)の点線で囲んだ部分を拡大して示す断面図であり、図2の応用例を示す。
【図4】この発明の第二の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図。
【図5】図4の構成の製造方法の工程途中を示す第1の断面図。
【図6】図4の構成の製造方法の工程途中を示す第2の断面図。
【図7】図4の構成の製造方法の工程途中を示す第3の断面図。
【図8】図4の構成の製造方法の工程途中を示す第4の断面図。
【図9】図4の構成の製造方法の工程途中を示す第5の断面図。
【図10】図4の構成の応用例を示しており、その製造方法の工程途中を示す断面図。
【図11】この発明の第三の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図。
【図12】図11の構成の製造方法の工程途中を示す第1の断面図。
【図13】図11の構成の製造方法の工程途中を示す第2の断面図。
【図14】図11の構成の製造方法の工程途中を示す第3の断面図。
【図15】図11の構成の製造方法の工程途中を示す第4の断面図。
【図16】この発明の第四の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図。
【図17】図16の構成の製造方法の工程途中を示す断面図。
【図18】この発明の第五の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図。
【図19】図18の構成の製造方法の工程途中を示す第1の断面図。
【図20】図18の構成の製造方法の工程途中を示す第2の断面図。
【図21】図18の構成の製造方法の工程途中を示す第3の断面図。
【図22】図18の構成の製造方法の工程途中を示す第4の断面図。
【図23】図18の構成の製造方法の工程途中を示す第5の断面図。
【図24】図18の構成の製造方法の工程途中を示す第6の断面図。
【図25】この発明の第六の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図。
【図26】図25の構成の製造方法の工程途中を示す断面図。
【図27】この発明の第七の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図。
【図28】図27の構成の製造方法の工程途中を示す第1の断面図。
【図29】図27の構成の製造方法の工程途中を示す第2の断面図。
【図30】図27の構成の製造方法の工程途中を示す第3の断面図。
【図31】図27の構成の製造方法の工程途中を示す第4の断面図。
【図32】図27の構成の製造方法の工程途中を示す第5の断面図。
【図33】この発明の第八の実施形態に係るNAND型EEPROMの断面図。
【図34】図33の構成の製造方法の工程途中を示す第1の断面図。
【図35】図33の構成の製造方法の工程途中を示す第2の断面図。
【図36】図33の構成の製造方法の工程途中を示す第3の断面図。
【図37】図33の構成の製造方法の工程途中を示す第4の断面図。
【図38】図33の構成の製造方法の工程途中を示す第5の断面図。
【図39】従来の埋め込み素子分離を用いた不揮発性半導体記憶装置のメモリセルの断面図。
【図40】(a)〜(e)はそれぞれ図39の構成のメモリセルの製造方法を工程順に示す断面図。
【符号の説明】
1…シリコン基板
3…トレンチ素子分離
4…素子領域
5…ゲート絶縁膜
6…導体層(浮遊ゲート電極FG)
7…絶縁膜
8…導体層(制御ゲート電極CG)
9…ソース,ドレイン拡散層

Claims (11)

  1. 半導体基板と、前記基板上に設けられたゲート絶縁膜及びゲート絶縁膜上のゲート電極と、前記ゲート電極及びゲート絶縁膜と隣り合い前記基板に達するトレンチと、前記トレンチ内に埋め込まれた素子分離用の物質とを具備し、
    前記物質は第1の物質と、それ以外の第2の物質を含み、前記第2の物質は前記トレンチ内の前記ゲート絶縁膜より下方部に位置し、前記第2の物質中の不純物に対するバリア材料である前記第1の物質は前記トレンチ内の上方部に位置し、直接または酸化膜からなる第3の物質を介して前記ゲート絶縁膜に接していることを特徴とする半導体装置。
  2. 半導体基板と、前記基板に設けられた素子分離用の物質が埋め込まれたトレンチと、前記トレンチ相互間の基板上に設けられたゲート絶縁膜及びその上のゲート電極を含む素子を複数配列してなるアレイ部を具備し、
    前記物質は第1の物質と、それ以外の第2の物質を含み、前記第2の物質は前記トレンチ内の前記ゲート絶縁膜より下方部に位置し、前記第2の物質中の不純物に対するバリア材料である前記第1の物質は前記トレンチ内の上方部に位置し、直接または酸化膜からなる第3の物質を介して前記ゲート絶縁膜に接していることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記第3の物質は、前記半導体基板をシリコン基板としたとき、前記トレンチと隣り合う前記シリコン基板、ゲート絶縁膜およびゲート電極の積層構造を熱酸化することで生成した酸化膜であることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  4. 前記第1の物質が前記ゲート絶縁膜およびその近傍のゲート電極側面部と基板部分に直接または前記第3の物質を介して接しており、前記第2の物質は少なくとも第1の物質を介して前記ゲート絶縁膜およびゲート電極に対向していることを特徴とする請求項1または2記載の半導体装置。
  5. 前記第1の物質は、耐酸化性材料であることを特徴とする請求項1,2,4のいずれか記載の半導体装置。
  6. 前記第1の物質がシリコンナイトライド、前記第2の物質がシリコンオキサイドであることを特徴とする請求項1,2,4のいずれか記載の半導体装置。
  7. 前記第1の物質がオキシナイトライド、前記第2の物質がシリコンオキサイドであることを特徴とする請求項1,2,4のいずれか記載の半導体装置。
  8. 前記アレイ部は不揮発性半導体記憶装置のセルアレイを構成しており、前記ゲート電極を前記セルアレイの浮遊ゲート電極とし、この浮遊ゲート電極の側面部の少なくとも一部は、層間の絶縁膜を介して前記セルアレイの制御ゲート電極に覆われていることを特徴とする請求項2記載の半導体装置。
  9. 前記浮遊ゲート電極の側面部から前記ゲート絶縁膜およびその近傍の基板に亘る部分が、前記層間の絶縁膜を介して前記セルアレイの制御ゲート電極に覆われていることを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  10. 半導体基板上にゲート絶縁膜及び浮遊ゲート電極となる部材を形成する工程と、
    前記ゲート絶縁膜、浮遊ゲート電極となる部材、及び前記半導体基板にトレンチを形成する工程と、
    前記トレンチ内壁を酸化することにより第1の物質をトレンチ内壁に形成する工程と、
    前記トレンチの前記ゲート絶縁膜より下方部に素子分離用の第2の物質を形成する工程と、
    前記第2の物質の上方部で前記トレンチ内壁の少なくともゲート絶縁膜と浮遊ゲート電極の側面部を含む領域に前記第2の物質中の不純物に対するバリア材料である第3の物質を形成する工程と
    を具備したことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 前記第3の物質が耐酸化性の材料であり、前記第2の物質で埋め込み形成する工程は、前記トレンチ内に堆積された前記第2の物質に対し、酸化雰囲気中、800℃〜1000℃の温度で熱工程を加える処理を含むことを特徴とする請求項10記載の半導体装置の製造方法。
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