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JP4261431B2 - 消音エレメントの連結構造 - Google Patents
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JP4261431B2 - 消音エレメントの連結構造 - Google Patents

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Description

本発明は、送風機などから発生する流体の騒音を消音させる消音装置に係り、特に、消音装置を構成する複数の丸形消音エレメントを相互に固定する消音エレメントの連結構造に関する。
従来から、地下鉄やトンネルなどの換気設備やプラントの送風設備などにおいて、これらの設備から発生する流体の騒音を消音させるための消音装置が設置されている。このような消音装置は、それぞれ縦断面が長方形あるいは丸形とされ両端を開放された消音エレメントが、水平方向に延在するように相互に隣接配置されている。
このような従来の消音装置の一例としては、エアダクトの空気流路を形成するケーシングの単一の通気孔内に、水平方向に3個、鉛直方向に3段の計9個の消音エレメントが隣接配置されているものがあり、これらの9個の消音エレメントにより空気流路を分割している。
前記ケーシングは、内部に各消音エレメントを組み込み得る角筒形に形成されており、その一端に空気入口が設けられ、他端に空気出口が設けられている。
前記各消音エレメントは、ガラスなどの無機質繊維により形成された円筒状のパイプを有しており、この円筒状のパイプの表裏面が通気性のある材料、例えばガラスなどの無機質繊維、有機質繊維、ガラスクロスあるいは不織布などからなる円筒状の飛散防止材により被覆されている。前記各消音エレメントの各両端面は、飛散防止材である無機質繊維の飛散防止のためにネオプレンなどの飛散防止処理剤により被覆されている。
そして、組み込まれた前記各消音エレメントは、それぞれ中央部に断面が円形の空気流路を形成するが、この円形の空気流路とは別に、前記各消音エレメントと前記ケーシングの角部間には1つの角部が直角とされた3つの角部を有する星形の空気流路が形成されている。また、前記各消音エレメントと前記ケーシングの側面間には1つの側面が平らで3つの角部を有する星形の空気流路が形成されている。さらに、4つの前記消音エレメントに囲繞された空間には4つの角部を有する星形の空気流路が形成されている。
このようにして、角筒形のケーシング内に9個の消音エレメントが相互に隣接配置され、組み込まれた各消音エレメントの内外にそれぞれ空気流路が形成されて角筒形のケーシング内が細かく区画されることになる。
このような構成により、前記各空気流路を通過伝搬してきた騒音は、区画された前記各飛散防止材で吸音されるようになっている(例えば、特許文献1参照)。
なお、従来の消音装置においては、配置された各消音エレメントが長手方向に移動したり、落下してしまうことを防止するために各消音エレメントの両端面を支持する格子を配設することが一般的であった。
特開2002−266756号公報
しかしながら、従来の消音装置において、丸形消音エレメントを支持する格子の平面に凹凸が生じてしまうと、消音エレメントと格子との間に部分的に隙間が生じ、この隙間により消音エレメントが長手方向に動きやすくなり、消音装置を通過する流体の力により消音エレメントががたついたり、消音エレメントの配列が不揃いになる原因となってしまうおそれがある。このことから、数段にわたって消音エレメントが重積されている消音装置においては、上段に位置する消音エレメントに長手方向のずれが生じた場合、上段に位置する消音エレメントの端板が下段に位置する消音エレメントの多孔板上に載置されてしまうことがあり、下段に位置する消音エレメントを破損させてしまうおそれがある。
また、消音装置において消音エレメントの位置が不揃いになると、消音装置を通過する流体の流れに乱れが生じ、空気抵抗が大きくなってしまう。
さらに、消音装置に配設される格子は、各消音エレメントを位置ずれが生じないように支持するものであるが、各消音エレメントが相互に固定されていないため、消音エレメント内を通過する流体の流れが変流している場合、特に渦流状に流れている場合、消音エレメントが振動したり回転してしまうため、隣接する消音エレメント同士が擦り合って摩耗し、破損してしまうおそれがある。
以上の点から、消音装置に配設される格子には高い加工精度が要求され、消音装置を組立てる際にも同様に高い精度が要求される。このため、格子の加工および組立には高度な加工技術および組立技術が必要とされ、高いコストが必要とされていた。
そこで、本発明は複数の断面丸形の消音エレメントを隣接配置して構成される消音装置において、隣接する消音エレメントの長手方向および円周方向における位置ずれを防止し、消音装置の効果を長期にわたって維持するとともに、消音エレメントの破損を防止することのできる消音エレメントの連結構造を提供することを目的とするものである。
前述した目的を達成するため請求項1に係る本発明の消音エレメントの連結構造の特徴は、それぞれ両端を開放された断面丸形をなす複数個の消音エレメントを重積状態で隣接配置し、前記各消音エレメント内に配設されている吸音材により各消音エレメント内を通過した流体の消音を行なう消音装置における消音エレメントの連結構造において、重積され隣接する各1対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ介装され、表面および裏面に前記両消音エレメントの各端部の外周面に接触する形状の接触面が形成され、前記表面および裏面に、いずれか一方の面において少なくとも1個、他方の面において少なくとも2個の突起が突設されている連結部材を配置し、前記各連結部材を挟持している各1対の消音エレメントの各端部の外周面に前記連結部材の突起が挿入される凹部を形成した点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、鉛直方向に隣接する各1対の消音エレメントの各端部間を連結部材により連結しているので、鉛直方向に隣接する各1対の消音エレメントの位置ずれを防止することができる。
請求項2に係る本発明の消音エレメントの連結構造の特徴は、請求項1において、水平方向に隣接配置されている各1対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ前記連結部材を介装するとともに、前記各連結部材を水平方向において挟持している各1対の消音エレメントの各端部の外周面に前記連結部材の突起が挿入される凹部を形成した点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、水平方向に隣接する各1対の消音エレメントの各端部間を連結部材により連結しているので、鉛直方向のみならず水平方向に隣接する各1対の消音エレメントの位置ずれをも防止することができる。
請求項3に係る本発明の消音エレメントの連結構造の特徴は、それぞれ両端を開放された断面丸形をなす複数個の消音エレメントを重積状態ならびに軸方向に隣接配置し、前記各消音エレメント内に配設されている吸音材により各消音エレメント内を通過した流体の消音を行なう消音装置における消音エレメントの連結構造において、重積され隣接する各1対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ介装され、表面および裏面に前記両消音エレメントの各端部の外周面に接触する形状の接触面が形成され、前記表面および裏面に、いずれか一方の面において少なくとも1個、他方の面において少なくとも2個の突起が突設されている第1連結部材を配置するとともに、重積状態ならびに軸方向に隣接され隣接する各2対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ介装され、表面および裏面に前記各消音エレメントの各端部の外周面に接触する形状の接触面が形成され、前記表面および裏面に、いずれか一方の面において少なくとも1個、他方の面において少なくとも2個の突起が2列にわたって突設されている第2連結部材を配置し、前記各連結部材を挟持している各1対あるいは各2対の消音エレメントの各端部の外周面に前記連結部材の突起が挿入される凹部を形成した点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、鉛直方向ならびに軸方向に隣接する複数の消音エレメントの各端部間を連結部材により連結しているので、鉛直方向および軸方向に隣接する各1対の消音エレメントの位置ずれを防止することができる。
請求項4に係る本発明の消音エレメントの連結構造の特徴は、請求項3において、水平方向に隣接配置されている各1対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ前記第1連結部材を介装するとともに、水平方向ならびに軸方向に隣接配置されている各2対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ前記第2連結部材を介装し、前記各連結部材を水平方向において挟持している各1対または各2対の消音エレメントの各端部の外周面に前記連結部材の突起が挿入される凹部を形成した点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、鉛直方向、軸方向ならびに水平方向に隣接する複数の消音エレメントの各端部間を連結部材により連結しているので、鉛直方向、軸方向および水平方向に隣接する複数の消音エレメントの位置ずれを防止することができる。
請求項5に係る本発明の消音エレメントの連結構造の特徴は、請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記連結部材の突起を頭部が設けられた金属鋲とし、各金属鋲の頭部が前記表面あるいは裏面から突出しないように溝内に位置させた点にある。
そして、このような構成を採用したことにより、各金属鋲の頭部が連結部材の表面あるいは裏面から突出することがないので、連結部材と各消音エレメントとを密着することができる。
本発明の丸形消音エレメントの連結構造によれば、隣接配置された複数の丸形消音エレメントを支持する格子を配設することなく各丸形消音エレメントを強固に固定することができる。このため、格子を作成する必要がなくなり大幅なコストの削減を図ることができるとともに、隣接配置された消音エレメントの位置ずれあるいは回転により丸形消音エレメントが破損してしまうことを防止することができる。
以下、図面を用いて本発明に係る消音エレメントの連結構造の実施形態について説明する。
本実施形態において丸形に形成されている消音エレメント1は、図1に示すように、アルミニウム合金あるいはステンレスなどの鋼板からなるほぼドーナツ状であるとともにベルマウス形状に形成された側板2と、ドーナツ状の側板3とが対向配置されており、前記各側板2,3の内縁部と外縁部とにはそれぞれ前記各側板2,3の対向方向に突出する内円筒部2a,3aと外円筒部2b,3bとが形成されている。
前記各側板2,3の間には、アルミニウム合金あるいはステンレスなどの鋼板から形成され、多数の貫通孔(図示せず)が形成された長尺の多孔内筒4と多孔外筒5とが支持されており、前記多孔内筒4と前記多孔外筒5との間には、グラスウールあるいはポリエステル系繊維を焼結して圧縮形成した吸音材6が充填されており、前記吸音材6の表面には、前記吸音材6の繊維の飛散を防止するとともに、前記吸音材6に水分あるいは油分が浸透することを防止するための通気性のよいポリエステル系繊維からなる不織布7が被覆されている。
さらに、本実施形態においては、前記各側板2,3の外円筒部2b,3bの鉛直方向における上向きとなる外周面と水平方向における左向きとなる外周面とに、それぞれ円周方向に間隔を隔てて2つの貫通孔8が形成されている。一方、前記各側板2,3の外円筒部2b,3bの鉛直方向における下向きとなる外周面と水平方向における右向きとなる外周面とに、それぞれ1つの貫通孔9が形成されている。
つぎに、本第1実施形態の連結部材10は金属あるいは硬質のゴムなどから上面視ほぼ長方形状に形成された駒11により構成されている。この連結部材10の表面10aには、図2に示すように、隣接配置された前記1対の消音エレメント1の両端部における外周面、つまり、前記消音エレメント1の両端部に位置する側板2,3の外円筒部2b,3bの外周面に接する接触面である円弧面12がほぼ全域に形成されている。また、この円弧面12が形成されている前記表面10aの背面側となる前記連結部材10の裏面10bの長手方向における両端部には、他の消音エレメント1の前記外円筒部2b,3bの外周面に接触する接触面を円弧面に形成された接触突起13a,13bがそれぞれ突設されている。
前記駒11には、長手方向における中央と、この中央から長手方向における両方向にそれぞれ一定の間隔をもった中間部との合計3箇所の幅方向における中央位置にそれぞれ貫通孔14a,14b,14cが形成されている。また、本実施形態においては、前記表面10aにおける中央の貫通孔14aの外周には溝15aが形成され、前記裏面10bにおける他の貫通孔14b,14cの外周にはそれぞれ溝15b,15cが形成されている。
つぎに、前述した消音エレメント1および連結部材10を用いて本第1実施形態の消音エレメントの連結構造の作用について説明する。なお、本第1実施形態において消音装置16は、図3ないし図5に示すように、4枚の平板17により形成された四角形状の枠18を有している。この枠18内には、水平方向に4列、鉛直方向に4段の計16本の消音エレメント1が配置されており、各消音エレメント1が計56個の連結部材10により相互に固定されている。なお、各丸形消音エレメント1には、ベルマウス形状に形成された側板2がそれぞれ消音装置16の前方に位置するように配置されており、各消音エレメント1のベルマウス形状に形成された側板2を前方にして配置することにより、消音装置16に流入する流体の空気抵抗を小さくすることができる。
前記消音装置16の組み立て方法の一例としては、まず、2枚の平板17をL字型に組み立て、底板となる平板17に、4本の消音エレメント1を固定するための8つの連結部材10を固定する16箇所の孔(図示せず)を、各消音エレメント1の各側板2,3の外円筒部2b,3bの位置に合わせて形成する。
そして、底板となる平板17に、表面10a側から貫通孔14aに突起の一例としての金属鋲19が嵌着された8つの連結部材10を、各連結部材10の裏面10b側から貫通孔14b,14cおよび前記前記底板となる平板17に前記貫通孔14b,14cに対応する各孔(図示せず)にそれぞれ金属鋲19を挿入することにより固定する。
つぎに、L字型に組み立てられた2枚の平板17の底板となる平板17に固定された図示左下方の各連結部材10上に、各連結部材10の表面10a側から嵌着された各金属鋲19を各側板2,3の外円筒部2b,3bに形成された各貫通孔9に挿通して消音エレメント1を固定する。
そして、底板となる平板17に連結部材10により固定された各消音エレメント1の各側板2,3の外円筒部2b,3bの鉛直方向における上面に、表面10a側から貫通孔14aに金属鋲19が嵌着された連結部材10を、各連結部材10の裏面10b側から貫通孔14b,14cに嵌着されている金属鋲19を消音エレメント1の外円筒部2b,3bに形成された各貫通孔9に挿通することによりそれぞれ固定する。
つぎに、各連結部材10の表面10a側から嵌着されている金属鋲19を各側板2,3の外円筒部2b,3bに形成された各貫通孔9に挿通して他の消音エレメント1を固定し、これを順次繰り返すことにより1列目の4段の丸形消音エレメント1を重積する。
さらに、1列目に重積された各丸形消音エレメント1の各側板2,3の外円筒部2b,3bの水平方向における右方に、裏面10b側から貫通孔14b,14cに金属鋲19が嵌着された連結部材10の表面10a側から貫通孔14aに嵌着された金属鋲19を消音エレメント1の各側板2,3の外円筒部2b,3bの水平方向における右方に形成された各貫通孔9に挿通することにより連結部材10をそれぞれ固定する。
そして、1列目に重積された各消音エレメント1の水平方向における右方に、底板となる平板17に固定された各連結部材10の貫通孔14aに嵌着された金属鋲19と、1列目の各消音エレメント1の水平方向における右方に固定された各連結部材10に嵌着された各金属鋲19とを、側板2の外円筒部2bおよび側板3の外円筒部3bの鉛直方向における下方に形成された貫通孔8および水平方向における左方に形成された2つの貫通孔9とに挿通して消音エレメント1を固定する。
さらに、1列目と同様に、底板となる平板17に固定された丸形消音エレメント1の側板2の外円筒部2bおよび側板3の外円筒部3bの鉛直方向における上方にそれぞれ連結部材10を固定し、これら連結部材10の貫通孔14aに嵌着された金属鋲19と、1列目の各消音エレメント1の水平方向における右方に固定された各連結部材10に嵌着された各金属鋲19とを、側板2の外円筒部2bおよび側板3の外円筒部3bの鉛直方向における下方に形成された貫通孔8および水平方向における左方に形成された2つの貫通孔9とに挿通して消音エレメント1を重積し、同様にして2列目に消音エレメント1を4段重積する。
そして、同様の手順により3列目および4列目に丸形消音エレメント1を4段重積した後、4列目の各丸形消音エレメント1の水平方向における右方の外周面に接するように鉛直方向の平板17を底板となる平板17上に立設して固定し、両側枠となる各平板17上に頂板となる平板17を水平に固定して消音装置16が完成される。
以上説明した本第1実施形態の消音エレメントの連結構造によれば、各消音エレメント1が鉛直方向および水平方向において隣接配置された他の消音エレメント1と各側板2の外円筒部2bおよび各側板3の外円筒部3bに固定された各連結部材10により強固に連結されるとともに、最下段の各消音エレメント1が鉛直方向における下方の外周面に固定された各連結部材10により、底板となる平板17に強固に固定される。このため、各消音エレメント1の軸方向における位置ずれおよび回転を防止することができ、消音エレメント1の側板2,3が隣接する他の消音エレメント1の多孔外筒5に接触してこの多孔外筒5が破損してしまうことを防止することができる。
また、各消音エレメント1同士を連結することにより、従来のように各消音エレメント1を支持する格子を作成する必要がなくなり、格子を作成する加工コストや組み立てコストを削減することができ、消音装置16の作成に要するコストを大幅に削減することができる。
さらに、各連結部材10に溝5a,15b,15cを形成したことにより、各金属鋲19の頭部が各連結部材10から突出することを防止することができ、各消音エレメント1間の隙間を最小限にすることができ、消音装置16の消音効果を確保することができる。
つぎに、本第2実施形態の連結部材20は金属あるいは硬質のゴムから形成され、図6に示すように、前述した第1実施形態の連結部材10を幅方向に2つ隣接して一体とした駒21により構成されている。
前記連結部材20の表面20aには、図6に示すように、軸方向において隣接配置された前記1対の消音エレメント1の両端部における外周面、つまり、1対の消音エレメント1において相互に隣接している両端部に位置する側板2,3の外円筒部2b,3bの両外周面に接する接触面である円弧面22がほぼ全域に形成されている。また、この円弧面22が形成されている前記表面20aの背面側となる前記連結部材20の裏面20bの長手方向における両端部には、他の1対の消音エレメント1の前記外円筒部2b,3bの両外周面に接触する接触面を円弧面に形成された接触突起23a,23bがそれぞれ突設されている。
前記駒21には、長手方向における中央と、この中央から長手方向における両方向にそれぞれ一定の間隔をもった中間部との合計3箇所の幅方向における各側部近傍にそれぞれ貫通孔24a,24b,24cが形成されている。したがって、各連結部材20には、各1対の貫通孔24a,24b,24cが2列にわたって形成されていることになる。
また、本実施形態においては、前記表面20aにおける中央の貫通孔24aの外周には溝25aが形成され、前記裏面20bにおける他の貫通孔24b,24cの外周にはそれぞれ溝25b,25cが形成されている。
つぎに、前述した丸形に形成されている消音エレメント1、連結部材10および連結部材20を用いて本第2実施形態の丸形消音エレメントの連結構造の作用について説明する。なお、本第2実施形態において消音装置26は、図7ないし図9に示すように、4枚の平板27により四角形状の枠28が形成され、この枠28内に消音エレメント1が水平方向に4列、長手方向に2列、鉛直方向に4段の計32本が配置され、各消音エレメント1が56個の連結部材10と28個の連結部材20とにより固定されて構成される。
前記消音装置26の組み立て方法の一例としては、まず、2枚の平板27をL字型に組み立て、底板となる平板27に、各側板3を対向配置するとともに水平方向に4列配置する8本の消音エレメント1の各側板2,3の位置に合わせて8つの連結部材10および4つの連結部材20を固定する32箇所の孔(図示せず)を形成する。
つぎに、L字型に組み立てられた2枚の平板27の底板となる平板27に固定された図示左下方の各連結部材10および連結部材20上に、各連結部材10の表面10a側および連結部材20の表面20a側から嵌着された金属鋲19を各側板2,3の外円筒部2b,3bに形成された各貫通孔9に挿通して長手方向に各側板2,3を対向させて配置された2本の消音エレメント1を固定する。
そして、底板となる平板27に連結部材10および連結部材20により固定された2本の丸形消音エレメント1の各側板2,3の外円筒部2b,3bの鉛直方向における上面に、表面10a側から貫通孔14aに金属鋲19が嵌着された連結部材10の裏面10b側から貫通孔14b,14cに嵌着されている金属鋲19を各消音エレメント1の各側板2の外円筒部2bに形成された各貫通孔8に挿通するとともに、表面20a側から貫通孔24aに金属鋲19が嵌着された連結部材20の裏面20b側から各1対の貫通孔24b,24cに嵌着されている金属鋲19を各消音エレメント1の各側板3の外円筒部3bに形成された各貫通孔8に挿通することによりそれぞれ固定する。
つぎに、各連結部材10の表面10a側から嵌着された金属鋲19を各側板2の外円筒部2bに形成された各貫通孔9に挿通するとともに、連結部材20の表面20a側から嵌着された各金属鋲19を各側板3の外円筒部3bに形成された各貫通孔9にそれぞれ挿通して他の2本の消音エレメント1を固定し、これを順次繰り返すことにより1列目の4段の消音エレメント1を重積する。
そして、1列目に重積された各消音エレメント1の各側板2の外円筒部2bの水平方向における右方に、裏面10b側から貫通孔14b,14cに金属鋲19が嵌着された連結部材10の表面10a側から貫通孔14aに嵌着されている金属鋲19を各丸形消音エレメント1の側板2の外円筒部2bの水平方向における右方に形成された各貫通孔9に挿通することにより各連結部材10をそれぞれ固定する。
さらに、1列目に重積された各丸形消音エレメント1の各側板3の外円筒部3bの水平方向における右方に、裏面20b側から各貫通孔24b,24cに金属鋲19が嵌着された連結部材20の表面20a側から各貫通孔24aに嵌着された金属鋲19を各丸形消音エレメント1の側板3の外円筒部3bの水平方向における右方に形成された各貫通孔9に挿通することにより各連結部材20を固定する。
そして、1列目に重積された各消音エレメント1の水平方向における右方に、底板となる平板17に固定された各連結部材10の貫通孔14aおよび連結部材20の貫通孔24aにそれぞれ嵌着されている各金属鋲19と、1列目の各消音エレメント1の水平方向における右方に固定された各連結部材10の貫通孔14aおよび連結部材20の各貫通孔24aにそれぞれ嵌着されている各金属鋲19とを、各側板2の外円筒部2bおよび各側板3の外円筒部3bの鉛直方向における下方に形成された貫通孔8および水平方向における左方に形成された2つの貫通孔9とに挿通して2本の消音エレメント1を固定する。
さらに、1列目と同様に、底板となる平板17に固定された各消音エレメント1の各側板2の外円筒部2bの鉛直方向における上方に連結部材10を固定するとともに、各側板3の外円筒部3bの鉛直方向における上方に連結部材20を固定し、各連結部材10の貫通孔14aに嵌着された金属鋲19および連結部材20の各貫通孔24aに嵌着された金属鋲19と、1列目の各消音エレメント1の水平方向における右方に固定された各連結部材10に嵌着された各金属鋲19および連結部材20に嵌着された金属鋲19とを、各側板2の外円筒部2bおよび各側板3の外円筒部3bの鉛直方向における下方に形成された貫通孔8および水平方向における左方に形成された2つの貫通孔9とに挿通して2本の消音エレメント1を重積し、同様にして2列目に消音エレメント1を4段重積する。
そして、同様の手順により3列目および4列目に消音エレメント1を4段重積した後、4列目の各消音エレメント1の水平方向における右方の外周面に接するように平板27を底板となる平板27に立設して固定し、両側枠となる各平板27上に平板27を水平に固定して消音装置26が完成される。
以上説明した本第2実施形態の消音エレメントの連結構造によれば、それぞれ丸形の消音エレメント1が隣接配置された消音エレメント1と各側板2の外円筒部2bおよび各側板3の外円筒部3bに固定された各連結部材10および各連結部材20により強固に固定されるとともに、最下段の各丸形消音エレメント1が鉛直方向における下方の外周面に固定された各連結部材10および各連結部材20により、底板となる平板17に強固に固定される。さらに、各連結部材20により、長手方向に隣接配置された各消音エレメント1を強固に固定することができる。このため、各丸形消音エレメント1の位置ずれおよび回転を防止することができ、隣接する各消音エレメント1が接触して破損してしまうことを防止することができる。
また、各消音エレメント1同士を固定することにより、従来のように各消音エレメント1を支持する格子を作成する必要がなくなり、格子を作成する加工コストや組み立てコストを削減することができ、消音装置26の作成に要するコストを大幅に削減することができる。
さらに、各連結部材10に凹部15a,15b,15cを形成するとともに、各連結部材20に凹部25a,25b,25cを形成したことにより、各金属鋲19の平面部が各連結部材10および各連結部材20から突出することを防止することができ、各消音エレメント1間の隙間を最小限にすることができ、消音装置26の消音効果を確保することができる。
なお、本発明は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、必要に応じて種々の変更が可能である。例えば、本実施形態において消音エレメント1は一方の側板をベルマウス形状に形成しているが、両方の側板をベルマウス形状に形成してもよい。さらに、消音エレメントにおける両側板の外周面を完全な円筒形に形成したものを併用することにより、長手方向に多数の消音エレメントを連結して配置することができ、より消音効果を増加させることができる。
また、各連結部材および丸形消音エレメントの各側板の外円筒部に形成された金属鋲を挿通する貫通孔の数は、丸形消音エレメントの連結の強化という点から多数設けることも可能である。
aは本発明に係る消音エレメントの連結構造に使用される消音エレメントを示す概略正面図、bはaの縦断面側面図 aは本発明に係る消音エレメントの連結構造における連結部材の第1実施形態を示す縦断面図、bはaの平面図 図2の連結部材を図1の消音エレメントに固定した状態を示す正面図 第1実施形態の消音装置の概略正面図 図3の縦断面図 aは本発明に係る消音エレメントの連結構造における連結部材の第2実施形態を示す縦断面図、bはaの平面図 図6の連結部材を図1の消音エレメントに固定した状態を示す正面図 第2実施形態の消音装置の概略正面図 図6の縦断面図
符号の説明
1 消音エレメント
2 側板
3 側板
4 多孔内筒
5 多孔外筒
6 吸音材
7 不織布
8 貫通孔(凹部)
9 貫通孔(凹部)
10 連結部材
10a 表面
10b 裏面
11 駒
12 円弧面
13a、13b 接触突起
14 貫通孔
19 金属鋲(突起)
20 連結部材
20a 表面
20b 裏面
21 駒
22 円弧面
23a、23b 接触突起
24 貫通孔

Claims (5)

  1. それぞれ両端を開放された断面丸形をなす複数個の消音エレメントを重積状態で隣接配置し、前記各消音エレメント内に配設されている吸音材により各消音エレメント内を通過した流体の消音を行なう消音装置における消音エレメントの連結構造において、
    重積され隣接する各1対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ介装され、表面および裏面に前記両消音エレメントの各端部の外周面に接触する形状の接触面が形成され、前記表面および裏面に、いずれか一方の面において少なくとも1個、他方の面において少なくとも2個の突起が突設されている連結部材を配置し、
    前記各連結部材を挟持している各1対の消音エレメントの各端部の外周面に前記連結部材の突起が挿入される凹部を形成した
    ことを特徴とする消音エレメントの連結構造。
  2. 水平方向に隣接配置されている各1対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ前記連結部材を介装するとともに、前記各連結部材を水平方向において挟持している各1対の消音エレメントの各端部の外周面に前記連結部材の突起が挿入される凹部を形成したことを特徴とする請求項1に記載の消音エレメントの連結構造。
  3. それぞれ両端を開放された断面丸形をなす複数個の消音エレメントを重積状態ならびに軸方向に隣接配置し、前記各消音エレメント内に配設されている吸音材により各消音エレメント内を通過した流体の消音を行なう消音装置における消音エレメントの連結構造において、
    重積され隣接する各1対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ介装され、表面および裏面に前記両消音エレメントの各端部の外周面に接触する形状の接触面が形成され、前記表面および裏面に、いずれか一方の面において少なくとも1個、他方の面において少なくとも2個の突起が突設されている第1連結部材を配置するとともに、
    重積状態ならびに軸方向に隣接され隣接する各2対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ介装され、表面および裏面に前記各消音エレメントの各端部の外周面に接触する形状の接触面が形成され、前記表面および裏面に、いずれか一方の面において少なくとも1個、他方の面において少なくとも2個の突起が2列にわたって突設されている第2連結部材を配置し、
    前記各連結部材を挟持している各1対あるいは各2対の消音エレメントの各端部の外周面に前記連結部材の突起が挿入される凹部を形成した
    ことを特徴とする消音エレメントの連結構造。
  4. 水平方向に隣接配置されている各1対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ前記第1連結部材を介装するとともに、水平方向ならびに軸方向に隣接配置されている各2対の消音エレメントの各端部間にそれぞれ前記第2連結部材を介装し、前記各連結部材を水平方向において挟持している各1対または各2対の消音エレメントの各端部の外周面に前記連結部材の突起が挿入される凹部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の消音エレメントの連結構造。
  5. 前記連結部材の突起を頭部が設けられた金属鋲とし、各金属鋲の頭部が前記表面あるいは裏面から突出しないように溝内に位置させたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の消音エレメントの連結構造。
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