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JP5446972B2 - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents
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JP5446972B2 - エアバッグ及びエアバッグ装置 - Google Patents

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本発明は、自動車等の乗員を衝突又は横転時等に拘束するためのエアバッグ及びエアバッグ装置に係り、特にエアバッグ内にインフレータが配置されたエアバッグ及びエアバッグ装置に関する。
エアバッグ装置は、周知の通り、自動車の衝突時又は横転時等にガス発生器によってエアバッグを膨張させ、この膨張したエアバッグによって乗員の身体を受け止めるようにしたものである。
エアバッグ内にインフレータを配置したエアバッグ装置にあっては、インフレータに連なるハーネスをエアバッグ外に引き出し、エアバッグの作動制御装置に接続する。特開2009−166794には、ハーネス挿通用の孔からガスがリークすることを防止するために、袋状の基布の内面に補強布を設けたエアバッグにおいて、基布のハーネス挿通用孔と補強布のハーネス挿通用孔とを重ならないように設けることが記載されている。
特開平9−109821には、エアバッグにスリット状の開口を設け、この開口を通してインフレータをエアバッグ内に挿入することが記載されている。
特開2009−166794 特開平9−109821
特許文献1では、インフレータをエアバッグの縫製完了前にエアバッグ内に配置する(特許文献1の0028段落)ようにしているが、インフレータを収容した状態で縫製を行うのでは、縫製作業が厄介なものとなる。
特許文献2では、スリット状開口は、エアバッグ内にインフレータを配置した状態において、このインフレータの長手方向の中間付近に位置するように設けられている。そのため、インフレータをエアバッグ内に配置する場合には、このスリット状開口からインフレータの全体をエアバッグ内に挿入した後、インフレータを、この挿入時の進行方向と反対方向へ後ずさりさせるようにして所定位置に配置する必要があるので、インフレータの配設作業が面倒である。また、特許文献2では、このスリット状開口が直接、エアバッグ内に連通しているため、このスリット状開口からガスがリークし易い。
本発明は、縫製が容易であり、且つインフレータをエアバッグ内のインフレータ配置部に容易に配設することが可能であると共に、インフレータ挿通用開口を通ってガスがリークすることを防止することが可能なエアバッグと、このエアバッグを備えたエアバッグ装置を提供することを目的とする。
本発明(請求項1)のエアバッグは、内部にインフレータが配置され、該インフレータからのガスによって膨張するエアバッグであって、バッグ本体と、該バッグ本体の内面の少なくとも一部に対面する内部パネルとを有し、該バッグ本体にインフレータ挿通用の第1の開口が設けられ、該内部パネルにインフレータ挿通用の第2の開口が設けられており、該第1の開口と第2の開口とは、該エアバッグ内のインフレータ配置部から同一方向に離隔して配置されており、該第2の開口は、該第1の開口よりも該インフレータ配置部に近接して配置されており、前記バッグ本体と内部パネルとの間に中間パネルが配置され、該中間パネルには、前記第1の開口に重なる位置にインフレータ挿通用の第3の開口が設けられており、該第3の開口の縁部のうち前記第2の開口に近い側の縁部の少なくとも一部は、第1の開口の縁部のうち第2の開口に近い側の縁部から第1の開口の中央側に張り出していることを特徴とするものである。
請求項2のエアバッグは、請求項1において、前記中間パネルと内部パネルとを結合した線状結合部が設けられており、該線状結合部は、前記第3の開口及び第2の開口を取り囲むように延在していることを特徴とするものである。
請求項3のエアバッグは、請求項2において、前記線状結合部は、前記バッグ本体と中間パネルと内部パネルとを結合していることを特徴とするものである。
請求項4のエアバッグは、請求項2又は3において、前記線状結合部は縫合部であることを特徴とするものである。
本発明(請求項5のエアバッグは、内部にインフレータが配置され、該インフレータからのガスによって膨張するエアバッグであって、バッグ本体と、該バッグ本体の内面の少なくとも一部に対面する内部パネルとを有し、該バッグ本体にインフレータ挿通用の第1の開口が設けられ、該内部パネルにインフレータ挿通用の第2の開口が設けられており、該第1の開口と第2の開口とは、該エアバッグ内のインフレータ配置部から同一方向に離隔して配置されており、該第2の開口は、該第1の開口よりも該インフレータ配置部に近接して配置されており、基端側が前記内部パネルの内面のうち前記第2の開口よりも前記第1の開口から遠い側に位置し、先端側が該第2の開口から該第1の開口を通って前記バッグ本体外に延出した、インフレータ挿入案内用のガイドパネルを備えたことを特徴とするものである。
請求項6のエアバッグは、請求項5において、前記バッグ本体と内部パネルとの間に中間パネルが配置されており、該中間パネルには、前記第1の開口又は第2の開口に重なる位置にインフレータ挿通用の第3の開口が設けられており、該第2の開口及び第3の開口を取り囲むように延在しており、該中間パネルと内部パネルとを結合した線状結合部が設けられていることを特徴とするものである。
請求項7のエアバッグは、請求項6において、前記線状結合部は縫合部であることを特徴とするものである。
請求項8のエアバッグは、請求項1ないし7のいずれか1項において、前記第1の開口及び第2の開口は、それぞれ、各開口から前記インフレータ配置部に向かう方向と交差方向に延在した長孔状となっていることを特徴とするものである。
本発明(請求項)のエアバッグ装置は、請求項1ないしのいずれか1項に記載のエアバッグと、該エアバッグ内に配置されたインフレータとを備えてなるものである。
請求項10のエアバッグ装置は、請求項において、前記インフレータは略円柱形状のものであり、該インフレータの軸心線方向の一端側にハーネスが連なっており、該インフレータは、軸心線方向の他端側から前記第1の開口及び第2の開口に順次に挿通されて前記エアバッグ内のインフレータ配置部に配設されていることを特徴とするものである。
本発明(請求項1,5)のエアバッグは、バッグ本体と、該バッグ本体の内面の少なくとも一部に対面する内部パネルとを有しており、該バッグ本体にインフレータ挿通用の第1の開口が設けられ、該内部パネルにインフレータ挿通用の第2の開口が設けられている。かかる本発明のエアバッグにあっては、第1及び第2の開口が、インフレータを挿通させうる大きさであるため、エアバッグを縫製した後に、第1及び第2の開口を通してインフレータをエアバッグ内に挿入することができる。そのため、例えば上記特開2009−166794のようにエアバッグの縫製完了前にインフレータを該エアバッグ内に配置する場合に比べて、エアバッグの縫製作業を容易に行うことができる。
本発明のエアバッグにあっては、バッグ本体の第1の開口と内部パネルの第2の開口とは、エアバッグ内のインフレータ配置部から同一方向に離隔して配置されており、且つ第2の開口は、第1の開口よりも該インフレータ配置部に近接して配置されている。そのため、インフレータをエアバッグ内に配置する場合には、第1の開口と第2の開口とに順次にインフレータを挿通することにより、該インフレータは、これらの開口に案内されてインフレータ配置部に向かうようにエアバッグ内に差し込まれる。これにより、インフレータをエアバッグ内のインフレータ配置部に容易に配設することが可能である。
本発明のエアバッグにあっては、上記の通り、バッグ本体の第1の開口と、内部パネルの第2の開口とが重ならないように配置されている。そのため、これらの開口を通ってエアバッグ内からガスがリークすることを防止(抑制を含む。以下同様。)することができる。
請求項の通り、第1の開口及び第2の開口は、それぞれ、各開口からインフレータ配置部に向かう方向と交差方向に延在した長孔状となっていることが好ましい。このように構成することにより、インフレータを各開口に挿入し易くなる。
本発明(請求項1)のエアバッグにあっては、バッグ本体と内部パネルとの間に中間パネルが配置され、該中間パネルには、バッグ本体の第1の開口に重なる位置にインフレータ挿通用の第3の開口が設けられている。この第3の開口の縁部のうち内部パネルの第2の開口に近い側の縁部の少なくとも一部は、バッグ本体の第1の開口の縁部のうち第2の開口に近い側の縁部から該第1の開口の中央側に張り出している。このエアバッグでは、インフレータをエアバッグ内に挿入するときに、第1の開口内に張り出した第3の開口の縁部を作業者が指などで摘んで該第1の開口の外へ引き出してリップ状としておく。この状態で、第1の開口の縁部と第3の開口のリップ状の縁部との間を通してインフレータを第1の開口及び第3の開口に挿通し、中間パネルと内部パネルの間に差し込む。次いで、該内部パネルの第2の開口を通してインフレータをエアバッグ内に挿入する。このエアバッグにあっては、第3の開口の縁部を第1の開口外へ引き出しているので、インフレータはバッグ本体と中間パネルとの間に入り込まず、スムーズに内部パネルと中間パネルとの間に導かれる。
このエアバッグにあって、バッグ本体の第1の開口及び中間パネルの第3の開口と、内部パネルの第2の開口とが重ならないように配置されており、エアバッグ内からのガスリークが防止される。
このエアバッグでは、請求項の通り、第3の開口及び第2の開口を取り囲む線状結合部によって中間パネルと内部パネルとが結合されていることが好ましい。このように構成することにより、内部パネルの第2の開口を通ったガスが中間パネルを内部パネルから離反する方向に押圧しても、中間パネルが内部パネルから離反することが防止され、ガスリークが防止される。また、バッグ本体内のガスが内部パネルと中間パネルとの間を通って第3の開口に到達することも、線状結合部によって防止される。従って、中間パネルと内部パネルとの間から第3の開口及び第1の開口を通ってガスがリークすることがない。また、第1、第2及び第3の開口を通してインフレータをエアバッグ内に挿入するに際し、該第3の開口を通ったインフレータは、第2の開口を経ない限りエアバッグ内に挿入されない。
このエアバッグでは、請求項の通り、該線状結合部によってバッグ本体と中間パネルと内部パネルの開口の周囲部分が結合されていることが好ましい。このように構成することにより、バッグ本体内のガスが中間パネルとバッグ本体との間を通って第1の開口に到達することも防止される。即ち、バッグ本体内のガスが中間パネルとバッグ本体との間から第1の開口を経てリークすることが防止される。
本発明(請求項5)エアバッグにあっては、第2の開口から第1の開口を通ってバッグ本体外にまでガイドパネルが延在している。インフレータをエアバッグ内に挿入するときに、インフレータが、該ガイドパネルに沿ってスムーズに、バッグ本体と内部パネルとの間に入り込むことなく、エアバッグ内に挿入される。
このエアバッグでは、請求項の通り、バッグ本体と内部パネルとの間に、該第1の開口又は第2の開口に重なるインフレータ挿通用の第3の開口が設けられた中間パネルが配置され、該第3の開口及び第2の開口を取り囲む線状結合部によって中間パネルと内部パネルとが結合されていることが好ましい。このように構成することにより、内部パネルの第2の開口を通ったガスが中間パネルを内部パネルから離反する方向に押圧しても、中間パネルが内部パネルから離反することが防止され、ガスリークが防止される。また、バッグ本体内のガスが内部パネルと中間パネルとの間を通って第3の開口に到達することも、線状結合部によって防止される。従って、中間パネルと内部パネルとの間から第3の開口及び第1の開口を通ってガスがリークすることがない。また、第3及び第2の開口を取り巻くように線状結合部が設けられているので、中間パネルの第3の開口を通ったインフレータは、内部パネルの第2の開口を経ない限りエアバッグ内に挿入されない。
請求項10の態様にあっては、軸心線方向の一端側にハーネスが連なっている略円柱形状のインフレータを、その軸心線方向の他端側から第1の開口及び第2の開口に順次に挿通してエアバッグ内に配置するため、インフレータを、各開口を通してエアバッグ内に一方向に差し込むだけで、インフレータのエアバッグ内への配設作業を完了することができる。そのため、インフレータのエアバッグ内への配設作業を容易に行うことができる。
実施の形態に係るサイドエアバッグの立面図である。 図1のII−II線に沿う断面斜視図である。 (a)は図1のIII−III線に沿う断面図、(b)は(a)のB部分の拡大図である。 図1のIV−IV線に沿う断面図である。 図1のV−V線に沿う断面図である。 分配器を装着したインフレータを示す断面図である。 異なる実施の形態に係るサイドエアバッグの水平断面図である。 別の実施の形態に係るサイドエアバッグのインフレータ挿入用開口付近の構成図であり、(a)は(b)のA−A線断面図、(b)は開口付近の立面図である。 さらに別の実施の形態に係るサイドエアバッグのインフレータ挿入用開口付近の断面図である。 異なる実施の形態に係るサイドエアバッグのインフレータ挿入用開口付近の構成図であり、(a)は開口付近の立面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のB−B線断面斜視図である。 さらに異なる実施の形態に係るサイドエアバッグのインフレータ挿入用開口付近の構成図であり、(a)は開口付近の立面図、(b)は(a)のB−B線断面図、(c)は(a)のB−B線断面斜視図である。 別の実施の形態に係るサイドエアバッグの一部の断面斜視図である。 図12のXIII−XIII線に沿う断面図である。 図13のXIV矢視図である。 さらに別の実施の形態に係るサイドエアバッグの一部の断面図である。 実施の形態に係るサイドエアバッグ装置を備えた自動車シートの側面図である。 アウターバッグのパネルの展開図である。 インナーバッグのパネルの展開図である。 パッチクロスの展開図である。 パッチクロスの展開図である。 インナーバッグのパネルの折り返し方法を示す斜視図である。 インナーバッグの斜視図である。 アウターバッグの折り返し方法を示す斜視図である。 エアバッグ内へのインフレータの挿入方法を示す斜視図である。 実施の形態に係るサイドエアバックの立面図である。 図25のサイドエアバッグのインフレータ挿入用開口付近の断面図である。 実施の形態に係るサイドエアバッグの立面図である。
まず、第1図〜第6図を参照して第1の実施の形態について説明する。なお、以下の実施の形態ではエアバッグはサイドエアバッグであるが、カーテンエアバッグ、ニーエアバッグなど各種のエアバッグにも本発明を適用できる。
第16図の通り、シートクッション2及びシートバック3を有したシート1が車内に設置されている。このシート1に座った乗員とシート1の側方のドアあるいはピラーとの間にサイドエアバッグ10を膨張させるように、サイドエアバッグ装置5が設置されている。この実施の形態では、シートバック3の側面にサイドエアバッグ装置5が設置され、サイドエアバッグ10がインフレータ6からのガスによってシートバック3の側縁から前方に向って膨張しうるようになっている。このサイドエアバッグ10の上部にはベントホール7が設けられている。なお、第16図の通り、この実施の形態では、該サイドエアバッグ10は、シート1に座った乗員の左方に膨張するもの(即ち車両の左座席用)となっているが、図と左右(該乗員にとっての左右。以下、同様。)逆の構成とすることにより、乗員の右方に膨張するもの(即ち車両の右座席用)とすることもできる。
第1図は、このサイドエアバッグ10を車内側から見た立面図であり、このサイドエアバッグ10は、アウターバッグ20と、該アウターバッグ20内のインナーバッグ30とを備えている。
アウターバッグ20は、サイドエアバッグ10の最外面のバッグ本体を構成している。この実施の形態では、2枚のアウターバッグ用パネル(以下、アウターパネルということがある。)21,22を重ね合わせ、その周縁部を縫目11によって縫合したものである。ただし、アウターバッグは、第7図のサイドエアバッグ10Aのように、アウターパネル21,22を合わせた大きさの1枚のパネルを二つ折りして周縁を縫合したものであってもよい。
第1,2,4図の通り、アウターバッグ20のアウターパネル21には、その上下方向の中間付近に、インフレータ6をエアバッグ内に挿入するための第1の開口23が設けられている。この実施の形態では、該第1の開口23は、前後方向(サイドエアバッグ10が車室内に膨張展開した状態における車両前後方向。以下、同様。)に延在した細長い長孔状(スリット形状)となっている。なお、第1の開口23の形状はこれに限定されない。この実施の形態では、該第1の開口23の上方に、後述のインフレータ6のスタッドボルト6cが挿通される小孔25が設けられている。この実施の形態では、上下に間隔をあけて2個の小孔25,25が設けられている。第1の開口23は、下側の小孔25よりも下方に配置されている。他方のアウターパネル22の上部にベントホール7(第16図)が設けられている。
インナーバッグ30は、2枚のインナーバッグ用パネル(以下、インナーパネルということがある。)31,32を重ね合わせ、その周縁部を縫合して袋状としたものである。インナーバッグ30は、アウターバッグ20内の下部に配置されている。インナーパネル31は内部パネルに相当するものである。インナーバッグ30の縦辺及び下辺にあっては、インナーパネル31,32とアウターパネル21,22とは縫目11によって共縫いされている。第5図の通り、インナーパネル31,32の上辺は縫目36によって縫合されている。インナーバッグ30の上部には、インナーバッグ30内とアウターバッグ20内とを連通する連通口34(第3図(a))が設けられている。
インナーパネル31に、インフレータ6をサイドエアバッグ10内に挿入するための、第1の開口23と略同一形状(即ち前後方向に延在した細長い長孔状)の第2の開口33が設けられている。開口23,33は略平行かつ略水平であり、互いに重なり合わないように配置されている。この実施の形態では、第2の開口33は、連通口34の下方に設けられている。インナーパネル31の連通口34直近部分には、インフレータ6のスタッドボルト6cが挿通される小孔35が設けられている。この実施の形態では、上下に間隔をあけて2個の小孔35,35が設けられている。第3図(a)の通り、前述のアウターパネル21の各小孔25は、このインナーパネル31の各小孔35と重なり合うように配設されている。第2の開口23は、下側の小孔25,35よりも下方且つ第1の開口23よりも上方に配置されている。
第1図及び第3図(a)の通り、下側の小孔25,35から第2の開口23までの間隔は、インフレータ6の下側(インフレータ6をインナーバッグ30内に配置した状態における下側。以下、同様。)のスタッドボルト6cから該インフレータ6の下端面までの長さよりも大きなものとなっている。この実施の形態では、第1の開口23は、第2の開口33よりも25mm程度下方に位置している。
第1図の通り、第1の開口23及び第2の開口33は、各々の左右方向の中間付近が、上側の小孔25,35の中心と下側の小孔25,35の中心との双方を通る直線上に位置するように配設されている。なお、本発明においては、第1の開口23及び第2の開口33は、インフレータ配置部(即ちこの実施の形態では、インナーバッグ30の連通口34直近部分)から同一方向に離隔していればよく、該連通口34直近部分の上方、前方あるいは後方(斜め方向を含む)に配置されてもよい。
第1の開口23及び第2の開口33を取り巻くように延在した線状結合部としての縫目12によってアウターパネル21とインナーパネル31とが縫合されている。
この実施の形態では、縫目12はパネル21の外面において略方形の環状に延在している。開口23,33はこの環状の縫目12で囲まれた内側領域に位置している。なお、縫目12は方形ではなく、円形又は楕円形などの環状であってもよい。
第3図(a)及び第6図の通り、インフレータ6は、円柱ロッド状の本体部6aと、該本体部6aの軸心線方向の一端面(上端面)から突出するガス噴出部6bと、本体部6aの側周面から放射方向に立設された2本のスタッドボルト6cとを有している。これらのスタッドボルト6c,6c同士は、該本体部6aの軸心線方向に間隔をおいて配設されている。本体部6aの軸心線方向の他端面(下端面)には、通電用のハーネス6dが接続されている。ガス噴出部6bは、本体部6aよりも小径であり、その外周面に複数のガス噴出口が設けられている。
このインフレータ6に分配器40が装着されている。この分配器40は円筒部41と、該円筒部41の一端面に設けられた内向き鍔状部42と、該鍔状部42に形成されたガス流出孔43と、円筒部41の他端側から円筒部41の周面と面一状に延出した舌片形の延出部44と、該延出部44に設けられたスタッドボルト(以下、単にボルトという。)6cの挿通用の小孔45とを有している。インフレータ6のガス噴出部6bを円筒部41に差し込むと共に、ボルト6cを小孔45に挿通する。
第6図のように分配器40が組み付けられたインフレータ6を、第2,3図の如く、該分配器40側(即ちインフレータ6の上端側)からアウターバッグ20の開口23及びインナーバッグ30の開口33を通してインナーバッグ30内に挿入する。インフレータ6のハーネス6dは、該開口33,23を通ってサイドエアバッグ10外に引き出される。
インフレータ6のボルト6cを、第3図(a)の通り、インナーバッグ30及びアウターバッグ20の小孔35,25を通してサイドエアバッグ10外に突出させる。
インフレータ6は、分配器40がインナーバッグ30内の連通口34直近部分に位置するように配置されている。即ち、この実施の形態では、該インナーバッグ30内の連通口34直近部分がインフレータ配置部となっている。インフレータ6は、この連通口34直近部分において、本体部6aの軸心線方向を略上下方向とし、且つ分配器40を上側にして配置されている。
このボルト6cをサイドエアバッグ装置のケーシングやシートバックフレームなどのサイドエアバッグ取付部材(図示略)に通し、ナット(図示略)を該ボルト6c,6cに締め込むことにより、サイドエアバッグ10及びインフレータ6が該取付部材に固定される。
このサイドエアバッグ10は、所定形状に折り畳まれ、サイドエアバッグ装置のケーシング又はシートバック3のサイドエアバッグ収容部に収容され、カバーが被装され、サイドエアバッグ装置5付きシート1が構成される。
このように構成されたサイドエアバッグ装置5を備えた車両が側突等を受けた場合、インフレータ6がガス発生作動し、第16図の如くサイドエアバッグ10が膨張する。この膨張したサイドエアバッグ10が乗員を拘束すると共に、サイドエアバッグ10内のガスがベントホール7から流出し、衝撃が吸収される。
この実施の形態では、インフレータ6がガス発生作動すると、ガス噴出部6bからのガスの一半は第6図の矢印Gの通り、ガス流通口43を通ってアウターバッグ20内に直ちに供給されると共に、ガスの他半は矢印Gの通り分配器円筒部41から反対方向に流れてインナーバッグ30内に直ちに供給される。このため、インフレータ6が作動すると、アウターバッグ20及びインナーバッグ30はほぼ同時に膨張する。なお、インナーバッグ30内の容量と、分配器40によるガス分配特性を選定することにより、インナーバッグ30内の膨張完了時のガス圧をアウターバッグ20内の膨張完了時のガス圧よりも高くすることが好ましい。高内圧にて膨張したインナーバッグ30が乗員の腰部を拘束する。
このサイドエアバッグ10にあっては、インフレータ6を該エアバッグ10の縫製後に開口23,33からインナーバッグ30内に挿入することができるので、該エアバッグ10の縫製作業を容易に行うことができる。
また、このサイドエアバッグ10にあっては、アウターバッグ20の第1の開口23とインナーバッグ30の第2の開口33とは、該サイドエアバッグ10内のインフレータ設置部(即ちインナーバッグ30内の連通口34直近部分)から同一方向(この実施の形態では下方)に離隔して配置されており、且つインナーバッグ30の第2の開口33は、アウターバッグ20の第1の開口23よりも該連通口34直近部分に近接して配置されている。そのため、インフレータ6をインナーバッグ30内に配置する場合には、第1の開口23と第2の開口33とに順次にインフレータ6を挿通することにより、該インフレータ6は、これらの開口23,33に案内されて連通口34に向かうようにインナーバッグ30内に差し込まれる。これにより、インフレータ6をインナーバッグ30内の連通口34直近部分に容易に配設することが可能である。
この実施の形態では、インフレータ6は、略円柱形状であり、連通口34直近部分において、その軸心線方向を略上下方向とし、且つ分配器40を上側にして配置されるものとなっている。このインフレータ6をインナーバッグ30内に配置するに際しては、該インフレータ6を、分配器40側から第1の開口23及び第2の開口33に順次に挿通してインナーバッグ30内に配置する。このようにすることにより、インフレータ6を、各開口23,33を通してインナーバッグ30内に一方向に差し込むだけで、インフレータ6は、各開口23,33によって連通口34直近部分に導かれると共に、その軸心線方向を略上下方向とし、且つ分配器40を上側にした姿勢で連通口34直近部分に配置されるようになる。そのため、インフレータ6のインナーバッグ30内への配設作業を容易に行うことができる。
この実施の形態では、第1の開口23及び第2の開口33は、それぞれ、各開口23,33から連通口34直近部分に向かう方向と交差方向(直交方向)に延在した長孔状となっているため、インフレータ6を各開口23,33に挿入し易い。
このサイドエアバッグ10にあっては、アウターバッグ20の第1の開口23とインナーバッグ30の第2の開口33とが重なっていないので、インナーバッグ30内のガスが開口33,23を直通状に通り抜けることがなく、インナーバッグ30内からのガスリークが防止される。
なお、サイドエアバッグ10の膨張時には、インナーバッグ30が乗員の腰部を拘束するので、この膨張したインナーバッグ30は、比較的長期にわたって内圧が高く維持されることが望ましい。この実施の形態では、上記の通りインナーバッグ30にインフレータ挿入用の第2の開口33が設けられているが、この第2の開口33とアウターバッグ20の第1の開口23とが重なっていないことにより、インナーバッグ30内からのガスリークが防止され、膨張したインナーバッグ30の内圧を十分に長期にわたって高く維持することができる。このように、本発明によれば、インナーバッグ30に第2の開口33を設けても、該インナーバッグ30内からのガスリークが防止され、膨張したインナーバッグ30の内圧を十分に長期にわたって高く維持することができるので、インフレータ挿入用開口の配置の自由度が高い。
また、開口33,23を取り囲む縫目12によって、開口33,23の外周囲部分においてインナーパネル31とアウターパネル21とが縫合されているので、インナーバッグ30内のガスが開口33から流出し、アウターパネル21をインナーパネル31から離反させるように押圧したとしても、アウターパネル21がインナーパネル31から殆ど離反せず、インナーバッグ30内のガスが開口33,23を経て流出することが防止される。さらに、このようにインナーパネル31とアウターパネル21とを縫目12で縫合しているので、アウターバッグ20内の上部のガス(アウターバッグ20内かつインナーバッグ30外のガス)がインナーパネル31とアウターパネル21との間に流入して開口23に到達することが防止される。そのため、アウターバッグ20内のガスがインナーパネル31とアウターパネル21との間から第1の開口23を経てサイドエアバッグ10外に流出することが防止される。
この縫目12を設けているため、このサイドエアバッグ10内にインフレータ6を挿入するときに、開口23を通ったインフレータ6がアウターパネル21とインナーパネル31との間に入り込むことがない。
即ち、インフレータ6が開口23を通った後、アウターパネル21とインナーパネル31との間に入り込もうとした場合、インフレータ6は縫目12に突き当ってしまい、それ以上奥には入っていかない。このため、開口23を通ったインフレータ6は、開口33を経てインナーバッグ30内に挿入されるようになる。
この実施の形態では、インフレータ6からのガスが分配器40によって分配されてアウターバッグ20及びインナーバッグ30内にほぼ同時に供給されるので、アウターバッグ20及びインナーバッグ30がほぼ同時に膨張する。このため、従来のようにまずインナーバッグを膨張させ、このインナーバッグからの流出ガスによってアウターバッグを膨張させるものに比べて、サイドエアバッグ全体の膨張完了時間が短縮される。
この実施の形態では、インナーパネル31,32の側辺及び下辺をアウターパネル21の周縁部と共縫いするため、縫製が容易である。
上記実施の形態では、アウターバッグ20内にインナーバッグを配置しているが、インナーバッグを無くし、バッグ本体としてのアウターバッグ20の内面に、内部パネルとして補強用のパッチクロス(当て布)を縫着してもよい。
第8図はこのような実施の形態に係るサイドエアバッグ10Bの構成を示すものであり、第8図(a)は第3図(b)と同様に開口23付近におけるアウターパネル21の縦断面図であり、第8図(b)のA−A断面を示している。第8図(b)は開口21付近におけるサイドエアバッグの立面図であり、第8図(a)のB−B矢視図である。
この第8図のサイドエアバッグ10Bは、バッグ本体であるアウターバッグ20よりなるものであり、前述の通りインナーバッグは省略されている。アウターバッグ20は、サイドエアバッグ10と同様にアウターパネル21,22(22は第8図では図示略)の周縁を縫目11で縫合してなるものであり、アウターパネル21に第1の開口23が設けられている。この第1の開口23を覆うように内部パネルとしてのパッチクロス50がアウターパネル21の内面に設けられている。パッチクロス50は、少なくともインフレータ6付近から第1の開口23付近に設けられる。この実施の形態では、パッチクロス50はアウターパネル21の上半側と同形状であり、外周縁部は縫目11によってアウターパネル21,22と共縫いされている。
第1の開口23の周囲部分において、パッチクロス50が縫目12によってアウターパネル21に縫着されている。縫目12は前記実施の形態の縫目12と同じく環状であり、その内側領域に第1の開口23と、パッチクロス50の第2の開口51とが設けられている。
第2の開口51は第1の開口23と同形状であり、開口23,51は略平行である。開口23,51はそれぞれインフレータ6から下方に離隔して配置されている。開口51は開口23よりも所定距離上方(即ち開口23よりもインフレータ6に近い側)に配置されており、両者は重なり合わない。このサイドエアバッグ10Bのその他の構成は前記サイドエアバッグ10と同様であり、このサイドエアバッグ10B内に開口23,51を介してインフレータ6(第8図では図示略)が挿入される。
なお、第8図では、パッチクロス50はアウターパネル21の上半側の全域に設けられているが、インフレータ6から第1の開口23付近にのみ設けられてもよい。
このサイドエアバッグ10Bにあっても、インフレータ6を該エアバッグ10Bの縫製後に開口23,51からエアバッグ10B内に挿入することができるので、該エアバッグ10Bの縫製作業を容易に行うことができる。
また、このサイドエアバッグ10Bにあっても、開口23,51は、サイドエアバッグ10B内のインフレータ配置部から同一方向(この実施の形態では下方)に離隔して配置されており、且つサイドエアバッグ10Bの内側のパッチクロス50の第2の開口51は、アウターパネル21の第1の開口23よりも該インフレータ配置部に近接して配置されている。そのため、インフレータ6をサイドエアバッグ10B内に配置する場合には、第1の開口23と第2の開口51とに順次にインフレータ6を挿通することにより、該インフレータ6は、これらの開口23,51に案内されてインフレータ配置部に向かうようにサイドエアバッグ10B内に差し込まれる。これにより、インフレータ6をサイドエアバッグ10B内のインフレータ配置部に容易に配設することが可能である。
このサイドエアバッグ10Bにあっては、アウターバッグ20の第1の開口23とパッチクロス50の第2の開口51とが重なっていないので、エアバッグ10B内のガスが開口51,23を直通状に通り抜けることがなく、エアバッグ10B内からのガスリークが防止される。
また、開口51,23を取り囲む縫目12によって、開口51,23の外周囲部分においてパッチクロス50とアウターバッグ20のアウターパネル21とが縫合されているので、エアバッグ10B内のガスが開口51から流出し、アウターパネル21をパッチクロス50から離反させるように押圧したとしても、アウターパネル21がパッチクロス50から殆ど離反せず、エアバッグ10B内のガスが開口51,23を経て流出することが防止される。さらに、このようにパッチクロス50とアウターパネル21とを縫目12で縫合しているので、エアバッグ10B内のガスがパッチクロス50とアウターパネル21との間に流入して開口23に到達することが防止される。そのため、エアバッグ10B内のガスがパッチクロス50とアウターパネル21との間から第1の開口23を経てサイドエアバッグ10B外に流出することが防止される。
この縫目12を設けているため、このサイドエアバッグ10B内にインフレータ6を挿入するときに、開口23を通ったインフレータ6がアウターパネル21とパッチクロス50との間に入り込むことがない。
即ち、インフレータ6が開口23を通った後、アウターパネル21とパッチクロス50との間に入り込もうとした場合、インフレータ6は縫目12に突き当ってしまい、それ以上奥には入っていかない。このため、開口23を通ったインフレータ6は、開口51を経てエアバッグ10B内に挿入されるようになる。
サイドエアバッグ10Bのその他の作用効果は、第1〜6図のサイドエアバッグ10と同様である。
第8図ではインナーバッグを省略してパッチクロスをアウターバッグ内面に設けているが、インナーバッグ内面にパッチクロスを設けてもよい。第9図はかかる実施の形態に係るサイドエアバッグ10Cの開口23,33付近の縦断面図であり、第8図(a)と同様部分の断面を示している。
この実施の形態では、インナーバッグ30のインナーパネル31の開口33Cはアウターパネル21の第1の開口23とほぼ重なり合っている。このインナーパネル31の内面に1枚又は複数枚(この実施の形態では2枚)のパッチクロス50が重ね合わされ、開口23,33C,51の周囲部分において縫目12によってパネル21,31,50,50が縫合されている。縫目12は環状であり、その内側領域に開口23,33C,51,51が設けられている。パッチクロス50,50の第2の開口51,51は互いに重なり合っている。
インナーパネル31が中間パネルであり、開口33Cは第3の開口である。パッチクロス50,50は内部パネルである。開口23は第1の開口、開口51は第2の開口である。
開口51,51及び開口33Cは開口23と略同形状である。開口51は、開口23,33Cと略平行かつ略水平である。開口23,33C,51,51はそれぞれインフレータ6(第9図では図示略)から下方に離隔して配置されている。開口51は開口23,33Cよりも所定距離上方(即ち開口23,33Cよりもインフレータ6に近い側)に配置されており、両者は重なり合わない。このサイドエアバッグ10Cのその他の構成は前記サイドエアバッグ10,10Bと同様であり、このサイドエアバッグ10C内に開口23,33C,51,51を介してインフレータ6が挿入される。
なお、第8図では、パッチクロス50はインナーパネル31の上半側の全域に設けられているが、インフレータ6から開口33C付近にのみ設けられてもよい。
このサイドエアバッグ10Cにあっては、インフレータ6を該エアバッグ10Cの縫製後に開口23,33C,51,51からインナーバッグ30内に挿入することができるので、該エアバッグ10Cの縫製作業を容易に行うことができる。
また、このサイドエアバッグ10Cにあっても、開口23,33C,51,51は、サイドエアバッグ10C内のインフレータ配置部から同一方向(この実施の形態では下方)に離隔して配置されており、且つサイドエアバッグ10Cの内側に配置されたパッチクロス50の第2の開口51は、それよりも外側のアウターパネル21の第1の開口23及びインナーパネル31の第3の開口33Cよりも該インフレータ配置部に近接して配置されている。そのため、インフレータ6をサイドエアバッグ10C内に配置する場合には、第1の開口23、第3の開口33C及び第2の開口51に順次にインフレータ6を挿通することにより、該インフレータ6は、これらの開口23,33C,51に案内されてインフレータ配置部に向かうようにサイドエアバッグ10C内に差し込まれる。これにより、インフレータ6をサイドエアバッグ10C内のインフレータ配置部に容易に配設することが可能である。
このサイドエアバッグ10Cにあっては、アウターバッグ20の第1の開口23及びインナーバッグ30の開口33Cとパッチクロス50の第2の開口51とが重なっていないので、インナーバッグ30内のガスが開口51,33C,23を直通状に通り抜けることがなく、インナーバッグ30内からのガスリークが防止される。
また、開口51,33C,23を取り囲む縫目12によって、開口51,33C,23の外周囲部分においてパッチクロス50とインナーパネル31とアウターバッグ20のアウターパネル21とが縫合されているので、インナーバッグ30内のガスが開口51から流出し、インナーパネル31及びアウターパネル21をパッチクロス50から離反させるように押圧したとしても、インナーパネル31及びアウターパネル21がパッチクロス50から殆ど離反せず、インナーバッグ30内のガスが開口51,33C,23を経て流出することが防止される。さらに、このようにパッチクロス50とインナーパネル31とアウターパネル21とを縫目12で縫合しているので、インナーバッグ30内やアウターバッグ20内のガスがパッチクロス50とインナーパネル31との間及びインナーパネル31とアウターパネル21との間に流入して開口33C,23に到達することが防止される。そのため、インナーバッグ30内やアウターバッグ20内のガスがパッチクロス50とインナーパネル31との間及びインナーパネル31とアウターパネル21との間から開口33C,23を経てサイドエアバッグ10C外に流出することが防止される。
この縫目12を設けているため、このサイドエアバッグ10C内にインフレータ6を挿入するときに、開口23を通ったインフレータ6がアウターパネル21とインナーパネル31との間、インナーパネル31とパッチクロス50との間又はパッチクロス50,50の間に入り込むことがない。
即ち、例えばインフレータ6が開口23を通った後、アウターパネル21とインナーパネル31との間に入り込もうとしたり、開口33Cを通った後インナーパネル31とパッチクロス50との間に入り込もうとした場合、インフレータ6は縫目12に突き当ってしまい、それ以上奥には入っていかない。このため、開口23を通ったインフレータ6は、開口51を経てインナーバッグ30内に挿入されるようになる。
サイドエアバッグ10Cのその他の作用効果は、第1〜6図のサイドエアバッグ10と同様である。
第10図は、第9図の実施の形態において、インフレータ6を開口23,33Cを通し易くするように構成した実施の形態に係るエアバッグ10Dを示すものであり、第10図(a)は開口23付近の立面図、同(b)は同(a)のB−B線断面図、同(c)はB−B線に沿う断面斜視図である。
この実施の形態では、インナーパネル31の開口33Cがアウターパネル21の開口23よりも若干下位に配置され、開口33Cの上縁部が開口23内に対面する高さに位置している。その他の構成は第9図のエアバッグ10Cと同一である。この実施の形態でも第9図と同様の効果が得られる。また、この第10図のエアバッグ10Dでは、インフレータ6をインナーバッグ30内に挿入するときに、第10図(c)のように開口33Cの上縁部を作業者が指などで摘んで開口23外へ引き出してリップ状としておく。この状態で、開口23の下縁部とこの開口33Cのリップ状の上縁部との間を通してインフレータ6(第10図では図示略)を開口23,33Cを通してインナーパネル31とパッチクロス50との間に差し込み、さらに開口51,51を通してインナーバッグ30内に挿入する。開口33Cの上縁部を開口23外へ引き出しているので、インフレータ6はアウターパネル21とインナーパネル31との間に入り込まず、スムーズにインナーパネル31とパッチクロス50との間に導かれる。
第10図の実施の形態では、縫目12はパッチクロス50,50、インナーパネル31及びアウターパネル21を縫着しているが、第11図の実施の形態のサイドエアバッグ10Eのように、パッチクロス50,50とインナーパネル31だけを縫着してもよい。
なお、第11図(a),(b)はサイドエアバッグ10Eの第10図(b),(c)に相当する断面図及び断面斜視図である。
このサイドエアバッグ10Eにおいても、第11図(b)のように開口33Cの上縁部を摘んで開口23外へ引き出しておくことにより、インフレータ6(第11図では図示略)をスムーズに開口23,33Cからインナーパネル31とパッチクロス50との間に導くことができる。
第12図〜第14図は、インフレータをエアバッグ内に導入する際のガイドパネルを備えた実施の形態に係るサイドエアバッグの実施の形態を示すものであり、第12図は前記第2図と同様部分の断面斜視図、第13図は第12図のXIII−XIII線に沿う断面図、第14図は第13図のXIV方向からの斜視図である。
このサイドエアバッグ10Fは、第1図〜第5図のサイドエアバッグ10と同様に、アウターバッグ20と、該アウターバッグ20内のインナーバッグ30とを備えており、アウターバッグ20及びインナーバッグ30は、アウターパネル21,22及びインナーパネル31,32の周縁部を縫目11によって共縫いしたものである。アウターパネル21及びインナーパネル31には、それぞれ、サイドエアバッグ10と同様に、細長形状の第1の開口23及び第2の開口33が設けられている。これらの開口23,33の配置は、サイドエアバッグ10と同様である。
この実施の形態では、アウターバッグ20がバッグ本体であり、インナーパネル31が内部パネルである。インナーバッグ30のインナーパネル31,32の内面にパッチクロス61,62が重ね合わされている。パッチクロス61,62の周縁部は縫目11によってアウターパネル21,22及びインナーパネル31,32と共縫いされている。
パッチクロス61,62は開口33よりも上側に配置されている。パッチクロス61の下縁から舌片状又は帯状のガイドパネル63が延出している。ガイドパネル63は、パッチクロス61と一連一体の一枚の基布から成るものであってもよく、パッチクロス61に帯状布を縫着したものであってもよい。
このガイドパネル63は、開口33,23を通ってアウターバッグ21外に引き出されている。
このサイドエアバッグ10Fは、縫製後に開口23,33を通してインナーバッグ30内にインフレータ6(第12図〜第14図では図示略)が挿入される。このインフレータ6の挿入に際しては、ガイドパネル63を摘んでおき、開口23の下縁とガイドパネル63との間にインフレータ6を差し込む。インフレータ6は、ガイドパネル63に沿ってアウターパネル21とインナーパネル31との間を移動し、第2の開口33に導かれ、インナーバッグ30内にスムーズに挿入される。ガイドパネル63を設けているので、インフレータ6がインナーパネル31とアウターパネル21との間に入り込むことが防止される。
なお、第12図〜第14図ではアウターパネル21及びインナーパネル31の周囲を取り巻く縫目12は設けられていないが、第1図〜第5図のサイドエアバッグ10の縫目12と同様の縫目が設けられてもよい。
第15図のサイドエアバッグ10Gは、第12図〜第14図のサイドエアバッグ10Fにおいて、インナーパネル31,32の内面に沿ってそれぞれパッチクロス50(インナーパネル32及びインナーパネル32の内面に沿うパッチクロスは第15図では図示略)を設け、開口33Cの周囲においてパッチクロス50とインナーパネル31とを縫目52で縫合したものである。縫目52は前記縫目12と同様に環状であり、この縫目52の内側領域に開口33C,51が位置している。開口23,33Cは重なり合っている。開口51は開口23,33Cよりも上位に位置している。
この実施の形態では、パッチクロス50が内部パネル、インナーパネル31が中間パネルである。
パッチクロス50の内面にパッチクロス61が重ね合わされている。パッチクロス61の下縁が開口33Cよりも上位に位置している。このパッチクロス61に連なるガイドパネル63が開口51から開口33C,23を通ってエアバッグ10G外に引き出されている。
縫製されたエアバッグ10G内にインフレータ6(第15図では図示略)が挿入される。この際、ガイドパネル63を摘んで開口23の下縁とガイドパネル63との間にインフレータ6を差し込む。インフレータ6は、ガイドパネル63に沿って案内され、開口23,33C,51を通ってインナーバッグ30内に配置される。なお、縫目52を設けているので、開口33Cを通ったインフレータがインナーパネル31とパッチクロス50との間に入り込むことが防止される。また、インナーバッグ31とパッチクロス50との間を押し広げてインナーバッグ30内のガスが開口33Cに到達することが防止される。また、縫目52を設けているので、開口51を通ったガス圧がインナーパネル31に作用しても、インナーパネル31がパッチクロス50から離反せず、開口51,33C,23を経由したガスリークが防止される。
第15図では、縫目52がパッチクロス50とインナーパネル31とを縫着しているが、さらにアウターパネル21も縫目52によって縫着されてもよい。
第17図〜第25図を参照してインナーバッグの内面に2枚のパッチクロスを配置し、そのうちの1枚をガイドパネル付きとしたサイドエアバッグ110について説明する。
第25図は、このサイドエアバッグ110を車内側から見た立面図であり、このサイドエアバッグ110は、アウターバッグ116と、該アウターバッグ116内のインナーバッグ117とを備えている。以下に、第17図〜第24図及び第26図を参照してサイドエアバッグ110の縫製方法を説明する。なお、第25図の通り、この実施の形態では、該サイドエアバッグ110は、前述の第1〜6,16図のサイドエアバッグ10とは逆に、シート1に座った乗員の右方に膨張するもの(即ち車両の右座席用)となっているが、図と左右逆の構成とすることにより、乗員の左方に膨張するもの(即ち車両の左座席用)とすることもできる。
アウターバッグ116は、第17図に示すアウターバッグ用パネル(アウターパネル)70を二つ折りして周縁部を縫製したものであり、インナーバッグ117は、第18図に示すインナーバッグ用パネル(インナーパネル)80を第19,20図に示す2枚のパッチクロス90,100と共に二つ折りして縫製したものである。
アウターパネル70は、左半部71及び右半部72を有しており、上辺及び下辺には、左半部71と右半部72との間に凹所73,74が形成されている。
左半部71及び右半部72は、下辺71a,72a、縦辺71b,72b及び上辺71c,72cを有した略々長方形状であり、左半部71と右半部72との間を通る中心線70Cに沿って二つに折り返される。左半部71と右半部72の外形は、該中心線70Cを対称軸とした左右対称形状である。右半部72には、中心線70Cの近傍に、インフレータ6のボルト6cを通すための小孔75と、インフレータ6をサイドエアバッグ110内に挿入すると共に、インフレータ6のハーネスを引き通すためのスリット状開口76とが設けられている。左半部71には、縦辺71b近傍の上部にベントホール77が設けられている。
インナーパネル80は、左半部81及び右半部82を有しており、インナーパネル80の上辺の中央には、左半部81と右半部82とに跨がって、上方に向って延出する突部83が形成されている。インナーパネル80の下辺には、左半部81と右半部82との間に凹所84が形成されている。
左半部81及び右半部82は、下辺81a,82aと、該下辺81a,82aに連なる第1縦辺81b,82bと、該第1縦辺81b,82bに連なる、中心線80Cに向って延在する第1上辺81c,82cと、第1上辺81c,82cの中心線80C側に連なり上方に向って延在する第2縦辺81d,82dと、該第2縦辺81d,82dの上端に連なり、中心線80Cに向って延在する第2上辺81e,82eと、該第2上辺81e,82eの中心線80C側に連なり、上方に向って延在する第3縦辺81f,82fと、該第3縦辺81f,82fの上端に連なり、中心線80Cに向う第3上辺81g,82gとを有する。第3上辺81g,82gは連なって一直線状となっており、中心線80Cに対して直交している。ただし、第3上辺81g,82gは、上方に向って凸又は凹となるように非一直線状に交わっていてもよい。
左半部81と右半部82の外形は、中心線80Cを対称軸とした左右対称形状である。右半部82にインフレータ6のボルトを通すための小孔85と、インフレータ6をサイドエアバッグ110内に挿入すると共に、インフレータのハーネスを引き通すためのスリット状開口86とが設けられている。
アウターパネル70の下辺71a,72aとインナーパネル80の下辺81a,82aとはぴったりと重なるように、同一形状及び同一寸法となっている。アウターパネル70の縦辺71b,72bの下部と、インナーパネル80の第1縦辺81b,82bもぴったりと重なるように、同一形状及び同一寸法となっている。
アウターパネル70及びインナーパネル80の中心線70C,80Cに沿う上下方向長さは、アウターパネル70の方が大きい。下辺71a,72a,81a,82aを揃えて重ねた状態において、小孔75,85は互いに重なり合う位置に配置されているが、開口76,86は、互いに重なり合わない位置に配置されている。これらの開口76,86は、それぞれ小孔75,85の下方に配置されており、且つ開口76の方が開口86よりも下方すなわち下辺72a,82aに近い位置に配置されている。
パッチクロス90は、インナーパネル80の左右両端側を切り落した形状のものであり、パッチクロス100はこのパッチクロス90の下端側をガイドパネル106を残して切り落した形状のものである。ガイドパネル106は、パッチクロス100の下辺から下方に舌片状に延出している。インナーパネル30の辺81d、82d、81e、82e、81f、82f、81g、82gに対応する辺について、パッチクロス90では符号91d、92d、91e、92e、91f、92f、91g、92gが付され、パッチクロス100では符号101d、102d、101e、102e、101f、102f、101g、102gが付されている。パッチクロス90,100には、インナーパネルの小孔85と重なり合う位置にそれぞれ小孔95,105が設けられている。また、パッチクロス90には、インフレータ6をサイドエアバッグ110内に挿入すると共に、インフレータ6のハーネスを引き通すためのスリット状開口96が設けられている。この開口96は、インナーパネル80の開口86と重なる位置に配置されている。
このインナーパネル30に対し第21図の通りパッチクロス100,90を揃えて重ね、縫目99によって縫着する。また、ガイドパネル106の周囲において環状の縫目98によってパッチクロス90とインナーパネル80とを縫着する。この縫目98は、該パッチクロス90及びインナーパネル80の開口96,86を取り囲むように形成される。ガイドパネル106の基端部もこの縫目98によってパネル80,90に縫着される。このガイドパネル106の先端側を開口86に通す。
このインナーパネル80を第21図の如く中心線80Cに沿って二つ折りし、左半部81と右半部82とを重ね合わせる。そして、第22図の通り、第1上辺81c,82c、第2縦辺81d,82d、第2上辺81e,82e、及び第3縦辺81f,82f同士を縫糸によって縫合する。符号120は、この縫目を示している。なお、第3縦辺81f,82fにあっては、その上下方向の途中まで縫目120が設けられており、縫目120は最上部までは到達していない。
第22図では、下辺81a,82a、第1縦辺81b,82b、及び第3上辺81g,82gはそれぞれ縫合されていない。第3上辺81g,82gは最終的に縫合されることはなく、この部分がアウターバッグ116内とインナーバッグ117内とを連通する連通口118(第25図)を構成する。
次に、このように縫製されたインナーバッグ117を、第23図の通り、アウターパネル70上に重ね、インナーバッグ117の下辺81a,82a及び第1縦辺81b,82bをアウターパネル70の左半部71の下辺71a及び縦辺71bに合致させる。このとき、インナーバッグ117の折り返し辺であるインナーパネル中心線80Cは、アウターパネル70の中心線70Cと重なる。
次に、このアウターパネル70を中心線70Cに沿って二つ折りし、右半部72を左半部71に重ね合わせる。そして、第24図の通り、下辺71a,72aから縦辺71b,72b及び上辺71c,72cまで縫糸によって縫合する。符号121はこの縫目を示す。
この縫合の際、インナーバッグ117の下辺81a,82a同士及び第1縦辺81b,82b同士も縫目121によって縫合される。その後、又はこれに先立って、第24,26図の通り、ガイドパネル106を開口76に通してエアバッグ110外に延出させる。これにより、サイドエアバッグ110が完成する。
次に、開口76,86,96を通して、このサイドエアバッグ110のインナーバッグ117内に分配器40付きのインフレータ6を挿入する。インフレータ6は、ガイドパネル106に案内されて開口76,86をスムーズに通過し、開口96に導かれる。縫目98が開口86,96を囲んでいるので、インフレータ6は開口96を通ってインナーバッグ117内に挿入される。このサイドエアバッグ110にあっても、開口76,86,96は、インナーバッグ117内のインフレータ配置部から同一方向に離隔して配置されており、且つ該サイドエアバッグ110の内側のインナーパネル80の開口86及びパッチクロス90の開口96は、アウターパネル70の開口76よりも該インフレータ配置部に近接して配置されている。そのため、インフレータ6をインナーバッグ117内に配置する場合には、これらの開口76,86,96に順次にインフレータ6を挿通することにより、該インフレータ6は、これらの開口76,86,96に案内されてインフレータ配置部に向かうようにインナーバッグ117内に差し込まれる。これにより、インフレータ6をインナーバッグ117内のインフレータ配置部に容易に配設することが可能である。
インフレータ6のハーネス11dは、該開口96,86,76を通ってサイドエアバッグ110外に引き出される。分配器40は、第25図の通り、インナーバッグ117内において連通口118直近部分に配置される。
インフレータ6のボルト6cを、パッチクロス90,100、インナーバッグ117及びアウターバッグ116の小孔95,105,85,75を通してサイドエアバッグ110外に突出させる。
インフレータ6は、その本体部6aが折り返し辺(中心線)70C,80Cに沿って延在し、分配器40がインナーバッグ117内の連通口118直近部分に位置している。
この実施の形態では、インフレータ6がガス発生作動すると、ガス噴出部6bからのガスの一半はアウターバッグ116内に直ちに供給されると共に、ガスの他半は反対方向に流れてインナーバッグ117内に直ちに供給される。このため、インフレータ6が作動すると、アウターバッグ116及びインナーバッグ117はほぼ同時に膨張する。なお、インナーバッグ117内の容量と、分配器40によるガス分配特性を選定することにより、インナーバッグ117内の膨張完了時のガス圧をアウターバッグ116内の膨張完了時のガス圧よりも高くすることが好ましい。高内圧にて膨張したインナーバッグ117が乗員の腰部を拘束する。
この実施の形態では、インフレータ6のガス噴出部6bがインナーバッグ117内において連通口118近傍に配置されており、このインナーバッグ117の連通口118付近はアウターバッグ116に縫着されていない。また、アウターバッグ116の折り返し辺部70Cには縫目は存在しない。従って、連通口118付近において、アウターバッグ116には縫目が存在していない。
このように、インフレータ6のガス噴出部6bから噴出する高温高圧のガスが直接に作用する縫目はアウターバッグ116には存在しないので、高温高圧ガスに耐えるようにするための縫目付近の補強をアウターバッグ116に施すことが不要である。このため、サイドエアバッグ110の製造が容易となる。
なお、インナーバッグ117の折り返し辺部70Cにも縫目は存在せず、この折り返し辺部からのガスリークはない。仮に縫目120からインナーバッグ117内のガスが若干リークしたとしても、このガスはアウターバッグ116内に止まる。
このサイドエアバッグ110のその他の作用効果は、第1〜6図のサイドエアバッグ10と同様である。
上記の各実施の形態では、インフレータ挿通用の第1の開口、第2の開口及び第3の開口は、エアバッグ内のインフレータ配置部の下方に配置されており、これらの開口からインフレータ配置部に向かって、インフレータを、ガス噴出部を上向きにして挿入するように構成されているが、各開口の配置及びインフレータの挿入方向はこれに限定されない。例えば、第27図のサイドエアバッグ10Hのように、第1の開口23と第2の開口33とをそれぞれ該サイドエアバッグ10H内のインフレータ配置部の上方に配置してもよい。この実施の形態では、インフレータ6は、サイドエアバッグ10H内の上下方向の中間付近において、分配器40(即ちガス噴出部6b)を下向きにして配置される。第2の開口33は、このインフレータ配置部よりも上側且つ第1の開口23よりも下側に配置されている。なお、このサイドエアバッグ10Hは、前述のサイドエアバッグ10,10A又は10Bと同様、アウターパネルの内側にインナーパネル又はパッチクロス(図示略)が重なった構造となっており、このアウターパネルに第1の開口23が設けられ、インナーパネル又はパッチクロスに第2の開口33が設けられている。
このサイドエアバッグ10Hのその他の構成は、前述のサイドエアバッグ10,10A又は10Bと同様である。
このサイドエアバッグ10Hにインフレータ6を挿入する場合、インフレータ6を、分配器40側から第1の開口23及び第2の開口33に順次に挿入する。これにより、インフレータ6は、これらの開口23,33に案内されて、分配器40を下側にした姿勢でインフレータ配置部に導かれるようになる。そのため、インフレータ6のサイドエアバッグ10H内への配設作業を容易に行うことができる。
上記実施の形態はいずれも本発明の一例であり、本発明は図示以外の形態とされてもよい。
1 シート
5 サイドエアバッグ装置
6 インフレータ
7 ベントホール
10,10A〜10H サイドエアバッグ
11,12,52 縫目
20 アウターバッグ
21,22 アウターパネル
23 第1の開口
30 インナーバッグ
31,32 インナーパネル
33 第2の開口
33C 第3の開口
34 連通口
40 分配器
50,61,62 パッチクロス
63 ガイドパネル
70 アウターパネル
80 インナーパネル
90,100 パッチクロス
106 ガイドパネル
110 サイドエアバッグ

Claims (10)

  1. 内部にインフレータが配置され、該インフレータからのガスによって膨張するエアバッグであって、
    バッグ本体と、該バッグ本体の内面の少なくとも一部に対面する内部パネルとを有し、
    該バッグ本体にインフレータ挿通用の第1の開口が設けられ、
    該内部パネルにインフレータ挿通用の第2の開口が設けられており、
    該第1の開口と第2の開口とは、該エアバッグ内のインフレータ配置部から同一方向に離隔して配置されており、
    該第2の開口は、該第1の開口よりも該インフレータ配置部に近接して配置されており、
    前記バッグ本体と内部パネルとの間に中間パネルが配置され、該中間パネルには、前記第1の開口に重なる位置にインフレータ挿通用の第3の開口が設けられており、
    該第3の開口の縁部のうち前記第2の開口に近い側の縁部の少なくとも一部は、第1の開口の縁部のうち第2の開口に近い側の縁部から第1の開口の中央側に張り出していることを特徴とするエアバッグ。
  2. 請求項において、前記中間パネルと内部パネルとを結合した線状結合部が設けられており、
    該線状結合部は、前記第3の開口及び第2の開口を取り囲むように延在していることを特徴とするエアバッグ。
  3. 請求項において、前記線状結合部は、前記バッグ本体と中間パネルと内部パネルとを結合していることを特徴とするエアバッグ。
  4. 請求項又はにおいて、前記線状結合部は縫合部であることを特徴とするエアバッグ。
  5. 内部にインフレータが配置され、該インフレータからのガスによって膨張するエアバッグであって、
    バッグ本体と、該バッグ本体の内面の少なくとも一部に対面する内部パネルとを有し、
    該バッグ本体にインフレータ挿通用の第1の開口が設けられ、
    該内部パネルにインフレータ挿通用の第2の開口が設けられており、
    該第1の開口と第2の開口とは、該エアバッグ内のインフレータ配置部から同一方向に離隔して配置されており、
    該第2の開口は、該第1の開口よりも該インフレータ配置部に近接して配置されており、
    基端側が前記内部パネルの内面のうち前記第2の開口よりも前記第1の開口から遠い側に位置し、先端側が該第2の開口から該第1の開口を通って前記バッグ本体外に延出した、インフレータ挿入案内用のガイドパネルを備えたことを特徴とするエアバッグ。
  6. 請求項において、前記バッグ本体と内部パネルとの間に中間パネルが配置されており、
    該中間パネルには、前記第1の開口又は第2の開口に重なる位置にインフレータ挿通用の第3の開口が設けられており、
    該第2の開口及び第3の開口を取り囲むように延在しており、該中間パネルと内部パネルとを結合した線状結合部が設けられていることを特徴とするエアバッグ。
  7. 請求項において、前記線状結合部は縫合部であることを特徴とするエアバッグ。
  8. 請求項1ないし7のいずれか1項において、前記第1の開口及び第2の開口は、それぞれ、各開口から前記インフレータ配置部に向かう方向と交差方向に延在した長孔状となっていることを特徴とするエアバッグ。
  9. 請求項1ないしのいずれか1項に記載のエアバッグと、該エアバッグ内に配置されたインフレータとを備えてなるエアバッグ装置。
  10. 請求項において、前記インフレータは略円柱形状のものであり、該インフレータの軸心線方向の一端側にハーネスが連なっており、
    該インフレータは、軸心線方向の他端側から前記第1の開口及び第2の開口に順次に挿通されて前記エアバッグ内のインフレータ配置部に配設されていることを特徴とするエアバッグ装置。
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